ファイナルファンタジーIX
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| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション |
| 開発元 | スクウェア |
| 発売元 | スクウェア |
| 人数 | 1人用 |
| メディア | CD-ROM4枚 |
| 発売日 | 2000年7月7日(日本国内) |
| 価格 | 8,190円 |
| 対象年齢 | CERO:A(全年齢)(再版) |
| 売上本数 | 約498万本(2003年の記録) うち日本国内約282万本 うち日本国外約216万本 |
| その他 | 日本ゲーム大賞で、優秀賞、他に2部門受賞 PlayStation Awardで、ユーザー大賞、他に4部門で受賞。 ザ・プレイステーション・オブ・ザ・イヤーで、第一位 |
『ファイナルファンタジーIX』(-ナイン、FINAL FANTASY IX、略称:FFIX、FF9)は2000年7月7日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたコンピュータRPG。ファイナルファンタジーシリーズのメインシリーズ9作目に当たる。スピンオフ的な内容だが、シリーズで初めて『テトラマスターFrom FINALFANTASY IX』というナンバリングの続編が出た。
目次 |
[編集] 概要
プレイステーション(以下PS)における最後のファイナルファンタジーシリーズ(以下FFシリーズ)となった本作は、数々の賞を受けている。第5回日本ゲーム大賞において優秀賞、グラフィック賞、サウンド賞を、プレイステーションアワードにおいてユーザー大賞、グラフィック賞、サウンド賞、シナリオ賞、キャラクター賞を受賞した。また、2000年「ザ・プレイステーション・オブ・ザ・イヤー」において、第1位に輝いた。
本作におけるテーマは「原点回帰」と「生命讃歌」である。タイトルロゴには「クリスタル」が描かれている。本作ではキャラクタの頭身が『FFVI』までのサイズに戻り、世界の根幹をなすクリスタルという概念の復活、『FFVI』、『FFVII』、『FFVIII』と続いたSF要素の強い世界観から児童文学のような世界観への転換のほか、メディアに対する情報においても大きな影響をもたらした。本作はグラフィックの面でPSの性能を限界まで使い切った作品と言え、PS史上最高品質な作品の一つである。また、シナリオに関しては児童文学のような世界観とは裏腹に哲学的な内容となっている。ちなみに、リメイクを除けば、PS最後のスクウェアソフトである。
「原点回帰」がテーマのためか、過去のFFシリーズに登場したキャラクター、地名、音楽のメロディーが登場する。また『FFII』のエピソードが語られるシーンがある。バトル時のミュージックも『FFVI』以前まであったイントロ部分が復活し、勝利時のファンファーレも『FFVI』以前と同じように後半部分(イントロ以降)のメロディーも復活した。
一時は『FFVII』、『FFVIII』と共にプレイステーション2(以下PS2)にリメイクするという話もあったが、現在は中止されている。
[編集] 音楽
本作ではゲーム中では内蔵音源、ムービーでは生録音のオーケストラと使い分けている。『FFVII』と『FFVIII』でディスクアクセス対策としてとられた「特段の事情がない限り、ひとつの共通音源を使いまわす」形から「曲ごとに音色データを持たせる」形に仕様変更された[要出典]。このため、音質が前2作と比べて向上している。 たとえば、クジャのイベント用音楽「背徳の旋律」とトランスクジャ戦の「破滅への使者」のイントロはまったく同じであるがパイプオルガンの音色が若干異なっており、後者のほうが重厚になっている。
また音楽の曲数がFFシリーズ中最多の140曲で、本作のオリジナルサウンドトラック4枚組にはその全ての曲が入りきらず、このサウンドトラックからは主にCGムービーシーンで流れる曲がカットされたが、後に発売された「オリジナルサウンドトラックプラス」に入りきらなかったCGムービーシーンの曲が収められた。全曲を作曲した植松伸夫の当時の公式サイト日記には、「全曲作曲するのは今回で最後」と決意したともとれる記述をしており、開発終盤にかけて壮絶な精神状態になっていたことをうかがわせる記述が見られた。退社後も全曲作曲自体は続けているが、結果的に本作が植松が全曲作曲した「最後のFFナンバリング」となっている。
[編集] スタッフ
- ホノルルスタジオチーム(現在解散)
- 坂口博信 コンシーブ&プロデュース(原案・プロット・プロデューサー、現:ミストウォーカー代表)
- 橋本真司 プロデューサー
- 伊藤裕之 ディレクター・ゲームデザイン・テトラマスター原案
- 川井博司 メインプログラマー(現:マイクロソフト所属)
- 天野喜孝 イメージイラストレーション・キャラクター原案・タイトルロゴデザイン
- 村瀬修功 メインキャラクターデザイン(現:フリー)
- 長澤真 サブキャラクターデザイン
- 板鼻利幸 サブキャラクターデザイン・カードイラストレーション
- 青木和彦 イベントデザイン・シナリオ
- 河本信昭 イベントプランナー
- 植松伸夫 コンポーザー ※一人で全楽曲を担当するFF最後の作品。(現:SMILEPLEASE所属)
- 皆葉英夫 アートディレクター(現:デザイネイション代表)
- christian lorenz scheurer コンセプトアート(代表作:フィフスエレメント、タイタニック 現:ミストウォーカー所属)
- スタジオベントスタッフ 取扱説明書編集
- 主題歌 「Melodies Of Life」
[編集] システム
装備品は普通に店で売られていたり宝箱から拾ったりするほかに、2つのアイテムを合成屋で合成することで手に入る物も存在する。強力なアビリティを覚えるためには、アイテムを多く集めることはもちろん、場合によっては弱いアイテムを売らずに合成の素材として使うことも必要になる。
なおアクティブタイムバトルシステム(ATB)はほぼ伝統的なFFシリーズの戦闘システムではあるが、今作においてはもっとも酷評されている。まず今作は標準ハードたるPSではメモリ負荷が大きく、PS2でのプレイが推奨されるほどの処理待ちが起こるので、特に初期のボス戦の攻略難度に影響してしまう。さらに魔法や技の演出中にもATBゲージが増えるという処理がなされたため、長時間の演出を必要とする召喚獣等では行動終了済みのキャラクター達が全員行動可能になるという事態を招く。そして実質的には単なるターン制のバトルになるという結果になってしまった。
戦闘シーンでは各キャラに固有のコマンドが設定されているほか、ATBゲージの下にトランスゲージと呼ばれるゲージがある。トランスゲージは敵から攻撃を受けることで蓄積され、満タンになると一定ターンの間与えるダメージの量が1.5倍になり(スタイナーは3倍だが、ブラッドソード装備時は1.5倍)、キャラ毎に異なる形のパワーアップが発生する(この状態をトランスと呼ぶ)。例えばビビであれば黒魔法を2回連続で使う、サラマンダーであれば奥義の効果が全体に及ぶ、等。
また弱点属性を突いた際、更にジャンプでのダメージ倍率が、それまでの2倍から1.5倍に軽減された。
[編集] アビリティシステム
本作でのアビリティシステムは、魔法やアビリティなどはアイテムから抽出される物となっており、アイテムを装備することによって使用できる。アイテムを装備した状態で戦闘を重ねアビリティポイント(Ability Point,AP)をためることで、そのアイテムを外しても引き続き使えるようになる。
基本的にキャラクターの個性ともいえる「コマンドアビリティ」は固定になっておりVIIIにあった「エンカウントなし」のアビリティも存在しないが、戦術や能力をカスタマイズできる「サポートアビリティ」を大量にセットできるので、プレイヤーによってキャラクターの戦い方は大きく異なり、戦術自由度の高い設計になっている。
一例としてジタンをあげると、
- 「ぬすむ」+「盗賊の極意」+「ぶんどる」=ぬすむの成功率アップ+ぬすむの成功時(自LVx敵LV÷2)にダメージを与える
- 「たたかう」+「追加効果発動」+「与一の心」=短刀の追加効果をランダムで発動+命中率アップ(盗賊刀では不可)
- 「カウンター」+「目には目を」+「かばう」=反撃の発動確率アップ+味方への攻撃をかばい反撃回数を増やせる
- 「MP消費攻撃」+「〜キラー」+「いつでもヘイスト」=MP消費による攻撃力アップ+対応する敵種族へのダメージ増加+行動回数アップ
- 「忍者の教え」+「〜の術」+「いつでもリジェネ」=後列でもペナルティなし+対応する状態異常回避+一定時間毎に回復
といった相乗効果がある。
上記のサポートアビリティは攻守バランス良くセットするのも、一点集中で性能を追求するのもプレイヤーの自由だが、レベルに比例する上限が設定されており、レベルを上げても全てをセットする事は不可能である。なおこのアビリティセットシステムは『キングダムハーツ』に継承された。またアイテムからのアビリティ摘出システムは『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』に継承された。
[編集] ミニゲーム
数多くのミニゲームや現時点での他キャラの行動などを描いたアクティブタイムイベント(ATE)など、物語の本筋以外の部分も充実している。
- チョコボ
- チョコボに関しては“ここ掘れチョコボ!”というミニゲームが存在し、チョコボの森などでアイテムを掘りながらチョコボのクチバシを成長することができる。また発掘したチョコグラフの地図を頼りにフィールド上の宝を探し当てると、レアアイテムやチョコボの新たな移動能力を得ることができる。全体的に一本道のシナリオが進む本作において、DISC3以降の自由度を大幅に上げる要となる。
- モグネット
- モーグリの間での手紙システム、「モグネット(MogNet)」を復活させるまでのイベントなどもサブイベントとして楽しむことができる。モグネットの手紙は届けた枚数がカウントされるが、それによる報酬やペナルティは存在しない(手紙を渡したあと、クポの実を所持していなければクポの実が貰える。クポの実はギザマルークの洞窟のモーグリにあげると代わりにアイテムがもらえる)。
- カエル取り
- ガイアに無数に存在する、かつてク族が生息していた沼で行えるミニゲーム。パーティーメンバーにクイナがいる状態でのみ挑戦でき、沼のカエルを捕まえてクエール師匠に褒められるのが目的。隠しデータに生態系が記録されていて、生存するオスとメスのカエルの数や、突然変異の黄金カエルの存在が繁殖に大きく影響する。捕まえたカエルの数が一定に達すると報酬がもらえ、捕まえたカエルの数はクイナの青魔法「カエルおとし」のダメージに影響する。99匹捕まえると、クエールと戦闘、倒したあとクイナ最強武器、ガストロフォークが貰える。
- ブラックジャック
- エンディング終了後、R2、L1、R2、R2、↑、×、→、○、↓、△、L2、R1、R2、L1、□、□を入力後STARTを押せばブラックジャックをプレイすることができる。海外スタッフが遊びで作った物を入れたとの事。
- カードゲーム
- 前作にあったカードゲームを更に発展させたものが収録されており、これを更に拡張したのがPlayOnlineのサービスの一つ『テトラマスターFrom FINALFANTASY IX』(TM FFIX)である。※詳しくは下記参照
- その他
- ちゃんばら、なわとび、だるまさんが転んだ、コーヒー豆、家捜し、と膨大なミニゲームが本筋とサブイベントに存在する。
[編集] フィールドマップ・ポリゴン
『FFVII』から続く手法で、プリレンダによる1枚絵の2DCGをフィールドマップにしている。大幅に進化した点として、先にホノルルスタジオがムービーと同一解像度の3Dフィールドを作り上げてから、写真のように画面のアングルを決めて2Dカットを撮る形式を採用している。そのため画面の奥行き・立体感が増し、同一フィールドでもシーン毎に別アングルのカットに視点が変わる事で、あたかもPS2クオリティの立体的な3D映像をカメラを回して見ているような錯覚を生み出す事ができる。またフィールドを移動するキャラクターポリゴンも常に計算処理されているため、近くに気になる物があるとキャラが移動しながらでも勝手に見つめるといった演技も演出されるようになった。今回はフィールド移動中の仲間の表示は採用されてないが、ベアトリクスが一時的にプレイヤーに追尾して行動するイベントは存在するため技術的には存在する。
この3Dフィールドの2D化技術はハードの進化によるポリゴン描画力の進歩で無用と化したが、『FFX』の一部2Dフィールドや、ゲーム映像を2Dからフル3Dに進めるための過渡期での大きな土壌となった。
- ※参考映像資料[1]
[編集] 武器
登場キャラクターの増加に伴い武器系統も12種類に増えたが、武器はすべて4種のカテゴリー内に分別されている。追加効果という設定が存在し、攻撃後に一定確率で追加の状態異常が発動する。
- 物理ダメージ計算式
- 基本的に攻撃力は武器への依存度が高いが、4カテゴリーに共通して倍率式はキャラクターLvと力の影響が大きい。
- 「物理ダメージ=(武器攻撃力-敵の物理防御)x武器専用倍率式」
- 物理ダメージは上記の式で計算されており、武器専用倍率式は下記の4種のカテゴリー別に依存するステータスと計算式が異なる。
- 1基本倍率「力〜力+(力+Lv)÷8」
- 2盗賊刀・騎士剣倍率「(力+気力÷2)〜(力+気力÷2)+(力+Lv)÷8」
- 3ラケット倍率「(力+素早さ)÷2〜(力+素早さ)+(力+Lv)÷8」
- 4フォーク倍率「1〜力+(力+Lv)÷8」
- 物理ダメージはすべて上記の式の範囲で、下限から上限までの幅でランダムに倍率が決まる。さらに様々な条件からもダメージ計算式に倍率処理され、アビリティの有無・属性影響・状態異常・隊列・クリティカル等が影響する。
[編集] 防具
『FFVI』以前のように防具の種類が大幅に復活した。装備者は「軽装備」「重装備」「女性装備」「ローブ」から得意な分野を装備できる(「アクセサリ」は一部を除きほぼ全員が装備可能)。一般のRPGでポピュラーな盾は存在しない。主に「物理防御・回避」「魔法防御力・回避」「能力値補正」「属性補正」「アビリティ」のデータに影響する。
- ジタン・サラマンダー「帽子」「服」「腕輪」
- 基本的にアウトローの二人は防具カテゴリーが同じだが、サラマンダーだけ装備できない物が多い。魔法を無効化できる耐性を持った装備が多いのも特徴といえる。
- ビビ・ダガー・クイナ・エーコ「帽子」「服」「ローブ」「腕輪」
- 基本的に全員が同じ装備をできるが、アビリティの違い故か「クイナ・ビビ」「ダガー・エーコ」と装備が区分けされる事がある。「黒魔法」と「召喚魔法」の全属性を強化ができるのも特徴といえる。ローブは布のためか火属性に弱くなる欠点がある。クイナは一部の女性用装備も可能である。
- スタイナー・フライヤ「兜」「鎧」「小手」
- 騎士である二人は重装備が可能。フライヤが女性装備がある代わりかスタイナーに専用防具がある。物理防御に優れている反面、魔法を無効化できる防具が極端に少ないのも特徴。
[編集] 技
キャラクター固有の必殺技システムが登場しない代わりに、本作ではアクションアビリティ欄に物理攻撃技が登場する。
- 固定ダメージ攻撃
- ジタン・フライヤ・クイナが修得するアビリティ。特定の行動で内部カウントした数字が蓄積され、無属性の固定物理ダメージを与える事が出来る。条件さえそろえば少ないMPの消費で容易に大ダメージを与えられるため、3大奥義とも呼ばれる。
- 「盗賊のあかし=盗むが成功した回数x(ジタンのすばやさ÷2)」
- 「竜の紋章=倒したドラゴン族の数の2乗」
- 「カエルおとし=ミニゲームで捕獲したカエルの数xクイナのLv」
- 魔法剣
- ビビとのコンビネーションで使用できる、スタイナーが物理攻撃にボーナスと魔法属性を得られる技。敵の弱点魔法属性だった場合は1.5倍増しになる。物理攻撃力につくボーナスは5から60まで範囲の5進法で各魔法剣毎に決まっている。
- ※魔法剣の属性は対応する防具によって更に強化できるが、残念ながらスタイナーが装備できる防具では「雷」「風」「聖」「闇」の4属性しか強化できない。
- 倍増物理攻撃
- アビリティ内から選択できる技。通常の物理攻撃計算式の「武器攻撃力」を各アビリティ毎に1.5倍から4.0倍まで倍増する事が出来る。トランスしている場合は更に1.5倍増し(スタイナーの場合は3.0倍、ただしブラッドソードのみ1.5倍)される。
- ■裏技
- フリーエナジー:1.5倍、タイダルフレイム:敵全体:1.5倍、スクープアウト:2.0倍、シフトブレイク:敵全体:2.0倍、ストラサークル5:2.5倍、ミールツイスター:敵全体:2.5倍、ソリューション9:3.0倍、グランドリーサル:敵全体:4.0倍の補正が各技に付く。
- ■剣技
- 暗黒剣:1.4倍、ストックブレイク:敵全体:1.5倍、クライムハザード:敵全体:2.0倍、ショック:3.0倍の補正が付く。
- ■竜技
- 竜剣:1.2倍、桜華狂咲:敵全体:1.5倍の補正が付く。
- ■奥義(絶技)
- 雑魚ちらし:1.7倍(絶技のときは対象が全体になり、倍率も1.6倍になる)の補正がつく。また、この「雑魚ちらし」は前作『FFVIII』で一時的に仲間になるサイファーの特殊技でもある。
[編集] 魔法
シリーズ伝統の「白魔法(聖白魔法)」「黒魔法」「召喚魔法」「青魔法」の4形態で登場。
- 魔法ダメージ計算式
- 基本的に白・黒・召・青の攻撃系魔法には魔法攻撃力が設定されており、ステータスの魔力や特定アイテムの所持によってダメージは大きく変動する。
- 「魔法ダメージ=(魔法攻撃力-敵の魔法防御)x魔力〜魔力+(魔力+キャラクターLv)÷8」
- 魔法ダメージは上記の式で計算されており、魔力による倍率補正は魔力のみの数字を下限とし、最大で魔力とLvを足した値を8で割った数までの範囲をランダムに魔力にプラスする。また属性強化装備をすれば対応する魔法が更にダメージを1.5倍できる。
- ■黒魔法
- 上記の共通式で重要な「魔力」の値を、「アビリティ:ためる」を使用することで99になるまで1.25倍することが出来る。また「トランス:W黒魔法」によって連続で任意の黒魔法を2回撃つこともできる。
- ■白魔法(聖白魔法)
- 唯一の攻撃系魔法はホーリーのみであり、そのホーリーも「魔法攻撃力」がトップクラスに高いのみで、魔力以外にダメージを増加できるシステムは存在しない。「トランス:W白魔法」によって連続で任意の白魔法を2回撃つこともできる。
- ■召喚魔法
- 黒魔法が任意に「魔力」の値を上げる事ができるのに対し、召喚魔法は対応するアイテムを集めることで「魔法攻撃力」の値に対応アイテムの所持数が加算される。
- 特定アイテムの装備で召喚魔法の内容や属性も変化する特徴があり、「トランス:幻獣」によって一定時間毎に攻撃召喚魔法を連続発動することもできる。
- ■青魔法
- 青魔法を所持した敵を「アビリティ:たべる」で倒す事でのみ修得できる。一部青魔法にのみ共通計算式が採用されており、殆どの青魔法は発動条件やダメージ式が異なる。
[編集] 世界観
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
本作の世界は、宇宙を漂いながら他の世界を乗っ取ることによって繁栄してきたテラ(Terra)が、文明の規模が小さいガイア(Gaia)を取り込むのに失敗してできた世界である。本来テラはもっと文明の小さい、それこそできて間もない世界をターゲットとしてその世界を乗っ取るのだが、対象となる世界がなかったためやむなくガイアを選んだ。その影響は、いくつかのテラに関する施設がガイアに存在することや、現在のガイアが2つの月(本来のガイアの物とテラの物)を持っていることなどに顕れている。
ガイアやテラはそれぞれ自らの世界の核としてクリスタルを持ち、それは死者の魂に刻まれた記憶を取り込んで成長していく(『FFV』までのクリスタルと違い、クリスタル自体は属性を持たない)。魂の循環の中でクリスタルが取り込む記憶が少なくなればその世界の成長は鈍り、いずれ世界そのものが消滅していく。テラは幾度となくこの状態に陥ったが、そのたびにできて間もない他の世界のクリスタルを乗っ取ることにより世界を維持してきた。テラの管理者であるガーランドがガイアを乗っ取るのに失敗した際、ガイアの復興を早めるためにテラに存在する魔法樹イーファの根をガイアの地上に送り、後にそれは2重となった魂の循環を分離する役目を担うようになった。これは彼の本来の目的であるクリスタルと世界の乗っ取りのために使用された。また、その過程で彼は魂そのものが生物に与える影響を知り、これをそのまま地表に送り込むことで戦乱を誘発させた。これにより魂の循環を意図的に発生させ、テラに属する魂を集めるようになった。その結果ある大陸は霧に覆われるようになる。
[編集] 地理
本作の世界であるガイアは、主に4つの大陸からなる。また、テラはその一部を地表に残した状態で、ガイアの裏の世界として存在している。
[編集] 霧の大陸
ガイアに存在する4つの大陸のうち、もっとも文明が発達しているのがこの大陸である。ガーラントが魂をむき出しのまま地表に送り込むことにより、かつて存在していた統一王国は滅び現在は以下の3つの国が存在する。
- アレクサンドリア王国-霧の大陸北東部に位置する王国。ブラネが治める女王の国であり、次期の王位継承者も女性である。主力軍隊は女性のみであり将軍も女性であることから、王城内での女性の地位の高さが伺える。加えて男性隊である「プルート隊」のうだつの上がらなさもあり、男性の地位はことごとく低い。ちなみに先代の王はブラネの夫、つまり男性であった。余談だがアレクサンドリア軍式の敬礼は『FFXI』に登場するサンドリア王国の敬礼にも使われている。
- リンドブルム公国 - 霧の大陸南西部に位置する公国。大公シド9世が治める。3国の中でもっとも機械文明が発達している。大陸に立ちこめた霧を利用した動力機関を発明し、アレクサンドリアとブルメシアの戦乱に介入、これを鎮めた。国民の祖先は狩猟民族であり、街のイベント「狩猟祭」は当時の名残である。建国の祖は冒険王の異名を取った。
- ブルメシア王国 - 霧の大陸北西部に位置するネズミ族の王国。首都ブルメシアは「青の王都」の異名を持つ。ギザマルークと呼ばれる怪物を称えているが、民にとってどのような存在であるかは特に語られていない。かつて別れた国民が移り住んだ土地が「クレイラ」である。物語序盤に壊滅する。
[編集] 外側の大陸
霧の大陸の北に位置する大陸。イーファの根はこの大陸の西に出ている。その他、以下に挙げる集落などが存在する。
- コンデヤ・パタ - ドワーフたちがすむ村。
- 黒魔道士の村 - ひょんなことから心を持った黒魔道士達が隠れ住む村。
- マダイン・サリ - かつて召喚士たちがすんでいた村。ガーランドに滅ぼされたが、現在もその末裔であるエーコが仲間のモーグリたちとともにひっそりと暮らしている。
- デザートエンプレス - 本来テラに存在する施設。
[編集] 忘れ去られた大陸
霧の大陸から見て西にある大陸。その大半が荒涼とした大地である。以下に挙げるテラの施設があるほか、南西の小島には大図書館"ダゲレオ"が存在する。
- ウイユヴェール(Oeilvert) - 忘れ去られた大陸南部にある遺跡。内部では一切の魔法が使用できない。
- イプセンの古城(Ipsen's Castle) - 忘れ去られた大陸北西部にある、逆立ちしたような奇妙な古城。テラへ行くのに必要な4枚の鏡がある。
- ダゲレオ(Daguerreo) - 隠者の書庫と呼ばれる巨大な図書館。
[編集] 閉ざされた大陸
霧の大陸から見て北西にある、雪に覆われた大陸。中央よりやや南に位置する"エスト・ガザ"の地下にはテラの施設"グルグ火山"があるほか、エスト・ガザの南にはガイアとテラを結ぶ扉である輝く島が存在する。
[編集] 種族・生き物
『FFIX』の世界には人間の他に、様々な特徴を持つ多様な種族や生き物が登場する。この世界においては、どの種族も共通の言語を使い、また異種族を異種族だと区別することはまれで、多くの地でこれらの種族が見事なまでの共存を果たしており、独自の暖かい世界観をかもし出している。
- 黒魔道士(Black Mage) - 黒魔法の使い手。クジャの力ぞえによって造られた魔導機関が取り込んだ霧から作られ、アレクサンドリアにより兵士型の兵器として利用される。もともと自我はもたない存在だったが、ビビのように自我を獲得したものは外側の大陸にて独自の村落を形成した。ドワーフ達からはクロマ族と呼ばれる。一定期間しか動けない様にリミッター(寿命)が設けられている。
- 召喚士(Summoner) - 召喚獣を呼ぶことのできる種族。生まれつき角があることを特徴とする。かつては集落を形成していたが、何者かに破壊されてしまう。ガーネット及びエーコはこの一族の生き残り。角は切り落とされると再生しない。
- ネズ族 - ブルメシアとクレイラを中心に住む、身軽な種族。フライヤなど。適応能力は高いらしく、ブルメシアとクレイラ壊滅後は様々な場所にいる。
- ク族(Qu) - 食の道を求める謎多き種族。寿命が長い。性別の区別はないようだ。クイナなど。好き嫌いがないようだが、特にカエルが好みらしい。
- ドワーフ(Dwarf) - コンデヤ・パタに住む種族。神道風の文化を持ち、個人名も和風。挨拶は「ラリホッ」(FFシリーズのドワーフに共通する挨拶)、いわゆる田舎口調で話す。黒魔道士達を普通の生き物として認識し、クロマ族と呼んでいる。
- ジェノム(Genome) - ガーランドがテラで作り出した、本来は魂を持たない人造人間。中には意思を獲得するものもいる。黒魔道士とは対をなす存在。黒魔道士とは違い、特に寿命(稼働可能年数)が設定されている訳ではないらしく、恐らくはガイアの人々と同じ位の寿命を持つ模様。尻尾が生えているが元々黒豹の尻尾だったものを、見にくいので黄色に変更したらしい。なので大元となった種族は猫。
- モーグリ(Moogle) - 全世界の広範囲に住む妖精。ジタン達を様々にサポートする。モグネットとよばれる独自の文通ネットワークを展開している。また、旅をしながら格安でアイテムを譲ってくれるものもいたり、召喚士が住んでいる村でエーコと共に暮らしてるものなどが確認されている。
- チョコボ(Chocobo) - 大型の鳥。チョコというチョコボがジタン達とともに旅をする。チョコボの楽園を目指す使命を持つ旅チョコボでもある。成長により、色が変わっていく。
[編集] 登場キャラクター
声優はキングダムハーツII、ディシディアファイナルファンタジーのもの。
[編集] メインプレイヤーキャラクター
- ジタン・トライバル (Zidane Tribal) 年齢16歳 声:朴璐美
- 今作品の主人公。名前の意味は「命」、これはガーランドの作り上げた最強のジェノムであるクジャ、ミコトに共通した由来。盗賊団タンタラスのメンバー。クジャにより捨てられ、孤児であったが、4歳のときにバクーに拾われる。4歳以前の記憶がないため、素性は不明。明るくお調子者で女好きだが、困っている相手を見過ごせない優しい心の持ち主でもある。初期装備はダガー。「ぬすむ」および「秘技」(トランス時は「裏技」)を使いこなす。
- 『ディシディア ファイナルファンタジー』に登場している。
- ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世(ダガー) (Garnet Til Alexandros XVII (Dagger)) 年齢16歳 歌:白鳥英美子
- 今作品のヒロイン。アレクサンドリアの王女。物腰は上品でおしとやかであるが、城育ちのせいか世間知らずな一面もある。実は召喚士の生き残りであり、「召喚」(トランス時は「幻獣」)および「白魔法」を使う。ゲーム開始時は召喚の消費MPが4倍であるが、あるイベントで召喚獣を奪われた後は元の数値になる。物語後半にて、元々長かった髪をショートヘアーにした(彼女のアイコンでもその変化は見てとれる)。序盤で自らの素性を隠すために「ダガー」という偽名を名乗るが、終盤のイベントで判明する彼女の本名は「セーラ」である。これは、『FFI』で同じくさらわれた王姫、セーラを連想させるファンサービスである。
- オンラインゲームの『TM FFIX』ではカードの数字を大幅に上げてくれるマスコットとして登場する。余談だが、バンダイからフィギュア化された際に版権絵を無視したアダルトな女性にアレンジされてしまった。設定画集の対比表や天野喜孝のイラストでは銀髪となっており、こちらのほうが魅力的と述べるファンもいる。
- ビビ・オルニティア (Vivi Ornitier) 年齢9歳(見た目)声:大谷育江
- 黒魔道士の少年。トレノ東の洞窟でクワンに拾われ、育てられる。気弱な性格だが、誰かを助ける為に怖さをこらえる強さも秘めている。ジタンやガーネットと出会いともに旅をすることで、自らの出生に関わる過酷な事実も乗り越えられる心の強さを手に入れる。「黒魔法」(トランス時は「W黒魔法」)および「ためる」を使う。容姿はこれまでのシリーズに登場する黒魔道士に酷似している。
- パラレルワールドである『KHII』の世界では『FFVIII』に登場する、サイファーの子分となり、ノーバディが作り出したビビのコピーが敵として登場する。
- アデルバート・スタイナー (Adelbert Steiner) 年齢33歳
- アレクサンドリア王国男兵騎士団「プルート隊」隊長。頑固で石頭。ベアトリクスとはもともと対立していたが、エーコがジタンに渡そうとした恋文の手違いから、互いに恋心を寄せるようになる。他人のことを「〜殿」と呼ぶ(初期においてジタンは「貴様」とよく呼ばれていた)。「剣技」および「魔法剣」を使う(「魔法剣」はビビと共に居るときのみ使用可能)。トランス時は通常攻撃が高威力になる。
- フライヤ・クレセント (Freija Crescent) 年齢21歳
- ブルメシアの女竜騎士。容姿端麗で落ち着きがあるが口調が古くさい。恋人フラットレイを追って旅をしている。旅先でジタンと知り合い行動を共にした。「ジャンプ」(トランス時では「ジャンプ」が全体化、連続化する)、および「竜技」を使う。海外版では年齢が30代、名前の綴りもFreijaからFreyaに変更されている。
- クイナ・クゥエン (Quina Quen) 年齢70〜90歳?
- ク族の若者。食べることしか頭になく、大好物のカエルの事となると、我を忘れて行動してしまう。食の道を究めるため旅をすることになる。性別は不明。モンスターを「たべる」(HP1/4になった敵を戦闘から排除する)(トランス時は「調理」となり、HP1/2になると食べられる)ことで「青魔法」を習得し、以後使用できるようになる。巨大なフォークを武器として使用する。「〜アルヨ」といった協和語を話す。
- エーコ・キャルオル (Eiko Carol) 年齢6歳
- 召喚士一族の生き残り。マダイン・サリでモーグリたちと共に暮らす。6歳とは思えないマセた行動が特徴的。しかし、それは一人ぼっちで暮らしていた寂しさを紛らわすための強がりであった。額に召喚士特有の角が生えている。「白魔法」(トランス時は「W白魔法」)および「召喚」を使う。エンディングでリンドブルム大公のシドと妃のヒルダの養女に迎えられ、ガーネットと同じ王女様となった。
- 『DQ&FF いたストSp』ではマスコットとして登場するが、性格が大幅に幼くなっている。
- サラマンダー・コーラル (Salamander Corel) 年齢26歳
- 孤高の用心棒。通り名「焔色のサラマンダー」。きわめてクールで無口な性格だが、間の抜けたところがあり自ら窮地に陥いることもある。ジタンとはトレノでの出来事が元で浅からぬ因縁がある(ジタンは覚えていない)。「奥義」(トランス時は「絶技」となり、対象が敵全体になる)および「なげる」を使う。
[編集] サブプレーヤーキャラクター
一時的に戦闘に参加する機会のあるキャラクター。
- シナ (Cinna)
- 盗賊団タンタラスの一員。もとは飛空艇技師だったが、タンタラスが彼の処女作である劇場艇のオーナーとなったのを機に、タンタラスの一員となった。語尾に「〜ずら」をつけるのが特徴。自身が愛用する"マイとんかち”は譲れないらしく、誰にも貸そうとしない。エンディングでシーンが追加される時もしっかりとんかちを持っている。また、隠れコーヒーマニアでもある。特技は「ぬすむ」。物語初頭の数回のバトルのみ参加。
- マーカス (Marcus)
- タンタラスの一員。外見に似合わず、礼儀正しく真面目。語尾に「〜っス」をつけるクセがある。マーカスが”アニキ”と呼ぶのはブランクに対してだけである。特技は「ぬすむ」。初頭のバトルに加え、Disc2開始直後に参加。
- ブランク (Blank)
- タンタラスの一員。ジタンたちの兄貴分。一見、クールだが義理深い性格。ルビィは”苦手”らしく、あまり顔を合わせようとしない。特技は「ぬすむ」。序盤に参戦するが早い段階で離脱する。
- ベアトリクス (Beatrix) 年齢28歳
- 忠義に厚い、アレクサンドリアの女将軍。『セイブザクイーン(Save The Queen、「女王に加護あれ」という意味)』という銘の剣を愛用している。「泣く子も黙る冷血女」「100人斬りのベアトリクス」などの異名がある。主君への忠誠心が強い。「聖剣技」「聖白魔法」を使う。Disc2中盤およびDisc3序盤に参加。
[編集] キーキャラクター
- クジャ (Kuja) 年齢24歳? 声:石田彰
- アレクサンドリア王国に現れた謎の男。ブラネに取り入り、アレクサンドリア王国の世界征服を進める。黒魔道士を作らせた張本人でもある。銀竜を連れている。実はクジャもミコトやジタンと同じくガーランドに作り出された最強のジェノム。さらにジタンをガイアに捨てた張本人。黒魔道士の命を弄んでいた彼だが、自身にも黒魔道士同様に期限付きの命という皮肉な運命が待っていた。ジタン達を利用し自らを境地に追いやり、ブラネの魂や飛空艇インビシブルで吸い取った召喚獣の力を使って、怒りが限界に達した時により強力な「トランスクジャ」になる。アルテマを使いこなす。
- クリスタルワールドにてジタンたちと死闘の末、敗北。生きるということの大切さを理解し、窮地に陥ったジタンたちを救い、ジタンと和解する。
- 『ディシディア ファイナルファンタジー』に登場している。
- ガーランド(Garland)
- 最古のジェノムであり、テラの民の魂をウイユヴェールにおいて管理する存在。5000年以上の時を生きており、世界を見渡してきた。性格は冷徹。
- クジャやジタン、ミコトらジェノムを造り出してきたジェノムの「創造主」であり、クジャに「ガイアを乱す」役割を与えガイアに送り込む。
- 強大な力を持つクジャを危険視しながらも監視していたが、次第に翻意を露にしてきた彼を見て遂にガイアに介入。彼がガーネットから奪った召喚獣の力を奪い取り、クジャの弟的存在であるジタンにクジャの役目を引き継がせようとするが、自らが「命の期限」を教えたことにより暴走したクジャによって殺害される。しかしその後も精神のみが地上に残り、ジタン一行にクリスタルの真実を教え彼と和解。己の希望を託して消滅した。「命の循環」を存続させることを生き甲斐としており、やり方は違ってもその行動はどこかジタン達と似通っている。『FFI』に同名のキャラクターが登場する。
- ミコト(Mikoto)
- ジタンが果たそうとしなかった「ガイアを乱す」役割を果たすためガーランドに造られた、クジャやジタンの妹的存在のジェノム。他のジェノム同様に感情を持たず、自らを道具として扱っていたが、ジタンたちや黒魔道士との触れ合いにより徐々に感化されていく。純真無垢な黒魔道士を見下す(というより呆れる)ような発言も見受けられる。
- 永遠の闇(Eternal Darkness)
- 今作品のラスボス。恐怖から破壊が起こる考えを絶対的なものと考える。破壊か再生か、星の命運を賭けてジタンたちと戦うことになる。
- 余談だが、直前に戦うトランスクジャよりレベルが低い(レベル69、クジャはレベル76)。
- デザインがペプシコーラのマスコット「ペプシマン」に酷似しているとの指摘がある。
- オズマ(Ozma)
- 今作品の隠しボス。見た目はただの球で、奇数ターンと偶数ターンによって行動が変わる。
- 今作最強の強敵で、何の策も立てずに戦えばレベル99であっても全滅させられる。ある一定の条件をクリアすれば、クジャと永遠の闇の中間ぐらいの強さになる。
[編集] その他のキャラクター
- バクー (Baku) 年齢44歳
- 盗賊団「タンタラス」の頭領。豪快で割といい加減なところがあるが、部下たちからの信頼は厚い。ベアトリクスやシドと親交がある。
- ルビィ(Rubbie) 年齢28歳?
- 盗賊団「タンタラス」の紅一点。劇団「タンタラス」の一員としてヒロインを演じる。関西弁で話す。
- シド・ファブールIX世 (Cid Fabool 9th) 年齢35歳
- リンドブルム公国の現大公。アレクサンドリア先王(ブラネの夫)と親交があり、ガーネットにもしものことがあったら面倒を見て欲しいと頼まれていた。後にブラネによって戦争へ突き進むアレクサンドリアの不穏な空気を感じ取り、バクーを介してガーネットを保護する。年齢の割りに白髪が多く、ヒゲも白い。
- 自身も発明家として名高い人物であり、常に飛空挺の開発に余念が無い。
- 浮気癖があり、酒場の女性と浮気したことが妻ヒルダにばれて、彼女の魔法でブリ虫の姿にされてしまう。後にアレクサンドリアの学者トットに頼み、人間の姿に戻る手段を模索してもらうが、彼の提案した実験が失敗し、今度はカエルの姿に。しかし救出されたヒルダのキスにより元の姿に戻った。
- 非常に親しみやすい人物であるが、その分思慮深さも併せ持ち、ガーネットの身の安全を確保した後はブラネに和平を提案し平和に尽力するなど一国の主としての器も十分。ヒルダのことも心の底から愛しており、浮気(というよりも美女に色目を使った)も軽い気持ちでやっただけらしい。
- エンディングではエーコを養女にしており、「お父さん」と呼ばれて感激していた。
- ヒルダガルデ・ファブール(Hilldagarde Fabool) 年齢27歳
- 通称ヒルダ。シドの后であり、彼とは正反対に魔法を得意とする。彼の浮気に怒り心頭になり、彼を魔法でブリ虫にした挙句彼の発明した新型飛空挺で家出してしまうなど、若干短気な性格。
- 後にクジャにより囚われの身になってしまうが、グルグ火山で救出され、シドと仲直りした後、ジタンたちに協力する。シドとはそれ以来変わらず良好な関係。『FFII』には「ヒルダ」という名前の王女が登場する。
- ブラネ・ラザ・アレクサンドロス16世 (Brahne Raza Alexandros XVI) 年齢39歳
- アレクサンドリア王国の第16代女王で、ガーネットの母(実際は義母)。元々は心優しい性格だったようで、娘ガーネットにも慕われている。詳しくは描かれていないが、夫の死とクジャの登場を境に徐々に精神の異常をきたし、世界征服の野心に取り付かれるようになる。この時ガーネットすら平然と殺めようとした。その一方で、内政はきちんと行っていたらしく国民達には慕われていた。クジャを倒そうとして逆に返り討ちに遭い、ガーネットに「私は思いの儘生きた。お前も思うように生きよ」と言い残し、息絶えた。
[編集] カードゲーム
当時のマジック・ザ・ギャザリングを初めとするカードブームの流れに乗り、今回もNPCとのフリー対戦カードゲームができる。しかしルールがFFVIIIから変更されており、アイテムへの精製も廃止されているため純粋なコレクターアイテム(一部イベントに関わる)になっている。
[編集] クアッドミスト
カードを5枚以上所持した状態で、街やダンジョンにいるカード好きのNPCに「□ボタン」を押すことで対戦を申し込む事ができ、勝者は敗者から裏返したカードを一枚奪える。ただしゲーム終了時に敗者がカードを全部裏返されていた場合は敗者の使用した5枚のカードは全て勝者に奪われてしまう。引き分けの場合はその時点で所有者が入れ替わっていてもカードを入れ替えることはなく、始めの状態に戻る。
ルール
- 交互にカードを出し合い、オセロのように相手のカードを裏返して、お互いに5枚出し終えた後、占有したカードの枚数が多い方が勝ちとなる。
- カードの8箇所に矢印の有無が設定されており、矢印が向いている方向に敵が占有しているカードが隣り合い、相手側に矢印がない場合はそのまま裏返して占有できるが、矢印同士が向かい合ってる場合はカードの数字を競い合うバトルが発生する。
- カードには「1A23」のような3つの数字と1つの文字が設定されている、ただし数字は16進数の0〜Fまで存在する。「1AAB」のようなカードもある。いずれも1,3,4桁目は数字であり、2桁目は英語である。この読み方は以下の通り。
- 1番目が攻撃力、3番目がP属性防御力、4番目はM属性防御力。なお表示されているのは各能力を16進数で表記した際の上位の桁のみ(例えば1と表記されていても実際には16〜31のいずれかである)。
- 2文字目は攻撃属性で、以下の4つがある。
- P - バトル時の相手の防御力はP属性防御力になる。
- M - バトル時の相手の防御力はM属性防御力になる。
- X - バトル時の相手の防御力はP属性防御力とM属性防御力の内低い方になる。
- A - バトル時の相手の防御力はP属性防御力/M属性防御力/攻撃力の内一番低い物が適用され、自分の攻撃力はこの3つの内一番高い物が適用される。
- 攻撃側の数字と属性が、敵の属性防御を上回れば勝ちとなるが、乱数でバトル中にお互いの数字が変化してしまう補正があるため確実な予想はできない。バトルで勝つとコンボが発生し、負けた側のカードに他方向を向く矢印がある場合は、その矢印が指す敵の占有カードも裏返す事ができる。このコンボシステムの存在を利用し、矢印が多い弱カードをわざと敵に占有させ、最後にまとめてコンボで奪い返す公式テクニックが存在するせいで後攻側が圧倒的に有利になる。
- ほぼ全てのカードは最後まで自由に集められるが、「ネミングウェイ」のカードは入手できる機会が極めて少ない。またカードのコレクターポイントは矢印の種類も判定に入るため、ただカードを全種類の絵柄を集めただけではコンプリートにはならない。
- 自分が勝利したらカードの能力値の成長が行われる。
[編集] ステラツィオ
- 世界のどこかに眠っている13枚のコイン。その一つ一つに「ステラツィオものがたり」の一部が記されており、全て揃えると物語が完成する。
- トレノに住むある貴族が集めており渡すとアイテムがもらえる。12枚集めると一度全てのステラツィオが手元に戻され13枚目が出現し、13枚まとめて渡すと「とんかち」が貰える。これを合成することによってブリキの鎧という強力なアイテムを作れるが、合成するととんかちは失われてしまう。とんかちを所持したままクリアすればエンディングで1シーンが追加される。
- ステラツィオには「星宮タウロス(おうし座)」など星座占いで使われている星座の名が使われており、これに「星宮オフィユカス(へびつかい座)」を加えて13枚で構成されている。
- 元ネタは『ファイナルファンタジータクティクス』のゾディアックストーン。オフィユカス以外のステラツィオは全てゾディアックストーンの名前として登場している(へびつかい座にあたるゾディアックストーンもFFT作中に登場している)。
[編集] ステラツィオものがたり
12星座で唯一の女性と思われる「ヴァルゴ」をめぐって他の星座たちが奮起する。ステラツィオごとに名前を冠した星座の行動が記されている(「星宮オフィユカス」の隠し場所はこのステラツィオものがたりがヒントになっている)。
星座
- アリエス(おひつじ座)
- タウロス(おうし座)
- ジェミニ(ふたご座)
- キャンサー(かに座)
- レオ(しし座)
- ヴァルゴ(おとめ座)
- リーブラ(てんびん座)
- スコーピオ(さそり座)
- サジタリウス(いて座)
- カプリコーン(やぎ座)
- アクエリアス(みずがめ座)
- パイシーズ(うお座)
- オフィユカス(へびつかい座・話内では登場しない)
[編集] 小ネタ
- ジタンのモデル
-
- スクウェアが1984年にPC用として発売したゲーム『THE DEATH TRAP』に、「ジタン」というキャラ設定が登場する。このゲームを開発したのは本作のプロデューサーである坂口である。
- 見た目のモデルは西川貴教と言われている[要出典]。外伝作品の『テトラマスターFrom FINALFANTASY IX』のタイトルを略すと「T.M.Finalfantasy」という名前遊びが出来る。
- 設定のモデルは『ルパン三世 カリオストロの城』とよく言われている。シナリオ担当者がルパンファンであり[要出典]、ルパンが愛用している煙草が「ジタン・カポラル」であるため。
- 劇中での彼のヒューマニズム溢れるセリフや性格はオリジナルであり、ジタンという名前はクジャ・ミコト・主題歌と共通して様々な多国言語の「命」という意味がある。
- エドワード・スタイナー
- スタイナーの名前は元々エドワードだったが、同名の俳優がイギリスに居たためアデルバートに変更になった[要出典]。そのためコカコーラのフィギュアには改名の情報が伝わらないまま発売されている。
- 過去のFFとのリンク
- 集大成企画という事もあり様々なFFシリーズからのネタが登場しているが、正式に世界設定がリンクしている人物がいる。それは4本腕の男ギルガメッシュであり、彼は正式に『FFV』の世界から旅してきた本人。ゲームタイム12時間以内にラストダンジョンのある場所まで行くと、因縁の剣を求めて『FFIX』の世界に来た理由が明かされ、ある武器が手に入る。
- 無国籍感とシリーズ初のアメリカ製作FF
- 今回のFFは従来のスタッフとは別に、主要メンバーがハワイのホノルルスタジオで開発した作品である。海外のスタッフを参加させ、大幅に映像を進化させるために設立された会社で、他にも『パラサイトイブ』『ファイナルファンタジー』などを手がけた。そのためシリーズの中でも美術がズバ抜けて洋画の高級感を持ち、監督も無国籍感のある作品に仕上がったと評している。なおホノルルスタジオは解散後、スクウェア残留とミストウォーカーに移籍した者に分かれた。
- 「原点回帰」をイメージしたCM
- 本作のTVCMには、「それまでのナンバリングタイトルの映像がセピア色の記録映像のように流れ、『ファイナルファンタジーであること。』というフレーズが表示され、その後雨の中に佇むジタンの姿が映し出される」というものがある。
- FFIXの遺伝子を受け継いだ作品
- シリーズ全体から見るとややマイナーに位置する本作ではあるが、その後のFFシリーズに受け継がれた要素は多い。本作の美術・シナリオスタッフが参加する『FFCC』では本作のサブキャラクターやイベントが数多く登場し、ディレクターの伊藤裕之が参加した『FFXII』にも本作のミニゲームやジタンに設定が酷似した「親が敵の組織の幹部」「姫をさらう盗賊」「最後は崩壊するラストダンジョンに残り生死不明、エンディングで帰ってくる」バルフレアが登場する。さらには『FFXI』に同時収録されているテトラマスターは『FFIX』を題材にしたカードゲームである。
- また、キングダムハーツではアビリティの装備システムが、『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』では武器からのアビリティ抽出システムが採用された。
- ニンテンドーDS版『FFIII』ではモグネットが通信機能付きで復活するなどしている。
- 武器屋で…
- リンドブルムの武器屋で飾られている大剣を調べるとジタンがクラウドを思わせるセリフを言う。
- エンディングの追加シーン
- とんかちを入手した状態でクリアすると、エンディングのシーンが追加される。
[編集] スクウェアミレニアム
2000年1月に行われたFF最新作のデモンストレーションをかねた企業説明会。FFIXに加えてX・XIの計3作を同時発表[2]するというサプライズパーティーであり、当時副社長であった坂口博信により以降のFFシリーズを全てオンラインゲーム化するという電撃発表が行われた(会場内のデモ)。
- 第1弾ファイナルファンタジーIX - 公式ウェブサイトPlayOnline+独占攻略サイトオープン
- 第2弾ファイナルファンタジーX - BBユニットでのネット連動
- 第3弾ファイナルファンタジーXI - MMOオンラインゲーム化
- ポータルサーバーPlayOnline - エイベックス音楽配信+デジキューブネット通販+集英社漫画配信
という壮大な計画であったが、当然ながら難航し、他の事業部閉鎖や映画との掛け持ちによるスクウェアの財政圧迫などゲームバブルを象徴するイベントであった。結果的にFFIXは出版の商業機会を逃しFFシリーズで初めて前作より販売本数が減少、FFXもネット非対応、PlayOnlineもゲーム提供のみのサービスに落ち着いてしまったが、FFXIの商業的成功はスクウェアのネット事業で大きく成果を上げた。
[編集] 企業コラボレーション
コカコーラのCMにFFIXのキャラクターが登場。主にアレクサンドリアの街を舞台にジタン達がコカコーラを追いかけ、最後には盛大なパレードができるといった内容。当然ながらゲームCD-ROM用に解像度が落ちている製品版よりも映像が美しく、この時点でPS2に匹敵するクオリティに達している。タイアップ商品のコカコーラ500mlペットボトルには塗装済みFFフィギュアがオマケとして梱包されており、最初は応募者限定だったが、
- 第1弾FFVII/FFVIII デフォルメタイプ・クリスタルタイプ
- 第2弾FFVII/FFVIII/FFIX リアルタイプ・クリスタルタイプ
- 第3弾FFX リアルタイプ・デフォルメタイプ・クリスタルタイプ
が後に発売された。だが期間が開きすぎた事と新商品開発の企画もあってか、FFXIIのコラボレーション企業はサントリーとなっている。この夢のコラボレーション企画を契機にスクウェアソフトのタイアップや企業コラボレーションが増加するきっかけとなった。
ちなみに、コカコーラと企業CMでコラボレーションした主な作品は、他にサザエさん、マグナカルタ(韓国のみ)などがある。
[編集] FFIXを巡る情報規制
FFIXは長年雑誌や書籍でのゲーム内の情報公開が禁止されていた。
これはプレイヤー同士が情報交換をして遊んで欲しいという坂口博信の意向で、一部の難度の高いダンジョンのみ例外的に掲載されたが、雑誌での連載だけでなくムック書籍の販売も例外ではなかった。 しかし公式サイトPlayOnlineではFFIXの攻略サイトが公開されており、実態はスクウェアミレニアムで発表したオンライン構想への商業的な布石であったと思われる。
FFIXから続いたスクウェアミレニアム3部作は、オンラインゲームFFXIの発売を持って終了し、2002年すべての情報規制が解禁され無事に書籍化を迎える事になった。
[編集] ストーリー
[編集] Disc1
アレクサンドリアの王女ガーネットは記憶に無い悪夢に悩まされていた。嵐の中、荒れ狂う波に襲われるイカダに乗っている自分…。夢から覚め窓の外を見ると劇場艇プリマビスタがちょうど到着したところだった。
盗賊団タンタラスとその団員である主人公・ジタンらは、ブラネ女王が統治するアレクサンドリア王国の王女ガーネットの誘拐を試み、自らを劇団と名乗り、王国に潜り込んだ。劇は順調に進み上手く城に潜り込んだジタンとブランクは、二手に別れた。早速探索を始めたジタンだが、階段でフードを深くかぶった美少女に出会い、つい一目ぼれをしてしまう。その美少女こそまさに、たった今探しているガーネットだった。ガーネット自身もちょうど城からの脱出を試みていた最中で、両者は一致団結し、飛空艇に乗り込み逃亡を試みる。このとき、女王ブラネの命令でガーネットを追ってきた男兵隊「プルート隊」の隊長スタイナーと、成り行きで船に乗り込んでしまった黒魔道士の少年ビビも、航行を共にすることになる。しかし、飛空艇は攻撃を受け、魔の森に墜落してしまう。
魔の森で目を覚ましたジタン・スタイナーは、ビビとガーネットがいないことに気付く。いがみ合う2人だがそこに悲鳴がこだました。怪物に捕らえられたガーネットを助けようと必死になったジタンの体は光り輝き、トランス能力があることに気付いた。途中深手を負った怪物はガーネットを連れ去るとともに逃走し、再度現れると今度はビビを人質にして再び襲ってくる。ビビの黒魔法の力を借り窮地を脱した後、ジタンはタンタラスを離れ、ガーネットを救出する道を選ぶことに決めた。ガーネットを見つけ森の主を倒し、石化を始めた森の中を走りぬける一同は、ブランクの犠牲により魔の森を脱出した。一同はガーネットの希望に沿ってリンドブルムへ行くことに決め、その道中氷の洞窟に立ち寄った。そこでガーネット奪還のために差し向けられた「黒のワルツ」の1号を倒し、ダリの村にたどり着く。ここで、ガーネットは身分を偽るためダガーの偽名を使うことに決める。ダリの村で休息していた一同は、いつの間にかビビがいなくなっていることに気付いた。捜索を進めるとダリの村の地下でビビに酷似した黒魔道士の「人形」が生産されていることを知る。どこかから流れてくる霧を原料に作られる黒魔導士たち、その輸送先はアレクサンドリアであった。ビビは自分とそっくりの姿の黒魔道士たちに話しかけるが、所詮彼らは「人形」、心の無い彼らに取り付くしまもなく、落胆するビビ。人形の輸送艇をハイジャックしリンドブルムを目指すことにした一同の前に「黒のワルツ」2号が現れるもこれを倒し、船に乗り込む。そこでも必死に黒魔導士たちに話しかけるビビ。「黒のワルツ」3号が立ちはだかるものの、魔道士たちを「人形」としかみない3号にビビが怒りを露にする。傷を負い、暴走する三号を振り払った一行はようやく、リンドブルム城に到着する。
城に到着したジタンたちはリンドブルムの王シドと面会、ダガーの誘拐計画が彼の命令によるものであったことを知る。シドはブラネの様子がおかしいことに気付き、旧友バクーに頼み、密かにダガーを保護しようとしていたのだ。城下町へ繰り出したジタンは、そこで旧友の女竜騎士フライヤと再会。リンドブルムで開催された「狩猟祭」に参加し、束の間の楽しみを得る一同。祝勝会で楽しんでいると、次第にその場にいる全員がうとうとし始めた、いや全員ではなかった、2人を除いて…。目を覚ました一同に驚愕の知らせが届く。フライヤの故郷ブルメシアが黒魔道士兵団に襲われ、壊滅的打撃を受けたというのだ。ジタンとビビはフライヤの助太刀を申し出、3人はブルメシアへ向かうことにしたが、ダガーとスタイナーがいないことに気付いた。実はダガーは祝勝会を抜け出す為、食事に眠り薬を盛り、母ブラネを説得するため、スタイナーをつれて一路アレクサンドリアを目指していたのだった。
ジタンたちはその道程で大食漢のク族のクイナを仲間に加え、ブルメシアを目指していた。途中、ギザマルークの洞窟でギザマルークにおそわれる。どうやらギザマルークの暴走にはブルメシアの異変が関与しているようだった。ブルメシアでフライヤが目にしたのは無残に破壊され、冷たい雨にぬれる、最早廃墟と化したブルメシアだった。王宮に進むとそこには、ブラネと、アレクサンドリアの常勝女将軍ベアトリクス、そして銀髪の謎の男クジャの姿があった。3人に詰め寄る一行だったが、ベアトリクスの圧倒的な力を前に手も足も出ず、完敗を喫してしまうのだった。
[編集] Disc2
壊滅したと思われたブルメシアだが、ブルメシアの王たちはブラネたちが着くよりも早く聖地クレイラへと逃げていた。ジタン達はクジャの言葉を聞き、聖地クレイラに先回りすることができた。が、ここも程なく黒魔道士の襲撃にあってしまった。一行は再度現れたベアトリクスにまたも敗れてしまう。間一髪、敵の黒魔道士のテレポート魔法に便乗しクレイラを脱け出すジタンたち。壊滅状態のクレイラにブラネが光り輝く宝玉をかざすと、空から召喚獣・オーディンが現れ、一撃でクレイラを壊滅に追いやってしまった。衝撃によりクイナとはぐれてしまったが、一行はアレクサンドリアの軍艦、レッドローズに忍び込み、恐ろしき事実を知る。ブラネによれば召喚獣の力はダガーよりひきだしたものであるという。ジタンらは、さらなる力を引き出す為、召喚士としての力を秘める娘を手にかけようとするブラネからダガーを救うべく、アレクサンドリアへ急ぐ。
一方、リンドブルムを抜け出たダガーとスタイナーはアレクサンドリアを目指していた。南ゲートを抜け山頂の駅で彼女らは盗賊団のメンバー・マーカスとの再会を果たした。ブランクの石化を直すためにやってきた盗賊団のメンバーとともに、ダガーとスタイナーはトレノへと向かう。トレノで石化を直すための薬を手に入れた彼らは、ダガーの昔の家庭教師であったトットと再会する。彼らはトットに導かれ、ガルガントという生物を利用した乗り物に乗り込み、アレクサンドリアへと急ぐ。しかし、アレクサンドリアにたどり着いた途端に一行は罠に掛かり、マーカスとスタイナーは幽閉され、ダガーはゾーンとソーンによって捕まってしまう。レッドローズに乗ってやってきたジタン達と檻から抜け出したスタイナー達は合流し、ゾーンとソーンによって召喚獣を抽出されているダガーを助けに向かう。ゾーンとソーンを倒した一行はベアトリクスに遭遇するが、ベアトリクスは目を覚まさないダガーを見て今まで自分のしてきたことの間違いに気づき、フライヤ、スタイナーと協力し追っ手からジタン達を逃がす。ジタン、ダガー、ビビはガルガントに乗り込み、トレノへと脱出しようとするがモンスターに追いかけられてしまい、トレノではない、リンドブルムの東にあるピナックルロックスへとたどり着く。ピナックルロックスにいたラムウの力を借りて、ダガーは召喚獣の力を使いこなせるようになったが、ピナックルロックスを抜けた一行が見たものは、炎上し、ブラネに召喚されたアトモスによって壊滅状態に追いやられたリンドブルムであった。
リンドブルムでシドと面会した一行は、クジャは外側にある大陸の方へ消えていったという情報とク族の沼が外側の大陸に通じているかもしれないことを聞き、ク族の沼へ急ぐ。ク族の沼でクイナと再会した一行はフォッシル・ルーを発見し、進んでいく。ブラネに雇われた殺し屋のラニの襲撃を受けるも、一行はフォッシル・ルーを抜ける。すると、外に広がっていたのは、霧のない赤土の大陸だった。
たどり着いたドワーフの住む里コンデヤ・パタで「クロマ族」の噂を聴いた一行は、マグダレンの森の中にある、枯れた森にたどり着く。そこは意識を獲得した黒魔道士が集まってつくった黒魔道士の村であった。そこでクジャの居所を聞いたジタン達はドワーフ達に聖地と呼ばれている場所に行くために、しきたりとなっている神前の儀を終え、聖地を目指す。その途中に出会った召喚士の少女エーコに誘われ、一行は廃墟となった召喚士の村マダイン・サリに訪れる。エーコはそこで友達のモーグリ達と暮らしていたのだった。その後、クジャの手がかりを探してイーファの樹を訪れた一行は、イーファの樹の奥深くで霧を作り出していたザ・ソウルケージを倒し、霧を消滅させる事に成功する。だが、イーファの樹を抜けた一行にマダイン・サリの宝が盗まれたという知らせが入る。急いで戻ったのも束の間、エーコ自身もその泥棒に捕まってしまう。実は、泥棒はブラネによって雇われた2人目の殺し屋、焔(ほむら)色の髪の男であった。ジタンとの勝負で命を救われた焔(ほむら)色の髪の男はサラマンダーと名乗り、ジタンとの決着を付けるために旅に同行することを決める。また、エーコも村を出てともに旅をする決意をする。そのころ、クジャがイーファの樹に現れたことを知り、一行はイーファの樹へと向かう。しかし、そこにはジタン達と同じようにクジャを追ってきたブラネ艦隊の姿があった。バハムートを召喚し、ブラネ艦隊クジャに攻撃を仕掛けるが、空から現れた謎の目によって捕らわれたバハムートに返り討ちにあってしまう。クジャはまたもや姿を消し、ブラネはダガーに「思うように生きよ」と残して息を引き取る。
[編集] Disc3〜Disc4
ブラネの死によりダガーはアレクサンドリア女王に即位した。一行は情報収集も兼ねトレノを訪れる。しかし、即位の混乱も収まらないまま、クジャが召喚獣バハムートを使ってアレクサンドリアに攻撃をかける。ダガーとエーコは、不思議な力に引き寄せられて魔力を解放し、聖なる召喚獣アレクサンダーを召喚してこれに応じる。そこに突如、ダガーの故郷が焼き払われたときと同じ不気味な赤い光を放つ飛行船インビンシブルと、それに乗り込む謎の男・ガーランドが現れ、アレクサンドリアに壊滅的なダメージを与える。この余波をまともに受けたジタンは、数日にわたり意識を失ってしまう。ジタンが目覚めたとき、ダガーは、自責の念とショックのあまり、完全に心を閉ざし、人と話すことが出来なくなってしまった。
シドを加え、再び訪れた黒魔道士の村で、クジャの本拠地・デザートエンプレスの情報を得た一行は、これに乗り込む。が、クジャの謀略にはまり全員見事につかまってしまった。ジタンは捕虜をとられ“忘れ去られた大陸”のウイユヴェールへおつかいをさせられる。呪文の使えないウイユヴェールで待っていたのは自分たちの姿を精確に模写する魔物だった。苦労するジタンたちだが、何とかお使いの品グルグストーンを手にいれ、急いでデザートエンプレスへと戻る。
一方、捕虜組はデザートエンプレスから脱出を図り、戻ってきた連行組と合流するものの、クジャの謀略にはまり、エーコと連行組が手に入れたグルグストーンを奪われてしまう。クジャを追った一行は“閉ざされた大陸”のグルグ火山を訪れ、エーコを救い出すことに成功した。
アレクサンドリアに戻ったダガーは、母の墓前で決意を新たにし、長い髪をばっさりと切り、閉ざされた心を解き放つ。そして程なく、クジャの陰謀の実体が、この世界ガイアと、別世界テラをつなぐことにある、ということが判明。それを阻止するため、飛空艇ヒルダガルデを駆り、世界をつなぐ鍵のあるイプセンの古城へと行く。鍵となる4つの鏡を手に入れた一行は2人ずつ4手に別れ、4つの祠を訪れた。そこには祠を守るガーディアンがいた。ガーディアンを倒し、鏡を祠に収め、ついにテラへの道を開き、ここへ飛び込む。
ジタンがテラで目にしたのは、自分と瓜二つの外見を持つジェノムなる人造人間だった。ジェノムはガーランドが作り出したテラの仮の住人。黒魔導士のようにこころの存在する個体はごくわずかであった。パンデモニウムでガーランドを打ち破ったジタン達の前にクジャが立ちはだかる。クジャはジタン達との戦闘の過程で「トランス」に成功し絶大なパワーを手に入れる。ところが、勝ち誇るクジャに向けてガーランドは、それまでクジャ自身も知らなかった残酷な事実を告げた。クジャはジタンに比べ、旧型のジェノムであり、黒魔道士のようにいつかは活動が停止してしまうという。自らの寿命が近いことを知ったクジャは猛烈な恐怖心から自暴自棄になり、トランスし暴走を始める。クジャの魔法乱射により崩壊するテラから、ジタン達は間一髪脱出した。ところが一行が目にしたのは、全世界が霧に飲まれた、変わり果てたガイアの姿であった。
ジタン達は、助け出したジェノム達を黒魔道士の村に預け、イーファの樹上空に生じた時空間のひずみから、「記憶の場所」へと踏み入れ、クジャとの最後の決戦に突入する。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
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