交響曲第74番 (ハイドン)

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交響曲第74番変ホ長調Hob.I:74は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン1780年もしくは1781年頃に作曲した交響曲

この曲はロンドンのフォースターから出版された最初のハイドンの曲で、1781年か1782年に出版された[1]

ウェブスター(James Webster)によると、1780年12月のハイドンの手紙に記されている「2つの新しい交響曲」というのは交響曲第62番とこの74番のことであり、1780年の終わりごろに書かれたことがわかるという[2]

編成[編集]

フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、弦楽合奏で演奏される。

構成[編集]

第1楽章 Vivace assai[編集]

イタリア風の様式による。この楽章の第2主題は、第1主題の静かな応答を基にしている[3]

第2楽章 Adagio cantabile [編集]

変ロ長調24拍子。ギターを模したチェロの伴奏の上で、ミュートを付けたヴァイオリンによってメロディが奏でられる。 3つの変奏からなり、コーダではフガートが用いられる[3]

第3楽章 Menuetto - Trio: Allegretto[編集]

メヌエットはロンバルド・リズム英語版を持つ。トリオではヴァイオリンとファゴットがメロディを奏でる[3]

第4楽章 Finale: Allegro assai[編集]

68拍子。ソナタ形式ジーグ風の楽章である[3]

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  1. ^ 大宮真琴『新版 ハイドン』音楽之友社〈大作曲家 人と作品〉、1981年、99頁。ISBN 4276220025
  2. ^ デッカ・レコードのホグウッドによるハイドン交響曲全集第10巻の解説、2000年
  3. ^ a b c d Brown, A. Peter, The Symphonic Repertoire (Volume 2). Indiana University Press (ISBN 025333487X), pp. 184-186 (2002).

参考文献[編集]

  • Haydn: Chronicle and Works, 5 vols, (Bloomington and London: Indiana University Press, 1976-) v. 2, Haydn at Eszterhaza, 1766-1790
  • Oxford Composer Companions: Haydn, ed. David Wyn Jones, Oxford University Press, 2002. ISBN 0-19-866216-5

外部リンク[編集]