交響曲第67番 (ハイドン)

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交響曲第67番ヘ長調 Hob.I:67は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン1778年に作曲した交響曲。特に愛称はないが、弦楽器に様々な奏法が使用され、創意工夫に富んでいる。

編成[編集]

曲の構成[編集]

第1楽章 Presto 6/8拍子[編集]

開始楽章にしては最も急速な速度をとっている。アルペッジョを主体とした主題がピアニッシモに開始され、伴奏にピッツィカートが多用されている。

第2楽章 Adagio 2/4拍子[編集]

変ロ長調。結尾にcol legno(弓の木の部分で弦を叩く)奏法が指示されている。

第3楽章 Menuetto-Trio[編集]

主部はアルペッジョを主体としている。トリオはヴァイオリン2本による二重奏で、第2ヴァイオリンはスコルダトゥーラでG線が一音低いFに調弦され、この開放弦が常に保続された民族的な響きになる。

第4楽章 Finale,Allegro di molto 4/4拍子-Adagio e cantabile 3/8拍子-Tempo Ⅰ 4/4拍子[編集]

第1主題は、主題はまたもやアルペッジョを主体としたもの。展開部に代わり、第二の緩徐楽章といえるAdagio e cantabileが挿入され、ヴァイオリン2本とチェロ三重奏に開始され、全合奏に発展し、中間部は次いでオーボエ2本とファゴットの三重奏となるなど、色彩豊かである。半終止の後、主部が再現される。

外部リンク[編集]