笑福亭松喬 (7代目)

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七代目 笑福亭 松喬しちだいめ しょうふくてい しょきょう
七代目 笑福亭 松喬
今宮戎神社宝恵駕行列途次、戎橋南詰戎舞台にて
(2017年1月10日)
本名 井田 達夫(いだ たつお)[1]
生年月日 (1961-03-04) 1961年3月4日(57歳)
出生地 日本の旗 日本兵庫県西宮市[1]
師匠 6代目笑福亭松喬
名跡 1. 笑福亭笑三(1983年 - 1987年)
2. 笑福亭三喬(1987年 - 2017年)
3. 笑福亭松喬(2017年 - )
出囃子 米洗い(笑福亭三喬)
お兼晒(笑福亭松喬)
活動期間 1983年 -
活動内容 上方落語
所属 松竹芸能
受賞歴
1988年「第9回ABC漫才落語新人コンクール」落語部門最優秀新人賞

2005年「第34回上方お笑い大賞」最優秀技能賞
2005年「第60回文化庁芸術祭」優秀賞
2007年繁昌亭大賞[1]

備考
上方落語協会理事

七代目 笑福亭 松喬(しちだいめ しょうふくてい しょきょう、1961年3月4日 - )は、日本の落語家。所属事務所松竹芸能。本名は井田 達夫(いだ たつお)。6代目笑福亭松喬一門。血液型はA型。

経歴・人物[編集]

兵庫県西宮市出身。母方の祖父(警察官)は落語好きで「たらちね」を語っていたという、母は文楽が好きだった。そんな縁で自身も幼少から落語に興味を持つ。初めて聴いた落語は中学2年の時に深夜ラジオから流れていた「初天神」(演者の記憶はないが笑福亭仁鶴4代目桂文團治)であった[2]

兵庫県立西宮高等学校在学中から落語家を目指したが親に反対され、高校の英語教員から「私の教え子に駆け出しの落語家さんがいるから苦労話を聞かせてもらおう」と紹介され、その落語家に学校まで来てもらい、差し向かいで話を聞いたことがある。その落語家が当時枝織と名乗っていた桂小枝であった[3]。話の内容は「いずれ落語の世界に入るなら、御両親も大学だけは行ってくれと話しているのだから、進学してはどうか。うちの兄弟子の三枝文珍も大学を出て落語家になっている。4年間を芸の肥やしにするか、回り道にするかは君次第だ」と言われた[2]

その小枝のアドバイスもあり、文珍の母校である大阪産業大学交通機械工学科へ進学した。大学在学中は週に2回は落語会に足を運んだという。大学卒業後の1983年4月に笑福亭鶴三(のちの6代目笑福亭松喬)に弟子入り。当初は笑福亭笑三(しょうざ)を名乗った。

1987年、師匠の鶴三が6代目笑福亭松喬を襲名したのを機に三喬に改名。2008年からは母校の大阪産業大学の客員講師を務めている。

2016年8月25日、師匠の名跡である笑福亭松喬を7代目として襲名することを発表した[4]

2017年10月8日、大阪松竹座大阪市)に於いて開催した襲名披露公演にて正式に7代目松喬を襲名した[5]

備考[編集]

五枚笹は、笑福亭一門の定紋である。

愛称は、風貌とそのキャラクターから「落語界のくまのプーさん」。この愛称は横山ひろし春けいこ夫妻の娘が番組で共演した際に名付けた。独特の角刈り頭。また阪急ブレーブス時代からのオリックス・バファローズファンである[6]

盗人噺(泥棒が出る噺)を得意としているために前名時代は「泥棒三喬」の異名を頂戴した。上方の盗人噺はほぼやり尽したため、東京の盗人噺にも取り組み、盗人噺以外の古典落語新作落語も手掛ける。また獅子舞芸も得意で東京の柳家小里んから教わった。

また、柳家喬太郎と東西二人会を定期的に開催している。

コーヒーは好きだが、ブラックでは飲めない。

受賞歴[編集]

弟子[編集]

DVD・CD[編集]

  • 落語笑笑散歩 お笑い浪花見物
  • 繁昌亭らいぶシリーズ

出演番組[編集]

その他落語番組多数出演。『上方落語をきく会』(ABCラジオ)では、2015年・2017年[11]に夜の部のトリ、2016年に昼の部のトリを務めた。

舞台[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 笑福亭 三喬 | 笑福亭松喬一門|オフィス笑
  2. ^ a b 学園ニューズレターNeoSU - 大阪産業大学(2009年7月号)
  3. ^ その教員が以前に兵庫県立宝塚高等学校に勤務していた時の教え子が小枝であった。従って、小枝とは同窓というわけではない(上記大阪産業大学学園ニューズレター『NeoSU』による)。
  4. ^ “笑福亭三喬 7代目松喬を襲名「師匠が大きくした名前、しっかり落語を」”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2016年8月25日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/08/25/kiji/K20160825013232120.html 2016年8月25日閲覧。 
  5. ^ “笑福亭松喬が襲名披露公演、文枝から激励「大きな花を咲かせて」”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2017年10月9日). http://www.sanspo.com/geino/news/20171009/geo17100905010011-n1.html 2017年10月16日閲覧。 
  6. ^ その関係で『みんなでホームイン!』やNHKプロ野球『オリックス×楽天』(2016年4月30日)、『オリックス×DeNA』(同年6月11日、いずれも総合テレビ関西ローカル)といったプロ野球関連番組にも出演することがある。
  7. ^ 高座では『我が家のアルバム』と称して掛けていた。
  8. ^ 『ナツメロ天国』で共演した桜井一枝が土曜日レギュラー。
  9. ^ 2017年10月8日放送分よりタイトル変更。
  10. ^ 初回(10月4日放送分)のみ三喬として出演した。以後は松喬として出演。
  11. ^ 2017年夜の部本編出演者は桂吉弥と三喬だけで、吉弥は『地獄八景亡者戯』、三喬は『らくだ』と、2000年11月11日開催の第100回第3部にてそれぞれの師匠が口演したネタを披露した。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]