ポケットモンスター (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
ポケットモンスター
ジャンル ロールプレイングゲーム
開発元 ゲームフリーク
発売元 任天堂
ポケモン
主な製作者 田尻智
杉森建
増田順一
石原恒和
大森滋
1作目 ポケットモンスター 赤・緑
(1996年2月27日)
最新作 ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン
(2017年11月17日)
スピンオフ作品 ポケモンスタジアムシリーズ
ポケモンコロシアム
ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア
ポケモンバトルレボリューション
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
Pokémon GO
ほか、多数
公式サイト ゲーム ポケットモンスターシリーズ|ポケットモンスターオフィシャルサイト
テンプレートを表示

この項目では、株式会社ポケモン(設立以前は任天堂)から発売されているロールプレイングゲーム『ポケットモンスター』の本編シリーズについて記述する。アニメ、映画、カードゲーム、スピンオフのゲームなどを含む『ポケモン』全般については、ポケットモンスターを参照。

概要[編集]

ポケットモンスター 赤・緑』から始まったこのシリーズは、「ポケットモンスター」、通称「ポケモン」と呼ばれる架空の生き物が生息している世界を舞台としたロールプレイングゲームである。ゲームの主な目的は、多種類存在するポケモンすべてをポケモン図鑑に登録(最低一度は捕獲するか通信交換などで手に入れる)すること(つまり図鑑の完成)と、用意されたシナリオに沿ってイベントを進行させたりバトルしたりしながらエンディングまで到達することの二つに大別することが可能で、特に後者はこのゲームの基礎的な遊び方である。

プレイヤーの持つポケモンを野生のポケモンと戦わせたり、NPCポケモントレーナーの繰り出すポケモンと戦わせたりすることでポケモンは成長していく。オーソドックスなコンピュータRPGと同様に、ポケモンには1匹ごとに能力値を表すパラメータや成長の度合いを表すレベルなどが存在するが、プレイヤーキャラクターにはそれらの概念はないのも大きな特徴である。

構造は『ウルトラセブン』に登場するカプセル怪獣で、スタッフもその旨を明言している。[1]企画当初の名称である『カプセルモンスター』や、ボールから出す際の「いけ」や「頼むぞ」、戻す際の「もどれ」のかけ声もこれを意識したものである。一部のポケモンの中にはウルトラ怪獣を意識した姿をした個体も存在する。

戦いや勝敗(ひいては生死)がある意味必然だったRPGで

  • 死の存在しないバトル(戦闘不能は死ではなく「ひんし(瀕死=死にそうな状態)」と表記されている)
  • 自分ではなくポケモンを戦わせるというスタンス(初期の説明書にはその旨の注記がある)
  • 敵だったポケモンを仲間として捕獲し、また育て鍛えることができる
  • スポーツマンシップに通じる健全さ
  • ポケモン自体の多彩さと戦術的に奥の深い属性や能力や「わざ」
  • プレイヤー同士が通信によって育てたポケモンで対戦したり、交換したりできる要素

などが、新鮮なゲーム要素としてユーザーに迎えられ、子供はもちろん大人にも愛用されている。

また同時に2つ(後にそれ以上)のバージョンをリリースし、それぞれのプログラム側パラメータを違うものにしておくことでどちらかのバージョンでしか手に入らないポケモンを作る(それによってユーザー間のポケモン交換を促進する狙いがあった)など、ゲーム的にも商品としても新しい試みに挑戦して話題を呼んだ。

『ハートゴールド・ソウルシルバー』以前の作品では、ゲーム内での解説文やわざの名前・キャラクターの台詞などには、基本的に漢字は使われず、ほとんどが平仮名表記だった。「」は例外だが、これは通貨単位としての記号のような扱いである。また、『ルビー・サファイア』以降、「人」「回」も数量表示で使われるが台詞やメッセージには登場しない。しかし、『ブラック・ホワイト』以降では、「ポケモン赤・緑世代の人達にもう一度遊んでもらえるように」と大人にとって読みやすい漢字表記を導入している。なお、従来通りに平仮名のみの表記に切り替えることも可能である。外伝作品では、すでに『ポケモンコロシアム』の段階から漢字が使われていたが、振り仮名が振られていた。

なお、「ポケモンマスター」や「(ポケモンを捕まえるという意味での)ゲット」等の単語はアニメが初出であり、ゲーム本編では使用されていない(ただしピカチュウ版にはピカチュウの「ゲットだぜ」アクションが存在する)。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』中の台詞では「ほかく」という単語に置き換えられている。

シリーズ一覧[編集]

タイトル 対応機種 発売日 備考
ポケットモンスター 赤・緑 ゲームボーイ 1996年2月27日 シリーズの原点。
2016年2月27日には、ニンテンドー3DS用バーチャルコンソール版も発売。
ポケットモンスター 青 1996年10月15日 『赤・緑』の別バージョンの一つ(マイナーチェンジ版)。
当初は限定販売であったが、後に一般販売された。
ポケットモンスター ピカチュウ 1998年9月12日 劇場版第1作公開記念として発売された、『赤・緑』の別バージョンの一つ(マイナーチェンジ版)。
アニメポケットモンスターに倣い、最初のパートナーとなるポケモンがピカチュウに変更されている。
ポケットモンスター 金・銀 ゲームボーイカラー 1999年11月21日 シリーズ初の続編。
前作との通信交換が可能で、ゲームボーイ&カラー共通カートリッジのため、ゲームボーイでもプレイ可能。
ポケットモンスター クリスタルバージョン 2000年12月14日 『金・銀』の新バージョン(マイナーチェンジ版)。
『金・銀』とは異なりゲームボーイカラー専用。
ポケットモンスター ルビー・サファイア ゲームボーイアドバンス 2002年11月21日 完全新作としては3作目。
今作から発売元が株式会社ポケモンになった。
ハードがGBAになったことで、これまでのシリーズとの通信はできなくなった。
ゲームシステムが大幅に一新されている。
ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン 2004年1月29日 ルビー・サファイアと通信交換・通信対戦が、できる。『赤・緑』を、『ルビー・サファイア』のシステムを基にしつつGBA用にリメイクしたもの。
ポケットモンスター エメラルド 2004年9月16日 『ルビー・サファイア』の新バージョン(マイナーチェンジ版)。
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ニンテンドーDS 2006年9月28日 完全新作としては4作目。
GBAシリーズ(第3世代)からダブルスロット機能でポケモンを連れてくることができる。
初のインターネット通信に対応。
ポケットモンスター プラチナ 2008年9月13日 『ダイヤモンド・パール』の新バージョン(マイナーチェンジ版)。
ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー 2009年9月12日 GDSシリーズ以前とは互換性がなく通信プレイができない『金・銀』を、『ダイヤモンド・パール』のシステムを基にしつつニンテンドーDS用にリメイクしたもの。
『クリスタルバージョン』の要素も含まれている。
ポケットモンスターブラック・ホワイト 2010年9月18日 完全新作としては5作目。
前作に引き続きハードはニンテンドーDSだが、ニンテンドーDSiの独自機能に対応している。
ポケットモンスターブラック2・ホワイト2 2012年6月23日 今までの別バージョン(リメイク版)や新バージョン(マイナーチェンジ版)ではなく、
ナンバリングを冠した続編の位置づけ。
ポケットモンスター X・Y ニンテンドー3DS 2013年10月12日 完全新作としては6作目。
すべての種類のポケモンが、本編シリーズでは初となる3Dモデルで表現されている。
ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア 2014年11月21日 『ルビー・サファイア』を『X・Y』のシステムを基にしつつニンテンドー3DS用にリメイクしたもの。
ポケットモンスター サン・ムーン 2016年11月18日 完全新作としては7作目。
前作に引き続き、ハードはニンテンドー3DS。
ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン 2017年11月17日 『サン・ムーン』の新バージョン(マイナーチェンジ版)。
ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ Nintendo Switch 2018年11月16日 『ピカチュウ』をNintendo Switch用にリメイクしたもの。
本編シリーズでは初となる据え置き型ゲーム機の作品。
(タイトル未定) 2019年後半

完全新作としては8作目の予定。
詳細は不明だが、発売予定であることをポケモン新作発表会にて明かされている。

スピンオフ[編集]

本編の他に据え置き型ゲーム機の対戦用ソフトとして、『ポケモンスタジアム』シリーズ、『ポケモンコロシアム』、『ポケモンXD』、『ポケモンバトルレボリューション』がある。『コロシアム』と『XD』では、上記の全地方から見て「遠く離れた土地」を舞台にした冒険も繰り広げられる。

それ以外のゲームタイトルについては、ポケットモンスターの関連ゲームを参照すること。

ゲームシステム[編集]

本シリーズに共通しているゲームシステムを述べる。特に本シリーズを代表する要素である、育成・対戦・通信といったものを中心に解説する。

同一の世代に分類されるものは、ストーリー等は異なっていてもほぼ同一のゲームシステムであり、高い互換性を持つ。たとえば、『ダイヤモンド』と『ハートゴールド』はストーリーや舞台は全く異なるが、互いに通信対戦や通信交換を行うことができる。他方で、世代の異なる作品同士の互換性は低い。第一世代と第二世代は双方向のポケモン移動が可能(ただし、第一世代に登場するポケモンでかつひでんマシン技を除く第一世代の技のみを覚えている個体に限る)、第二世代と第三世代では一切のデータの互換性がない、第三世代以降は後世代への一方向のポケモン移動が可能である。

データの互換性が低くなる理由は、世代が更新されるたびに新たなポケモン・わざ・アイテムなどが追加される為である。逆に言えば、世代が更新されない限り新ポケモンや新アイテムが追加されることはない。なお、一部例外はあり、例えば、「はっきんだま」は第四世代の途中(『プラチナ』)で新たに追加されたアイテムである。そのため、このアイテムには「通信交換できない」等の特殊な制約がある。同一世代であっても後で発売されたソフトで追加された道具・技・フォルムは先に発売されたソフトには転送できない場合(同一世代内で後で発売されたソフト同士での転送(通信交換)なら可能)がある。

育成システム[編集]

基本的には「けいけんち経験値)」の蓄積によるレベルアップという、多くのRPGと同じシステムとなっている。

レベルの最大値はいずれのポケモン・シリーズにおいても100である。レベルアップに伴って能力値も上昇する。 ポケモン毎に成長速度が異なる。レベル100になるために必要な経験値の量には、60万、80万、100万、106万、125万、164万の6種類のタイプがある。nの3乗からとられることが多い。基本的にレベルが高いほど次のレベルまでに必要な経験値が多くなる。最多で68116である。164万タイプのみ、レベルアップするのに必要な経験値が多くなったり少なくなったりする。

ポケモンの能力[編集]

バトルにおけるポケモンの能力は、HP(体力)、こうげき(物理攻撃)、ぼうぎょ(物理防御)、とくこう(特攻:特殊攻撃の略)、とくぼう(特防:特殊防御の略)、すばやさ(素早さ)の6つからなり、「ステータス」とも呼ばれる。

第一世代においては「とくこう」「とくぼう」がとくしゅ(特殊)という1つのステータスだった。『金・銀』で「とくこう」と「とくぼう」が新設された際、第一世代のポケモンではもとの「とくしゅ」の能力値をそのまま両方に受け継いだ者もいれば、いずれか一方だけもとの値が保持され、もう一方がより高い / 低い値に設定されたことによって強化 / 弱化された者もいる。

これらの能力は技の効果などで一時的に上下することがある。「めいちゅうりつ(命中率)」と「かいひりつ(回避率)」は上記のステータスではないが、同様に一時的に変化することのあるパラメータである。ゲーム中で「こうげきが あがった」「かいひりつが さがった」などと表示されたときはこの一時的な変化が起こっている。この変化は段階的に起こるものであり、1つの能力に対し上下各6段階まで変化する。「○○があがった / さがった」と表示された時は1段階、「ぐーんとあがった / がくっとさがった」と表示された時は2段階、「ぐぐーんとあがった/がくーんとさがった」と表示された時は3段階以上変化している。この変化はあくまで一時的なものであり、ポケモンがバトルから離れたりバトルが終了したりすると元に戻る。

一方、ポケモンコンテストにおける「コンディション」やポケスロンでの「パフォーマンス」という能力もある。

能力成長の詳細[編集]

各々の能力ごとに、隠しパラメータがいくつか設定されている。ゲーム内はもちろん攻略本でも基本的には公開されていないが、公式では「ポケモンごとに個性がある」、「同じポケモンでも微妙な能力の差異がある」、などとその影響を暗示しており、ファンの間では「種族値」「個体値」「努力値[2]」と呼ばれている。この俗称は2017年のゲーム関連の書籍にも掲載されている[3]。これらのパラメータが、一見単純な成長システムに奥行きを与えている。なお、第二世代までと第三世代以降ではシステムが大きく異なる。

ポケモンの性格[編集]

第三世代から追加された要素。能力値への影響をはじめとして、ポロックやポフィンの好みの味(好きな味だとコンディションが少し多めに上がる)、一部のきのみの効果、『エメラルド』のバトルパレスでの行動パターンに影響する。ポケモンの性格は生まれつき決まっており、変化することはない。

例えば、「さみしがり」な性格のポケモンは「こうげき」が伸びやすく、「ぼうぎょ」が伸びにくい。また、「からい」味を好み、「すっぱい」味を嫌う。性格が影響する能力と好みの味の間には関係があり、伸びやすい能力に好きな味が対応している。例えば「こうげき」と「からい」味は対応している。この対応については下の表の最後の行に示す。

「がんばりや」「てれや」「まじめ」「きまぐれ」「すなお」の5つの性格は能力値の変化や味の好みがない。これらの性格の場合、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では「すききらいなし」「なんでも よくたべる」と表示される。

下の表は性格が能力値に与える影響を示したもので、数字は影響する能力値にかかる倍率であり、空欄は1倍である。『ハートゴールド・ソウルシルバー』『ブラック・ホワイト』ではポケモンの能力値表示欄で1.1倍になる能力が赤文字で、0.9倍になる能力は青文字でそれぞれ表示される。

性格別の能力値への影響
性格 こうげき ぼうぎょ とくこう とくぼう すばやさ
さみしがり 1.1 0.9
いじっぱり 1.1 0.9
やんちゃ 1.1 0.9
ゆうかん 1.1 0.9
ずぶとい 0.9 1.1
わんぱく 1.1 0.9
のうてんき 1.1 0.9
のんき 1.1 0.9
ひかえめ 0.9 1.1
おっとり 0.9 1.1
うっかりや 1.1 0.9
れいせい 1.1 0.9
おだやか 0.9 1.1
おとなしい 0.9 1.1
しんちょう 0.9 1.1
なまいき 1.1 0.9
おくびょう 0.9 1.1
せっかち 0.9 1.1
ようき 0.9 1.1
むじゃき 0.9 1.1
対応する味 からい すっぱい しぶい にがい あまい

ポケモンの進化[編集]

ポケモンの中には一定の条件がそろうと別のポケモンに「しんか」(進化)するものがある。ここでいう「進化」とは現実世界においてダーウィンが示した進化ミッシングリンクの概念も含む)とは異なり、「成長」や「変態」の概念に近い。進化は不可逆であり、一度進化すると進化前の姿には戻ることはできない(ただし一部、ヤドランに対して何らかの衝撃が加わり、尻尾に食いついていたシェルダーが外れてヤドンに戻る。ナッシーの頭が落ちてタマタマになり他の仲間をテレパシーで探して群れを成すなど、ポケモン図鑑には「進化前の姿に戻ってしまう」という内容の記述がある。 また、ディグダコイルダンバルの様に、複数で集まって進化するという記述の例もあるが、この場合ゲーム上ではいずれも通常のレベルアップで進化する。)

例えばアチャモは進化するとワカシャモになり、さらに進化するとバシャーモになる。進化すると別のポケモンとなるため能力が変わる。多くの場合は能力が上昇するが、例えばストライクからハッサムへの進化のような一部の能力が下がるものやハクリューからカイリューに進化することによるタイプの追加・変化、ヤルキモノからケッキングの進化における特性の変化、また進化前のポケモンのみの防御力を大幅に上昇するアイテム「しんかのきせき」などが存在し、完全には「進化したほうが強い」とも言い切れない。また、進化させるタイミングによって最終的にステータスに差が出ることは無い。第一世代の一部書籍に「ぎりぎりまで進化キャンセルした方がいい」「遅いレベルで進化させると能力が大幅に上がる」という説明があったが、これはきそポイントが反映されてから進化させた影響によるものである。

一方で、レベルアップによる進化をするとレベルアップで覚える「わざ」を覚えるレベルが遅くなる傾向がある。たとえば、ワカシャモは「スカイアッパー」をレベル50で覚えられるが、バシャーモに進化するとレベル59にならなければ覚えられない。また、一部の覚えられる「わざ」が変わったり、追加されたり無くなったりすることもある。このパターンは『ルビー・サファイア』になってから多くなっている。たとえば、アチャモが覚えられる「ほのおのうず」はワカシャモに進化すると「ビルドアップ」に差し替えられレベルアップでは覚えられなくなる。「しんかのいし」を使って進化させる場合は「わざ」をレベルアップでほとんど覚えられなくなることが多い。ただし通信交換によって進化するポケモンの場合はそのような現象はあまりない。

進化していないポケモンは俗に「たねポケモン」と呼ばれ、後発作品で「進化前」として追加されたポケモンは「ベイビィポケモン」と呼ばれているが、もともとポケモンカードゲームの用語でありゲーム中では用いられない。現在はカードゲームでも「ベイビィポケモン」の呼び名・分類は廃されており、進化しないたねポケモンとして扱われている(例:ポケモンカードゲームLEGENDシリーズのピチューピカチュウに進化することができない)。

進化のバリエーション[編集]

ポケモンの進化は基本的に一定のレベルに達すると行われる(「レベル進化」と呼ばれる)が、以下のような特殊な進化も存在している。レベルアップで進化する場合は、進化中にゲーム機のBボタンを押すことによって進化をキャンセルすることができる(レベルアップ以外の方法で進化を始めた場合はキャンセルできない)。また、『金・銀』以降ではポケモンに「かわらずのいし」という道具を持たせることであらゆる進化を未然に阻止することができる。野生のポケモンや一部のトレーナーが使用するポケモンの中には、本来進化するレベルよりも低いレベルで進化後の形態になっているものもいる。なお、レベルを下げる手段は現時点で存在しないため、レベルが100になってしまうと二度とレベル進化をすることができない(レベルアップ以外の進化はレベル100でも行える)。

条件付きレベルアップ
特定の条件を満たした状態でレベルを上げることで進化する。以下のような例がある。レベルの数値自体は関係ない。
第二世代より採用
  • ポケモンが一定以上なついている。例えばピチューからピカチュウの進化はこの方式である。なつかせるためには、ずっと手持ちに入れて歩く・レベルを上げる・マッサージや毛繕いを受けさせる・アイテムを使用することなどが必要となり、「やすらぎのすず」を持たせておくとなつき度の上昇が早まる。さらにエーフィブラッキーのようにレベルを上げる時間帯が関係するものもある。逆に、値段は安いがとても苦いとされる漢方薬(「ちからのねっこ」や「ふっかつそう」などの回復アイテム)を与え続けると、なつき度が下がる。
第三世代より採用
  • ポロックやポフィン(コンテストに関係するコンディションを上げる食べ物)によって美しさが一定以上になっている。ヒンバスからミロカロスへの進化のみがこのパターンだが、第五世代で「きれいなウロコ」を持たせて通信交換する進化方法が追加されている。後から進化方法が追加されたのはこの系統のみである。
第四世代より採用
第六世代より採用
  • 3DS本体が特定の状態になっている。マーイーカがレベル30以上にレベルアップする時、3DS本体のジャイロセンサーが本体が逆さであることを検知している(本体をひっくり返している状態)と、カラマネロに進化する。
  • ポケパルレの「なかよし」のパラメーターが一定以上である。イーブイの「なかよし」のパラメーターを一定以上にして、フェアリータイプの技を覚えてレベルを上げるとニンフィアに進化する。
  • フィールドが特定の天気になっている。ヌメイルがLv.50以上にレベルアップする時、バトル終了時にフィールドが雨の状態だとヌメルゴンに進化する。
「しんかのいし」による進化
「ほのおのいし」「みずのいし」など特殊な石を使うことにより進化する。例えば、ピカチュウからライチュウへの進化は「かみなりのいし」を必要とする。なお、『ピカチュウ』バージョンで主人公のパートナーとなるピカチュウは、アニメ版の「サトシのピカチュウ」が進化を拒否する描写を再現しており、「かみなりのいし」による進化を拒否する。該当する石を持ってさえいれば、ポケモンのレベルに関係なくいつでも進化させられる反面、上述の通りレベルで「わざ」を殆ど覚えられなくなってしまう(イーブイのように進化後にタイプが全く変わってしまうポケモンなど一部例外はある)。
通信進化
ポケモンの通信交換を行った際に進化する。例えば、ユンゲラーからフーディンの進化は通信進化である。
  • 特定の道具を持たせた状態で交換したときのみ進化するポケモンもいる。例えばポリゴンは「アップグレード」を持った状態で交換されるとポリゴン2ヘと進化する。
  • 特定のポケモン同士で交換した場合のみ進化する。互いのプレイヤーがチョボマキカブルモを出し合って交換すると、チョボマキはアギルダーに、カブルモはシュバルゴに進化する。
分岐進化
一種のポケモンが異なる進化条件の下で複数のポケモンに進化するものがある。例えば先に述べたイーブイは「かみなりのいし」でサンダース (ポケモン)に、「みずのいし」でシャワーズに進化するほか、なつき進化もするなど現時点で8つのバリエーションがある。そのほか、レベル進化と通信進化を併せ持つポケモンや、能力値(バルキーの「こうげき」と「ぼうぎょ」のどちらが高いか、など)によって異なった進化をするポケモン・性別によって進化形態が異なるポケモン(ユキワラシキルリアミノムッチなど。ミツハニーヤトウモリはメスのみ進化)もいる。
何に進化させるかはほとんどの場合プレイヤーが自由に選択できるが、ケムッソだけはカラサリスマユルドのどちらに進化するかが個体ごとにランダムで決まっており、実際に進化させるまでどちらに進化するかわからない。
分裂
ツチニンのみが起こす特殊な進化形態である。ツチニンがテッカニンに進化する際に手持ちに空きがあり、なおかつ「モンスターボール」(ほかのボールは不可)を少なくとも1個持っている場合に、空きの部分にヌケニンが1匹加わる。第三世代では、モンスターボールを持っていなくても手持ちに空きがあればよく、進化前のツチニンと同じボールに入ったヌケニンが入手できる。第四世代以降では、ヌケニンはモンスターボールに入っている。ドードーモノズの様に進化する毎に頭が増えるなどの意味の分裂とは異なる(これらは通常のレベルアップで進化する)。
メガシンカ
『X・Y』からできた新しい進化で、進化を超えた進化とされる。上記の進化とは異なり、バトル中のみ進化し、バトル終了後には元の姿に戻るため、どちらかと言えば後述のフォルムチェンジに近い。『X・Y』においてメガシンカはカロス地方のみで見られるとされている(ただし、ポケットモンスター THE ORIGINではカントー地方内でメガシンカしている描写がある)。また、メガシンカには「メガストーン」という石をポケモンに持たせ、それと反応する「キーストーン」という石をトレーナーが装備する必要がある。メガストーンにはいくつか種類があり、それぞれのメガストーンがいずれかポケモン1体とのセットになっており、メガストーンの名前にはどのポケモンとセットなのか分かるようにセットのポケモンの名前が入っている。例えば、バシャーモナイトというメガストーンがバシャーモ専用のメガストーンであるなど。ただしレックウザのみメガストーンを必要とせず、「ガリョウテンセイ」という技を覚えさせることでメガシンカする。類似のシステムとして、グラードン・カイオーガのみ使用可能な「ゲンシカイキ」というものがある。

ポケモンのフォルムチェンジ[編集]

進化とは似て非なる物に、「フォルムチェンジ」がある。これは形質が何らかの要因で大きく変化するが、変化の要因が失われると元の姿に戻る、または新たな要因が加わると更に別の姿に変化するというもので、一時的な変化であり可逆の現象である。例えば、デオキシスは特殊な隕石の力で4種類の姿に変化する。また、これに類似するシステムとして、キュレムやネクロズマが使用可能な「吸収合体」、サトシのゲッコウガのみ使用可能な「キズナ現象」がある。

ポケモンのタマゴ[編集]

『金・銀』から追加された要素。オスとメスと同時に、ポケモンを預けると冒険している間に預けたポケモンの経験値を蓄積させ、レベルを上げてもらえる施設である「そだてや」に預け、しばらく冒険すると「タマゴ」が手に入り、やがてポケモンが孵る。オスとメスは後述のタマゴグループが同じならば別の種類のポケモンでも構わない。この場合、孵るのは原則としてメスと同じ種類の一番進化前のポケモンとなるが、片方がメタモンである場合はメタモンでない側となる。 孵ったばかりのポケモンのレベルはすべて同じ(第二/第三世代はレベル5、第四世代以降ではレベル1)であり、預けたポケモンから「わざ」などを受け継ぐことができる(後述)。そのためタマゴからかえったポケモンは他のポケモンより強くなることが多い。

そだてやの外にいる店員に話しかけた時の最後の台詞に応じて、タマゴの見つかりやすさは以下の通りになる。

  • 仲はとっても良いようだ(種類が同じで親が違う):70%
  • まずまずのようだ(種類も親も同じか、種類も親も違う):50%
  • それほどよくない(種類が異なり親が同じ):20%
  • 別々に遊んでいる(タマゴ未発見グループが預けられている、オスとメスでない、タマゴグループが違う):0%

なお、このパーセンテージはある決まった歩数を歩いた時にタマゴが発見される確率を表しているため、タマゴの見つかりやすさ0%の返答でなければいつかは必ずタマゴが見つかる。ポケモンを預けっぱなしにしてタマゴを複数手に入れることも可能。その場合、先述のタマゴ発見確率に応じてタマゴが発見される。

すべてのポケモンのペアからタマゴが得られる訳ではなく、下記の「タマゴグループ」と呼ばれる分類が一致していなければならない。これは後述の「タイプ」とは別物であり、生物的な雰囲気の似ているポケモンが同じグループに属している。2つのグループを持つポケモンもおり、この場合は少なくとも一方が一致していれば良い。

タマゴグループ

新バージョンで進化前のポケモンが追加された場合[編集]

『ルビー・サファイア』以降で新たに追加された進化前のポケモンのタマゴを得るためには、預けるポケモン(オス・メスどちらでもよい)に特定のアイテムを持たせることが必要となる(例:タマンタの場合、マンタインに「さざなみのおこう」を持たせて預けるなど)。

わざの継承[編集]

タマゴから孵るポケモンは、預けたポケモンのわざを条件次第で引き継ぐことができる。通常は先に述べた孵った時点でのレベルまでに覚えるわざを覚えた状態で孵るが、以下の条件を満たしていればそのわざを優先的に覚えた状態で生まれる。

  • 預けたオス・メス共に覚えているわざで、孵るポケモンがレベルアップで覚えるわざ。
  • 預けたオスが覚えているわざで、孵るポケモンがわざマシン・ひでんマシンで覚えることができるわざ(第六世代では引き継がない)。
  • 預けたオスが覚えているわざで、孵るポケモンの「タマゴわざ」として定義されている、レベルアップやわざマシンで覚えられないわざ。「タマゴわざ」といえば、普通はこれを指す。なお、『X・Y』からはこの技をメスが覚えている場合も継承するようになった。
世界観上での設定[編集]

『金・銀』の冒頭で「今までポケモンがどこから生まれるのか謎だったが、『ポケモンのタマゴ』がついに発見された」という話が語られるが、直接の前作との間ですら矛盾が見られる。例としては『赤・緑』のポケモン図鑑内で、他のポケモンの卵を食べたり産卵のために川を上るポケモンについて触れられている。

哺乳類系や無機物系など、卵から産まれることに違和感のあるポケモンもいる。公式ガイドブックなどによると「『タマゴ』は必ずしも『卵』ではなく、保育器のようなもの」との設定が存在する。

設定ではポケモンが卵を産む瞬間は一切目撃されていないということになっており、「産んだ」証拠がない以上、タマゴはあくまでも「どこからかいつのまにか持ってくる」ものとされている。ゲーム内や(『金・銀』以降の)関連書籍でも決して「産む」という表記はされていないが、「親」「子」などの表現は使用されている。 『X・Y』のヒヨクシティにいるおじさんが正確には、ポケモンのゆりかごと語っている。

バトルシステム[編集]

ポケモン同士が戦うシステムである。ポケモントレーナー(ポケモンを扱う人。本シリーズの主人公もポケモントレーナーである。「トレーナー」と略される)は、ポケモンに対して指示を出す役割を担う。トレーナーは道具を使ってポケモンを援護することもできるが、あくまで補助的なものでありトレーナー自身が直接ポケモンに対して攻撃したり、逆にポケモンを使ってトレーナーを直接攻撃することはできない。ポケモン同士の戦いのみが許される。

バトルには野生ポケモンとのバトルと、ポケモントレーナー同士のバトルがある。野生ポケモンとのバトルは、歩いていると突然野生のポケモンが出現(エンカウント)して発生するバトルである。野生のポケモンが出現する場所は草むら・洞窟・海などの自然地だけで、通常町なかで出現することはない。ポケモントレーナー同士のバトルは、各地にいるポケモントレーナーに戦いを挑んだり挑まれることによって発生する。

基本的なシステム[編集]

トレーナーは6体までのポケモンを持つことができる(これを手持ちポケモンという)が、バトルの時は原則として1体ずつのポケモンを繰り出す(シングルバトル)。バトルが始まるとトレーナーはターンごとに、1.「わざ」を1つ選ぶ、2.戦闘させるポケモンを入れ替える、3.道具を使用する、のいずれか1つを選択する。野生のポケモンとのバトルに限り、逃げる、通信対戦時は降参するという選択肢もある。なお、通信対戦では道具の使用はできない。

互いのポケモンは技を繰り出し合い、どちらかのHPが0になるまで戦う。HPが0になるとポケモンは「ひんし」(瀕死)状態となり、戦闘不能となる。野生のポケモンとのバトルであれば、この時点でバトル終了となる。野生のポケモンは「ひんし」にさせる以外に捕獲することもできるが、これは捕獲の節で述べる。

トレーナー同士の対戦であれば、「ひんし」状態になった時点で、そのポケモンは強制的にモンスターボールに戻され、「ひんし」状態でない手持ちポケモンがまだ存在する場合は新たなポケモンを繰り出さなければならない。どちらかの手持ちポケモンがすべて「ひんし」状態になった時点でバトル終了となる。負けたトレーナーは所持金の一部を賞金として支払わなければならない。なお、野生のポケモンとのバトル時には逃げることもできるが、トレーナー同士のバトルの場合は一度戦いを挑んだり挑まれたりすると逃げることはできない。以上のように敗北時のペナルティはあるものの、バトルで負けることによってストーリー自体は中断されないので、いずれの作品もゲームオーバーの概念は極めて曖昧である。

GBA版以降は、以下に示す特殊なバトル形式が追加されている。通信対戦では、従来通りのシングルバトルかこれらの方式か選ぶことができる。 アニメ版では現在の所、ローテーションバトルが行われたことはない。

ダブルバトル
『ルビー・サファイア』以降から追加。1人のトレーナーが同時に2体のポケモンを繰り出して対戦する。
マルチバトル
『ルビー・サファイア』以降から追加。2人がポケモンを1体ずつ出し合い、2人対2人で対戦する。
トリプルバトル
『ブラック・ホワイト』以降から追加。1人のトレーナーが同時に3体のポケモンを繰り出して対戦する。
ローテーションバトル
『ブラック・ホワイト』以降から追加。シングルバトルの形式で3体のポケモンをターン毎に位置を切り替えて対戦する。
群れバトル
『X・Y』以降から追加。1人のトレーナーが複数の野生ポケモンに対して1体のポケモンを繰り出して対戦する。
スカイバトル
『X・Y』のみに登場。ひこうタイプ、またはとくせい「ふゆう」を持つポケモンによる空中戦。ただし、ひこう、ふゆうを持つポケモンでもゲンガールチャブルのようにグラフィックで地面に足を付けているポケモンは参加できない。また、バトル中にメガシンカによってひこうタイプでなくなっても問題は無い。
乱入バトル
『サン・ムーン』から追加。野生ポケモンが他のポケモンを呼び出して対戦する。

捕獲[編集]

野生ポケモン(あるいはゲーム中の特定のイベントなどで対峙するポケモン)とのバトルでは、そのポケモンを「モンスターボール」などの捕獲道具で捕獲することができる。バトル中にモンスターボールなどの道具を投げつけるとポケモンを捕獲できる可能性があるが、ポケモンのHPが多く残っているなど元気なうちは捕獲成功率は低い。「わざ」を使って相手を弱らせたり、何らかの状態異常(「ねむり」「どく」「まひ」など。ポケモンの状態異常の節で述べる)にしたりすれば捕獲成功率は上昇するが、HPを0にしてしまうと上述の通りバトルが終了してしまう。アニメ版ではポケモン同士のバトルではなく、人間自らが戦い、ポケモンを弱らせて捕獲する描写が1度だけあるが、ゲームでは不可能である。

基本的に他のトレーナーが所有するポケモンを捕獲して奪うことはできない(トレーナーのポケモンにボールを投げると弾かれる)が、ポケモンコロシアムとポケモンXDにおいて、悪の組織に改造されたポケモンを奪い返すという名目においてのみ許される(この行為は「スナッチ」と呼ばれる)。『コロシアム』では通常のポケモンをスナッチしようとすると作中のヒロインに止められてしまい、『XD』では主人公の持つ機械が作動しない為、いずれもスナッチできない。アニメ版ではトレーナーが所有するポケモンに別のトレーナーがモンスターボールを当てても、そのポケモンには反応しないといった描写がある。

なお、同一世代でも、その世代の一方のバージョンのみに出現する野生ポケモンが存在し、図鑑の完成には対になるバージョンの通信交換を要するものもある。

その他、通常のプレイ進行では捕獲不可能(入手方法がアニメ映画の前売り券などの特典や懸賞などでの期間限定の配布に限られる)なポケモンが存在し、これらは「幻のポケモン」と呼ばれ、並外れて高いステータスを有するものがほとんどである。特に過去に配布でのみ入手できたポケモンは、現時点では入手できる手段が存在しない。また、通常のプレイ進行で捕獲できるポケモンでも、イベントなどで配布されるものについては、通常の方法では覚えられない技を所持しているものがある。

ポケモンの技[編集]

1体のポケモンは、「わざ」(以下「技」と表記)を4つまで覚えることができる。技には相手を攻撃するもの(攻撃技)、自分や相手の能力を変化させるもの、相手を状態異常にするもの、場の天候や状態を変化させるもの、自分のHPを回復するものなどがある。攻撃技以外の技は「へんかわざ」と分類されている。

技以外の攻撃方法、いわゆる「通常攻撃」は本編では基本的に存在しない。例外として『ハートゴールド・ソウルシルバー』における「ポケウォーカー」内での戦闘で「こうげき」・「かわす」という技以外の攻撃や防御が行われる。

技はポケモンごとに指定された特定のレベルに達した時に覚えるほか、「わざマシン」「ひでんマシン」といったアイテムで覚えさせたり、各地にいる特定の人物から教えてもらうことができる(人から教えてもらえる技はそのポケモンが主人公に最高になついていなければ覚えられない)。技を4つ覚えた状態で新たな技を覚えさせる場合、覚えている4つの技のうちのどれかを忘れさせる必要がある。このとき、「ひでんわざ」は忘れさせることができないので、予め特定の人物に忘れさせてもらわなければならない。忘れさせた技のうち、レベルアップで覚えた技は、「わざおしえマニア」や「マダムメモリアル(サン・ムーン)」という人物に思い出させてもらうことができる。ただし、「サン・ムーン」では習得条件を満たしていない技も教えてもらえる。

  • 例:「げきりん」は威力120でしかも何回も攻撃できる大技で、カイリューの場合レベル67にならないと覚えられないが、マダムメモリアルに頼めばレベル55でも覚えさせられる。

そのため、マダムメモリアルを上手く使えば低レベルのうちに好きな技や大技を覚えさせることができる。

技には個別に以下のパラメータが設定されている。

いりょく(威力)
攻撃技の強さを表す数値で、大きいほど相手に与えるダメージが大きくなる。固定ダメージを与える技(「ソニックブーム」など)や攻撃技ではない「へんかわざ」には「いりょく」が設定されていない。
めいちゅう(命中)
技の命中(成功)のしやすさをパーセンテージで表した数値で、30から100までの数値が設定され大きいほど技が相手に命中(成功)しやすくなる。
命中率100でも攻撃側のポケモンの「めいちゅうりつ」が下がっていたり、防御側のポケモンの「かいひりつ」が上がっていたりする場合などには命中しない場合がある。ただし、特性「ノーガード」のポケモンがいる場合はどの技も必ず当たる。また、「命中」が「 ― 」となっている技もあり、この場合は状況によらず必ず命中(成功)する。
PP(パワーポイント)
それぞれの技に設定された技を繰り出せる回数。技を1回使用するたびに1つ消費し、残りPPが0になるとその技は使用できなくなる。技の仕様などで効果がなかった場合も消費するが、以下の場合は消費しない。
  • 1.「こんらん」状態で自分を攻撃した場合
  • 2.「メロメロ」状態で技を封じられた場合
  • 3.相手にひるまされた場合
  • 4.「まひ」状態で攻撃できなかった場合
すべての技のPPが0になってから技を使おうとすると、「わるあがき」という自分もダメージを受けてしまう技を繰り出すことになる。
初期PPは最も多いものでは40、最少は例外を除いて5。
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』からのゲームシリーズは、PPの残りが最大値の1/2になると黄色、1/4とオレンジと変わり、PPが0になると赤と表示する。
多くの場合威力が大きい攻撃技や1回の戦闘で何度も使用するわけではない技はPPが低く、威力が小さい攻撃技やステータスを変化させる変化技はPPが大きい傾向にある。
戦闘を終了させても回復することはなく、ポケモンセンターに行くかアイテムでPPを回復させる方法以外は存在しない。PPを回復させるアイテムはショップには売っておらず、入手は困難である。

また、技は「ぶつり」「とくしゅ」および「へんか」(第四世代以降)の3つに分類されるほか、1つのタイプ(ポケモンのタイプと共通)を持つ。さらに、特殊な効果や使用条件がある技も多い。また、技の中には失敗するとペナルティーがあるものも存在する。

本項は「わざ」の仕様が述べられているが、技の性質はポケモンや周囲の状況で大きく変わってくる。

  • 「のろい」の効果はゴーストタイプとそれ以外のタイプで違う。
  • 「そらをとぶ」「あなをほる」などを使うと大半の攻撃技が命中しなくなるが、それぞれ「かみなり」「じしん」などは命中し、その際ダメージが2倍になるものもある。
  • 特性「しめりけ」のポケモンがいると、「じばく」「だいばくはつ」は使えなくなる。
  • 「シャドーダイブ」は、「まもる」や「みきり」を突破する。また技が終了するまでの間は、いかなる技も受けない。
  • 「ひみつのちから」の追加効果と「しぜんのちから」は、バトル時の地形により異なる。

他にも様々なポケモン・タイプ・効果が複雑に絡みあっており、ゲームのみならずアニメ・漫画のバトルにおいても奥深い組み合わせと戦い方を生み出している。

ポケモンのタイプ[編集]

BYR color wheel.svg この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

すべてのポケモンには、その性質を表す「タイプ」が設定されており、これは他のRPGにおける「属性」に相当。第三世代でイメージカラーが設定された。

タイプは全18種類で、ポケモンの種類によって1つまたは2つを持つ。例えばピカチュウはでんきタイプ、ギャラドスはみず・ひこうタイプとなっている。前述のようにポケモンが覚える各種の技にもそれぞれ1種類のタイプが設定されており、ポケモンは自身のタイプと同じタイプの技を多く覚える傾向にある(ただしソーナンスなど自身と一致するタイプの技をほとんど覚えない例外も存在する)。例えば、ピカチュウなら「でんじは」「10まんボルト」「エレキボール」といったでんきタイプの技を中心に覚える。

各技のタイプと技を受けるポケモンのタイプには相性が存在し、組み合わせによっては効果が大きくなったり逆に効果を失ったりもする。でんきタイプの技を例に挙げると、みずタイプとひこうタイプのポケモンには大きな効果を上げるが、くさタイプや自身と同じくでんきタイプのポケモンにはあまり効果的でなく、じめんタイプのポケモンには一切通用しない。ただし、「みらいよち」や「わるあがき」など一部の技は相手のタイプに影響を受けずにダメージを与える性質を持っている。また、本来は効果がなかったり薄かったりするタイプに対する攻撃を有効にする技(「みやぶる」「かぎわける」など、みずタイプに対して「フリーズドライ」など)や特性「きもったま」や、アイテムもある。最近では、自他ともにタイプを変更・追加する技(「テクスチャー」「ほごしょく」「みずびたし」など)や特性(「へんしょく」「へんげんじざい」)も増えた。あるタイプや効果抜群の技を受けても無力化・軽減する特性(「ふゆう」「あついしぼう」など)に対し、その効果を無視する特性(「かたやぶり」など)もある。

タイプの詳細を以下に記す。

ノーマル
イメージカラーは白。
シンプルな姿をしたポケモンが多く、文字通りすべての基本となるタイプ。犬・猫・鼠など、小型・中型哺乳類の姿をしたものが多い。また、ほとんどの鳥ポケモンはこのタイプが複合されている。ノーマル以外にも様々なタイプの技を覚えるポケモンが多いのも特徴で、初心者にも扱いやすい。技は「たいあたり」「でんこうせっか」「のしかかり」「すてみタックル」など物理攻撃が比較的多いが、「トライアタック」「ハイパーボイス」「はかいこうせん」などのように音波やエネルギー体などをぶつける技も少数ある。得意なタイプや耐性は存在しないが、弱点がかくとうタイプのみで、ゴーストタイプのポケモンとはお互いのタイプ一致技が無効になる。専門とする四天王がいない。
タイプZワザは「ウルトラダッシュアタック」。
最も威力が高い技は、第二世代以降の「だいばくはつ」で250である。これは全てのタイプの技でも最高威力であるが、使用したポケモンは必ず「ひんし」になる。「ウルトラダッシュアタック」でこの技を指定した場合は「ひんし」にならないが、威力は200になる。
ほのお
イメージカラーは赤。
炎や熱を纏い、それを駆使するポケモン。犬・狐・猿・トカゲなど、陸生動物の姿をしたポケモンが多い。暖色系の体色のものが多く、火山に生息するものも多い。中には体表が溶岩のように熱かったり、体自体が溶岩でできているものもいる。灼熱の炎を出して戦うものが多く、その炎を体に纏った状態で打撃を与える技もある。また、ドラゴンタイプのポケモンもほのおタイプの技を多く覚える。攻撃後に自分のほのおタイプを消すことができる技「もえつきる」を覚えるものも少数いる。この技は、自分がほのおタイプでなければ成功しない。じめんタイプやかくとうタイプに次いで得意タイプが多く、耐性タイプもはがねタイプに次いで多い。
タイプZワザは「ダイナミックフルフレイム」。
御三家の特性は「もうか」、最終進化系は「ブラストバーン」、全進化系統が「ほのおのちかい」を覚える。
「やけど」状態にならない。相性的にこおりタイプには強いが、「こおり」状態にはなる。
みず
イメージカラーは青。
海・川・沼・湖など、水がある場所に多く生息しているポケモン。生息域は淡水と海水で大きく分かれる。海水域ではクジラやアザラシなどの大型水棲哺乳類、魚に至ってはサメやエイ、タツノオトシゴなど特徴的なものまで、他にも貝やカニ、ヒトデやクラゲなど、全体的に様々な魚介類の姿をしたものが多い。淡水域でも金魚、カエル、ザリガニ、ナマズなど多種多様。主に水中戦が得意で、大量の水を噴出したり、大波や激流を起こして押し流したり巻き込んだりする技も多い。
タイプZワザは「スーパーアクアトルネード」。
御三家の特性は「げきりゅう」、最終進化系は「ハイドロカノン」、全進化系統が「みずのちかい」を覚える。
くさ
イメージカラーは緑。
樹木や草花など、森林や大自然に関係したポケモン。緑を基調とした体色が多い。植物の姿をしたものから、ある動物の体から草木を生やした様な姿まで様々。森や草原だけでなく、一部では湿地帯や乾燥地帯に生息するものもいる。ツルをムチのように叩きつけたり、葉っぱで刀や手裏剣のように斬りつけたり、種を飛ばして狙い撃つなど独特な戦い方をする。相手から体力を奪って回復する技も豊富。いわタイプと並んで弱点は最多。ノーマルタイプ同様、専門とする四天王がいない。
タイプZワザは「ブルームシャインエクストラ」。
御三家の特性は「しんりょく」、最終進化系は「ハードプラント」、全進化系統が「くさのちかい」を覚える。
第六世代以降は技「キノコのほうし」「ねむりごな」「しびれごな」などの粉末技と「やどりぎのタネ」が効かず、特性「ほうし」が通用しない。
でんき
イメージカラーは黄色。
雷など電気に関わるものを操るポケモン。アニメの主人公・サトシのパートナーであるピカチュウもこのタイプである。黄色い体色のものが多いが、中には機械的な姿をしたものもいる。草むらや洞窟だけでなく、市街地や電力供給施設などにも多く生息。主に高圧電流を浴びせる攻撃技が多いが、ほのおタイプと同じく体に電気を纏って打撃を与える技もある。また、他のポケモンの技を一時強制的にでんきタイプにするなど風変わりな技もある。弱点はじめんタイプのみで、特性「ふゆう」や技「でんじふゆう」などと組み合わさると、初期段階における弱点は完全になくなる。専門とするジムリーダーが多く登場しているため、専門とする四天王がいない。
タイプZワザは「スパーキングギガボルト」。
第六世代以降は「まひ」状態にならない。
こおり
イメージカラーはアイスブルー。
冷気や氷、雪を操るポケモン。青白い体色(寒色系)のものが多く、ほとんどは豪雪地帯など寒い場所に生息。冬になると稀に人前に姿を見せるものもいる。また、寒さに丈夫な体や、雪や氷に覆われた体を持つなど特徴も様々。大量の雪を吹きつけたり氷の塊をぶつけるなどの技が多い。耐性がこおりタイプのみで、さらにはほのおタイプと並んで得意タイプがじめんタイプやかくとうタイプに次いで多い。弱点もくさタイプやいわタイプに次いで多い。
タイプZワザは「レイジングジオフリーズ」。
「あられ」のダメージを受けず、「こおり」状態にならない。第七世代以降は一撃必殺技の「ぜったいれいど」を受けず、こおりタイプ以外のポケモンが「ぜったいれいど」を使用すると命中率が下がる。
かくとう
イメージカラーは赤茶色。
人に似た姿や筋肉質ポケモンが多く、プロレス・ボクシング・相撲・空手・柔道など、多種多様な格闘技を各々極めるのが大半。中には専ら相手や手段を選ばず喧嘩や闘争を好むものもいる。「からてチョップ」「つっぱり」「スカイアッパー」「ローキック」「とびひざげり」など、格闘技主体の物理攻撃が多い。一方少数ではあるが、身体の奥底から湧き出る気合いや波動などのエネルギーなどを放出する技もある。得意とするタイプは最も多い。ノーマルタイプの唯一の弱点だが、ゴーストタイプには攻撃技が効かず、むしタイプが相手だとお互いのタイプの攻撃技の効果がいまひとつになる。専門とするジムリーダーか四天王が必ず登場。
タイプZワザは「全力無双激烈拳」[4]
どく
イメージカラーは赤紫。
毒物や有害物質を使う。自然由来の有毒生物のみならず、ゴミやヘドロなどといった有害廃棄物や、それから発生した有毒ガスから生まれたポケモンもいる。酸やヘドロなどの毒液を浴びせたりガスを吹きつけたり、毒が染み出る針や触手などで突くなどの技が多い。第五世代まではくさタイプのみに有効だったが、第六世代以降はフェアリータイプにも有効。初期ではむしタイプにも有効だったことがある。また、あくタイプと組み合わさると弱点はじめんタイプのみに、特性「ふゆう」と組み合わさると弱点はエスパータイプのみになる。悪の組織が使用することが多い。
タイプZワザは「アシッドポイズンデリート」。
「どく」状態にならない。第六世代以降は技「どくどく」が必中になり、「あなをほる」「そらをとぶ」等の技を使用している時でも命中する。先に相手から自陣へ撒かれた「どくびし」を後から交代で出して踏むことで消滅・無力化できる。毒にまつわるあらゆる面で有利。
じめん
イメージカラーは黄土色。
砂・土・泥など、大地に関係するポケモン。荒れ地や山岳地帯、砂漠に住むものも多い。泥をかけたり地面を揺らして衝撃を与えるなどの技が多い。でんきタイプの攻撃技を受けず、技「でんじは」も通用しないが、「のしかかり」「はっけい」「りゅうのいぶき」「トライアタック」などの追加効果や、変化技「しびれごな」「へびにらみ」などは通用する。相手の特性「ほうし」の効果で麻痺にもなる他、特性「せいでんき」の効果も効く。得意タイプがかくとうタイプと並んで最多。
タイプZワザは「ライジングランドオーバー」。
天気「すなあらし」状態でダメージを受けない。
ひこう
イメージカラーは水色。
鳥やコウモリ、羽が生えた虫や竜など空を飛べるポケモン。もちろん空中戦が得意。翼やくちばしなどの打撃や、強風を巻き起こして吹き飛ばしたり、風を圧縮させて斬りつけるなどの技がある。鳥ポケモンのほとんどはノーマルタイプとの複合が多い(複合していないポケモンが第五世代でのみ登場)。じめんタイプの攻撃技が当たらないが、「はねやすめ」を使用したり「うちおとす」を食らった後、「じゅうりょく」影響下などではじめん技が当たってしまう。有効なタイプと弱点とするタイプの数が同じ。技「まきびし」「どくびし」「ネバネバネット」や特性「ありじごく」を受けない。
タイプZワザは「ファイナルダイブクラッシュ」。
エスパー
イメージカラーはマゼンタ。
超能力を使用するポケモン。念力や神通力による攻撃のみならず、催眠術や瞬間移動などの奇術、周囲の空間を歪めるなど、多種多様な術をこなす。相手の考えを読んだり心を操るなど、摩訶不思議な習性や特技を持つものも多い。かくとうタイプ同様に人の姿をしたものも多く、専門とするジムリーダーか四天王が必ず登場。
タイプZワザは「マキシマムサイブレイカー」。
むし
イメージカラーは黄緑。
各種虫系のポケモン。蝶や甲虫やカマキリやトンボやホタルなど代表的な昆虫の他、ガやクモやハチやムカデなどの姿のものもいる。ほとんどは森に生息し、どくタイプやひこうタイプとの複合が多い。「いとをはく」「むしくい」「むしのさざめき」「ほたるび」など、虫らしい特徴的な技も多い。また、サソリやアリジゴクなど、ポケモンではむしタイプではないものもいる。ひこうタイプ同様、有効なタイプと弱点とするタイプの数が同じ。
タイプZワザは「絶対捕食回転斬」[5]
いわ
イメージカラーはグレー。
岩石をモチーフとしており、洞窟や山岳地帯に多く生息する。全体的にゴツゴツとした外見で強大な防御力を誇るが、雨の日は洞窟などで大人しくするものが多い。中には化石を復元することで復活する古代大昔のポケモンや、宝石のような姿など、珍しい鉱物の特徴を持つものもいる。樹木に擬態するものもいる。無数の岩石を投げつけたり頭上から落とす技が多い。ほのおタイプやこおりタイプ同様、得意タイプの多さはかくとうタイプやじめんタイプに次ぐ。くさタイプと並んで弱点が最多。
タイプZワザは「ワールズエンドフォール」。
天気「すなあらし」状態でダメージを受けない。第四世代以降は、「すなあらし」状態でとくぼうが1.5倍になる。
ゴースト
イメージカラーは紫。
幽霊などのお化けや実体のないもの、姿が透明になったり自分の気配を消せるもの、壁などをすり抜けられるもの、影に忍び込んだり霊界を往来できるもの、得体の知れないエネルギーで活動するものなど、神出鬼没なポケモンである。呪いや怨みなど負の感情をエネルギーとするものも多い。主に墓地、洞窟や廃墟、稀に夜間の屋外など、暗くて寂れた場所に生息する。手段は様々だが、生死に関わる危害を及ぼすといった内容の都市伝説も多数存在する。すり抜けて触れない霊体だけでなく、ぬいぐるみやカボチャや蝋燭などに生体エネルギーが宿ったもや、前世が人間だったものも希にいる。幻覚や、それを利用して怖がらせる技が多い。ノーマルタイプとかくとうタイプの攻撃技を受けない。ノーマルタイプのポケモンが相手だと互いのタイプ一致技が無効になる。あくタイプと複合すると、弱点がフェアリータイプのみとなる。かくとうタイプ同様、四天王が使用することが多い。
専用技以外で威力100を超える技がない。
タイプZワザは「無限暗夜への誘い」[6]
技「クモのす」「とおせんぼう」「くろいまなざし」や特性「かげふみ」なども効かないため、必ず交代や逃走が可能。
ドラゴン
イメージカラーはネイビー。
翼や手足の有無を問わず、長い尾を持つ竜の姿をしたポケモンが多い。迂闊に立ち入れないような険しい山や洞窟などに生息するものが多く、滅多に人前に姿を見せないために心を通わせるのも難しいとされ、神聖な生き物と崇める人もいる。賢さや気高さ、力強さを併せ持つものが多いが、端から怒りっぽいが食べ物を与えると人懐っこくなったり、一度怒らせると手が付けられないが普段はとても優しいなど、種類だけでなく内面的な個性も様々。全体的に豪快な攻撃技が多い。ひこうタイプとの複合が比較的多い。かくとうタイプやゴーストタイプ同様、四天王やチャンピオンが使用することが多い。
タイプZワザは「アルティメットドラゴンバーン」。
第一世代は技が「りゅうのいかり」のみであり、第二世代まではポケモンや技が非常に少なかったが、第三世代以降に双方とも飛躍的に増加した。全体的にステータスの高いポケモンが多く、第四世代と第五世代のパッケージを飾る伝説のポケモンはすべてドラゴンタイプを持つ。
第四世代から登場した教え技「りゅうせいぐん」はドラゴンタイプの特殊技で最も威力が高く、なつき度がとても高いドラゴンタイプであればどのポケモンでも習得可能である。また、ドラゴンタイプの物理技で最も威力が高いのは「げきりん」である。
第五世代までは弱点がこおりタイプとドラゴンタイプのみで、ドラゴンタイプの攻撃技が半減となるタイプもはがねタイプのみだった。第六世代に登場したフェアリータイプにドラゴンタイプの攻撃技は効かず、弱点も増えた。
あく
イメージカラーは黒。『金・銀』から登場。
闇や破壊に関係する粗暴・冷徹・邪悪・野性的なポケモン。本能のままに容赦なく痛めつけるだけでなく、相手の行動を妨害するなどといったクセのある技も得意とする。一部、災いや不幸を招くという理由で人々から忌み嫌われるポケモンもいるが、実際は根拠のない迷信が広まったことが発端であるため、端から性悪ではないポケモンもいる。四天王が専門とすることが多いが、専門とするジムリーダーがいない。また、どくタイプ同様に悪の組織団員が使用することが多い。前述の通り、どくタイプと複合するとじめんタイプのみ、ゴーストタイプと複合するとフェアリータイプのみが弱点となる。エスパータイプの攻撃技を受けず、相手が特性「いたずらごころ」で先に出した変化技も受けない。
タイプZワザは「ブラックホールイクリプス」。
はがね
イメージカラーは銀。『金・銀』から登場。
鋼鉄など、機械や金属に関係している。重くて体が丈夫ないわタイプと似た特徴を持つ種類が多いが、中には滑らかな曲線的な姿や、刃物のように鋭利な姿を持つものもいる。鉄ではなく青銅に身を包むものもいる他、詳しい金属成分が不明なものも稀にいる。金属の体、または体の一部を金属のように硬化させてぶつかる、殴る、斬りつけるなどの物理攻撃技が多いが、金属の体を研磨するなどして光を発射する技もある。耐性は最も多い。第六世代以降はゴーストタイプとあくタイプの攻撃技に対する耐性がなくなった。
タイプZワザは「超絶螺旋連撃」[7]
どくタイプの攻撃技を受けず、「どく」状態にならない。また、じめんタイプやいわタイプ同様に「すなあらし」のダメージも受けない。特性「じりょく」を持つポケモンを相手にすると、交代・逃走ができなくなる。
フェアリー
イメージカラーはピンク。『X・Y』から登場。
妖精や精霊などをモチーフとしたファンタジー色の強いタイプだが、ほとんどの生息地は草むら、森、洞窟、市街地と比較的ありふれた場所が多い。
可愛らしかったり美しい外見のポケモンが多く、力任せや粗暴な印象を持つタイプのかくとう・あく・ドラゴンのポケモンに有効で、ドラゴンタイプの技を受けない。妖精の綺麗で柔らかい印象とは逆の汚くて硬い印象、そして人工物質の特色を持つどく・はがねタイプが弱点。「強い者に強い」という他のタイプにはない特徴を持つ。神秘的な光やエネルギーによる攻撃技が多い。ノーマル・くさ・でんきタイプ同様、専門とする四天王がいない。
タイプZワザは「ラブリースターインパクト」。
「ムーンフォース」など強力な技が揃うが、ゴーストタイプのように専用技以外で威力100を超える技がないばかりか、こちらは教え技も存在しない。
「じゃれつく」を除くすべての攻撃技が特殊技で、グランブルやクチートなどの例外を除いてほとんどが「こうげき」よりも「とくこう」のほうが高い。

威力が設定されている攻撃用の技の場合、その技のタイプとそれを出すポケモンのタイプが同じ場合、技のダメージは通常の1.5倍になる。また、特性「てきおうりょく」のポケモンは技のタイプと自分のタイプが同じ場合は無条件で2倍(1タイプ対象の効果抜群に相当)になる(効果がない場合は例外)。

ダメージを与えない技(第四世代以降では「へんかわざ」に分類される)については、原則としてタイプの影響を受けない。たとえばゴーストタイプの技「あやしいひかり」は、ノーマルタイプにもエスパータイプにも等しく有効である。しかし、相手を状態異常にする技では無効タイプには効果がない場合もある(でんきタイプの「でんじは」がじめんタイプに、じめんタイプの「すなかけ」がひこうタイプに効かないなど)。

ジムリーダーならびに四天王の所有するポケモンは多くの場合、特定の1つのタイプを持つものに偏っている。通常トレーナーでも偏ったタイプを使用する系統が存在する(「つりびと」はみずタイプ、「からておう」はかくとうタイプ、「サイキッカー」はエスパータイプなど)。

相手の属性と相性を知っていれば攻略が容易になるため、ポケモンマスターへの登竜門としては適しているが、イメージが主体で純粋なタイプ特化ではないケースも多い。作品上、その属性のポケモンの種類が少ないという関係もある。特に第一世代はこの傾向が顕著であり、キクコ(ゴーストタイプの技「あやしいひかり」などを覚えるゴルバットだけでなく、アーボックも使用する)、ワタル(ドラゴンタイプのポケモンがミニリュウとその進化系のみであり、ギャラドスプテラも使用する)がその例である。また『ダイヤモンド・パール』のデンジはでんきタイプ、オーバはほのおタイプを専門としているにも関わらず、でんき・ほのおタイプが少なかったため、デンジは「チャージビーム」を覚えたオクタン、オーバは「ほのおのキバ」を覚えたハガネールなど、専門でないタイプのポケモンを出す例があった。後に『プラチナ』では、クリア前に野生で出現する種類及び図鑑ページを増やすなどの変更がなされ、パーティのタイプが統一された。

左が攻撃側、上が防御側(各ポケモンの持つ特性や場の状況などによる効果は考慮していない)。

タイプ相性表
攻撃を受けるポケモンのタイプ
ノ丨マル ほのお みず でんき くさ こおり エスパ丨 かくとう どく じめん ひこう むし いわ ゴ丨スト ドラゴン あく はがね フェアリ丨
攻撃する技のタイプ
ノーマル - - - - - - - - - - - - × - - -
ほのお - - - - - - - - - -
みず - - - - - - - - - - - -
でんき - - - - - - × - - - - - -
くさ - - - - - - - -
こおり - - - - - - - - - -
エスパー - - - - - - - - - - - - × -
かくとう - - - - - - × -
どく - - - - - - - - - - - ×
じめん - - - - - - × - - - -
ひこう - - - - - - - - - - - -
むし - - - - - - - -
いわ - - - - - - - - - - -
ゴースト × - - - - - - - - - - - - - -
ドラゴン - - - - - - - - - - - - - - - ×
あく - - - - - - - - - - - - -
はがね - - - - - - - - - - -
フェアリー - - - - - - - - - - - -

ダメージにかかる補正は以下の通り。ただし、『ポケモン不思議のダンジョン』では相性による補正値が異なる。

本編 不思議のダンジョン
青の救助隊
赤の救助隊
時の探検隊
闇の探検隊
通常の2.0倍 通常の1.5倍 通常の約1.4倍
- 通常のダメージ 通常のダメージ
通常の0.5倍 通常の0.9倍 通常の約0.7倍
× 無効 通常の0.5倍
  • 作中では「◎」では「こうかはばつぐんだ!」、「△」では「こうかはいまひとつのようだ…」、「×」では「(ポケモン名)にはこうかがないようだ…」と表記される。以下「効果バツグン」、「効果今ひとつ」、「効果がない」と表記する。
  • 複数の相手に攻撃が当たった場合は誰にバツグンなのか、誰に今ひとつなのかが表示される。バツグンであれば「○○に効果はバツグンだ!」、今ひとつであれば「○○に効果はいまひとつだ」と表示される。
  • 2つのタイプを持つポケモン相手に攻撃技を当てた場合、2つのタイプそれぞれの相性が乗算される。
    • 例1:いわ・はがねタイプのトリデプスがじめんタイプの攻撃技「じしん」を受けた場合、いわタイプもはがねタイプもじめんタイプの攻撃技には2倍のダメージを受けてしまうので、2×2=4となり4倍のダメージで「効果バツグン」。
    • 例2:いわ・みずタイプのオムスターがじめんタイプの攻撃技を受けた場合、いわタイプにじめんタイプの攻撃技は2倍のダメージで、みずタイプにじめんタイプの攻撃技は1倍(=通常)のダメージなので、2×1=2で2倍のダメージで「効果バツグン」。
    • 例3:いわ・くさタイプのユレイドルがじめんタイプの攻撃技を受けた場合、いわタイプにじめんタイプの攻撃技は2倍のダメージだが、くさタイプにじめんタイプの攻撃技は0.5倍のダメージなので、2×0.5=1となり1倍(=通常)のダメージ。
      • 第一世代では、この場合に片方のタイプが優先され「こうかは ばつぐんだ!」または「こうかは いまひとつのようだ」と表示される。『金・銀』以降は通常ダメージの場合と同じく何も表示されない。
    • 例4:いわ・ひこうタイプのプテラがじめんタイプの攻撃技を受けた場合、いわタイプにじめんタイプの攻撃技は2倍のダメージだが、ひこうタイプにじめんタイプの攻撃技は0倍のダメージ(=効果がない)なので、2×0=0となり「効果がない」。そのため、タイプが二つある場合、どちらか一方でも「効果がない」場合はトータルでも「効果がない」となる。
    • 例5:くさ・エスパータイプのナッシーがじめんタイプの攻撃技を受けた場合、くさタイプにじめんタイプの攻撃技は0.5倍のダメージで、エスパータイプにじめんタイプの攻撃技は1倍(=通常)のダメージなので、0.5×1=0.5で0.5倍(=1/2)のダメージで「効果今ひとつ」。
    • 例6:くさ・むしタイプのパラセクトがじめんタイプの攻撃技を受けた場合、くさタイプもむしタイプもじめんタイプの攻撃技のダメージは0.5倍に抑えるので、0.5×0.5=0.25となり0.25倍(=1/4)のダメージで「効果今ひとつ」。
  • はがねタイプとあくタイプは『金・銀』から、フェアリータイプは『X・Y』から追加された。
  • 第六世代からはがねタイプのポケモンは、ゴーストとあくタイプの攻撃技を受けた時のダメージが0.5倍(=こうかはいまひとつ)から1倍(=通常)に変更された。
  • 第一世代では以下のように相性が一部異なっていた。
攻撃側 防御側 相性
ゴースト エスパー ×
どく むし
むし どく
こおり ほのお -

アニメや漫画などの関連作品でもタイプによる有利不利があるものの、本編のゲームではダメージになり得ない技が通じることがある。例えばじめんタイプのポケモンにでんきタイプの技を使用しても効果がある(イワークにピカチュウの電撃が通用する)といった具合である。ただし、じめん・みずタイプであるヌオーにでんきタイプの技が効かない描写など、同作品内でも場合によって相性の適用方法にばらつきがある。カードゲームや『ポケモン不思議のダンジョン』もタイプによる無効化が存在しない世界観である。

ダメージ[編集]

ポケモンが技によって攻撃したときに受けるダメージは、攻撃側の「レベル」「こうげき」「とくこう」、防御側の「ぼうぎょ」「とくぼう」、及び上述のタイプなどに依存する。また、技が急所に当たった場合、ダメージは通常よりも大きくなる。

ポケモンの技は、ぶつり(物理)攻撃ととくしゅ(特殊)攻撃の2つに大別される。物理攻撃では、攻撃側の「こうげき」が高いほどダメージが多く、防御側の「ぼうぎょ」が高いほどダメージが少なくなる。「とくこう」と「とくぼう」は影響しない。逆に特殊攻撃では、「とくこう」と「とくぼう」が同様にダメージに影響し、「こうげき」と「ぼうぎょ」は影響しない。第一世代のみ、特殊攻撃は攻撃側と防御側の「とくしゅ」がダメージに影響する。第五世代は攻撃側の「とくこう」と防御側の「ぼうぎょ」でダメージ計算する技も存在するが、その逆はない。また、能力に関わらず相手のHPを半分にする「いかりのまえば」や、一撃でHPを0(ひんし)にする「ぜったいれいど」など、固定量のダメージを与える技もある。

ある技が物理攻撃であるか特殊攻撃であるかは、第三世代までは以下のように技の属するタイプによって決められている。

物理攻撃
ノーマル・かくとう・どく・じめん・ひこう・むし・いわ・ゴースト・はがね
特殊攻撃
ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・エスパー・ドラゴン・あく

第四世代以降では各タイプにそれぞれ物理・特殊攻撃技が設定されている。例えば「ほのおのパンチ」(ほのお)・「アクアテール」(みず)・「かみなりのキバ」(でんき)・「ドラゴンダイブ」(ドラゴン)・「つじぎり」(あく)・「じゃれつく」(フェアリー)などの打撃を伴って(相手の体に接触して)攻撃する「直接攻撃」技や、「タネばくだん」(くさ)・「つららおとし」(こおり)・「サイコカッター」(エスパー)のような実体のある固形物などで間接的に攻撃する技は物理技に分類される。「ヘドロウェーブ」(どく)・「むしのさざめき」(むし)・「マッドショット」(じめん)・「ぼうふう」(ひこう)といった固体ではない物(液体、気体、音波など)や、「はかいこうせん」(ノーマル)・「きあいだま」(かくとう)・「パワージェム」(いわ)・「シャドーボール」(ゴースト)・「ラスターカノン」(はがね)・「ムーンフォース」(フェアリー)などの実体のないエネルギーや光をぶつけて攻撃する技は特殊技に分類される。なお、「くさむすび」(くさ)・「しぼりとる」(ノーマル)・「はなびらのまい」(くさ)という技だけは特殊攻撃でありながら直接攻撃(相手に触れる攻撃)扱いになっている。

ポケモンの状態異常[編集]

ポケモンはバトル中に技を受けるなどすることで、ほかのRPGでの「病気」に似た概念である特殊な状態になることがある。これは状態異常と呼ばれる。

ポケモンの状態異常はバトル中、移動中に関わらず、ステータス画面やバトル画面で確認可能である。状態異常は特定のアイテムや技を使ったり、特性が発動したりすることで回復し、状態異常のない普通の状態に戻る。状態異常は重複せず、既に何らかの状態異常であれば他の状態異常になることはない。バトル終了後も回復しないが、ポケモンセンターなどを利用することで回復することができる。

どく
に侵され、1ターン毎にHPが減っていく状態異常である。ステータス画面などで、紫色で「どく」と表示される。どく、はがねタイプのポケモンと特性「めんえき」を持つポケモンはこの状態にならない。『金・銀』のみ技「ダブルニードル」を使用すると、相手がはがねタイプであっても「どく」にすることができる。HPの減少量はポケモンの最大HPの約12%(第一世代では約6%。いずれも端数切り捨て)。ただし特性「ポイズンヒール」を持つポケモンはHPが減少せず、逆に毎ターン最大HPの約12%ずつ回復する。
第四世代までは移動中にも毒の効果を受け、4歩(『ファイアレッド・リーフグリーン』では5歩)でHPが1減少する。HPが0になると「ひんし」になった旨が表示される。第四世代ではひんしにはならず、HPが1まで減少した時点で「どく」から回復し、その旨が表示される。
もうどく
技「どくどく」「どくどくのキバ」を受けた場合、あるいは技「どくびし」を2回かけられている状態でポケモンを交代した場合にかかる「どく」の強化版である。基本的に「どく」と同じであるが、ターン毎のHPの減少量が増えていく(最大HPの約6%×経過ターン数。15ターン目以降は増えない)という点のみ異なる。第四世代までは表示自体は「どく」と変わらなかったが、『ブラック・ホワイト』以降では「どく」よりも表示が少し紫色が濃くなる。
『金・銀』まではポケモンを交代すると通常の「どく」状態になった。バトルが終了すると、以後は通常の「どく」状態になる。
まひ
麻痺し、「すばやさ」が50%程度に下がり、さらに25%程度の確率で体がしびれて技が失敗する状態異常である。ステータス画面などで、黄色で「まひ」と表示される。第四世代では、特性「マジックガード」を持つポケモンは技が繰り出せなくなる効果を受けない。でんきタイプのポケモンと特性「じゅうなん」を持つポケモンはこの状態にならない。ただし、特性「はやあし」を持つポケモンは、「すばやさ」が逆に上昇する(技が繰り出せなくなる効果は残る)。技「きつけ」を受けると通常の2倍のダメージを受けるとともに「まひ」は回復する。
やけど
火傷を負い、「こうげき」が半減し、さらに1ターン毎にHPが減っていく状態異常である。ステータス画面などで、赤色で「やけど」と表示される。ほのおタイプのポケモンと特性「みずのベール」「すいほう」等を持つポケモンはこの状態にならない。ただし、特性「こんじょう」を持つポケモンの場合は「こうげき」が逆に上昇する。HPの減少量は基本的に「どく」と同じだが、特性「たいねつ」を持つポケモンはHPの減少量が軽減される。「どく」と異なり移動中は何も起こらない。
ねむり
眠ってしまい、技が一切使用できなくなってしまう状態異常である。ステータス画面などで、灰色で「ねむり」と表示される。特性「ふみん」「やるき」を持つポケモンはこの状態にならない。ただし、技「いびき」「ねごと」は「ねむり」状態で使用することができる。また、技「ゆめくい」「あくむ」や特性「ナイトメア」は、相手が「ねむり」のときのみ有効。
技「めざましビンタ」を受けると通常の2倍のダメージを受け、「ねむり」が回復する。技「さわぐ」を使っている間は戦闘に参加している全てのポケモンは「ねむり」にならない(特性「ぼうおん」を持つポケモンを除く)。バトルに数ターン出ていると自然に目を覚まして回復する。
こおり
氷漬けになってしまい、技が一切使用できなくなってしまう状態異常である。ステータス画面などで、水色で「こおり」と表示される。こおりタイプのポケモンと特性「マグマのよろい」を持つポケモンはこの状態にならない。ただし、技「かえんぐるま」「せいなるほのお」などは「こおり」状態でも使用することができ、使うと「こおり」は回復する。
相手のほのおタイプの技を受けると「こおり」は回復する。第二世代以降では毎ターン一定の確率で回復するが、第一世代ではこの方法では回復しない。
ひんし
いわゆる戦闘不能のこと。HPが0になると、ポケモンはこの状態になる。ステータス画面などで、暗い赤色で「ひんし」と表示され、選択枠が全体的に赤くなる。厳密には状態異常に含めないとする解釈もある。他の状態異常とは異なり、この状態になるとバトルには参加できなくなり、強制的にモンスターボールに戻され、なつき度も下がる。また、この状態のポケモンは経験値を一切もらえない。戦闘中は道具を使うなどして「ひんし」状態から回復しない限り戦闘に復帰させることはできず、たとえ回復させたとしてもひんしペナルティとしてもらえる経験値は少なくなる。なお、「ひんし」といっても本当に死亡する寸前というわけではなく、実際は「戦う元気がない」だけ(俗に言う気絶、スタミナ切れなど)の状態であり、例えば移動中に使用できる技(「ひでんわざ」など)は使うことができる。手持ちのポケモンが全て「ひんし」になると敗北となり、所持金を没収されて最後に利用したポケモンセンターまで戻されてしまう(通信対戦などを除く)。
没収される金額は第三世代までは所持金の半分(最大499999)であったが、『ファイアレッド・リーフグリーン』『ポケモンXD』と第四世代以降は取られる金額が「(ゲームの進行に応じた8 - 120の定数)×(手持ちの最高レベル)」(8以上12000以下)の積に変わった。
その他
「こんらん」(数ターンの間混乱し、ランダムで自分を防御力無視・一定威力で物理攻撃し技を封じられる。ダメージは自分の「こうげき」に比例。特性「マイペース」を持つポケモンはこの状態にならない)・「メロメロ」(異性のポケモンが相手だと一定の確率で技を封じられてしまう。自分か相手が交代するまで持続。性別不明や、特性「どんかん」を持つポケモンはこの状態にならない)・「やどりぎ」(ターンごとにHPを相手に奪われる。くさタイプはこの状態にならない。相手が交代しても持続し、交代した別の相手にも引き続きHPを奪われる。「こうそくスピン」など、特定の技を自分で使って解除することもできる)・「にげられない」(「にげる」や入れ替えができなくなる)などがあるが、厳密には状態異常でなく、いずれも状態異常の欄には表示されない。状態異常ではないので重複することもあり、捕獲成功率にも影響しない。ポケモンが戦闘から離れるだけで回復する。
上記以外では「ひるむ」という状態がある。技「ねこだまし」「ずつき」などを先制で受けると、それらの技の効果で起きる。ひるんだポケモンはそのターンの技を封じられ、結果として動けない。特性「せいしんりょく」「りんぷん」を持つポケモンはひるまない。後攻で技を受けた場合は間違いなくひるむことはない。
ポケルス
状態異常ではないが、状態異常の欄にピンク色で表示される(戦闘中はHPケージの側に表示されない)。ポケモンに感染する良性のウイルスのようなもので、1度でも感染すると、その後はバトルによるきそポイントの上昇が促進される。バトルの際に非常に低い確率で感染する他、感染したポケモンから他のポケモンに伝染することもある。伝染したポケモンを手持ちに入れた状態で一日経てば自然に治癒し、抗体ができ、効果も持続する。パソコンに預けておけば伝染可能な状態を維持できる。
第一世代および『ファイアレッド・リーフグリーン』では発生しないが、後者では『ルビー・サファイア』などから持ち込むことが可能である。

天気[編集]

現実世界と同じように、第二世代以降はバトル中に天気の概念が追加された。特定のタイプによる威力の増減、特定の技による命中率の変化する等の効果があり、第三世代のパッケージを飾るポケモンはすべて天気に関係した特性を有する。

ひざしがつよい
技「にほんばれ」を使用するか、特性「ひでり」を持つポケモンを戦闘に出すと発生する。
日差しが強くなり、ほのおタイプの技の威力が1.5倍に、みずタイプの技の威力が0.5倍になる。技「ソーラービーム」が1ターンで即座に発動できるようになり、「かみなり」「ぼうふう」の命中率が50%に低下し、「ウェザーボール」がほのおタイプに変わって威力が2倍になり、「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」でのHP回復量が最大の2/3(第二世代では全回復)に増え、「せいちょう」を使うと「こうげき」と「とくこう」のランクが2段階上がる。「こおり」状態にならない。
特性「ようりょくそ」のポケモンは「すばやさ」が2倍になり、「フラワーギフト」のポケモンが自陣にいると自分も含めて味方の「こうげき」と「とくぼう」が1.5倍になり、「リーフガード」のポケモンは状態異常にならず、「しゅうかく」のポケモンは使った「きのみ」を必ず取り戻せる。「かんそうはだ」や「サンパワー」のポケモンは、毎ターン少しダメージを受けるが、「サンパワー」の場合は同時に「とくこう」が1.5倍になる。
ポワルンチェリムの姿が変わり、ポワルンはほのおタイプに変わる。
特性「おわりのだいち」を持つポケモンを出すと「おおひでり」となり、日差しがとても強くなる。上記の効果に加え、みずタイプの技が無効になる。戦闘に出てる間永続し、特性「はじまりのうみ」「デルタストリーム」以外での天気の変更はできない。交代したり、ある技で特性を消されると元の天気に戻る。
あめ
技「あまごい」を使用するか、特性「あめふらし」を持つポケモンを戦闘に出すと発生する。
雨が降り、みずタイプの技の威力が1.5倍に、ほのおタイプの技の威力が0.5倍になる。技「かみなり」「ぼうふう」が必中になり、第三世代以降は「ソーラービーム」の威力が0.5倍になり、「ウェザーボール」がみずタイプに変わって威力が2倍になり、「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」でのHP回復量が最大の1/4にまで減少する。
特性「すいすい」のポケモンは素早さが2倍になり、「うるおいボディ」のポケモンはターンが終わる毎に状態異常が治り、「あめうけざら」「かんそうはだ」を持つポケモンは毎ターン少し回復する。
ポワルンの姿が変わり、みずタイプになる。
特性「はじまりのうみ」を持つポケモンを出すと「おおあめ」となり、雨がとても強くなる。上記の効果に加え、ほのおタイプの技が無効になる。戦闘に出てる間永続し、特性「おわりのだいち」「デルタストリーム」以外での天気の変更はできない。交代したり、ある技で特性を消されると元の天気に戻る。
すなあらし
技「すなあらし」を使用するか、特性「すなおこし」を持つポケモンを戦闘に出すと発生する。
砂嵐が吹き荒れ、いわ・じめん・はがねタイプ以外のポケモンは毎ターン終了時にHPが約6%(第二世代は約12%)減る。第三世代以降は、技「ソーラービーム」の威力が0.5倍になり、「ウェザーボール」がいわタイプに変わって威力が2倍になり、「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」でのHP回復量が最大の1/4にまで減少し、逆に「すなあつめ」でのHP回復量は2/3に増える。
特性「すながくれ」のポケモンは回避率が上がり、「すなかき」のポケモンは「すばやさ」が2倍になり、「すなのちから」のポケモンはいわ・じめん・はがねタイプの技の威力が1.3倍になる。これらの特性を持つポケモンはいわ・じめん・はがねタイプじゃなくてもダメージを受けない。
第四世代以降は、いわタイプのポケモンは「とくぼう」が1.5倍になる。
あられ
第三世代から登場。技「あられ」を使用するか、特性「ゆきふらし」を持つポケモンを戦闘に出すと発生する。
霰が降り、こおりタイプ以外のポケモンは毎ターン終了時にHPが約6%減る。技「ふぶき」が必中になり、「オーロラベール」が使えるようになり、「ソーラービーム」の威力が0.5倍になり、「ウェザーボール」がこおりタイプに変わって威力が2倍になり、「あさのひざし」「つきのひかり」「こうごうせい」でのHP回復量が最大の1/4にまで減少する。
特性「ゆきがくれ」のポケモンは回避率が上がり、特性「アイスボディ」のポケモンは毎ターン終了時にHPが約6%回復する。
ポワルンの姿が変わり、こおりタイプになる。
らんきりゅう
第六世代から登場。特性「デルタストリーム」を持つポケモンを戦闘に出すと発生する。
ひこうタイプのポケモンの弱点となるタイプの技を受けると、「効果バツグン」にならず通常のダメージに軽減される。戦闘に出ている間効果は永続し、特性「おわりのだいち」「はじまりのうみ」以外での天気の変更はできない。交代したり、ある技で特性を消されると元の天気に戻る。

特性「ノーてんき」「エアロック」を持つポケモンが場に出ていると、天気に関する効果はすべて無効になる。

道具[編集]

トレーナーがバトル中に使用できる道具は、捕獲に使用するモンスターボール、HPを回復させるきずぐすりや状態異常を治療するなんでもなおしなどの回復アイテム、一時的に能力値を上げる戦闘用アイテムなどがある。これらは戦闘用アイテムを除き、通信対戦においては使用できない。

第二世代以降は、ポケモンに道具を一つだけ持たせることができる。これは一般的なRPGにおける装備と同じもので、あるタイプのわざの威力を高めたりするなどの効果がある。また、きのみを持たせることでバトル中にポケモンがそのきのみを消費してHP回復などの効果が得られるようになる。さらに、保有する特性や技との兼ね合いで、自らやけどやもうどくなどの状態異常にするためのアイテムを消費することで、攻撃力や素早さなどを高める場合もある。

ポケモンの特性[編集]

第三世代以降は、新たに「とくせい」(以下「特性」と表記)と呼ばれるステータスが追加された。各ポケモンごとに1 - 3種類の特性が設定されており、通常は2つ設定された特性(通常特性)のうちのどれか1つを有する(もともと1つしか設定されていないものもある)。なお、ブラック・ホワイトからポケモン・グローバル・リンク内のサービスであるポケモン・ドリーム・ワールド(終了済)で入手できた個体は3番目の特性を持っており、「隠れ特性」あるいは「夢特性」と呼ばれる。現バージョンでは群れバトルなど特殊な状態でのプレイで3番目の特性を持つ個体を入手できる可能性がある。

特性によって、次のような効果が発生する(一例)。

  • 攻撃力や防御力、素早さなどが変化する。
  • 攻撃した相手に特定の追加効果を与える。
  • タイプの相性を無視して技を当てる。
  • 相手からの特定の技や追加効果が無効、あるいはダメージが軽減、相手の技自体が使えなくなったりする。
  • 天気が変化する。

通信システム[編集]

通信ケーブルワイヤレスアダプタ、DSワイヤレス通信などを用いて様々な通信プレイが楽しめることはシリーズの醍醐味の1つである。

シリーズは大きく2つのグループに分けられる。同じグループ内であれば何らかの形で通信プレイが可能だが、別のグループとは直接的にも間接的にも通信は不可能である。

  1. 『赤・緑・青・ピカチュウ』、『金・銀・クリスタル』、『ポケモンスタジアム』シリーズ
  2. 『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』、『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』、『X・Y』、『オメガルビー・アルファサファイア』、『赤・緑・青・ピカチュウ(バーチャルコンソール版)』、『サン・ムーン』、『ポケモンボックス』『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』『バトルレボリューション』『ポケモン牧場』

通信対戦[編集]

手持ちのポケモンを他のプレイヤーと戦わせることができる。基本的なゲームシステムは本編と同じだが、道具の直接的な使用はできない。ただ、攻撃力や防御力を高めたり、状態異常に陥った際に自動的に回復させたりするための道具をバトル開始前に持たせることは可能で、消費などで失われてもバトル終了時に全て元に戻る。

『金・銀』以降では勝敗数が記録されるが、ここでの勝敗はストーリーに影響が無い(「トレーナーファンクラブ」の人気具合には影響する)。敗北によるペナルティも無い。

統一されたルールの元、全国でチャンピオンを決定する大会も開催される。また、個人的なオフ会においても人気のある通信プレイである。

通信交換[編集]

手持ちのポケモンを交換することができる。一部のソフト・ポケモンを除き、無条件で交換は可能である。ポケモン図鑑を完成させるためには必須な要素でもある。

シリーズで最初に発売される1組2つのカートリッジを揃えれば、少なくともその地方に存在するポケモンのコンプリートは可能。『青』や『エメラルド』などのマイナーチェンジ版は、最初の2バージョン両方が無ければコンプリートができない。

仲間にしたポケモンにはそのプレイヤーと同じ「IDナンバー」が付けられ、他人からもらったポケモンと区別される。IDナンバーが異なる、つまり他のプレイヤーが捕まえたポケモンを送り込むとそのポケモンは経験値を多く貰えるが、ゲームをあまり進めていない状態(全ての「ジムバッジ」を獲得していない状態)では、レベル次第ではプレイヤーの指示を聞いてくれないことがあり、その場合は全ての技が「うまく決まらなかった」扱いになってしまう。ゲームを進めて「ポケモンジム」をクリアし、ジムバッジを手に入れると高レベルのポケモンも扱えるようになる。これらはゲーム内のNPCと交換したポケモンや配達員から直接受け取ったポケモンの場合も同様である。

第四世代以降ではプレイヤーの住む現実の地名を登録しておくことが可能で、交換相手が登録していた地名が地球儀「ジオネット」に記録される。なお、この機能は後述のWi-Fiを利用した通信においても有効である。

タイムカプセル[編集]

通信交換の特殊な形態。特定イベント発生以後利用可能になる。『金・銀・クリスタル』から、前作である『赤・緑・青・ピカチュウ』と通信する場合に利用される。

続編である『金・銀・クリスタル』において、過去の世界と通信するという設定になっている。『赤・緑・青・ピカチュウ』に存在しないポケモン、および存在しない技を覚えたポケモンは送れない(このポケモンをひとつ手持ちに含んだだけで『金・銀・クリスタル』側ではじかれる)が、通常通りの通信交換が可能である。

『赤・緑・青・ピカチュウ』の「けつばん」を『金・銀・クリスタル』に送った場合、『金・銀・クリスタル』で番号が存在するポケモンの場合はそのポケモンに変化する。

パルパーク[編集]

厳密には通信交換ではないが、タイムカプセルのように他作品との通信手段である。ニンテンドーDSのダブルスロット機能を利用し、第三世代のソフトにいるポケモンを第四世代のソフトに転送するときに使用する。

第三世代のゲーム内に存在する「パルパーク」という施設にGBA版のポケモンを放して、改めて捕まえ直すことで第四世代のソフトに加えることができる。

ゲーム内でも明示されるとおり第三世代に送り戻すことはできない

ポケシフター[編集]

2台のニンテンドーDSを利用し、ダウンロードプレイを活用する形で第四世代のソフトにいるポケモンを第五世代のソフトへ転送する時に使用する。ミニゲームで捕まえ直してから『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』で仲間にできるようになる。

パルパークと同様に第四世代に送り戻すことはできない。また道具を持っていくことができず、ポケモンに持たせていても強制的に第四世代側のバッグに戻されてしまう。

なお『ブラック・ホワイト』には「転送マシン」という類似のシステムが存在する。これは映画関連の特別なポケモンを同作へ送るためのもので、エンディング前から利用できる・ミニゲームがないなどの違いがある。送り返せない。

離れたプレイヤーとの通信[編集]

インターネット等を介して行われる特殊な通信である。遠距離のプレーヤー同士でポケモンの通信交換や対戦を行うことができる。

なお、知り合い同士で通信する場合電話メールなどで連絡を取り合えばよいので特別な意思疎通の手段は必要ないが、DS版のニンテンドーWi-Fiコネクションでは互いに登録した知り合い同士の通信ではマイクを使用しての「ボイスチャット」を利用することもできる。

一方、見ず知らずの人と交換・対戦を行う際のプレーヤー間の意思疎通は制限されている。しかし、『クリスタル』では32文字まで自由に文字入力できるアイテム「メール」をポケモンに持たせ、交換することができた。

クリスタル[編集]

『クリスタル』では、モバイルアダプタGBを使用した通信が可能である。

知り合い同士の交換・対戦
互い携帯電話の番号を登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。電話代対策か、1日当たり10分までという制限がある。サーバーを介さないのでサービスが終了した現在でも利用可能。
見ず知らずの人との交換(ポケモンコミュニケーションセンター)
(現在はサービス終了)欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれる。「見つけたポケモン」として登録されたポケモンのみ要求できる。また、メーカーが用意した特別なポケモンのデータをもらうこともできた。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー
(現在はサービス終了)サーバーにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。サーバーに登録されているトレーナーは以前にこのサービスを利用したプレイヤーであり、間接的に他のプレイヤーとバトルを行うことができる(操作はコンピュータ)。ある程度の成績を収めると自分がサーバーに登録されることもある。レベルの上限が10から100までの10段階のバトルルームが選べた。
ダイヤモンド・パール以降[編集]

『ダイヤモンド・パール』以降ではニンテンドーWi-Fiコネクションなどインターネット通信を利用して行われる。『クリスタル』同様、知り合い同士及び見知らぬ人との交換・対戦を行えるなどのサービスを行っている。主なサービスは以下の通りである。

知り合い同士の交換・対戦
互いに「ともだちコード」を「ともだちてちょう」に登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。
見ず知らずの人との交換(GTS、グローバルトレードステーション)
『クリスタル』同様欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれるというものである。「見つけたポケモン」しか要求できないが、ポケモンを要求した時点でそのポケモンを登録しているプレイヤーが表示され、条件が合えば直ちに交換できる。
『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では「GTSネゴシエーション」があり、互いに交換したいポケモンを見せ合って交換することもできる。
『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』では欲しいポケモンを直接入力することができるが、一部の特別なポケモンは交換に出すことができなくなった。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー Wi-Fiバトルルーム/バトルサブウェイ Wi-Fiトレイン)
サーバにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。『クリスタル』同様だがレベル別の部屋は無くなり、登録できるメッセージの自由度も大幅に減少している。
見ず知らずの人との遊び(Wi-Fiひろば)
『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。同じ部屋に最大20人まで入り、ミニゲームなどを楽しむことができる。
ランダムマッチ
『ブラック・ホワイト』以降に登場。「ともだちコード」を登録したプレイヤー同士の通信(対戦のみ)だけでなく、ランダムでマッチングされた相手とリアルタイムで対戦することができる。第四世代では『ポケモンバトルレボリューション』を使用することで、同様の対戦が可能だった。

その他の通信[編集]

作品ごとに存在する特殊な通信プレイを記載する。

ふしぎなおくりもの
『金・銀・クリスタル』においては、ゲームボーイカラーの赤外線ポートを利用した通信。お互いランダムにアイテムが手に入る。ポケットピカチュウカラーとの通信も可能。
『ファイアレッド・リーフグリーン』や『エメラルド』においては、ジョイスポットでのキャンペーンに使用した。プレイヤー同士の通信はできない。購入時の時にはこの「ふしぎなおくりもの」は表示されず、フレンドリィショップのアンケートの「あいことば」を入力しない限り使うことができない。またワイヤレスアダプタ非接続時には表示されない。
第四世代以降ではゲーム外イベントで使われるほか、『バトルレボリューション』との通信にも用いる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』でこのモードを出現させるには「あいことば」を入力するか、無線配信が行われている場所でゲームを起動する必要がある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』以降では購入時の初期時点で標準装備である。
モバイル/モバイルスタジアム
『クリスタル』に登場。周辺機器「モバイルアダプタGB」を利用して、様々なデータをアップロードダウンロードすることが可能だった。モバイルアダプタGBを接続するまではこの項目が表示されない。
最新のポケモン情報やプレイヤーランキングが表示されたり、特殊な道具を入手できるニュースが月刊で配信された。
公式大会入賞者の使用ポケモンと実際のバトルのデータをダウンロードし、『ポケモンスタジアム金銀』上で挑戦や観戦が可能だった。
ふしぎなできごと
『ルビー・サファイア・エメラルド』に登場。キャンペーンで配布される特殊なデータや、カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやアイテムを追加できる(エメラルドではこの方法でのカードe+通信は不可)。
ふしぎなもらいもの
『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』に登場。カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやマップを追加できる。出現には「ふしぎなおくりもの」と同様の手順が必要で、ワイヤレスアダプタ接続時には表示されない。
レコードを混ぜる
『ルビー・サファイア・エメラルド』と第四世代に登場。お互いの冒険の記録の一部を共有する。通信相手の武勇伝や失敗談がゲーム内のテレビで語られたりする。前者ではさらにあらかじめ作っておいた「ひみつきち」が通信相手のマップ上に出現することもある。
お菓子を作る
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。お互いの「きのみ」を持ち寄って「ポロック」や「ポフィン」を作ることができる。
ポケモンコンテスト
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。ポケモンの魅力を競うコンテスト。ポロックやポフィンによって高めたコンディションを披露したり、技を使って攻撃ではなく演技のアピールを行う。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では集めたアクセサリーで着飾ったり、リズムに合わせてボタンを押すダンス審査も追加された「スーパーコンテスト」となっている。
ミニゲーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』、『プラチナ』に登場。アクションゲームである「ドードリオのきのみどり」「ミニポケモンでジャンプ」「きのみクラッシュ」がある。
ユニオンルーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』以降、第五世代までの作品に登場。このモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると彼らが画面内に表示され、簡易対戦や交換を申し込んだりチャットをしたりすることができる。ワイヤレス通信を活用した通信といえる。
第四世代では通信交換やレコード混ぜは基本的に全てユニオンルーム内で行う。タッチペンで複数のプレイヤーが1つのキャンバスに「おえかき」することも可能になった。
ぐるぐる交換
『プラチナ』以降の作品に登場。お互いユニオンルームにポケモンのタマゴを持ち寄って、ミニゲームでランダムに交換することができる。
ちかつうろ
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。基本的には1人で遊ぶミニゲームで、ポケモンの化石宝石を発掘したり、それらと交換したグッズを用いて秘密基地を飾ることができる。しかし、ユニオンルームのようにこのモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると、同じ地下通路にそれが秘密基地ごと出現し、化石掘りを協力し合ったり、道具を交換したり、あるいは秘密基地の旗を取り合ったりすることができる。
すれちがい通信
『ブラック・ホワイト』以降の作品に登場。近くにいるプレイヤーと通信によってコミュニケーションをとることができる。
『オメガルビー・アルファサファイア』では上記「レコードを混ぜる」の役割がこれに移されている。
『サン・ムーン・ポケモンスターズ』ではすれ違い機能は存在しない。

他言語版との通信[編集]

ポケットモンスターのビジネスは国際的に展開されており、ゲームもさまざまな言語に翻訳されている。ただし現在のところ日本語以外ではハングル版の『金・銀』および第四世代以降の本編ソフトを除くと欧米の言語のものしか発売されていない。よって中文版などは多数の海賊版が存在する。

『金・銀』以前では他言語版同士の通信は文字コードの問題などで不可能である。強引に行おうとするとデータに異常をきたす恐れがあるとして、公式サイトからも行わないように注意されていた。

『ルビー・サファイア』以降のGBA版同士では、一部制限はあるものの可能であり、説明書などでは明記されていないものの半公認となっている[8]。以下、簡潔に説明する。

  • 対戦・交換・ポロック・コンテスト・ミニゲームは全面的に可能
  • GBA版において、日本語版とそれ以外によるレコード混ぜは『エメラルド』同士のみ可能
  • GBA版ユニオンルームでの通信・カードeの融通・他機種(ニンテンドーゲームキューブなど)版との通信は全面的に不可
  • パルパーク・ポケシフターは言語が同じでなければできないが、同じ世代であればポケモンの交換は可能

『ダイヤモンド・パール』以降では他言語同士の通信がWi-Fiコネクションも含めて全面的に可能である。他国版のプレイヤーが捕まえたポケモンは同じ言語版で交換したポケモンよりもさらに経験値が多めに貰えるなど、積極的な国際交換を促す仕掛けが用意されている。また、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では日本語版でハングルの表示も可能になり、No.493以前のポケモン(『ダイヤモンド・パール』以前に発見されている)に対応する、発売されている全言語版の図鑑データが収録されている。

『X・Y』では全世界同時発売を目的にゲームが制作された為、どの地域でソフトを購入しても言語が選択でき、全てのポケモンの全原語版のデータが参照できるようになっている(全原語版のデータを所有することが条件である)。

『サン・ムーン』では中国語が追加され、繁体字簡体字双方の漢字表記にも対応している。

サウンドトラック[編集]

タイトル 発売日 ゲーム
ゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って、遊べるCD 1997年11月1日 ポケットモンスター 赤・緑
GBA ポケモン ルビー&サファイア ミュージック・スーパーコンプリート 2003年4月26日 ポケットモンスター ルビー・サファイア
GBA ポケモン ファイアレッド・リーフグリーン ミュージック・スーパーコンプリート 2004年5月26日 ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
ニンテンドーDS ポケモン ダイヤモンド&パール スーパーミュージックコレクション 2006年12月22日 ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
ニンテンドーDS ポケモン ハートゴールド&ソウルシルバー ミュージック・スーパーコンプリート 2009年10月28日 ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー
ニンテンドーDS ポケモン ブラック&ホワイト スーパーミュージックコレクション 2010年10月20日 ポケットモンスター ブラック・ホワイト
ニンテンドーDS ポケモンブラック2・ホワイト2 スーパーミュージックコンプリート 2012年7月25日 ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2
ニンテンドー3DS ポケモン X・Y スーパーミュージックコレクション 2013年11月13日 ポケットモンスター X・Y
ニンテンドー3DS ポケモン オメガルビー・アルファサファイア スーパーミュージックコンプリート 2014年12月3日 ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア
ポケモン 赤・緑 スーパーミュージック・コレクション 2016年4月27日 ポケットモンスター 赤・緑
ニンテンドー3DS ポケモン サン・ムーン スーパーミュージック・コンプリート 2016年11月30日 ポケットモンスター サン・ムーン

世界大会[編集]

日米交流戦[編集]

ポケモンワールドチャンピオンシップスの前身となる2008年にポケモンゲーム日米交流戦2008が開催された。

ポケモンワールドチャンピオンシップス[編集]

ポケモンワールドチャンピオンシップス(ポケモンWCS)は前身の日米交流戦をもとに2009年に本格的に始まったポケモンゲームの公式の賞金付き(奨学金)付き世界大会である。

脚注[編集]

  1. ^ ポケモンの魔力
  2. ^ 作中では「きそポイント」と呼称されているもの。
  3. ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、104ページ
  4. ^ 平仮名表記は「ぜんりょくむそうげきれつけん」。
  5. ^ 平仮名表記は「ぜったいほしょくかいてんざん」。
  6. ^ 平仮名表記は「むげんあんやへのいざない」。
  7. ^ 平仮名表記は「ちょうぜつらせんれんげき」。
  8. ^ 増田部長のめざめるパワー 第5回” (2004年8月6日). 2016年6月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]