ラッドモビール

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ラッドモビール
ジャンル レースゲーム
対応機種 アーケード
セガサターン(ゲイルレーサー)
開発元 AC:SEGA-AM2
SS:システムサコム
発売元 AC:セガ
SS:セガ
人数 AC:1人
SS:1人〜2人対戦
メディア AC:ROM
SS:CD
発売日 AC:1991年
SS:1994年
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ラッドモビール』は1991年セガが発売したアーケードゲームである。セガ・システム32基板の第一弾ソフトでもある。

概要[編集]

アウトランアフターバーナーなどと同じスプライトの拡大縮小を用いたタイプのゲームである。専用筐体を使用しておりセガの一連の体感ゲームの一つに含まれる。

ゲーム内容は公道を舞台にしたレースで、アメリカ合衆国を横断することがゲームの主な目的である。ロサンゼルスからスタートし、ラスベガス、シカゴなどといった都市を州をまたいで通過しながら、最終的にはニューヨークを目指す。 敵車との順位争いの要素も含まれており、レース中は頻繁に順位が入れ替わる。

タイトルは、大陸横断レースそのものの名前と推測される。

ゲーム内容[編集]

ステージは基本的に一直線で道の分岐などはない。例外として、ステージの終了直後にあるハイウェイのような道で、ショートカットルートに入れる場合がある。

ステージの終わりにはチェックポイントがあり、通過するとステージクリアとなる。そのあとしばらく走行すると、次のステージの始まりをあらわすチェックポイントが現れ、これを通過すると次のステージが始まる。 制限時間が設定されており、ステージ終了のチェックポイントを通過すると残りタイムが増加する。時間が0になるとゲームオーバー。また、ステージとステージの間の道ではタイムが減少しない。

コース上を走行している一般車に激突すると、通常は多少減速するだけだが、スピードに差がある場合はクラッシュして一時走行不能になってしまう。さらに対向車線の一般車に激突した場合は、自車が大幅にひしゃげ、長時間走行不能となる。敵車も、ボンネットから煙を吹き出しながらスピンしクラッシュする場合があり、その後しばらくの間停止している。この間は簡単に追い越すことが可能である。

ステージによっては夜だったり雨が降っていたりする場合があり、極度に視界が悪くなることがある。こういった場合は本体についているワイパーボタン、ライトボタンを状況に応じて使用する必要がある。

特定のステージでは後ろからパトカーが追いかけてくる。路上を封鎖してくる場合もある。これに追いつかれると、自車の前に警官が現れ、ボンネットを手で叩きつぶして壊していく。この前後はかなりの間走行不能になるため、パトカーに捕まると制限時間的にかなり不利になる。

順位が一位になった場合、画面にメッセージが流れ、音楽が一位専用の音楽に切り替わる。この音楽はトップを走っている間ずっと流れつづけている。

制限時間切れでゲームオーバーになった場合、クレジット投入でそのステージの初めからコンティニューができるが、この際のタイムは少なめに設定される。

ステージ20を最後まで走りきるとエンディングになりゲームオーバー。ただし、ショートカットルートを一度でも使用してクリアすると、エンディングに警告メッセージが出るようになっている。

画面はコクピット内からの視界で固定である。

コクピットの左上にはソニック・ザ・ヘッジホッグのマスコットが吊されていて、運転に合わせて左右に揺れる。ちなみに、この作品はソニックがゲーム上に初登場した作品でもある。このソニックのゲスト出演は急遽決まった事らしく、販促用チラシや雑誌掲載初期の画面写真にその姿は無い。

ステージ[編集]

西海岸のステージ。スタート直後は『RAD MOBILE』の垂れ幕がかけられた市街地を走行し、中盤ではハイウェイを通過する。
荒野のステージ。ステージの序盤に交差点があり、通過する車を回避しなければならない。
夜の街のステージ。狭い道路の両脇に輝くネオンが無数に設置され、左右遠くにはビルが立ち並んでいる。後半はハイウェイになり、町を高所から見下ろしながら走行する。夜のステージのためライトを点灯させる必要がある。
雨が降る森林のステージ。雨天によりグリップ力が低下している。中盤、初めてパトカーに追跡される場面がある。
湖の上のステージ。ステージの背景が空が反射した湖になっており、道路が一部水に浸かっている場所がある。
崖のステージ。2車線の細い道路の上に左側面に壁が一切なく、コースアウトすると崖下に転落してしまう。なおかつ、対向車も通行している。
雷雨のステージ。道が工事中で道路が未舗装の上に、雨天のため非常に挙動が不安定になる。途中パトカーに追跡される。
夜の郊外ステージ。林の間に立てられた住宅の間を走行する。空に満月が見える。
牧草地帯のステージ。トラックが大量に走る牧草地の間を走行する。コース外には小屋や塔が立ち並び、牛が放牧されている。
霧の市街地ステージ。何度か赤いつり橋の上を通過することになる。開始直後にパトカーが後ろから出現し封鎖網を張ってくる。
夜の荒原ステージ。家がまばらに点在する平野を走行する。途中で崖の間のトンネルを通過していく。
線路と森林のステージ。ステージの序盤から中盤にかけて列車に後ろから追いかけられる。途中でそのまま列車に追われるルートと、通常の道のルートに分かれる。
沿岸のステージ。序盤はタンクが立ち並ぶ沿岸工業地帯を走行するが、中盤以降は椰子の木が立ち並ぶ風光明媚な沿岸を通過する。ステージの序盤で、大型船が汽笛をあげながら通過していく。
トンネルのステージ。外は昼だがトンネル内は暗いためライトをつける必要がある。トンネル内は車線が広いものの見通しが悪く、カーブも多い。
草原のステージ。一面ひたすら草原が広がる。左の路肩に草でできたバンクがある。
夕暮れのステージ。住宅や林が建ち並ぶ中を走行する。ゲーム中で唯一の夕暮れのステージ。
夜の市街地ステージ。夜のステージではあるものの、街灯が光っているためライトをつける必要がない。
霧の沿岸のステージ。日本桜が植えられた海岸線を走行する。遠くにうっすらとワシントン記念塔らしき建造物が見える。
郊外のステージ。邸宅らしきものが建つ森の間を走行する。途中でパトカーに追跡される。
都市のステージ、遠くには自由の女神が見える。最終ステージで、道路脇には観衆が詰め掛けていて、パトカーも大量に駐車されている。 このステージをクリアすればエンディングとなる。

専用筐体[編集]

本作には可動式の専用筐体が使用された。アウトランに近い形式の筐体で、黒い車を模した専用筐体が左右に傾くようになっている。そのため、ステージ内にバンクなどが配置されるなど、専用筐体を活用させる試みがゲーム内に盛り込まれている。 また、R360に対応したバージョンも存在する。

ラッドラリー[編集]

1992年に発売された。

ラッドモビールとデザインや挙動が共通しているが、こちらは非稼動型筐体がメインであり、数人での対戦を主体としている。その関係かバックミラーが広くなり、後ろの状況が把握しやすくなっている。

ゲームを始めた直後に『夕方』『雨』『山』『夜』の4つの中からいずれかのコースを選んでスタートする。1人でプレイする場合は、スペシャルと表示の出た白い車との一対一での勝負となる。このスペシャルに勝利した場合、もう一回無料でプレイできる。

ギアチェンジやスリップストリームなどラッドモビールよりも細かい運転が可能になっている。視点が低いこともあり、ラッドモビールよりもスピード感が増している。

移植版[編集]

セガサターンに『ゲイルレーサー』というタイトルで1994年移植されている。基本的なシステムやステージ構成などは共通しているが、コースの先の見通しが悪くなり、コース脇のオブジェクトや背景、パトカーに追われるといったイベントが削られるなど、仕様がかなり異なる。また音楽も曲調は似ているが、全て別の曲に差し替えられた。

敵車の台数が大幅に増え、独特の動きをする敵車も登場するようになった。一方で敵車が一般車をよけながら走ったり、クラッシュしたりといった動作は簡略化され、敵車に抜かれるといったこともほとんど無くなった。また、ステージが終わるごとに画面がフェードアウトし、ローディングが行われる。

オープニング、エンディング、一定のステージ間などにはムービーが追加されている。原作のデモ演出やエンディングなどは再現されていない。

二人での対戦が可能。対戦のコース選択画面はそれとなくラッドラリーに類似している。

マスコットの種類が大幅に増えており、ゲームを何度もプレイすることで次第にマスコットが変わっていく。マスコットはテイルスやメタルソニック、マイティーなどいずれもソニックシリーズのキャラクターである。