泉大津市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
いずみおおつし
泉大津市
Izumiotsu-Sta004.JPG
泉大津駅南海本線)の西側出入口には、
地元企業特産品が展示されている。
Flag of Izumiōtsu (Ōsaka).svg
Mark of Izumiōtsu (Ōsaka).svg
泉大津市旗 泉大津市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
団体コード 27206-0
面積 13.36km²
総人口 76,145
推計人口、2014年5月1日)
人口密度 5,700人/km²
隣接自治体 高石市和泉市泉北郡忠岡町
市の木 クスノキ
市の花 サツキ
キャラクター 「おづみん」(ヒツジ
泉大津市役所
所在地 595-8686
大阪府泉大津市東雲町9番12号
北緯34度30分15.4秒東経135度24分37.5秒
泉大津市役所
外部リンク 泉大津市公式サイト

泉大津市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
泉大津市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の8枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

泉大津市(いずみおおつし)は大阪府泉北地域に位置する

市名は和泉国国府外港(国津)であったことに由来する。和泉木綿の集散地となった江戸時代真田紐をはじめとした繊維産業が興ると、これを地盤に明治以降毛布の製造が始まり、毛布のまちとして発展した。現在も国内産毛布においては9割超のシェアを占める。港湾昭和初期に近代化され、堺泉北臨海工業地帯の一角を占め、近年は物流拠点としての性格も強めてきている。また、港湾や中心駅の再開発が進み、人口は増加傾向にある。

地理[編集]

  • 市内はほぼ起伏がなく、平坦である。大阪府二級河川の大津川が市南端と忠岡町との境を流れている。また埋立地の増加で少しずつ市の面積が増加中である。
  • 河川:大津川槇尾川牛滝川

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

奈良時代には大津の地名が見られ、日本書紀にも登場する。

  • 紀貫之土佐日記では、小津(をづ)と詠まれている。土佐守の任期を終えて船で京都へ帰る途中、当地を経由して住吉へ向かっている。
    • けふ、からくして、いづみのなだよりをづのとまりをおふ。承平5年2月5日条
    • 「ゆけどなほ ゆきやられぬは いもがうむ をづのうらなる きしのまつばら」
  • 菅原孝標女更級日記では、和泉守であった兄の菅原定義を訪ね、当地から船で京都へ帰っている。
    • 冬になりて上るに、大津といふ浦に、舟に乗りたるに、その夜、雨風、岩も動くばかり降りふゞきて、雷さへなりてとどろくに、浪のたちくるおとなひ、風のふきまどひたるさま、恐しげなること、命かぎりつと思ひまどはる。

鎌倉時代には大津城(眞鍋城)が築かれ、戦国時代にはその跡地に大津御堂(南溟寺)が建ち、周囲は寺内町の様相を呈した。

江戸時代泉州地域において綿花栽培の規模が拡大すると、港湾とその後背地としての在郷町を併せ持つ大津に綿花注文所が設けられ、綿花は船で大坂問屋に運ばれるようになった。また、原料の集散地に留まらず、真田紐などの加工品の製造も行われるようになった。

この地盤を活かして、明治時代には毛布の製造を開始。一大生産地に発展した。

沿革[編集]

  • 1647年正保4年):和泉郡大津村が下条大津村と宇多大津村に分村。
  • 1889年明治22年)4月1日町村制施行により、下条大津村と宇多大津村が合併して和泉郡大津村が発足。
  • 1896年(明治29年)4月1日:泉北郡が成立。
  • 1915年大正4年)4月1日:町制施行。泉北郡大津町となる。
  • 1931年昭和6年)8月20日:泉北郡上条村穴師村を編入。
  • 1942年(昭和17年)4月1日:大阪府下で8番目に市制を施行。泉大津市となる。
    • 滋賀県大津市が既に市制を施行していたため和泉国の「泉」を冠称。旧国名を冠して市名の重複を回避した最初の事例となった。
    • 隣接する和泉町(現在の和泉市)と紛らわしくなる、旧国名の「和泉国」が「和」を読まない、旧郡名の「和泉郡」もほとんど「泉郡」と表記されていたなどの理由から、「和泉」ではなく「泉」を冠している。
    • 市民をはじめ泉州地域の人々からは単に“大津”と呼ばれることが少なくない。

過去には、泉大津市・和泉市高石市忠岡町の3市1町の間で合併の話が持ち上がったが、高石市が脱却したため、合併研究会の設置に至らなかった。

現在では、泉大津市・和泉市・忠岡町の2市1町(かつての和泉郡の範囲とほぼ一致)の間で、合併問題などを調査研究する「泉北2市1町広域行政研究会」が設置されている。

行政[編集]

市長[編集]

  • 伊藤 晴彦(いとう はるひこ)、任期:2013年1月13日 - 現在、1期
    • 副市長 山本 賢次(やまもと けんじ)

市章・シンボルマーク[編集]

市章[編集]

泉大津の「泉」と「大」の文字を波形に図案化し、湧きのぼる発展と海外への雄飛を表章している。1942年(昭和17年)9月25日に制定された。

シンボルマーク[編集]

毛布のまち泉大津にふさわしく羊の顔をイメージし、目と口の黒い丸は「創造」「躍動」「調和」を表している。

マスコットキャラクター[編集]

『おづみん』 - 2012年(平成24年)4月1日に市制70周年を記念して誕生したゆるキャラ。毛布工場で生まれた羊精(妖精)という設定。南海本線泉大津駅東口ロータリーに巨大な像「でかおづみん」として設置されていた。 駅前展示は本来2012年(平成24年)12月31日までを予定していたが、市民からも好評を得たため2013年(平成25年)3月30日まで特別にそのまま駅前ロータリーで設置されていた。 3月30日の深夜に有志により分解され現在はひまわり広場に移転され設置されている。

キャッチフレーズについて[編集]

市のキャッチフレーズは、『毛布・ニットと港湾のまち“泉大津”』である。

人口[編集]

Demography27206.svg
泉大津市と全国の年齢別人口分布(2005年) 泉大津市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 泉大津市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
泉大津市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 59,437人
1975年 66,250人
1980年 67,474人
1985年 67,755人
1990年 67,035人
1995年 68,842人
2000年 75,091人
2005年 77,673人
2010年 77,564人
総務省統計局 国勢調査より
近年、発展が目覚しい旧大津港
きららタウン泉大津
泉大津市なぎさ町
  • 2007年(平成19年)7月現在、大阪府内のでは、交野市に次いで26番目の人口であるが、近年、泉大津旧港や南海本線泉大津駅周辺の再開発により、人口が増加している。「近い将来、泉大津市単独でも人口10万人以上の市になれる可能性が十分にあるのではないか。」といった意見もある。
  • 平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、0.14%減の77,564人であり、増減率は府下43市町村中21位、72行政区域中39位。

経済[編集]

堺泉北臨海工業地帯
泉大津市小津島町 他

泉大津市のおもな産業[編集]

おもな産業は繊維、タイヤ。特に毛布やニットの製造が盛ん。

泉大津市で事業を営むおもな企業[編集]

泉大津市の経済雇用を活性化させるため、市では、企業の誘致に積極的に努めてきたという。そうした長年に渡る努力の甲斐あって、現在では多くの企業が泉大津市へ進出し、事業を営んでいる。

金融機関[編集]

日本郵政グループ[編集]

(2012年12月現在)

  • 泉大津郵便局(小松町) - 集配局。
  • 泉大津曽根郵便局(曽根町)
  • 泉大津豊中郵便局(豊中町)
  • 泉大津池浦郵便局(池浦町)
  • 泉大津上之町(うえのちょう)郵便局(上之町)
  • 泉大津森郵便局(助松団地)
  • 泉大津田中郵便局(田中町)
  • 泉大津助松郵便局(助松町)
  • 泉大津虫取郵便局(虫取)
  • 泉大津我孫子郵便局(池浦町)


  • 大阪支店 泉大津市役所内出張所(東雲町=しののめちょう)(ATMのみ)
その他各郵便局にATMが設置されており、泉大津・泉大津森の各郵便局ではホリデーサービスを実施。

※泉大津市内各区域の郵便番号は「595-00xx」(泉大津郵便局の集配担当)となっている。

姉妹都市・提携都市[編集]

おもな公共施設[編集]

教育施設[編集]

公共交通[編集]

最寄りの空港[編集]

この他、大阪国際空港(伊丹空港)を利用する市民も多くいる。

鉄道[編集]

泉大津市にはJR阪和線はひとつもないが、阪和線沿線の住民も市東部を中心にたくさんいる(厳密に言えば、阪和線は和泉府中駅の北側でほんの僅かながら泉大津市を通過しているのだが、泉大津市民の多くに、市内には南海本線しか無いという意識があるのも事実である)。なかでも、穴田や東豊中町など、和泉府中駅から徒歩数分程度という住民は、隣りの和泉市府中町にある同駅を利用する場合が多い。

路線バス[編集]

南海バス[編集]

南海バスは市域において、南海本線泉大津駅を発着する路線バスを運行している。

すべて、隣接する和泉市の各地域へ向かうものである。1時間に1本運行されている光明池駅へ向かうバスを除き、泉北高速鉄道和泉中央駅を経由する。

通勤通学ラッシュ時における乗車率が特に高いが、和泉中央駅や和泉府中駅へ発着する路線を増強する傾向があることから、それに伴いやや減便傾向にある[要出典]

ふれあいバス[編集]

市民からの新たなバス路線を望む声が高まった[要出典]ため、福祉バス「ふれあいバス[1]」を、中日臨海バスへ委託して運行している。高齢者障害者妊婦などの社会参加促進を目的として運行されているため、乗車はこれらの人に限られている。運賃は無料。

道路[編集]

高速道路[編集]

おもな一般道路[編集]

市内は格子状に道路網が整備されているが、人口が増加している和泉市中南部からのアクセスが、地形の制約もあって富田林泉大津線(戎町 - 穴田間)に集中し、近年渋滞が悪化している。さらに、その先の国道480号線和泉市)には、開かずの踏切JR阪和線)があるため、ラッシュ時には大混雑することがよくある。現在、こうした問題を改善するため、国道480号線では、本格的な工事が進められている。詳しくは、和泉府中駅#駅周辺を参照されたい。

船舶[編集]

  • 泉大津港(堺泉北港):泉大津港 - 新門司港を阪九フェリーが就航している。なお、旧大津港が「大津港」または単に「港」と呼ばれることが多いため(年配者に顕著)、「新港」と呼ばれることもある。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

  • 祭事
    • 泉大津だんじり祭り:毎年10月の第2土曜日と日曜日にだんじり祭りが行われる。合計20台(和泉市の池上町含む)のだんじりがあり、そのうち12台(十二町連合:穴師地区および曽根・助松地区)がいわゆる岸和田型の「下だんじり」で、残りの8台(濱八町:大津地区)が大津型といわれる独特の「上だんじり」を曳行している。後者の「かちあい」(後ろから追いついただんじりが停まらず突進し、前のだんじりにぶつけるもの)は特に有名で、他のだんじり祭りでは見られない迫力がある。
    • 大津踊り:泉大津市無形民俗文化財

泉大津市出身の有名人[編集]

泉大津市に関わりのある有名人[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

泉大津市関連[編集]

地域情報[編集]

姉妹都市[編集]