ソニック・ザ・ヘッジホッグ

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ソニック・ザ・ヘッジホッグ
The 87th Annual Macy's Thanksgiving Day Parade (11117182656).jpg
シリーズ ソニックシリーズ
初登場 ラッドモビール
作者 中裕司
大島直人
安原弘和
日本語声優 金丸淳一(メイン)
古川登志夫
草尾毅
山口勝平
関智一
戸田恵子
菊池正美
英語声優 ライアン・ドラモンド英語版(メイン)
ジェイソン・グリフィス英語版 (メイン)
ロジャー・クレイグ・スミス
Jaleel White韓国語版
サムエル・ビンセント
マーティン・バーク英語版
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ソニック・ザ・ヘッジホッグ(: Sonic the Hedgehog)は、セガグループセガゲームスセガ・インタラクティブ)のビデオゲームに登場するキャラクター、およびマスコットキャラクターの一人である。名前の前に「セガ - (SEGA - )」を付けた名称でも呼称される。スピンオフ作品である漫画アニメーションにも登場している。

概要[編集]

中裕司(左)、大島直人(中央)、安原弘和(右)
ソニックシリーズのロゴ
ロンドンマラソン(2011年)の着ぐるみ

姿は、青いハリネズミ(英語でヘッジホッグ)を擬人化したもので、生みの親はキャラクターデザイナーの大島直人、ゲームデザイナーの安原弘和、プログラマーの中裕司である[1]。特技は音速より速く走れることで[2]、この能力は彼の登場するゲーム上では重要な部分を占め、[3]また、彼そのものを指す大きな特徴でもある。

任天堂の象徴的キャラクターであるマリオに対抗しうるセガのマスコットキャラクターとして生み出された[4]。以降、ソニックはマリオらのように世界で最も知られたビデオゲーム・キャラクターの一人となり、彼の名前を冠したゲームは2011年4月までに全世界で7000万本以上を売り上げている[5]

2005年にはマリオやリンクと共に、メトレオンの「ウォーク・オブ・ゲーム」に最初に選ばれたゲームキャラクターの一人となった。2008年にはイギリス売り上げNo.1の新聞「デイリー・テレグラフ」による最も好きなゲームキャラクターのアンケート調査で堂々の第一位に選ばれた[6]。さらに、ソニック・ヘッジホッグというタンパク質とこれをコーディングする遺伝子の名前にもなっている。

ソニックシリーズ初代作品であるMD版(海外ではジェネシス)のソニック・ザ・ヘッジホッグは海外では1991年6月23日、日本では同年7月26日に発売されている。

1998年5月31日には、日本の第1号の立体商標として登録されている[7]

2007年に長年ライバルとされてきた任天堂のマリオと初めて競演し、それ以降、たびたび彼との競演する機会が増えている。

2013年3月23日に公開されたディズニー映画「シュガーラッシュ」には、敵役であるエッグマンと共にカメオ出演している。

セガグループ再編に伴い、2015年4月1日付で知的財産権はセガ(後のセガゲームス)からセガホールディングスへ移動した。

2016年5月5日には、アメリカニューヨーク州ロチェスターにある国立ストロング博物館が発表するビデオゲームの殿堂『World Video Game Hall of Fame』に選出され、殿堂入りを果たした[8]

歴史[編集]

ソニックの誕生[編集]

1990年4月、セガは100万本以上の販売が見込めるゲームと、セガのマスコットとなるキャラクターを要求した[9]。第8研から複数の案が提出され、その中にはアルマジロイヌオオカミパジャマを着た肥満のセオドア・ルーズベルト(Dr.エッグマンの元となった)、オズワルド風のウサギなどがあった[10]

いくつもの候補の中からマスコットとして選ばれたのは、当初「ミスター・ニードルマウス」(ニードルは、マウスはネズミの意で2つの語を組み合わせた和製英語)のコードネームで呼ばれていた[4]大島直人によるトゲだらけのハリネズミだった。そして、音速の意であるソニック、ハリネズミの意であるヘッジホッグから「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」にキャラクターの名称を正式決定する。

ゲーム製作の開始[編集]

15人のグループがメガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を作り始め、自分達をソニックチームと名乗るようになった。

ゲームのサウンドトラックはDREAMS COME TRUE中村正人が作曲した(メガドライブ版のソニック1作目、2作目のBGMを担当)。セガはDREAMS COME TRUEの「WONDER 3」ツアーのスポンサーとなって、ツアーバスにソニックを描いたり、ゲームの広告が載ったパンフレットを配布したり、ゲーム発売以前にゲームの場面をステージで上映して広報に努めた[11]

ソニックのデザインと設定[編集]

ソニックの正確な年齢、体重、身長、その他の設定は、ソニック1以降、SEGA内にキャラクター部を制作され、キャラクターマニュアルをキャラクター部と大島直人で制作した。その姿は背が低く、体は丸く、針が短かった(クラッシック・ソニック)その中で、ソニック1では針の表現がヒレのような表現だったが、マニュアル制作にあたり、牧野卓が立体モデルを作成し、その後その立体物を基本として針の表現を決定した。

変化は1998年のソニックアドベンチャーから始まり、上川祐司の再デザインによって背が高く、足も長く、体の丸みは減り、針は長くて寝かせぎみに、虹彩は緑色になった。それ以降のゲームでも微妙な変更が加えられている。漫画やアニメといったスピンオフ作品はこういったビデオゲーム版デザインに更にバリエーションを加えているが、公式デザイン(モデルシート)の基準によってある程度の制限を受けている[1]

ソニックの靴はマイケル・ジャクソンが『バッド』のプロモーションビデオで履いていた靴を元にデザイン。カラーはサンタクロースをイメージして赤となった。

ソニックのコバルトブルーのカラーリングはセガおよびソニックチームのロゴに合わせたものである。身体の色がコバルトブルーになった原因にまつわる物語はDisney Adventures、Garfield Magazineなどの子供向け雑誌に、ゲームの販促漫画として掲載された。のちにこの漫画を翻案した作品が、イギリスで出版されたMike Pattendenによるキャラクター本「Stay Sonic」に収録された[12]。この物語によればソニックが初めて超音速で走ったときの衝撃波が彼の体を青く染め、針を流線型にさせたと説明されており、これ以降、Egmont Fleetway社の「Sonic the Comic」などイギリスで出版された漫画の多くがこの説を踏襲している。

誕生日はシリーズ第1作目『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の、世界で初めて発売された北米版の発売日である「6月23日」に設定されている。

登場作品[編集]

ゲーム[編集]

ソニックのデビューは1991年2月にアーケードゲームとして発売された『ラッドモビール(ゲイルレーサー)』であり、プレイヤーの操縦する車のコックピットに吊されたアクセサリーとしてゲスト出演した。その後メガドライブ版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1991年)で正式登場、敵役のDr.エッグマンもここで登場している。相棒のテイルスとソニックをモデルにしたロボットのメカソニックは続編の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(1992年)で登場し、ソニックのスーパーソニック形態とスピンダッシュもここで導入された。『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』(1993年)ではガールフレンドを自称するエミー・ローズと、メカソニックと同じくソニックをモデルにしたロボットのメタルソニックが登場し、ソニックは世界の良き未来のために時間を旅する。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』(1994年)と『ソニック&ナックルズ』(1994年)ではソニックとテイルスが再びDr.エッグマンと戦い、また本作で登場したナックルズ・ザ・エキドゥナはDr.エッグマンに騙されてソニックと敵対する。1995年12月にセガサターンで発売されたアクションゲーム、『Bug!バグ! ジャンプして、ふんづけちゃって、ぺっちゃんこ)』でもソニックがゲスト出演しており、プレイヤーが操作する主人公のバグが、ボーナスレベルでゴールを目指して、ソニックと対戦する。

他にソニックが登場する2Dゲームには『ソニック&テイルス』(1993年)、『ソニック&テイルス2』(1994年)、『Gソニック』(1996年)、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ ポケットアドベンチャー』(1999年)がある。2001年からソニックの2Dゲームは任天堂の携帯ゲーム機へ供給されるようになり、『ソニックアドバンス』(2001年)、『ソニックアドバンス2』(2002年)、『ソニックアドバンス3』(2004年)、『ソニック ラッシュ』(2005年)、『ソニック ラッシュ アドベンチャー』(2007年)が出ている。

ソニックの3Dゲームは『ソニックアドベンチャー』(1998年)が最初で、第1作を開発したソニックチームが担当している。ソニックが休暇から帰ってきたところ、ステーション・スクエアの町がカオスという強力な敵によって攻撃されており、彼らを操っているのはDr.エッグマンの名前で知られるロボトニック博士だった。本作ではソニックにホーミングアタックが導入され、またアイテムによってさらなる能力を得られる。3Dアドベンチャー場面ではフィールド上を自由に探索して、キャラクターと話したり物体と関わることができる。今回初めて常に喋るようになったソニックに加え、テイルス、ナックルズ、エミー、ガンマ、ビッグ、スーパーソニックを操作できる。『ソニックアドベンチャー2』(2001年、第1作から数えて10周年目)では新たな敵のシャドウ・ザ・ヘッジホッグと間違えられたソニックが軍に捕らえられ、逃げ出すことになる。今作で初めてDr.エッグマン、シャドウ、ルージュといった敵役を操作できるようになった。またソープシューズを使ったグラインディングがアクション要素に加わり、これはチームプレイを導入した次の作品『ソニックヒーローズ』(2004年)にも受け継がれた。15周年作品である『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(2006年)では未来から来た強力な存在、シルバー・ザ・ヘッジホッグが登場する。Wii用ゲーム『ソニックと秘密のリング』(2007年)は3Dゲームでは初めて、メインモードでソニック一人だけが操作可能になった。20周年作品である『ソニック ジェネレーションズ』(2011年)では、メガドライブ版のデザインのソニックとソニックアドベンチャー以降のデザインのソニックが共演する。

過去のゲームを収録したオムニバス版として、『ソニックジャム』(1997年)、『ソニック メガコレクション』(2002年)、『ソニック ジェムズ コレクション』(2005年)が出ている。日本未発売だが、『SONIC Classic Collection』(DS)も出ている。

以上で述べた2D・3Dプラットフォームゲーム以外のジャンルでもソニックは数多くのゲームで活躍してきた。まず最初はピンボールゲームの『ソニック・スピンボール』(1993年)で、第1作・第2作にあったピンボール要素をふくらませたものである。『ソニックピンボールパーティー』(2003年)では『ナイツ』など他のソニックチームのキャラクターと共演している。それから2.5Dとも言えるクォータービューのゲーム、『ソニックラビリンス』(1995年)と『ソニック3D フリッキーアイランド』(1996年)がある。レースゲームでは『ソニック ドリフト』(1994年)、『ソニック ドリフト2』(1995年)、『ソニックR』(1997年)、『ソニックライダーズ』(2006年)、『ソニックライバルズ』(日本未発売)(2006年)、『ソニックライダーズ シューティングスターストーリー』(2008年)が出ている。格闘ゲームとしては『ソニック・ザ・ファイターズ』(1996年)、『ソニックバトル』(2003年)がある。

ソニック以外の脇役たちがメインで活躍するゲームとして、『ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン』(1993年)、『テイルスのスカイパトロール』(1995年)、『テイルスアドベンチャー』(1995年)、『カオティクス』(1995年)、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』(2005年)が存在する。これらの作品ではソニックが脇役として出演している。

それ以外にもソニックがゲスト出演するゲームとしては『アイルトン・セナ スーパーモナコGPII』(1992年)、『F1』(1993年/日本未発売)、『ヘブンリーシンフォニー』(1994年)、『新創世記ラグナセンティ』(1994年)、『クリスマスナイツ』(1996年)、『ジャイアントエッグ 〜ビリー・ハッチャーの大冒険〜』(2003年)、『サンバDEアミーゴ』(Wii版)(2008年)、『農園ホッコリーナ』(2012年)などがある。

テレビシリーズ[編集]

ソニックが登場するテレビアニメはいくつかある。最初は『アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1993から1996年)である[13]。この作品はアメリカで平日に放送され、ソニックとテイルスの冒険やDr.エッグマンとの戦いをコミカルに描いた。同時期に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1993から1995年)が米ABCで土曜日の朝に放送された[14]。こちらは『アドベンチャーズ』よりずっと暗いトーンの作品で、ソニックと仲間の自由を求める戦士たちが、33世紀の世界で惑星モビウスを救うためにマッドサイエンティストの科学者Dr.エッグマンと戦う。

ソニック・アンダーグラウンド』(1998から1999年)はアメリカ、イギリス、フランスで放送された。前述の2作品と物語上のつながりはないが、共通する要素はいくつかある。ソニックの妹のソニア・ザ・ヘッジホッグ、弟のマニック・ザ・ヘッジホッグ、彼らの母親であるアリーナ女王が登場し、彼ら4人が「カウンシル・オブ・フォー」としてモビウスを取り戻すためにDr.エッグマンと戦う作品である[15]。ソニックが持つ魔法のメダルはエレクトリックギターに変形する。

日本ではOVAとして『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1996年)が出ている。『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』が元になっており、ソニック、テイルス、ナックルズ、Dr.エッグマン、メタルソニックが登場する。アニメーション制作はスタジオぴえろ(後のぴえろ)が担当した。アメリカでは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ:ザ・ムービー』のタイトルで出ている[16]

2003年よりテレビシリーズ『ソニックX』が放送された(日本:2003から2004年、アメリカ:2003から2006年)。アニメーション制作はトムス・エンタテインメント(旧:東京ムービー)が担当。この作品では時空の歪みによってソニックと仲間たちが人間の世界に飛ばされるというゲーム版のソニックシリーズとは異なったアニメオリジナル設定になっている(ただし第2シーズンの舞台はソニックたちの世界である)。他のテレビシリーズと同様、この作品でもゲームにはない独自の物語が描かれるが、長編エピソードなどでは『ソニックアドベンチャー』および『ソニックアドベンチャー2』、『ソニックバトル』や『ソニックヒーローズ』などゲーム版のストーリーや設定を下敷にしている。ゲームの音楽が使われたり、ゲームとよく似たシーンが描かれることがある。

なお、『ソニックX』は欧米諸国の放映では全78話あるが、日本では52話までしか放送されていない(ただし、物語は一応52話で完結している)。日本で未放送である26話分のエピソードは東京ムービーONLINEなどのオンライン配信サイトで2009年8月6日に配信された[17]

漫画と本[編集]

ソニックが最初に漫画に登場したのはDisney Adventures誌に掲載された広告漫画で、同じものがMean Machines誌の折り込み広告にも掲載された。この漫画では優しい科学者であるDr. Ovi Kintoborが邪悪なDr. Ivo Robotnik(Dr.エッグマン)へ変化したことへのソニックの関わりが描かれた。またソニックが元は茶色だったというショッキングな事実も描かれた。セガのハンドブックである「Stay Sonic」(1993年)、Virgin Booksから出版された4冊の小説(1993から1994年)、漫画ソニック・ザ・コミック(1993から2002年)といったイギリスの出版物は前述のエピソードを下敷にしている。

アメリカのアーチー・コミックから出版された漫画『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』(1993年から連載中)および『ソニックX』(2005年から2009年まで連載)はそれぞれABCで放映されたアニメと、『ソニックX』が元になっている。前者はアメリカの漫画の歴史上、現在連載中の版権付き作品の中ではマーベル・コミックの『英雄コナン』に次ぐ2番目に長い連載になっている。

日本では1992年に小学館の学習雑誌各誌に本作品を題材にした漫画が連載された。作画はひかわ博一木村光雄森本サンゴと掲載誌によって異なるが、いずれも原案は寺田憲史となっている。『小学四年生』では漫画ではなく小説が掲載され、こちらは著者が寺田憲史、挿絵が松原徳弘となっている。いずれもコミックス化はしていない。

今のところ日本でソニックの漫画がコミックス化されているのは、02年2月号 - 05年2月号まで別冊コロコロコミックで連載されていた春風邪三太が描く『ダッシュ&スピン 超速ソニック』(小学館)だけである。コミックス版は全2巻出版されている。他に08年9月号 - 12年3月号まで『デンゲキニンテンドーDS』で連載されていた広のまことが描く『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』があるが、こちらはコミックス化はしていない。いずれの2作品はギャグ漫画である。

また、『メガドライブ公式ガイドブック ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』(小学館)には森本サンゴが描いた漫画が収録されている。

ゲスト出演と人気[編集]

ゲームにおけるゲスト出演についてはソニック・ザ・ヘッジホッグが登場するゲームの一覧(英語版)を参照

任天堂のマリオに対抗するために登場したソニックは、日本でこそその目標は達成できていないが、世界的に見れば非常に人気の高いキャラクターである。登場して2年目の調査では一時期マリオの人気を越えたことが、Gameplayers誌の1993年6月号のアンケート調査で判明していた。その人気の高さのためにソニックは様々な文化において言及される存在となっている。ショウジョウバエの分節に関係する遺伝子のクラスにヘッジホッグ遺伝子というものがあり、その中の一つはソニックから名前を取ってソニック・ヘッジホッグと命名されている[18]

セガがスポンサーとなったスポーツチームにもソニックは登場する。1993から1997年にかけてセガはサッカークラブのジェフユナイテッド市原(後のジェフユナイテッド市原・千葉)のスポンサーとなり、その間チームのユニフォームにソニックが描かれた。1993年のフォーミュラ1チャンピオンシップではセガがウィリアムズF1のスポンサーとなり、この年にはチームがコンストラクターズチャンピオンを、ドライバーのアラン・プロストが世界チャンピオンを獲得するというダブルタイトルに輝いた。ソニックの姿はウィリアムズ・FW15Cやヘルメットに描かれた。ライバルチームのマクラーレンはウィリアムズを下してレースに勝利するたび、ぺちゃんこに潰されたハリネズミの絵を車の横に描いた。同年のヨーロッパGPで雨の中アイルトン・セナが勝利したときは、イギリスのAutosport誌で「Senna's mega-drive(セナのメガ・ドライブ)」という見出しが付いた[19]。このヨーロッパGPはセガが冠スポンサーをしていたため、ソニックのアドバルーンや大型看板が見られ、レースクイーンはソニック風のコスチュームを着用し、優勝したセナにはソニックをかたどったトロフィーが贈られた[20]

1996年にゲームキャラクターとしては初めて、ソニックはローズパレードen:Tournament of Roses Parade)に登場した。またメイシーズ感謝祭パレードに登場したゲームキャラクターはソニックと[4]ピカチュウだけである[21]

ソニックは数々のテレビ番組へゲスト出演している。その一つはザ・シンプソンズの『マージの誇り』の回で、彼はバートの想像の中でマリオルイージドンキーコングとともに登場し、ゲームを盗むようにバートを説得したり[22]、『That '90s Show』ではエミー・ローズと共に広告に登場している。他にもHi Hi Puffy AmiYumiの「Camping Caper」の回、Megas XLR15/LoveSpace Ghost Coast to CoastマッドTV!Roseanneといった番組でソニックへの言及があった。2006年版ソニック・ザ・ヘッジホッグについてはMSNBCのニュース番組カウントダウン・ウィズ・キース・オルバーマンで取り上げられた。ソニックはジングル・オール・ザ・ウェイ最後の恋のはじめ方ウェインズ・ワールドといった映画の中でも言及されている。また有名ゲーム情報サイトであるGameFAQsのキャラクターバトル・コンテストでソニックは健闘しており、2006年には四強に残った[23]。アメリカのアニメーション映画『シュガー・ラッシュ』では冒頭で、ゲーム界のキャラクターたちに「他のゲームで死亡すると二度と復活できない」というこの作品におけるゲーム世界の掟を教える役として登場する。

プロペ設立以前の中裕司の言によれば、任天堂のゲームソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のソニック参戦を同社に打診するつもりだったが、「時間的制約でそれ以上話を進めることができなかった」[24]と明かされている。

2006年8月、ゲーム情報誌『Tips & Tricks』が伝えたところによれば任天堂の宮本茂がインタビューで、『大乱闘スマッシュブラザーズX』(以下スマブラX)の新キャラクターとして、ユーザーから最も要望が高かったのはソニックであること、任天堂がセガと中裕司に提案し、セガからの回答待ちであることを明かしていた[25]。 『ソニックと秘密のリング』のプロデューサー小川陽二郎はイギリスの任天堂公式サイトのインタビューで、「個人的にはソニックのスマッシュブラザーズへの参戦は大歓迎だが、それはセガと任天堂の間のマネージメントであり自分は関わっていない」と語った[26]

2007年10月10日、「任天堂カンファレンス2007.秋」においてソニックが『スマブラX』に参戦することが発表された。なお、『スマブラX』発売以前の2007年11月に、ニンテンドーDSならびにWiiで発売された『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』で一足早くマリオたちとの競演が実現しているが、このゲームを作るために行われた打ち合わせの際に『スマブラX』にソニックを出演させることを決めた。

『スマブラX』では全キャラクターの中でも走行スピードが断トツであり(カメラがその速さに追いつけない程)、スピンダッシュを始めとした高速での攻撃を得意とする。スピード重視に調整されている為、全体的な攻撃力は若干低めであり、決定打と言える技も決して多くはない。また、体重も軽めであるため攻撃を受けた際にふっとびやすくなっている。スマブラXのゲームモードの一つ、「亜空の使者」では、そのシナリオがほぼ完成した頃にソニックの参戦が決まったため、最終決戦直前、他のファイターが来る前に突然最終ボスのタブーの前に単独で現れて特攻を仕掛ける、という唐突な展開になっており、どうやって亜空間に潜入したのかなど、彼に関する話は全く語られていない。最終決戦に必ず参加できるキャラクターの一人。「最後の切りふだ」はカオスエメラルドの力でスーパーソニックに変身し、縦横無尽にステージを飛び回って攻撃する。

2014年の『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』にも引き続きゲスト参戦している。

プロフィール[編集]

  • 本名 ソニック・ザ・ヘッジホッグ(Sonic the Hedgehog)
  • 愛称 ソニック
  • 性別:男
  • 種別:ハリネズミ
  • 年齢:15歳
  • 誕生日:6月23日
  • 星座:蟹座
  • 血液型:A型
  • 身長:100cm
  • 体重:35kg
  • 好きなもの:冒険、チリドッグ
  • 嫌いなもの:退屈、水
  • 特技:超音速で走ること、スーパー化
  • 一人称:オレ

性格[編集]

さまざまなゲームでほのめかされているように、ソニックは風の体現者である。彼は自由な魂と冒険心の持ち主で、生きたいように生きることの自由さを何よりも大切にしている。

一人称は「オレ」。15歳。彼は冷静沈着だが、少し短気で、深く考えずに状況の中に飛び込むこともよくある。しかし、彼の自信は揺るぎなく、それはいかなる困難を前にしても変わらない。基本的に怒ったりする様子は見られない。好きな食べ物はチリドッグで、ユーロビートのような速いテンポの曲が好き。ロック・ミュージックに興味を示しており、公式アートやソニックアドベンチャーの海外版テレビCMはDJの趣味があることを示唆している[27][28]。またソニックがブレイクダンスをたしなむことも複数のゲームで示されている。自分の正義には正直で困っている人を見ると放っては置けず、人を助けるためならルールを無視することもある。敵であるエッグマンとはよく憎まれ口を叩いたり、間抜けな所をからかったり、彼のくだらない悪事に呆れかえることが多いが、ナックルズやエミーなどエッグマンを悪人として見ている仲間たちほど彼のことは嫌ってはおらず、むしろ彼の悪事を楽しんでいるようにも見える。『マリオ&ソニック』のアドベンチャーツアーズではマリオ同様競技以外では喋るシーンはなかった(ほとんど反応はマリオと同じ)がメタルソニックやシャドウを見たキノピオが彼らをソニックと勘違いしたことを怒る場面がある(マリオはすぐにソニックではないことに気づいた)。

彼は鈍重さや悲哀を好まないが、本当に嫌っているのは自由への抑圧である。多くのファンはソニックが水に沈んだり、ソニックXにおいて溺れかけたことから彼が水を嫌っていると考えるが、彼はまたゲームにおいて水を基本とした多くのステージを踏破しているのも事実である。ソニックアドベンチャー2で監獄に閉じ込められた彼の言動から、どうやら自分が思うように走れない状況を嫌悪している模様。ソニックは他人の命令に従うよりも自由でいることを好む。プレイヤーがボタンを押さずに放置していると腕時計を見てプレイヤーを急かしたり、それがあまりに長時間に及ぶ場合は自らステージから飛び降りてゲームを放棄したりする。ソニックアドベンチャーシリーズにおける彼のテーマソング「It Doesn't Matter(関係ないね)」は彼の性格の一端を説明している。

ドリームキャスト版『ソニックアドベンチャー』よりフルボイスで声を当てられるようになってからは、そのセリフの端々で、日本語の合間にネイティブ寄りに近い英語が織り交ぜられた。これは担当声優の金丸淳一の特技に由来する(後述の通り『ソニックワールドアドベンチャー』でのウェアホッグの姿では声優が関智一のため、英語はあまり話さない)。

能力[編集]

スピード[編集]

ソニックは1993年にアメリカで放送されたアニメ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のテーマソングで「The Fastest Thing Alive(最も速い生き物)」と歌われた通りスピードが最大の特徴で、その走る速さはマッハ1を超える[2]。一回転するシャトルループをも走り抜ける様はその速さを表すために頻繁に用いられる。また後ろ向きでも同様に走れることが、『ソニックヒーローズ』におけるチーム・ソニックのオープニングや、『ソニックX』の第1話で示されていた。
ゲーム中では彼のスピードの由来は説明されていないが、アメリカのソニック公式サイト[29]では「生まれ持った能力」だとした。一方で、1991年にDisney Adventures誌などに掲載された広告漫画ではソニックの過去が語られており(のちに「Stay Sonic」や「ソニック・ザ・コミック」といったイギリスの出版物でも用いられている)、彼の常軌を逸した走行能力はハイテク・ランニングマシンを使って音速を超えるまでトレーニングした結果だとされる[12]

「Stay Sonic」によれば彼の最高記録は時速761マイル(約1225キロメートル)であるが、Archie Comics版の漫画ソニック・ザ・ヘッジホッグでは読者からの手紙に答える形でソニックはマッハ2の速度を出したことがあり、スーパー形態では光速に達すると述べられている。
ソニックの走行能力は年々強化されており、ソニックXやソニックアドベンチャー以降の作品では、上記の記録を超えている(ソニックアドベンチャーなどでは、アイテムやレベルアップすれば、通常形態でもライトダッシュ【光速移動】可能で「ソニックカラーズ」では、それを超えるシアン・レーザーで超光速移動ができるようになった)。DS版の『ソニックカラーズ』においても、データ分析をしていたオメガによって超光速を出していた事が判明している。ソニック本人もシャドウに対して「これが究極のスピードさ」と言ったり、他にも「俺が本気を出せばもっと速いぞ」と語っている。

エスピオにも「忍びの素質がある」などの評価を受けている。

『Stay Sonic』およびアニメ『アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』ではソニックの特徴的なスニーカーが、高速走行による摩擦熱から彼の足を守るものとされている。

初期の2Dゲームにおいてはソニックが最高速度に達すると、彼は両腕を前方へ突き出した。しかし2Dゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』、『ソニックアドバンス』においては最高速度時のアニメーションが変更され、両腕を真後ろまたは真横に突き出して体を前傾させるようになった。これは他の高速型キャラクターにも継承されている。
『スマブラX』や『セガオールスターズ』などのクロスオーバー作品でも、常にトップクラスのスピードタイプキャラクターに設定されているため、スピードでは常に最速を誇る(『マリオ&ソニック』シリーズでは、彼と同等のシャドウやメタルソニックより早く設定されていた)。しかしゲームバランスを保つために相対的に他の能力が低く設定され、上級者向けのキャラクターとして扱われる事も少なくない。

身体能力[編集]

ソニックの能力はハリネズミが防御のために体を丸める行為を発展させたものが多い。彼の基本的な攻撃は回転ジャンプ(スピンジャンプ)である。ソニックがジャンプすると共に体を丸めて回転し、接触する敵にダメージを与える。ソニック・ザ・ヘッジホッグ3で導入されたW回転アタック(ダブルスピンアタック)では、ソニックが球状のフィールドを短時間張ることで敵からの射撃に対する防御とし、またジャンプ攻撃の際の攻撃範囲が若干広くなった[30]

またソニックは走りながらボール状に丸くなることも可能で、その勢いのまま敵に体当たり攻撃をするスピンアタックができる[1]。この状態は通常の走行状態では到達できないスピードを出せるが、最高速度を維持することはできず、また行動の自由度が制限される。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ2で導入されたスピンダッシュは停止状態から回転状態に素早く移行することや、急加速を可能にした。

ソニック・ザ・ヘッジホッグCDでは直立した状態からのダッシュが導入され(足の動きから、漫画では「8の字」ムーブと呼ばれている)、スピンダッシュと同様に加速できるが、直立したまま走れることや、最高速度でも画面表示は常にソニックを中心に固定されている点で異なる。

ソニックアドベンチャーではホーミングアタックが導入された。これはジャンプして空中にいる間に加速するもので、丸まってそのまま敵に体当たりできる。ホーミングアタックは体当たりして弾かれたあとまたホーミングアタックを行なうことで、連続して何回も行なうことができる。

ソニックアドベンチャー2ではソープシューズが導入され、ソニックはレールの上でグラインドする能力を手に入れた。

ソニック ラッシュではスーパーブーストを習得し、スピードに任せて敵をなぎ倒して走れる。以降の作品でも名前や仕様こそ違うものの、高速で体当たりして敵を倒すブーストアクションは採用されている。

ソニックのアクションはブレイクダンスに影響された部分がある。このことはソニックバトルの日本語版マニュアルにも記載されており、他の作品でもトリックアクションを決める事でゲームを有利に進行できる。

ソニックの基本的な能力はアイテムによって強化できる。時間制限があるものとしてソニック・ザ・ヘッジホッグ3で導入されたフレイム・アクア・サンダーバリアや[31]ソニック・ザ・ヘッジホッグ(2006年)のジェムなど、また時間制限がないものとしてはソニックアドベンチャーのライトシューズなどがある。

ソニックは基本的に武器を使用しないが使えないわけではなく、ソニックと暗黒の騎士ではカリバーンによる剣技を披露し、並み居る騎士達をなぎ倒していた。ただし使い方は荒く、カリバーンからは常々文句を言われていた。

弱点[編集]

ソニックは充分なスピードがあれば水面を飛び越えることができるが、泳ぐことはできない[2]。初期のゲームではソニックは水中である程度の時間息を止めることができた(途中で空気を補給すれば時間は延長される)が、3Dゲームでは基本的に水面下は底なし穴であるため即死である。ただし『ソニックアドベンチャーDX』の「ロストワールド」ステージは水面下でも呼吸できる。『ソニック カラーズ』では手足を動かすのではなく、無制限に行える多段ジャンプという形で水中での移動を行う。漫画『ソニック・ザ・コミック』ではソニックが泳げないことは彼の大きな弱点として扱われ、アニメ『ソニックX』および『ソニック・アンダーグラウンド』ではソニックのかなづちとして言及されたが、『ソニックX』の第9話ではソニックが溺れるエミーを潜って救助する場面がある。また、『ソニックアドベンチャー2』でソニックが「自分が思うように走れない狭い場所などが苦手」だということが判明している。

他にも『ソニックと秘密のリング』では板切れでサーフィンをして進むステージがあり、その際に相棒のシャーラから泳げないことを推察されたこともある。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』『ソニック ワールドアドベンチャー』などの作品においては、十分なスピードがあると水上を走ることができる場合もある。
『ソニック カラーズ』以降の作品では、2Dパートにおいてのみ水中ステージが過去のシリーズに近い形で復活しているものもあり、それらを含めたほとんどにおいて、水中での息切れが近づくと専用のジングル曲が流れる演出がある。

例外として、『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』と『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』では水泳競技に参加している。ただしソニックが水泳競技に参加するというコンセプトは、すんなりと受諾されたわけではない。

ゲーム制作側は「オリンピックだからソニックも泳がせたい」と考えていたが、その旨をソニックの監修者に伝えたところ、「ソニックは泳げない(という設定)のだから無理」と物言いが付いた。しかしオリンピックにおける水泳競技は花形であり、「絶対に外せない」とした制作側は監修者と押し問答を繰り返し、一人だけビート板を使うなどの案も出たが、最終的に「水泳競技に参加する際はライフジャケットを付ける」と監修者が折り合いを付けることで決着した。そのため彼だけは水泳競技において着衣以外にも特殊な演出が施されている[32]。泳ぎ方は走り泳ぎという独特のもので犬かきに近く、『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』では飛び込みの際の構えも大きく異なる。同作ではシンクロナイズドスイミングにも参加しており、他のキャラクターと同様に演技を魅せることができる[33]

同じハリネズミをモチーフとしたシャドウやシルバーは、特に水が苦手という設定が存在しないため、オリンピックシリーズにおいてソニックのような配慮も施されていない。

変身(別の姿)[編集]

スーパーソニック(声:金丸淳一
7つのカオスエメラルドの力によって変身。速さと力が上昇して無敵状態になる。全身のほとんどが金色に包まれ、虹彩の色も茶色になる。飛行もできるようになり、宇宙空間を飛ぶことすら可能である。速度は亜光速を超え光速に達することもできるが、消耗が激しいのでこの姿を長く維持することは出来ない。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』以降のアクションゲームなどに多く登場する。『ソニック&ナックルズ』では、ナックルズもスーパー化が可能。『ソニックアドベンチャー2』以降のシャドウやシルバーもスーパー化が可能。またイギリス版『ソニック・ザ・コミック』では制御不能の悪に満ちた変身体として登場。その後、エミーたちによって分離されたが、スーパーソニックは死んではおらず、分離状態のままでソニックの敵となっている。『ソニックX』においては傷ついたクリス少年を何度も回復させたり、怒りに満ちた黒いスーパーソニックが登場したりした。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、スマッシュボールを壊して使用する「最後の切りふだ」でスーパーソニックに変身し、高速で飛行できる。敵に接触すると、ダメージを与えて吹っ飛ばす。
ハイパーソニック(声:なし)
ソニック3&ナックルズ』に登場。7つのカオスエメラルドが変化した「スーパーエメラルド」の力で変身する。能力はスーパーソニックとほとんど同じだが、新たにジャンプ中に8方向へのダッシュが出来るようになった。ダッシュする瞬間には画面が一瞬光り、画面内の敵を全滅させる事ができる。体色はカラフルに変化し残像も見えるほどのスピードを出せる。スーパーエメラルドでナックルズもハイパー化が可能、テイルスはスーパー化が可能となる。
ダークソニック(声:金丸淳一)
『ソニックX』に登場。傷ついたクリス少年を何度も回復させたり、怒りに満ちた黒いソニック。形態はソニックの影のような姿。
ダークスパインソニック(声:金丸淳一)
ソニックと秘密のリング』で登場。ソニックが7つの「世界リング」のうち3つを吸収し、胸に刺さっている「裁きの炎」を取り込み変身した姿。形態はソニックが公式に靴と手袋を着けず、4つの金色リングで素手裸足を見せている。身体の色は紺色で白いラインが走り、白目になるなど、一見すると凶悪な姿をしている。喋り方にも威圧感があり、少し攻撃的な性格になる。炎(裁きの炎)、風(ソニック)、闇(シャーラ)の力を使うことが出来る。ソウルゲージが格段に伸び、自らの力のみでソウルゲージを溜める事が出来る。スーパーソニックと違いリングは消費しないが、従来通りリング0枚の時にダメージを受けるとミスになる。
ソニック・ザ・ウェアホッグ(声:関智一
ソニックワールドアドベンチャー』で登場。エッグマンに注入されたダークガイアフォースの影響で、夜間になると全身毛むくじゃらの狼のような姿になってしまう。最初は手袋が破けて素手が露出し(チップには「手袋はどうしてるの?」と言われていた)、シューズにはスパイクがつく(元に戻るときには手袋、靴は直っている)。鋭く爪が伸び、腕が自在に伸縮、またその腕力も通常のソニックとは比べものにならない程の力を持つ。反面、脚力は失われ、スピード、ジャンプが弱体化した(しかし攻撃には足を少し使用している)。その変貌ぶりには普段ソニックを追いかけているエミーですらも元がソニックだとは気付かないほどである。ウェアホッグとは造語で、かつ設定上の名前であり、本人は元の本名を名乗っている。性格は元のソニックと変わらないが、声優が変わったため、英語を話すことは少ない。『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』では、登場こそしていないがMii用のスーツとして登場している。
エクスカリバーソニック(声:金丸淳一)
ソニックと暗黒の騎士』で登場。3つの聖なる武具「アロンダイト」「ガラティン」「レーヴァテイン」を取り込んだカリバーンの真の姿、「大聖剣エクスカリバー」を装備したソニック。ソニックの姿は黄金の鎧とフルフェイスの兜になる。圧倒的な強さを誇り、ソウルサージの速度もかなりのものである。前作のダークスパインソニックとは違い、性格は変わらない。リングは消費しない。
クラシックソニック(声:なし)
ソニック ジェネレーションズ』に登場した、過去の世界のソニック。ビジュアルやアクション、そして効果音はメガドライブ初期の頃のソニックを意識されており、身長はモダンテイルスとほぼ変わらないほど小さい。過去のソニックということもあり、エミーに「若返った」と驚かれ、ナックルズには「少し丸っこくなってないか?」とストレートに第一印象を口に出されている。メガドライブ時代のバリアやスケートボードを使いこなし、グラインドレールもスピン状態で乗れるが、代わりにホーミングアタックなどモダンソニックの使用する技は使用できない[34]。言葉を話すことができないが、代わりにボディランゲージなど身振り手振りで自分の意思を伝える。タイムイーターにより事件に巻き込まれてしまい、その際に未来のソニック(作中でモダンソニックとされている現在のソニック)と出会う。性格は現在のソニックよりやんちゃであるが、陽気なところなど根本的な部分は変わらない。前述の作品中ではモダンソニックとともにスーパー化している。

声優[編集]

1991年当時のテレビCMでは古川登志夫であり、「メガドライブで待ってるぜ」というセリフを言う。

1993年6月にリリースされた『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』では草尾毅であり、この作品にはソニック・ザ・ヘッジホッグ、マイティー・ザ・アルマジロ、レイ・ザ・フライングスクィレルが登場する[35]

1993年9月、DiCエンターテインメントはABC版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ[14]およびアドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ[13]のソニック役に、スティーブ・アーケルの役者として知られるジャリール・ホワイト山口勝平を起用した。彼はまた同じくDiCによる1999年のソニック・アンダーグラウンドでもソニック役を務めている[15]。ソニック・アンダーグラウンドの日本版では戸田恵子が担当した。

1996年に日本で製作されたOVA版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のソニックの声は菊池正美が担当した。1999年にリリースされた英語版でのソニックの吹き替えはマーティン・バークが担当している[16]

フルボイス仕様となった1998年の『ソニックアドベンチャー』以降は金丸淳一がソニックの声を当てている。『ソニックX』および日本語吹替版『シュガー・ラッシュ』でも金丸がソニック役を務めた。ただし2008年の『ソニック ワールドアドベンチャー』で、ソニックが夜にソニック・ザ・ウェアホッグに変身した際のみ、声優が関智一になっている。

英語版ゲームでは『ソニックアドベンチャー』を始めとするいくつかの作品でライアン・ドラモンドがソニック役を務めていた[36]。しかし『ソニックX』のアメリカでの放送権を獲得した4キッズエンタテインメントは、ソニックの声をジェイソン・グリフィスに変更し、それ以外のキャストも一新された[17]。それ以降もゲームではしばらくドラモンドが登用されたが、2005年のゲームからはアニメーションとの整合性を取るために『ソニックX』と同じキャストを用いるようになった[37]。これは実質的に英語版における『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』および『ソニックラッシュ』以降のソニックの声優がグリフィスに変わったことを意味する。

音楽[編集]

ソニックのテーマソングはゲームの中に複数存在する。ソニックはロックに関連付けられることが多い。また、ウェアホッグはジャズに関連している。

ソニックに関する逸話[編集]

アメリカカンザス州ローレンツ市に住む、キング君(当時11歳)は大好きなソニックの影響でハリネズミをペットに飼いたいと思うも、ローレンツ市では齧歯類の飼育を禁止していたため、キング君は同市市役所に「ハリネズミを飼いたい」と、嘆願書を提出。その後、3年間に渡り母と一緒にハリネズミに関する調査資料も提出し、その後ローレンツ市はキング君の訴えを全面的に認め、齧歯類の飼育を認めることになった[38]

脚注[編集]

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この記事はゲーム自身の情報の他に、北米版および日本語版のゲームマニュアルを参考にしています。

  1. ^ a b Horowitz, Ken. “Sega Stars: Yuji Naka”. Sega-16. 2006年6月20日閲覧。
  2. ^ a b c Matte, Jared. “Sonic Encyclopaedia: Sonic the Hedgehog”. The GHZ. 2006年2月17日閲覧。
  3. ^ Davies, Ben. Lopez, Miguel. “History of Sega, part 4”. GameSpot. 2006年6月6日閲覧。
  4. ^ a b c Kennedy, Sam. “The Essential 50: Sonic the Hedgehog”. 1up.com. 2006年6月3日閲覧。
  5. ^ 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」生誕20周年記念作品 PlayStation®3 / Xbox 360® 用ソフト『ソニック ジェネレーションズ(仮称)』発売決定!”. 株式会社セガ (2011年4月21日). 2011年9月27日閲覧。
  6. ^ デイリー・テレグラフ 2008年10月21日記事
  7. ^ 年表1998年 - ソニックチャンネル
  8. ^ 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』がゲームの殿堂入り!~米・国立博物館『The Strong』が発表する『World Video game Hall of Fame』に選定~”. 株式会社セガホールディングス (2016年5月11日). 2016年5月22日閲覧。
  9. ^ Matte, Jared. “1990: The Conception”. The GHZ. 2006年6月3日閲覧。
  10. ^ Sega Visions Interview with Yuji Naka” (1992年10月). 2006年3月6日閲覧。
  11. ^ Masato Nakamura interview (flash)”. Sonic Central. 2006年2月7日閲覧。
  12. ^ a b Pattenden, Mike (1993-03-25). Stay Sonic. Fantail. ISBN 0-14-090390-9. 
  13. ^ a b Full credits of "Adventures of Sonic the Hedgehog"”. IMDb (1993-1996). 2006年6月27日閲覧。
  14. ^ a b Full credits of "Sonic the Hedgehog"”. IMDb (1993-1995). 2006年6月27日閲覧。
  15. ^ a b Full credits of "Sonic Underground"”. IMDb (1999年). 2006年6月27日閲覧。
  16. ^ a b Full credits of "Sonic the Hedgehog: The Movie"”. IMDb (1999年). 2006年6月27日閲覧。
  17. ^ a b Full credits of "Sonic X"”. IMDb (2003-2006). 2006年6月27日閲覧。
  18. ^ Yarris, Lynn (2005年11月5日). “Sonic the Hedgehog and the Fate of Neural Stem Cells”. Lawrence Berkeley National Laboratory. 2006年6月23日閲覧。
  19. ^ Formula One Motor Racing FAQ, part 2”. Internet FAQ Archives. 2007年1月5日閲覧。
  20. ^ Matte, Jared. “1993: Year of the Mega Drive”. The GHZ. 2006年6月3日閲覧。
  21. ^ Crecente, Brian (2006年5月22日). “Giant Pikachu Runs Flights Through NYC”. Kotaku. 2006年6月26日閲覧。
  22. ^ Cherry, James (1997年). “Marge Be Not Proud”. The Simpsons Archive. 2006年6月24日閲覧。
  23. ^ GameFAQs Contests”. GameFAQs. 2006年11月16日閲覧。
  24. ^ http://img508.imageshack.us/img508/4451/sonicinmeleeis4.jpg
  25. ^ sickr. “Sonic set to appear in Smash Brothers Brawl”. Wiispot. 2006年12月25日閲覧。
  26. ^ Secret Rings director talks Sonic in Brawl”. aussie-nintendo.com. 2007年2月21日閲覧。
  27. ^ Sonic Team. “Sonic as DJ (1/2)”. Sonic Art Archive. 2006年6月13日閲覧。
  28. ^ Sonic Team. “Sonic as DJ (2/2)”. Sonic Art Archive. 2006年6月13日閲覧。
  29. ^ Sonic Central
  30. ^ ソニック・ザ・ヘッジホッグ3操作説明書より。
  31. ^ Matte, Jared. “SegaSonic the Hedgehog”. The GHZ. 2006年12月7日閲覧。
  32. ^ 社長が訊く『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック™』 “泳げないソニック”
  33. ^ ただし、競技開始時に飛び込んだ際、定位置に移動するまでの泳ぎは他のキャラクターとは違い、泳ぐことなくほぼ勢いに任せている
  34. ^ 後にスキルなどを付属することでホーミングアタックを初め、一部の技が使えるようになる。
  35. ^ Matte, Jared. “SegaSonic the Hedgehog”. The GHZ. 2006年6月3日閲覧。
  36. ^ 『ソニックアドベンチャー』シリーズ、『ソニックアドバンス』シリーズ、『ソニックヒーローズ』のクレジットより。
  37. ^ Sonic Voice Actors Replaced With Sonic X Cast!”. SonicAnime.net forum (2005年10月9日). 2008年12月7日閲覧。
  38. ^ ソニックファンの少年、ハリネズミを飼う権利を勝ち取る

関連項目[編集]

  • マリオ - 任天堂の代表的マスコット。長きに渡るソニックのライバルであるが共演も多く、共演する作品ではクッパとエッグマンの野望を打ち破るため共闘することもある。
  • シュガー・ラッシュ - ディズニー3Dコンピュータアニメーション映画。ゲームキャラクターたちにゲームの世界の掟を伝える重要な役として登場する。日本語吹替え版の声優も原作版と同じ金丸淳一が担当している。他にも色々な場所に出現している。主人公のラルフに対してはパーティの乱入に驚くが敵意を出す場面は無い。
  • ソニック・ヘッジホッグ - ソニックの名前を冠した蛋白質

外部リンク[編集]