サモエード人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ネネツ人の家族

サモエード人またはサモイェード(Samoyedic peoples)とは、ロシア連邦北部のツンドラ気候地帯に住みサモエード諸語を話す先住民族の総称。人種的にはモンゴロイドに属する。

概要[編集]

その原住地についてはウラル山脈東部、アルタイ山脈付近以西などの説がある。言語学的にはウラル語族に属し、ウラルからロシア北部を中心とするフィン・ウゴル語派と関係がある。

主に北極海に近いネネツ自治管区ノヴァヤゼムリャヨーロッパロシア北東部)、ヤマロ・ネネツ自治管区タイミル自治管区シベリア北西部)に住む。

その中でもネネツ人の人口が特に多く4万人ほどいるが、他の各民族は数十人から千人程度の規模とみられる。生活様式としてはトナカイ牧畜のほか、狩猟漁労がある。宗教正教、古来のシャーマニズムなど。

しかし、近年にロシア語で「サモ」と「エード」の言葉の意味の組み合わせは、自己+食べる者 と連想され、つまり「食肉を食べる人」という見方があった。そのために「サモエード」は、差別的、軽蔑的な意味を指し、20世紀に入り、この呼称は使用されなくなり、代わりに人を意味する「ネネツ」が代わって呼称されるようになった(これはサーミ人ラップ人の経緯と共通している)。

言語系統[編集]

言語および文化の違いから次のように分けられる


関連項目[編集]