宮崎県立延岡工業高等学校

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宮崎県立延岡工業高等学校
宮崎県立延岡工業高等学校
地図北緯32度33分39.21秒 東経131度41分11.55秒 / 北緯32.5608917度 東経131.6865417度 / 32.5608917; 131.6865417座標: 北緯32度33分39.21秒 東経131度41分11.55秒 / 北緯32.5608917度 東経131.6865417度 / 32.5608917; 131.6865417
過去の名称 宮崎県立延岡工業学校
宮崎県立延岡恒富高等学校工業課程
宮崎県立向洋高等学校工業科
国公私立の別 公立学校
設置者 宮崎県の旗宮崎県
校訓 立志・勉励・創造
設立年月日 1944年(昭和19年)
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 機械科
電気電子科
情報技術科
土木科
環境化学システム科
生活工学科 現在は生活文化科に改名
学期 3学期制
学校コード D145220360293 ウィキデータを編集
高校コード 45104F
所在地 882-0863
宮崎県延岡市緑ヶ丘一丁目8番1号
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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宮崎県立延岡工業高等学校(みやざきけんりつ のべおかこうぎょうこうとうがっこう)は、宮崎県延岡市緑ヶ丘一丁目に所在する公立工業高等学校。通称は「延工」(のべこう)。

概要[編集]

歴史
1944年昭和19年)創立の実業学校「宮崎県立延岡工業学校」を前身とする。1948年(昭和23年)の学制改革により「宮崎県立延岡恒富高等学校」の工業課程となる。1950年(昭和25年)に商業課程とともに「宮崎県立延岡向洋高等学校」として分離・独立。1958年(昭和33年)には商業科が宮崎県立延岡商業高等学校として分離・独立。その後1965年(昭和40年)「宮崎県立延岡工業高等学校」となった。2014年(平成26年)に創立70周年を迎えた。宮崎県内の県立高校の中では最大の敷地面積を有する。資格取得に熱心な高校であり、ジュニアマイスターを常に目指している。
設置課程・学科
全日制課程 6学科
  • 機械科 - 機械を利用した物造りについて学ぶ
  • 電気電子科 - 電力・電子通信関連を学ぶ
  • 情報技術科 - コンピュータの構造やプログラミング技術を学ぶ
  • 土木科 - 人々が裕福で安全な生活をするための社会基盤づくりを学ぶ
  • 環境化学システム科 - 物質の成り立ちと環境について学ぶ
  • 生活文化科 - 住居を柱に社会全般に関する知識と技術を学ぶ
校訓
「立志・勉励・創造」 - 創立50周年を記念して1994年平成6年)に制定。
  • 立志 - 常に高い志(目標)を立て実現を目指す。
  • 勉励 - 志の(目標)達成のために絶えず刻苦勉励する。
  • 創造 - 自らを創造性豊かな人格に完成させる。
校章
1950年(昭和25年)の延岡向洋高等学校時代に制定。校名の「向」の文字を篆書体にしたものと松葉の絵を組み合わせたものを4つ重ね、中央に「高」の文字を置く。十字型となっている。
校歌
作詞は渡辺修三、作曲は岡本敏明による。歌詞は4番まであり、各番に旧校名の「向洋」が登場する。
同窓会
旧校名にちなみ「向洋会」と称している。

沿革[編集]

  • 1944年(昭和19年)4月 - 教育ニ関スル戦時非常措置方策により、宮崎県立延岡商業学校に「宮崎県立延岡工業学校」(旧制実業学校)が併設される。
  • 1946年(昭和21年)4月 - 修業年限が5年となる(ただし4年修了時点で卒業することもできた)。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施、新制中学校発足)が行われる。
    • 工業学校としての募集を停止。
    • 新制中学校を併設し(以下・併設中学校)、工業学校1・2年修了者を新制中学校2・3年生として収容。
    • 併設中学校は経過措置としてあくまで暫定的に設置されたため、新たに生徒募集は行われず、在校生が2・3年生のみの中学校であった。
    • 3年修了者はそのまま工業学校に在席し4年生となった。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により延岡市内の県立旧制中等教育学校4校が統合され、新制高等学校2校が発足。
    • 県立旧制中等教育学校4校 - 延岡中学校・延岡高等女学校・延岡商業学校・延岡工業学校
    • 新制高等学校2校
      • 宮崎県立延岡恒富高等学校」 - 旧制中学校生徒の半数・高等女学校生徒の半数(男女共学)・工業学校生徒全員を収容
        • 工業学校4年修了者を新制高校2年生、併設中学校卒業者(3年修了者)を新制高校1年生として収容。
      • 「宮崎県立延岡岡冨高等学校」- 旧制中学校生徒の半数・高等女学校生徒の半数(男女共学)・商業学校生徒全員を収容。
  • 1949年(昭和24年)
    • 3月31日 - 併設中学校が廃止される。
    • 4月1日 - 公立高等学校の再編・統合により、上記高等学校2校が統合され「宮崎県立延岡恒富高等学校」となる。
      • 通常制普通課程(全日制普通科)・工業課程・商業課程・定時制・通信教育部を有する総合制の高等学校となる。
  • 1950年(昭和25年)4月1日 - 公立高校再編により、商業課程とともに宮崎県立延岡恒富高等学校から分離し、「宮崎県立延岡向洋高等学校」として独立。
    • 実業高等学校となる。工業に関する学科6学科(機械・機械工作・電気・電子・工業化学・化学工学)を設置。
  • 1958年(昭和33年)4月1日 - 商業課程が宮崎県立延岡商業高等学校として分離・独立。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 -「宮崎県立延岡工業高等学校」(現校名)に改称。
  • 1995年(平成7年)4月1日 - 情報技術科を新設。機械科と機械工作科を統合。
  • 1996年(平成8年)4月1日 - 化学工業科と生活工学科を新設。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 電気科・電子科を電気電子科に改編。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 化学工業科を環境化学システム科に改編。
  • 2008年(平成20年) - 耐震強度工事のため3号館が改築される。
  • 2017年(平成29年)4月1日 - 生活工学科を生活文化科に改編。

学校行事[編集]

3学期制

1学期
  • 4月 - 入学式、新入生オリエンテーション、PTA総会、参観授業、歓迎遠足
  • 5月 - 中間テスト、生徒総会、高校総体
  • 7月 - 期末テスト、インターンシップ、クラスマッチ、1年生大会、中学生体験入学
  • 8月 - 進学就職課外、全国高校総体
2学期
  • 9月 - 体育大会、就職試験開始
  • 10月 - 中間テスト、参観授業、芸術観賞教室、企業視察
  • 11月 - 文化祭、部活動新人戦、インターンシップ
  • 12月 - 期末テスト、クラスマッチ
3学期
  • 1月 - 部活動対抗駅伝大会、修学旅行、課題研究発表会、学年末テスト
  • 2月 - 学年末テスト
  • 3月 - 卒業式、クラスマッチ

部活動[編集]

運動部
文化部
工業技術部・家庭部
  • 機械部
  • 電気電子部
  • 情報技術部
  • 土木部
  • 環境化学部
  • 家庭クラブ
  • エコ電カー
同好会

売店[編集]

昼食になると売店はジュース、弁当を購入しに駆け込む生徒でいっぱいになる。売店のメニューは多い。ジュース類だけでも10種類はそろっている。弁当類は売店係が朝、注文を購入したい生徒たちからとり、昼に売店に購入しにいく。弁当類の中にはパン類も含まれる。値段は弁当は500円前後、パン類は120円前後、ジュース類はすべて110円。カロリーメイトも100円で購入出来る。以前まではプリンも購入出来たが現在はメニューには無い。テスト期間になると売店は閉店になる。なお、生徒たちのマナーが悪くなると一時期使用禁止となる。

著名な出身者[編集]

交通[編集]

最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
最寄りの幹線道路

その他[編集]

周辺[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]