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{{保護依頼}} |
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あーもうめちゃくちゃだよ |
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{{特殊文字|説明=Pokemonのeに[[アクセント記号]]「[[アキュート・アクセント]]」がついた([[é]])もの}} |
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{{Infobox video game |
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| title = Pokémon GO |
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| caption = |
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| developer = {{flagicon2|United States}} [[Niantic Labs|Niantic, Inc.]] |
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| publisher = {{flagicon2|United States}} Niantic, Inc. |
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| distributor = {{flagicon2|Japan}} [[ポケモン (企業)|株式会社ポケモン]] |
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| series = ''[[ポケットモンスター (ゲーム)|ポケットモンスター]]'' |
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| engine = [[Unity (ゲームエンジン)|Unity]] |
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| platforms = [[iOS (アップル)|iOS]]、[[Android]] |
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| released = {{flagicon2|Australia}}{{flagicon2|New Zealand}}{{flagicon2|United States}}{{flagicon2|Canada}} 2016年7月6日<br />{{flagicon2|Germany}} 2016年7月13日 <br />{{flagicon2|United Kingdom}} 2016年7月14日<br />{{flagicon2|Italy}}{{flagicon2|Spain}}{{flagicon2|Portugal}} 2016年7月15日<br />{{flagicon2|Cyprus}}{{flagicon2|Greenland}}{{flagicon2|Europe}}[[#26か国|<small><sup>24か国<sup/></small>]] 2016年7月16日<br />{{flagicon2|Canada}} 2016年7月17日<br />{{flagicon2|Puerto Rico}} 2016年7月19日<br />{{flagicon2|Japan}} 2016年3月34日 |
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| genre = [[拡張現実]] |
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| modes = [[シングルプレイヤーコンピュータゲーム|シングルプレイ]], [[2プレイヤー|マルチプレイ]] |
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| producer = |
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| designer = |
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| programmer = |
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| artist = デニス・黄<ref>{{Cite web |url = http://www.latimes.com/opinion/op-ed/la-oe-heffernan-pokemon-go-as-art-20160715-snap-story.html |title = 'Pokemon Go' is a work of art, not a social experiment |work = Los Angeles Times |date = July 15, 2016 |accessdate = July 15, 2016}}</ref> |
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| writer = |
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| composer = [[増田順一]]<ref>{{cite web|url=http://www.pokemon.com/us/pokemon-video-games/pokemon-go/|title=Pokémon GO|work=pokemon.com|accessdate=2016-06-15}}</ref> |
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|Genre=|Plat=|Spec=互換性 <br/>[[iOS]]: 8.0 以降<br/>[[Android]]: 4.4 以降<br/>サイズ <br/>[[iOS]]: 110 MB<br/>[[Android]]: 58MB|Ver=[[iOS]]: 1.0.3 <br/>[[Android]]: 0.29.3|etc=対応言語<br/ >[[日本語]]、[[イタリア語]]、[[ドイツ語]]、[[フランス語]]、[[スペイン語]]、[[英語]]}} |
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'''Pokémon GO'''(ポケモン ゴー、表記揺れ:'''ポケモンGO''')は、[[ポケモン (企業)|株式会社ポケモン]]、[[任天堂]]、[[Niantic Labs|ナイアンティック]]による[[スマートフォン]]向け[[アプリ]]<ref>{{cite web |url=http://japan.cnet.com/entertainment/35070367/ |title=現実世界でポケモンゲット--位置情報スマホゲームを「Ingress」のNianticらと開発 |last=佐藤 |first=和也 |work=[[CNET Japan]] |publisher=[[ASAHI INTERACTIVE, Inc]] |date=September 10, 2015 |accessdate=September 10, 2015 }}</ref>。対応プラットフォームは[[Android]]と[[iOS (アップル)|iOS]]<ref>{{cite web |url=http://ign.com/articles/2015/09/10/pokemon-go-coming-to-smartphones |title=Pokémon GO Coming to Smartphones |last=Reilly |first=Luke |work=[[IGN]] |publisher=[[Ziff Davis]] |date=September 10, 2015 |accessdate=September 10, 2015 }}</ref>。ナイアンティックのゲーム「[[Ingress]]」を基に開発された、[[拡張現実]](AR)を用いた[[位置情報ゲーム]]で、現実の世界を舞台に[[ポケットモンスター]]の特徴である捕獲・育成・交換・バトルを楽しむことができる。基本プレイは[[無料]]だが[[アイテム課金|アイテムに課金される]]方式。 |
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== ゲームシステム == |
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プレイヤーはポケモントレーナーとなり、現実世界を歩いて探索してポケモンを捕獲・育成・交換・バトルをすることができる。 |
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=== ポケモンの捕獲 === |
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アプリを起動中にポケモンが自分から遠くない位置に現れると、スマートフォンが振動して([[バイブレータ|バイブ]]機能で)通知する。タップし、マップ(地図)でポケモンの現実世界での正確な位置を確認しその場所へユーザーが実際に移動するとポケモンと遭遇。[[AR]]機能を利用しスマホのカメラ機能を作動させ、画面内に映る現実風景の上に重なるように現れたポケモンに対して、手前の現れたモンスターボールをスワイプして弧を描くように投げ、うまくポケモン付近に当たるとポケモンを捕獲できる。[[昼]]と[[夜]]の概念もある。また、カメラ機能を使えばポケモンを撮影可能。 |
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=== ポケモンの育成 === |
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ユーザーが指定された距離(「~km」と表示)を現実世界で[[徒歩|歩く]]ことで、スマホ内のポケモンを卵からふ化させることができる。(スマホのGPSだけでなく各種センサ機能を活用しており、指定距離を自動車や電車や自転車などで移動してもダメで、ユーザーが実際に歩いた時だけ可能になるように工夫されている。結果としてユーザーの運動不足を解消する役割も果たす。) |
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=== ポケモンの交換 === |
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E3の質疑応答イベントで交換機能は最初から実装しているわけではなくユーザーが多くのポケモンをゲットしてから実装する予定になっている<ref>{{cite web |date=2016-06-16|url=http://www.gizmodo.jp/2016/06/pokemon-go-developer-q-and-a.html|title=リリースは7月中か!? 「Pokémon GO」Developer Q&Aの情報まとめ|work=gizmodo|accessdate=2016-07-16}}</ref>。 |
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=== ポケストップ === |
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ポケストップはマップ上に現れる特定の場所(名所旧跡・有名なモニュメント・ポケモンセンター等)のことで、モンスターボールなど、さまざまな道具が手に入る。 |
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===ジムバトル=== |
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ポケモントレーナーは3つのチームに分かれてバトルをして「ジム」を奪い合う。プレイヤーはどれか1つのチームに参加することができる。 |
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プレイヤーのポケモンを配置すると所属でき、「無所属のジム」にポケモンを配置した場合プレイヤーが参加しているチームのものとなり、そしてチームの仲間と協力して「ジム」を守る。またプレイヤーは別のチームの「ジム」にジムバトルを仕掛けることができる。ジムバトルはポケモンが持つ2つの技を使って、相手のポケモンと戦う。相手のポケモンからの攻撃は、画面を左右にスワイプして避ける事も可能。バトルに勝利すると相手の「ジム」の名声の値が下がっていき、ゼロになると仲間チームの「ジム」にできる。仲間チームの「ジム」では、「ジム」に配置されたポケモンとトレーニングすることができ、「名声」の値と「ジム」のレベルを上げることができる。「ジム」のレベルが上がると、より多くのトレーナーが「ジム」に所属し、ポケモンを配置できるようになる。 |
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=== メダル === |
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ゲーム内には様々なチャレンジがあり、達成すると「メダル」を入手可能。獲得したメダルは、プロフィール画面で見ることができる。 |
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=== ポケコイン === |
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有料アイテム。モンスターボールやゲームを有利に進める事のできる道具などを購入できる。 |
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=== 楽曲 === |
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『Pokémon GO』の楽曲は、『ポケットモンスター』シリーズのディレクターとして知られ、ポケモンファンの心に残る数々の名曲を制作してきた、[[増田順一]](ますだじゅんいち)氏が手がけている。 |
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== Pokémon GO Plus == |
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[[ファイル:Pokémon Go Plus.jpg|サムネイル|Pokémon GO Plus]] |
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[[Niantic Labs|ナイアンティック]]が開発・運営している[[Ingress]]では[[歩きスマホ]]が問題となっており、Pokémon GOではその反省点を生かし、歩きスマホを防止するためのデバイス「Pokémon GO Plus」(ポケモン ゴー プラス)も発売する。仕組みは[[Bluetooth Low Energy]]を用いてスマートフォンと連携し、近くにポケモンがいる等のゲーム情報を、ランプと振動で知らせてくれたり、ボタンを押せばポケモンを捕まえるなどの基本操作も行うことができる。簡単に説明するとスマートフォンの画面を見続けなくてもPokémon GOを遊ぶことのできるデバイスである<ref>{{cite web|url=http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/|title=Pokémon GO Plusのご紹介|work=pokemongo|accessdate=2016-07-12}}</ref>。またPokémon GO Plusを持っていると少し得するサービスの提供も予定している<ref>{{cite web|url=http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/370/370155/|title=スマホ向けアプリ『Pokémon GO』でポケモンが現実世界に近づいてきた|work=週刊アスキー|accessdate=2016-07-21}}</ref>。 |
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== 開発史、世界各地のサービス開始歴 == |
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[[ファイル:Pokémon Go Release Map.svg|350px|サムネイル|右|配信済みの国の地図。配信日が遅い国ほど濃い緑色で表される。]] |
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* 2015年9月10日 - ポケモンの[[石原恒和]]代表取締役社長が『Pokémon GO』を開発中であることを発表<ref>{{Cite web |date= 2015-09-10|url= https://www.pokemon.co.jp/corporate/press/objects/pdf/poke_150910.pdf|title= ポケモン×Niantic×任天堂 スマートフォン向け新プロジェクト開始!|format=PDF |publisher= ポケモン|accessdate=2016-07-15}}</ref><ref>{{Cite web |date= 2015-09-10|url= http://app.famitsu.com/20150910_568001/|title= 【速報】スマホ向けアプリ『Pokémon GO』電撃発表! 任天堂の宮本氏も登壇|publisher= ファミ通App|accessdate=2016-07-15}}</ref>。 |
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* 2016年 |
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** 7月6日 - [[オーストラリア]]、[[ニュージーランド]]、[[アメリカ]]で先行サービス開始。 |
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** 7月13日 - [[ドイツ]]でサービス開始。 |
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** 7月14日 - [[イギリス]]でサービス開始。 |
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** 7月15日 - [[イタリア]]、[[スペイン]]、[[ポルトガル]]でサービス開始。 |
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** 7月16日 - {{Anchors|26か国}}[[ベルギー]]、[[オランダ]]、[[スイス]]、[[アイルランド]]、[[ノルウェー]]、[[スウェーデン]]、[[デンマーク|デンマーク、]][[フィンランド]]、[[オーストリア]]、[[ブルガリア]]、[[クロアチア]]、[[キプロス]]、[[チェコ]]、[[エストニア]]、[[ギリシャ|ギリシャ、]][[グリーンランド]]、[[ハンガリー]]、[[アイスランド]]、[[ラトビア]]、[[リトアニア]]、[[ルクセンブルク]]、[[マルタ|マルタ、]][[ポーランド]]、[[ルーマニア]]、[[スロバキア]]、[[スロベニア]]でサービス開始。 |
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** 7月17日 - [[カナダ]]でサービス開始。 |
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** 7月19日 - [[プエルトリコ]]でサービス開始。 |
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== 反響と影響 == |
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[[オーストラリア]]、[[アメリカ合衆国]]、[[ニュージーランド]]で2016年7月に先行配信が開始された。ストアでランキング1位を獲得し<ref>{{cite web|url=http://www.inside-games.jp/article/2016/07/08/100192.html|title=アメリカで配信開始の『ポケモンGO』さっそくApp Storeでランキング1位を獲得|work=インサイド|accessdate=2016-07-11}}</ref>、米国ではスマホゲームの利用者数が歴代首位となっている<ref>{{cite web|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13H7O_T10C16A7TI5000/|title=任天堂の「ポケモンGO」、米で利用者数が歴代首位|work=日本経済新聞|accessdate=2016-07-14}}</ref>。またオンライン・リサーチサービスの{{仮リンク|サーベイモンキー|en|SurveyMonkey}}がAndroidアプリ市場でゲーム以外のアプリとの比較調査をし、[[Twitter]]を抜き[[Google マップ]]に迫る勢いであると発表<ref>{{cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/14/news098.html|title=「ポケモンGO」のデイリーユーザー数が北米ゲームアプリの歴代首位に アプリ全体でもGoogle Mapsに迫る勢い|work=ねとらぼ|accessdate=2016-07-14}}</ref>。米国では開始1週間で利用者6500万人を越えた<ref>{{cite web|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071400726&g=eco|title=米で利用者6500万人=「ポケモンGO」、開始1週間で-任天堂など|work=時事通信|accessdate=2016-07-14}}</ref>。[[スペイン]]と[[イタリア]]ではAppStore売上ランキングで首位になった<ref>{{cite web|url=http://gamebiz.jp/?p=165343|title=米『ポケモンGO』、スペインとイタリアのAppStore売上ランキングでも首位に|work=Social Game Info|accessdate=2016-07-18}}</ref>。 |
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当初想定したよりも速いスピードで大人気になってしまったため、多大な[[サーバ|サーバー]]負荷([[:en:Load (computing)|load]])が発生し、配信がすでに決まっていた[[イギリス]]、[[オランダ]]でのサービス開始は一時見合わせることになる事態が発生した<ref>{{cite web|url=http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20160711-00059854/|title=ポケモンGo、大人気すぎてリリース一時停止。日本での公開は先になるかも?|work=yahooニュース|accessdate=2016-07-11}}</ref>。また[[オーストラリア|豪]]では[[アプリケーションソフトウェア|アプリ]]をダウンロードしようとする人が殺到しサーバーがダウンした<ref>{{cite web|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3093684|title=ポケモンGO、豪ではついにサーバーがダウン 熱中し過ぎに警告も|work=AFPBB News|accessdate=2016-07-12}}</ref>。 |
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任天堂は正式な数値を発表をしていないが、米調査会社が公開4日で売上14億円を突破したと発表<ref>{{cite web|url=http://www.forbesjapan.com/articles/detail/12822|title=「ポケモンGO」公開4日で売上14億円突破、米調査会社データ|work=forbesjapan|accessdate=2016-07-12}}</ref>。 |
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アメリカではAndroidユーザーが[[WhatsApp]]や[[Instagram]]などのSNSより「Pokémon GO」に多く時間を費やすようになったことがデータ解析を手掛ける[[SimilarWeb]]により明らかになった<ref>{{cite web|url=https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-12/OA6MMP6JIJUU01|title=米で「ポケモンGO」のプレイ時間がワッツアップを上回る-チャート|work=bloomberg|accessdate=2016-07-12}}</ref>。 |
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=== 影響 === |
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Pokémon GOのヒット報道により、任天堂株が一時[[ストップ高]]、<ref>{{cite web|url=http://www.sankeibiz.jp/business/news/160711/bsj1607111027006-n1.htm|title=任天堂株が一時ストップ高 2万円突破し年初来高値 前週から海外配信のポケモン人気で|work=sankeibiz|accessdate=2016-07-11}}</ref>任天堂株が連日の急騰し売買代金は東証の1割超になっただけではなく[[ディー・エヌ・エー|DeNA]]、[[第一屋製パン|第一パン]]など関連銘柄も上昇など<ref>{{cite web|url=http://www.sankeibiz.jp/business/news/160712/bsj1607121706002-n1.htm|title=任天堂株が連日の急騰、売買代金なんと東証の1割超 DeNAや第一パンなど関連銘柄も上昇|work=sankeibiz|accessdate=2016-07-12}}</ref>株式市場では「ポケモノミクス」と呼ばれる現象が起こった<ref>{{cite web|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HL5_S6A710C1000000/?dg=1|title=市場に「ポケモノミクス」 関連企業の時価総額、4日で1兆3000億円増 |work=日本経済新聞|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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Pokémon GOの波は米音楽業界にも波及し、音楽ストリーミングサービスの[[Spotify]]ではポケモン関連ソングが急浮上し、テーマ曲の再生が3倍になるなどしている<ref>{{cite web|url=http://www.forbesjapan.com/articles/detail/12824|title=ポケモンGOブーム、音楽業界にも スポティファイでテーマ曲再生が3倍に|work=Forbesjapan|accessdate=2016-07-12}}</ref>。 |
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Pokémon GOでは距離の表示に世界標準の[[メートル法]]を採用しているが、アメリカでは[[ヤード・ポンド法]]が一般に使われているため、距離がわからないユーザーがキロメートルをマイルに変換する検索を多数した結果、「2km to miles」「5km to miles」「10km to miles」といったワードが急上昇ワードとなった<ref>{{Cite web |date= 2016-07-12|url= http://news.livedoor.com/article/detail/11754762/|title= アメリカ人、ついにメートル法を学習「ポケモンGO」のキロメートル表記が分からず検索急上昇|publisher= [[Livedoor ニュース]]|accessdate=2016-07-13}}</ref>。 |
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[[イスラエル]]と[[パレスチナ]]でも注目され、パレスチナでは、イスラエルが占領する地域の現状について伝える手段としてPokémon GOが用いられた<ref>{{cite web|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3093921|title=ポケモンGO、イスラエルとパレスチナでも注目|work=AFPBB News|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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=== うつ病患者や精神科医 === |
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John Grohol博士はテクノロジーが人の行動や[[メンタルヘルス]]に及ばす影響についての研究している[[精神医学]]の専門家であるが、博士がPokémon GOについて、あくまで[[精神療法]]や[[向精神薬|服薬]]の補助という位置づけに留まるものの、[[うつ病]]などメンタルヘルスの不調の改善に効果があると指摘し、Pokémon GOがメンタルヘルスの改善に及ぼす効果はかつて前例がないと語っている<ref>{{cite web|url=http://www.huffingtonpost.jp/engadget-japan/pokemon-go-good-for-mental-health_b_11048378.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001|title=「ポケモンGO」がうつ病や不安神経症を改善する 精神医学の専門家「前例ない効果」|work=Huffingtonpost|accessdate=2016-07-18}}</ref>。 |
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フロリダ州の18歳少女は3年間で必要なとき以外は外出することを避けていたが、Pokémon GOをやり始めたら楽しくてすぐに外出するようになり、数日間ゲームのためにお出かけするなど、うつ症状の少女にも影響が出ている<ref>{{cite web|url=https://www.buzzfeed.com/sakimizoroki/pokemon-go-goes-crazy?utm_term=.rsQBlkO2d#.apgyQPlgB|title=ポケモンGOで全米大騒ぎ でも、こんな勇気をもらった人も|work=BuzzFeed Japan|accessdate=2016-07-12}}</ref>。また他の例としてBPD(境界性パーソナリティ障害)とうつと不安障害のある女性が家から出られるようになったり、不安障害やうつのある男性がほとんどの時間を家の外で友だちと過ごすことができてPokémon GOがきっかけでうつ病などが改善しはじめている<ref>{{cite web|url=http://irorio.jp/umishimaakira/20160712/335291/|title=「うつが軽くなった」の証言多数!ポケモンGOの意外な効果が話題に|work=IRORIO|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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=== 政治家の反応 === |
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==== アメリカ ==== |
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アメリカミネソタ州上院議員の[[アル・フランケン]]は、[[個人情報]]保護、[[プライバシー]]保護の観点からの懸念を示した<ref>{{Cite web |date= 2016-07-13|url= http://jp.reuters.com/article/nintendo-pokemon-privacy-congress-idJPKCN0ZS2T1|title= ポケモンGO、米議員が個人情報保護めぐり開発会社に説明要求|publisher= [[ロイター|REUTERS]]|accessdate=2016-07-15}}</ref>。 |
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米大統領選の民主党候補である[[ヒラリー・クリントン]]は、Pokémon GOを使用するキャンペーンをアナウンスし、「誰がPokémon GOを製作したかは知らないが、どうやって彼らを投票に来させるかを探すだろう。」と述べた<ref name="cnn-politics">{{Cite web |date= 2016-07-14|url= http://edition.cnn.com/2016/07/14/politics/donald-trump-not-time-for-pokemon-go/|title= 'Pokemon Go' finds its way onto the campaign trail|publisher= CNN Politics|accessdate=2016-07-16}}</ref>。一方、米大統領選の共和党候補である[[ドナルド・トランプ]]は、Facebookにヒラリー・クリントンを皮肉るPokémon GOのパロディ動画を投稿したものの、自身はPokémon GOについて「私はしていないが、人々がプレイしているのは間違いない。時間があれば良いのに。」と語っている<ref name="cnn-politics"/>。 |
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==== イスラエル ==== |
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2016年7月13日、[[イスラエルの大統領|イスラエル大統領]]の[[ルーベン・リブリン]]は、FacebookにPokémon GOのスクリーンショットを投稿した<ref>{{cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/14/news115.html|title=イスラエル大統領が官邸でニャースを発見! 「ポケモンGO」をプレイか|work=ねとらぼ|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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==== ブラジル ==== |
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ブラジル・[[リオデジャネイロ市長]]の{{仮リンク|エドゥアルド・パエス|pt|Eduardo Paes}}は、ブラジルでのPokémon GOサービスが、8月5日に開催される[[リオデジャネイロオリンピック]]より前に開始されることを望んでいる<ref>{{Cite web |date= 2016-07-14|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3093944|title= ポケモンGO「リオ五輪にも来て!」 市長が熱いラブコール|publisher= [[フランス通信社|AFPBB News]]|accessdate=2016-07-15}}</ref>。 |
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==== ロシア ==== |
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ロシア・[[クレムリン]]の[[報道官]] [[ドミトリー・ペスコフ]]は、記者の質問に対し、「ポケモンは世界文化の宝庫であるクレムリンを訪問する理由にならない」と述べた<ref>{{Cite web |date= 2016-07-15|url= http://jp.sputniknews.com/russia/20160715/2488057.html|title= ペスコフ報道官:ポケモンを「捕まえる」ためにクレムリンに行く必要はない|publisher= [[スプートニク (通信社)|SPUTNIK]]|accessdate=2016-07-15}}</ref>。 |
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[[ロシア情報技術・通信省]]の[[ニコライ・ニキフォロフ]]は、「自身の会社を作り結果を残す人もいれば一日中ソファで過ごす人もいるし、ポケモンの後ろを走って溝に落ちるのを好む人もいる。誰もが自分自身で選ぶが、幸いにも我々は自由な国を持っている」と述べた<ref>{{Cite web |date= 2016-07-16|url= http://www.rferl.org/content/russians-see-cia-plot-satanism-in-pokemon/27860783.html|title= Pokemon Go Away: Russians See CIA Plot, ‘Satanism’ In Viral App|publisher= [[ラジオ・フリー・ヨーロッパ]]|accessdate=2016-07-16}}</ref>。一方、「才能のある人々が優秀なゲームを作った。私はいつもの部分、メディアでの水跳ねが欲しいとは思わないが、世界各国の動画情報を収集する[[情報機関|特殊機関]]の関与があってこのゲームが作成された疑いを持っている。」とも述べている<ref>{{Cite web |date= 2016-07-15|url= http://www.rbc.ru/business/15/07/2016/5789396a9a794776c97ecd00|title= Глава Минсвязи заподозрил создателей Pokemon Go в связи со спецслужбами|publisher= РБК|accessdate=2016-07-17}}{{ru icon}}</ref>。 |
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情報社会開発に関する連邦評議会の暫定委員会の会長Lyudmila Bokovaは、「ゲームは、子供の[[想像力]]の発展を助け[[人格]]を発展させる必要がある。私はこのゲームに肯定的となりうる可能性を何も見ていない」と述べた<ref>{{Cite web |date= 2016-07-15|url= http://www.vzsar.ru/news/2016/07/15/ludmila-bokova-schitaet-yaponskyu-igry-pokemon-go-provokaciei.html|title= Людмила Бокова считает японскую игру "Pokemon Go" провокацией|publisher= Взгляд-инфо|accessdate=2016-07-16}}{{ru icon}}</ref>。 |
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==== オランダ ==== |
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オランダ・[[ナイメーヘン]]は、[[ナイメーヘン国際フォーデーマーチ]]のために、多数のポケモン標識を設置した<ref name="pokemonborden">[http://www.telegraaf.nl/binnenland/26235316/__Borden_Pokemon_verdwenen__.html Pokémonborden Vierdaagse verdwenen] {{nl icon}} Telegraaf.nl 2016年7月18日</ref>。しかし、標識が何者かに盗まれてしまい、イベントの統括マネージャーであるTeddy Vrijmoetは、「(盗まれたのは)コレクターのためであろう」と語っている<ref name="pokemonborden"/>。 |
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==== 日本 ==== |
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2016年7月21日、[[菅義偉]]官房長官はPokémon GOが世界各地で人気化し「ポケモノミクス」と呼ばれる現象について一般論として「我が国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」、「コンテンツの海外展開を支援していきたい」と述べた一方、報道によりマナーや安全性について懸念する方もいる。ゲームを楽しむ方々がより安全に楽しむために内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)で注意喚起を出したことも述べた。<ref>{{cite web|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HAQ_R20C16A7000000/|title=官房長官、ポケモノミクス「極めて喜ばしい」|work=日本経済新聞|accessdate=2016-07-21}}</ref>。 |
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=== 宗教家の反応 === |
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[[スンナ派]]の最高教育機関である[[アル=アズハル大学]]次長のAbbas Shoumanは、Pokémon GOをプレイすることは、[[イスラム教]]によって禁じられている「飲酒」と同じくらい不正であると述べた<ref>{{Cite web |date= 2016-07-14|url= https://aboutcroatia.net/news/world/pokemon-go-prohibited-islam-egyptian-religious-body-says-29086|title= Pokemon Go is "prohibited" by Islam, Egyptian religious body says|publisher= About Croatia|accessdate=2016-07-15}}</ref>。[[トルコ]]の[[イマーム|イマーム組合]]ディヤネト・センの組合長メフメト・バイラクトゥタルは、トルコにおけるPokémon GOの禁止を提案している<ref>{{Cite web |date= 2016-07-15|url= http://www.afpbb.com/articles/-/3094012|title= ポケモンGOはイスラムを侮辱? トルコで禁止求める声|publisher= AFPBB News|accessdate=2016-07-15}}</ref>。 |
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=== 芸能人の反応 === |
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配信された国では芸能人もPokémon GOに熱狂している。[[ジョン・メイヤー]]、[[ジョー・ジョナス]]、[[デミ・ロヴァート]]、[[クリッシー・テイゲン]]、[[サラ・サンパイオ]]、[[タイガ]]、[[アビゲイル・ブレスリン]]等が夢中になっていることを明かしている<ref>{{cite web|url=http://irorio.jp/umishimaakira/20160712/335291/|title=爆発的な人気の「ポケモンGO」に海外セレブも夢中|work=日刊スポーツ|accessdate=2016-07-19}}</ref>。[[ジャスティン・ビーバー]]もゲームをプレーする為にNYに現れたなどの目撃情報が出ている<ref>{{cite web|url=http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1680955.html|title=J・ビーバーがポケモンGOをプレー、NYに現れる|work=日刊スポーツ|accessdate=2016-07-19}}</ref>。 |
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== 問題点 == |
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Pokémon GOは、歩きスマホになりにくくする対策として、注意事項の表示、ポケモンが出現した場合バイブ機能でスマートフォンが振動して通知する機能がある。また画面を見続けなくてもポケモンを捕獲できる「Pokémon Go Plus」もある。それでもマナーを守らないユーザーが問題を引き起している。こういった問題点に対し[[ポケモン (企業)|株式会社ポケモン]]は真偽を含めて詳細を確認し、対応すべきところは善処したいとコメントを寄せた<ref>{{cite web|url=http://www.sankei.com/economy/news/160714/ecn1607140006-n2.html|title=「ポケモンGO」、海外で人気爆発 任天堂株急騰も各地で騒動頻発豪|work=産経ニュース|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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=== ユーザーが引き起こす怪我・事故・事件 === |
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Pokémon GOは「周りをよく見て遊んでください」と起動時に注意文が表示されるのだが、それでもユーザーが夢中になって画面を見てしまい屋外を歩きまわり、溝に落ちたり、歩行者に衝突したり、転倒したり、負傷したりするケースが続出している。また立ち入り禁止の場所に侵入するなどということも発生している。 |
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====侵入事件==== |
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ポケモンが建物にいる場合は建物に近付くだけで捕まえられるのだが、[[オーストラリア]]では夢中になりすぎて警察署内に入っていまうケースもあった。警察署は[[Facebook]]上で「近付くだけでアイテムは獲得できる」と注意している<ref>{{cite web|url=http://www.cnn.co.jp/tech/35085588.html|title=「ポケモン現実世界でポケモン探し、スマホユーザーに警察署が注意 豪|work=CNN.co.jp|accessdate=2016-07-12}}</ref>。 |
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旧ユーゴスラビア構成国の[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]では、ポケモンユーザーが危険な[[地雷]]原指定地域に立ち入ったという情報を受けて、「ポケモンGO」の利用者に対して地雷注意の警告が出された<ref>{{cite web|url=http://www.bbc.com/japanese/36842615|title=地雷に注意 ボスニアで「ポケモンGO」利用者に警告|work=BBC News|accessdate=2016-07-20}}</ref>。紛争終結から20年たった今も、約12万個の地雷が残っているとみられている。 |
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====交通事故==== |
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2016年7月18日、アメリカ・[[ボルチモア]]で、Pokémon GOユーザーが、自動車運転中にPokémon GOをプレイし画面を覗き込み、路肩に停車中の警察車両(パトロールカー)に猛スピードで激突するという事故を引き起こした。車両はどちらも大破。事故の様子はビデオ録画され残されている。警察官3人は(警察車両を降りて)歩道で会話をしていた時にPokémon GOユーザーが事故を起こし、事故直後、警察官が事故を起こした運転者に大丈夫か尋ねるために近づいたところ、運転者はPokémon GOをプレイしているスマホ画面を見せたという。<ref>[http://www.polygon.com/2016/7/19/12231520/pokemon-go-accident-police-car-baltimore] [https://web.archive.org/web/20160721002537/http://www.polygon.com/2016/7/19/12231520/pokemon-go-accident-police-car-baltimore 同ページのarchive]</ref> |
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====強盗事件==== |
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また、ソーシャル機能「ビーコン」を使用しプレイヤーをおびき寄せ、プレイヤーに対し[[強盗]]を行った事案も発生している<ref>http://wired.jp/2016/07/12/pokemon-go-victims/</ref>。 |
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==== 日本の内閣サイバーセキュリティセンターによる注意喚起 ==== |
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日本では配信に先がけ[[内閣サイバーセキュリティセンター]]が親と子供向けに「ポケモンGO」注意事項を公開した<ref>{{cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/20/news153.html|title=危険な場所に入らない、歩きスマホは×――「ポケモンGO」注意事項を内閣サイバーセキュリティセンターが公開|work=ねとらぼ|accessdate=2016-07-21}}</ref>。 |
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== 地域活性化 == |
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Pokémon GOは[[地域活性化]]にも期待されている。米国で飲食店がPokémon GOを利用した集客をした所、お客が増えたとの報告が上がっておりニューヨークのピザ屋では週末に[[売上|売り上げ]]が75%アップしたとの報告が上がっている<ref>{{cite web|url=http://www.famitsu.com/news/201607/14110901.html|title=「『Pokemon GO』で飲食店の売上がアップ? 指名手配犯が見つかった? 海外での出来事まとめ|work=ファミ通|accessdate=2016-07-15}}</ref>。古着屋では「オシャレな古着に身を包んでモンスターボールを探そう」と書いたボードを掲げてPokémon GOをうまく販促に使っている。また美術館では近くにポケモンやポケストップが数多くあることを知り、写真を公式サイト上に掲載し話題をあつめたり、ある図書館ではPokémon GOを活用した集客促進を図ることを計画しているなどPokémon GOを使った販促が広がりを見せている<ref>{{cite web|url=http://forbesjapan.com/articles/detail/12872/1/1/1|title=ポケモンGOで「地方創生」の動き、図書館や美術館で活用広まる|work=Forbesjapan|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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日本の食べログにあたるレビューサイト「[[Yelp]]」のアプリでは「PokeStop Nearyby」というフィルターが加わりPokémon GO対象店舗で絞り込める機能がついた<ref>{{cite web|url=http://thebridge.jp/2016/07/yelp-adds-pokemon-go-filters-pickupnews|title=レビューサイト「Yelp」がポケモン GO人気に便乗、検索結果をポケモン GO対象店舗で絞り込める新機能|work=THE BRIDGE|accessdate=2016-07-18}}</ref>。 |
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ニュージーランド政府観光局はPokémon GOに反応し公式サイトで「レアなポケモンたちと遭遇するかもしれない!? 絶景スポット」と実際にレアポケモンがいるかは不明だが、観光スポットとして紹介している<ref>{{cite web|url=http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/19/news126.html|title=伝説ポケモン居るかも ニュージーランド観光局が「ポケモンGOでレアポケモンに遭遇しそうな絶景スポット」を公開|work=ねとらぼ|accessdate=2016-07-19}}</ref>。 |
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;韓国での現象 |
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[[2016年]]7月の配信当初において、地図データの海外搬出の恐れがあるGoogle マップのサービスをうまく利用できないため、[[大韓民国|韓国]]はPokémon GOを利用できる地域に含まれていないが、[[北緯38度線]]以北の[[江原道]][[束草市]]・[[高城郡 (朝鮮)|高城郡]]・[[襄陽郡]]・[[麟蹄郡]]などの[[朝鮮半島]]東岸地域や、[[日本海]]に浮かぶ[[慶尚北道]]の[[鬱陵島]]でプレーができるようになっていると、7月13日ころより現地報道各社が伝え始めた<ref name="Chuo0713">{{Cite web |author= |date=2016-07-13 |url=http://japanese.joins.com/article/228/218228.html |title=ポケモンGO、韓国ではできないはずだが…「なぜここでは可能?」 |publisher= 中央日報 |accessdate=2016-07-14}}</ref><ref name="yonhap0714">{{Cite web |author= |date=2016-07-14 |url=http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2016/07/14/0800000000AJP20160714002400882.HTML |title=韓国北東部で「ポケモンGO」ブーム 全国からゲーマー殺到 |publisher=聯合ニュース |accessdate=2016-07-14}}</ref>。配信を利用できるとされた地域にはPokémon GOを試みようと人々が集まって来ており、宿泊施設をはじめとする商業施設は利用客の増加の恩恵を受けて[[地域活性化]]につながっている<ref name="yonhap0714"/>。アプリ開発会社ナイアンティックのディレクターが、同月中に韓国を訪問することも伝えている<ref name="Chuo0713"/>。また韓国では正式リリース前にも係らず裏技的なやり方でダウンロード100万突破し<ref>{{cite web|url=http://japanese.joins.com/article/336/218336.html|title=正式配信前の「ポケモンGO」、韓国でのダウンロード100万突破|work=中央日報|accessdate=2016-07-18}}</ref>、韓国の芸能人も熱狂している<ref>{{cite web|url=http://japanese.joins.com/article/259/218259.html|title=韓国でも「ポケモンGO」人気…EXOチャニョルなど芸能人も熱狂|work=中央日報|accessdate=2016-07-18}}</ref>。 |
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== 提携店舗制度 == |
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Pokémon GO開始当初の公式スポットは運営元のナイアンティックが選定した店舗や公共スポットであるが、近く企業から[[スポンサー]]料を受け取るスポットの受付に関する詳細を発表するとジョン・ハンケCEOが明かした<ref>{{cite web|url=http://forbesjapan.com/articles/detail/12851|title=「ポケモンGO、広告でも巨大ビジネスに 「提携店舗」受付開始へ|work=Forbesjapan|accessdate=2016-07-14}}</ref>。 |
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日本では初めから[[マクドナルド]]と提携しておりマクドナルドが「ジム」などになる予定<ref>{{cite web|url=http://ascii.jp/elem/000/001/196/1196987/|title=マクドナルド、ポケモンGOとのコラボ正式発表|work=ASCII|accessdate=2016-07-21}}</ref>。 |
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== 関連項目 == |
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* [[Ingress]](イングレス) - [[スマートフォン]]向けの拡張現実技術を利用したオンラインゲーム・位置情報ゲーム。[[Pokémon GO]]と同じく[[ナイアンティック]]が開発した。 |
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== 脚注 == |
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{{Reflist|30em}} |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.pokemon.co.jp/ex/PokemonGO/ Pokémon GO公式サイト] |
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* [http://pokemongo.nianticlabs.com/ja/ Pokémon GO] - [[Niantic]] |
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{{Video-game-substub}} |
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{{Template:ポケットモンスター|ゲーム}} |
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{{DEFAULTSORT:ほけもんこお}} |
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[[Category:Android用ゲームソフト]] |
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[[Category:iOSのゲーム]] |
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[[Category:ポケットモンスター関連のゲームソフト]] |
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[[Category:2016年のコンピュータゲーム]] |
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[[Category:拡張現実]] |
2016年7月21日 (木) 08:58時点における版
対応機種 | iOS、Android |
---|---|
開発元 | Niantic, Inc. |
発売元 | Niantic, Inc. |
販売元 | 株式会社ポケモン |
音楽 | 増田順一[1] |
美術 | デニス・黄[2] |
シリーズ | ポケットモンスター |
バージョン |
iOS: 1.0.3 Android: 0.29.3 |
人数 | シングルプレイ, マルチプレイ |
発売日 |
2016年7月6日 2016年7月13日 2016年7月14日 2016年7月15日 24か国 2016年7月16日 2016年7月17日 2016年7月19日 2016年3月34日 |
必要環境 |
互換性 iOS: 8.0 以降 Android: 4.4 以降 サイズ iOS: 110 MB Android: 58MB |
エンジン | Unity |
その他 |
対応言語 日本語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、英語 |
Pokémon GO(ポケモン ゴー、表記揺れ:ポケモンGO)は、株式会社ポケモン、任天堂、ナイアンティックによるスマートフォン向けアプリ[3]。対応プラットフォームはAndroidとiOS[4]。ナイアンティックのゲーム「Ingress」を基に開発された、拡張現実(AR)を用いた位置情報ゲームで、現実の世界を舞台にポケットモンスターの特徴である捕獲・育成・交換・バトルを楽しむことができる。基本プレイは無料だがアイテムに課金される方式。
ゲームシステム
プレイヤーはポケモントレーナーとなり、現実世界を歩いて探索してポケモンを捕獲・育成・交換・バトルをすることができる。
ポケモンの捕獲
アプリを起動中にポケモンが自分から遠くない位置に現れると、スマートフォンが振動して(バイブ機能で)通知する。タップし、マップ(地図)でポケモンの現実世界での正確な位置を確認しその場所へユーザーが実際に移動するとポケモンと遭遇。AR機能を利用しスマホのカメラ機能を作動させ、画面内に映る現実風景の上に重なるように現れたポケモンに対して、手前の現れたモンスターボールをスワイプして弧を描くように投げ、うまくポケモン付近に当たるとポケモンを捕獲できる。昼と夜の概念もある。また、カメラ機能を使えばポケモンを撮影可能。
ポケモンの育成
ユーザーが指定された距離(「~km」と表示)を現実世界で歩くことで、スマホ内のポケモンを卵からふ化させることができる。(スマホのGPSだけでなく各種センサ機能を活用しており、指定距離を自動車や電車や自転車などで移動してもダメで、ユーザーが実際に歩いた時だけ可能になるように工夫されている。結果としてユーザーの運動不足を解消する役割も果たす。)
ポケモンの交換
E3の質疑応答イベントで交換機能は最初から実装しているわけではなくユーザーが多くのポケモンをゲットしてから実装する予定になっている[5]。
ポケストップ
ポケストップはマップ上に現れる特定の場所(名所旧跡・有名なモニュメント・ポケモンセンター等)のことで、モンスターボールなど、さまざまな道具が手に入る。
ジムバトル
ポケモントレーナーは3つのチームに分かれてバトルをして「ジム」を奪い合う。プレイヤーはどれか1つのチームに参加することができる。
プレイヤーのポケモンを配置すると所属でき、「無所属のジム」にポケモンを配置した場合プレイヤーが参加しているチームのものとなり、そしてチームの仲間と協力して「ジム」を守る。またプレイヤーは別のチームの「ジム」にジムバトルを仕掛けることができる。ジムバトルはポケモンが持つ2つの技を使って、相手のポケモンと戦う。相手のポケモンからの攻撃は、画面を左右にスワイプして避ける事も可能。バトルに勝利すると相手の「ジム」の名声の値が下がっていき、ゼロになると仲間チームの「ジム」にできる。仲間チームの「ジム」では、「ジム」に配置されたポケモンとトレーニングすることができ、「名声」の値と「ジム」のレベルを上げることができる。「ジム」のレベルが上がると、より多くのトレーナーが「ジム」に所属し、ポケモンを配置できるようになる。
メダル
ゲーム内には様々なチャレンジがあり、達成すると「メダル」を入手可能。獲得したメダルは、プロフィール画面で見ることができる。
ポケコイン
有料アイテム。モンスターボールやゲームを有利に進める事のできる道具などを購入できる。
楽曲
『Pokémon GO』の楽曲は、『ポケットモンスター』シリーズのディレクターとして知られ、ポケモンファンの心に残る数々の名曲を制作してきた、増田順一(ますだじゅんいち)氏が手がけている。
Pokémon GO Plus
ナイアンティックが開発・運営しているIngressでは歩きスマホが問題となっており、Pokémon GOではその反省点を生かし、歩きスマホを防止するためのデバイス「Pokémon GO Plus」(ポケモン ゴー プラス)も発売する。仕組みはBluetooth Low Energyを用いてスマートフォンと連携し、近くにポケモンがいる等のゲーム情報を、ランプと振動で知らせてくれたり、ボタンを押せばポケモンを捕まえるなどの基本操作も行うことができる。簡単に説明するとスマートフォンの画面を見続けなくてもPokémon GOを遊ぶことのできるデバイスである[6]。またPokémon GO Plusを持っていると少し得するサービスの提供も予定している[7]。
開発史、世界各地のサービス開始歴
- 2015年9月10日 - ポケモンの石原恒和代表取締役社長が『Pokémon GO』を開発中であることを発表[8][9]。
- 2016年
- 7月6日 - オーストラリア、ニュージーランド、アメリカで先行サービス開始。
- 7月13日 - ドイツでサービス開始。
- 7月14日 - イギリスでサービス開始。
- 7月15日 - イタリア、スペイン、ポルトガルでサービス開始。
- 7月16日 - ベルギー、オランダ、スイス、アイルランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、オーストリア、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、エストニア、ギリシャ、グリーンランド、ハンガリー、アイスランド、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニアでサービス開始。
- 7月17日 - カナダでサービス開始。
- 7月19日 - プエルトリコでサービス開始。
反響と影響
オーストラリア、アメリカ合衆国、ニュージーランドで2016年7月に先行配信が開始された。ストアでランキング1位を獲得し[10]、米国ではスマホゲームの利用者数が歴代首位となっている[11]。またオンライン・リサーチサービスのサーベイモンキーがAndroidアプリ市場でゲーム以外のアプリとの比較調査をし、Twitterを抜きGoogle マップに迫る勢いであると発表[12]。米国では開始1週間で利用者6500万人を越えた[13]。スペインとイタリアではAppStore売上ランキングで首位になった[14]。
当初想定したよりも速いスピードで大人気になってしまったため、多大なサーバー負荷(load)が発生し、配信がすでに決まっていたイギリス、オランダでのサービス開始は一時見合わせることになる事態が発生した[15]。また豪ではアプリをダウンロードしようとする人が殺到しサーバーがダウンした[16]。
任天堂は正式な数値を発表をしていないが、米調査会社が公開4日で売上14億円を突破したと発表[17]。
アメリカではAndroidユーザーがWhatsAppやInstagramなどのSNSより「Pokémon GO」に多く時間を費やすようになったことがデータ解析を手掛けるSimilarWebにより明らかになった[18]。
影響
Pokémon GOのヒット報道により、任天堂株が一時ストップ高、[19]任天堂株が連日の急騰し売買代金は東証の1割超になっただけではなくDeNA、第一パンなど関連銘柄も上昇など[20]株式市場では「ポケモノミクス」と呼ばれる現象が起こった[21]。
Pokémon GOの波は米音楽業界にも波及し、音楽ストリーミングサービスのSpotifyではポケモン関連ソングが急浮上し、テーマ曲の再生が3倍になるなどしている[22]。
Pokémon GOでは距離の表示に世界標準のメートル法を採用しているが、アメリカではヤード・ポンド法が一般に使われているため、距離がわからないユーザーがキロメートルをマイルに変換する検索を多数した結果、「2km to miles」「5km to miles」「10km to miles」といったワードが急上昇ワードとなった[23]。
イスラエルとパレスチナでも注目され、パレスチナでは、イスラエルが占領する地域の現状について伝える手段としてPokémon GOが用いられた[24]。
うつ病患者や精神科医
John Grohol博士はテクノロジーが人の行動やメンタルヘルスに及ばす影響についての研究している精神医学の専門家であるが、博士がPokémon GOについて、あくまで精神療法や服薬の補助という位置づけに留まるものの、うつ病などメンタルヘルスの不調の改善に効果があると指摘し、Pokémon GOがメンタルヘルスの改善に及ぼす効果はかつて前例がないと語っている[25]。
フロリダ州の18歳少女は3年間で必要なとき以外は外出することを避けていたが、Pokémon GOをやり始めたら楽しくてすぐに外出するようになり、数日間ゲームのためにお出かけするなど、うつ症状の少女にも影響が出ている[26]。また他の例としてBPD(境界性パーソナリティ障害)とうつと不安障害のある女性が家から出られるようになったり、不安障害やうつのある男性がほとんどの時間を家の外で友だちと過ごすことができてPokémon GOがきっかけでうつ病などが改善しはじめている[27]。
政治家の反応
アメリカ
アメリカミネソタ州上院議員のアル・フランケンは、個人情報保護、プライバシー保護の観点からの懸念を示した[28]。
米大統領選の民主党候補であるヒラリー・クリントンは、Pokémon GOを使用するキャンペーンをアナウンスし、「誰がPokémon GOを製作したかは知らないが、どうやって彼らを投票に来させるかを探すだろう。」と述べた[29]。一方、米大統領選の共和党候補であるドナルド・トランプは、Facebookにヒラリー・クリントンを皮肉るPokémon GOのパロディ動画を投稿したものの、自身はPokémon GOについて「私はしていないが、人々がプレイしているのは間違いない。時間があれば良いのに。」と語っている[29]。
イスラエル
2016年7月13日、イスラエル大統領のルーベン・リブリンは、FacebookにPokémon GOのスクリーンショットを投稿した[30]。
ブラジル
ブラジル・リオデジャネイロ市長のエドゥアルド・パエスは、ブラジルでのPokémon GOサービスが、8月5日に開催されるリオデジャネイロオリンピックより前に開始されることを望んでいる[31]。
ロシア
ロシア・クレムリンの報道官 ドミトリー・ペスコフは、記者の質問に対し、「ポケモンは世界文化の宝庫であるクレムリンを訪問する理由にならない」と述べた[32]。
ロシア情報技術・通信省のニコライ・ニキフォロフは、「自身の会社を作り結果を残す人もいれば一日中ソファで過ごす人もいるし、ポケモンの後ろを走って溝に落ちるのを好む人もいる。誰もが自分自身で選ぶが、幸いにも我々は自由な国を持っている」と述べた[33]。一方、「才能のある人々が優秀なゲームを作った。私はいつもの部分、メディアでの水跳ねが欲しいとは思わないが、世界各国の動画情報を収集する特殊機関の関与があってこのゲームが作成された疑いを持っている。」とも述べている[34]。
情報社会開発に関する連邦評議会の暫定委員会の会長Lyudmila Bokovaは、「ゲームは、子供の想像力の発展を助け人格を発展させる必要がある。私はこのゲームに肯定的となりうる可能性を何も見ていない」と述べた[35]。
オランダ
オランダ・ナイメーヘンは、ナイメーヘン国際フォーデーマーチのために、多数のポケモン標識を設置した[36]。しかし、標識が何者かに盗まれてしまい、イベントの統括マネージャーであるTeddy Vrijmoetは、「(盗まれたのは)コレクターのためであろう」と語っている[36]。
日本
2016年7月21日、菅義偉官房長官はPokémon GOが世界各地で人気化し「ポケモノミクス」と呼ばれる現象について一般論として「我が国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」、「コンテンツの海外展開を支援していきたい」と述べた一方、報道によりマナーや安全性について懸念する方もいる。ゲームを楽しむ方々がより安全に楽しむために内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)で注意喚起を出したことも述べた。[37]。
宗教家の反応
スンナ派の最高教育機関であるアル=アズハル大学次長のAbbas Shoumanは、Pokémon GOをプレイすることは、イスラム教によって禁じられている「飲酒」と同じくらい不正であると述べた[38]。トルコのイマーム組合ディヤネト・センの組合長メフメト・バイラクトゥタルは、トルコにおけるPokémon GOの禁止を提案している[39]。
芸能人の反応
配信された国では芸能人もPokémon GOに熱狂している。ジョン・メイヤー、ジョー・ジョナス、デミ・ロヴァート、クリッシー・テイゲン、サラ・サンパイオ、タイガ、アビゲイル・ブレスリン等が夢中になっていることを明かしている[40]。ジャスティン・ビーバーもゲームをプレーする為にNYに現れたなどの目撃情報が出ている[41]。
問題点
Pokémon GOは、歩きスマホになりにくくする対策として、注意事項の表示、ポケモンが出現した場合バイブ機能でスマートフォンが振動して通知する機能がある。また画面を見続けなくてもポケモンを捕獲できる「Pokémon Go Plus」もある。それでもマナーを守らないユーザーが問題を引き起している。こういった問題点に対し株式会社ポケモンは真偽を含めて詳細を確認し、対応すべきところは善処したいとコメントを寄せた[42]。
ユーザーが引き起こす怪我・事故・事件
Pokémon GOは「周りをよく見て遊んでください」と起動時に注意文が表示されるのだが、それでもユーザーが夢中になって画面を見てしまい屋外を歩きまわり、溝に落ちたり、歩行者に衝突したり、転倒したり、負傷したりするケースが続出している。また立ち入り禁止の場所に侵入するなどということも発生している。
侵入事件
ポケモンが建物にいる場合は建物に近付くだけで捕まえられるのだが、オーストラリアでは夢中になりすぎて警察署内に入っていまうケースもあった。警察署はFacebook上で「近付くだけでアイテムは獲得できる」と注意している[43]。 旧ユーゴスラビア構成国のボスニア・ヘルツェゴビナでは、ポケモンユーザーが危険な地雷原指定地域に立ち入ったという情報を受けて、「ポケモンGO」の利用者に対して地雷注意の警告が出された[44]。紛争終結から20年たった今も、約12万個の地雷が残っているとみられている。
交通事故
2016年7月18日、アメリカ・ボルチモアで、Pokémon GOユーザーが、自動車運転中にPokémon GOをプレイし画面を覗き込み、路肩に停車中の警察車両(パトロールカー)に猛スピードで激突するという事故を引き起こした。車両はどちらも大破。事故の様子はビデオ録画され残されている。警察官3人は(警察車両を降りて)歩道で会話をしていた時にPokémon GOユーザーが事故を起こし、事故直後、警察官が事故を起こした運転者に大丈夫か尋ねるために近づいたところ、運転者はPokémon GOをプレイしているスマホ画面を見せたという。[45]
強盗事件
また、ソーシャル機能「ビーコン」を使用しプレイヤーをおびき寄せ、プレイヤーに対し強盗を行った事案も発生している[46]。
日本の内閣サイバーセキュリティセンターによる注意喚起
日本では配信に先がけ内閣サイバーセキュリティセンターが親と子供向けに「ポケモンGO」注意事項を公開した[47]。
地域活性化
Pokémon GOは地域活性化にも期待されている。米国で飲食店がPokémon GOを利用した集客をした所、お客が増えたとの報告が上がっておりニューヨークのピザ屋では週末に売り上げが75%アップしたとの報告が上がっている[48]。古着屋では「オシャレな古着に身を包んでモンスターボールを探そう」と書いたボードを掲げてPokémon GOをうまく販促に使っている。また美術館では近くにポケモンやポケストップが数多くあることを知り、写真を公式サイト上に掲載し話題をあつめたり、ある図書館ではPokémon GOを活用した集客促進を図ることを計画しているなどPokémon GOを使った販促が広がりを見せている[49]。
日本の食べログにあたるレビューサイト「Yelp」のアプリでは「PokeStop Nearyby」というフィルターが加わりPokémon GO対象店舗で絞り込める機能がついた[50]。
ニュージーランド政府観光局はPokémon GOに反応し公式サイトで「レアなポケモンたちと遭遇するかもしれない!? 絶景スポット」と実際にレアポケモンがいるかは不明だが、観光スポットとして紹介している[51]。
- 韓国での現象
2016年7月の配信当初において、地図データの海外搬出の恐れがあるGoogle マップのサービスをうまく利用できないため、韓国はPokémon GOを利用できる地域に含まれていないが、北緯38度線以北の江原道束草市・高城郡・襄陽郡・麟蹄郡などの朝鮮半島東岸地域や、日本海に浮かぶ慶尚北道の鬱陵島でプレーができるようになっていると、7月13日ころより現地報道各社が伝え始めた[52][53]。配信を利用できるとされた地域にはPokémon GOを試みようと人々が集まって来ており、宿泊施設をはじめとする商業施設は利用客の増加の恩恵を受けて地域活性化につながっている[53]。アプリ開発会社ナイアンティックのディレクターが、同月中に韓国を訪問することも伝えている[52]。また韓国では正式リリース前にも係らず裏技的なやり方でダウンロード100万突破し[54]、韓国の芸能人も熱狂している[55]。
提携店舗制度
Pokémon GO開始当初の公式スポットは運営元のナイアンティックが選定した店舗や公共スポットであるが、近く企業からスポンサー料を受け取るスポットの受付に関する詳細を発表するとジョン・ハンケCEOが明かした[56]。
日本では初めからマクドナルドと提携しておりマクドナルドが「ジム」などになる予定[57]。
関連項目
- Ingress(イングレス) - スマートフォン向けの拡張現実技術を利用したオンラインゲーム・位置情報ゲーム。Pokémon GOと同じくナイアンティックが開発した。
脚注
- ^ “Pokémon GO”. pokemon.com. 2016年6月15日閲覧。
- ^ “'Pokemon Go' is a work of art, not a social experiment”. Los Angeles Times (July 15, 2016). July 15, 2016閲覧。
- ^ 佐藤, 和也 (September 10, 2015). “現実世界でポケモンゲット--位置情報スマホゲームを「Ingress」のNianticらと開発”. CNET Japan. ASAHI INTERACTIVE, Inc. September 10, 2015閲覧。
- ^ Reilly, Luke (September 10, 2015). “Pokémon GO Coming to Smartphones”. IGN. Ziff Davis. September 10, 2015閲覧。
- ^ “リリースは7月中か!? 「Pokémon GO」Developer Q&Aの情報まとめ”. gizmodo (2016年6月16日). 2016年7月16日閲覧。
- ^ “Pokémon GO Plusのご紹介”. pokemongo. 2016年7月12日閲覧。
- ^ “スマホ向けアプリ『Pokémon GO』でポケモンが現実世界に近づいてきた”. 週刊アスキー. 2016年7月21日閲覧。
- ^ “ポケモン×Niantic×任天堂 スマートフォン向け新プロジェクト開始!” (PDF). ポケモン (2015年9月10日). 2016年7月15日閲覧。
- ^ “【速報】スマホ向けアプリ『Pokémon GO』電撃発表! 任天堂の宮本氏も登壇”. ファミ通App (2015年9月10日). 2016年7月15日閲覧。
- ^ “アメリカで配信開始の『ポケモンGO』さっそくApp Storeでランキング1位を獲得”. インサイド. 2016年7月11日閲覧。
- ^ “任天堂の「ポケモンGO」、米で利用者数が歴代首位”. 日本経済新聞. 2016年7月14日閲覧。
- ^ “「ポケモンGO」のデイリーユーザー数が北米ゲームアプリの歴代首位に アプリ全体でもGoogle Mapsに迫る勢い”. ねとらぼ. 2016年7月14日閲覧。
- ^ “米で利用者6500万人=「ポケモンGO」、開始1週間で-任天堂など”. 時事通信. 2016年7月14日閲覧。
- ^ “米『ポケモンGO』、スペインとイタリアのAppStore売上ランキングでも首位に”. Social Game Info. 2016年7月18日閲覧。
- ^ “ポケモンGo、大人気すぎてリリース一時停止。日本での公開は先になるかも?”. yahooニュース. 2016年7月11日閲覧。
- ^ “ポケモンGO、豪ではついにサーバーがダウン 熱中し過ぎに警告も”. AFPBB News. 2016年7月12日閲覧。
- ^ “「ポケモンGO」公開4日で売上14億円突破、米調査会社データ”. forbesjapan. 2016年7月12日閲覧。
- ^ “米で「ポケモンGO」のプレイ時間がワッツアップを上回る-チャート”. bloomberg. 2016年7月12日閲覧。
- ^ “任天堂株が一時ストップ高 2万円突破し年初来高値 前週から海外配信のポケモン人気で”. sankeibiz. 2016年7月11日閲覧。
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