札幌日本大学中学校・高等学校
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札幌日本大学中学校・高等学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人札幌日本大学学園 |
校訓 |
創造 敬愛 剛健(高校) 真心 叡知 自立(中学) |
設立年月日 | 1987年4月 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合無) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科(42学級) |
学期 | 2学期制 |
高校コード | 01554H |
所在地 | 〒061-1103 |
北海道北広島市虹ヶ丘5丁目7-1 | |
外部リンク | 公式サイト |
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札幌日本大学中学校・高等学校(さっぽろにほんだいがくちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、北海道北広島市虹ヶ丘5丁目7-1にある私立中学校・高等学校。北海道北広島市では唯一の私立中学校・高等学校である。
概要[編集]
生徒数は1325人、教職員数は98人、事務職員数は10人である[1]。
2つの校舎に分かれて学習しており、旧校舎側では高校から入学した高入生が、新校舎では中学から入学した中高一貫生がそれぞれ高校を卒業するまで学習する。
旧校舎側と新校舎側で学習しているそれぞれの生徒は部活や学校祭など以外では会うことはなく、修学旅行や体育は別々に行われる。
スクールバスを導入している。また、近くに上野幌駅がある。男子寮と女子寮もあるため、札幌市内やその周辺の石狩地方だけでなく、道内各地から入学者がいる。
令和2年度からICT教育を実施している。対象学年生徒全員にタブレット端末を貸与。
高校校舎内には学生食堂および購買がある。
男子寮,女子寮があり遠距離から越境してきている生徒も多い。
目標[編集]
「札幌日本大学高等学校は、知・心・体のバランスのとれた全人教育を基本に、 めざす大学への進学をかなえる学力を育むことはもちろん、 豊かさと国際的な視野を備えた人間形成に力を注いでいます。それを実現しているのは、「自主創造」「文武両道」「グローバル」という 3つの柱に基づく、すべてに充実した学校生活です。 生徒一人ひとりの可能性を大切に伸ばす、他では体験できない3年間。 その先には、どこまでも輝く未来が待っています。」と謳われている。
教育方針[編集]
建学の精神を踏まえ、文武両道をめざし、知育・徳育・体育の調和のとれた社会に貢献し得る有為な人材の育成につとめる。
- 学習到達指導による、一人ひとりの個性を大切にする教科指導
- スパイラル学習システムによる学習定着指導
- 学びたい学問を基本とした進路指導
- 学習指導・進路指導・生活指導の横断的指導
- 国際交流を通じた国際化教育指導
沿革[編集]
- 1987年(昭和62年) - 札幌日本大学高等学校が開校。
- 1992年(平成4年) - 男子バスケットボール部が全国高等学校総合体育大会に初出場。
- 2002年(平成14年) - 硬式野球部が、第74回選抜高等学校野球大会に初出場。三重県代表津田学園高校に2-8で敗れ一回戦敗退。
- 2003年(平成15年) - 札幌日本大学中学校が開校。
- 2008年(平成20年) - 全国高等学校総合体育大会・剣道女子個人で道内初の優勝。
- 2012年(平成24年) - スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に認定。
- 2015年(平成27年) - スーパーグローバルハイスクール(SGH)に認定。
- 2018年(平成30年) - キャリア教育や国際人材の育成を目的に、JTBと包括連携協定。
- 2019年(平成31年) - スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業終了。
- 2020年(令和2年) - SSH科学技術人材育成重点枠に認定[2]。
校訓[編集]
- (高校)創造 敬愛 剛健
- (中学)真心 叡知 自立
学習とコース(高校)[編集]
受験時に3種類ある学習コースの中から1コースを選択する。 また、進級時や入学後などに他コースへ移行することができる。(移行テストあり) クラスおよび階層でコースを分離している。
- プレミアSコース(PSコース)
2017年度より新設された、東京大学や京都大学、国公立医学部医学科を目標大学にしたコースである。一部は中高一貫コースのカリキュラムを導入している。部活動の制限は特に無いが、非常に高度なレベルでの両立を求められることになる。SSH,SGL,MLP等の課題探究授業を選択出来る。
現在は2,3階7~8組に配属されている。
月曜日〜木曜日は7時間授業。金曜日のみ6時間授業。および隔週土曜授業。
- 特別進学コース(特進コース)
主に北海道教育大学、小樽商科大学などの道内国公立大学、MARCH、日東駒専などの道外私立大学にも内部推薦、指定校推薦で進学する者も多い。 ホームルームについては特進コース、PSコースは区別せず、同HRに2コースが在籍することになる。部活動の制限は特に無い。 SSH,SGL,MLP等の課題探究授業を選択出来る。
現在は2,3階5~8組に配属されている。
月曜日、水曜日が7時間授業。火曜日、木曜日、金曜日は6時間授業。および隔週土曜授業。
- 総合進学α(アルファ)クラス(総進コース)
総合進学コース(後述)内で、成績優秀者を集めている。1つのホームルーム扱いである。 あくまで総進の一部であり、独立したコースでは無い。学校内外の学業成績のみでα昇格、または降格が決まる。 時制や授業は基本的に一般の総合進学コースの生徒と同じである。
SSH,SGL,MLP等の課題探究授業を選択することは出来ない。
現在は1,2階4組に配属されている。
- 総合進学(一般)コース(総進コース)
学年の半分近くが日本大学へ内部推薦を使って進学をし、道内私立大学に進学する者も多い。野球、サッカー、バスケなど部活生が多くこれに所属する。 総合進学コースのホームルームは、総進の生徒のみで構成されている。
SSH,SGL,MLP等の課題探究授業を選択することは出来ない。
現在は1,2階1~3組に配属されている。
7時間は授業は原則行わない。(フォローアップ補習実施の際は、対象者のみ特例で行う場合がある)および隔週土曜授業。
学習とコース(中学)[編集]
2017年度より中学の入学試験時点から、東京大学、京都大学、医学部を目指すスーパーアクティブコース(SAコース)と北海道大学や難関私立大学を目指すアクティブコース(Aコース)にコース展開をしている。
- 週2日は7時限授業。また土曜日も月2回程度4時間授業。
- スパイラル学習システムは全学年に導入され、主要5教科に習得度テストがある(年6回程度)。
- 中学入学試験では、4教科入学試験(A~C方式)と総合学力試験(入学試験A・B)のいずれかを選択できる。
令和2年度よりICT教育を導入。
学習とコース(一貫)[編集]
高校からの募集は行っていない。定期テストや外部模擬試験によって、コース分をしている。高入生とは別の進路指導体制を行なっている。また、一貫生はSGH、SSH、MLPの所属が求められる。(特進コース、プレミアSコースは希望者のみ可能、総合進学コースは所属不可)
- Sクラス
東京大、京都大、一橋大、東京工業大やその他旧帝大、医学部医学科にも合格者を出し、早慶などの難関私大にも一定数の合格者を出している。
- Aクラス
道内外の国公立大学、早慶、MARCHなどの道外難関私立大学、日本大学に進学する生徒が多い。理系と文系のクラス分けがある。
授業内容[編集]
スパイラル学習制度を導入し、年に複数回の習得度テスト及び中間・期末試験を行なっている。
プレミアS、特進クラス、中高一貫コースは7時間授業を導入している。 また土曜日は2週間に1回程度4時間授業である。
プレミアS(PS)コース[編集]
一貫コースのカリキュラムが一部導入されている。 数学と英語のみ特進と別のコース独自の授業で、その他教科(理科・地歴公など)は、基本的に特進コースと同じ授業を受けることになる。 また、火曜日、木曜日にPS講習というPSコースのみの授業があり、講習科目は学年、文理によって異なる。
高入ではあるが、一貫コースのカリキュラムが導入されているため、年度によるところがあるが、授業進度はかなり早い。特に数学は1年生の内に数IAIIBのおよそ全てを履修し、1年で一貫コースの進度にほぼ追いつくことになる。
特別進学(特進)コース[編集]
一般的な進学校と同等の進度で授業展開される。英語や数学においては習得度別にコース内でクラス分けがされている。SSH等の課題探究授業選択者と非選択者では一部教科のカリキュラムが若干異なる。
数学や英語を除き、ホームルームやその他教科は基本的にPSコースと合同で授業がなされる。
総合進学(総進)コース[編集]
授業において、PS特進と関わることはない。 ほとんどの科目で、総合進学独自の授業がなされている。(保健体育,家庭科など一部は例外) 進度は、あまり早くない。部活動を優先して取り組むコースである。
中高一貫(一貫)コース[編集]
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コース移行[編集]
前記の通り、高校に於いては、進級時若しくは入学後に他コースへの移行を希望する場合は、移行テストを受験しなければならない場合がある。 移行テストの内容は、時期ごとに違う。 上位コースへの移行の条件/テストは厳しく、容易ではない。
移行の種類/可否[編集]
- 総合進学(一般)→総合進学(αクラス)
同一コースであるため、自ら希望して移行することは出来ない。移行テストなどは実施していない。年度途中での移行は不可。進級時のクラス編成で、αクラスのホームルーム(現在は4組)に配属されることが、つまりαクラスへ移行したということである。 またαクラスから総進一般へは、成績不良であるときに進級時のクラス編成で降格される。
- 総合進学→特進
年度途中での移行は不可。事実上1年生から2年生に進級するときに1回のみ移行可能。学校内成績および模試成績で移行が決まる。αクラスであるかどうかは問われない。
- 総進→PS
移行は事実上不可能。総進コースの生徒は、原則PS移行テストを受験することは出来ない。
- 特進→PS
1年生年度途中に原則3回移行テストが行われる。 学校内および模試の成績と移行テストで移行が決まる。非常に条件が厳しく、移行は容易ではない。
- PS特進→下位コース
進級時に下位コースへの移行を希望する場合は、容易に移行することが出来る。テスト等は必要としない。
- 高校コース⇔一貫コース
いかなる場合でも、互いに移行は不可。
主な行事[編集]
高校生[編集]
毎年5月中旬に行う遠足は各学年により違うが、サッポロさとらんどやルスツリゾートなどに行く。
毎年7月初旬に2日間にわたる学校祭「桜虹祭」が行われ、一貫の高校生も旧校舎に移動参加する。
毎年10月上旬に行われるスポーツフェスティバルはいわゆる球技大会で、例年サッカーやソフトボールなどが行われる。学校祭同様、一貫の高校生も旧校舎に移動参加する。
毎年11月中旬に修学旅行がある。(一貫生は除く)場所は広島・東京などである。
中学生[編集]
5月:遠足、7月:桜虹祭、9月:スポーツフェスティバル、10月:見学旅行(中1)と修学旅行(中3)、11月:皿回し大会(中1)、1月:百人一首大会、2月:オーストラリア修学旅行(一貫高1)。
年間行事予定[編集]
4月行事予定[編集]
入学式・始業式 オリエンテーション 対面式 春期講習開始 宿泊研修(1年) 保護者対象進学説明会 習得度テスト 基礎学力到達度テスト
5月行事予定[編集]
保護者対象進学説明会 地区壮行会 生徒総会 保護者会総会 三者懇談会 遠足 進路ガイダンス 全国模試 習得度テスト 日大模擬授業 高体連(地区大会)
6月行事予定[編集]
開校記念日 高体連(全道大会) 進路講演会 進路LHR 前期中間考査 全国模試 日大模擬授業
7月行事予定[編集]
全国模試 桜虹祭 夏期講習 進路ガイダンス 日大模擬授業
8月行事予定[編集]
全国模試 習得度テスト
9月行事予定[編集]
前期期末考査 進路講演会 進路ガイダンス 秋期講習Ⅰ期開始 生徒会役員選挙 基礎学力到達度テスト 前期終業式
10月行事予定[編集]
スポーツフェスティバル 後期始業式 三者懇談会 進路ガイダンス 全国模試 帰国生入学試験(海外入試)
11月行事予定[編集]
後期中間考査(1・2年) 全国模試 秋期講習Ⅱ期開始
12月行事予定[編集]
修学旅行(2年) 学年末考査(3年) 冬期講習
1月行事予定[編集]
冬期講習 全国模試 習得度テスト 私大対策講習 国公立大対策講習 推薦入学試験
2月行事予定[編集]
芸術鑑賞 一般入学試験 全国模試
3月行事予定[編集]
進路ガイダンス・卒業式 学年末考査 新入生準備登校 短期語学研修 終業式
部活動[編集]
存在する部活動は35で、全国出場歴がある部活動は1となっている。
- 両校男子バスケットボール部は、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に7回・国民体育大会(国体)に46回・全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に3回出場。
- その他には、両校女子バスケットボール部・両校野球部・両校卓球部・両校硬式テニス部・両校バドミントン部・高校スキー部・高校柔道部・高校剣道部・高校サッカー部・高校陸上部・高校水泳部・中学校ダンス同好会・両校科学部・高校演劇部・高校書道部・高校写真部・高校茶道部・高校美術部・高校英会話部・高校合唱部・高校囲碁将棋部・高校JRC部・高校弁論部・中学校ロボット部・中学校ボランティア部・中学校非公式臨時ボランティア部・中学校囲碁将棋同好会・中学校芸術同好会・中学校写真同好会・中学校英会話同好会・高校図書局・高校吹奏楽局・高校新聞局・高校放送局がある。
著名な卒業生[編集]
- 渡瀬雄太(スキージャンプ選手)
- 金子祐介(スキージャンプ選手)
- 渡瀬あゆみ(スキージャンプ選手)
- 笠間法考(スキージャンプ選手、上川町議会議員)
- 重松健太郎(スキージャンプ選手)
- 岩佐勇研(スキージャンプ選手)
- 佐藤幸椰(スキージャンプ選手)
- 大井栞(スキージャンプ選手)
- 佐々木慶子(プロゴルファー)
- 黒滝将人(元プロ野球選手)
- 水野滉也(元プロ野球選手)
- 片岡奨人(プロ野球選手)
- 大渕幹大(元プロバスケットボール選手)
- 高橋耕陽(プロバスケットボール選手)
交通[編集]
- 最寄の駅のJR千歳線上野幌駅より徒歩10分である。
- 上野幌駅は普通列車しか停車せず、本数は上下線共に毎時2本程度である。
- スクールバスを運行している(大谷地・清田経由福住駅行き、上野幌・平岡循環、上野幌・大谷地行き)
脚注・出典[編集]
- ^ “北海道私立中学高等学校協会(私学ナビ)”. 2020年9月1日閲覧。
- ^ 「JTB、札幌日大中高と包括連携」『日経産業新聞』2018年7月18日(就活・大学面)2018年7月21日閲覧
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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