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横浜美術館

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横浜美術館
Yokohama Museum Of Art
正面の外観(美術の広場より2009年撮影)
地図
施設情報
愛称 YMOA(英文略称)・横美・ハマ美
前身 横浜博覧会パビリオン
専門分野 近代美術現代美術写真工芸、横浜ゆかりの代表的作家の作品
収蔵作品数 美術作品約1万点(うち写真約4200点)、蔵書約10万冊
来館者数 770,310人(平成20年度業務報告及び収支決算)[1]
館長 蔵屋美香
学芸員 12人
研究職員 指導員7人、司書3人
事業主体 横浜市
管理運営 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団[2][3]
年運営費 823,119,888円(平成23年度決算書)[4]
建物設計 丹下健三都市建設設計事務所
延床面積 26,829 m²
開館 1989年11月3日 (36年前) (1989-11-03)
所在地 220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
位置 北緯35度27分25.62秒 東経139度37分50.42秒 / 北緯35.4571167度 東経139.6306722度 / 35.4571167; 139.6306722座標: 北緯35度27分25.62秒 東経139度37分50.42秒 / 北緯35.4571167度 東経139.6306722度 / 35.4571167; 139.6306722
アクセス #所在地・交通参照
外部リンク yokohama.art.museum
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横浜美術館の位置(日本内)
横浜美術館
横浜美術館

横浜美術館(よこはまびじゅつかん)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある美術館1989年平成元年)3月25日横浜博覧会パビリオンとして開館、博覧会終了後の同年11月3日に正式開館した[5]みなとみらい地区歩行者動線・都市軸の一部であるグランモール公園沿い(同地区の36街区)に位置する。

改修工事のため2021年令和3年)2月より開館以来初の長期休館をしたのち、2024年(令和6年)3月15日第8回横浜トリエンナーレの開幕に合わせてリニューアル再開館、通常の美術館としては2025年(令和7年)2月8日に全館再オープンした(詳細は後節)。

特徴

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建物は延床面積26,829m2丹下健三都市建設設計事務所の設計である[6][7]

幕末以降の横浜ゆかりの作品群、セザンヌマグリットなどの作品も所蔵している[7][8](後節の「#主な収蔵作品」も参照)。

また、横浜が日本の写真発祥の地にあげられることから写真部門を設けており、写真の収集・展示に力を入れているほか、「みる、つくる、まなぶ」を三本の柱とする複合美術施設である[7][8]

ヨコハマトリエンナーレ2011よりメイン会場の一つとして利用されている。

管理運営

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管理運営は1989年(平成元年)の開業時期と同時に設立された横浜市美術振興財団を経て、2002年(平成14年)4月に横浜市文化振興財団との統合により財団法人横浜市芸術文化振興財団が担っていた[2][3]

その後2006年(平成18年)4月に本施設に指定管理者制度を導入、2年間の試験導入期間を経て、横浜市芸術文化振興財団、相鉄エージェンシー(現・横浜メディアアド)、三菱地所ビルマネジメント(現・三菱地所プロパティマネジメント)の3法人が第1期にあたる2008年(平成20年)4月から2012年(平成24年)までの指定管理者として選定された[2][3]

2009年(平成21年)7月には横浜市芸術文化振興財団が公益法人としての認可を受け公益財団法人に移行、その後2013年(平成25年)4月には横浜市の「政築協働型の指定管理者制度」により、同法人が2013年(平成25年)から2022年(令和4年)までの第2期と、2023年(令和5年)から2032年(令和14年)までの第3期をそれぞれ非公募単独指名により指定管理者として選定されている[2][3]

主な施設・設備

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施設は地上3階建て(一部8階建て)で美術情報センター、ミュージアム・ショップ、レストランなどの施設がある。

  • 駐車場 - 収容台数148台。屋内駐車場完備[9]
  • 子どものアトリエ - 光と音のスタジオ、プレイルーム、クラフトルームなどのスペースを備える。表現と創作体験を通じた教育を目的とした設備。「親子のフリーゾーン」など小学6年生(12歳)までを対象としたワークショップ等が年間を通して実施されている。広さは631m2[9][10][11]
  • 市民のアトリエ - 12歳以上を対象としたワークショップを通じて市民が創作体験する場として、絵画制作を行うオープンスタジオ平面室、陶芸・彫塑を行うオープンスタジオ立体室、各種版画の作成を行うオープンスタジオ版画室を備える。広さは586m2[9][10][11]
  • ミュージアムショップ - 美術館に併設されている。
  • カフェ・レストラン小倉山は2021年の休業とともに閉店。2024年11月の美術館オープンに合わせ「馬車道 十番館 横浜美術館 喫茶室」がオープン。

主な収蔵作品

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ヨーロッパ近代美術と日本近代美術の相互影響の足跡をたどれる作品を中心に収集している。

ほか[7][8][10]

ギャラリー

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外観
エントランス・回廊
館内の併設施設・店舗
オープンスタジオ・子どものアトリエ(2014年2月撮影)

館長・学芸員

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所在地・交通

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所在地
  • 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電車
バス

改修工事による長期休館

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改修工事のため、2021年2月まで開催される企画展の終了後、2023年12月に開幕する予定でったヨコハマトリエンナーレ2023(第8回、これに合わせてリニューアルオープン)まで約3年間、長期休館することが発表されていた[12][13]が、世界的な半導体不足のため改修工事が遅れ、2024年3月15日が正式なリニューアル再開館日となった(これに合わせて第8回横浜トリエンナーレも同日開幕に延期された)[14]。今回の改修では、空調・電気関連の更新のほか収蔵庫の拡張やバリアフリー対応工事などが施されている[15]

なお、改修工事期間中の仮事務所(移転先)として、みなとみらい地区48街区の「プロット48」(PLOT 48) を使用していた[16]が、再開館の準備もあるため2023年12月に事務所としての機能を当美術館内に再移転している[17]

横浜トリエンナーレ閉幕後のスケジュールとしては、2024年11月に一部エリアやショップ・カフェなどがオープン(部分開館)したのち、2025年2月8日に全館再オープンした[18][19]

脚注

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  1. ^ 平成20年度業務報告及び収支決算
  2. ^ a b c d 令和3年度 横浜美術館年報” (PDF). 横浜市芸術文化振興財団. 2025年7月22日閲覧。
  3. ^ a b c d 横浜美術館における指定管理者制度の課題と展望” (PDF). 横浜市芸術文化振興財団. 2025年7月22日閲覧。
  4. ^ 平成23年度業務報告及び収支決算
  5. ^ 概要あゆみ(横浜美術館)
  6. ^ 概要建築(横浜美術館)
  7. ^ a b c d 横浜美術館の「ミュージアムガイド」(パンフレット)より
  8. ^ a b c 美術館のコレクション(横浜美術館)
  9. ^ a b c 横浜トリエンナーレと創造界隈 2010年3月31日発行 横浜美術館
  10. ^ a b c 週刊朝日百科「美術館を楽しむ No.7」2004年11月28日発行 朝日新聞社
  11. ^ a b 市民グラフ ヨコハマ No.66 1988年12月発行 横浜市市民局
  12. ^ 横浜美術館で長期休館前最後の企画展 横浜・愛知・富山美術館と共同で企画 - ヨコハマ経済新聞 (2020年11月13日)
  13. ^ 横浜美術館の大規模改修工事に伴う長期休館について(横浜市文化観光局 2021年2月18日、2022年6月30日更新、2022年8月13日閲覧/2024年1月19日時点のアーカイブ
  14. ^ ヨコハマトリエンナーレ2023が会期延期。半導体不足で横浜美術館改修工事に遅れ美術手帖 2022年12月20日)
  15. ^ 横浜美術館改修へ 20年度から2年半休館 - 神奈川新聞「カナロコ」 (2017年3月3日)
  16. ^ 事務所移転のお知らせ”. 横浜美術館 (2021年7月16日). 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月14日閲覧。
  17. ^ 事務所移転に伴う休業日のお知らせ”. 横浜美術館 (2023年12月1日). 2024年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月14日閲覧。
  18. ^ 横浜美術館リニューアルオープン後の予定(横浜美術館:お知らせ 2024年2月15日)
  19. ^ つながりは街へ未来へ、横浜美術館、4年ぶり再開館、「地域の日常」に寄り添えるか」『日本経済新聞』2025年3月1日、朝刊、44面。

関連項目

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外部リンク

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