ひたちなか市

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ひたちなかし ウィキデータを編集
ひたちなか市
Hitachi Seaside Park 2018.jpg
国営ひたち海浜公園・みはらしの丘に咲くネモフィラ
ひたちなか市旗 ひたちなか市章
ひたちなか市旗
1994年11月1日制定
ひたちなか市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08221-0
法人番号 7000020082210 ウィキデータを編集
面積 99.96km2
総人口 153,670[編集]
推計人口、2021年11月1日)
人口密度 1,537人/km2
隣接自治体 水戸市那珂市東茨城郡大洗町那珂郡東海村
市の木 イチョウ
市の花 ハマギク
市の鳥 ウグイス
ひたちなか市役所
市長 大谷明
所在地 312-8501
茨城県ひたちなか市東石川二丁目10番1号
北緯36度23分48.1秒 東経140度32分4.8秒 / 北緯36.396694度 東経140.534667度 / 36.396694; 140.534667
ひたちなか市役所
外部リンク 公式ウェブサイト

ひたちなか市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 市外局番 : 029(市内全域)
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ひたちなか市(ひたちなかし)は、茨城県県央地域に位置する[1][注 1]1994年平成6年)11月1日勝田市那珂湊市が合併して発足した。人口と人口密度が共に茨城県内5位以内に位置する唯一の市町村である。

概要[編集]

旧勝田市は日立製作所企業城下町として発展した工業都市であり、市民の多くが日立製作所と関連企業に勤め、現在でもその割合は高い。水戸市のベッドタウンでもあり、郊外型店舗が進出している。また、北関東自動車道の起点である茨城港常陸那珂港区(中核国際港湾重要港湾)の整備が進んでいる。

旧那珂湊市は水産業を主な産業とし、また、観光資源としては平磯海水浴場・姥の懐(うばのふところ)マリンプールの他に阿字ヶ浦という有名海水浴場を持つ。かつてはサーファーが多く集まり賑わったが、最近は茨城港の開発の結果、阿字ヶ浦は海岸が侵食傾向にあり、毎年砂を補充している。

ひたちなか地区にある国営ひたち海浜公園は春のネモフィラで知られるほか、2000年より『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』などの音楽イベントが多く行われている。

地理[編集]

茨城県の中央部からやや北東、水戸市の東隣に位置する。南部の那珂川周辺および東部の太平洋沿岸の低地地区と、那珂台地と呼ばれる平坦な台地地区から成り、全域が関東平野に属する。

  • 河川:那珂川、中丸川
  • 海浜:平磯海岸、磯崎海岸、阿字ヶ浦海岸

市名の由来[編集]

旧国名の「常陸」の中心に位置することと、かつて那珂郡に属していた地域であることにちなむ[2]

平成の大合併における勝田市と那珂湊市の合併協議当時、漢字表記の「常陸那珂市」、二つ合わせた「勝田湊市」、人口の多い「勝田市」の案、また「いばらき市」「なか市」なども候補に挙げられた[3]が、つくば市に続く茨城県では2番目のひらがな市名に落ち着いた[2]

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

沿革[編集]

ひたちなか市発足以前[編集]

ひたちなか市発足以後[編集]

合併構想

  • ひたちなか地区を共有する東海村との合併が長年の懸案となっている。また、生活圏や商圏をほぼ同じくする水戸市などとの合併への動きもかつてはみられた。

行政区域変遷[編集]

※細かい境界の変遷は省略

  • 変遷の年表
ひたちなか市市域の変遷(年表)
月日 現ひたちなか市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村がそれぞれ発足。[5]
  • 勝田村 ← 三反田村・勝倉村・金上村・武田村
  • 中野村 ← 柳沢村・部田野村・中根村・東石川村
  • 川田村 ← 堀口村・市毛村・枝川村・津田村
  • 佐野村 ← 田彦村・稲田村・佐和村・高場村・高野村
  • 前渡村 ← 馬渡村・長砂村・足崎村・前浜村
  • 湊町 ← 湊村単独で町制施行
  • 平磯町 ← 平磯村単独で町制施行
1938年(昭和13年) 4月1日 - 湊町が町名を改称し、那珂湊町となる。
1940年(昭和15年) 4月29日 勝田村・中野村・川田村が合併し勝田町が発足。
1954年(昭和29年) 3月30日 前渡村は前浜が那珂湊町に、前浜以外が勝田町に編入。
3月31日 那珂湊町は平磯町を編入。
11月1日 勝田町は佐野村を編入。
  • 同日、市制施行し勝田市となる。
1994年(平成6年) 11月1日 勝田市と那珂湊市が合併し、ひたちなか市が発足。
  • 変遷表
ひたちなか市市域の変遷(※細かい境界の変遷は省略)
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
勝倉村 勝田村 昭和15年4月29日
勝田町
昭和29年11月1日
市制
平成6年11月1日
ひたちなか市
 ひたちなか市
武田村
三反田村 明治19年
三反田村
  六ヶ新田
の一部
  明治19年
金上村
金上村
東石川村 中野村
柳沢村
  部田野村 明治19年
部田野村
  六ヶ新田
の一部
  明治19年
中根村
  中根村
堀口村 川田村
枝川村
津田村
市毛村
田彦村 佐野村 佐野村 昭和29年11月1日
勝田町に編入
稲田村
佐和村
高場村
高野村
足崎村 前渡村 前渡村 昭和29年3月30日
勝田町に編入
長砂村
馬渡村 明治19年
馬渡村
六ヶ新田
の一部
前浜村 昭和29年3月30日
那珂湊町に編入
湊村 湊町 昭和13年4月1日
那珂湊町に改称
昭和29年3月31日
市制
六ヶ新田
の一部
明治19年
平磯村
平磯町 平磯町 昭和29年3月31日
那珂湊町に編入
  平磯村

人口[編集]

人口は水戸市、つくば市、日立市に次いで県内4位、人口密度は守谷市に次いで県内2位である(「茨城県の人口・面積」を参照)。

Population distribution of Hitachinaka, Ibaraki, Japan.svg
ひたちなか市と全国の年齢別人口分布(2005年) ひたちなか市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― ひたちなか市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

ひたちなか市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政[編集]

歴代市長[編集]

氏名 就任年月日 退任年月日 備考
    1994年11月1日 1994年11月27日 市長職務執行者
初-2 清水曻 1994年11月27日 2002年11月26日 旧勝田市長
3-6 本間源基 2002年11月27日 2018年11月26日
7 大谷明 2018年11月27日

議会[編集]

市議会[編集]

ひたちなか市議会
  • 定数:25名
  • 任期:2023年10月31日まで[8]

県議会[編集]

議員名 会派名 当選回数
海野 透 いばらき自民党 9
磯崎 達也 いばらき自民党 2
二川 英俊 茨城県民フォーラム 2

※2014年10月30日、大谷明がひたちなか市長選挙に出馬するために辞職[9]。このため、ひたちなか市選挙区は2014年10月30日当時は「欠員1」であった。

衆議院[編集]

議員名 党派名 当選回数
梶山弘志 自由民主党 7

※2013年の区割変更に伴い、現在、東海村は茨城県第5区に属している。

産業[編集]

G1TOWER
エレベーター研究塔としては高さ世界一

工業

  • 日立グループ企業が多数立地している。特に国道6号沿いには、南から日立製作所那珂工場、水戸工場、佐和工場、東海工場と関連工場が並ぶ。現在では子会社化しているところも多く、この呼び名は必ずしも正確ではないが、交差点名には今も「佐和工場前」などの工場名が残っており、地元では変わらずこの呼び方が使われることが多い。
  • ひたちなか地区には建設機械メーカー(コマツ日立建機)などの工場が立地している。

商業

農業

水産業

  • 那珂湊、平磯、磯崎

姉妹都市・提携都市[編集]

国内

教育[編集]

高等専門学校[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

義務教育学校[編集]

  • ひたちなか市立美乃浜学園[11]

特別支援学校[編集]

図書館[編集]

中央図書館

その他[編集]


交通[編集]

鉄道[編集]

中心となる駅:勝田駅

旧那珂湊市街へは、勝田駅からひたちなか海浜鉄道湊線で那珂湊駅まで14分程度。

バス[編集]

スマイルあおぞらバス(那珂湊駅にて)

道路[編集]

港湾[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

那珂湊漁港と旧那珂湊市中心部周辺の空中写真。那珂川涸沼川の合流する河口付近に位置している。
1986年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
那珂湊反射炉跡(反射炉は復元されたもの)

名所・旧跡・観光スポット

祭事・催事

名産品

市の花[編集]

市の木[編集]

市の鳥[編集]

著名な出身者[編集]

関連作品[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『広辞苑 第七版』では「茨城県東部の市」、『大辞林 第四版』および『デジタル大辞泉』では「茨城県中東部の市」と記載されている。

出典[編集]

  1. ^ 県内の市町村/茨城県”. 茨城県 (2020年8月13日). 2021年2月16日閲覧。
  2. ^ a b 小野寺敦 監修 『茨城「地理・地名・地図」の謎』 (2014, pp. 14–16)
  3. ^ はみだし012:ひらがな表記の市が日本一多い茨城県”. 茨城県 (2015年4月1日). 2020年3月1日閲覧。
  4. ^ 厳密には北上市が1991年に新設されたが、これは旧北上市を引き継いだものとして扱う。
  5. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  6. ^ a b 「各種選挙の任期満了日など」ひたちなか市選挙管理委員会事務局 2020年3月1日閲覧
  7. ^ 「ひたちなか市長選挙」 ひたちなか市選挙管理委員会事務局 2020年3月1日閲覧
  8. ^ “令和元年10月27日執行 ひたちなか市議会議員一般選挙 23時03分開票結果(確定)”. ひたちなか市選挙管理委員会事務局. (2019年10月27日). https://www.city.hitachinaka.lg.jp/soshiki/18/oshirase/sokuhou/r011027/16998.html 2019年11月17日閲覧。 
  9. ^ “大谷県議が辞職 ひたちなか市区”. 茨城新聞. (2014年10月31日). http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14146836841343 2014年11月5日閲覧。 
  10. ^ 日本一の産地!”. ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会. 2020年3月1日閲覧。
  11. ^ 平磯・磯崎・阿字ヶ浦地区統合校の整備について|ひたちなか市公式ホームページ” (日本語). www.city.hitachinaka.lg.jp. 2021年4月7日閲覧。
  12. ^ 常磐線(富岡駅〜浪江駅間)の運転再開及びおトクなきっぷの発売等について -東日本旅客鉄道株式会社水戸支社
  13. ^ “ひたちなか市観光協会 い賓閣跡”. ひたちなか市観光協会. http://www.hitachinaka-sa.com/pdf/shiseki07.pdf 2019年11月17日閲覧。 
  14. ^ かつお[発見!!いばらき] Archived 2011年1月30日, at the Wayback Machine.
  15. ^ a b c ひたちなか市の市章・花・木・鳥|ひたちなか市公式ホームページ”. www.city.hitachinaka.lg.jp. ひたちなか市. 2019年1月21日閲覧。

参考文献[編集]

  • 小野寺敦 監修「地名と方言にまつわる不思議にせまる」『茨城「地理・地名・地図」の謎』実業之日本社〈じっぴコンパクト新書〉、2014年、初版、pp.14-16。ISBN 978-4-408-45517-4

関連項目[編集]

外部リンク[編集]