キッドナップ・ブルース
キッドナップ・ブルース | |
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KIDNAPING BLUES | |
監督 | 浅井慎平 |
脚本 | 浅井慎平 |
製作 |
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出演者 | |
音楽 | 山下洋輔 |
撮影 | 浅井慎平 |
編集 | 吉岡雅春 |
製作会社 |
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配給 | 東宝 |
公開 | 1982年10月9日 |
上映時間 | 94分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『キッドナップ・ブルース』(KIDNAPING BLUES)は1982年10月9日に公開されたタモリ(タモリ一義名義)主演・浅井慎平監督・脚本、撮影、照明による日本映画である。
概要
浅井慎平が四役を一人でこなし[1][2]、浅井の人脈で豪華キャストが集結[1]。主演のタモリがノーギャラとされるため[3]、他の出演者もノーギャラか、それに近いギャラと見られる。
孤独な中年オヤジのタモリが「海が見たい」という少女と旅に出るというストーリーが、ともすれば少女誘拐に見えかねない設定に長らく封印作品だったとされ、VHSリリースはされたものの、DVD化されたのは公開から26年後の2008年であった[1]。
ストーリー
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キャスト
- 男:タモリ一義
- 少女:大和舞
- 居酒屋の客:淀川長治
- 居酒屋の客:岡本喜八
- ピアニスト:山下洋輔
- 旅館女中:藤田弓子
- 少女の母:桃井かおり
- 農家の男:川谷拓三
- 女教師:竹下景子
- 景品屋:内藤陳
- タクシー運転手:佐藤B作
- 酔客:室田日出男
- 旅館の娘:宮本信子
- 写真家:沢渡朔
- 散歩の人:伊丹十三
- 屋台の主人:渡辺文雄
- オートバイの男:所ジョージ
- 理髪師:米山功
- BARのママ:吉行和子
- BARのホステス:高見恭子
- 酔客:根津甚八
- 酔客:森健一
- 質屋:小松方正
スタッフ
- 監督:浅井慎平
- 企画:多賀祥介
- 製作:岡本みね子・佐々木史朗
- 脚本:浅井慎平
- 音楽:山下洋輔
- 挿入歌「狂い咲きフライデイ・ナイト」(作詞/作曲:桑田佳祐、歌:タモリ)[1]
- 撮影:浅井慎平
- 編集:吉岡雅春
- 照明:浅井慎平
- 録音:小島和明
製作
製作費1000万円[3]。製作を伝えられた1982年3月の文献にタイトルが『KID NAPING BLUES(誘拐の唄)』と書かれたものがある[3]。タモリはノーギャラ[3]。浅井慎平との付き合いの延長として出演した[3]。タモリは出演にあたり、「(自分は)いつダメになるか、もうオチメだろうって、ずっーと思っているけど、忙しくなるばっかりで、でもいい友だちがいたので助けられたんですね」と話した[3]。映画製作中は『笑っていいとも!』はまだ始まっておらず[注 1]、映画雑誌にもタモリのプロフィールが詳しく紹介されるなど、まだ誰にでも知られる存在ではなかった[3]。
映像ソフト
VHSは『ATGビデオ文庫』のひとつとして東宝ビデオからリリースされた後、1998年4月24日に東和ビデオ[注 2]から再発売。その後2008年6月25日に浅井愼平監修の下で、ニューマスター仕様のDVDがジェネオン エンタテインメントから発売された[1]。2021年7月にはキングレコードからブルーレイディスクが発売されている[4]。