オーツタイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーツタイヤ株式会社(英称:THE OHTSU TIRE & RUBBER CO.,LTD.)は、かつて存在した日本のゴム製品メーカー。
目次 |
概要 [編集]
本社所在地は大阪府泉大津市。スポーツタイヤに冠した「ファルケン(FALKEN、ドイツ語で「ハヤブサ」の意)」のブランドネームで知られ、現在も住友ゴム工業のタイヤブランドのひとつとして受け継がれている。
1980年代頃からブリヂストン、ダンロップ、横浜ゴムの三大メーカーに押されてシェアが減少に転じた。2003年(平成15年)7月1日、住友ゴム工業に吸収合併されて解散。タイヤの他には医療用ゴム製品、液晶テレビのバックライトなども手掛けていた。
合併後は旧オーツタイヤ製品を販売するファルケンタイヤが設立され、2005年(平成17年)1月5日にはダンロップタイヤに吸収合併されてダンロップファルケンタイヤが設立されたが、2010年(平成22年)1月1日、親会社である住友ゴム工業に統合された。
現在もタイヤ生産は泉大津市を代表する産業のひとつであり、同市をはじめ泉州地域には泉大津工場やファルケンブランド製品をオーツタイヤと呼ぶ人が少なくない。
沿革 [編集]
- 1944年(昭和19年)5月、大日本航空機タイヤとして設立。
- 1945年(昭和20年)8月、大津ゴム工業に改称し、自動車用タイヤ生産に転換。
- 1962年(昭和37年)7月、オーツタイヤに改称。
- 1976年(昭和51年)11月、宮崎県都城市に宮崎工場を開設。
- 2003年(平成15年)7月、住友ゴム工業に吸収合併。以降新製品は主力のZIEX及びスポーツタイヤのAZENIS、スタッドレスタイヤのみに絞り込まれる。
かつて販売されたブランド [編集]
- SINCERA(シンセラ)
- スタンダードタイヤ。現在も合併直前に発売されたSN828が継続販売されているほか、新車装着タイヤにブランド名が残っている。
- (SINCERA/LANDAIR) WG
- ミニバン専用タイヤ。当初はLANDAIRブランドで展開されていたがモデルチェンジを機にSINCERAブランドへ変更。
- ZIEX(ジークス)
- スポーティー&コンフォートタイヤ。90年代以降長年主力ブランドとして発売されている。現行モデルはZE912。
- 住友ゴム工業に吸収合併後、国内で新商品が展開がされている夏タイヤはこのZIEXとAZENIS(販売は09年まで)のみである。
- GRβ(ジーアールベータ)
- スポーツタイヤ。AZENIS及びDIGNEOブランド登場以前はフラッグシップだった。
- 90年代にRStune、RStuneII、RS-410S、FK451などが発売され好評を博すが2000年以降は↓のAZENISブランドへ統合。
- なお、2012年現在も(主にダンロップブランドが使えない国での)海外向けではGRβブランドは継続して展開されている。
- AENIS(アゼニス)
- DIGNEO(ディグネオ)
- プレミアムコンフォートタイヤ。1代限りで消滅。
- LANDAIR(ランドエアー)
- SUV/ミニバン用タイヤ。2009年に行われたブランド展開縮小によりAZENIS,SINCERA WGと共に消滅となった。
- LINAM(ライナム)
- 商用車用タイヤ。現在も合併前に発売されたR51が継続販売されている。
- ESPIA(エスピア)
過去のスポンサー [編集]
- 朝だ!生です旅サラダ(朝日放送制作・テレビ朝日系列全国ネット)
- サンデープロジェクト(朝日放送・テレビ朝日共同制作全国ネット)
- お天気のお知らせ→ABC天気予報(土曜9時前枠、朝日放送制作の関西ローカル。1980年代後半から90年代中盤まで提クレのみ提供)
- 木曜洋画劇場(テレビ東京) ほか
- セレッソ大阪オフィシャルスポンサー
- 会社解散後もファルケンタイヤ、ダンロップファルケンタイヤ、住友ゴム工業により継続されている。セレッソ大阪が主催する試合会場にタイヤ型の模型を出していた。
所在地 [編集]
※ 括弧内は現在の名称
- 本社・泉大津工場(住友ゴム工業 泉大津工場)
- 大阪府泉大津市河原町9-1
- 宮崎工場(住友ゴム工業 宮崎工場)
- 宮崎県都城市都北町3
外部リンク [編集]
- FALKEN - オーツタイヤ時代は同社のホームページとして使われていた。