上毛新聞

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上毛新聞
Jomoshimbun-111.jpg
上毛新聞社

事業者 上毛新聞社
本社 前橋市
代表者 渡辺 幸男(代表取締役社長
創刊 1887年11月1日
言語 日本語
価格 1部 120円(税込)
月極 3,035円(税込)
発行数 30万7,968部
(2013年4月現在)
ウェブサイト http://jomo-news.co.jp/
株式会社 上毛新聞社
Jomo Shimbun, Inc.
本社所在地 日本の旗 日本
〒371-8666
群馬県前橋市古市町1-50-21
事業内容 日刊新聞発行、書籍出版、各種イベント
設立 1878年1月3日
業種 情報・通信業
資本金 3,648万円
売上高 84億1,700万円
(2013年3月期)
従業員数 383人(2013年4月現在)
主要子会社 株式会社上毛新聞ティーアールサービス
上毛新聞アドシステム株式会社
群馬連合新聞折込株式会社
外部リンク http://jomo-news.co.jp/
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上毛新聞(じょうもうしんぶん)は、上毛新聞社が編集・発行する群馬県の県域地方新聞。1887年(明治20年)創刊。

概要[編集]

朝刊のみの発行で、発行部数(日本ABC協会調べ)は約31万部[1]。県内普及率は4割を超え、読売新聞朝日新聞を抑えて最も購読されている。関東の地方紙としては、栃木県下野新聞とともに、全国紙を上回るシェアを持つ数少ない新聞である。

全国でも珍しく、政治・社会・地域ニュースなどを掲載する本紙と、スポーツ・芸能・放送番組表の第2セクション「上毛スポーツ」の2セクション1セットで発行している。

推理作家の横山秀夫は、同社の社会部記者を務めていた。代表作のひとつ『クライマーズ・ハイ』は、横山が記者時代に遭遇した日航機墜落事故取材の体験をまとめ上げたもの。小説のなかで出てくる「北関東新聞」は上毛新聞をモデルとしつつも、作品中に同紙がライバル紙として書かれている。また、本作の重要なコンポーネントとなる「大久保連赤」とは、大久保清連続殺人事件と連合赤軍事件のことであり、これは全国的に知られた群馬の有名な事件のことである。大久保事件当時、横山の上司であった高橋康三(その後、同社元社長)は、全国紙に先んじて大久保本人への取材をしていたことから、事件及び大久保のことを詳細に解説できる記者として全国メディアにも登場した。

毎年元日には、同紙社長と群馬県知事との新春鼎談が掲載されている。2005年の元日にはNHK総合テレビジョン連続テレビ小説ファイト」が群馬県高崎市が舞台であるということで、ヒロイン・木戸優を演じた本仮屋ユイカが、2010年にはNHK大河ドラマ天地人」の原作者で、上毛新聞、信濃毎日新聞新潟日報の3紙に小説「真田三代」を連載した作家の火坂雅志がそれぞれゲストとして参加した。

2011年6月10日、渡辺幸男社長就任

2013年4月1日、松井秀喜長嶋茂雄への国民栄誉賞の授与をスクープした。

歴史[編集]

  • 1887年11月1日 - 『上毛新聞』創刊(群馬日報、上野新報を合併)。
  • 1893年3月19日 - 『上毛新聞』を『関東日報』と改題するが、9月には『上毛新聞』に戻す。
  • 1895年3月3日 - 主筆・山崎林太郎を日清戦争に特派する。
  • 1904年 - 日露戦争に特派員(田村理太郎)を送る。
  • 1923年 - 東京、埼玉、栃木に支局増設。紙面を6ページにする。
  • 1924年11月13日 - 『新埼玉新聞』創刊。
  • 1926年2月13日 - 夕刊を廃す。同時に紙面を6ページから8ページにする。
  • 1928年4月1日 - 足利支局開設。
  • 1929年4月29日 - 草野心平が営業部員に。12月から編集局員。
  • 1930年9月1日 - 新潟県六日町に支局開設。新潟版始まる。
  • 1931年 - 埼玉版始まる(1月15日)。名古屋支局(7月)と長岡支局(9月1日)、開設。
  • 1932年3月2日 - 第一次上海事変の重大化で特派員を送る。
  • 1937年3月13日 - 東京版を設ける。
  • 1939年4月1日 - 株式会社上毛新聞社に。
  • 1940年10月1日 - 戦時報道統制により、上州新報、群馬新聞などを合併。県一紙の『上毛新聞』となる。
  • 1949年12月1日 - 夕刊発行。
  • 1952年11月 - 写真電送受信機導入。
  • 1953年 - 上毛新聞労働組合が発足。以降労働争議が続く。
  • 1961年5月 - 朝夕刊一本化。
  • 1964年4月19日 - 新社屋移転。
  • 1967年1月1日 - 新年号にグラビアカラー印刷(外注)。カラー元年となる。
  • 1970年 - 日本で初めて活字を使わない最新鋭のフィルム版を使用した紙面を採用した(9月30日)。初のカラー印刷(11月25日)。
  • 1971年4月16日 - 群馬テレビ開局、キャスターを派遣。ニュース提供。
  • 1972年2月 - あさま山荘事件をカラー写真で報道。事件をカラー写真で報道するのは全国初。
  • 1975年2月 - 伊勢崎支局開設、館林支局開設(4月)。
  • 1981年6月 - 安中支局完成。
  • 1983年8月 - 中之条支局完成。
  • 1985年4月1日 - 館林支局完成、藤岡支局完成(8月)。
  • 1989年11月1日 - コンピューターによる電子編集システム(CTS)稼働。
  • 1990年6月 - 社員の米国研修開始。
  • 1994年8月 - 館林支局新社屋完成。館林市およびその近隣地区の地域情報日刊紙『シャトル』を創刊(9月1日)。
  • 1995年5月 - はるな支局開設。
  • 1996年6月 - 大間々町(現:みどり市)に「わたらせ支局」開設。本社新社屋完成、高崎支社新社屋完成(7月)。
  • 1997年1月 - 太田支社が完成。
  • 1998年9月2日 - ポケットベル情報サービス開始。群馬のポータル「雷神ドットコム」スタート。
  • 2001年9月8日] - 佐鳥達雄会長のファミリー企業への融資に対して保証していたとして、特別背任容疑で強制捜査、佐鳥会長と鈴木豊美社長が逮捕される。
  • 2009年11月1日 - 伊勢崎市三和町に「上毛新聞印刷センター」稼動。
  • 2011年10月11日 - 下野新聞社と緊急時の新聞発行に関する相互支援協定を締結。

本社[編集]

群馬県前橋市古市町一丁目50番21号

支社・支局[編集]

総局:太田市

支社:高崎市東京大阪

支局:前橋市沼田市渋川市中之条町藤岡市富岡市安中市桐生市伊勢崎市館林市みどり市大泉町片品村

紙面構成[編集]

本編のフロント面や社会面は原則として地元ネタを掲載。全国記事は共同通信からの配信を受け、「国内政治」「国内社会」ほかで展開する。下野新聞など近隣の地方紙と記事を互いに載せ合うこともある。

本編の地域面[編集]

地域面の区分けは「県央」、「西北毛」、「東毛」の3つ。それぞれの地域を担当する支社・支局は以下の通り。

  • 県央:前橋支局、高崎支社、伊勢崎支局、あかぎ支局、はるな支局
  • 西北毛:沼田支局、渋川支局、藤岡支局、富岡支局、安中支局、中之条支局、尾瀬支局
  • 東毛:桐生支局、太田支局、館林支局、わたらせ支局、大泉支局

本編の最終面[編集]

全面広告のほか、「近県東京ナビ」などの特集を組むことも。

上毛スポーツ[編集]

本誌の二部紙にあたる。地元関係のスポーツニュースを含む運動面・芸能面・番組表(後述)で構成されている。

番組表[編集]

番組表は別刷り「上毛スポーツ」の最終面とその手前の2ページ・合計3ページ(休刊日は2日分を載せるので合計5ページ)で収録している。

午前11時台と午後0時台、午後6時台と7時台の中間(NHK衛星はBS1とBSプレミアムの中間)に広告が掲載されている。
  • 最終前1ページ目 
上段に在京キー局系BS、WOWOWプライム、スター・チャンネル1、BS11トゥエルビをそれぞれハーフサイズで掲載。
中段は左端にテレビ埼玉とちぎテレビをクォーターサイズ、NHK教育デジタルサブ編成を極小サイズ。更にその右に放送大学テレビをハーフサイズで掲載し、更に右側にかけて番組の解説記事を掲載。
下段はラジオ欄で、FM群馬はフルサイズ。以下1段目は放送大学ラジオ、TOKYO FMをハーフ、県内のコミュニティ放送6局(ラジオ高崎FM OZEFM TAROいせさきFMラジオななみラジオ桐生)とエフエムナックファイブをそれぞれクォーターサイズ。2段目は全てハーフサイズでJ-WAVENHK-FM放送NHKラジオ第1放送NHKラジオ第2放送TBSラジオ文化放送ニッポン放送ラジオ日本ラジオNIKKEIを収録している。なお隣県の茨城放送栃木放送エフエム栃木は未収録。
  • 最終前2ページ目
最終面掲載の放送局のうち、地上波各局の翌日1日分の番組表をフルサイズで収録している。

主催イベント[編集]

  • ぐんま県民マラソン:群馬県、前橋市、高崎市との共催
  • GUNMA ROCK FESTIVAL

主なOB[編集]

逸話[編集]

  • 老人が暴行死された事件について、本来は「殴られ重体の老人死ぬ」にすべきを誤って「-老人死ね」と誤植する事件を起こし、読者から抗議の投書・電話が殺到したといわれている。これは「VOW」(宝島社)でも取り上げられたほか、テレビの誤植を取り上げた番組でも紹介されている

脚注[編集]

  1. ^ 上毛新聞社広告局媒体資料
  2. ^ 過去には朝日新聞東京本社の夕刊、朝日新聞大阪本社の四国向け朝刊、佐賀新聞でも行われた。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]