ファイナルファンタジーV

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ファイナルファンタジーシリーズ > ファイナルファンタジーV
ファイナルファンタジーV
FINAL FANTASY V
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 スーパーファミコン(SFC)
プレイステーション(PS)
ゲームボーイアドバンス(GBA)
WiiWii Uバーチャルコンソール)(VC)
ゲームアーカイブス(PS3/PSP)(GA)
iOS(iPhone/iPod touch/iPad)
Android
開発元 SFC: スクウェア
PS,GBA: トーセ
iOS: マトリックス
発売元 SFC,PS:スクウェア
GBA,VC,GA,iOS,Android:スクウェア・エニックス
ディレクター 坂口博信
デザイナー 時田貴司
シナリオ 時田貴司
プログラマー 成田賢
音楽 植松伸夫
美術 天野喜孝
シリーズ ファイナルファンタジーシリーズ
人数 1人
メディア SFC:16Mbロムカセット
PS:CD-ROM1枚
GBA:ロムカセット
VC,GA,iOS:ダウンロード販売
発売日 SFC:1992年12月6日
PS:1998年3月19日
GBA:2006年10月12日
Wii・VC:2011年1月18日
GA:2011年4月6日
iOS:2013年3月28日
Android:2013年9月26日
Wii U・VC:2014年3月26日
対象年齢 GBA,VC,GA:CERO:A(全年齢対象)
iOS:9+
売上本数 SFC:約245万本
PS:約15万本
GBA:約24万本
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ファイナルファンタジーV』(ファイナルファンタジーファイブ、FINAL FANTASY V、略称:FFVFF5ファイファンVなど)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)発売のコンピューターゲームソフトで、ファイナルファンタジーシリーズの本編第5作目にあたる。

概要[編集]

1992年12月6日に、スーパーファミコン(SFC)用のソフトとして発売、ファイナルファンタジーシリーズ初のダブルミリオンを記録した。1998年にはコンビニエンスストア流通向けのプレイステーション(PS)版が発売され、1999年には、『ファイナルファンタジーIV』と『ファイナルファンタジーVI』をセットにした『ファイナルファンタジーコレクション』として一般流通で販売された。また、ゲームボーイアドバンス(GBA)版『ファイナルファンタジーV アドバンス』が2006年10月12日に発売されている。2011年1月18日からWiiバーチャルコンソールでSFC版が、同年4月6日からゲームアーカイブスPS3PSP)でPS版が配信開始された。2013年3月28日よりiOS(iPhone/iPod touch/iPad)版が、2013年9月26日よりAndroid版が配信開始され、2014年3月26日からはWii UのバーチャルコンソールでSFC版が配信された。

タイトルロゴにはドラゴンが描かれている。このドラゴンは、天野喜孝の画集『JAPAN―FINAL FANTASY』(NTT出版)にて「飛竜」と明記されている。

特徴[編集]

  • キャラクターの成長に関しては、『ファイナルファンタジーIII』のジョブチェンジシステムの発展系で、新たにジョブ固有のアビリティを覚えられるようになっている。覚えたアビリティは他のジョブになっているときにも一つだけ(例外として「すっぴん」は2個、「ものまねし」は3個)くっつけることができ、プレイヤーキャラクターはジョブ固有のものとは別のアビリティが使えるようになり、キャラクターのカスタマイズ性が高くなった。キャラクターの個性が弱くなったが、それを補って余りある戦闘の自由度の高さを生み出しており、後のシリーズ作品のシステムにも反映されている。
  • 本作は前作までと比較してグラフィックが全体的に綺麗になっている。また、この作品からマップ上のキャラクターに表情が付くようになる。前作でも頭を下げる程度のアクションはあったが、笑ったり驚いたりといった表情については本作で初めて登場する。
  • ファイナルファンタジーシリーズとしては初めてメッセージ中に漢字が使われている。
  • FFシリーズで最もメッセージの文字サイズが大きく、フォントも変更され前作に比較するととても文章が読みやすくなっている。
  • 全てのボスにレベルとは無関係に勝利できる戦術が存在する、ボスを倒しても経験値が入らない、経験値取得の回避が容易などの理由から、低レベル攻略を代表とした様々なやり込みの題材とされるゲームとなった。
  • FFシリーズは基本的に各作品の間にストーリー的なつながりがなく、それぞれが独立した世界になっている。しかし本作には、いろいろな次元や別の世界につながっている「異次元空間」である「次元のはざま」が存在し、そこに送り込まれた「ギルガメッシュ」というキャラクターが、しばしば『FFVIII』『IX』『XII』などの世界にも登場し、本作と同一人物であると思わせるような描写がされている。また、OVAファイナルファンタジー』は本作の200年後の物語であり、FFシリーズで初めてゲーム終了後の物語が描かれた作品である。
  • 前作同様、コントローラーごとにキャラクターを割り振って戦闘で協力プレイができるマルチプレイが引き継がれている。

他機種への移植[編集]

プレイステーション版[編集]

1998年3月に、プレイステーション版『ファイナルファンタジーV』がコンビニエンスストアデジキューブ販売網)限定で発売され、その後1999年3月に発売された『ファイナルファンタジーコレクション』のDISC2に同作品が収録されている。内容はSFC版を移植したものであり、SFC版とほとんど違いはないが、いくつかの部分が変更されている。

主な変更点としては以下のようなものがある。

  • オープニング、エンディングにCGムービーが追加。
  • SFC版に存在したいくつかのバグが修正されている。
  • シーフのアビリティ扱いであった「ダッシュ」が最初から使用可能になっている。シーフの「ダッシュ」使用時はさらに倍の速度(4倍速)で移動可能。
  • CD-ROMによる読み込みのため、マップが切り替わるのがSFC版よりも遅い。
  • エンカウント時、戦闘終了時のモザイク演出が変更されている。
  • 音源がSFC版と違うため、音楽や効果音などの音質がSFC版から若干変わっている。
  • 「メモファイル」機能により、移動中であればいつでもデータを保存・再開することができるようになった。ただし一時的な保存なのでロード後本体の電源を切ったりリセットボタンを押すと消滅する。
  • ソフトリセット機能(SELECT・START・L1・L2・R1・R2ボタンを同時に押す)が使用できる。
  • ゲーム開始時にランダムでキャラクター1名が登場。ごく稀に『FFVII』のクラウドが現れる。

ゲームボーイアドバンス版[編集]

2006年10月12日に、ゲームボーイアドバンス版『ファイナルファンタジーV アドバンス』が発売された。キャッチコピーは「風が、変わる。」(TGSPV)、「純度を超えた透明感」(TVCM)。SFC版からの追加要素として、ジョブの追加(4種)、ダンジョンの追加、武器防具の追加等がされている。他機種のバグの大半は修正されたが基本システムに変更はないので、やり込みについてはほぼSFC版と同じ戦術を使うことができる。

その他、以下のような変更点もある。

  • オープニングが一新された。オープニングデモが追加され、隕石に乗っているガラフや飛竜の世話をするレナなどの様子を見ることが出来る。なお、2006年以前に退社したスタッフ(植松以外)の名前はクレジットされていない。なお、旧版のオープニングもしっかり移植されており、こちらは新オープニングの後に画面をそのままにしておけば見ることができる(ただし、旧版タイトル画面からのオープニングデモへの移行はオリジナルより早い)。
  • メッセージウィンドウのテキストを、ひらがなのみ使用か、漢字混じりにするかをコンフィグによって任意に設定できる。これにより、オリジナルからメッセージの漢字変換が変更された箇所もある。
  • SFC版では『FFV』のテーマがセーブデータ選択時に流れていたが、GBA版では他のシリーズ同様にタイトル画面・ロード時のファイル選択でプレリュードが流れる仕様になった。
  • ファイナルファンタジーI・II アドバンス』や『FFIVアドバンス』と同様、おまけとしてモンスター図鑑とミュージックプレイヤーが追加。また、図鑑ではゲーム中に名前が表示されない一部の敵に便宜上、名前が用意されている。
  • 音源や画面サイズの都合上、BGMや戦闘背景がより綺麗に作り直されている。ただし、BGMはSFCと音源が異なるので一部の曲がややオリジナルと異なるものがある。
  • 台詞の表示ウインドウにメインキャラクターの顔グラフィックが出るようになる。また、ストーリー上の会話も一部加筆修正されている。
  • セーブ機能に通常のセーブと携帯機向けの「ちゅうだん」が加えられる。ニューゲームや通常のロードを選んだ場合や中断したデータを再開するとそのデータは消える(PS版における「メモファイル」とは異なる)。
  • シーフのアビリティ扱いであった「ダッシュ」が最初から使用可能になっており、常にダッシュ状態か従来のようにBボタンでダッシュかを選択可能。シーフの「ダッシュ」では通常のBダッシュの倍の速さとなる。
  • いくつかの能力の仕様変更。例「きゅうけつ」(SFC/PS→最大HP-現在HPの半分を吸収する。GBA→最大HP-現在HPを吸収する)
  • エンカウント時と戦闘終了時の画面の切り替えに要する時間がかなり短縮された。またエンカウント時の表現が変更されている。
  • 戦闘から瞬時に逃げやすくなった。
  • アイテムの解説がより詳細まで表示されるようになった。またこれまでは所有状況だけが確認できた「たいせつなもの」の解説も表示される。
  • ゲーム中のBGM「いつの日かきっと」がすべて「レナのテーマ」に差し替えられている。ただし「いつの日かきっと」自体はソフト内に収録されており、ミュージックプレイヤーで聴くことができる。
  • 戦闘の際、コマンド入力の番がまわってきた時のSEがオリジナルと異なる。
  • SFC版にあった戦闘中の操作キャラクターのコントローラ割り振りが携帯ゲーム機移植に伴い、廃止されている。

バーチャルコンソール版[編集]

SFC版を後述の問題のシーンを修正した上で配信。

ゲームアーカイブス版[編集]

プレイステーション版に準拠した内容。

iOS(iPhone/iPod touch/iPad)版[編集]

「FF for スマートフォンシリーズ」の本格始動第1弾ソフトとして、2013年3月28日より配信開始。 ゲームボーイアドバンス版を基とし、グラフィック全般とインターフェイスが一新されている。キャラクターについてはオリジナルスタッフである渋谷員子による描き起こし[1]

その他、以下のような変更点もある。

  • BGMはSFC版のものを録音して再生している。ただしエンカウントが発生しても、戦闘終了後のフィールドマップ画面のBGMは頭から演奏される。
  • SEは一新[2]
  • 移動中の「アイテム」コマンドに「捨てる」のサブコマンドが追加され、いつでも不要なアイテムを処分出来るようになった。
  • 斜め移動が可能となっている。
  • セーブポイントに隣接すると、自動的にポイント内に吸い込まれる。
  • シーフのアビリティ「ダッシュ」がフィールド移動時(徒歩の他、乗り物での移動時)も効果を発揮する。
  • 風のクリスタルのジョブ入手後にチョコボがジョブシステムの説明をしてくれるくだりがカット。代わりにヘルプの説明ページが表示される。

Android版[編集]

2013年9月26日より配信開始。

システム[編集]

パーティ[編集]

パーティーのメンバーに関しては光の戦士の節を参照のこと。

パーティの人数は最大で4人。前作『ファイナルファンタジーIV』は、パーティメンバーの強制的な入れ替わりが多い作品であったが、本作ではメンバーが入れ替わるのは一度だけである。その際、入れ替わる前のキャラクターのレベルやジョブ・アビリティがそのまま引き継がれる仕組みになっているので、一から育て直す必要はない。

ストーリーの進行中、パーティメンバーの一部が抜けることがある。また、パーティを分割して進めるイベントもある。

戦闘システム[編集]

アクティブタイムバトルシステム
前作『ファイナルファンタジーIV』に引き続き、アクティブタイムバトルシステム (ATB) が採用されている。また本作からプレイヤーキャラクターの行動待ち時間を視覚的に示すウェイトゲージが追加されたことで、システムが大きく進化した。
攻撃・魔法の命中システムの変更
過去のシリーズ作品の「攻撃回数」の概念が廃止され、命中判定は一度だけになった。ただし一部のアビリティや武器などで同時に二回以上攻撃ができる場合は、それぞれの攻撃において命中判定が発生する。
魔法
『FFIV』では各魔法ごとの詠唱時間に大きな差があったが、全て一律、詠唱のグラフィックが一瞬表示された後に即時発動するようになった。また、効果に影響するパラメータもそれまでは黒系の「知性」と白系の「精神」とがあったが、今作より魔力に統合された。
弓矢の使用制限撤廃
『FFIII』『FFIV』では、は別個のアイテム扱いであり、矢を消費して攻撃を行うシステムだった。本作においては弓矢はワンセットになり、その使用にも制限は無くなっている。
クリティカルヒット
確率発動するタイプのクリティカルヒットは、素手と、特定の弓矢以外の攻撃では発動しない。ただし特定種族(竜、魔獣など)に対して必ずクリティカルヒットを放つ武器や、攻撃するごとにMPを消費し必ずクリティカルヒットを放つ武器も存在する。

ジョブチェンジシステム[編集]

ジョブの種類および詳細に関してはジョブ一覧を参照のこと。

ジョブチェンジシステムとは、イベントによって入手したジョブキャラクタークラス)を状況に合わせてプレイヤーが任意に切り替えられるシステムのことである。ジョブチェンジはメニューが呼び出せる状況であればいつでも可能である。各ジョブには固有のアビリティが用意されており、ABP(アビリティポイント)を貯めることでアビリティを覚えることができる。クリスタルのかけらを入手することで選択できるジョブの種類が増える。『FFIII』のジョブシステムとの差別化からジョブアビリティシステムとも呼ばれる。

ジョブチェンジシステムは本作の前に『FFIII』で採用されたが、『FFIII』ではジョブチェンジの際に所定量のキャパシティ値を必要としたのに対して、本作ではキャパシティ値が廃止されており、特に何も消費することなく、いつでも好きなジョブになることができるようになっている。各キャラクターのパラメータ(力・素早さ・体力・魔力)には「すっぴん」時において若干の差があり、各ジョブのパラメータはそれぞれ「すっぴん」からの上昇値もしくは下降値が設定されている。なお、最大HPはレベルと体力、最大MPはレベルと魔力によって算出される。また、武器装備系アビリティを付けるとそれを使うジョブと同等の力(一部は素早さも補正される)に、魔法系コマンドアビリティを付けるとそれを使うジョブに近い魔力と最大MPに強化補正される。

各ジョブには1つの「ジョブコマンド」と、いくつかの「ジョブ特性」が設定されている。ジョブ特性とはそのジョブになれば自動で発揮される能力である。

ジョブコマンド、ジョブ特性の例
ナイト
  • ジョブコマンド:!まもり (次の行動までの間、物理攻撃のダメージを0にする)
  • ジョブ特性:かばう (瀕死状態の仲間に対する物理攻撃を代わりに受ける)
白魔道士
  • ジョブコマンド :!しろまほう(所持している白魔法を使える。なお魔導士系ジョブや魔法剣士のジョブコマンドはそのジョブで使える魔法の最高レベルとなっており、白魔導士の場合ジョブコマンドとして付いているアビリティは「!しろまほうLV6」である)
  • ジョブ特性 :無し

フィールド上および戦闘時に利用できるコマンドとして「!たたかう」、「!アイテム」およびジョブコマンドのほかにもう1つ追加アビリティ枠が設定されており、習得したものから自由に選択できる(例外のジョブあり)。例えばナイトに「!しろまほう」を付ければ回復魔法を使え、「!まほうけん」を付ければ攻撃属性を切り替えて対処することが可能になる。このようにジョブとアビリティの組み合わせによっては効果的な戦術が編み出せるが、アビリティの選択を誤るとジョブの能力を台無しにしたり、アビリティを全く活かせなくなったりする。さらにパーティーでどのジョブ、アビリティを組み合わせるかで戦闘スタイルが大幅に変わってくるので、プレイヤーの工夫が試されるシステムである。

装備[編集]

武器には14種類の系統、防具には4種類の系統がある。それぞれの系統に大まかに共通する特徴がある。防具には「重さ」が設定され、それが大きいほどATBゲージの増加が鈍くなる。

短剣・忍者刀
ナイフ、短剣などの類。攻撃力がやや高く、大半のジョブが装備可能で、魔法剣にも対応。忍者専用の忍者刀、踊り子専用武器も含まれる。
GBA版では忍者刀に固有のアイコンがついたため、通常の短剣とは別扱いとなった。
剣・騎士剣
攻撃力が高く、かつ魔法剣に対応する。より高い攻撃力を持つナイト専用の騎士剣(GBA版では剣闘士も装備可能)も含まれる。ほとんどの物が魔法剣とアビリティ「りょうてもち」(攻撃力を2倍にする。後述)に対応している。
攻撃力が高く、アビリティ「ジャンプ」の攻撃力が2倍になる。
攻撃力が高く、所定の確率でクリティカルヒットが出る。「りょうてもち」に対応している。
ハンマー
攻撃力がやや高く、敵の防御力の影響が少ない。命中率が低く、ダメージが不安定。「りょうてもち」に対応している。
弓矢
攻撃力が高く、後列でも威力が半減しない。特殊効果も豊富。命中率が少し低く、両手でないと扱えない。
攻撃力はやや低く、後列でも威力が半減しない。魔力を増幅する効果や、魔法の力を秘めたものが多い。
ロッド
攻撃力はかなり低いが、後列でも威力が半減しない。魔力を増幅する効果や、魔法の力を秘めたものが多い。
槌矛
斧に近い特性を持ち、杖に比べると攻撃力が高い。後列でも威力が半減しない。
攻撃力がやや高く、後列でも威力が半減しない。標的を麻痺させることがある。
ベル
攻撃力はかなり低いが、後列でも威力が半減しない。魔力と素早さに依存して威力が高まる。ダメージが不安定。アビリティによらず、風水士とすっぴん以外の者には装備できない。
竪琴
極めて特殊な効果を持つ。後列でも威力が半減しない。両手でないと扱えない。
特殊武器
いずれにも属さない系統。武器のアイコンが表示されない。えんげつりんなどがこれにあたる。
手裏剣・忍術
アビリティ「!なげる」でのみ使用できる。強力だが使い捨て。
一定の確率で、相手の物理攻撃を完全に防ぐことができる。両手武器とは併用できない。
頭防具
頭部に身に付ける。兜・戦闘帽・魔法帽など。
体防具
体に身に付ける。鎧・軽装鎧・戦闘服・ローブなど。
アクセサリ
特殊な効果を持つものが多い。指輪・篭手・腕輪・靴など。

魔法[編集]

魔法は全部で7つの系統に分類される(GBA版では8つ)。それぞれの系統で大まかな習得方法が異なる。一度魔法を習得すると、ジョブ・アビリティ条件さえ整えば、パーティ全員がその魔法を使用できるようになる。大半の系統にはレベルが設定されており、習得してもアビリティのレベルを満たさなければ使用できない。

白魔法
回復や防御補助を中心とした系統。アンデッドに対しては攻撃手段にもなる。店での購入・宝箱・特定のイベントなどで習得可能。
黒魔法
攻撃やステータス異常が中心の系統。炎・冷気・雷の3属性が基本。店での購入・特定のイベントなどで習得可能。
時空魔法
時間・空間・重力に作用する系統。補助が中心で、攻撃もある程度可能。店での購入・宝箱・特定のイベントなどで習得可能。ゲーム中では「じくう」と表記される。
召喚魔法
幻獣を召喚する系統。攻撃系が中心で、複数の敵に効果を発揮するものが多い。LV1の魔法は店で購入できるが、それ以降はイベント(多くは対応する召喚獣との戦闘)で習得することになる。ゲーム中では「しょうかん」と表記される。
魔法剣
武器(短剣・剣・騎士剣)に特定の白魔法・黒魔法の効果を追加する系統。通常の魔法と比べMP消費が少なく、永続的に効果を発揮するのが特徴。対応する魔法を習得するのが使用条件。
青魔法
モンスターの技をそのまま使う系統。他の系統にない特殊な効果や、限定された状況下で真価を発揮するものが多いのが特徴。「ラーニング」のジョブ特性やアビリティを持つキャラクターが習得可能な攻撃を受け、その戦闘に勝利することで習得できる。レベルは設定されていない。
特殊な効果を持つ歌を歌う系統。魔法に分類されているがMPは消費しない。歌うと瞬時に効果を発揮するものと、歌い続ける間徐々に味方の能力値を上昇させるものがある。すべて特定のイベントで習得する。レベルは設定されていない。
暗黒魔法(GBA版のみ)
禁断の魔法。全般的に威力が高く、何らかの追加効果があるのが特徴。ネクロマンサーのジョブに就いているキャラクターが、特定のモンスターに止めを刺すことで習得可能。亡者の巣窟で習得条件となるモンスターの情報が得られる。

その他(システム)[編集]

モンスターのレベル
本作から全てのモンスターにレベルが設定されるようになった。主に攻撃力や魔法の成功率に影響し、一部3桁を超える敵もいる。特定の魔法やアビリティには一時的にレベルを上下させたり、一定の倍数のレベルの敵にのみ効果を発揮するものなどもある。
時間制限付きイベント
本作から、シナリオ中に時間制限の付いたイベントが出現するようになった。イベントに突入すると画面上にカウントダウンタイマーが表示され、移動中・戦闘中にかかわらずカウントが減っていく(戦闘中のポーズ機能の使用時や、ウェイトモードでの時間停止時は、一時的に時間経過を止めることは可能であり、移動中は現在のフロアが画面上部に表示されている最中のみ時間経過がストップする)。残り時間が0になった時点で、イベント固有の理由によってゲームオーバーとなってしまう。なお、プレイステーション版では戦闘前後の画面切り替え時のみカウントがストップする。
状態異常の仕様変更
状態異常には本作では新たに、HP0で味方を攻撃し続ける「ゾンビ」と、時間経過でレベルが下がっていく「老化」が追加され、代わりに「のろい」「ぶた」が廃止された。「ゾンビ」は、戦闘不能・石化に並ぶ全滅条件であり、敵からの攻撃対象にはなるが、HPが0の状態のまま敵ではなく味方に対して自動的に攻撃し続け、行動が止まることはない。アイテム「せいすい」のみによってこの状態異常を治療できる。また「小人」状態は盾の回避率が2倍になり、場合によっては有利に働くことも。前作でもあったHPがどんどん減っていく状態異常は「スリップ」と名づけられた。ほか、一部の特殊攻撃には、戦闘中は復帰不可能な戦闘離脱状態をもたらすものや、特定の条件下では「戦闘不能」と「石化」、「戦闘不能」と「ゾンビ」が重複することがある。
魔法効果の仕様変更
HPを徐々に回復する「リジェネ」が登場。前作の「レビテト」に加え、「ヘイスト」「スロウ」「ストップ」「プロテス」「シェル」「リフレク」も、魔法効果特有の色の光をキャラクターが放つことで、その効果が常時視認できるようになった。この他、アビリティ「!ちょうごう」を中心に、これら以外にも様々な魔法効果をもたらす手段が増えた。
さいきょう
『FFIII』のシステムでは、ジョブチェンジ時には装備をはずし、ジョブチェンジ後に手動で再び装備し直さなければならなかった。本作では、そのときに持っている武具の中で最も攻撃力または守備力が高いものが自動装備される「さいきょう」のシステムが新たに導入され、ジョブチェンジ時やアビリティの変更時に自動で実行されるようになり、装備交換の手間を軽減している。
しかし、攻撃力・防御力の数値のみで判定されるため、中には非常に高い攻撃力・防御力を有する代わりにマイナス要素を含むアイテムが存在しており、「さいきょう」を実行することでそのようなアイテムが必然的に装備されてしまう(ただし装備品が外せなくなることはない)ほか、攻撃力・防御力が低い代わりに有益な特殊効果を持つアイテムもあるため、このコマンドによる装備が必ずしも最良の装備とは限らない。
アイテムの所持
『FFIII』・『FFIV』ではアイテムの預かり所の役割としてデブチョコボが登場していたが、本作ではデブチョコボによるアイテムの預かりは廃止され、所持可能欄が拡大し、多くの種類のアイテムが所持できるようになった。その代わり、1種類のアイテムの所持上限が99個となった。

ジョブ一覧[編集]

以下にジョブ名および簡単な解説を示す。アビリティは、戦闘中にコマンドとして使用できるもの(「コマンドアビリティ」と呼ばれる)はアビリティ名の先頭に「!」マークがつく。同一ジョブでも各キャラクターごとにビジュアル的な違いが多々あり、キャラクターの個性を感じさせるものとなっている。英語表記で2つある場合は、2番目がSFC時点でのそれである。

初期状態[編集]

すっぴん (Freelancer / Suppin)
装備可能:すべて / ジョブコマンド:なし / ジョブ特性:マスターしたジョブのステータス補正値とジョブ特性を受け継ぐ
その名の通り、各キャラクターの本来の状態。クリスタルのかけらを手にするまでの勇敢な行動が認められ、ジョブの一つに列せられた[3]。素の状態ではジョブコマンドを持たないため通常攻撃とアイテムの使用しか出来ないが、アビリティは2つつけることが可能。また全ての武器、防具、アクセサリを装備可能で、一部を除いて既にマスターになっているジョブの特性とステータスの補正値を引き継ぐ。
なお、このジョブには固有のアビリティは無くジョブレベルも存在しないが、他のすべてのジョブをマスター(そのジョブで習得できるすべてのアビリティを習得した状態、メニュー画面で頭上に三ツ星が付く)にすると、このジョブをマスターしたことになる。

風のクリスタル[編集]

ナイト (Knight)
装備可能:短剣・剣・騎士剣・盾 / ジョブコマンド:!まもり / ジョブ特性:かばう
あらゆる剣を扱える技量と自己犠牲精神を併せ持つ騎士。戦士系の基本ジョブ。一定の確率で、敵の物理攻撃を完全に防ぐことができる盾や、通常装備できる戦闘帽・戦闘服よりも防御力の高い兜・鎧、防御性能を高めるアクセサリの篭手などを装備できる(以後、このタイプのジョブを重戦士系と呼ぶ)。
剣術のエキスパートで、戦士系最高ランクの力、武器攻撃力、HPを持つ。瀕死の仲間に対する攻撃を身代わりとなって受ける「かばう」や、物理攻撃を完全に防御する「!まもり」が可能。を持たない代わりに剣・刀・斧による攻撃力を2倍にする「りょうてもち」や、本来盾・が装備できないジョブでも装備できるようになるアビリティも習得できる。武器防具とも非常に充実しており、序盤から最終決戦まで安定した戦力になる。
アビリティ「けんそうび」は本来ナイト専用の騎士も含めた全ての剣が装備可能になり、攻撃力もナイトと同じになる。
グラフィック上は全員が鎧と鉢金をまとった姿になる(鎧の色はバッツとガラフが赤、レナが水色、ファリスが青、クルルがピンク)。
モンク (Monk)
装備可能:なし / ジョブコマンド:!けり / ジョブ特性:かくとう カウンター
精神修行の一環として格闘術を身に着け、肉体と精神を鍛え上げた僧侶[4]。戦士系ジョブに属するが、防具は戦闘服、戦闘帽に制限されるため防御力は鎧兜の戦士には劣る(以後、このタイプのジョブを軽戦士系と呼ぶ)。ただし、全ジョブ中でHP、力、体力に最大の補正がかかる。
武器を装備することは出来ないが、素手での攻撃力が高くなる「かくとう」や、敵から物理攻撃を受けると確率発動で即座に反撃する「カウンター」、発動に時間はかかるが通常攻撃よりも威力の高い「!ためる」、HPと一部のステータス異常を回復する「!チャクラ」、HP最大値を増やすアビリティなどを習得できる。
素手での攻撃は両手ということで2回攻撃であり(そのためアビリティをつけて盾を装備すると攻撃は1回)、クリティカルヒットを確率発動する(発動判定は1回ごと)。
ジョブコマンド「!けり」は通常攻撃1回分の威力で全体攻撃をする。このコマンドはアビリティとしての習得はできない。他のジョブの場合は後述の「!ものまね」でのみ使用可能。
グラフィック上では拳法着を身にまとう。バッツとガラフは上半身が裸に近く、レナはチャイナドレスとなっている。
シーフ (Thief)
装備可能:短剣・特殊武器 / ジョブコマンド:!ぬすむ / ジョブ特性:ダッシュ かくしつうろ けいかい
プロの盗賊。軽戦士系ジョブ。全ジョブ中で最高の素早さを誇るが打たれ弱く、攻撃手段に乏しい。その分探索や戦闘回避に特化したアビリティを持つ。
敵からアイテムを「!ぬすむ」ことができ、盗むことでしか入手できないアイテムも存在する。また、隠し通路が見えるようになる「かくしつうろ」、町・城・ダンジョンの中でダッシュ移動ができる(あるいはダッシュの速度がさらに上昇する)「ダッシュ」、戦闘突入時のバックアタックや不意打ちを防止する「けいかい」、と3つの移動補助系ジョブ特性を持つ。
上記のコマンドアビリティ、ジョブ特性や、通常攻撃と同時にアイテムを盗む「!ぶんどる」、戦闘から離脱する「!とんずら」を習得できる。最終的にはすばやさをシーフ並みに引き上げる「ちょこまかうごく」を習得可能。
グラフィックでは全員がバンダナを頭につけているが、それぞれ柄や結び方が異なる。
白魔道士 (White Mage / Priest)
装備可能: / ジョブコマンド:!しろまほう / ジョブ特性:なし
弱者を庇護するための力「白魔法」を後世に遺すため、自ら白魔道士となった聖職者達[5]。魔道士系ジョブ。魔道士系ジョブは、多くのジョブで装備できる戦闘服が装備できない代わりに、物理防御力が低い反面、魔力、魔法防御力・回避率を高める効果のある魔法帽・ローブを装備できる。
すべての白魔法を使用できる。
習得するアビリティは基本的に各レベルの白魔法を使用可能とするもの(しろまほうLV○←○にはレベル数が入る)だが、最後にはMP最大値を増やすアビリティ「MP10%アップ」を習得する。
装備できる武器が杖しかないため、打撃力の点で特に他のジョブに比べると劣っている。
FFシリーズおなじみの白いローブ姿で、女性キャラクターはフードを被っている。クルルの場合は猫耳フード。
黒魔道士 (Black Mage / Wizard)
装備可能:短剣・ロッド / ジョブコマンド:!くろまほう / ジョブ特性:なし
祭礼に用いられる力「黒魔法」を行使する者達。戦乱の時代、多くの黒魔道士は戦いに魔法が悪用されることを望まず、技を封じてしまったため、現在では黒魔道士と呼べる者は皆無[6]。魔道士系ジョブ。魔力が高く、すべての黒魔法を使用できる。
各レベルの黒魔法を使用可能とするアビリティ(「くろまほうLV○」)とMP最大値を増やすアビリティ「MP30%アップ」を習得するという、白魔道士とよく似た成長のしかたをする。
容姿はFFシリーズにおける黒魔道士の基本形(青や紫など暗い色のローブやマントを身に着けて三角帽子を深く被り、顔は暗くて見えない)を踏襲したものである。
青魔道士 (Blue Mage)
装備可能:短剣・剣・ロッド・盾 / ジョブコマンド:!あおまほう / ジョブ特性:ラーニング
魔物の特殊攻撃に興味を持った戦士が、その技を分析、真似て敵を撃退したことがきっかけとなり、敵の戦法を分析・学習して真似る戦術が流行、ジョブへと発展したもの[7]。元が戦士系であるため、魔道士系ジョブであるが一部の剣や盾、軽戦士が使える防具も装備可能。敵から特殊攻撃を受けることで、それを習得(ラーニング)し、「青魔法」として使うことができる。ただしラーニングできる特殊攻撃は限られており、また特殊攻撃を無効化した場合はラーニングできない。
また、白魔法ライブラと類似の効果を持つアビリティ、「!しらべる」と「!みやぶる」が習得可能(後者の方がより多くの情報を確認可能)。「ラーニング」もアビリティとして習得できる。
青いマントと仮面を身に付けた姿となる。女性キャラクターは帽子を被り、仮面のラインも丸くなっている。

水のクリスタル[編集]

バーサーカー (Berserker)
装備可能:短剣・・盾 / ジョブコマンド:なし / ジョブ特性:バーサク
蛮族の中でも武器を使いこなせる者たちに与えられる称号。狂戦士。重戦士系ジョブ。戦闘中は常に白魔法バーサクにかかったのと同じバーサク状態であり、プレイヤーの操作を受け付けず一切のコマンド入力が不可能で、強力な通常攻撃を繰り返す。このバーサク状態は戦闘中、敵味方を問わず、いかなる手段をもってしても解除できない。
ジョブコマンドはないが、アビリティはすっぴん、ものまねし以外の他のジョブと同様、1つしか身に付けられない。なお、バーサーカーの自動バーサクの効果はアビリティのバーサクとは違い、アビリティのものはそのキャラクターの1ターン目が回ってきた直後から発動するのに対し、バーサーカーのものは戦闘開始直後から発動する。
バーサーカーをマスターしても自動バーサクはすっぴんやものまねしには引き継がれない(アビリティの「バーサク」を別に付けることは可能)。
素早さが最も低い上に攻撃のタイミングが掴めず(ATBゲージは常に満タンのまま)、コマンドアビリティも使えず、攻撃対象も指定できないため、戦術計算が立てにくい。SFC版とPS版では4人全員をバーサーカーにすると逃走も不可能になる。
ビジュアル的には狼や虎などの毛皮を身に着けたような姿になる(クルルは着ぐるみ)。クルルやレナの場合は首にが付いている。
魔法剣士 (Mystic Knight / Enchanter)
装備可能:短剣・剣・盾 / ジョブコマンド:!まほうけん / ジョブ特性:まほうバリア
魔法と剣術両方を極めた者に与えられる称号。幾多の魔法と剣術に精通したという伝説の魔戦士の末裔にあたる[8]。重戦士系ジョブ。「魔法剣」として剣に属性や追加効果を付けて直接攻撃することが可能。瀕死状態になると、自動的に「まほうバリア」(白魔法シェルに相当)を使用して攻撃魔法に対する抵抗力が上がる。他の重戦士系ジョブに比べて力やHPは少し低いが、素早さが高く、すっぴんと比較した場合に全てのステータスが上方修正される数少ないジョブでもある。
グラフィックは男性キャラクターはターバンを巻いており、女性キャラクターはヴェールをまとったものとなっている。
時魔道士 (Time Mage / Time Sorcerer)
装備可能:短剣・ロッド・杖 / ジョブコマンド:!じくう / ジョブ特性:なし
魔法を細分化しようとする動きの結果、白魔法から時間・空間に関する魔法を抜き出し、専門とするようになった者[9]。魔道士系ジョブ。時空魔法(画面上では「!じくう」と表示される)を使用できる。時間経過を加速するヘイスト系・遅らせるスロウ系などの補助魔法が中心的だが、攻撃魔法もいくつか存在する。また、最終的に習得するアビリティ「ロッドそうび」は、ロッドの他に杖も装備可能になる。
グラフィックは青系やオレンジのローブとマント、とんがり帽子で装ったピエロ風姿となる。
召喚士 (Summoner)
装備可能:短剣・ロッド / ジョブコマンド:!しょうかん / ジョブ特性:なし
幻獣達が住む世界「幻界」に精通した結果、幻獣を呼び出しその力を戦闘に用いることに成功した者[10]。魔道士系ジョブ。「!しょうかん」が使用可能。マスターまで育てると、MPを使わずにランダムで召喚獣1体を呼び出すアビリティ「!よびだす」を習得する。SFC版とPS版では全ジョブ中で魔力とMPに最大の補正がかかる。
グラフィックは頭に一角獣のような角を生やし、緑のローブをまとった姿となる。
赤魔道士 (Red Mage / Red Wizard)
装備可能:短剣・剣・ロッド・杖 / ジョブコマンド:!しろくろま / ジョブ特性:なし
魔道士から魔法の心得を伝授され、白黒両方の魔法を習得した戦士。特に独立不羈(どくりつふき)を旨とする戦士達の間で広まった。現在は一つのジョブを極めるのが正道であるという風潮があり、成り手は少ない[11]。魔道士系ジョブだが、一部の剣(盾は装備不可)、軽戦士が使える防具も装備可能。レベル3までの白および黒魔法が使える。
高位の魔法が使えないため後半戦では力不足だが、最終的には現在扱える魔法(白、黒、時空、召喚の4種のみ)を連続して使用するアビリティ「!れんぞくま」を習得する。これをアビリティにつけた場合、レベル3までの白魔法・黒魔法を使えるようになる。
グラフィック上はその名の通り、全員赤いマントと羽根つきのカウボーイハットを被る。
ものまねし (Mime / Mimic)
装備可能:短剣・杖・ロッド・特殊武器・盾 / ジョブコマンド:!ものまね / ジョブ特性:マスターしたジョブのステータス補正値とジョブ特性を受け継ぐ
特殊系ジョブ。踊り子専用防具以外の全ての防具を装備可能。ジョブコマンド「!ものまね」は前のキャラクターの行動を繰り返すもので、この際にMP・アイテムなどを消費することはない。この他に3つのコマンドやアビリティを付けることが可能。ただし、他のジョブでは最初から付いていて外すことのできないコマンドである「!たたかう」と「!アイテム」もアビリティ扱いとなっており、付けずに他のアビリティを付けることもできるが、使いたいならアビリティとして付ける必要がある。ステータスとジョブ特性はすっぴんと同様、すでにマスターしたジョブを引き継ぐ。
隠しジョブであり、入手可能になる時期も上記の各ジョブとは大きく異なる。
グラフィック上はすっぴんの服装にマントと肩当てを付け加えたような状態になる。また、入手時期の関係上ガラフのグラフィックはない。

火のクリスタル[編集]

忍者・魔獣使い・風水士と、狩人・吟遊詩人は、入手可能な時期が異なる。

忍者 (Ninja)
装備可能:短剣・忍者刀・特殊武器 / ジョブコマンド:!なげる / ジョブ特性:にとうりゅう せんせいこうげき
様々な武術・格闘術を研究し誕生した実戦派の職業。軽戦士系ジョブ。ジョブ特性は、両手に別々の武器を装備することができる「にとうりゅう」と、先制攻撃の確率が上昇する「せんせいこうげき」。武器や専用の巻物を「!なげる」攻撃が可能なほか、戦闘離脱用のアビリティ「!けむりだま」と、白魔法ブリンクと同様の効果を持つ「!ぶんしん」を習得できる。
二刀流により重戦士系を上回る物理攻撃力を誇り、素早さも高く巻物での魔法攻撃力も持つという優秀な攻撃系ジョブだが、幾分打たれ弱い。
なお巻物の威力は「まりょく」のステータス数値が影響するため、魔法アビリティの装着が効果的。
魔獣使い (Beastmaster / Monster Trainer)
装備可能:短剣・ / ジョブコマンド:!とらえる / ジョブ特性:なし
魔物を操る術を習得した山岳民族の出の者[12]。軽戦士系ジョブ。モンスターの力を利用したアビリティを得意とする。弱った敵を捕獲して利用する(「!とらえる」と「!はなつ」)ことが出来る。
敵を自分の意のままに操るアビリティ「!あやつる」を習得する。敵を操り、特殊攻撃を他の敵にかけさせることができるほか、青魔道士(またはラーニングのアビリティの付いている者)に対して特殊攻撃を使わせることにより、その特殊攻撃を青魔法として覚えることができる。また魔獣タイプのモンスターの動きを止める「!なだめる」も覚える。
外見は羊の毛皮を身に着けたような感じになる。胸元には髑髏型のブローチが付く。
風水士 (Geomancer / Elemental User)
装備可能:短剣・ベル / ジョブコマンド:!ちけい / ジョブ特性:おとしあなかいひ ダメージゆか
天地万物の意思と交信し、自然の力を意のままに操るに至った者。深山に篭り悟りを開いた一人の精神修行者が起源とされる[13]。魔道士系ジョブ。戦闘時の地形に応じた特殊攻撃「!ちけい」を使い、MP消費なしで強力な攻撃が可能。ただし、どのような効果が出るかをプレイヤー自ら指定することはできない。
見えない落とし穴の手前で一旦立ち止まる「おとしあなかいひ」、トゲや溶岩などの上をノーダメージで通過できる「ダメージゆか」のジョブ特性を持つ。
見た目は全員パジャマを着て、ナイトキャップも被ったような姿になる。『FFIII』では黒魔道士同様、顔が暗くなっていたが、本作では普通に顔を見せている。なお、風水士と魔法剣士のみがすっぴんと比較した場合に全てのステータスが上昇するジョブであるが、こちらは魔法剣士と比較して魔力やMPの上昇率が高い。
専用の系統武器を設定されているジョブ(刀を使う侍・弓矢を使う狩人など)は皆、その武器を装備するためのアビリティ(「○○そうび」)を習得するが、ベルを装備可能にするアビリティは存在しないため、風水士とすっぴん以外のジョブでベルを装備可能にすることはできない。
吟遊詩人 (Bard)
装備可能:短剣・竪琴 / ジョブコマンド:!うたう / ジョブ特性:なし
詩吟の中に特殊な力を込められるようになった者。魔道士系ジョブ。MPを使わずに味方の能力を上昇させたり戦闘を有利にする歌を「!うたう」ことができる。また、敵の攻撃を回避する「!かくれる」を習得する。
歌は地味に見えるが使い方を知れば長期戦はもちろん、低レベル攻略をも可能にする優秀なアビリティ。
ジョブマスターに必要なABPが風水士と並び、全ジョブ中最少となっている。
狩人 (Ranger / Archer)
装備可能:短剣・弓矢 / ジョブコマンド:!ねらう / ジョブ特性:なし
自然と動物を友とするの住人。軽戦士系ジョブ。弓矢を使うことにより隊列を無視してダメージを与えられる。ジョブコマンドの「!ねらう」は、分身した敵以外なら攻撃を100%命中させる(暗闇時は選択不可)。また、森の動物を呼び寄せて様々な効果を引き起こす「!どうぶつ」を習得する。アビリティ「ゆみやそうび」は弓矢を装備できるだけでなく、狩人の高い力と素早さも身につく。
マスターまで育てることで、標的はランダム、回避率・防御無視の4回連続攻撃(ただし、1回当りの攻撃力は通常の1/2となり、武器が有している追加効果が発動しなくなる)を放つ「!みだれうち」を習得する。この技能を「にとうりゅう」、または「かくとう」と併用すると8回攻撃が可能となる。敵が1体のときに使うとその敵を連続で4回(8回)攻撃できる。
力も素早さも高く、弓矢の特性も相まって非常に使い勝手のいい物理攻撃ジョブである。

土のクリスタル[編集]

(Samurai)
装備可能:短剣・刀・盾 / ジョブコマンド:!ぜになげ / ジョブ特性:しらはどり
長年にわたり封建制を守り続けた国で武士道という特殊な剣術を習得した剣士。重戦士系ジョブ。刀による攻撃はクリティカルヒットを繰り出し[注 1](画面エフェクトもより派手なものとなる)、敵の物理攻撃を「しらはどり」で回避できる。この攻守の確率発動ボーナスが侍の特徴である。
所持しているギルを投げて敵全体にダメージを与える「!ぜになげ」を使うことができる。「!ぜになげ」は威力が使用者のレベルと敵の防御力のみに依存し、レベルさえ高ければほとんどの敵に大ダメージを与えられる。他には攻撃と同時に相手の動きをしばらく止める「!みねうち」、発動に時間はかかるがランダムで敵を即死させる「!いあいぬき」を習得できる。
グラフィックは全員日本の鎧兜をまとった姿(レナだけは兜ではなく鉢金)。ファリスのみ鎧が青。兜の鍬形は全員三日月形になっている。
竜騎士 (Dragoon / Dragon Knight)
装備可能:短剣・・盾 / ジョブコマンド:!ジャンプ / ジョブ特性:なし
飛竜に乗って戦う騎士。飛竜と心を通わせた一族の子孫だけが竜騎士となり得る。戦乱で多くの竜騎士と飛竜が失われた結果、今では見られない[14]。重戦士系ジョブ。「!ジャンプ」攻撃により敵の攻撃を回避しつつ隊列・回避率を無視して攻撃できる(槍を装備するとダメージ2倍)。ただし実際に攻撃するまでの空中にいる間は完全に戦闘から離脱し、その分残りのメンバーに敵の攻撃が集中してしまう。
敵のHP、MPを吸収する特殊攻撃「!りゅうけん」を習得する。これは魔道士系ジョブに付けると極めて効果的なアビリティであるが、黒魔法ドレインやアスピルと同様アンデッドモンスターには逆効果という欠点を持つ。
グラフィック上は竜をイメージした鎧兜を着用した状態となる(レナだけはレオタードを着用)。ただしキャラクターごとに配色が異なり(バッツとレナが青、ガラフとクルルが紫、ファリスが赤)、レナとクルルは兜を被っていない(レナはヘッドギア、クルルは髪留め)。
薬師 (Chemist)
装備可能:短剣・杖 / ジョブコマンド:!のむ / ジョブ特性:くすりのちしき
あらゆる薬品に精通し、その調合法を心得た者達。魔道士系ジョブ。「やくし」ではなく、くすりしと読む。薬師が戦闘中に回復薬を用いると、効果が通常の2倍になる(「くすりのちしき」)。戦闘中に手持ちの薬品アイテムを2つ消費し、独自の攻撃・補助・回復薬品を作り出す「!ちょうごう」を習得する。また、専用の飲み薬アイテムを「!のむ」ことで能力を上昇させることができる。ジョブレベルをあげると、多くの状態異常を治療できる「!ちゆ」、戦闘不能を治す「!そせい」を覚える。
踊り子 (Dancer)
装備可能:短剣・踊り子専用装備 / ジョブコマンド:!おどる / ジョブ特性:なし
とある踊り子が踊りの魅力を分析、その力を最大限に引き出した結果、一つの戦法として通用するまでに踊りを洗練させたことから成立したジョブ[15]。軽戦士系ジョブ。「!おどる」ことで特殊な効果を発揮するほか、ステータス変化を防ぐリボンなどの専用装備が用意されている。ただし、どの踊りを踊るかを決めることは出来ず、ランダムで発動する(ただし装備によりある踊りの発生確率を上げることはできる)。また、敵の動きを一時的に止められる「!いろめ」を習得する。最終的に覚える「リボンそうび」は、リボンを含めた踊り子専用の武器・防具4種をすべて装備可能にできる。
グラフィック上ではダンサーの衣装を身にまとう。他のジョブでは男性的な格好が多いファリスも、このジョブでは女性的な格好をしている。

GBA版の追加ジョブ[編集]

これらは入手時期が既存のジョブとは異なるため、ガラフのグラフィックは存在しない。

剣闘士 (Gladiator)
装備可能:短剣・剣・騎士剣・槍・斧・弓矢・盾 / ジョブコマンド:!ひっさつ / ジョブ特性:なし
重戦士系ジョブ。前列後列関係なくダメージを与える「こうれつぎり」、半分の威力で全体攻撃をする「!ぜんぎり」、エンカウント率を極端に上げる「てきよせ」を覚える。ジョブコマンドの「!ひっさつ」は、大ダメージを与えることもあればミスをすることもある博打要素のあるものとなっている。
グラフィック上は鎧と仮面を身につけている。鎧のデザインはナイトなどとは異なる。
砲撃士 (Cannoneer)
装備可能:短剣・剣・盾 / ジョブコマンド:!ほうげき / ジョブ特性:なし
軽戦士系ジョブ。砲弾を扱うことができ、大砲で敵を攻撃する「!ほうげき」や、「!ごうせい」で砲弾と特定のアイテムと組み合わせて様々な種類の攻撃を行うことができる。獲得経験値を1.5倍に上げる「EXPアップ」も覚えられる。
グラフィック上は海賊の船長のような姿をとる。ファリスのみ帽子を被っていない。
予言士 (Oracle)
装備可能:杖 / ジョブコマンド:!せんこく / ジョブ特性:なし
魔道士系ジョブ。天変地異を「!よげん」することや、敵に対してステータス異常を「!せんこく」することができる。GBA版ではMPと魔力の補正が全ジョブ中で最高。エンカウント率を極端に下げる「てきよけ」や、獲得ABPを上げる「ABPアップ」も覚える。
グラフィック上では、全員が大きな宝石の付いた頭飾りを身につけているのが特徴。
ネクロマンサー (Necromancer)
装備可能:短剣・ロッド / ジョブコマンド:!あんこく / ジョブ特性:アンデッド
魔道士系ジョブ。暗黒魔法「!あんこく」を使うことができる(『FFIV』に登場した同名のアビリティ「あんこく」とは別物である)ほか、「!めいやく」によってアンデッドモンスターを召喚することも可能。
常にアンデッドの状態で、回復魔法をかけると逆にダメージになるが、黒魔法デスで全回復できる。このジョブ特性はすっぴんやものまねしには引き継がれない(アビリティとして付けることは可能)。手に入れるには上記3種のジョブとは違う条件を必要とする。
黒装束や髑髏に身を包み、禍々しさを押し出したビジュアルとなっている。レナは黒いビキニを着ている。
他の追加ジョブはクリスタルの欠片が本編に出てきた物と同様だが、このジョブのみクリスタルの欠片までが暗黒の力を持っている特異性がある。

ストーリー[編集]

3つの世界に分かれている。ゲーム中では各世界に名称はないが、公式ガイドブックでは「第1世界」「第2世界」「第3世界」の呼称を用いている(詳細は後述)。

第1世界
風の様子の異常を憂うタイクーン王は風のクリスタルの元へと急行するが、目の前で砕け散ってしまう。遅れて来たバッツ、レナ、ガラフ、ファリスの4人はクリスタルの心と力を受け継ぎ、残りのクリスタルを守るため、姿を消したタイクーン王を探すための旅に出る。
第2世界
4つのクリスタルは砕け散り、封印されていたエクスデスは復活した。エクスデスを追うため、もといた世界に帰っていくガラフとクルルを追って、バッツたちはもう一つの世界へと向かう。暁の4戦士との出会いと死別、新たな仲間クルルの加入を経て、エクスデスとの決戦に挑む。
第3世界
全てのクリスタルが砕け、世界は再び一つになり、無の力は蘇った。エクスデスの意志に応じ各地を飲み込む無の力。世界の破滅が迫る中、バッツたちは伝説の12の武器の封印を解くために4つの石版を集め、次元のはざまにいるエクスデスとの最後の決戦に挑む。

登場人物[編集]

光の戦士[編集]

ここで紹介する4名は全てプレイヤーキャラクター。バッツ、レナ、ファリスはストーリー序盤からのメンバーで、クルルはストーリー後半からプレイヤーキャラクターになる。

バッツ・クラウザー (Butz Klauser)
176cm 58kg
主人公で光の戦士唯一の男性。父・ドルガンの遺言に従い、相棒のボコ(チョコボ)に乗って世界を回る青年。年齢20歳。リックスの村出身であるが、父は別の世界の人間である。明るい性格と正義感の強さ、父譲りの剣の腕前を持つが、少年時代の経験により高いところが苦手という一面もある。力が強くHPも高いが、素早さと魔力は劣る。
主人公の名前はゲーム開始時に1度だけ、プレイヤーが自由に付けることができる(名前が変更できるキャラクターは1人だけ)。スーパーファミコン版では「バッツ」という名前は雑誌記事を除くとパッケージ裏の画面写真のみに掲載され、ゲーム内のデフォルト名は空欄で、説明書の写真では一貫して「スクウェア」という名前となっている。フルネームは後に出版された公式ガイドブックで初めて明かされている。ジョブチェンジ時の衣装は、シリーズを通してのイメージに近いオーソドックスなものが多い。
北米版では名前のつづりが"Bartz"となっている。
ディシディア ファイナルファンタジー』での声優は保志総一朗
レナ・シャルロット・タイクーン (Lenna Charlotte Tycoon)
161cm 45kg
タイクーン第二王女で、タイクーン城出身。年齢19歳。父を追って城を飛び出し、その際にバッツと出会う。ミニスカートを愛用し、ジョブでの姿も多くがそれである(ジョブの大半はセクシーなデザインが多い)。弱者に対する労わりを忘れない心優しい性格で、飛竜を友とする。ストーリー中で飛竜を気遣うあまり自分の意志で毒草の生えた場所に足を踏み入れたり、人体に有害な飛竜草を自ら口にしたりと献身的な面も見せるが、その裏には病の床に伏した母を救えなかったことに対する後悔の念がある。最も高い魔力を持つが、力やHPは劣る。
ファリス・シェルヴィッツ / サリサ (Faris Scherwiz / Sarisa)
172cm 53kg
海賊集団の頭で、タイクーン城出身。実は行方不明のタイクーン王国第一王女で、レナの姉である(本名「サリサ・シュヴィール・タイクーン」)。年齢20歳。海賊として「女だとナメられる」という理由から普段は男装し、子分以外には女性であることを知られていない。ジョブでの姿もほとんどが男性的なものになっている。力や素早さなどバランス良く高い。幼少期に船から海に落ちたところを海賊に助けられ、自分を拾った海賊に名を尋ねられた際に幼さと海に落ちていたため体が冷えていて舌が回らず「ファリファ」と言ったために「ファリス」と呼ばれて育てられた。その後、海竜のシルドラを友とし、子分からも慕われるようになった。
クルル・マイア・バルデシオン (Krile Mayer Baldesion)
154cm 40kg
後述するガラフの孫娘で、バル城出身。年齢14歳。メインパーティ中最年少でとても純粋な心を持ち、モーグリやチョコボなどの動物と会話することができる。また、他のパーティメンバーを兄や姉のように見ている節がある。素早さに優れて魔力も高いが、力やHPは劣る。両親は自分が生まれてすぐに飛竜を捜しにグロシアーナ砂漠に入って行方不明になったため、祖父ガラフに育てられる。前半のシナリオの山場で登場し(厳密には序盤に彼女の幻影は登場している)、しばらくは戦闘に参加せずにバッツたちをサポートしていた。しかし、ガラフの死後は彼の力を引き継ぎ、バッツたちの仲間に加わる。

暁の四戦士[編集]

30年前にエクスデスと戦った4人の戦士たち。エクスデスを追って異世界(第1世界)に渡り、そこにエクスデスを封印した。物語開始時点において、すでに病死していたドルガンをはじめ、最終的には全員が死亡する。その後の最終決戦では4人の魂が集結した。なお、作中でプレイヤーが操作可能なキャラクターはガラフのみ。

ドルガン・クラウザー (Dorgann Klauser)
170cm 59kg
バッツの父で、暁の四戦士のリーダー的存在。バッツからは「おやじ」と呼ばれている。かつてエクスデスを封印した際にそれを異世界で行うこと自体に反対し、封印の見張り役として異世界に残った。その後、その世界でステラと結婚し、バッツが生まれた。ステラに先立たれた後はバッツと旅を共にしていたが、作中の3年前に51歳で病死する。
ガラフ・ハルム・バルデシオン (Galuf Halm Baldesion)
168cm 64kg
記憶喪失の謎の老人。年齢60歳。序盤から記憶を失っているため正体は分からないが、ストーリーの進行に合わせて次第に記憶が戻る。隕石に乗って第2世界から第1世界へやってくる際に隕石の着地に失敗し、外へ放り出されて頭を強く打ったことが原因で記憶喪失になったことが判明し、火力船の中ではバッツたちとは別の世界の住人であることが、さらにバル城ではそこの城主であることが判明する(しかし、王と呼ばれるのはあまり性に合わないとのことである)。ムーアの大森林の長老の木の内部で、絶体絶命となった主人公たちを守るために満身創痍ながらクリスタルの力を借りて単身エクスデスに挑み、相打ちとなりながらも[注 2]自分の力を孫であるクルルに授けて命を落とす[注 3]
記憶を失っていた時は「ガラフ・ドウ」(Galuf Doe、名無しのガラフ。John DoeやJane Doeなどのいわゆる名無しを表す言葉から)と名乗る。HPに優れ力も高いが、素早さや魔力は劣る。
ゼザ・マティアス・サーゲイト (Zezae Matias Surgate)
177cm 69kg
サーゲイト城城主で、冷静沈着な性格から「氷のゼザ」の異名を持つ。ガラフ同様に、王と呼ばれるのはどうも性に合わないと語り、バッツたちとの初対面時は「剣士ゼザ」と名乗った。年齢58歳。船団を有するだけでなく、海中を自由に移動できる潜水艇を所有している。バリアの塔で自らが犠牲となるために動力装置をダウンさせ、バッツ達にアンテナを破壊させたあと、行き場を失った余剰エネルギーの爆発に巻き込まれて命を落とす。
北米版では名前の綴りが"Xezat"となっている。
ケルガー・ヴロンデット (Kelger Vlondett)
174cm 52kg
ウェアウルフの村・ケルブの村長。年齢63歳。バッツ一行が到着した時には既に病を患っていたが、バッツ達との初対面時では彼らがクリスタルを砕いてエクスデスを復活させたと誤解し、バッツに1対1の勝負を挑んでいる。その後、自分の命と引き換えにエクスデス城の幻を打ち破り、暁の四戦士の中で最後に死去した。
残像による分身を使った秘技「ルパインアタック」はドルガンに破られるまでは無敗を誇っていた(上記の勝負の際にバッツもこれを破っている)。

その他の登場人物[編集]

タイクーン王【アレクサンダー・ハイウィンド・タイクーン】 (Alexander Highwind Tycoon)
レナ、ファリス(サリサ)の父親。風の異変に気づいて風の神殿へと向かうがクリスタルの力が弱まったことで封印が解けかけていたエクスデスに操られ、行方不明となる。その後、土のクリスタルを砕くため暗躍し、土のクリスタルが砕けた後はエクスデスの魔力によって狂わされたクリスタルのかけらを取り戻すも死に際に2人の娘と未来をバッツに託して命を落とす。その後は魂として登場、1人で無を消し去るほどの力を見せた。
シド・プリヴィア (Cid Previa)
170cm 60kg
カルナックの技術発展に貢献した学者。クリスタルの力を増幅する装置を発明した。しかし、クリスタルの力の限界を悟り、諫言したことから女王の怒りを買う。クリスタルが砕け散る原因を作った上、それを阻止できなかったことで完全に打ちひしがれてしまうが、バッツたちと孫のミドの励ましによって元気を取り戻す。その後は火力船、飛空艇の整備、改造を一手に引き受けバッツたちの旅を助けている。
スーパーファミコン版の一部の攻略本では「シド・プレビア」という表記も見られる。
ミド・プリヴィア (Mid Previa)
シドの孫で、外で遊ぶことより本を読むことが好きな少年。母は家を出て行き、父は事故で亡くなったためシドが唯一の肉親故にシドを「おじいちゃん」と慕う一方、師として尊敬もしている。その研究熱心さはシド譲りで、集中して本を読んでいると後ろで戦闘が起きていても気付かないほどである。シドと共に火力船、飛空艇の整備、潜水艦への改造を引き受ける。
賢者ギード
齢700歳の亀の姿をした賢者。500年前に生まれたエクスデスを一度封印している。見た目とは裏腹にエクスデスと互角に戦うほどの実力を持つが、ひっくり返ってしまうと1人で起き上がれないという弱点がある。
ボコ (Boco)
雄のチョコボ。バッツが1人で旅していた時に乗っていた、バッツのよき友。海賊船を入手した後は足を負傷し、ベッド生活になってしまう。終盤では怪我も治り、再び乗れるようになる。
ココ (Coco)
雌のチョコボ。乗ることはできないがボコとつがいになる。また、エンディングではボコとの間に子供が生まれている。
シルドラ (Syldra)
ファリスの親友である海竜で、体長は30メートルを超える。以前は近くの海域を荒らす暴れん坊だったがファリスと出会ったことで親友になり、海賊船を牽引して活躍するようになった。その後はトルナ運河の魔物に捕らえられて一時行方不明になるが沈むウォルスの塔にバッツたちが巻き込まれる寸前に現れ、バッツたちを助けて力尽きる。その後、魂は後に召喚獣となり、バッツたちの力となる。イベントでは巨大な頭部だけだが、召喚の際に全体像が判明する。
タイクーン城の飛竜
バッツたちの世界で唯一の飛竜。オープニングでタイクーン王を乗せた後に王共々行方不明になるが、北の山で怪我しているところをバッツたちに発見される。その後は乗用として使用可能となり、低空で飛ぶことができるが山は越えられない。第3世界で重傷を負い行方不明となり、後にバッツたちとフェニックスの塔で再会するが、自らの死期を悟ってその場で身を投げる。その魂は召喚獣フェニックスとなる。
バル城の飛竜
ガラフ達の世界で唯一の飛竜。飛竜を回復させる飛竜草が魔物化したために絶滅の危機に瀕している。イベント後は乗用として使用可能で、能力はタイクーン城の飛竜と同じ。ストーリーを進めても離別・死別することがなく、終盤でも乗用可能。
黒チョコボ
空を飛ぶチョコボ。黒チョコボという名だが、見た目は紫色をしており、非常に憶病な性格である。飛竜では越えられない低めの山を越えることができ、黒チョコボでしか行けない場所もある。しかし、森に完全に適応したチョコボなので、森にしか降りることができない。
ツース
ウェアウルフで、ウェアウルフの村・ケルブ出身。火のクリスタルを守るため隕石に乗ってバッツたちの世界にやって来たが守りきれず、クリスタルが砕ける際の炎に巻き込まれ死亡する。その際にバッツたちに対して他のクリスタルを守るように言い残している。
ステラ (Stellar)
バッツの母親。バッツが3歳の時に他界した。
ジェニカ
タイクーン城に勤める女性。彼女の会話にてレナの姉(サリサ)の存在が明かされる。
ゾック
トゥールの村に住む男性で、レナの知人。トルナ運河を通行するのに必要な鍵を所有している。

敵キャラクター[編集]

エクスデス(ネオエクスデス) (Exdeath, Neo-Exdeath)
かつて存在した「無の力」を求めて暗躍したために封印されていた暗黒魔道士。ムーアの大森林に封印された4つのクリスタルの力が邪悪な意思を引き付け、それらが集まって1本の樹に宿って人の形を取るようになったもの。植物の生命力を持ち、限りなく不死に近い。元が樹齢1000年以上の樹だったため、次元のはざまや無の力についての知識がある。早期に存在が発覚し、最後まで本作のラストボスという位置付けであり続けた(ただしエクスデス城でも一度戦う)。次元のはざまでは本来の木の姿と対峙することになるが、決戦の最中に無の力に飲み込まれて、自分を含む世界や次元など全てを永遠の無にしようとする存在へと変貌。その際に自らを「ネオエクスデス」と名乗る。
ネオエクスデスに変貌すると様々なモンスターがよせ集まった(融合した)ような姿で画面の半分以上を占める大きさを誇る。4つのパーツに分かれていて、それぞれがターンごとに特殊な攻撃を使う。固有の攻撃はプレイヤー全体をランダムな状態異常にする「グランドクロス」とパーティメンバー全員にHPダメージ+スリップの「アルマゲスト」。
『ディシディア ファイナルファンタジー』での声優は石田太郎
ギルガメッシュ (Gilgamesh)
エクスデス親衛隊長。人情に厚く、人間臭い台詞や振る舞いが多く、ドジな一面があり、どこか憎めない性格である。何度もバッツ達の前にボスとして立ちはだかり、戦いを通じてライバルと認める(特にバッツを強くライバル視している)。しかし、エクスカリバー(Excalibur)の偽物であるエクスカリー(Excalipur)で攻撃する間抜けさに失望したエクスデスにより時空魔法デジョンで次元のはざまに送られてしまう。その後、次元のはざまの最深部で再会し、危機に陥るバッツ達を救出するために自爆し、最期を遂げる。なお、この戦いで、ギルガメッシュのMPを吸い取って、自爆を阻止することもできる(クリア扱いとなる)。
ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』と『ファイナルファンタジー零式』での声優は中井和哉

強敵[編集]

本作では、明確に「プレイヤーにとっての腕試し」を目的に設定されたモンスターが登場する。同時期に出現する他の敵(ボス含む)に比べて桁違いな強さを持ち、また、ストーリーにも関与しないので戦闘するかしないかはプレイヤーの判断にゆだねられる。以下に挙げるモンスターのうち、次元のはざまの特定の場所に存在しているオメガとしんりゅう(神竜)はラストボスを越える高い戦闘能力を持つ。

ギルガメ
ガラフ達の世界で、バル城近くにある洞窟にいるのモンスター。この洞窟には、一歩進むごとに10ギル、20ギル、40ギル……と拾うごとに獲得金が指数関数的に増加していく場所があるが、そこに出現する。その区域ではランダムエンカウントとなり、一回倒しても奥へ進もうとすると何度でも出現する。実はアンデッドである。爬虫類であるが故か氷属性が唯一の弱点である(その他の属性は全て吸収されてしまう)。
名前の由来はFF世界における通貨単位である「ギル」と、銭亀を引っ掛けたもの。エクスデス城で戦うエクスデスを超える強さを誇る上に何度でも出現する。第3世界に突入するとそれ以降会う機会はなくなるが、GBA版ではEXダンジョンで登場する。
オメガ
1000年前、天から現われた謎の機械兵器。当時の勇者たちでもかなわず、次元の狭間に閉じ込めて封印した。現在は次元の狭間をさまよっている。GBA版には本編クリアー後に入れるEXダンジョンのあるフロアで6体ほども徘徊している。戦闘に入ると逃げられないが、姿が見えているので避けることは可能である。倒すと「オメガの勲章」が手に入る(アイテムとしての効力はない)。
異常なまでの防御力と素早さを誇り、多彩な全体攻撃やカウンターが非常にやっかいな難敵である。唯一の弱点である雷属性を突いた魔法剣サンダガの乱れうち・吟遊詩人の「愛の歌」などが有効。
ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』にも登場し、桁違いの戦闘能力を見せつけてくる。
しんりゅう(神竜)
1000年前、天から現われたオメガを追ってきた謎の竜。当時の勇者たちでもかなわず、次元のはざまに閉じ込めて封印した。現在は宝箱の中で騎士剣「ラグナロク」を守っている。倒すとラグナロクだけでなく、「竜の紋章」(アイテムとしての効果はない)も手に入る。戦闘中に逃げることが可能。
物理・魔法ともに圧倒的な攻撃能力と素早さを誇る。戦闘開始直後に放つタイダルウエイブなど、攻撃の種類は多彩でその大半がパーティを一撃で壊滅させる力を持つ。ただし比較的対策が容易なものが多く、オメガと比べれば無効化出来る攻撃が多い。
オメガ同様『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』にも登場する。戦法は本作とほぼ同等。
ファイナルファンタジーI・II アドバンス』の追加ダンジョン「ソウル・オブ・カオス」では、オメガを追いかけてきた割には隣の部屋にオメガがいることに気付いていない様子。
ものまねし(師) ゴゴ
第3世界、海底に水没したウォルスの塔の最下部(第1世界で塔に入った時とは異なり、第3世界では上層から下層に進む形である)に居る。水のクリスタルが砕け散った際にバッツたちが回収できなかった1つのかけらを占有している。勝利すると、そのかけらにより「ものまね師」のジョブが得られる。
圧倒的な攻撃能力を持ち、基本的には一切手出しをせずこちらの行動を真似して反撃してくる。勝利するには彼のすることを真似する必要がある。正攻法でも倒せるが、あまりダメージを与えすぎると怒り出し、強力な攻撃を連発してくるため、実行するには高度な戦術を要する。

GBA版追加ボス[編集]

GBA版の追加ボスは他のGBAリメイク版の追加ボスと異なり、一度倒すと再戦は不可能(アルケオデーモンのみ別の手段で再戦は可能)。エヌオーを除き、戦闘BGMはいずれもエクスデス戦と同じBGMが流れる。

グランエイビス
エイビス系の魔物。戦闘前は石化していて、イベントで石化を治す必要がある。何度でも復活するお供に回復を担当させ、自分は状態異常にする技を多用する。
アルケオデーモン
牢に閉じ込められていた魔物。外見からはわからないがアンデッドで、こちらの通常攻撃でダメージを与えるとデスを自分に使用して、全回復するという行動パターンを持つ。本編ボスで構成された亡者の巣窟において、追加ボスの中でこのモンスターのみ登場している。
オメガ かい(改)
オメガの強化版。
神竜改に比べると劣り、愛の歌も相変わらず通用するものの、それでもGBA版中屈指の難敵。最初の弱点は雷属性だが、バリアチェンジで弱点を変化させる。
しんりゅう かい(神竜 改)
神竜の強化版。
より多彩な攻撃手段、乱れうち対策、一定間隔で無敵になる、特定の方法で倒すと瞬時に復活するなど大幅に強化されている。。
ガーディアン
エヌオーのいるフロアの前にいる魔物。パーツが細かく分かれており、それらを全て破壊しなければダメージを与えられない。強者揃いのEXダンジョンボスの中では、さほど強敵ではない。
エヌオー (Enuo)
「無」を操る1000年前の暗黒魔道士。不死身であり、多くの魔物を率いて、封印城クーザーの12の武器を持つ勇者達と戦った。不死身を失うことを代償に無の力を呼び起こして手にしたが、最期は無の力に飲み込まれて消滅したと伝えられる。エヌオー消滅後も無の力は消えず世界を飲み込み続けたため、勇者達は4つのクリスタルをそれぞれ2つに割って世界を2つに分け、その間(後の「次元のはざま」)に無の力とエヌオー配下の魔物達を封じた。
SFCとPS版では名前でしか登場しないが、GBA版ではエクストラダンジョンの最深部で待ち受ける。デザインは野村哲也によって新たに描き下ろされたもの。
戦闘BGMはラストボス戦と同じBGMが流れる。倒すとジョブ・ネクロマンサーが手に入る。

世界観[編集]

このゲームの世界は、風・水・火・土の4つのクリスタルのパワーによって構成されている。1000年前に世界を消し去ろうとした暗黒魔道士エヌオーが操る無の力を封じるためそれぞれのクリスタルが2つに分けられたことにより、世界も2つに分割された。この分けられた2つの世界は隕石などを使って往来することが可能。また、この世界分割により、どちらの世界にも属さない領域となっている街も存在する。

バッツ、レナ、ファリスの生活している世界は公式ガイドブックでは第1世界と呼ばれている。第1世界では、クリスタルの力を増幅しそれを利用する高度な文明が発達している。しかし、クリスタルの力の増幅はクリスタルそのものに負担をかけており、力を使いすぎればクリスタルを失うことになりかねないと言う者もいる。また、ある森には4つの要石があり、クリスタルの力を受けてエクスデスを封じている。

一方、ガラフの住む世界は公式ガイドブックでは第2世界と呼ばれる。第2世界では、辺境の村ムーアの近隣の大森林にある巨大な樹にクリスタルが納められており、その樹は「長老の樹」と呼ばれている。

ストーリー終盤になると、両世界のクリスタルが破壊されたことで第1世界と第2世界が統合され、ひとつの世界となる。この統合後の世界は公式ガイドブックでは第3世界と呼ばれている。この第3世界は世界が2つに分割される前の姿であるため、第1世界、第2世界にあった町や村、建物がそのまま存在している。第3世界でないと入れないダンジョンなども、(岩山などで囲まれていて進入こそできないが)第1、第2世界でその存在を確認できる。

地名[編集]

「*」付きの地名はイベントをこなした後に消滅するなどの理由で再び入ることができない場所、斜字は第3世界において入ることができない場所。

第1世界
タイクーン城
タイクーン王が治める城でレナとファリス(サリサ)の故郷。
第3世界になってからは、最初期のみ進入可能。
タイクーンの隕石
バッツ(主人公)が最初に足を踏み入れる場所。突然空から降ってきた隕石。ここでレナやガラフと出会う。
海賊のアジト
もともとは船でしか入れない場所だったが、タイクーンの隕石が落ちてきた時の地震によって洞窟ができ、海賊のアジトへ船以外でも入れるようになった。
トゥールの村
大陸の西端に位置する、ストーリー上最初に訪れることになる村。初心者の館では本ゲームの基本的な操作方法などを教えてくれる。トルナ運河の門の建築者・ゾックが住む。
風の神殿
タイクーンの北に位置する、風のクリスタルが安置されている神殿。
トルナ運河*
タイクーンとウォルスとをつなぐ運河。しかし、いつしか魔物が多く出没するようになり、門が閉ざされてしまっている。
ここの敵モンスターはなぜか女性キャラクターしか狙わない。
船の墓場
漂流した船が数多くたどり着く場所。多数の死亡した船員がアンデッドとなり襲いかかってくる。
カーウェンの町
ウォルスの北に位置する港町。風の力が弱まっているため船を出すことができない。
北の山
カーウェンの北に位置する山。飛竜草が生えている。
ウォルスの城・町
水のクリスタルの恩恵を受ける国。城や町の内部まで水が通っている。
ウォルスの塔
ウォルス城の北に位置する塔。水のクリスタルが安置されている。クリスタルが砕けると塔ごと海底に沈んだ。
ウォルスの隕石
塔の側に落ちた隕石。隕石の内部にワープ装置があり、カルナックの隕石までワープできる。
カルナックの隕石
カルナックの東に落ちた隕石。ウォルスの隕石と同様内部にワープ装置があり、ウォルスの隕石までワープできる。
カルナックの城*・町
火のクリスタルの恩恵を受ける国。城の地下には火のクリスタルが安置されている。
火力船
火のクリスタルの力を動力とする船。後に、クリスタルの力無しで動くように改造される。
古代図書館
カルナックの南に位置する図書館。蔵書量は膨大で、ありとあらゆる本が収蔵されているが、魔物が取り付いているものもある。地下はスイッチを押すと本棚が動くなどの仕掛けがある。
第3世界では最初期のみ入れる。
クレセントの町
世界の南にある孤島群の中で一番大きい島・三日月島にある町。豊かな土地を持つ。
黒チョコボの森
クレセントのすぐ側にある森。黒チョコボの最後の生き残りが棲む。
ジャコールの町
世界の南西に位置する町。ジャコールの洞窟に眠る財宝を狙う冒険者で賑わう。
ジャコールの洞窟
ジャコールの町の北東に位置する洞窟。
リックスの村
風の神殿の北西に位置する、山に囲まれた村。バッツの故郷。
イストリーの村
世界の北西に位置する村。近くにはイストリーの滝がある。
流砂の砂漠
古代図書館の西に位置する広大な砂漠。流砂のため、なかなか思った方向に進めない。
第1世界では専用マップを通行する。第3世界では流砂が止まり、ワールドマップ上で通行する。
滅びの町(ゴーン)*
砂漠の南に位置する廃墟の町。
地下の遺跡(カタパルト
三日月島の地下にある施設。古代の遺産が眠る。ゴーンの地下とワープ装置でつながっている。
ロンカ遺跡*
ゴーンより上空に浮上した遺跡。多数の砲台と魔物によって守られたその奥には土のクリスタルが安置されている。
遺跡に落ちた隕石(ゴーンの隕石)
ゴーンのそばに落ちた隕石。クルルが乗ってきたもの。
第2世界
ビッグブリッジ
バルとエクスデス城をつなぐ大橋。
第2世界では専用マップを通行し、第3世界ではワールドマップ上で通行する。
ルゴルの村
世界の北に位置する辺境の村。幻と称されるルゴルの地酒が名物。ドルガンの故郷。
封印城クーザー
ルゴルの南に位置する城。1000年前の戦いで使用された12の武器が封印されている。第2世界では封印を解くことができない。
地下大河
グロシアーナ砂漠西の森の地下に広がる水脈。洞窟になっているところもある。流れが速く泳ぐことは出来ない。
グロシアーナ砂漠
グロシアーナ大陸の北東に位置する広大な砂漠。砂漠の中に網目状に森林が通っている。第三世界では森が消滅し、より広大な砂漠となる。ワールドマップ上を通行する。
モーグリの村
グロシアーナ砂漠の先の森にある、モーグリ族の集落。
バル城
世界の南西に位置する、ガラフが治める城。その歴史は古く、わかっていないことも多い。
ギルの洞窟
バル城とビッグブリッジ間の山間部を抜けるための地下通路だが、寄り道をすると大量のギルを拾える。ただしそこには罠も用意されている。
ケルブの村
バルの北に位置する、ウェアウルフ族の集落。ケルガーが治めている。ケルブ料理が名物。
飛竜の谷
ケルブの北に位置する山。飛竜草が生えている。
サーゲイト城
飛竜の谷の北に位置する、ゼザが治める城。
ゼザの船団*
エクスデス城に攻め込むためゼザが用意した船団。ゼザの乗る旗艦には秘密がある。
バリアの塔*
エクスデス城を包むバリアを張った4つの塔のうちの1つ。
ギードのほこら
サーゲイト東の孤島にある、賢者ギードのほこら。主人公たちがギードに会う前にエクスデスによって海に沈められ、海底から訪れることになる。
北の湖
サーゲイトの北に位置する湖。周辺の森にカトブレパスが出没する。雌のチョコボが生息しているが、後に登場する「ココ」がそれなのかは不明。
ムーアの村
世界の西端に位置する、山に囲まれた村。
ムーアの大森林(長老の樹)
ムーアの村の東に広がる大きな森。森に生える樹は意思を持ち、侵入者を排除する。深奥部の長老の樹にはクリスタルが封印されている。
エクスデス城*
下層部と上層部に分かれているエクスデスの居城。通常の方法では上層部に潜入することができない。
第3世界
トゥール西の谷*
トゥールの村の西にある谷。アントリオンが棲んでいる。
ピラミッド
西の砂漠の中央に位置するピラミッド。封印の石版が眠る。
孤島の神殿
ビッグブリッジの中央に位置する神殿。封印の石版が眠る。
フォークタワー*
カタパルトを塞ぐように位置する塔。2つの塔から成り、それぞれ白と黒の最強魔法が眠る。
大海溝(ゴール海溝)
ウォルスの南東の海底に位置する海溝。封印の石版と最強の時空魔法が眠る。
イストリーの滝
世界の北西に位置する大滝。滝の裏の洞窟には封印の石版が眠る。
蜃気楼の町
1000年前に世界が分裂した際、次元のはざまに飲み込まれ、存在が不安定な町。次元のはざま内では時間が止まっている。
フェニックスの塔
東の砂漠の最南端に位置する塔。ここで死んだ竜は不死鳥になるという伝説がある。
次元のはざま
ラストダンジョン。砂漠〜遺跡〜蜃気楼の町〜森〜洞窟〜図書室〜天空回廊〜次元城という流れで構成されている。
次元城
次元の狭間内にありハリカルナッソスが統治する城。1000年前に封印されたエヌオー配下のモンスターが多くいる。
ラストフロア
クリスタルワールド。「無」の在る空間であり、最深部にエクスデスが待ち構えている。
EXダンジョン

GBA版にのみ登場する追加イベントで使われる地域。

 ????(モアイ像)
第3世界と封印の神殿を移動する乗り物の内部。
封印の神殿
グランエイビスやアルケオデーモンといった凶悪なモンスターが封印されている神殿。
巨人の洞窟
ベヒーモスに遭遇すると言われる洞窟。
滅びの神殿
封印されているモンスターを解放する方法を知る古代人が住む迷路神殿。
魂の河
急流が迷路のように流れている地下洞窟。
ロンカの心臓
ロンカ遺跡同様の仕掛けが施された迷路遺跡。
奈落の滝
エヌオーの封じられている地に通じる深い深い滝。
記憶の墓場
機械の魔物が封印されている遺跡。多数のオメガが徘徊している。
神竜の
竜の魔物が封印されている溶岩洞窟。多数の竜が出没する。
光と闇の果て
クリスタルワールド。「無」の力を得たエヌオーが封じられている。
亡者の巣窟
クリスタルワールド。これまで倒したボスと勝ち抜き戦を行うことができる。

その他[編集]

プレリュード
今作ではお馴染みの音形に32分音符分のディレイがかかっている。SFCではクリスタルの場所のみだったが、GBA版ではタイトル画面とニューゲームの設定、セーブファイルロード画面でも他のシリーズ同様流れている。
物知りじいさん
第3世界のカルナック近くの海中のダンジョンにいるキャラクター。敵を倒した数・宝箱を取った数・敵から逃げた数などを教えてくれる。作中にその存在を示すヒントなどは一切ない。
モアイ像
第3世界の蜃気楼の町近くの海中にはモアイ像が存在する。特に意味のないものだが、様々な噂や都市伝説が流れた(侍の町に行ける・隠しジョブの「暗黒騎士」「パラディン」が入手できるなど)。そのうちの1つには、作中で語られるのみの存在であった「エヌオー」と戦えるというものがあったが、GBA版の追加要素にてそれが現実のものとなり、モアイ像はそのイベントに関連のある物となった。
音楽関係
同作ゲームミュージックのバトル1がTDK硬式野球部応援団チャンステーマとして使用されている。
第77回都市対抗野球大会においてTDKが優勝した際には、かなりの頻度で演奏されていた。
その他のストーリー関係
世界地図はGBA版リメイクシリーズでは現在地・街・ダンジョン・飛空艇などの明確な位置や場所の名前の検索が『IV』まで可能だったが、『V』からはオリジナルと同じタイプのものとなっている。
『Vジャンプ』とのタイアップ
本作は集英社の雑誌『Vジャンプ』のリニューアル後の創刊号から特集が組まれていて、攻略記事の他に坂口博信などスタッフのインタビューなども掲載されている。

映像表現における問題[編集]

詳細は「ポケモンショック」を参照

本作の発売後の1993年1月に、ゲーム内映像表現によって、プレイした児童がてんかんを起こしたという事件が全国各地で発生した。本作は他のゲームソフトと比較しても圧倒的に販売本数が多かったため、症状の現れた子供も非常に多かった。そのため、全国の小学校と中学校では本作を所有している生徒に対し、異例の症例アンケート調査と指導を行った。なお、当時は明確な規制が存在しなかったので、特に問題にはならなかったが、「ポケモンショック」の後のゲームソフトは、再発を防止するために、点滅表現が変更や削除されるなどの対応がとられている。当作品がバーチャルコンソールで配信される際も修正されたが、詳細は明らかにされていない。

制作スタッフ[編集]

関連商品[編集]

音楽[編集]

  • 「ファイナルファンタジーV 5+1」 FINAL FANTASY V 5+1
オリジナルサウンド5曲&「マトーヤの洞窟」(FFI)スーパーファミコン音源のアレンジを収録。
1992年10月20日発売 N09D-012 (P)1992 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.
  • 『ファイナルファンタジーV オリジナル・サウンド・バージョン』 FINAL FANTASY V ORIGINAL SOUND VERSION
オリジナル・サウンド・トラック
1992年12月7日発売 N33D-013〜4 (P)1992 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.
1994年11月26日再発 NTCP-5015〜6 (P)1992 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.
演奏は管弦楽器とシンセサイザーによる。スーパーファミコンの音源を直接使ったプラグラマブルな音は、近似の楽器に置き換えられている(バトル1の導入時の音など)。
  • 「ファイナルファンタジーV マンボdeチョコボ」 FINAL FANTASY V Mambo de Chocobo (演奏:セニョール植松とマンボ・パンチョス)
ゲーム内BGM「マンボdeチョコボ」のアレンジ。ゲーム未収録曲3曲+『FFI』『FFIV』『FFV』の楽曲リミックス1曲付。
1993年1月21日発売 N09D-016 (P)1992 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.
  • 『ピアノコレクションズ ファイナルファンタジー V』 Piano Collections FINAL FANTASY V
ピアノのアレンジによるカヴァー・コレクション。
2001年6月27日発売 NTCP-1002 (P)1993 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.
  • 『ファイナル・ファンタジーV DEAR FRIENDS』 FINAL FANTASY V DEAR FRIENDS
スオミ(フィンランド)に取材に行った時の写真がジャケットに載せられており、植松のコメントも寄せられている。ゲーム音源ではなく、スタジオ録音による音源。バッツの故郷の曲「はるかなる故郷」が"My Home, Sweet Home"としてサーミ人民族音楽ヨイク』のアンゲリン・テュトット(後にアンゲリットと改名)によってサーミ語で歌われていたりと、北欧的な要素が強い。なお、通常版以外にジャケット絵違いのデジパック版がある。
1994年11月26日発売 NTCP-5018 (P)1993 NTT Publishing Co., Ltd. (C)1992 SQUARE ENIX CO., LTD.

攻略本[編集]

  • ファイナルファンタジーV 基礎知識編
NTT出版 (1992/11)
  • ファイナルファンタジーV 戦闘解析編
NTT出版 (1992/12)
  • ファイナルファンタジーV 冒険ガイドブック
NTT出版 (1993/1)
  • ファイナルファンタジーV 完全攻略編
NTT出版 (1993/2)
  • ファイナルファンタジーVアドバンス-マスターガイド-―ゲームボーイアドバンス版 (Vジャンプブックス―スクウェア・エニックス公式攻略本)
Vジャンプ編集部(編さん)、集英社 (2006/10)
  • ファイナルファンタジーV アドバンス (SE-MOOK)
キュービスト(編集)、スクウェア・エニックス (2006/11/9)

派生作品[編集]

注釈[編集]

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  1. ^ 発動確率は刀の種類によって異なる。
  2. ^ この戦闘ではHPが0になっても倒れず戦い続ける。ガラフのHPを一度も0にすることなく倒すこともできるが、結局は相打ちと同じストーリーになって亡くなってしまう。
  3. ^ その時点でのガラフのアビリティが完全に引き継がれる。

脚注[編集]

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  1. ^ iOS版公式サイト。
  2. ^ スクウェア・エニックス公式ラジオ「スクエニChan!」第80回より。モーショングラフィックを一新したため、旧来のものをそのまま使用するとズレが生じる、というのが理由。
  3. ^ 『解析編』p.13
  4. ^ 『解析編』p.16
  5. ^ 『解析編』p.34
  6. ^ 『解析編』p.38
  7. ^ 『解析編』p.50
  8. ^ 『解析編』p.30
  9. ^ 『解析編』p.42。ただし「デジョン」と「メテオ」はかつて白魔法ではなく黒魔法に属していた。
  10. ^ 『解析編』p.46
  11. ^ 『解析編』p.54
  12. ^ 『解析編』p.56
  13. ^ 『解析編』p.60
  14. ^ 『解析編』p.20
  15. ^ 『解析編』p.64

参考文献[編集]

外部リンク[編集]