うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー

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うる星やつら4
ラム・ザ・フォーエバー
監督 やまざきかずお
脚本 井上敏樹
やまざきかずお
原作 高橋留美子
製作 多賀英典
出演者 古川登志夫
平野文
音楽 板倉文
主題歌 松永夏代子「メランコリーの軌跡」
編集 森田清次
坂本雅紀
田代正美
製作会社 キティ・フィルム
ディーン
配給 東宝
公開 日本の旗 1986年2月22日
上映時間 95分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ
次作 うる星やつら 完結篇
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うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』は、高橋留美子原作の漫画及びテレビアニメシリーズの『うる星やつら』の劇場版オリジナル長編アニメーションである。1986年2月22日公開[1]

概要[編集]

本作品は、テレビシリーズ『うる星やつら』放映中では最後に作られた。

レベルの高い作画や美術設定とは裏腹に、本来のラブコメディーから完全にかけ離れ、全体的に重く暗い雰囲気となった作品である。ストーリー構成のモチーフとしては『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』と同じく、現実と非現実の認識論・存在論的な再検討を試みたものとなっている。

こうした問題が発生した原因として、様々な制約から当初の準備稿への変更が重ねられ、結果としてストーリーが分かりづらいものになったのではないかという見方もある[2]

なお、未使用カットとしては、本編で面堂が祖父と会うシーンがセル画段階で没になっているものがあり、当時のファンクラブ会報にそのシーンのセル画が掲載されていた。

あらすじ[編集]

あたる達は、面堂家に伝わる「鬼姫伝説」をヒントに映画を作っていた。面堂家の庭に立つ樹齢300年の老木「太郎桜」は老朽化が進み、映画のストーリーに合わせて切り倒してしまうが、それにより友引町には天変地異が降り注ぐ。太郎桜のあった場所は盛り上がり、山となって頂上に水が入り込み、湖と化した。ラムは体調を崩し超能力を徐々に失い、面堂やしのぶ、メガネ達はラムの存在を忘れかけてしまう。そして、ラムの写っていたはずの写真からも、ラムが消えていた。

面堂が原因を探るため、祖父から『鬼姫伝説』の詳細を改めて聞き出し、あたるやメガネと共に太郎桜のあった山へと向かう。頂上の湖の底深くには、白骨化した鬼姫の遺体が沈んでいた。ある日遂にラムは角(超能力)を失い、やがて謎の道化師について行って失踪してしまう。ラムがたどり着いた先は、太郎桜のあったあの山であった。

夢と現実が入り混じった友引町に翻弄される面堂達は、この世界を破壊することで元の世界に帰れると思い立ち、水乃小路家を巻き込んで無為な内戦を始める。それを尻目に、あたるはただひたすら町中を走り始めた。 ラムは太郎桜の木の上に佇む「町(友引町)の記憶」と主張する、巨大な胎児のような者に連れて来られていた。その者は、ラムに「思い出だけでも生きて行ける」と告げた。

内戦は終わり、夜は明けた。走り続けたあたるは遂に倒れる。「元の世界へ帰りたい」と疲れ果てた面堂やしのぶ達が願った、翌日の朝凍り付いた夢は崩れて行った。同時に一同の目の前には、帰還したラムの姿があった。

登場人物[編集]

※ 劇場版は本作のみ、ゲストキャラクターは登場しない。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

「メランコリーの軌跡」
作詞 - 銀色夏生 / 作曲 - 玉置浩二 / 編曲 - 大村雅朗 / 歌 - 松永夏代子

映像ソフト化 [編集]

脚注[編集]

  1. ^ 同時上映は、過去の劇場版「うる星」で、各地域ごとに(上映作品は)異なっている。また上映期間が、過去の作品と比べ短くなっている。
  2. ^ 『メイキング・オブ・うる星やつら4』より、なお本作のみ、ドキュメントビデオが出された。また準備稿は、『少年サンデーグラフィック うる星やつら(15) ラム・ザ・フォーエバー』に収録(小学館、1986年3月)。

外部リンク[編集]