サモエード人
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ネネツ人の家族
サモエード人またはサモイェード(Samoyedic peoples)とは、ロシア連邦北部のツンドラ気候地帯に住みサモエード諸語を話す先住民族の総称。人種的にはモンゴロイドに属する。
[編集] 概要
その原住地についてはウラル山脈東部、アルタイ山脈付近以西などの説がある。言語学的にはウラル語族に属し、ウラルからロシア北部を中心とするフィン・ウゴル語派と関係がある。
主に北極海に近いネネツ自治管区とノヴァヤゼムリャ(ヨーロッパロシア北東部)、ヤマロ・ネネツ自治管区とタイミル自治管区(シベリア北西部)に住む。
その中でもネネツ人の人口が特に多く4万人ほどいるが、他の各民族は数十人から千人程度の規模とみられる。生活様式としてはトナカイ牧畜のほか、狩猟、漁労がある。宗教は正教、古来のシャーマニズムなど。
しかし、近年にロシア語で「サモ」と「エード」の言葉の意味の組み合わせは、自己+食べる者 と連想され、つまり「食肉を食べる人」という見方があった。そのために「サモエード」は、差別的、軽蔑的な意味を指し、20世紀に入り、この呼称は使用されなくなり、代わりに人を意味する「ネネツ」が代わって呼称されるようになった(これはサーミ人のラップ人の経緯と共通している)。
[編集] 言語系統
言語および文化の違いから次のように分けられる
- 北部サモエード
- 南部サモエード
- 北部サモエードはカニン半島からタイミル半島におよぶ広大な地域に住んでいる。ユラツ人のみがツングース系民族のエベンキ族と同化したため民族としては消滅した。
- 南部サモエードはかつてオビ川・エニセイ川流域のミヌシンスク盆地からサヤン山脈付近にまでいたが、18世紀以降ネネツ人の一派とともにテュルク系民族またはモンゴル系民族と同化し、セリクプ人を除いて民族としては消滅した。