らんま1/2 悪夢!春眠香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

らんま1/2 悪夢!春眠香』(らんまにぶんのいち あくむ!しゅんみんこう)は、『らんま1/2』のOVAの1作。

概要[編集]

原作34巻PART.10「悪夢!春眠香」のエピソードを元にしている。

高橋留美子展向けに制作された作品で、2010年1月29日に本作と『うる星やつら ザ・障害物水泳大会』、『犬夜叉 黒い鉄砕牙』の3本のDVDをセットにした『It's a Rumic World スペシャルアニメBOX』が発売され、同年10月20日には、それぞれ単独でのDVDとBlue-ray Discが発売された。

原作から多くの部分が改変されている。八宝斎が春眠香を作った目的は「乱馬に一泡吹かせるため」であるが、そのきっかけとなった出来事が異なる。原作では嗅ぐと何をされても起きない「安眠香」をあかねに嗅がせようとするも、八宝斎自身が乱馬に「安眠香」を嗅がされてボコボコにされたことに対する仕返しであったが、本作では乱馬に下着泥棒を阻止されて女子生徒らに袋叩きにされたことへの仕返しとなっている。

アニメでは「安眠香」は登場しない代わりに、嗅いだ者は目に映るすべての者が愛しい人に見える「幻恋香」というお香が登場する。

「春眠香」に原作にはない設定が追加されている(後述)。

原作にも登場する「夏来香」にも副作用の設定が追加された。邪念を帯びた人物が煙を嗅ぐと、邪念が増幅されてしまうというものである。

キャストでは、九能帯刀役が辻谷耕史に、九能校長役が大塚芳忠に変更されている。どちらもオリジナルキャスト(鈴置洋孝:九能役、仁内建之:校長役)の死去に伴う変更である[1]

音楽は田中公平が担当。田中はラグビー部員で声優としての出演も果たしている[2]

あらすじ[編集]

八宝斎は、乱馬に一泡吹かせるために「春眠香」というお香を調合する。これは、嗅いだ者は春の間中眠り続けるという効果を発揮するお香であった。八宝斎は乱馬に嗅がせようとするが、あかねが誤って嗅いでしまう。

その日の授業中、あかねは居眠りしてしまうが、居眠りを注意しようとしたひな子の持っていたピコピコハンマーを奪い、逆にひな子を殴る。あかねが先生に逆らうという行為自体が珍しいだけに、一同は驚く。乱馬はあかねを起こそうとするが、乱馬もあかねにはじき飛ばされる。実は「春眠香」は、暗殺者に命を狙われた人間が眠りながらでも戦えるという効力を発揮するお香だったのだ。

さらに「春眠香」は、暗殺者に狙われない状態が長く続くと、鬱憤が募り、やがて無差別に八つ当たりをするようになってしまうという恐ろしい副作用があったのだ。乱馬たちの不安は的中し、あかねは眠ったままの状態で学校の外に出て行ってしまった。乱馬たちはあかねを止めることができるのか?

キャスト[編集]

主要人物はそれぞれの項、それ以外は「らんま1/2の登場人物」を参照。

スタッフ[編集]

あかねの夢に登場する他作品からのキャラクター[編集]

セリフはないが、高橋留美子原作による他作品からのキャラクターも、あかねの夢のシーンに登場している。

ラム
うる星やつら』のメインヒロインである鬼型宇宙人の娘。原作でも描かれている「ハーレムを作っている夫(乱馬)に虐げられる本妻(あかね)」という夢のシーンの冒頭に登場する。
犬夜叉日暮かごめ、七宝、弥勒
犬夜叉』からの主要登場人物たち。アニメで新たに追加された「あかねがアダルトチェンジしたひな子と対決するシーン」に登場。顔ははっきりと見えないが、4人ともひな子に闘気を吸い取られ、倒れている状態で映っている。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ なお、辻谷はテレビアニメ『熱闘編』の65話から68話まで代役を務めたこともある。
  2. ^ クレジットより。「ラグビー部員B」として出演。