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「カムカムエヴリバディ」の版間の差分

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: 安子と稔の娘、ひなたの母。
: 安子と稔の娘、ひなたの母。
: 親と英語を憎んで育つも、ジャズソングによって道を切り開く。
: 親と英語を憎んで育つも、ジャズソングによって道を切り開く。
: 安子の娘として雉真家に生まれ、18歳まで岡山で育つ。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、大阪へ。ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新しい生活を始める。 テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。一度こうと決めたら曲げない性格は母・安子譲り。
: 安子の娘として雉真家に生まれ、18歳まで岡山で育つ。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、大阪へ。ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新しい生活を始める。テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。一度こうと決めたら曲げない性格は母・安子譲り。
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2021年11月26日 (金) 06:58時点における版

カムカムエヴリバディ
このドラマの英会話講師のモデルとなった平川唯一
ジャンル テレビドラマ
藤本有紀
演出 安達もじり
橋爪紳一朗
松岡一史
出演者 上白石萌音
深津絵里
川栄李奈
松村北斗
村上虹郎
前野朋哉
西川かの子
小野花梨
岡田結実
浅越ゴエ
堀部圭亮
濱田岳
世良公則
大和田伸也
鷲尾真知子
YOU
西田尚美
甲本雅裕
段田安則
ナレーター 城田優
音楽 金子隆博
オープニング AIアルデバラン
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
時代設定 昭和 - 令和
製作
制作統括 堀之内礼二郎
櫻井賢
プロデューサー 葛西勇也
橋本果奈
齋藤明日香
撮影地 日本の旗 日本 京都府
日本の旗 日本 岡山県
日本の旗 日本 大阪府
製作 NHK大阪放送局
放送
放送局NHK総合
映像形式文字多重放送
音声形式解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2021年11月1日 - 2022年(予定)
放送時間月曜 - 金曜 8:00 - 8:15
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数未定
公式サイト
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カムカムエヴリバディ』は、2021年度後期放送のNHK連続テレビ小説」第105作として、11月1日[注 1]から放送されている日本テレビドラマ[1]京都岡山大阪を舞台に、昭和から令和の3つの時代をラジオ英語講座と共に生きた祖母、母、娘の3世代のヒロインの一世紀(100年)におよぶ家族の物語をハートフルコメディとして描く。藤本有紀[2][3]

製作

2007年度後期放送の連続テレビ小説第77作『ちりとてちん』を手掛けた藤本有紀の脚本によるオリジナル作品である[4]福井県が舞台の同作の撮影当時にNHK福井放送局でディレクターを務めていた堀之内礼二郎が、藤本の執筆した台本を目にして「そのあまりの面白さに衝撃を受け」「いつかきっと藤本さんと一緒にドラマを作ろう」と夢見ていた。そして、今作で制作統括に就いた堀之内の指名により、藤本2度目の連続テレビ小説での起用となった[2]

題材となる「NHKのラジオ英語講座」は、藤本が「いつか2度目の連続テレビ小説を書かせていただく機会に恵まれたなら、きっと書こう」として温めていたもので、1925年大正14年)の日本のラジオ放送開始とともに始まった英語講座の歴史を紐解くことは、それにまつわる百年の物語を見つけて紡ぎ上げることと同義であり、自然な成り行きとして3世代のヒロインの物語という発想に至ったという。作品名は、1946年(昭和21年)2月1日から1951年(昭和26年)2月9日にかけてNHKラジオ第1放送NHKラジオ第2放送で担当した「カムカム英語[注 2][5]として親しまれた語学番組英語会話[6]の主題歌「Come, Come, Everybody」(童謡証城寺の狸囃子」の替え歌である。作詞は番組講師でもあった平川唯一)から採られている[2][7][8]

主人公となる3人の登場人物を、3人の女優が、それぞれ別のヒロインとして演じる作品は連続テレビ小説史上初めてである[9][注 3]。また、1人目の主人公・橘安子は岡山県出身で、岡山県が朝ドラの舞台になるのは、第56作『あぐり』以来24年ぶり2度目である[10]

3名のうち少なくとも1名は、2020年夏頃に開催予定の出演者オーディションを経て決定することが広報され[2][3]、同年12月24日上白石萌音深津絵里川栄李奈がリレーする形でヒロインを演じることが発表された[11]。上白石と川栄は全3061人の応募者の中からオーディションで選ばれた[11]。なお、オーディションで主演が決定したのは第98作『半分、青い。』の永野芽郁以来、3年ぶりとなった[12]

撮影は、京都・東映太秦撮影所で2021年3月26日にスタート[13]

2021年7月21日、同年11月1日から放送をスタートすることが発表された[1]。9月27日、主題歌がAIの「アルデバラン」(作詞・作曲:森山直太朗)に決まったことが発表された[14][15]

サブタイトルは、その週で描かれる年号(西暦)。逆に、本編では各シーンの年号を示す字幕を入れていない。チーフ演出の足達もじりは「例えば1962年に生きていた人が、今が1962 年だと意識して日常を送っているわけではない。それと同じ感覚で100年の物語に没入してもらいたい」と、その意図を語っている[16]

英会話番組が題材であることから、冒頭アバンタイトル用に「EPISODE XXX(話数の通し番号) 連続テレビ小説」[注 4]、エンディングには「TO BE CONTINUED」[注 5]の表示がある。

土曜は総集編で、本編と同じく城田優が再構成ナレーションを担当[注 6]。ラストに、25秒の次週予告、『ラジオで! カムカムエヴリバディ』や番組公式SNSなど5秒の告知が入る。

あらすじ

安子(祖母)、るい(母)、ひなた(娘)、三世代の女性たちが紡いでいく、一世紀(100年)のファミリーストーリー。3人の傍らには、いつもラジオ英語講座があった。

1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の和菓子店で生まれた橘安子は、地元の名家の長男・雉真稔と親しくなったのをきっかけに、ラジオ英語講座で英語の勉強を始める。安子は稔に思いをよせ、大阪の大学に戻った稔と文通する。安子の兄算太は借金が原因で勘当され、安子は見合いを勧められる。それを知った稔は岡山の橘家を訪ね、安子に求婚する。

安子の娘、るいの物語は、ジャズをテーマに昭和30年代の大阪から始まる。

るいの娘、ひなたの物語は、時代劇をテーマに昭和40年代の京都から始まる。

登場人物

ヒロイン

橘安子(たちばな やすこ)→雉真安子(きじま やすこ)
演 - 上白石萌音[11][17](幼少期:網本唯舞葵)
るいの母・ひなたの祖母。
日本でラヂオ放送が始まった1925年3月22日(水)午前9時30分に誕生。岡山市内の商店街にある御菓子司「たちばな」の看板娘。あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子。
1939年時点では学校に通わず家業の手伝いをしていた。雉真稔に言われて午前6時30分からのNHKラヂオ講座「實用英語會話」を聴いた事を切っ掛けに英語を学び始める。番組の終了[注 7]後は同じく稔に紹介された「実用基礎英語」を聴取し勉強を続けていたが太平洋戦争開始され番組終了したので[注 8]勉強も中断。
紆余屈折を経て稔と1943年に結婚するが、稔は約1ヶ月後に出征。出征2ヶ月後に妊娠発覚して1944年9月頃に女児(るい)を出産。
雉真るい(きじま るい)
演 - 深津絵里[11](0歳:新井心琴、那須結依人、三浦碧月、中田紫月、枡美玲、徳本向葵莉、1歳:今井望鈴、永尾琉衣)
安子と稔の娘、ひなたの母。
親と英語を憎んで育つも、ジャズソングによって道を切り開く。
安子の娘として雉真家に生まれ、18歳まで岡山で育つ。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、大阪へ。ひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新しい生活を始める。テキパキと仕事をこなす働き者で、すぐに店の看板娘となる。一度こうと決めたら曲げない性格は母・安子譲り。
ひなた
演 - 川栄李奈[11](幼少期:新津ちせ[18]
安子の孫、るいの娘。
京都の下町商店街育ち。父親の影響で、時代劇が大好きで、侍に憧れている。正義感が強く、弱きを助け強きをくじく清さが魅力。やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、何をやってもうまくいかず挫折の繰り返し。本人はいつも真剣なのに、ずっと、ずっと、自分の居場所を見つけられない人生低空飛行な愛らしき女の子。

岡山編

橘家の人々

橘金太(たちばな きんた)
演 - 甲本雅裕[19][17]
安子の父。「たちばな」の2代目大将。店のあんこの味を大切に守っている。実直な性格で演芸好き。家業に興味を示さない息子・算太とは何度も衝突する。
橘小しず(たちばな こしず)
演 - 西田尚美[19][17]
安子の母。いつも家族の幸せを願う優しい母親。実家は小豆農家で、金太とは見合いで結婚。夫とともに「たちばな」を切り盛りする。
橘算太(たちばな さんた)
演 - 濱田岳[19][17](幼少期:宇治本竜ノ助)
安子の兄。トラブルメーカーで周囲との諍いが絶えない一方、安子に対しては妹思いの優しい一面を見せる。
1934年時点では「たちばな」で修行していたが興味の無さからサボりや悪事を繰り返し、何度も金太と衝突していた。映画館で『黄金狂時代』を鑑賞したことをきっかけにダンサーを志し、「ものにならなければすぐに帰ってくる」事を条件に家を出て大阪に移る。その後はダンスホールで講師を務めるなどしていたが、1941年職場の閉鎖をきっかけに突如帰郷する。まもなく行方をくらました直後にこわもての田中(後述)が「たちばな」を訪れたことで多額の借金を抱えていることが明るみに出、金太から勘当される。
その後もしばらく行方をくらませていたが、1943年に赤紙が届き出征する。
橘杵太郎(たちばな きねたろう)
演 - 大和田伸也[19][17]
安子の祖父。金太の父。「たちばな」の初代大将(第1週で腰を痛めて隠居した)。息子の金太や職人らには厳しいが、孫娘の安子には甘い面がある(このことで金太から反感を買っている)。喫煙者で「チェリー」を愛煙。ひさとは恋愛結婚した。
戦時中に再び腰痛が悪化して寝ている時間が多くなり、のちに肺も患う。安子に幸せを願う言葉を残し、程なくして亡くなった。
橘ひさ(たちばな ひさ)
演 - 鷲尾真知子[19][17]
安子の祖母。金太の母。しっかり者で頭の回転が速く、物事に動じない。ひさの作るおしるこは絶品で、「たちばな」のあんこの原点である。杵太郎とは恋愛結婚した。
黒鉄正治
演 - 松木賢三
御菓子司「たちばな」の住み込み従業員の一人。
橘家では三人の従業員も家族全員と一緒に食事を取っている様子から、従業員は全員が住み込みで働いていることが分かる。
菊井三郎
演 - 杉森大祐
同じく「たちばな」の住み込み従業員の一人。1941年、従業員三人の中でいちはやく召集令状が届き出征した。
丹原茂
演 - 中村凜太郎
同じく「たちばな」の住み込み従業員の一人。

雉真家の人々

雉真千吉(きじま せんきち)
演 - 段田安則[19][17]
雉真繊維の社長。同社を一代で立ち上げた地元でも知られる実力者。跡継ぎの稔(後述)と事業の更なる拡大を目指している。
雉真美都里(きじま みどり)
演 - YOU[19][17]
千吉の妻。良家のお嬢様育ちで気品があり、いつも華やか。息子の稔と勇を愛するがゆえ安子にとって大きな壁となっていく。
雉真稔(きじま みのる)
演 - 松村北斗SixTONES[19][17]
千吉の長男で後に安子の夫。雉真家の跡取り。1939年時点では大阪の商科大学に在学し、雉真繊維の製品を欧米と商取引できるようにするため英語を懸命に学んでいる大学生。英語が堪能な好青年。かつては「自宅で勉強すると勇に邪魔されるから」という理由で喫茶店「Dippermouth Blues」でよく勉強しており、店を経営する柳沢親子とも親しい。
学徒出陣により戦地に赴く前に安子と結婚する。
雉真勇(きじま いさむ)
演 - 村上虹郎[19][17](幼少期:藤原詩音)
千吉の次男。安子の小学校からの同級生で甲子園を目指している野球少年。兄の稔を尊敬している。安子に好意があるが素直に優しくできず、「あんこ」と呼んでちょっかいを出す場合が多い。稔と安子の思いが通じてからは次第にそうしたことはなくなり、父の千吉を説得するなど2人の結婚を後押しする。結婚後は、安子を「義姉さん」と呼ぶようになる。
村野タミ(むらの たみ)
演 - 西川かの子[17][20][21]
雉真家に仕える女中。常に明るく雉真家の人々の日常を支える。
雪衣(ゆきえ)
演 - 岡田結実[19][17]
雉真家の女中。控えめな性格だがよく気がつく働き者。とある理由から、安子に対して複雑な感情を抱くようになる。

岡山の街の人々

水田きぬ(みずた きぬ)
演 - 小野花梨[19][17](幼少期:岡陽毬)
安子の幼なじみ。ちょっとクールでしっかり者で安子を応援してくれる親友。
水田卯平(みずた うへい)
演 - 浅越ゴエザ・プラン9[19][17]
きぬの父。御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の店主。安子を温かく見守り、金太と一緒に地元商店街を盛り上げる。
水田花子(みずた はなこ)
演 - 小牧芽美[17]
卯平の妻。一緒に「水田屋とうふ」を切り盛りしている。家庭的でとても明るい性格。
赤螺吉兵衛(あかにし きちべえ)
演 - 堀部圭亮[20][21][17]
御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある荒物屋「あかにし」店主。町内でいち早くラジオを入手していた。とにかくケチな性格から、周囲からのあだ名は「ケチ兵衛」。
赤螺清子(あかにし きよこ)[17]
演 - 宮嶋麻衣
吉兵衛の妻。優しく控え目で、ケチな吉兵衛のいいところを知っており、妻としてしっかり支える。京都編にも登場(詳細は後述)。だが彼女が同じ岡山に住んでいたことはひなたも彼女も互いに気づかないでいる。
赤螺吉右衛門(あかにし きちえもん)[17]
演 - 石坂大志(幼少期:中川聖一朗)
吉兵衛と清子の息子。「たちばな」の御菓子が大好物で、吉兵衛と一緒に頻繁に「たちばな」を訪れる。吉兵衛が感心するほどの冷静沈着なしっかり者。
柳沢定一(やなぎさわ ていいち)
演 - 世良公則[20][21][17]
稔行きつけの喫茶店「Dippermouth Blues」[注 9]マスター。ジャズをこよなく愛し、海外の珍しいレコードを数多く集めている。
柳沢健一(やなぎさわ けんいち)
演 - 前野朋哉[20][21]
定一の一人息子。定一とともに店を切り盛りしている。小学校では算太の二級下の後輩で、在学時に直接的にではないが迷惑を被った経験がある。1943年時点で既に出征している。

その他

平川唯一(ひらかわ ただいち)
演 - さだまさし[22]
ラジオ英語講座「カムカム英語」の講師。
ロバート・ローズウッド
演 - 村雨辰剛[20][21]
進駐軍の将校。
小川澄子(おがわ すみこ)
演 - 紺野まひる[20][21]
安子が大阪で出会う主婦。
こわもての田中
演 - 徳井優[20][21]
ある日突然橘家に押しかけてくる借金取り。
小椋くま(おぐら くま)
演 - 若井みどり[20][21]
大学に通う雉真稔の下宿先「おぐら荘」の大家。
神田猛(かんだ たけし)
演 - 武井壮[20][21]
帝国軍人で、海軍主計中佐。
エンタツ
演 - 中川剛中川家[23]
漫才師。
アチャコ
演 - 中川礼二(中川家)[23]
漫才師。

大阪編

出会う人々

大月錠一郎(おおつき じょういちろう)
演 - オダギリジョー[24]
るいが働くクリーニング店の客。通称:ジョー。
ジャズ喫茶に通う女子大生
演 - 市川実日子[24]
錠一郎に片思いしている女子大生。通称:ベリー。
ミュージシャン
演 - 早乙女太一[24]
木暮の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン。通称:トミー。
竹村平助(たけむら へいすけ)
演 - 村田雄浩[24]
大阪・道頓堀の「竹村クリーニング店」のオーナー。
竹村和子(たけむら かずこ)
演 - 濱田マリ[24]
平助の妻。夫の平助と「竹村クリーニング店」を経営している。
木暮洋輔(こぐれ ようすけ)
演 - 近藤芳正[24]
ジャズ喫茶のオーナー兼バーテンダー。錠一郎を知る人物。竹村クリーニング店の得意先。
西山太(にしやま ふとし)
演 - 笑福亭笑瓶[24]
竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主。町内会長。
磯村吟(いそむら ぎん)
演 - 浜村淳[23]
ラジオパーソナリティー。

京都編

五十嵐文四郎(いがらし ぶんしろう)
演 - 本郷奏多[18]
若き大部屋俳優。
野田一恵(のだ いちえ)
演 - 三浦透子[18]
ひなたの同級生。
藤井小夜子(ふじい さよこ)
演 - 新川優愛[18]
ひなたの同級生。
桃太郎
演 - 青木柚[18]
ひなたの弟。
赤螺吉之丞(あかにし きちのじょう)
演 - 徳永ゆうき[18]
赤螺吉右衛門の息子で吉兵衛と清子の孫。
森岡新平(もりおか しんぺい)
演 - おいでやす小田[18]
酒屋のおじさん。
赤螺清子(あかにし きよこ)
演 - 松原智恵子[18]
荒物屋「あかにし」の店主・赤螺吉兵衛の妻で吉之丞の祖母。かつては岡山に住んでいた(前述)。
榊原誠(さかきばら まこと)
演 - 平埜生成[18]
映画村の社員。
美咲すみれ(みさき すみれ)
演 - 安達祐実[18]
女優。
伴虚無蔵(ばん きょむぞう)
演 - 松重豊[18]
大部屋俳優。

ゲスト

第1週

京田武男
演 - 笑福亭松喬
アナウンサー。ラジオ放送の第一声を発した人物。
落語家
声 - 桂八十八
吉兵衛が聞いていたラジオに出演していた落語家。
アナウンサー
声 - 合田敏行(元アナウンサー。第2週)
監督
演 - 要冷蔵(第2週)
弓丘中学野球部の監督。
通行人
演 - アラン・ホーリー
道に迷っていた外国人。稔に英語で説明してもらう。
ジェームス・バーナード・ハリス
声 - ロバート・ハリス
「実用英語会話」の講師。
ピンダー
声 - ドナ・バーク
「実用英語会話」の講師。
落語家
声 - 桂紅雀
橘家の面々が聞いていたラジオ番組で「饅頭こわい」を演じていた落語家。
アナウンサー
声 - 栗田晴行日本語センターアナウンサー。第2週)
浪曲師
声 - 京山幸枝若
橘家の面々が聞いていたラジオ番組に出演していた浪曲師。
三味線
演 - 一風亭初月

第2週

たばこ屋のおばあちゃん
演 - マエダユミ
たばこ屋の店主。杵太郎が愛煙しているたばこの銘柄を記憶している。
支配人
演 - F.ジャパン
若い娘
演 - 山下桐里
おかみ
演 - 友寄由香利
堀英四郎
声 - 松坂ヒロシ

スタッフ

  • 作 - 藤本有紀
  • 音楽 - 金子隆博
  • 語り - 城田優[注 10][25]
  • 主題歌 - 「アルデバラン」(作詞・作曲 - 森山直太朗、編曲 - 斎藤ネコ、歌 - AI[14][15]
  • 制作統括 - 堀之内礼二郎、櫻井賢
  • プロデューサー - 葛西勇也、橋本果奈
  • 広報プロデューサー - 齋藤明日香
  • 演出 - 安達もじり、橋爪紳一朗、深川貴志、松岡一史、二見大輔

放送日程

サブタイトルには年数が刻まれている。

放送日 サブタイトル 演出 週平均視聴率
1 001 - 005 2021年11月01日 - 11月05日 1925-1939 安達もじり 15.5%[26][27]
2 006 - 010 11月08日 - 11月12日 1939-1941 16.0%[28]
3 011 - 015 11月15日 - 11月19日 1942-1943 橋爪紳一朗 15.7%[29]
4 016 - 020 11月22日 - 11月26日 1943-1945 安達もじり
期間平均視聴率:(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

初回視聴率は16.4%で、午前8時スタートとなる作品の初回では、「ゲゲゲの女房」「カーネーション」に次ぐワースト3位となった[30]

総集編・キャッチアップ放送

キャッチアップ放送

2021年11月17日2:34-3:49(11月16日深夜)と、11月18日2:02-3:17(11月17日深夜)において、総合テレビジョンの『ミッドナイトチャンネル』枠において第1・2週各5話ずつをキャッチアップ放送した。

オープニング

通常の回は番組冒頭に1-2分程度のアバンタイトルを流してからオープニングタイトル(概ね月曜日は90秒、他は60秒)を流すが、第8話(第2週その3)に関しては、ほぼ番組の終盤に差し掛かった本編12分ごろから90秒バージョンのオープニング(一部省略)が流された。タイトルバックは最初に英語のタイトルロゴが出てクレジットタイトルが表示されたあと最後に正式なカタカナのタイトルロゴが出る形となった。

エンディング

  • 本編(月-金曜日)の生放送終了時のエンド5秒は「カムカムイングリッシュ」と銘打ち、視聴者から寄せられた日常の風景やモノ、ヒトなどの写真やイラストを基に、英単語を入れて投稿してもらうコーナーになっている。[31]
  • 第2話(第1週その2)・2021年11月2日には、前作『おかえりモネ』の永浦百音役を演じた清原果耶が、気仙沼市コミュニティFM「はまらいん気仙沼」のラジオブースのセットで撮影した「Radio Personality」の写真が採用され、「Welcome home, Mone.(おかえり、モネ)」のフレーズが使われた。ちなみに『おかえりモネ』の第115回(第23週その5=最終回の5回前)においても、逆に本作の上白石萌音が投稿した写真が採用・放送されている。[32]

関連番組

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 前3作の放送期間遅延により、放送開始日を当初の同年9月27日から変更。
  2. ^ 平川の降板後の1951年12月25日から1955年7月までラジオ東京文化放送でNHKとは別番組として平川がパーソナリティの『カムカム英語』が放送されていた。
  3. ^ 主人公となる一人の人物を3人の別の女優がリレー形式でヒロインとして演じた連続テレビ小説史上初の作品は『おしん』である(当時3人が共にヒロイン扱いとして制作発表され、現在でも3名ともヒロイン扱いの作品であるため)。また主人公であるヒロインの子供時代を演じた子役が登場する作品は他にも(晩年のヒロインを別の女優が演じた『すずらん』『カーネーション』など)多数あるが、その他の作品で主人公であるヒロインの子供時代を演じた子役は、主人公のヒロイン役を演じてはいるがその多くが、あくまでも「子役扱い」であり、「ヒロイン扱い」とされていない。『ちりとてちん』は50代の主人公が声のみで出演、『おひさま』は回想と現代のヒロインが登場。
  4. ^ レコードの円盤風のテロップ。下部に「連続テレビ小説」との表記がある
  5. ^ 「次回に続く」の意。土曜日の週間総集編の時は「SEE YOU NEXT WEEK!」(また来週の意)と表示されている
  6. ^ ただし大阪発の『おちょやん』のキャラクターでの出演、東京発の前作『おかえりモネ』まで行われてきた顔出しでの出演は行わない。
  7. ^ 日独伊三国同盟によるものとの説明が作中である
  8. ^ 太平洋戦争の開戦によるもの。作中では番組終了直後に真珠湾攻撃の速報ニュース放送が描写された。
  9. ^ 1943年時点では敵性語禁止の風潮により「出歯口の憂鬱」に改称している。
  10. ^ 平日の本編、土曜日の週間総集編「カムカムエヴリバディ第〇〇週」も担当

出典

  1. ^ a b 今年後期朝ドラ『カムカムエヴリバディ』11・1スタート 『おかえりモネ』は10・29最終回”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年7月21日). 2021年7月21日閲覧。
  2. ^ a b c d 2021年度後期 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」制作のお知らせ”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年7月28日). 2020年7月31日閲覧。
  3. ^ a b 土井恵里奈 (2020年7月28日). “朝ドラ初 来秋放送予定のヒロインは3人”. 朝日新聞デジタル. https://www.asahi.com/articles/ASN7X64WZN7XPTFC017.html 2020年7月31日閲覧。 
  4. ^ 石井達也 (2020年8月3日). “『ちりとてちん』『平清盛』熱狂を生む藤本有紀脚本のすごさ 『カムカムエヴリバディ』への期待”. リアルサウンド 映画部 (blueprint). https://realsound.jp/movie/2020/08/post-595421.html 2020年9月2日閲覧。 
  5. ^ 濱田研吾. “メリークリスマス、カムカム先生、ラジオに帰る”. 連載 ほろにがの群像 朝日麦酒の宣伝文化とその時代 第12回. 右文書院. 2021年10月21日閲覧。
  6. ^ カムカムエヴリバディ - NHK放送史
  7. ^ “来年度後半のNHK連続テレビ小説は「カムカムエヴリバディ」”. NHKニュース. (2020年7月28日). オリジナルの2020年7月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200728144813/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200728/k10012536951000.html 2021年10月21日閲覧。 
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  33. ^ NHK ラジオ ラジオで!カムカムエヴリバディ 2021年11月号”. NHK出版. 2021年9月20日閲覧。

外部リンク

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
カムカムエヴリバディ
NHK総合 土曜日8:00 - 8:15枠
おかえりモネ「第〇週」
カムカムエヴリバディ「第〇週」
  • ※○の中には、放送週に準じた数字が入る。
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