日本大学第二中学校・高等学校
日本大学第二中学校・高等学校 | |
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北緯35度42分37.1秒 東経139度37分42.6秒 / 北緯35.710306度 東経139.628500度座標: 北緯35度42分37.1秒 東経139度37分42.6秒 / 北緯35.710306度 東経139.628500度 | |
過去の名称 |
日本大学第二中学校 日本大学第二商業学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人日本大学第二学園 |
併合学校 | 敷島女子中学校・高等学校 |
校訓 |
信頼敬愛 自主協同 熱誠努力 |
設立年月日 | 1926年10月31日 |
創立者 | 山野井亀五郎 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C113311500068 中学校) D113311500100 (高等学校) | (
高校コード | 13681G |
所在地 | 〒167-0032 |
東京都杉並区天沼一丁目45番33号 | |
外部リンク | 日本大学第二中学校・高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
日本大学第二中学校・高等学校(にほんだいがくだいにちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都杉並区天沼一丁目にある男女共学の私立中学校・高等学校。中高一貫制。設置者は「学校法人 日本大学第二学園」。
略称は「日大二中・日大二高」、「日大二」(部活動で用いる略称)、「日大二校」(中学校・高等学校を合わせた略称)、「日二」(在校生・卒業生が用いる略称)。
概要
[編集]日本大学特別付属校として運営されており、「学校法人 日本大学第二学園」が「学校法人日本大学」と契約し日本大学系列校になっている。
日本大学系列校の中では進学校として位置づけられ、年度にもよるが3割から4割が内部進学で日本大学へ進学している[1]。
伝統的に自由な校風を持ち、体育大会・文化祭など生徒が中心となって行う。
学生服は1996年(中学校)から1997年(高等学校)の共学化に伴い、男女共に茶色ベースのブレザーを採用している(夏服・冬服で異なる)。男女別学時代の学生服は、男子部は黒の詰襟、女子部はグレーのブレザーを採用した。
あだち充の代表作『タッチ』で、主人公の上杉達也や浅倉南らが在籍する『明青学園』のモデルとして知られる(作中で描かれている学生服も当校の物を参考にしている)。
校舎は杉並区天沼の閑静な住宅街に所在し、校内の銀杏並木(画像参照)は杉並区の保護樹林に指定されている。
教育理念は「信頼敬愛」「自主共同」「熱誠努力」。
主な校舎・施設
[編集]以下は公式サイト[2]による。
校舎
[編集]中学、高校、芸術、理科の4つの校舎を有する。
グラウンド
[編集]学校敷地内に人工芝グラウンドがある。
他に日大二高立川グラウンド(東京都立川市柏町4-29-9)を持つ[3]。硬式野球部がそこで活動している[4]。
沿革
[編集]日本大学『日本大学百年史』第2巻 p.345 - 349、第3巻 p.586 - 589の一部による。
- 1926年 - 校舎建築開始。
- 1927年 - 旧制・日本大学第二中学校開校。
- 1928年 - 旧制・日本大学第二商業学校(夜間4年制の甲種実業学校)開校。銀杏並木を植樹。
- 1932年 - 日大二商に昼間5年制の第一本科(甲種実業学校)を開設。従来の夜間部は第二本科に改称。 戦前の日大組織内では、二中と二商は「第二普通部」としてまとめられていた。
- 1944年 - 戦時統制により商業学校の募集を停止、日本大学第二工業学校に転換(翌年商業学校に復帰)。
- 1946年 - 日大から経営部門を分離する形で、財団法人日本第二学園が設立。日大二中は日本第二中学校、日大二商は日本第二商業学校に改称。
- 1947年 - 学制改革により新制・日本第二中学校が開校。
- 1948年 - 学制改革により新制・日本大学第二高等学校が開校。旧制・日大二商第二本科は新制高校の夜間4年制として継続。新制中学校も日本大学第二中学校に改称。
- 1949年 - 近隣にあった敷島女子中・高を吸収合併し、中高の女子部に改組。学園歌発表。校訓三則、色別学年章制定。
- 1950年 - 私立学校法に基づき学校法人日本第二学園に改組。
- 1953年 - 木造2階建て女子部校舎完成(現在の武道館の場所)。
- 1955年 - 体育祭で二高音頭が始まる。現在も高3の最後の締めくくりとして行われている。
- 1956年 - 西館鉄筋校舎完成。陸上競技部高校総体全国優勝。
- 1959年 - 野球部甲子園春夏連続出場。また、秋の国体初優勝。
- 1961年 - 本館男子部鉄筋校舎完成。
- 1963年 - 新制高校夜間4年制閉校。立川グラウンド造成。主に、野球部、ラグビー部が利用。
- 1964年 - 女子部鉄筋校舎完成。庭園を造成。荻窪の都電が廃止になり、線路の敷石が銀杏並木の並木道に移設された。この敷石は、2007年現在も南門側に現存している。
- 1966年 - 水泳プール(25m×9コース)、図書館棟(食堂1階、図書室2階、視聴覚室3階)、講堂兼体育館・地下体育館完成。
- 1969年 - 長野県志賀高原寮完成。
- 1973年 - 第一中・高、第三中・高と共に、「特別付属校」としての地位を確立する。
- 1976年 - 芸術校舎完成。
- 1982年 - 硬式野球部、夏の甲子園大会に出場(4年ぶり4回目)。
- 1983年 - 中学校舎完成。
- 1985年 - 理科校舎完成。1Fが生物、2Fが物理、3Fが化学、それぞれの実験室となっている。
- 1986年 - 武道館完成。 1Fが剣道場・トレーニングルーム、2Fが柔道場となっている。
- 1996年 - 中学部共学化に伴い、中学女子募集再開。創立70周年。
- 1997年 - 本館・新校舎完成。高校一斉に共学化。
- 2000年 - 卒業生総数35,753名。法人名を学校法人日本大学第二学園に変更。
- 2001年 - 21世紀初めの同窓生の集い21年ぶりに二高で開催。卒業生総数36,266名に。
- 2006年 - 創立80周年。
- 2007年 - 夏休みを利用して中校舎、体育館、図書館棟などを耐震補強工事、グリーンロード建設。その間、周辺の小学校などの協力を得て部活動などを行った。
- 2008年 - 立川グランドに、新棟完成。主に、硬式野球部・ラグビー部使用
- 2009年 - 硬式野球部は夏の西東京大会決勝で兄弟校・日大三高と対戦、準優勝となり27年ぶりの甲子園出場を逃す。
- 2014年 - 校庭が人工芝化される。
- 2015年 - 新中学校舎と新図書館が完成。
- 2016年 - 創立90周年。
年間行事
[編集]- 4月 - 入学式・始業式・日大標準学力試験(高校部)
- 5月 - 教育実習・中間試験
- 6月 - 中3修学旅行・高校体育大会
- 7月 - 期末試験・終業式・中1林間学校・中2勉強合宿
- 9月 - 始業式・基礎学力到達度テスト
- 10月 - 高2修学旅行・中学体育大会・中間試験・創立記念日
- 11月 - 文化祭・中学部校外学習日
- 12月 - 期末試験・終業式
- 1月 - 始業式・全校実力試験・高校推薦入試
- 2月 - 入学試験・マラソン大会・中学弁論大会
- 3月 - 学年末試験・卒業式・修了式
部活動一覧
[編集]部活動は以下に示す文化系・運動系から成る。
近年[いつ?]では演劇部が海外招待公演を行った[要出典]。またチアダンス部が全国大会で好成績を残している[要出典]。
文化部系
- 囲碁将棋部
- 英語部
- 演劇部
- 化学部
- 家庭部
- 華道部
- 茶道部
- 社会部
- 写真部
- 書道部
- 吹奏楽部
- 生物部
- 釣り部
- 美術部
- フォークソング部(高校生のみ)
- 物理パソコン部
- 文芸部
- 放送部
- 漫画イラスト研究部
- 美術部
運動部系
同好会をつくる会
[編集]同好会をつくる会は部活動の前身組織である。
学校長の承認を経て組織され、活動4年で部活動への昇格資格を得る。部費が支給されないなど部活動とは区別される。
現在、2団体が同好会をつくる会として活動している。
文化部系
[編集]- 合唱同好会をつくる会(2007年~)
運動部系
[編集]- ダンス同好会(来年度[いつ?]から部活に昇進)
主な出身者
[編集]政治
[編集]経済・学術
[編集]- 大平貴之(プラネタリウム設計者)…物理部所属、2005年に本校で自身のプラネタリウムを披露。
- 大村政男(心理学者、日本大学名誉教授)
- 高山忠利(肝臓外科医、日本大学医学部教授)
- 次原悦子(サニーサイドアップ社長)
- 三宅俊彦(鉄道研究家)
行政
[編集]芸術
[編集]- 荒俣宏(小説家、博物学者)
- ねじめ正一(詩人、小説家)
- 桐山襲(小説家)
- 亀倉雄策(グラフィックデザイナー)
- 沢渡朔(写真家)
- ホンマタカシ(写真家)
- 萩原英雄(画家)
- 板井れんたろう(漫画家)
- 中園ミホ(脚本家)
- 深田晃司(映画監督)
- 川崎春彦(画家)
- 岡村浩太(小説家)
- 市原宏祐(音楽家)
スポーツ
[編集]- 柴田勝治(元日本オリンピック委員会(JOC)委員長)
- 妻島芳郎(元プロ野球選手、毎日大映オリオンズ)
- 金博昭(元プロ野球選手、中日ドラゴンズ)
- 井上善夫(元プロ野球選手、西鉄ライオンズ、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ)
- 五十嵐信一(元プロ野球選手、日本ハムファイターズ)
- 相馬勝也(元プロ野球選手、西武ライオンズ)
- 渡辺英昭(元プロ野球選手、千葉ロッテマリーンズ)
- 川尻哲郎(元プロ野球選手、阪神タイガース、大阪近鉄バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、元群馬ダイヤモンドペガサス監督)
- 川口泰直(元プロ野球選手、読売ジャイアンツ)
- 原正俊(元プロ野球選手、帝京高校から転校、読売ジャイアンツ)
- 池田豪(元プロ野球選手、アメリカ独立リーグ)
- 龍啓之助(元ラグビー選手、整形外科医師)
- 太田哲也(カーレーサー)
- 村田達哉(元プロサッカー選手・DF)
- キローラン裕人(元プロサッカー選手・東京ヴェルディDF)
- 瀬川祐輔(プロサッカー選手・湘南ベルマーレMF)
- 飯島健二郎(元プロトライアスリート、元トライアスロン日本代表監督)
- 樫木祥子(自転車ロードレース選手)
芸能
[編集]- 若林正恭(お笑いタレント、オードリー)
- 春日俊彰(お笑いタレント、オードリー)
- 青樹泉(元宝塚歌劇団月組男役)
- 松坂慶子(女優)
- 木内みどり(女優)中退
- 伊藤蘭(女優、元キャンディーズ)
- 吉田真希子(タレント、女優、料理研究家)
- 姿美千子(元女優)中退
- 田中千代(元女優)
- 大坂志郎(俳優)中退
- 篠田三郎(俳優)中退
- 中田博久(俳優)
- 塩沢兼人(声優)
- 水島裕(声優、タレント)
- 近石真介(声優、初代「フグ田マスオ」)
- 三波伸介(コメディアン)
- 赤羽健一 (お笑い芸人、サルゴリラ)
- 小森まなみ(声優、歌手、作家)
- 関清香(ファッションモデル)
- 菅原進(歌手、ビリーバンバン)
- 牧村泉三郎(俳優)
- 坂本英三(ミュージシャン)
- 安藤玉恵(女優)
- 立川志の彦(落語家)
- おのののか (タレント、レースクイーン)
- 樋渡結依(アイドル、元AKB48)
マスコミ・放送
[編集]- 越智正典(元日本テレビアナウンサー)
- 畠山智之(NHKアナウンサー)
- 山崎正(元テレビ朝日アナウンサー)
- 秋葉隆史(テレビディレクター)
- 用稲千春(フリーアナウンサー、プロ野球選手二岡智宏夫人)
- 有田直矢(株式会社サーチナ代表取締役社長)
- 吉村真理子(フリーアナウンサー)
- 北嶋興(フリーアナウンサー)
- 河角直樹(テレビプロデューサー、東海テレビ所属)
交通
[編集]- JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」下車徒歩15分、JR中央線「阿佐ケ谷駅」下車徒歩15分
- 関東バス日大線:練馬駅 - 中村橋駅 - 鷺ノ宮駅 - 荻窪駅間(荻06・07系統)「日大二高前」下車すぐ
脚注
[編集]- ^ “進路状況 | 日本大学第二中学校・高等学校”. www.nichidai2.ac.jp. 2023年7月21日閲覧。
- ^ “校舎・施設 | 日本大学第二中学校・高等学校”. www.nichidai2.ac.jp. 2023年7月21日閲覧。
- ^ “立川グラウンド道順案内”. 2023年7月21日閲覧。
- ^ “硬式野球部 | 日本大学第二中学校・高等学校”. www.nichidai2.ac.jp. 2023年7月21日閲覧。
参考文献
[編集]- 日本大学 『日本大学百年史』