ウラBTTB

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ウラBTTB
坂本龍一シングル
リリース
規格 シングル
ジャンル J-POP
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン
プロデュース 坂本龍一
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(4週連続、オリコン
  • 1999年7月度月間1位(オリコン)
  • 1999年度年間4位(オリコン)
坂本龍一 シングル 年表
砂の果実
(1997年)
ウラBTTB
(1999年)
アンダークールド
(2004年)
テンプレートを表示

ウラBTTB』(ウラビーティーティービー)は、1999年5月26日にリリースされた坂本龍一のマキシシングル

解説[編集]

本シングルは三つのピアノ曲で構成され、坂本龍一アルバムBTTB』に引き続いて発売された。タイトルの正式な表記は「B」の文字を左右反転の鏡文字にしている(ABBAの1文字目のBと同様)。

CM曲として使われたエナジー・フロー(energy flow)の人気、当時注目された収録曲、そして坂本龍一の知名度を背景に、このシングルが大ヒット。インストゥルメンタルのシングルとしては初めて、週間のオリコンチャート1位を記録(それまでの記録は1992年松本孝弘#1090 〜Thousand Dreams〜』の2位)。その後も10週連続でトップ10入りし、累計155.0万枚(オリコン調べ)または累計180万枚(公称)[1]を記録した。

直接的な繋がりはないが、翌年に同系統の楽曲を収録したコンピレーション・アルバム〜the most relaxing〜 feel」、「image」もミリオンセラーとなり本作並みの売上枚数であったことから、事実上本曲がイージーリスニング音楽による「癒しブーム」の火付け役と認識されるようになっている。

全曲HDCD仕様で収録されている。

収録曲[編集]

※全作曲:坂本龍一

  1. energy flow
    1999年3月から第一三共ヘルスケア(当時:三共リゲインEB錠のCM曲として使われた。放映開始当初は、スクランブル交差点の真ん中で坂本がこの曲をピアノで演奏する様子を見下ろす視点の映像が使われていたが、その後坂本出演部分がカットされたものとなった。元々CMで使われた30秒だけが作曲されたが、CMで評判が上がり、CD発売が決定したため、急遽他のパートを追加し一曲に仕上げた。CMで使われた音源はアルバム『CM/TV』に収録されている。
    2005年には坂本のアルバム『/05』でセルフカバーが行われている。
    2008年にはスケボーキングが同曲をリメイクしたヴァージョンをシングル「elegy train」に収録している。
    坂本曰く、ポップ路線などは何も考えずに5分ほどで作った曲で、なぜこの曲が売れたのかが未だに分からないという[2]。「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」にてこの曲を披露している。
  2. Put your hands up (piano version)
    TBSの報道番組「筑紫哲也 NEWS23」のテーマソングとして作られた楽曲のピアノヴァージョン。原曲は坂本のアルバム『CM/TV』に収録されており、1997年9月29日から2005年3月25日まで使用された。1999年から2005年3月までは毎週金曜日のオープニング及びエンディングにこのピアノヴァージョンが流れていた。
  3. 鉄道員 (piano version)
    映画「鉄道員(ぽっぽや)」主題歌のピアノによるインストゥルメンタル。原曲は娘の坂本美雨が歌っており、このシングルは『ウラBTTB』と同日の1999年5月26日に発売されている。オリジナルサウンドトラックにもピアノ版を収録。

脚注[編集]

  1. ^ 「三共『リゲインEB錠』 あの体力をもう一度」『日経プラスワン』2001年3月24日付、13頁。
  2. ^ 坂本龍一『音楽は自由にする』新潮社、2009年、207-208頁。ISBN 978-4-10-410602-8