ネス (MOTHER2)

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MOTHERシリーズ > ネス (MOTHER2)
ネス
シリーズ MOTHERシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
初登場 MOTHER2 ギーグの逆襲
作者 糸井重里
大山功一
日本語声優 大本眞基子
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ネス(NESS)は、任天堂が発売したスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場する架空の人物であり、同作の主人公。

「ネス」は便宜上多用されるデフォルトネームであり、実際の本名は「ぼく」。プレイヤーが別の名前を設定した場合、その名前が本名となる。

概要[編集]

イーグルランドにある小さな町、オネットに生まれ住む12歳の少年。

一見ごく普通の少年だが、生まれながらにして超能力を持っている。赤い野球帽と青と黄色のボーダーシャツがトレードマーク。

両親と妹のトレーシー、ペットのの4人+1匹家族の長男。家族は隣のミンチ家に借金しているなど、決して裕福な家庭とは言えないが、それらの事を嘆いたりする描写も見られず、とても心優しい。

父親は単身赴任中で基本は実家にはおらず、作品中でその姿を見ることはできないが、銀行のネスの口座にお金を振り込んでくれるほか、電話で会話できる。母親は家にいて帰ってきたネスに好きな献立を作ってくれる。トレーシーは未成年者だがエスカルゴ運送と言う業者でバイトをしており、ネスの荷物などを預かってくれる。

先述した隣のミンチ家には幼馴染みの悪友、ポーキー・ミンチも住んでいる。

オネットに落下した隕石から現れたカブトムシのような姿をした生物ブンブーンから、宇宙最大の破壊主ギーグの暴虐で世界が荒廃するという未来の危機を告げられる。そしてブンブーンの説得で自分の境遇を理解し、未来を守るために旅に出る。道中、あらゆる人間と出会ったり、眠っている力を呼び起こすパワースポットを巡ったりすることで格段に強くなったネスは、最後はギーグを仲間と人々の祈りによって打ち倒し、平和な未来を守った。

ゲーム開始時にプレイヤーは、名前のほか「すきなこんだて」と「カッコイイとおもうもの」を設定する。前者は、母親が主人公帰宅時に作ってくれる献立となり、後者は主人公最大のPK技の名称となる。

ゲーム中では「はい」「いいえ」程度しか喋らずほぼ無口だが、ルミネホールのパワースポットでは心の声を確認できる他、マジカントで出会う幼少時のネスや、無くした帽子を見つけたネスと会話ができる。スマブラシリーズにおいては、作品のアメリカンな作調をイメージしてか英語で喋る。しかし担当声優は日本人の大本眞基子

ゲーム内での能力[編集]

主人公だけあって、能力は全体的に高い。特に終盤にその能力が大きく伸びる。スピードがやや低めだが、おまもりを装備することでスピードを上げることが出来る。

専用武器は野球のバット。そのほかヨーヨースリングショットなどのおもちゃも武器として使用できる。防具には帽子のほか、お守りや腕輪、ペンダントなどがある。

PSIは攻撃・回復・補助系などをバランスよく覚える。(後述)

ホームシック[編集]

ときどきホームシックに陥ることがある。ホームシックになると、戦闘中にコマンド入力してもコマンド通りの行動をとらず、戦いの虚しさを感じる、実家に帰りたくなる、母親が恋しくなる、大好物が食べたくなるなどして、1ターンを何もせずに過ごすようになる。

ホームシックは長い間実家に帰らなかったり、母親に電話をしないと突然発生し、実家に帰って母親と話をしたり、母親に電話したりすると回復する。

使えるPSI[編集]

  • PKひっさつ(ネーム登録時に『カッコイイとおもうもの』として登録したものが入る)α、β、γ、Ω
  • PKフラッシュα、β、γ、Ω
  • ライフアップα、β、γ、Ω
  • ヒーリングα、β、γ
  • シールドα、β
  • さいみんじゅつα、Ω
  • パラライシスα、Ω
  • テレポートα、β(どちらもイベントで取得)

PSIの詳細はMOTHERシリーズのPSI体系を参照。

スマブラのキャラクターとして[編集]

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では、第1作以降シリーズ全ての作品にネスの名でMOTHERシリーズを代表して参戦している。

概要[編集]

軌道を描く空中ジャンプや、必殺技における他に類を見ない復帰法、シリーズ唯一の受動的な回復技を持つなど、トリッキーで独特な性能が特徴的なキャラとして設定されている。空中技の攻撃力が全体的に高めでヒットさせやすいものが多い。スマッシュ技の威力は横スマを除いて平均的。短所としては地上空中共に移動速度がやや遅いこと、先述した必殺技での復帰に癖があることなどが挙げられる。声優は同シリーズ、およびアニメカービィ役も務める大本眞基子。必殺技として使うPSIは、PKフラッシュ以外 原作でネスが使うことは出来ないもの。PKフラッシュ以外のPK技はポーラ及びプーが習得するPSIである。『X』や『for Wii U』でのフィギュア説明では、「ポーラ、プーに教わった」という旨の解説が成されている。

各作品別の説明[編集]

ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズNINTENDO64
隠しキャラクターとして登場。本作の隠しキャラクターは作業短縮のために基本キャラクターのモデリングが流用されており、ネスは『マリオシリーズ』のマリオのモデルを基に作成された。
MOTHER2では本来覚える事のできないPKファイヤー、PKサンダー、サイマグネットを必殺技として使用できる。この作品ではネスのホームステージが存在しないため、チャレンジマッチではカービィのホームステージ「プププランド」で戦う。
大乱闘スマッシュブラザーズDXニンテンドーゲームキューブ
最初から使える基本キャラクターとして登場。前作ではマリオのモデリング流用で作成されたが、本作以降は独自のモデリングとなっている。
通常必殺技にPKフラッシュが追加され、前作で通常必殺技だったPKファイヤーは横必殺技に変更された。
当初は『MOTHER3』の主人公リュカに交代させる予定だったが、『MOTHER3』の発売見送り(当時)により、代役で再び参戦する事となった。この作品よりネスのホームステージが設けられた。
大乱闘スマッシュブラザーズX(Wii)
初代と同じく隠しキャラクターとして登場。本作には『DX』で登場見送りとなったリュカが基本キャラとして登場しており、当初はリュカと世代交代したと思われていたが、しっかりオープニングに登場している。登場した経緯は『DX』のころの予定どおりリュカのみ登場の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無く[1]、再び登場することになったとのこと。
本作ではリュカとの差別化のために一部の技性能が調整された他、最後の切りふだとしてPKスターストームが追加された。なお、今作品の最後の切りふだのボイスは初代64版開発中に収録された「バンク音声」からの流用である事が判明している[2]
アドベンチャーモード『亜空の使者』では荒廃した動物園でリュカとの競演を果たす。序盤でワリオからリュカを庇い、フィギュアとなってしまう。フィギュアとなったネスはワリオの手に渡るが、その後デデデが強奪、デデデの手に渡った。デデデの手に渡った後のネスについては、亜空軍を参照。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U(ニンテンドー3DSWii U)
3DS版では初代および前作と同じく隠しキャラクターとして登場、Wii U版では最初から使用可能。前作ではリアル重視だったデザインが、本作では原作重視のデザインへと方針が変更されたため、キャラクターデザインが『MOTHER2』のプロモーションのイメージとして使われた紙粘土フィギュアを模して2010年にバンプレストよりプライズ限定で商品化されたフィギュアコレクションのデザインに準じている[3]
この作品ではリュカが登場しないため、前作でネスと差別化されて作られたリュカの必殺技を、必殺技カスタマイズの機能を用いることでネスが使用する事が可能な形となっている。最後の切りふだのPKスターストームは性能が変更され、範囲が狭くなった代わりに左右への軌道調整ができるようになった。今作では、あらためてボイスが新録されているが、大本眞基子が前作に引き続きボイスを担当している。

他作品における登場[編集]

MOTHER3[編集]

ニューポークシティの映画館で上映されている映画で他の仲間たちと共にその姿を見ることができる。また、イカヅチタワーにあるキングPさま(ポーキー)のお部屋ではアイテム「ともだちのヨーヨー」がガラスケースに入れられ、メイドロボの「マシュマロちゃん」に監視させて厳重に保管されている。この「ともだち」とは彼のことであり、ポーキーにとって彼が大事な友達であったことが示唆されている。

脚注[編集]

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  1. ^ ニンテンドードリーム2008年4月号「スマブラ談X」より
  2. ^ 社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』 収録済み音声の流用先に関しては、ニンテンドードリーム2008年9月号「スマブラX兄弟拳!! ニンドリアンケート集計拳!!」における桜井政博へのインタビュー後編より
  3. ^ 頬の赤みが無い点や、唇の赤みなどは、当商品以外には見られない特徴