交響曲第40番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

交響曲第40番ヘ長調 Hob.I:40は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1763年に作曲した交響曲

概要[編集]

前後の番号の曲は1768年ごろの作品だが、この曲は自筆原稿が存在し、実際には交響曲第12番交響曲第13番と同じ1763年の作品であることがわかっている。ただしジェームズ・ウェブスターによると各楽章が異なるスタイルを持っており、紙の種類も異なることから、本来別々に作曲された曲をまとめて交響曲に仕立てたパスティッチョである可能性がある[1]

最終楽章がフーガになっており、ハイドンが早くから対位法に興味を持っていたことがわかる。

編成[編集]

曲の構成[編集]

第1楽章 Allegro[編集]

34拍子、ソナタ形式。低音楽器による8分音符の刻みの上でヴァイオリンが穏やかな主題を演奏する。

第2楽章 Andante più tosto Allegretto[編集]

変ロ長調24拍子、ソナタ形式。弦楽器のみにより、全曲にわたってヴィオラと低音によるスタッカートの8分音符の伴奏の上でヴァイオリンが旋律を演奏する、2声部のみの音楽である。

第3楽章 Menuet - Trio[編集]

メヌエット主部はオーボエを重ねたヴァイオリンが旋律を演奏する。トリオ部分はホルンとオーボエが旋律楽器として活躍する。

第4楽章 Finale - Fuga: Allegro[編集]

22拍子。4度の下降音程ではじまる軽快なフーガの主題が最初第2ヴァイオリンに現れ、ついで第1ヴァイオリン(ただしこちらは5度下がっている)、ホルンと呼応していく。

脚注[編集]

  1. ^ デッカ・レコードのホグウッドによるハイドン交響曲全集第3巻、ウェブスターによる解説。1992年

参考文献[編集]

  • 『ハイドン 交響曲集III(28-40番) OGT 1591』音楽之友社、1982年。(ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1965年のもの)

外部リンク[編集]