交響曲第77番 (ハイドン)

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交響曲第77番変ロ長調 Hob.I:77は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン交響曲交響曲第76番と同様、イギリス旅行のために1782年に作曲された3曲の交響曲のひとつ。

編成[編集]

曲の構成[編集]

第1楽章 Vivace

ソナタ形式。ハイドンの交響曲では第2主題がはっきりしないことが多いが、この曲には華やかな第1主題と、対照的に穏やかな第2主題が登場する。展開部では第1主題が激しく展開したのち、全休止をはさんで第2主題が展開される。再現部では第2主題が出たあと、提示部とは異なる進行をたどる。

第2楽章 Andante sostenuto

ヘ長調。冒頭、弱音器をつけたヴァイオリンで優雅な旋律が演奏され、チェロが弓奏、コントラバスがピッツィカートで伴奏を演奏する。

第3楽章 Menuetto (Allegro) - Trio

にぎやかなメヌエットは、途中で変なところにアクセントが置かれてころびそうになる。ハイドンの他のメヌエットにもしばしば見られるが、トリオ部分はレントラー風の素朴な曲になっている。

第4楽章 Finale (Allegro spiritoso)

ロンドソナタ形式によるフィナーレで、単純な旋律に始まるが、短い展開部で対位法的に発展する。ハイドンは後に交響曲第103番などで終楽章にロンドソナタ形式を多用する。

外部リンク[編集]