ブルガリア人

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ユーゴスラビアの民族分布(2008年)。ブルガリアと接する地域の、朱色の地域が旧ユーゴスラビアのブルガリア人。

ブルガリア人ブルガリア語:Българи)は、ブルガリアを中心に居住する南スラヴ人の一派である。主として、ブルガリア語を使用する。今日、大部分のブルガリア人はブルガリアに住むが、一部は様々な国に移住している。

現代ブルガリア人は、7世紀バルカン半島に定住した、中央アジアテュルク系遊牧民ブルガール人と南スラヴ人(スラヴ人)の子孫である。この2つのグループは、681年ブルガリア帝国を形成した。だが、支配階層となったブルガール人の人口は、スラヴ系住民に比べて圧倒的に少数であったので、やがて混血が進みスラヴ文化に融合していった。

14世紀以降ブルガリアはオスマン帝国の支配をうけたので、再びテュルク系トルコ人との混血が進み、彼らの用いるブルガリア語にもトルコ語からの借用語彙が多くなった。19世紀後半からブルガリア人は自立に向けて動き出し、20世紀には自らの独立国を打ちたてた。だが、同じスラヴ系の「マケドニア人」との境界は今なお曖昧で、現在マケドニア共和国でマケドニア人として扱われている一部の人物は、ブルガリアではブルガリア人として扱われているという事例もある。