グリーン・デスティニー
グリーン・デスティニー | |
---|---|
タイトル表記 | |
繁体字 | 臥虎藏龍 |
簡体字 | 卧虎藏龙 |
拼音 | wòhŭ cánglóng |
英題 | Crouching Tiger, Hidden Dragon |
各種情報 | |
監督 | アン・リー |
脚本 |
ジェームズ・シェイマス ツァイ・クォジュン ワン・ホエリン |
原作 |
ワン・ドウルー 『臥虎蔵龍』 |
製作 |
アン・リー ビル・コン シュー・リーコン |
製作総指揮 |
ジェームズ・シェイマス デヴィッド・リンド |
出演者 |
チョウ・ユンファ ミシェル・ヨー チャン・ツィイー チャン・チェン |
音楽 |
タン・ドゥン ヨーヨー・マ |
撮影 | ピーター・パウ |
編集 | ティム・スクワイアズ |
アクション指導 | ユエン・ウーピン |
衣装 | ティン・イップ |
美術 | ティン・イップ |
製作会社 |
|
配給 |
ソニー・ピクチャーズ・リリーシング SPE |
公開 |
2000年5月18日(カンヌ国際映画祭)[1] 2000年7月6日 2000年7月7日 2000年7月8日 2000年10月9日(ニューヨーク映画祭) 2000年11月3日 |
上映時間 | 120分 |
製作国 |
中国 台湾 香港 アメリカ合衆国 |
言語 | 北京官話 |
製作費 | $17,000,000[2] |
興行収入 | $213,525,736[2] |
次作 | Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー |
『グリーン・デスティニー』(原題: 臥虎蔵龍、英語題: Crouching Tiger, Hidden Dragon)は、2000年の中国・香港・台湾・アメリカ合衆国の合作による武俠映画。
王度廬の1942年[3]の武俠小説『臥虎蔵龍』が原作である。
概要
[編集]江湖の名剣によってもたらされた恨みと憎しみを描き、中国武術の幅広さと深さを示す。中国の伝統的な建築と自然の風景を雄大な武術の動きと組み合わせて捉えた。
第37回金馬奨では最優秀作品賞、最優秀アクション設計賞ほか全6部門、第20回香港電影金像奨では最優秀作品賞・最優秀監督賞(アン・リー)・最優秀助演女優賞(チェン・ペイペイ)・最優秀アクション設計賞(ユエン・ウーピン)・音楽賞(タン・ドゥン)など8部門を受賞している。
第73回アカデミー賞では英語以外の言語による作品ながら作品賞ほか10部門で候補にあがり(監督、脚色、撮影、編集、美術、衣装デザイン、作曲、歌曲、外国語映画)、外国語映画賞など4部門を受賞した。
また本作の続編である『Crouching Tiger Hidden Dragon: ソード・オブ・デスティニー』が世界大手の動画配信サービスネットフリックスの オリジナル作品として、2016年2月26日から世界同時配信された。
物語
[編集]剣の名手として武林にその名を知られた武当派のリー・ムーバイは、血で血を洗う江湖の争いに悩み、剣を捨てて引退することを決意する。そして、自身の名剣「碧名剣」(グリーン・デスティニー、原作では青冥剣)をティエ氏に寄贈するために、密かに恋心を抱いていた同門の弟子で、鏢局を営むユー・シューリンに託す。シューリンは碧名剣を無事に北京のティエ氏宅に届けるものの、その夜、剣は何者かに盗まれてしまう。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
ソフト版 | テレビ朝日版 | |||
リー・ムーバイ(李慕白) | チョウ・ユンファ | 大塚明夫 | 菅生隆之 | |
ユー・シューリン(兪秀蓮) | ミシェル・ヨー | 塩田朋子 | 山像かおり | |
イェン(玉嬌龍) | チャン・ツィイー | 弓場沙織 | 魏涼子 | |
ロー(羅小虎) | チャン・チェン | 森川智之 | 桐本琢也 | |
碧眼狐(ジェイド・フォックス) | チェン・ペイペイ | 谷育子 | 小宮和枝 | |
ティエ氏 | ラン・シャン | 松岡文雄 | 山野史人 | |
ユィ長官 | リー・ファーツォン | 塚田正昭 | ||
ユー夫人 | ハイ・イェン | |||
ツァイ | ワン・ターモン | |||
メイ | リーリー | 西村ちなみ |
・テレビ朝日版:初回放送2003年12月21日『日曜洋画劇場』
スタッフ
[編集]ソフト版
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
影響
[編集]武俠世界において武術の使い手たちが使う軽功の動きを、ワイヤーアクションの技術で表現し、絵巻物のような美しい映像と組み合わせたことで、香港映画界の培ってきたアクションの技術の素晴らしさを世界中に示した。この新しいタイプの武俠映画の影響は、以後中華圏で制作される武俠映画に色濃く反映されただけでなく、世界の映画でワイヤーアクションの技術が使われる端緒となった。
脚注
[編集]- ^ “IMDb”. IMDb. 2024年1月31日閲覧。
- ^ a b “Crouching Tiger, Hidden Dragon”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年1月28日閲覧。
- ^ 徐斯年 (2006). “序言”. In 王芹. 卧虎藏龍. 长江文艺出版社
関連項目
[編集]- 武当山
- en:Rape of the Sword - 1967年の香港の武侠映画。
外部リンク
[編集]- 2000年の映画
- 台湾のアクション映画
- 中国のアクション映画
- 香港のアクション映画
- アメリカ合衆国のアクション映画
- アメリカ合衆国のマーシャルアーツ映画
- 武侠映画
- マジックリアリズム映画
- 中国の小説を原作とした映画作品
- 身分違いの恋愛を扱った映画作品
- 清朝を舞台とした映画作品
- 北京を舞台とした映画作品
- アン・リーの監督映画
- ソニー・ピクチャーズ・クラシックスの映画作品
- 中国電影集団製作の映画作品
- 河北省で製作された映画作品
- 新疆ウイグル自治区で製作された映画作品
- 浙江省で製作された映画作品
- アカデミー賞外国語映画賞受賞作
- 金馬奨最優秀作品賞受賞作
- 金馬奨 最佳動作設計受賞作
- 香港電影金像奨 最優秀作品賞受賞作
- 香港電影金像奨 最佳動作設計受賞作
- チョウ・ユンファ
- 章子怡