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'''はえ座'''(はえざ、蝿座、蠅座、Musca)は[[天]]の[[星座]]の1つ。[[天の南極]]近く、日本部分の地域からは星座の一部さえも全く見ることができない。
'''はえ座'''(はえざ、Musca)は[[星座#国際文学連合による88星座|現代の88星座]]の1つ。[[16世紀]]末に考案された新しい[[星座]]で、[[ハエ]]がモチーフとされている{{R|boundary|Ridpath}}。[[天の南極]]近くに位置しており、日本国内では[[南東島]]以北の地域からは星座の一部さえも見ることができない。


== 主な天体 ==
== 主な天体 ==
小さい星座ながらα・βと2つの3等星があるほか、コールドウェルカタログに選ばれた2つの[[球状星団]]がある。

=== 恒星 ===
=== 恒星 ===
{{See also|はえ座の恒星の一覧}}
{{See also|はえ座の恒星の一覧}}
[[2022年]]4月現在、[[国際天文学連合]] (IAU) が認証した固有名を持つ恒星は1つもない{{R|iaucsn}}。
* [[はえ座アルファ星|α星]]:はえ座で最も明るい恒星。
* [[はえ座アルファ星|α星]]:[[見かけの等級|見かけの明るさ]]2.649等の3等星{{R|simbad_alpha}}で、[[ケフェウス座ベータ型変光星|ケフェウス座β型]]の[[脈動変光星]]{{R|GCVS_alpMus}}。はえ座で最も明るく見える恒星である。
* [[はえ座ベータ星|β星]]:見かけの明るさ3.06等の3等星{{R|simbad_beta}}。B型主系列星2つの[[連星|連星系]]である。


==== ====
=== 星団・星雲・銀河 ===
* [[NGC 4372]]:[[球状星団]]。{{仮リンク|パトリック・ムーア|en|Patrick Moore}}がアマチュア天文家の観測対象に相応しい星団・星雲・銀河を選んだ[[カルドウェルカタログ|コールドウェルカタログ]]の108番に選ばれている。
小さな星座で北半球からはほとんど見えないため、今まではあまり注目されることがなかったが、[[連星]]であるμ星に、[[1991年]]に[[新星]]爆発が起こり(1991年はえ座新星)、日本のX線観測衛星 「[[ぎんが (人工衛星)|ぎんが]]」 によってそのとき発生したX線が捉えられた。μ星のうち一方は[[ブラックホール]]である可能性がある。
* [[NGC 4833]]:球状星団。コールドウェルカタログの105番に選ばれている。
* Dark Doodad nebula:[[暗黒星雲]]。太陽系の最も近くにある星形成領域の1つ。doodad は英語で「あれ」「なんとか」のように、名前がよくわからないものを示す言葉である。


==由来と歴史==
=== その他 ===
* 1991年はえ座新星:[[1991年]]1月、[[旧ソ連]]のX線宇宙望遠鏡[[グラナート (宇宙望遠鏡)|グラナート]]と[[日本]]の[[X線観測衛星|X線天文衛星]]「[[ぎんが (人工衛星)|ぎんが]]」によって検出された{{仮リンク|X線突発天体|en|X-ray transient}}{{R|eso1991}}。
{{See also|ペーテル・ケイセル}}
{{-}}
[[File:BayerMusca.jpg|thumb|『[[ウラノメトリア]]』に描かれたみつばち座(右上。「APIS」と記されている)]]
{{Gallery
はえ座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。
|title=
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|File:NGC 4372 DSS.jpg|球状星団NGC 4372。
|File:A sky full of stars NGC 4833.jpg|球状星団NGC 4833。
|File:Dark Doodad Nebulae.jpg|Dark Doodad Nebulae。
}}
== 由来と歴史 ==
この星座の学名が現在の Musca と定まるまで200年以上にわたる紆余曲折があった。


[[ペーテル・ケイセル]]と[[フレデリック・デ・ハウトマン]]が残した観測記録を元に[[ペトルス・プランシウス]]が[[1597年]]に作した[[球儀]]に残したもが最初である。[[ヨハ・バイエル]][[1603年]]に発刊た[[ウラノメトリア]]でそれ引用したより世知られるようになった<ref name="ridpath" />
この星座の歴史は、[[オランダ]]の[[航海士]][[ペーテル・ケイセル]]と[[フレデリック・デ・ハウトマン]]が[[1595年]]から[[1597年]]にかけての[[東インド]]航海で残した観測記録を元に、[[フランドル]]生まれのオランダの[[天文学者]][[ペトルス・プランシウス]]が同じくオランダの天文学者{{仮リンク|ヨドクス・ホンディウス|en|Jodocus Hondius}}と協力して[[1598年]]に作した[[球儀]]に昆虫姿を描いたことに始ま{{R|Ridpath}}しかし、プラシウス星座とての名称をこの天球儀記さなかったため、のち混乱が生まれることとなった。


ホンディウスは[[1600年]]と[[1601年]]にも天球儀を製作しているが、これらにも昆虫の名称が記されなかった{{Sfn|Dekker|1987a|pp=213-214,222}}。これに対して、オランダの天文学者{{仮リンク|ウィレム・ブラウ|en|Willem Blaeu}}は、[[1602年]]に製作した天球儀に[[ラテン語]]でハエを意味する '''Musca''' と記し{{Sfn|Dekker|1987a|p=222}}、[[カメレオン座|カメレオン]]に襲われるハエの姿を描いた。また、1598年から1602年にかけて第二次観測を行ったデ・ハウトマンも、そのときの観測記録を元に[[1603年]]に製作した星表で、[[オランダ語]]で「ハエ」を意味する '''De Vlieghe''' と記していた{{Sfn|Dekker|1987a|p=222}}{{R|de_Houtman1603}}。ただしこの星表は、オランダ語のマレー語辞典の付録として掲載されたため、広く天文学者の間で知られることはなかった{{Sfn|Dekker|1987a|p=214}}。ブラウは、デ・ハウトマンの第二次航海の観測記録を元に修正を加えた天球儀を1603年に製作しており、こちらにも Musca と記している{{Sfn|Dekker|1987a|p=222}}。
[[1603年]]に刊行された[[ヨハン・バイエル]]の[[星図]]『[[ウラノメトリア]]』において、本星座は'''みつばち座'''(''APIS'')と記されている。『ウラノメトリア』に記載されている別の星座・'''インドのみつばち座'''(''PARADYSVOGEL APIS INDICA'')は本来、'''インドのとり座'''(''PARADYSVOGEL APUS INDICA'')であったと考えられており、現在は[[ふうちょう座]](''Apus'')となっているが両者の綴りが「''Apis''」「''Apus''」と酷似しており誤認の恐れがあると考えられたためか、[[17世紀]]から[[18世紀]]前半にかけて刊行された他の天文学者の星図において[[ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョーリ]]が「はち座、またははえ座」、[[エドモンド・ハレー|ハレー]]が「はえ座、またはみつばち座」と記すと言った具合に表記上の混乱が生じている。結局、18世紀に入って[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ|ラカーユ]]が「はえ座」(''Musca'')を採用したことを契機に名称を巡る混乱は収束した<ref name="Astronomy" />。


ところが、同年の1603年に[[ヨハン・バイエル]]が出版した[[星図]]『[[ウラノメトリア]]』では、ラテン語で「蜜蜂」を意味する '''APIS''' と記されてしまった。このバイエルの誤りについて、オランダの天文学者で天文学史家の{{仮リンク|エリー・デッカー|en|Elly Dekker}}は、『ウラノメトリア』とホンディウスの天球儀の類似性を指摘し、「バイエルがホンディウス製作の天球儀のいずれかからデータをコピーしたため、この昆虫をハエと認識できず「蜜蜂」としてしまった」と結論付けている{{Sfn|Dekker|1987a|p=214}}。
中国での伝統的な星座体系においては、本星座は中国では見えないので古代からの[[三垣]][[二十八宿]]には含まれておらず、後に追加された[[近南極星区]]の[[星官]]では、本星座に相当するものはバイエル星座での名称の直訳である「蜜蜂」の名称となっている。


プランシウスは、[[1612年]]に製作した天球儀でようやくこの昆虫に[[ギリシア語]]でハエを意味する Muia と命名した{{R|Ridpath}}。それと同時に、[[おひつじ座]]の横にあった星を使って昆虫の姿を描き、これに蜜蜂を意味する Apes と命名した{{R|Ridpath_borealis}}。こうしてプランシウスによって南天と北天に昆虫の星座が1つずつ存在することとなったが、このことがさらに混乱を深める結果となった。
==呼称と方言==

日本では、かつて和名の正式な表記が'''はい座'''だった{{Refnest|name="注1"|group=注|「はい」は[[ハエ]]を意味する[[東京方言]]である<ref name="hara" />。}}。この表記は長く使用されていたが、1990年11月刊行の[[理科年表]]第64冊で'''はえ座'''に改められ<ref name="rika" />、1994年刊行の『文部省 学術用語集・天文学編』増訂版でも正式に'''はえ座'''とされた。
1624年に[[ヤコブス・バルチウス]]が出版した『』では、南天の昆虫に '''Musca''' 、北天の昆虫には星表では蜜蜂を意味する Apes、星図ではスズメバチを意味する Vespa と名付けられた。17世紀後半の[[ポーランド]]の天文学者[[ヨハネス・ヘヴェリウス]]が編纂し、彼の死後[[1690年]]に出版された星図『Firmamentum Sobiescianum』では、南北のいずれの昆虫も '''Musca''' とされた{{R|Hevelius1690_285|Hevelius1690_286}}。また、18世紀初めの[[イギリス]]の天文学者[[ジョン・フラムスティード]]が編纂し、彼の死後1729年に出版された『[[天球図譜]]』でも同じく南北の昆虫がどちらも '''Musca''' とされている{{R|Flamsteed1729}}。18世紀中頃のフランスの天文学者[[ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ|ラカーユ]]は、自らが考案した南天の星座とともに Musca として記しているhttps://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/152781

このように、17世紀から18世紀にかけては南天の昆虫には Musca という名称が使われていた。しかし、ドイツの天文学者[[ヨハン・ボーデ]]が[[1801年]]に刊行した星図『ウラノグラフィア』で、北天の昆虫が Musca とされ、南天の昆虫はバイエルと同じく '''Apis''' とされたことにより、再び混乱が起きた。[[1822年]]にイギリスの教育者[[アレクサンダー・ジェイミソン]]が出版した星図『』{{efn2|いわゆる『ジェミーソン星図』。}}では、北天の昆虫に「北のハエ」を意味する Musca Borealis と記されていた{{Sfn|Jamieson|1822|p=PLATE XIII}}が、南天の昆虫には名前が記載されなかった{{Sfn|Jamieson|1822|p=PLATE XXVIII}}。また[[1835年]]にアメリカの教育者[[イライジャー・バリット]]が出版した星図『』{{efn2|いわゆる『バリット星図』。}}では、南天の昆虫はにラテン語で「インドのハエ」を意味する Musca Indica と記され、北天の昆虫のほうが Musca とされた。

この混乱に終止符を打ったのは、19世紀初めのイギリスの天文学者[[フランシス・ベイリー]]であった。ベイリーが編纂し、彼の死後の1845年に刊行された『』では、これまで100以上あった星座が87個に整理された。このとき北天の昆虫は駆除されて南天の昆虫のみが生き残り、その名称は Musca とされた。こうして、プランシウスが図案化して以来250年近く続いた星座名の混乱がようやく収拾された。

1922年5月云々。

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|File:Kentauren, 1602 - Skoklosters slott - 102438.tif|ウィレム・ブラウの天球儀(1602年)に描かれた Musca(はえ)。
|File:BayerMusca.jpg|ヨハン・バイエルの星図『[[ウラノメトリア]]』(1603年)に描かれた Apis(みつばち)。}}

=== 中国 ===
現在のはえ座の領域は中国の歴代王朝の版図からはほとんど見ることができなかったため、[[三垣]]や[[二十八宿]]には含まれなかった。この領域の星々が初めて記されたのは明朝末期の1631年から1635年にかけて[[イエズス会|イエズス会士]]アダム・シャールや徐光啓らにより編纂された天文書『[[崇禎暦書]]』で、はえ座の星々は「蜜蜂」という星官に配された。これは、バイエルの『ウラノメトリア』の Apis がそのまま訳されて使われたものと考えられている。

== 呼称と方言 ==
明治末期頃は、おひつじ座の隣に置かれた Musca Borealis と区別して、それぞれ「'''南蠅'''」「'''[[きたばえ座|北蠅]]'''」と呼ばれていたことが、1910年(明治43年)2月刊行の[[日本天文学会]]の会報『天文月報』第2巻11号に掲載された「星座名」という記事でうかがい知ることができる{{R|AH191002}}。IAUが88星座を定めた後の1925年(大正14年)に初版が刊行された『理科年表』では、学名は Musca、星座名は「'''蠅(はへ)'''」とされた{{R|Rika_1925}}。この後は、[[1944年]](昭和19年)に天文学用語が見直された際も変わらず「蠅(はへ)」が使われることとされ{{R|1944jutsugo}}、戦後も「蠅(はへ)」が引き続き使われていた{{R|Rika_1949}}。しかし、[[1952年]](昭和27年)7月に日本天文学会が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」{{R|gakujutsu1994}}とした際に、Musca の星座名は「'''はい'''{{efn2|「はい」は[[ハエ]]を意味する[[東京方言]]とされる{{R|Hara}}。}}」と改訂された{{R|AH195210}}。これ以降は40年近く見直されることなく「はい」という星座名が使われていたが、[[1990年]]11月刊行の[[理科年表]]第64冊でようやく「'''はえ'''」と改められ{{R|Rika_1991}}、[[1994年]]刊行の『文部省 学術用語集・天文学編』増訂版で正式に星座名が「'''はえ'''」と改訂された{{R|gakujutsu1994_2}}。以降は改訂されることなく「はえ」が正式な星座名として使われている。

現代の中国では'''{{Lang-zh-hant-short|蒼蠅座}}'''{{R|Osaki1987_2}}({{Lang-zh-hans-short|苍蝇座}})と呼ばれている。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
<references group="注" />


=== 出典 ===
=== 出典 ===
{{Reflist|refs=
{{Reflist|30em|refs=

<ref name="Astronomy">{{Cite web
<ref name="boundary">{{Cite web
|url=http://www.pa.msu.edu/people/horvatin/Astronomy_Facts/obsolete_pages/apis.htm
| title=The Constellations
|author= Shane Horvatin
| publisher=[[国際天文学連合]]
|title=Obsolete Constellations: Apis
| url=https://www.iau.org/public/constellations/#mus
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| access-date=2023-01-29}}</ref>
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|和書
<ref name="Ridpath">{{Cite web
|author=原恵
| last=Ridpath | first=Ian | authorlink=イアン・リドパス
|title=星座の文化史
| title=Musca
|series=玉川選書
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|publisher=玉川大学出版部
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|date=1982-07

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| last=Mamajek | first=Eric E.
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|url = http://www.ianridpath.com/startales/musca.htm
| url=http://www.pas.rochester.edu/~emamajek/WGSN/IAU-CSN.txt
|title = Star Tales - Musca
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| date=2022-04-04
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|first = Ian

|work = Star Tales
<ref name="simbad_alpha">{{Cite simbad
|accessdate = 2013-05-12}}</ref>
| title=alp Mus
<ref name="rika">{{Cite
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<ref name="GCVS_alpMus">{{cite journal
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| url=https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ63d65d7f2887c6&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=30639}}</ref>
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| last=de Houtman | first=Frederick
| title=Spraeck ende woord-boeck inde Maleysche ende Madagaskarsche talen, met vele Arabische ende Turcsche woorden ... : Noch zijn hier byghevoecht de declinatien van vele vaste sterren, staende omtrent den Zuyd-pool ...
| publisher=Jan Evertsz. Cloppenburch | publication-place=Amstelredam, | year=1603 | oclc=68675342 | language=nl | page=241
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| title=天文術語集
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<ref name="gakujutsu1994_2">{{cite book | 和書
| title=文部省学術用語集天文学編(増訂版)
| publisher=日本学術振興会 | edition=第1刷 | date=1994-11-15 | pages=305-306 | isbn=4-8181-9404-2}}</ref>

<ref name="Osaki1987_2">{{cite book | 和書
| author=大崎正次 | authorlink=大崎正次
| title=中国の星座の歴史 | chapter=辛亥革命以後の星座 | pages=115-118
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| url=https://catalog.lindahall.org/permalink/01LINDAHALL_INST/19lda7s/alma994261623405961}}


{{Commonscat|Musca (constellation)}}
{{Commonscat|Musca (constellation)}}

2023年2月4日 (土) 03:31時点における版

はえ座
Musca
Musca
属格 Muscae
略符 Mus
発音 英語発音: [ˈmʌskə]、属格:/ˈmʌsiː/
象徴 ハエ
概略位置:赤経  11h 19m 25.7s -  13h 51m 07.5s[1]
概略位置:赤緯 −64.64° - −75.68°[1]
広さ 138平方度[2]77位
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
13
3.0等より明るい恒星数 1
最輝星 α Mus(2.649
メシエ天体 0
隣接する星座 ふうちょう座
りゅうこつ座
ケンタウルス座
カメレオン座
コンパス座
みなみじゅうじ座
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はえ座(はえざ、Musca)は現代の88星座の1つ。16世紀末に考案された新しい星座で、ハエがモチーフとされている[1][3]天の南極の近くに位置しており、日本国内では南大東島以北の地域からは星座の一部さえも見ることができない。

主な天体

小さい星座ながらα・βと2つの3等星があるほか、コールドウェルカタログに選ばれた2つの球状星団がある。

恒星

2022年4月現在、国際天文学連合 (IAU) が認証した固有名を持つ恒星は1つもない[4]

星団・星雲・銀河

  • NGC 4372球状星団パトリック・ムーアがアマチュア天文家の観測対象に相応しい星団・星雲・銀河を選んだコールドウェルカタログの108番に選ばれている。
  • NGC 4833:球状星団。コールドウェルカタログの105番に選ばれている。
  • Dark Doodad nebula:暗黒星雲。太陽系の最も近くにある星形成領域の1つ。doodad は英語で「あれ」「なんとか」のように、名前がよくわからないものを示す言葉である。

その他

由来と歴史

この星座の学名が現在の Musca と定まるまで200年以上にわたる紆余曲折があった。

この星座の歴史は、オランダ航海士ペーテル・ケイセルフレデリック・デ・ハウトマン1595年から1597年にかけての東インド航海で残した観測記録を元に、フランドル生まれのオランダの天文学者ペトルス・プランシウスが同じくオランダの天文学者ヨドクス・ホンディウス英語版と協力して1598年に製作した天球儀に昆虫の姿を描いたことに始まる[3]。しかし、プランシウスが星座としての名称をこの天球儀に記さなかったため、のちに混乱が生まれることとなった。

ホンディウスは1600年1601年にも天球儀を製作しているが、これらにも昆虫の名称が記されなかった[9]。これに対して、オランダの天文学者ウィレム・ブラウ英語版は、1602年に製作した天球儀にラテン語でハエを意味する Musca と記し[10]カメレオンに襲われるハエの姿を描いた。また、1598年から1602年にかけて第二次観測を行ったデ・ハウトマンも、そのときの観測記録を元に1603年に製作した星表で、オランダ語で「ハエ」を意味する De Vlieghe と記していた[10][11]。ただしこの星表は、オランダ語のマレー語辞典の付録として掲載されたため、広く天文学者の間で知られることはなかった[12]。ブラウは、デ・ハウトマンの第二次航海の観測記録を元に修正を加えた天球儀を1603年に製作しており、こちらにも Musca と記している[10]

ところが、同年の1603年にヨハン・バイエルが出版した星図ウラノメトリア』では、ラテン語で「蜜蜂」を意味する APIS と記されてしまった。このバイエルの誤りについて、オランダの天文学者で天文学史家のエリー・デッカー英語版は、『ウラノメトリア』とホンディウスの天球儀の類似性を指摘し、「バイエルがホンディウス製作の天球儀のいずれかからデータをコピーしたため、この昆虫をハエと認識できず「蜜蜂」としてしまった」と結論付けている[12]

プランシウスは、1612年に製作した天球儀でようやくこの昆虫にギリシア語でハエを意味する Muia と命名した[3]。それと同時に、おひつじ座の横にあった星を使って昆虫の姿を描き、これに蜜蜂を意味する Apes と命名した[13]。こうしてプランシウスによって南天と北天に昆虫の星座が1つずつ存在することとなったが、このことがさらに混乱を深める結果となった。

1624年にヤコブス・バルチウスが出版した『』では、南天の昆虫に Musca 、北天の昆虫には星表では蜜蜂を意味する Apes、星図ではスズメバチを意味する Vespa と名付けられた。17世紀後半のポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが編纂し、彼の死後1690年に出版された星図『Firmamentum Sobiescianum』では、南北のいずれの昆虫も Musca とされた[14][15]。また、18世紀初めのイギリスの天文学者ジョン・フラムスティードが編纂し、彼の死後1729年に出版された『天球図譜』でも同じく南北の昆虫がどちらも Musca とされている[16]。18世紀中頃のフランスの天文学者ラカーユは、自らが考案した南天の星座とともに Musca として記しているhttps://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/152781

このように、17世紀から18世紀にかけては南天の昆虫には Musca という名称が使われていた。しかし、ドイツの天文学者ヨハン・ボーデ1801年に刊行した星図『ウラノグラフィア』で、北天の昆虫が Musca とされ、南天の昆虫はバイエルと同じく Apis とされたことにより、再び混乱が起きた。1822年にイギリスの教育者アレクサンダー・ジェイミソンが出版した星図『』[注 1]では、北天の昆虫に「北のハエ」を意味する Musca Borealis と記されていた[17]が、南天の昆虫には名前が記載されなかった[18]。また1835年にアメリカの教育者イライジャー・バリットが出版した星図『』[注 2]では、南天の昆虫はにラテン語で「インドのハエ」を意味する Musca Indica と記され、北天の昆虫のほうが Musca とされた。

この混乱に終止符を打ったのは、19世紀初めのイギリスの天文学者フランシス・ベイリーであった。ベイリーが編纂し、彼の死後の1845年に刊行された『』では、これまで100以上あった星座が87個に整理された。このとき北天の昆虫は駆除されて南天の昆虫のみが生き残り、その名称は Musca とされた。こうして、プランシウスが図案化して以来250年近く続いた星座名の混乱がようやく収拾された。

1922年5月云々。

中国

現在のはえ座の領域は中国の歴代王朝の版図からはほとんど見ることができなかったため、三垣二十八宿には含まれなかった。この領域の星々が初めて記されたのは明朝末期の1631年から1635年にかけてイエズス会士アダム・シャールや徐光啓らにより編纂された天文書『崇禎暦書』で、はえ座の星々は「蜜蜂」という星官に配された。これは、バイエルの『ウラノメトリア』の Apis がそのまま訳されて使われたものと考えられている。

呼称と方言

明治末期頃は、おひつじ座の隣に置かれた Musca Borealis と区別して、それぞれ「南蠅」「北蠅」と呼ばれていたことが、1910年(明治43年)2月刊行の日本天文学会の会報『天文月報』第2巻11号に掲載された「星座名」という記事でうかがい知ることができる[19]。IAUが88星座を定めた後の1925年(大正14年)に初版が刊行された『理科年表』では、学名は Musca、星座名は「蠅(はへ)」とされた[20]。この後は、1944年(昭和19年)に天文学用語が見直された際も変わらず「蠅(はへ)」が使われることとされ[21]、戦後も「蠅(はへ)」が引き続き使われていた[22]。しかし、1952年(昭和27年)7月に日本天文学会が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」[23]とした際に、Musca の星座名は「はい[注 3]」と改訂された[25]。これ以降は40年近く見直されることなく「はい」という星座名が使われていたが、1990年11月刊行の理科年表第64冊でようやく「はえ」と改められ[26]1994年刊行の『文部省 学術用語集・天文学編』増訂版で正式に星座名が「はえ」と改訂された[27]。以降は改訂されることなく「はえ」が正式な星座名として使われている。

現代の中国では: 蒼蠅座[28]: 苍蝇座)と呼ばれている。

脚注

注釈

  1. ^ いわゆる『ジェミーソン星図』。
  2. ^ いわゆる『バリット星図』。
  3. ^ 「はい」はハエを意味する東京方言とされる[24]

出典

  1. ^ a b c The Constellations”. 国際天文学連合. 2023年1月29日閲覧。
  2. ^ 星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c Ridpath, Ian. “Musca”. Star Tales. 2023年1月29日閲覧。
  4. ^ Mamajek, Eric E. (2022年4月4日). “IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN)”. 国際天文学連合. 2023年1月28日閲覧。
  5. ^ "alp Mus". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年1月29日閲覧
  6. ^ Samus’, N. N.; Kazarovets, E. V.; Durlevich, O. V.; Kireeva, N. N.; Pastukhova, E. N. (2017). “General catalogue of variable stars: Version GCVS 5.1”. Astronomy Reports (Pleiades Publishing Ltd) 61 (1): 80–88. Bibcode2017ARep...61...80S. doi:10.1134/s1063772917010085. ISSN 1063-7729. https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ63d65d7f2887c6&-out.add=.&-source=B/gcvs/gcvs_cat&recno=30639. 
  7. ^ "bet Mus". SIMBAD. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2023年2月3日閲覧
  8. ^ Nova Muscae 1991”. www.eso.org. 2023年1月29日閲覧。
  9. ^ Dekker 1987a, pp. 213–214, 222.
  10. ^ a b c Dekker 1987a, p. 222.
  11. ^ de Houtman, Frederick (1603) (オランダ語). Spraeck ende woord-boeck inde Maleysche ende Madagaskarsche talen, met vele Arabische ende Turcsche woorden ... : Noch zijn hier byghevoecht de declinatien van vele vaste sterren, staende omtrent den Zuyd-pool .... Amstelredam,: Jan Evertsz. Cloppenburch. p. 241. OCLC 68675342. https://objects.library.uu.nl/reader/index.php?obj=1874-205055&lan=en#page//94/39/69/94396929590098531808397229639570978844.jpg/mode/1up 
  12. ^ a b Dekker 1987a, p. 214.
  13. ^ Ridpath, Ian. “Musca Borealis”. Star Tales. 2023年1月29日閲覧。
  14. ^ Hevelius, Johannes (1690). “Catalogi Fixarum”. Prodromus Astronomiae. Gedani: typis J.-Z. Stollii. p. 285. OCLC 23633465. https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/133876 
  15. ^ Hevelius, Johannes (1690). “Catalogi Fixarum”. Prodromus Astronomiae. Gedani: typis J.-Z. Stollii. p. 286. OCLC 23633465. https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/133877 
  16. ^ Flamsteed, John; Crosthwait, Joseph; Flamsteed, Margaret; Hodgson, James; Sharp, Abraham; Gibson, Thomas; Vertue, George; Catenaro, Juan Bautista et al. (1729). Atlas coelestis. London. pp. 123-127. OCLC 8418211. https://archive.org/details/atlascoelestis00flam/page/n123/mode/2up 
  17. ^ Jamieson 1822, p. PLATE XIII.
  18. ^ Jamieson 1822, p. PLATE XXVIII.
  19. ^ 星座名」『天文月報』第2巻第11号、1910年2月、11頁、ISSN 0374-2466 
  20. ^ 東京天文台 編『理科年表 第1冊丸善、1925年、61-64頁https://dl.ndl.go.jp/pid/977669/1/39 
  21. ^ 学術研究会議 編「星座名」『天文術語集』1944年1月、10頁。doi:10.11501/1124236https://dl.ndl.go.jp/pid/1124236/1/9 
  22. ^ 東京天文台 編『理科年表 第22冊丸善、1949年、天 34頁頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1124234/1/61 
  23. ^ 『文部省学術用語集天文学編(増訂版)』(第1刷)日本学術振興会、1994年11月15日、316頁。ISBN 4-8181-9404-2 
  24. ^ 原恵『星座の文化史』玉川大学出版部〈玉川選書〉、1982年7月、115頁。ISBN 978-4472154720 
  25. ^ 星座名」『天文月報』第45巻第10号、1952年10月、158頁、ISSN 0374-2466 
  26. ^ 国立天文台 編『理科年表〈第64冊(平成3年)〉』丸善、1990年11月。ISBN 978-4621035375 
  27. ^ 『文部省学術用語集天文学編(増訂版)』(第1刷)日本学術振興会、1994年11月15日、305-306頁。ISBN 4-8181-9404-2 
  28. ^ 大崎正次「辛亥革命以後の星座」『中国の星座の歴史』雄山閣出版、1987年5月5日、115-118頁。ISBN 4-639-00647-0 

参考文献