火坂雅志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

火坂 雅志(ひさか まさし、1956年5月4日 - 2015年2月26日)は、日本小説家。本名は中川 雅志(なかがわ まさし)[1]

来歴・人物[編集]

新潟県新潟市出身[2][3]新潟県立新潟高等学校を経て早稲田大学商学部卒業[2]

早稲田大学在学中よりサークル早稲田大学歴史文学ロマンの会に所属し、歴史文学に親しんだ。サークルの同窓には阿南市長の岩浅嘉仁がいる。また歴史作家の菊池道人もサークルの後輩である。[要出典]大学卒業後は、編集者として出版社に勤務し、1988年に『花月秘拳行』でデビュー[2]吉川英治文学新人賞候補の『全宗』で注目される。伝奇性の強い作品が多いが、近年は本格的な大型時代小説を発表している。主な作品に『覇商の門』『黒衣の宰相』『天地人』など。

『天地人』で中山義秀文学賞を受賞、2009年NHK大河ドラマ原作となった[2]

森達也斎藤美奈子は高校の同級生。[要出典]2014年10月に体調不良で入院[4]。2015年2月26日、急性膵炎のため神奈川県内の病院にて死去[5]。58歳没。

著書[編集]

作品[編集]

  • 『花月秘拳行』(1988年、講談社ノベルス)のち富士見書房時代小説文庫、角川文庫
『花月秘拳行 2 北斗黒帝篇』(1989年、講談社ノベルス)のち時代小説文庫、「北斗秘拳行」と改題、廣済堂文庫
  • 『骨法秘伝』(1989年、Tokuma novels)のち徳間文庫
『魔都殺拳 骨法シリーズ 2』(1990年、Tokuma novels)「骨法無頼拳」と改題、徳間文庫
『骨法必殺』(1990年、Tokuma novels)
  • 竜馬復活』(1991年、ノン・ノベル)のち時代小説文庫
  • 『戦国妖剣録』(1991年、Tokuma novels)「おぼろ秘剣帖」と改題、広済堂文庫、「おぼろ秘剣帳」学研M文庫
  • 『悪党伝説 外法狩り』(1991年、Futaba novels)
信長狩り 悪党伝説 2』(1992年、Futaba novels)「伊賀の影法師」と改題、廣済堂文庫
『神君狩り 悪党伝説 3』(1993年、Futaba novels)
  • 楠木正成異形の逆襲』(1991年、光栄、歴史ifノベルズ)
  • 『関ヶ原死霊大戦』(1991年、Tokuma novels)「関ケ原幻魔帖」と改題(2000年11月、ケイブンシャ文庫)
  • 『京都呪殺』(1991年、講談社ノベルス)のち時代小説文庫 「魔都秘拳行」と改題、廣済堂文庫
  • 『拳豪宮本武蔵』(1992年、Tokuma novels)のち時代小説文庫、「武蔵復活二刀流」と改題、祥伝社文庫、「武蔵二刀流」学研M文庫
  • 『信長の密使 異聞・桶狭間の合戦』(1992年、ノン・ノベル)のち広済堂文庫、学研M文庫
  • 『京都秘密の魔界図 奇々怪々の13人の英雄に誰もが凍りつく』青春出版社(プレイブックス)1992 「魔界京都」青春文庫、「魔界都市・京都の謎」PHP文庫
  • 『神異伝 1 太子未来記』(1993年、Tokuma novels)のち徳間文庫
『神異伝 2 闇の祭主』(1993年、Tokuma novels)同
『神異伝 3 夢守の血脈』(1993年、Tokuma novels)同
『神異伝 4 四海王復活』(1993年、Tokuma novels)同
『神異伝 5 金人出現』徳間文庫
  • 西行桜』(1994年、富士見書房)のち小学館文庫
  • 柳生烈堂 十兵衛を超えた非情剣』(1995年、ノン・ポシェット)のち祥伝社文庫
『柳生烈堂血風録 宿敵・連也斎の巻』(1996年、ノン・ポシェット)
『柳生烈堂 対決服部半蔵』(1996年7月、ノン・ポシェット)
『柳生烈堂 秘剣狩り』(1997年、ノン・ポシェット)
『柳生烈堂 開祖・石舟斎を凌いだ無刀の剣』(1999、祥伝社文庫)
  • 『武蔵奇巌城』(1995年、Kosaido blue books)「武蔵二刀流」と改題、広済堂文庫
  • 『鬼道太平記 風雲児・児島高徳』(1995年、PHP研究所)「太平記鬼伝」小学館文庫
  • 家康外法首』(1996年、飛天文庫)「徳川外法忍風録」と改題(2001年4月、ケイブンシャ文庫)
  • 新選組魔道剣』(1996年、光文社)のち文庫、文春文庫 
  • 『日本魔界探検』廣済堂出版、1996 「日本魔界紀行」と改題、青春文庫
  • 霧隠才蔵』(1997年、ノン・ポシェット)のち角川文庫 
『霧隠才蔵 紅の真田幸村陣』(1997年、ノン・ポシェット)
『霧隠才蔵 血闘根来忍び衆』(1998年、ノン・ポシェット)
  • 『源氏無情剣』(1997年、青樹社)「源氏無情の剣」と改題、祥伝社文庫、「もうひとりの義経」学陽書房人物文庫
  • 利休椿』(1997年、実業之日本社)のち小学館文庫
  • 『桂篭とその他の短篇』(1998年、講談社)「桂籠」文庫、「羊羹合戦」小学館文庫 
  • 『伊賀の影法師』廣済堂出版、1998 「黄金の牙」と改題、学研M文庫
  • 『全宗』(1999年、小学館、週刊ポストBOOKS)のち文庫
  • 忠臣蔵心中』(1999年、講談社)のち文庫、角川文庫
  • 『壮心の夢』短編集(1999年、徳間書店)のち文庫、文春文庫
  • 『美食探偵』(2000年、講談社)のち文庫、角川文庫 
  • 『尾張柳生秘剣』(2000年、祥伝社文庫)
  • 『覇商の門』(2001年、祥伝社)のち文庫(今井宗久
  • 『骨董屋征次郎手控』(2001年、実業之日本社)のち講談社文庫
  • 『蒼き海狼』(2001年、小学館)のち文庫
  • 黒衣の宰相』(2001年、幻冬舎)のち文春文庫
  • 『黄金の華』(2002年、日本放送出版協会)のち文春文庫(後藤庄三郎
  • 『武蔵と無二斎』(2003年、徳間書店)のち文庫、小学館文庫
  • 『家康と権之丞』(2003年、朝日新聞社)のち文春文庫
  • 『骨董屋征次郎京暦』(2004年、実業之日本社)のち講談社文庫
  • 『虎の城』(2004年、祥伝社)のち文庫(藤堂高虎
  • 『茶の湯事件簿』淡交社、2004 「豪快茶人伝」角川文庫
  • 沢彦』(2006年、小学館)のち文庫 
  • 『天地人』(2006年、日本放送出版協会)のち文春文庫 
  • 『戦国武将勝利の実学』勉誠出版 2006 『戦国力 逆境を生きるということ』小学館文庫 2010
  • 『新潟樽きぬた 明和義人口伝』小学館 2007 のち文庫 
  • 『臥竜の天』祥伝社 2007 のち文庫(伊達政宗) 
  • 『軒猿の月』短編集(2007年、PHP研究所)のち文庫 
  • 『軍師の門』(2008年、角川学芸出版)のち文庫(黒田孝高竹中重治) 
  • 『「天地人」を歩く 原作者が旅する智将・直江兼続ゆかりの地』祥伝社 2008
  • 『直江兼続の義と愛』日本放送出版協会 2008 のち文春文庫
  • 『上杉かぶき衆』実業之日本社 2009 のち文庫
  • 謙信びいき』PHP研究所 2009
  • 『墨染の鎧』文藝春秋 2009 のち文庫(安国寺恵瓊)
  • 『武者の習 時代小説』祥伝社文庫 2009
  • 『名将の品格』日本放送出版協会 生活人新書 2009
  • 業政駈ける』角川学芸出版 2010 のち文庫
  • 『武士の一言 逆境を打ち破った男たちの名言』朝日新聞出版 2010 のち文庫
  • 『真田三代』NHK出版 2011 のち文春文庫
  • 西行その「聖」と「俗」』PHP研究所 2012
  • 『気骨稜々なり』小学館 2013(島井宗室)
  • 『常在戦場 家康家臣列伝』文藝春秋 2013

共著編[編集]

  • 『実伝直江兼続』角川文庫、2008
  • 『天地人の戦国乱世名将・智将の時代』井沢元彦共著 ベストセラーズ ワニ文庫 2009
  • 『名将名言録一日一言』編 角川学芸出版 2009「武将の言葉 決断力が身に付く180のヒント」ソフィア文庫
  • 『実伝黒田官兵衛』編 角川文庫 2013
  • 『実伝石田三成』編 角川文庫 2014
  • 『実伝真田幸村』編 角川文庫 2014

編著[編集]

  • 火坂雅志編『実伝 直江兼続 』 (角川文庫)新人物往来社, 2008年12月発行。ISBN 9784043919048

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ “作家の火坂雅志さんが死去”. YOMIURI ONLINE (読売新聞社). (2015年2月27日). http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150227-OYT1T50125.html 2015年3月3日閲覧。 
  2. ^ a b c d “妻夫木聡、「天地人」原作者・火坂雅志さんに哀悼の意を捧げる<コメント全文>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2015年3月2日). http://mdpr.jp/news/detail/1471236 2015年3月3日閲覧。 
  3. ^ “訃報:「天地人」原作者の火坂雅志さん死去 妻夫木&常盤が哀悼”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2015年2月28日). http://mainichi.jp/sponichi/news/20150228spn00m200001000c.html 2015年3月3日閲覧。 
  4. ^ “火坂雅志さん死去 58歳、歴史小説「天地人」”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2015年2月27日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H9V_X20C15A2CZ8000/ 2015年3月3日閲覧。 
  5. ^ 【速報】火坂雅志さん死去 新潟日報 2015年2月27日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]