YOKOHAMA AIR CABIN

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:完成後のロープウェイや駅舎などの画像提供をお願いします。2021年4月
YOKOHAMA AIR CABIN
(ヨコハマ・エア・キャビン)
YOKOHAMA AIR CABINの桜木町駅舎 (2021年4月22日撮影)
YOKOHAMA AIR CABINの桜木町駅舎
(2021年4月22日撮影)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 横浜市中区
種類 索道
起点 桜木町駅地図
終点 運河パーク駅(地図
駅数 2駅
開業 2021年4月22日[1]
運営者 泉陽興業
路線諸元
路線距離 約630 m
最高速度 約秒速2.5 m
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YOKOHAMA AIR CABIN
路線図
東急:東横線(旧線)
←JR東:根岸線
0.0 桜木町駅
uSTR
uWSLe
0.63 運河パーク駅
左は桜木町駅、右は運河パーク駅

YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)は、横浜市みなとみらい地区において泉陽興業が運営する都市索道(都市型ロープウェイ[注 1])である[2]

概要[編集]

同地区ではかつて横浜博覧会において運営されていたゴンドラリフト以来の索道であり[3]、常設型として日本初の都市索道(都市型ロープウェイ)である[1][4][注 2]

2018年5月、同地区でよこはまコスモワールドを運営する泉陽興業による、桜木町駅周辺から新港まで汽車道沿い約600メートルにロープウェイを整備する空中交通構想が浮上した[8][9]

さらに2019年2月にはロープウェイ計画の詳細が公表され、それによると桜木町駅前から横浜ワールドポーターズ前(運河パーク)まで汽車道沿い(南側の北仲通地区寄り)にロープウェイを当初2020年夏に開催する予定であった東京オリンピック開幕前の開業を目指し整備するとしていたが[3][10]、資材調達の遅れや支柱の設置場所を見直す必要も生じたことから、工期は半年以上ずれ込み(着工時期も2019年夏から2020年1月にずれ込んだ)[11][12][13]2021年4月22日に開業を迎えた[1][4][14]

事業費は80億円程度となる見通しで、事業期間は占用・使用許可の更新を前提として30年と定めている[15]。泉陽興業が、建設や運営などに係る費用を全額負担するため、横浜市の公費負担はない[11][12](市には道路占用料が入る[16])が、運河パーク駅舎と横浜ワールドポーターズの2階部分(既存デッキ)を接続する歩行者デッキ(約20メートル)については、横浜市が整備を行う[17]

ロープウェイは両区間(総延長約630メートル[11][12])を片道約5分で接続予定[4]。支柱は、構造上の安全や周辺の景観に配慮し、幅狭タイプの丸型鋼管4本支柱が採用されている[15][18]。また、ゴンドラ・駅舎・支柱のライトアップ照明デザイン)は、横浜ベイブリッジ東京タワー姫路城などのライトアップも手掛けた石井幹子が担当する[11][15][16][18]

営業時間は10 - 22時、運賃は片道大人(中学生以上)1,000円・子供(3歳 - 小学生)500円である[1][4]

路線データ[編集]

  • 走行方式:単線自動循環式 (MGD, Monocable Gondola Detachable)
  • 総延長:約630 m(往復約1,260 m)
  • 定員:8人(1搬器あたり)
  • 搬器数:36台
  • 乗車時間:約5分
  • 高低差:約40 m

設計・施工[編集]

YOKOHAMA AIR CABINの運河パーク駅舎(整備中の2021年1月12日撮影)

駅舎・建物[編集]

ロープウェイ[編集]

歴史[編集]

  • 2018年平成30年)5月 - 横浜市の「まちを楽しむ多彩な交通」事業案において泉陽興業の提案が採用される[8][9]
  • 2019年令和元年)12月 - 横浜市と泉陽興業が事業実施協定を締結[13]
  • 2020年(令和2年)1月 - 本格着工[13]
  • 2021年(令和3年)4月22日 - 開業[1][4]

ギャラリー[編集]

備考[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 1本の索条で搬器支えてけん引している方式のため、厳密にはゴンドラリフトに分類される。
  2. ^ 樫山工業は、京王よみうりランド駅からよみうりランドまでアクセスする「スカイシャトル」を都市交通(都市索道)の一つとして紹介している[5]。この他、東京・渋谷において1951年昭和26年)〜1953年(昭和28年)の2年間だけであるが、東横百貨店(のちの東急百貨店東横店東館/7階建て)屋上と玉電ビル(のちの東急百貨店東横店西館/4階建て)屋上の75メートルを結ぶ子ども用ロープウェイ「ひばり号」が設置されていた[6][7]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e “横浜・みなとみらいにロープウエー開業 空中散歩に多くの客”. 神奈川新聞. (2021年4月22日). オリジナルの2021年4月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210423021446/https://www.kanaloco.jp/news/life/article-478524.html 2021年4月23日閲覧。 
  2. ^ 世界最新式都市型循環式ロープウェイ”. 泉陽興業 (2020年11月19日). 2021年1月19日閲覧。
  3. ^ a b 桜木町のロープウェイ計画が明らかに! 第二のコスモクロックになるか?はまれぽ.com 2019年2月15日)
  4. ^ a b c d e “2021(令和3)年、回遊性が向上し都心臨海部がさらに魅力的に!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 横浜市, (2021年1月13日), オリジナルの2021年1月13日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210113164901/https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/toshi/2020/0113toshiseibi.files/0003_20210113.pdf 2021年2月2日閲覧。 
  5. ^ 都市交通・鋼索鉄道”. 樫山工業. 2021年2月2日閲覧。
  6. ^ 「ひばり号」誕生の背景に迫る「渋谷上空のロープウェイ」出版(シブヤ経済新聞 2020年6月4日)
  7. ^ 一体何のために?昭和時代、渋谷駅では空中ケーブルカー「ひばり号」が運行されていた(Japaaan 2018年7月17日)
  8. ^ a b 神奈川新聞〈カナロコ〉桜木町にロープウエー構想 新港地区アクセス向上へ(2018年5月24日付)/ロープウエーや水上交通 横浜観光アクセス向上へ新提案(同月25日付)
  9. ^ a b c 「まちを楽しむ多彩な交通」 ~提案内容をまとめたリーフレットを作成しました~リーフレット「ヨコハマ都心臨海部のまちを楽しむ多彩な交通」 (PDF) (横浜市都市整備局 平成30年(2018年)5月24日、令和元年(2019年)8月更新)
  10. ^ 東京五輪前に開業へ 新港地区-桜木町ロープウエー計画(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年2月13日)
  11. ^ a b c d 横浜のロープウエー、照明は石井幹子さん 20年度末開業(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年11月26日)
  12. ^ a b c ロープウエー、五輪間に合わず 横浜・みなとみらい 工事開始半年遅れ東京新聞 2019年11月27日)
  13. ^ a b c 横浜のロープウエー着工へ 市が事業者と協定締結(神奈川新聞〈カナロコ〉 2019年12月6日)
  14. ^ 横浜 桜木町駅とみなとみらいを結ぶロープウェイが4月22日運行開始[YOKOHAMA AIR CABIN](個人的横浜 2021年1月14日)
  15. ^ a b c d モビリティーで「まちを楽しむ」時代へ日経BP「未来コトハジメ」 2020年6月2日)
  16. ^ a b 2021年3月開業!? みなとみらいのロープウェイ事業の現状は?(はまれぽ.com 2020年3月13日)
  17. ^ 横浜のロープウエー、新港側駅舎と商業施設結ぶデッキ整備(神奈川新聞〈カナロコ〉 2020年10月2日)
  18. ^ a b 横浜市都市美対策審議会 景観審査部会 (仮称) 横浜ロープウェイ プロジェクト《YOKOHAMA AIR CABIN》 ~景観形成について~ (PDF)横浜市都市美対策審議会/泉陽興業株式会社 2019年2月18日)
  19. ^ a b c d 【横浜市】日本初の常設都市型ロープウェー「YOKOHAMA AIR CABIN」 4月22日運行開始(建設通信新聞Digital〈公式ブログ〉 2021年1月15日)
  20. ^ 横浜→山下ふ頭に空中交通!? ロープウエー構想浮上(神奈川新聞〈カナロコ〉 2017年12月30日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]