ナナイ
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ナナイ (Nanai) は、ツングース系の民族。分布は主にアムール川(黒竜江)流域で、ロシア国内に約1万人で、中国国内にも居住している。2004年人口調査時の中国国内人口は約4640人。中国国内のナナイはホジェン族(Hezhen;赫哲、拼音: Hèzhéホーチョ)と呼び、55の少数民族の一つとして認定されている。河川でのサケ・マス漁などの漁労が民族の特徴的な生業で、中国ではキャビア採取のためなどのチョウザメ漁も行う。シャーマニズムを信仰し、生活の一部が観光化されてもいる。
漁労が代表的な生業であるため、食生活は魚食が中心である。日本人が刺身を食べるのと同様に、切り分けた魚肉を生食する食習慣を持つ。かつては生の魚肉を調味料や香辛料を用いずにそのまま食べていたが、現在では生の魚肉を酢・醤油・唐辛子などの調味料・香辛料で味付けして食べる。
かつては、河川の近くに穴を掘り木を用い、半地下式住居を建造して日常の住居としたが、現在そのような住居は漁労の際の臨時の寝泊りのために建てるのみで、日常の住居は近辺に居住するロシア人または漢族の住居と同様のものとなっている。
かつてはサケ・マスなどの皮から魚皮衣を製作して春から秋の普段着として着用し、漢族から魚皮韃子(ユイピーダーズ)・魚皮套子(ユイピータオズ)と称されたが、現在魚皮衣製作は、結婚の際の嫁入り道具として、または博物館への出品のためたまに行うのみであり、日常的に着用する衣服ではなくなっている。
かつてはゴリドと呼ばれ、ロシア軍人、ウラディミール・アルセーニエフの『デルスゥ・ウザーラ』の主人公に描かれている。(黒澤明が1975年に日ソ合作で監督した映画『デルス・ウザーラ』の原作である。)
第二次世界大戦の被害を受け(中国政府[1]によれば、日本帝国主義が中国を侵略した時少数民族に対し野蛮な統治・虐殺政策を実行したため)、戦時中日本軍から供出されたアヘンの使用が民族内で蔓延したこともあり、終戦直後に中国のホジェン族は人口は300余りしか残っていなかったという。
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