エフエム群馬

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株式会社エフエム群馬
FM GUNMA Broadcasting CO.,LTD.[1]
2022年7月まで本社が入居した若宮町のGNビル(2008年3月)
種類 株式会社
略称 FM GUNMA
本社所在地 日本の旗 日本
371-8533
群馬県前橋市千代田町二丁目3番1号
設立 1984年(昭和59年)12月18日
業種 情報・通信業
法人番号 5070001000442 ウィキデータを編集
事業内容 放送法に基づく超短波放送
代表者 代表取締役社長 塚越正弘
資本金 2億円[1]
発行済株式総数 4,000株[1]
売上高 8億9187万円(2020年3月期)[2]
経常利益 2701万円(2020年3月期)[2]
純利益 7682万円(2020年3月期)[2]
純資産 19億3195万円(2020年3月期)[2]
総資産 24億5176万円(2020年3月期)[2]
外部リンク https://www.fmgunma.com/fmg863/
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エフエム群馬
FM GUNMA Broadcasting CO.,LTD.
種別 FMラジオ放送
放送対象地域 群馬県
系列 JFN系
略称 FMG
愛称 FM GUNMA
FMぐんま
コールサイン JORU-FM
開局日 1985年10月1日
運営会社 株式会社エフエム群馬
本社 371-8533
群馬県前橋市千代田町2-3-1
演奏所 本社と同じ
親局 / 出力 前橋(高崎市吉井町) 86.3MHz / 1kW
主な中継局 榛名 82.2MHz
沼田 77.8MHz
草津 76.7MHz
利根 79.4MHz
長野原 82.0MHz
鬼石 87.1MHz
万場 88.0MHz
株主 資本構成を参照
公式サイト https://www.fmgunma.com/fmg863/
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株式会社エフエム群馬(エフエムぐんま)は、群馬県放送対象地域として超短波放送(FM放送)を行っている特定地上基幹放送事業者愛称アルファベット表記のFM GUNMA(エフエムグンマ、2015年平成27年)から使用)、旧愛称はFMぐんま1985年昭和60年)10月1日開局。JFN系列局。コールサインはJORU-FM。

関東地方では、1970年(昭和45年)にTOKYO FMが開局して以来15年半ぶりの新規開局の民放FM放送局である。

概要[編集]

群馬県では唯一の県域ラジオ局であるため、FM局にありがちな音楽一辺倒の放送ではなく、バラエティ豊かな編成が特徴。

開局当初は予算の制約が大きく聴取エリアも県南東部の関東平野では系列のTOKYO FMと重複しており、地方向けのBラインネットが多かった[注釈 1]。昨今は、在京局と遜色のない自主制作番組が放送できるようになり、経験豊かなスタッフが増えている。

県内にはAM局がないため、県域エフエム局には珍しい報道部も設置されて組織が充実し、毎年夏に開かれる全国高等学校野球選手権大会群馬県大会実況中継をJFN系列で唯一放送し、さらにサッカー・J2リーグザスパクサツ群馬の主催試合実況中継も放送されている。

送信所は高崎市吉井町の牛伏山にある前橋局(エフエム群馬ではこの周波数をメイン周波数としている)である。その他、山間部をカバーするために多くの中継局がある。なお放送対象地域外では公式の資料によると、新潟県長野県埼玉県栃木県茨城県福島県の各一部が放送エリアとなっている[3][4]。開局直前の上毛新聞には、群馬県内より県外の受信可能世帯数の方が多い旨の記事が載った[4]

開局から前橋市若宮町GNビルに本社・スタジオとして入居していたが、総務省の「周波数再編アクションプラン」に伴う本社と送信所を結ぶ周波数帯の変更に対応するため新社屋建設を決め、同市千代田町のしののめ信用金庫前橋営業部敷地内へ移転することを発表した[5]2022年令和4年)7月11日に新社屋からの移転・本放送を開始[6]。当初は同年10月を予定していた[7][8]。一般公開は、スタジオ「CLUB AIR」を9月26日にプレオープンし、10月1日に広場スペース「つどにわ」をCLUB AIRと共にグランドオープンした[9]

主な受賞歴に『多頭飼育崩壊の現状 もう一度考える命の向き合い方』で2022年(令和4年)日本民間放送連盟賞ラジオ報道番組部門で優秀賞を受賞した[10][11]。同局が番組部門で受賞するのは、初めてだった。なお、CM部門では、2018年(平成30年)に『G.K.works 番組提供休止/無許可篇』、『群馬マスコミ3社(上毛新聞社群馬テレビエフエム群馬)特殊詐欺ゼロキャンペーン/無許可篇』で同賞の第2種(21秒以上)でいずれも優秀賞を受賞した[12][13]

事業所[編集]

送信所・中継局[編集]

牛伏山送信所
親局 周波数 空中線電力 備考
前橋 86.3MHz 1kW
中継局 周波数 空中線電力 備考
榛名 82.2MHz 50W
沼田 77.8MHz 10W
利根 79.4MHz
草津 76.7MHz
長野原 82.0MHz 1W
鬼石 87.1MHz 3W
万場 88.0MHz

沿革[編集]

  • 郵政省(現・総務省)は1982年昭和57年)の21府県22地域への民放FM周波数割り当てに際して、三大都市圏内では群馬県神奈川県三重県京都府兵庫県にそれぞれ周波数割り当てが行われた。
  • 1984年(昭和59年)12月18日 株式会社エフエム群馬設立。
  • 1985年(昭和60年)
  • 1995年平成7年)
    • 4月1日 FM文字多重放送開始。コールサインはJORU-FCM。
    • 11月23日 若宮町旧社屋が入居するGNビル1階の群馬日産自動車ショールーム跡にオープンスタジオCLUB AIRオープン。
  • 2003年(平成15年)3月 万場町(当時)に中継局が開局し、記念特番をNHK前橋放送局と合同で制作し、同時放送した。
  • 2005年(平成17年)3月14日 デジタルSTLの運用開始。
  • 2008年(平成20年)7月1日 - 2007年(平成19年)12月12日にエフエム群馬で放送された群馬県行政書士会幹部(当時総務部長)が不起訴になった案件が群馬県議会の委員会で質疑応答した報道について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と人権等権利に関する委員会は、案件対象者への取材をせずに報道したことが放送倫理に反すると認定[14]
  • 2011年(平成23年)4月12日 radiko[注釈 2]の試験放送を開始。対象は群馬県内のみ。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月31日 FM文字多重放送廃止。
    • 4月1日 radikoプレミアム(エリアフリー)[注釈 2]配信スタート。
  • 2015年(平成27年)
  • 2022年令和4年)
    • 7月8日 若宮町CLUB AIRから最後の生ワイド番組『アリガトワカミヤ ヨロシクチヨダ クラブエアお引っ越しスペシャル』(岡部哲彦、市川まどか)を20:00 - 21:55に放送、これをもって旧社屋からの大型ワイド番組は終了。
    • 7月11日
      • 0時03分のクロージング送出終了をもって旧社屋からの放送を完全に終了。旧社屋からの最終番組はネット番組の『Good-Track!』(JFNC制作)、最終自社制作番組は10日20:55からの『FM GUNMA NEWS』であった。
      • 5時57分のオープニング送出より、新社屋(前橋市千代田町・しののめ信用金庫前橋営業部敷地内)からの放送を開始[6]。キャッチフレーズは”ワクワクマシマシ”。新社屋からの初番組はHARUNA STUDIO送出の『WAI WAI Groovin'』。この番組を含め7:30 - 19:55を『新社屋記念1day スペシャル『改めまして FM GUNMAです。』』とし、通常ネット番組の時間も特別編成とした。
    • 10月1日 千代田町新社屋のスタジオCLUB AIRとつどにわ(しののめ信用金庫と共同運用の広場[16])をオープン。
  • 2023年(令和5年)
    • 7月12日 同局初の政見放送を7月23日投開票の群馬県知事選挙で実施[17]

所有スタジオ[編集]

本社スタジオ[編集]

千代田町新本社には4つのスタジオを所有している[18]。スタジオコンセプトが『上毛三山』+『谷川岳』。群馬を象徴する「上毛三山」のように親しまれるように、とメインの3スタジオはそれぞれ三山の名前が付けられた。また、ニューススタジオは”情報に耳を立てる”=猫耳のような特徴を持つ谷川岳から名前を付けた。

  • AKAGI STUDIO(アカギ・スタジオ) - 第1スタジオ。生放送用スタジオで、横幅があり、生演奏も可能。壁色は赤。
  • HARUNA STUDIO(ハルナ・スタジオ) - 第2スタジオ。生放送・収録共用多目的スタジオ。眺望の良さが特徴。壁色は青。
  • TANIGAWA STUDIO(タニガワ・スタジオ) - 第3スタジオ。ニュース・天気予報等を送出できるワンマンスタジオ。収録にも対応。壁色は橙。
  • MYOGI STUDIO(ミョウギ・スタジオ) - 第4スタジオ。大人数での放送も可能な広さを持つスタジオ。壁色は緑。

オープンスタジオ[編集]

CLUB AIR(クラブ・エア)
  • 若宮町旧社屋(GNビル1階)時代
    沿革にもある通り、1995年11月23日、若宮町旧社屋が入居するGNビル1階(群馬日産自動車ショールーム跡)にオープン。
    「WAI WAI Groovin'」「148neo」等のワイド番組や「かかあデンパ」等の生放送番組で使用。公開放送(収録・生放送)でも使用した。
    スタジオと観客スペースを仕切る防音壁は可動式で、稼働させることによりスタジオ・観客スペースの一体利用が可能[19]となっていたが晩年は固定された状態だった。
    新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年3月4日よりクローズ(閉鎖)[20]していたが、スタジオ機能は2022年7月8日まで使用した。
  • 千代田町新社屋
    2022年7月11日に移転した千代田町新社屋1階にAKAGI STUDIOとHARUNA STUDIOの様子が観覧できるスペースとして設置。一般開放は2022年9月26日にプレオープンし、同年10月1日にグランドオープンした。

資本構成[編集]

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[21][22][23][24]

2015年3月31日 - 2016年3月31日[編集]

資本金 発行済株式総数 株主数
2億円 4,000株 74
株主 株式数 比率
群馬県 397株 9.92%
読売新聞東京本社 240株 6.00%
フジ・メディア・ホールディングス 220株 5.50%
上毛新聞社 200株 5.00%
群馬銀行 187株 4.67%
東和銀行 187株 4.67%
朝日新聞社 180株 4.50%
日本経済新聞社 160株 4.00%
群馬県観光物産国際協会 160株 4.00%
ぐんぎんリース 137株 3.43%

過去の資本構成[編集]

自社制作[編集]

2023年10月現在
詳細は、公式サイトの番組紹介あるいは番組表を参照。

放送中の番組[編集]

ミニ番組[編集]

  • ミミヨリ! MONEY(木曜 15:55 - 16:00、岡部哲彦[45]
  • 日典ラサのライフシステム プレゼンツ ENDING SONG(金曜 12:55 - 13:00[46]
  • ペガサス+ eスポで群馬を元気に!(金曜 14:50 - 14:55、松本亜希子[47]
  • ラジオインフォメーション いきいき前橋(金曜 16:55 - 17:00)
  • JAグリーンNAVI(月曜 - 木曜 12:55 - 13:00、土曜 9:55 - 10:00[48]
  • タウンニュース(月曜 15:50 - 15:55、火曜 15:55 - 16:00、木曜 12:49 - 12:55、金曜 12:50 - 12:55、日曜 13:55 - 14:00)
  • 今週の星占い(月曜 15:55 - 16:00)
  • 生活経済トピックス(水曜 15:55 - 16:00)
  • ぐんま情報トッピング(月曜 - 木曜 17:50 - 17:55)
  • 街ネタぽすと(土曜 12:55 - 13:00[注釈 9]
  • FM GUNMA POWER PLAY(月曜 15:45 - 15:50、金曜 22:55 - 23:00、ほか週末にも放送あり)

不定期放送[編集]

  • 群響アワー(偶数月の木曜 20:00 - 21:55)
  • 月刊!ラジ・ヴィアン(最終金曜 19:30 - 19:55)
  • 街の音楽家たち(奇数月の第2木曜 20:30 - 20:55[49]) - このほか土曜12時台を中心に不定期で公開生放送あり[注釈 10]
  • 高校野球群馬大会実況中継(エフエム群馬 高校野球中継) - 放送時間調整として「音楽特集」と題し、フィラー音楽とアナウンサーによる結果情報を放送。
  • ザスパクサツ群馬実況中継 - 中継を行わない日でもNEWS・天気・交通は休止し、5分間の「ザスパ速報」を放送する。
  • FMぐんま・1デイオールリクエスト

以上の番組を放送するときには、一部のTOKYO FMまたはJFNC制作の番組は放送休止または時間移動になることがある。

終了した番組[編集]

平日朝

  • FMフレッシュモーニング(月 - 金 7:30 - 8:55)
  • MorningRadio-soup(2002年4月 - 2005年3月 月 - 金 7:30 - 8:55)
  • FM GUNMA MORNING PROGRAM あさnavi( - 2015年3月 月 - 金 7:30 - 8:55) - 全国ほとんどの局でネットされる『中西哲生のクロノス』8時台のAライン枠は未ネット。

平日午前

  • 素敵にPureTime
  • Site9-11(月 - 金 9:00 - 11:00)

平日午後

  • 午後は気ままに DO!DO!!ワイド
  • LOVE A GO!GO!
  • チャンネル148(月 - 木 13:00 - 15:45)
  • B定食( - 2014年3月 月 - 木 13:00 - 14:55)
  • OTONOWA(2014年4月 - 不明 月 - 木 13:00 - 14:55)
  • tsulunos fm(第2木曜 12:00 - 12:30、山本一太、市川まどか[50]
  • チャレンジ・ザ・ドリーム(第1木 12:00 - 12:55/再放送・原則第1土 8:00 - 8:55[51]) - 2013年より10年間120回にわたって群馬県内または県内にゆかりのある経営者に奈良のりえがインタビューした。
    • 第2 - 5木には『Otona no Radio Alexandria』(JFNC制作)を放送。

平日夕方

金曜日

土曜日

日曜日

  • SUPERGROOVE(2004年10月 - 2004年12月 日 0:00 - 0:55)
  • グリーンスマイル(日 9:30 - 10:00)
  • 音楽の玉手箱(日 13:00 - 13:55)

その他


同時ネットはされていないものの、ネットされている主な番組[編集]

いずれもTOKYO FM制作。

先行ネット
  • Life Time Audio~人生のプレイリスト~(月曜 - 金曜 13:55 - 14:00) - 1時間先行
遅れネット

放送されないTOKYO FM制作の全国ネット番組[編集]

ONE MORNING』内の8時台

平日の8時台は開局当初からローカル編成のためネットされていない。このような編成はエフエム栃木(RADIO BERRY)、三重エフエム放送(FM三重)でも行われている。ただしエフエム栃木では『NEW TREND ONE』はネットしている。また、特別加盟局のinterfmもTOKYO FMとのエリア重複の観点で未ネットとなっている。

土曜17時台の番組(原則として土曜 17:00 - 17:55 に該当する時間帯)

当枠はローカルセールス枠の自社制作番組などの放送を継続していたことや、代替として放送する枠の確保ができなかったことからネットが見送られていた。しかし、2020年秋の改編から17時台の編成を丸々1時間繰り下げたことでネットが可能となり、『SUBARU Wonderful Journey 〜土曜日のエウレカ〜』が同時ネットで放送されていた[注釈 12]が、2023年秋の改編で再びローカル枠へ戻り17:00 - 17:30に『武井壮・とにかく明るい安村 THE WORLD CLASS』、17:30 - 17:55に『いきものがかり吉岡聖恵のうたいろRadio』(両番組ともJFNC制作)を放送[注釈 13]している。

日曜13時台の番組(原則として日曜 13:00 - 13:55 に該当する時間帯)

当該時間帯はもともとローカルセールス枠であり、当局でも全国高等学校野球選手権群馬大会開催時、あるいはザスパクサツ群馬主管のJリーグ試合中継[注釈 14]やイベント番組の出張放送を組み込むことも多いため、単発番組枠としても機能させていることから、TOKYO FM制作全国ネットのレギュラー番組としての編成を見送り、単発番組を編成しない場合はJFNC制作の『武部聡志のSESSIONS』(2022年春の改編から)を放送している。そのため、未ネットとなった番組[注釈 15]、ネット落ちした番組[注釈 16]、飛び降りを余儀なくされた番組[注釈 17]、先行ネットを行った番組[注釈 18]、遅れネットを行った番組[注釈 19]が存在する。

<過去の事例>土曜14時台の番組(原則として土曜 14:00 - 14:55 に該当する時間帯)

かつて当局では当該時間帯も前述で述べた通りスポーツ中継の枠などローカルセールスの単発番組枠としても機能していた。そのため、1994年春 - 2010年春に構成されていた『カウントダウンステーション』はこの部分の未ネット抜けする格好となっていた。チャート番組としての体裁のためでもあったことから、単発番組を編成しない場合はJFNC制作の番組か自社制作番組の『サウンドステーション』をはめ込む形で対応していた。なお、2010年春の改編で『カウントダウンステーション』内の番組の1つとしてかつそれ以前から開局以来未ネットを続けてきた『ポップス ベスト10』が15時台前半の30分番組として枠移動かつ縮小となり、当局でのネットが開始されたのと引き換えに長らく放送してきた『SOUND IN MY LIFE』が打ち切られた。しかし、2015年12月5日、日曜16時台に放送されてきた『福山雅治のSUZUKI Talking F.M.』が『福山雅治 福のラジオ』として枠移動などを含むリニューアルすることに伴って土曜14時台における通常編成でのローカル編成枠を廃止し、同時ネット枠へ移行した。

但し、これらについても東日本大震災後などの特別番組を編成する場合はこの限りではない。

アナウンサー・パーソナリティ[編集]

男性[編集]

女性[編集]

かつて出演していた人物

キャンペーンの歴史[編集]

イベント[編集]

  • えふえむ屋(9月ごろ開催。9時台と2時台にて中継あり)
  • 稲川淳二のホラーナイト(高崎市慈眼寺で毎年夏に開催し、特別番組で生放送される)
  • FMぐんまシネライブ
  • コスモ アースコンシャス アクトクリーン・キャンペーン in 群馬
  • HAPPY MONDAY クエスチョン

その他[編集]

エフエム群馬の新聞ラジオ欄における番組表表記は掲載する新聞すべてで「FM GUNMA」となっている[注釈 20]。また、三才ブックスの『ラジオ番組表』では、2017年春号から表記を「FM GUNMA」としている[65]

CLUB AIRは通常9:00 - 19:30まで開いている。しかし、19:30以降まで放送する公開生放送時は、閉場時間が延長される。また、TOKYO FMやJFNの番組がエフエム群馬に出張放送する場合では、通常時間外でもCLUB AIRが開いていることもある。

1日1ガッツキャンペーンがスタートした直後に『ラジアンリミテッドDX』がエフエム群馬へ出張放送した際に、コーナー仕切りのジングル代わりとしてエフエム群馬の1日1ガッツのジングル(ガッツ石松出演)が全国ネットで流れた。

開局当初から十数年は、営業部と放送部だけであり、情報源として新聞社配信のニュースとJFN、ボランタリーネットワーク(事前に契約を結んだ特定聴取者による無償情報提供)に頼っていたが、現在は報道部があり県内の話題を中心に独自の取材も積極的に行われている。他の県域FM局には先発のAM局が報道部を持っていることを考慮した経営効率により報道部を持っていない場合が多い。しかし、群馬県には県域中波放送が無いため群馬県内のニュースに関する同報性、速報性をという面で報道部の設置が必要であったと考えられる。[注釈 21]

報道部があるため、他のローカルFM局よりもニュース情報番組が多めということもこの局の特徴で、毎時55分(深夜を除く)から数分程度FM群馬ニュースを流すことでも有名[要出典]

近年、TOKYO FMが選挙特番を積極的に放送しているため、エフエム群馬は21時台に通常番組から切り替えて選挙特番を放送する。全国ネットの選挙特番が23:30で終了する場合も独自に放送する。自局の報道記者が全国ネットの選挙特番にも出演している。

県域ラジオ局としては珍しくラジオショッピングがなかった。2022年4月より『デイリーフライヤー』のネットを開始。番組内で放送される「ジャパネットたかたラジオショッピング」は差し替えなく放送するため、実質「ラジオショッピング」の放送を解禁したこととなる。ただし、あくまでネット番組内のコーナーであることと、コーナー特性上差し替えが不可能なための特例措置ともとれる[注釈 22]が、2022年4月9日には「ジャパネットたかたラジオショッピングスペシャル オン サタデー」の放送も決定している。

オープニングとクロージングでは、「いつも素敵なサムシング」にかけて「サムシング」(ザ・ビートルズ)の群響演奏アレンジ版が掛けられていたが、この曲は2015年4月からは使われていない(フリー音源による別の楽曲に変更)。この曲が使用されていたころ、コールサイン読みは「いつも素敵なサムシング JORU-FM エフエム群馬」であった。周波数の読み上げの際、前橋本局は「平野部」、その他は「〇〇局」ではなく「〇〇方面」と呼称する形は踏襲している。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ JFNに加盟しない初の独立FM局だった横浜エフエム放送の開局はエフエム群馬開局の約1ヶ月半後。
  2. ^ a b 送出システムの関係上、FM局では本局が唯一のモノラル。
  3. ^ a b c エフエム群馬 非常勤取締役
  4. ^ 2021年4月から2022年3月までは、金曜16:00-18:55、2022年4月から2023年9月までは、金の12:00-14:55
  5. ^ 2015年3月までは、金曜13:00-17:55。2015年4月から2022年3月までは、祝日を除く月曜-水曜の12:00-14:55
  6. ^ 2019年3月までは火曜15時台、2019年4月-2022年3月は金曜12:00-12:50に放送
  7. ^ 2017年4月時点では水曜 15:30 - 15:55。その後、月曜 20:00 - 20:30に移した時期もあったが2022年4月から現在の時間帯に移して放送している。
  8. ^ 2017年4月時点では木曜に5分間放送されていたが、後に放送時間が延長されている、2023年9月までは月曜 15:30 - 15:45。
  9. ^ 2017年4月時点では火曜にも放送されていた。
  10. ^ 現在は『福山雅治 福のラジオ』(TOKYO FM制作)を基本的に同時ネットで放送している土曜14時台にも放送されることがあった。
  11. ^ 2017年4月開始。当初は月 15:45 - 15:55に放送されていた。
  12. ^ 当番組のみを同時ネットにしていた理由は不明であるが、スポンサーであるSUBARUのルーツである中島飛行機新田郡尾島町(現太田市)に創業した。
  13. ^ 前者は日曜3:30から放送していた『武井壮・サンボマスターのオレたちラジオ団』の実質後番組。後者は土曜9:00から枠移動。
  14. ^ このスポーツ中継の場合は当時間帯を挟む形での休止が多い。それでも『山下達郎のサンデー・ソングブック』に関しては日曜19時台に振替放送を行う。
  15. ^ 槇原敬之の HITACHI CLOSE TO YOU』『ENEOS Rock on the way』など。
  16. ^ 木村拓哉のWhat's UP SMAP!』は1996年10月 - 1997年3月の期間のみ。『Every Little ThingのDear My Sunday』は日曜15時枠時代のみの放送。長らくネットを続けていた松任谷由実の番組も『松任谷由実 Sweet Discovery』の期間中は未ネットとなった。
  17. ^ SUNDAY POWER OF JAPAN』『KDDI PRIME TIME RADIO』、2006年3月までの『au DOWNLOAD MUSIC CHART』は12:00 - 13:20の放送枠であったため。前者2番組は12:55 - 13:00がローカル差し替え可能枠であったことから12:54、後者は12:59に終了。
  18. ^ ジャパモン』がその例で、スポンサードネットの都合とも考えられるが、2012年10月から2013年12月までは未ネット。
  19. ^ DREAMS COME TRUE 中村正人の ENERGY for ALL』がその例。
  20. ^ 掲載紙は群馬県内の各紙と栃木県下野新聞、各全国紙日本経済新聞を含む)、ブロック紙東京新聞朝日新聞を除いて、掲載紙の全てが2015年4月1日付けより、朝日新聞は同年7月4日付けより局名表記を「FM GUNMA」に変更。それまでは掲載紙によって「エフエム群馬」「FM群馬」「FMぐんま」と、まちまちだった。
  21. ^ なお、同社以外の県域FM局で明確な報道担当セクションを設けているケースとしては、埼玉県のNACK5の例(部署名は「ニュースルーム」)がある。
  22. ^ 裏付けとして『JFNラジオショッピング』は差し替えられるほか、他局で放送されるようなショッピング番組は全く放送されていない。同じ関東にあるJFN系列ではTOKYO FMはかつて放送していたが、ラジオショッピング撤退後は全く放送されていない。

出典[編集]

  1. ^ a b c 株式会社エフエム群馬 会社案内”. エフエム群馬. 2020年12月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e 株式会社エフエム群馬 決算報告(令和2年3月期・第36期より)”. エフエム群馬. 2020年12月22日閲覧。
  3. ^ FM GUNMA 営業部 聴取エリア
  4. ^ a b 県内初のラジオ局きょう誕生|上毛新聞ニュース”. jomo-news.co.jp. 2020年12月22日閲覧。
  5. ^ エフエム群馬 新社屋が完成 前橋|上毛新聞ニュース”. jomo-news.co.jp. 2022年7月17日閲覧。
  6. ^ a b プレスリリース(2021/3/22)「エフエム群馬新社屋からの本放送開始予定日のお知らせ」
  7. ^ “エフエム群馬が本社移転、しののめ信金敷地内に”. 日本経済新聞. (2019年12月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53514530Y9A211C1L60000/ 2021年1月31日閲覧。 
  8. ^ https://twitter.com/yamamotoryu/status/1207179922927583233”. Twitter. 2022年3月16日閲覧。
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外部リンク[編集]