スムーチー

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スムーチー
坂本龍一スタジオ・アルバム
リリース
レーベル フォーライフ・レコード
プロデュース 坂本龍一
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 28位(オリコン
  • 坂本龍一 年表
    スウィート・リヴェンジ
    1994年
    スムーチー
    1995年
    1996
    1996年
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    スムーチー』(Smoochy)は1995年10月20日に発売された坂本龍一のオリジナルアルバム。

    解説[編集]

    • 前アルバム『スウィート・リヴェンジ』と同じく、メロディ重視のポップ路線を目指した。
    • 坂本自身によるボーカル曲が多いのが特色。
      • 当時は無理して挑戦していたが、後日自分で聴いて下手で向いていないと思っている[1]
    • ドラムのプログラミングは森俊彦。

    収録曲[編集]

    1. 美貌の青空
      • 作詞:売野雅勇 / 作曲:坂本龍一
      • ポップな前作『スウィート・リヴェンジ』が売れず、「ポップとは何か?」と苦しんだのち、ブラジルでコンサートがあり、そこで「シェルタリング・スカイ」を演奏したところ熱狂的に聴いてくれたことから、坂本なりに回答を得て最初に生まれた曲[2]。詞の内容については坂本と売野が8時間以上も話し合った。チェロはJaques Morelenbaum、ギターはAmedeo PaceとArto Lindsay、バックコーラスはPaula Morelenbaum。アルバム『1996』および『/04』にてピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオによるアレンジが行われている。2006年には、このトリオバージョンが映画『バベル』で使用された。2005年にザ・ニュー・サウンド・カルテットがアルバム『サマータイム』にてカヴァーしている。
    2. 愛してる、愛してない
    3. Bring Them Home
      • 作曲:坂本龍一
      • ピアノ・ヴァイオリン・チェロのトリオ。チェロはJaques Morelenbaum、ヴァイオリンはEverton Nelson。アルバム『1996』にてほぼ同じアレンジで再収録されている。
    4. 青猫のトルソ
      • 作曲:坂本龍一
      • エレクトリックピアノとヴァイオリンとチェロのトリオ。アルバム制作時、ミニマムな室内楽が坂本の音楽を表現するのに最適な形と考えていたことから収録した曲である。タイトルはルネ・マグリットのようなシュルレアリスムの絵のイメージから来ている[2]。チェロはJaques Morelenbaum、ヴァイオリンはEverton Nelson。アルバム『1996』にてエレピがピアノに置き換えられて再収録されている。
    5. Tango
      • 作詞:大貫妙子 / スペイン語文:フェルナンド・アポンテ / 作曲:坂本龍一
      • タンゴ」という言葉から触発され、坂本が考えるタンゴの「雰囲気」を表現した曲。そのため、世間一般に知られている「タンゴ」ではなく、ボサノヴァのような曲となっている[2]。チェロはJaques Morelenbaum、ギターはVinicius Cantuaria、フルートはLawrence Feldman、アコーディオンはGil Goldstein、ベースは元パール兄弟のバカボン鈴木。後に大貫も自身のアルバム『ルーシー』でカヴァーしている。韓国女優ク・ヘソンはこの曲を聴いてインスピレーションを受け、2009年小説「タンゴ - ク・ヘソンイラストフィクション」を執筆した。
    6. Insensatez
    7. Poesia
      • 作曲:坂本龍一
      • チェロはJaques Morelenbaum、パーカッションはVincius Cantuaria、ギターは佐橋佳幸、ホイッスルはAmedeo Pace、バックボーカルはPaula Morelenbaum。
    8. 電脳戯話
      • 作詞:高野寛 / 作曲:坂本龍一
      • 当時ようやく一般にも普及し始めたインターネットによる「ネットサーフィン」を坂本と高野がイメージして作りあげた曲。
    9. Hemisphere
      • 作詞:宮沢和史 / 作曲:坂本龍一
      • ギターは佐橋佳幸、ベースはバカボン鈴木、バックボーカルはPaula Morelenbaum。
    10. 真夏の夜の穴
      • 作曲:坂本龍一
      • チェロ・ヴァイオリン・トランペットのトリオ。チェロはJaques Morelenbaum、ヴァイオリンはEverton Nelson、トランペットはAlexander Sipiagin。のちに、シングル『08/21/1996』にてトランペット部分がピアノに置き換えられて再収録されている。
    11. Rio
      • 作曲:坂本龍一
      • チェロはJaques Morelenbaum。
    12. A Day In The Park
      • 作詞:ヴィヴィアン・セッソムス / 作曲:坂本龍一
      • ヴォーカルはヴィヴィアン・セッソムス、ギターは佐橋佳幸、エレクトリック・シタールは高野寛。

    関連項目[編集]

    参照[編集]

    1. ^ 2011年1月16日西日本新聞記事より。
    2. ^ a b c アルバム『US』より。