澤田瞳子
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澤田 瞳子 (さわだ とうこ) | |
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誕生 |
1977年9月14日(47歳) 京都府京都市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 同志社大学大学院文学研究科博士課程前期修了 |
活動期間 | 2010年 - |
ジャンル | 歴史小説 |
代表作 | 『若冲』、『星落ちて、なお』 |
主な受賞歴 |
中山義秀文学賞(2011年) 本屋が選ぶ時代小説大賞(2012年) 新田次郎文学賞(2013年) 歴史時代作家クラブ賞(2016年) 親鸞賞(2016年) 舟橋聖一文学賞(2020年) 直木三十五賞(2021年) |
デビュー作 | 『孤鷹の天』 |
親族 | 澤田ふじ子(母) |
ウィキポータル 文学 |
澤田 瞳子(さわだ とうこ、1977年9月14日[1] - )は、日本の小説家、歴史小説作家。2021年に『星落ちて、なお』で第165回直木三十五賞を受賞。
京都府京都市生まれ[2][3]で、 同志社大学客員教授[4][5]も務めている。母は作家の澤田ふじ子。
略歴
[編集]同志社女子中学校・高等学校[6]、同志社大学文学部文化史学専攻卒業。同志社大学大学院文学研究科博士前期課程修了[7]。
専門は奈良仏教史、正倉院文書の研究[3]。大学時代は能楽部に所属していた[8]。
2004年より時代小説のアンソロジー編纂などを行った後、2010年に『孤鷹の天』で小説家デビュー[9]。
受賞歴
[編集]太字は受賞
- 2011年『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を受賞[10]。
- 2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞[9]。
- 2013年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第32回新田次郎文学賞を受賞。
- 2014年『日輪の賦』で第3回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)候補。
- 2015年『若冲』で第153回直木三十五賞候補[11]。
- 2016年『若冲』で第5回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、第9回親鸞賞を受賞[9][12]、第4回京都本大賞候補。
- 2017年『腐れ梅』で第8回山田風太郎賞候補。
- 2018年『火定』で第158回直木三十五賞候補[13]、第39回吉川英治文学新人賞候補[14]、第5回高校生直木賞候補。
- 2019年『落花』で第32回山本周五郎賞候補[15]、第161回直木三十五賞候補[16]。
- 2020年『能楽ものがたり 稚児桜』で第163回直木三十五賞候補[17]、『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞を受賞[18]。
- 2021年『星落ちて、なお』で第165回直木三十五賞を受賞[19]。
- 2022年『星落ちて、なお』で第9回高校生直木賞候補。
作品リスト
[編集]小説
[編集]シリーズ作品
[編集]- 大宰府の詩
-
- 『泣くな道真:大宰府の詩』集英社〈集英社文庫〉、2014年6月。ISBN 978-4-08-745205-1 ※文庫書き下ろし
- 『吼えろ道真:大宰府の詩』集英社文庫、2022年10月。ISBN 978-4-08-744444-5
単著
[編集]- 『孤鷹の天』徳間書店、2010年9月。 / 徳間文庫(上下巻)、2013年。上巻:ISBN 978-4-19-893741-6、下巻:ISBN 978-4-19-893742-3
- 『満つる月の如し:仏師・定朝』徳間書店、2012年3月。 / 徳間文庫、2014年。ISBN 978-4-19-893899-4
- 『日輪の賦』幻冬舎、2013年3月。 / 幻冬舎文庫〈幻冬舎時代小説文庫〉、2016年。ISBN 978-4-344-42490-6
- 『夢も定かに』中央公論新社、2013年8月。 / 中公文庫、2016年。ISBN 978-4-12-206298-6
- 『関越えの夜:東海道浮世がたり』徳間書店、2014年2月。 / 徳間文庫、2017年。ISBN 978-4-19-894274-8
- 『若冲』文藝春秋、2015年4月。 / 文春文庫、2017年。ISBN 978-4-16-790825-6
- 『与楽の飯:東大寺造仏所炊屋私記』光文社、2015年8月。 / 光文社文庫、2018年。ISBN 978-4-334-77678-7
- 『秋萩の散る』徳間書店、2016年10月。 / 徳間文庫、2019年。ISBN 978-4-19-894508-4
- 『腐れ梅』集英社、2017年7月。 / 集英社文庫、2020年。ISBN 978-4-08-744165-9
- 『火定』PHP研究所、2017年11月。 / PHP文芸文庫、2020年。ISBN 978-4-569-90084-1
- 『龍華記』KADOKAWA、2018年9月。 / 角川文庫、2021年。ISBN 978-4-04-111642-5
- 『落花』中央公論新社、2019年3月。 / 中公文庫、2021年。ISBN 978-4-12-207153-7
- 『月人壮士』中央公論新社、2019年6月。 / 中公文庫、2022年。ISBN 978-4-12-207296-1
- 『名残の花』新潮社、2019年9月。ISBN 978-4-10-352831-9 / 新潮文庫、2022年。ISBN 978-4-10-104281-7
- 『稚児桜:能楽ものがたり』淡交社、2019年12月。ISBN 978-4-473-04359-7 / 角川文庫、2023年。ISBN 978-4-04-113106-0
- 『駆け入りの寺』文藝春秋、2020年4月。ISBN 978-4-16-391195-3 / 文春文庫、2023年。ISBN 978-4-16-792053-1
- 『星落ちて、なお』文藝春秋、2021年5月。ISBN 978-4-16-391365-0 / 文春文庫、2024年。ISBN 978-4-16-792195-8
- 『輝山』徳間書店、2021年9月。ISBN 978-4-19-865189-3
- 『漆花ひとつ』講談社、2022年2月。ISBN 978-4-06-526661-8
- 『恋ふらむ鳥は』毎日新聞出版、2022年7月。ISBN 978-4-620-10857-5
- 『月ぞ流るる』文藝春秋、2023年11月。ISBN 978-4-16-391778-8
- 『のち更に咲く』新潮社、2024年2月。ISBN 978-4-10-352832-6
エッセイ
[編集]- 『京都はんなり暮し:京都人も知らない意外な話』徳間文庫、2008年6月。
- 『京都はんなり暮し』改題新装版、徳間文庫、2015年9月。ISBN 978-4-19-894011-9
- 『天神さんが晴れなら』徳間書店、2023年4月。ISBN 978-4-19-865575-4
編纂
[編集]- 大江戸猫三昧 時代小説傑作選(2004年11月 徳間文庫)
- 犬道楽江戸草紙 時代小説傑作選(2005年8月 徳間文庫)
- 酔うて候 時代小説傑作選(2006年10月 徳間文庫)
出演
[編集]舞台
[編集]- なにげに文士劇2024 旗揚げ公演『放課後』(2024年11月16日、サンケイホールブリーゼ) - 堀 役[20]
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.452
- ^ “一束の史料から歴史掘り起こし 作家 澤田瞳子さん”. 朝日新聞 関西スクエア. 2017年11月23日閲覧。
- ^ a b ノミネート作家 全員女性は初:第161回直木三十五賞候補に6作 - ほんのひきだし、2019年6月17日
- ^ "公開シンポジウム「同志社草創期はどのような時代であったのか新島襄の挑戦」開催について."同志社大学公式サイト「NEWS」2024年5月9日更新. 2024年7月10日閲覧。
- ^ "連載:澤田瞳子「美装のNippon」第11回(著者紹介)."『和樂』web(2024年7月3日). 2024年7月10日閲覧。
- ^ “澤田瞳子さん来校”. 同志社女子中学校・高等学校 (2017年10月31日). 2021年1月2日閲覧。
- ^ “読売新聞の連載小説 澤田瞳子著「落花」を10人に | よみぽランド”. yomipo.yomiuri.co.jp (2022年1月20日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ 「オール讀物」編集部. “直木賞候補作家インタビュー「能を史料に紡いだ春夏秋冬の物語」──澤田瞳子 第163回直木賞候補作『能楽ものがたり 稚児桜』 | 「オール讀物」編集部 | インタビュー・対談”. 本の話. 2022年2月17日閲覧。
- ^ a b c 『小説すばる』2017年8月号. 集英社. pp. 145.
- ^ “若冲は生涯独身じゃなかった? 作家・澤田瞳子の大胆な仮説”. AERA dot.. 朝日新聞出版 (2015年10月20日). 2017年11月23日閲覧。
- ^ “直木賞候補には映画監督の西川美和氏ら 馳氏は6回目ノミネート”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年6月19日) 2015年6月19日閲覧。
- ^ “第9回親鸞賞決定のお知らせ”. 東本願寺 東山浄苑. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “澤田瞳子著『火定』が 第158回直木賞候補にノミネートされました”. PHP研究所. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “澤田瞳子著『火定』が第39回吉川英治文学新人賞候補にノミネートされました”. PHP研究所. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “第32回「三島由紀夫賞」「山本周五郎賞」候補作品発表”. 新潮社. 2020年11月13日閲覧。
- ^ “史上初、候補は全員女性 第161回直木賞”. 産経ニュース (産経デジタル). (2019年6月17日) 2020年11月13日閲覧。
- ^ “『能楽ものがたり 稚児桜』が第163回 直木賞候補にノミネートされました。”. 淡交社. 2020年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月14日閲覧。
- ^ “第14回舟橋聖一文学賞、澤田瞳子さん「駆け入りの寺」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2021年1月17日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “第165回「芥川賞」に石沢麻依氏と李琴峰氏 「直木賞」に佐藤究氏と澤田瞳子氏”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年7月14日) 2021年7月14日閲覧。
- ^ “作家16名が学生服に身を包む、なにげに文士劇「放課後」ビジュアル&配役発表”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年8月2日). 2024年8月4日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 澤田瞳子 (@nono_sansan) - X(旧Twitter)