メディア・バーン・ライヴ

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メディア・バーン・ライヴ
坂本龍一ライブ・アルバム
リリース
レーベル ミディ
プロデュース 坂本龍一
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メディア・バーン・ライヴMedia Bahn Live)は1986年にリリースされた坂本龍一のライヴ・アルバム。または坂本初のソロ・ツアーの名称。

解説[編集]

アルバム[編集]

  • アルバムはライヴの演奏曲を中心に収録されている。曲順はライヴでの演奏順とほぼ同じで、前半がバンド、中盤が坂本のソロ、最後は再びバンド演奏となる。
  • リリース当初はLP2枚組で、2枚目のB面(EX-JAZZ以降)は45回転。

ライヴ[編集]

  • 1986年4月21日大阪厚生年金会館を皮切りに6月18日の渋谷公会堂を最終日を含む計28回の公演であった。
  • 坂本龍一と言えば、当時はまだYMOでの「コンピュータとの同期による機械的な演奏」というイメージが強かった。このライブツアーではそのイメージを覆すべく、コンピュータを排除し、すべて人間による演奏に支えられている。そのため、アルバム『未来派野郎』ではコンピュータにより演奏されていた複雑なシーケンスパターンでさえ、一部簡略化してサポートキーボーディストが手弾きで演奏している。
  • DAVID VAN TIEGHEMは、当時1,300万円もした坂本所有のフェアライトCMIをこのツアーに携行使用して、レコード音源の再現をライブで試みた。フェアライトでカバーできなかったサンプル音源は、AKAIから出たS-612というS-900の1世代前のサンプラー5台でサポートした。
  • このツアーではヤマハの協力を得て、世界で初めてMIDIピアノが使われた。MIDIピアノは、初めてのライブ使用のため常に2台を携行して望んだが、一度も壊れたりトラブルを起こしたことが無かった。ただし、プログラムチェンジをするボタンの位置の関係で、演奏中ボタンに指が当たってしまい、他の接続楽器のプログラムが変わる等のトラブルが起きる可能性がリハーサルの段階で分ったことから、MIDIピアノの機能としてはかなり制限をかけて使用をした。

サポート・メンバー[編集]

BERNARD DAVISは、実は2人目のドラマーである。当初は元サンタナのマイケル・シュリーヴ(Michael Shrieve)を起用しリハーサルに臨んだものの、グルーヴがバンドの方向性と全く合わない事に坂本が不満を覚えたため、リハーサル4日目で解雇となり、急遽起用が決まったもの。

BERNARD FOWLERは90年代中期からローリング・ストーンズのレコーディングとツアーコーラスに参加し現在でも彼らと行動を共にしている。

ツアー・スケジュール[編集]

  • 1986年4月21日 大阪厚生年金会館
  • 1986年4月22日 大阪厚生年金会館
  • 1986年4月23日 京都会館 第一ホール
  • 1986年4月25日 神戸文化大ホール
  • 1986年4月29日 渋谷公会堂
  • 1986年4月30日 渋谷公会堂
  • 1986年5月07日 静岡市民文化会館
  • 1986年5月08日 名古屋市民会館
  • 1986年5月10日 千葉県文化会館
  • 1986年5月12日 宇都宮文化会館
  • 1986年5月14日 高松市民会館
  • 1986年5月15日 高知県民文化ホール
  • 1986年5月16日 愛媛県民文化ホール
  • 1986年5月17日 広島郵便貯金会館
  • 1986年5月19日 福岡サンパレス
  • 1986年5月20日 長崎市公会堂
  • 1986年5月21日 熊本市民会館
  • 1986年5月23日 鹿児島市民文化ホール
  • 1986年5月26日 金沢市観光会館
  • 1986年5月28日 新潟県民会館
  • 1986年5月29日 長野県民文化会館
  • 1986年6月04日 神奈川県民ホール
  • 1986年6月08日 郡山市文化センター
  • 1986年6月09日 宮城県民会館
  • 1986年6月11日 北海道厚生年金会館
  • 1986年6月13日 岩手県民会館
  • 1986年6月17日 渋谷公会堂
  • 1986年6月18日 渋谷公会堂(最終日)

収録曲[編集]

  1. G.T.
    シングル『G.T.』収録。
  2. BALLET MECANIQUE
    アルバム『未来派野郎』収録。
  3. STEPPIN' INTO ASIA
    シングル『ステッピン・イントゥ・エイジア』収録。原曲のラップはタイ語であるが、このバージョンでは英語で歌われている。
  4. SLEEP ON MY BABY
    「坂本龍一&カクトウギ・セッション」のアルバム『サマー・ナーヴス』収録。
  5. GYMNOPEDIES
    エリック・サティジムノペディ第1番。ライヴではここから坂本のピアノソロとなる。坂本は「オープニングでワッと盛り上げて、汗ダラダラでサティ弾くっていうのも奇妙でいいですよ」とコメントしていた。なお、アルバムに収録されているテイクはスタジオ録音。
  6. ゴリラがバナナをくれる日
    初音源化された曲でPARCOのCFで使用されていた。アルバム『CM/TV』に「PARCO-フェイ・ダナウェイ『アニマル』」というタイトルで原曲が、アルバム『1996』ではトリオ編成にアレンジされた曲が収録されている。
  7. A TRIBUTE TO N.J.P.
    アルバム『音楽図鑑』収録。
  8. DEAR LIZ
    初音源化された曲で、サントリーのCFで使用されていたもの。アルバム『CM/TV』に原曲が収録されている。アルバム『/04』では短いアレンジで再収録されている。
  9. THATNESS AND THERENESS
    アルバム『B-2ユニット』収録。オリジナルとはアレンジが異なり、キーも変わっている。
  10. MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE
    アルバム『メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス』収録。
  11. BEHIND THE MASK
    YMOのアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』収録。マイケル・ジャクソン作詞ヴァージョン。
  12. FIELD WORK
    シングル『フィールドワーク』収録。
  13. ONGAKU
    YMOのアルバム『浮気なぼくら』収録。アレンジはアルバム『浮気なぼくら (インストゥルメンタル)』のヴァージョンに近い。
  14. 黄土高原
    アルバム『未来派野郎』収録。オリジナル楽曲のバッキングフレーズを人間が再現するのが困難だったため、当初坂本はライブでの演奏を断念していたが、キーボードのROBBY KILGOREが簡単なフレーズを考え出し、それが採用された。
  15. SELF PORTRAIT
    アルバム『音楽図鑑』収録。
  16. EX-JAZZ
    初音源化された曲。1985年9月15日筑波万博で行われたライヴ「TV WAR」のエンディングとして演奏されたもので、坂本のソロツアーでは未演奏。
  17. PAROLIBRE~ETUDE
    Parolibreはアルバム『未来派野郎』収録。Etudeはアルバム『音楽図鑑』収録。