鎌田雅人
鎌田 雅人 | |
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生誕 | 1971年2月7日(47歳) |
出身地 | ![]() |
学歴 | 東京コンセルヴァトアール尚美作曲科卒業 |
ジャンル | J-POP |
職業 | 作曲家 キーボーディスト |
レーベル | 逗子録音所 |
事務所 | 逗子録音所 |
公式サイト | 鎌田雅人 オフィシャルサイト (日本語) |
鎌田 雅人(かまた まさと、1971年2月7日 - )は、日本の作曲家、編曲家、キーボーディスト、音楽プロデューサー。逗子録音所主宰。茨城県ひたちなか市出身。
目次
来歴[編集]
- 1971年2月7日、茨城県勝田市(現・ひたちなか市)に生まれる。勝田市立第一中学校吹奏楽部所属(担当楽器はユーフォニウム)を経て、水戸桜ノ牧高等学校を卒業。学生時代はロックバンドを複数掛け持ちし、ベース、ギター、キーボードの腕を磨いた。ロックに傾倒するようになり、この頃から、MTRやドラムマシンなどを使って自宅で多重録音をするようになる。受験用にクラシックピアノは高校3年生から始めた。
- 1989年、専門学校東京コンセルヴァトアール尚美(現在の専門学校東京ミュージック&メディアアーツ尚美)作曲科専門コースに入学。自分の作品とは別に、ポピュラーアレンジを専攻し、塩川眞市に師事。作曲家、宮崎尚志に認められ、映像音楽の仕事を手伝うようになる[1]。
- 1991年、専門学校東京コンセルヴァトアール尚美音楽研究コースに進学。再び、塩川眞市に師事。在学中、日本国民音楽振興財団「笹川賞」(吹奏楽曲)など、作曲賞を数々受賞する。首席卒業。学生バンド「王朝ラバスタ」に参加(キーボード)。
- 1993年、専門学校東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコースに進学。現代音楽を学ぶ。作曲法を、西村朗、松平頼暁に師事。在学中、映像音楽、劇伴、オーケストラアレンジや吹奏楽曲の委嘱作品を書く仕事をする。ディプロマコース中退。
- 1995年、ジャニーズのバックバンドオーディションに合格し、赤坂晃のツアーキーボードを担当。ソニーミュージックSD制作部において、デビュー前の新人アーティストのデモレコーディングのサウンドプロデューサーとして、ライブサポートメンバーとしての仕事を始める。water結成。近藤真彦のツアーキーボードを担当。
- 1997年、株式会社キューブとマージメント契約。
- 1998年、江沼学、宮永治郎、吉田太郎らと、ロックバンドwaterのキーボーディストとして東芝EMIからメジャーデビューする。鳴かず飛ばずであった(2001年解散、2006年再結成)。
- 2000年、hitomiに提供した「LOVE 2000」が大ヒット。人気作曲家の仲間入りを果たす。大ファンだった、元プリンセスプリンセスの奥居香との仕事を開始。
- FU JI KOのキーボーディストとしても活躍した。メンバーは、元CASCADEのTAMAMIZU、元JUDY AND MARYの恩田快人などがいる。和服姿で激しく立弾きするキャラクターであった(2007年に解散)。
- 2006年から、日本テレビ系『歌スタ!!』に「ウタイビトハンター」として出演。番組内で発掘した、中学教諭の能塚勝裕と、主婦の寅谷利恵子をチョイモテデュエットとして、SMEレコーズから「艶男艶女のLOVEバラード」、主婦の初田悦子を、SMEレコーズから「きみのママより」で、メジャーデビューさせた。
- 2012年9月20日、茨城県と茨城放送が主催する「先輩からのメッセージ」の一環として、母校である茨城県立水戸桜ノ牧高等学校で、講演をした。
- 2013年8月31日、water再結成。
- 2014年6月より、吉本興業所属の芸人により即興コントショーTHE EMPTY STAGEの音楽監督として、即興演奏をしている。
人物・エピソード[編集]
- キーボード以外にも、弦楽器類を演奏するマルチ・プレーヤーである。
- シタールを買うためにインドを放浪し、特訓の末、多数のレコーディングにも参加。
- 趣味は登山。
- 特技はルービックキューブ。
- 愛猫家。
- ペンネームとして「月夜野さゆり」がある。
作品[編集]
ソロアルバム[編集]
- 「宇宙船の中のミュージックショー」(2001年)
サウンドプロデュース・編曲[編集]
- 藍井エイル
- アデオス×アデージョ
- THE ALFEE
- 芦田愛菜
- インザーギ(メガマソ)
- いきものがかり
- ウイリアム[要曖昧さ回避]
- 大塚利恵
- 金子麻美
- 加山雄三
- Kanlekeez
- 岸谷香
- 研ナオコ
- 小寺可南子&墨谷美輝
- James Jirayu
- sona(ユンソナ)
- 高見沢俊彦
- 谷村新司
- たんこぶちん
- つるの剛士
- 寺田恵子
- 天然デンネンズ
- 寅谷利恵子
- 落合祐里香
- DEL
- 初田悦子
- 広瀬倫子
- ボブとモヒカン
- BSどーもくんワールドソングズ
- 浜谷真理子
- 半田健人
- 藤木直人
- 観月ありさ
- 水谷千重子
- 水戸ご当地アイドル(仮)
- 山田タマル
- 矢井田瞳
作品提供[編集]
- 相沢巧弥子 - 「day by day」(作曲)
- アデオス×アデージョ - 「艶男艶女のLOVEバラード」(作曲)
- 宇都宮隆 - 「Ordinary Day」(作曲)
- オニツカサリー - 「誰もがヒーロー」(作曲)
- 金子麻美 - 「笑わなくちゃ」(作詞作曲)
- KinKi Kids - 「コ・ハ・ル・ビ・ヨ・リ」(作曲)
- 岸谷香
- 小寺可南子&墨谷美輝
- THE CONVOY
- たんこぶちん
- TVアニメちはやふる
- 寺田恵子
- DEL - 「紅葉坂」(作曲)
- 寅谷利恵子 - 「堕恋」(作曲)「Love is gone〜旅立ちの空」(作曲)
- 中山美穂 - 「キミがいるから」(作曲)
- 落合祐里香(現:長谷優里奈)
- 初田悦子 - 「きみのママより」(作詞共作、作曲)「mother」(作曲)「パパにラブレター」(作曲)「光」(作曲)「星のピカリ☆」(作曲)「僕らのラララ」(作曲)「忘れてね」(作詞共作、作曲)「空へ」(作曲)
- 藤原美穂 - 「Flower」(作曲)
- 水戸ご当地アイドル(仮) - 「NEBAPPE☆MITOPPO」(作曲)「いばらき おいしい パラダイス」(作曲)
- 八桜はづき - 「Future Eyes」(作曲)「キミのツバサ」(作曲)
- hitomi - 「LOVE2000」(作曲)「Destiny」(作曲)
- peachy - 「ユメミルチカラ」(作曲)
- sona(ユンソナ) - 「はちみついろ」(作曲)「ハッピー・ドライブ」(作曲)「Silent Blue」(作曲)
CM音楽[編集]
- ノンカロリーコカコーラ
- リゲイン
- ファブリーズ
- ヒルズ サイエンスダイエット
- イオンショッピングセンター
- キリン青汁
- ヤマサ青じそぽん酢
- 東芝エレベータ
- 第一製薬システィナC
- 花王「ピュオーラアクア」アクア誕生篇
- DHC「Pアップジェル」誕生篇
- DHC「アスタキサンチンローション&ジェル」DHCの赤篇
- DHC「アスタキサンチン コラーゲン オールインワンジェル」DHCの赤篇
- 花王「ピュオーラ」ネバつくお口に篇
- アイリスオーヤマ「トイレのモコモコ泡スプレー」(歌唱のみ)
舞台音楽[編集]
2001年
2003年
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「イカロスの翼」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2003年7月)
2004年
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「オリンピア」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2004年7月)
2005年
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「ラ・メール(原作/小中陽太郎「ラメール母」)」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2005年7月)
2006年
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「エリザベート・21世紀への手紙」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2006年7月)
2007年
- 「研修医魂(けんだま)」(脚本・演出:岡本貴也、ル・テアトル銀座、2007年1月16~21日)
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「プレヴェールにささぐ」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2007年7月)
- 「アダルトな女たち」(ワハハ本舗 セクシー寄席)(赤坂レッドシアター、2007年8月1日~5日)
- 「スイッチを押すとき」2007年10月公演 新国立劇場小劇場(新国立劇場 小劇場、2007年10月24日~11月4日)
2008年
- 「ロストデイズ」(脚本:米山和仁・千葉美鈴、演出:毛利亘宏、赤坂レッドシアター、2008年5月9日~25日)
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「上海夜想曲」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2008年7月4日)
- 「台風14号 もんしろ」(脚本・演出:岡本貴也、東京芸術劇場小ホール1、2008年7月18日~27日、心斎橋そごう劇場、2008年7月31日~8月3日、出演:大河元気、桐山漣、佐藤美貴、渋谷亜希、清水順二(30-DELUX)、ジャスミン、タイソン大屋(劇団☆新感線)、滝口幸広、中井出健、中川真吾、森若香織)
- 江頭美智留劇団 旗揚げ公演 クロックガールズ「結婚の条件」(脚本・演出:江頭美智留、スペース107、2008年9月3日~8日)
2009年
- 「スーザンを探して」(脚本・演出:G2、2009年1月6日〜2009年3月5日、シアタークリエ)
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「不思議なシャンソンの国の彼女」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2009年7月3日)
2010年
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「イーハトーヴ2010」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2010年7月2日)
2014年
- セカンド・シティデモンストレーションライブ(原宿クロコダイル、2014年6月16日、6月18日、6月23日、6月30日)
- 碧川るり子シャンソンミュージカル「太陽のレシピ」(脚本:碧川るり子、演出:松本美彦、草月ホール、2014年7月4日)
- THE EMPTY STAGE 2014(Palazzo Ducale Azabu、2014年12月1日〜12月14日)
2015年
- 「 惡 」(脚本・演出:岡本貴也、紀伊國屋ホール、出演:高岡奏輔、陳内将、西丸優子、川上ジュリア、青柳累斗、羽場裕一)
- セカンド・シティEXPERIMENT LIVE~Road To THE EMPTY STAGE~(代官山晴れたら空に豆まいて、2015年3月4日)
- セカンド・シティEXPERIMENT LIVE~Road To THE EMPTY STAGE~(六本木Bee Hive、2015年3月5日)
- セカンド・シティEXPERIMENT LIVE~Road To THE EMPTY STAGE~(六本木Club Edge、2015年3月10日)
- セカンド・シティEXPERIMENT LIVE~Road To THE EMPTY STAGE~(六本木Bee Hive、2015年3月11日)
- THE EMPTY STAGE 2015 summer(Palazzo Ducale Azabu、2015年8月9日〜8月23日)
2016年
- THE EMPTY STAGE 2016 in Ginza(BENOA銀座、2016年2月7日〜2月20日)
- THE EMPTY STAGE SEVEN colors(BENOA銀座、2016年5月4日〜5月5日)
- THE EMPTY STAGE 2016 summer(BENOA銀座、2016年8月1日〜8月14日)
- 若様組まいる(天王洲銀河劇場2016年8月7日 - 14日、原作:畠中恵、脚本・演出:岡本貴也、出演:入江甚儀、 宮﨑香蓮、久保田秀敏、染谷俊之、秋元龍太朗、安川純平、佐伯大地、木戸邑弥、鎌苅健太、尾関陸、杉江大志、和合真一、板倉武志(犬と串)、岩井拳士朗、青木珠菜、根本正勝、中村誠治郎)
- シェイクスピア物語〜真実の愛〜(2016年12月、KAAT神奈川芸術劇場)
2017年
- シェイクスピア物語〜真実の愛〜(2017年1月、KAAT神奈川芸術劇場・梅田芸術劇場メインホール・中日劇場)
- THE EMPTY STAGE JAPAN TOUR 2017
- ミュージカル「花・虞美人」(2017年3月〜4月、赤坂ACTシアター・愛知県芸術劇場・森ノ宮ピロティホール)
- 音楽喜劇「のど自慢」〜上を向いて歩こう〜 (2017年6月〜8月、東京国際フォーラム ホールC・新神戸オリエンタル劇場・中日劇場)
- THE EMPTY STAGE 2017 summer(BENOA銀座、2017年8月14日〜8月27日)
- 座・ALISA リーディングコンサート「天国と地獄」(2017年12月、天王洲銀河劇場・サンケイホールブリーゼ)
2018年
- THE EMPTY STAGE 2018 winter(BENOA銀座、2018年2月9日〜2月25日)
- 雲のむこう、約束の場所 (2018年4月〜5月、東京国際フォーラム ホールC・NHK大阪ホール)
映画音楽[編集]
- 『DAZE』(浅井健監督、1995年)
- 『セルロイド・プラネット』(近藤勇一監督、1998年)
- 『さゞなみ』(長尾直樹監督、2002年)
- 『寄り添う二人』主演・根本正勝、やまだまいこ (原田光規監督、2008年)
- 『ストロボ』(A・T監督、2014年)
- 『キモチラボの解法』(A・T監督、2017年)
ドラマ音楽[編集]
- 『鴨川食堂』(NHK BSプレミアム、2016年、脚本:池端俊策、葉山真理、洞澤美恵子、岩本真耶、演出:佐藤幹夫、油谷誠至、出演:忽那汐里、井頭愛海、岩下志麻、萩原健一、吉沢悠、豊原功補、麿赤児、財前直見、半田健人、井上晴美、鉢嶺杏奈、織本順吉、仁科貴、春木みさよ、大地康雄、木村理恵、酒井美紀、三田村周三、左時枝、いしのようこ、岩本多代、入江甚儀、すみれ、桜井洋子)
その他[編集]
- 埼玉県小川町伝統工芸館・館内VTR音楽(1990)
- 茨城県北茨城市新しい童謡・作曲(2008)
キーボードサポート歴(ツアー、コンサート、レコーディング)[編集]
- THE ALFEE
- 赤坂晃
- 麻倉未稀
- 朝澄けい
- アップル&ペアーズ
- いきものがかり
- 石井里佳
- 岩崎宏美
- 稲垣潤一
- ウイリアム[要曖昧さ回避]
- 浦井健治
- 大黒摩季
- 大塚千弘
- 大塚利恵
- 大友康平
- 岡田浩暉
- 落合祐里香(現:長谷優里奈)
- 梶原秀剛
- 金子麻美
- 岸谷香
- GUNECO
- 研ナオコ
- 洸平
- 小寺可南子
- 近藤真彦
- THE CONVOY
- 紫吹淳
- 城田優
- 鈴里真帆
- speena
- sona
- 高田志麻
- 田口理恵
- 田代万里生
- 谷村新司
- 田原俊彦
- Chage
- DEPAPEPE
- デブパレード
- DEL
- 天然デンネンズ
- 中村雅俊
- 夏川りみ
- 猫沢エミ
- Birthday Suit
- 初田悦子
- 浜谷真理子
- 半田健人
- 平原綾香
- Peachy
- 平方元基
- ピンボール・ドライブ
- 水谷千重子
- 諸星和己
- 山田タマル
- 吉田このみ
- Lunakate
- ミュージカルRENT
- 渡瀬マキ
テレビCM (本人出演)[編集]
- UCCコーヒースーパーアロマ(2001年)
テレビCM (ナレーション)[編集]
- リゲイン(テニス編)(2003年)
テレビ[編集]
ラジオ[編集]
- 鎌田雅人のなるはやでよろしく 隔週水曜日18:30頃~(FMひたち)
使用機材[編集]
- ROLAND FANTOM G8
- ROLAND RD2000
- ROLAND VP550
- YAMAHA S80
- YAMAHA MOTIF XS6
- YAMAHA MOTIF 7
- KAWAI MP9000
- Ensoniq TS12
- YAMAHA DX7
- KORG MS2000
- KORG TRINITY
- HAMMOND PORTA-B
- HAMMOND XK3
- PAURO SOPLANI
- SUZUKI PRO-37 V2
賞と罰[編集]
- 日本音楽振興財団笹川作曲賞 吹奏楽曲部門第二位(1992年)
- ミスターワトソン作曲賞 グランプリ(1993年)
- 第42回日本レコード大賞 優秀作品作曲賞(2001年)
- スピード違反3回、駐車違反1回
関連項目[編集]
関連人物[編集]
出典・注釈[編集]
- ^ 鎌田雅人. “逗子録音所の鎌田雅人のブログ ポールモールを燃やす。”. アメーバブログ. 2010年11月1日閲覧。
外部リンク[編集]
- 鎌田雅人 オフィシャルサイト (日本語)
- 逗子録音所の鎌田雅人のブログ (日本語)
- water official blog (日本語)