5区 (パリ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
パリ・5区の位置

パリ5区 (5く、5e arrondissement de Paris) は、フランス首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである [1]。第5区、パリ5区ともいう。市のほぼ中央、1区の南東に位置しており、セーヌ川の南岸に面している。

概要[編集]

パリの5区は、市のほぼ中央にある行政区。「パンテオン区 (Arrondissement du Panthéon)」と呼ばれることもある [2]セーヌ川の南岸に面しており、シテ島東部とサン=ルイ島の対岸にあたる。人口は、58,849人 (1999年。人口の推移等詳細については後述)。

区の名称は、市の中央部から時計回り螺旋を描くようにして各区に付けられた番号を基にしており、当区はその5番目にあたることから、「5区」と名づけられた。5区から6区にかけての地域はカルチエ・ラタンと呼ばれ、多くの大学が立地し、古くから学生街として知られている。5区には、パリ第1大学 (パンテオン・ソルボンヌ)パリ第3大学 (新ソルボンヌ)パリ第4大学 (パリ=ソルボンヌ)などがある。ほかに主要な施設としては、パリ植物園パンテオンなどがある。

なお、セーヌ川に沿った地域のうち、シュリー橋から下流は「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されている。

地理[編集]

パリ・5区の詳細地図

5区は、パリのほぼ中央、1区の南東に位置しており、セーヌ川の南岸に面している区域である [3]。面積は、2.54 平方キロメートル。

北は、セーヌ川を挟んで、同じパリの行政区である4区に接し、北東のオステルリッツ橋付近のみは12区に接している。東から南西にかけての境界線は弧を描いており、東から南にかけては13区に、南西の一部は14区に接している。西は6区に接している。

地区(カルチェ)[編集]

パリの行政区は、それぞれ4つの地区(カルチェ)に区分されている。5区を構成する4地区のコードと名称は、次のとおりである。

住民[編集]

人口[編集]

5区の人口は、1911年に121,378人となり、ピークに達した。しかし、その後は減少を続け、1999年には半分以下の58,849人となった。2005年の推計では60,600人と見積もられており、人口の回復が見込まれている。

また、人口の減少とともに人口密度も減り続けており、1999年の人口密度は、ピーク時の半分以下の23,160人となっている。人口の推移の詳細は、次のとおりである。

区人口 市人口 区人口/市人口 区人口密度 市人口密度 備考
1872年 96,689 1,851,792 5.22% 38,052 21,303
1911年 121,378 2,888,110 4.20% 47,768 33,225 人口がピークに達する。
1936年 107,120 2,829,753 3.79% 42,157 32,553
1954年 106,443 2,850,189 3.73% 41,890 32,788
1962年 96,031 2,790,091 3.44% 37,793 32,097
1968年 83,721 2,590,771 3.23% 32,948 29,804
1975年 67,668 2,299,830 2.94% 26,630 26,457
1982年 62,173 2,176,243 2.86% 24,468 25,035
1990年 61,222 2,152,423 2.84% 24,094 24,761
1999年 58,849 2,125,246 2.77% 23,160 24,449
2005年 60,600 2,166,200 2.80% 23,849 24,920 人口は推計。

歴史[編集]

政治・行政・司法[編集]

主な官公庁・公共機関[編集]

経済[編集]

主な店舗・商業施設[編集]

健康・福祉[編集]

保健・医療[編集]

学術・研究[編集]

研究施設[編集]

教育[編集]

大学等[編集]

  • パリ第1大学 (パンテオン・ソルボンヌ) (Université Paris Ⅰ (Panthéon-Sorbonne))
  • パリ第3大学 (新ソルボンヌ) (Université Paris Ⅲ (Sorbonne Nouvelle))
  • パリ第4大学 (パリ=ソルボンヌ) (Université Paris IV (Paris-Sorbonne))
  • パリ第6大学 (ピエールとマリ・キュリー) (Université Paris VI (Pierre et Marie Curie))
  • パリ第7大学 (ドゥニ・ディドロ) (Université Paris VII (Denis Diderot))

高等学校[編集]

文化施設[編集]

美術館・博物館[編集]

動物園・水族館[編集]

映画館・劇場[編集]

その他[編集]


宗教施設[編集]

キリスト教[編集]

その他[編集]

観光・憩い[編集]

建築[編集]

公園・緑地等[編集]

旧跡・記念碑等[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

道路[編集]

橋梁[編集]

セーヌ川に架かる区内の橋は、次のとおりである(上流から順に列挙)。

広場・交差点[編集]

パリの「広場 (プラス、Place)」は、しばしば2以上の道路が交差する場所に位置し、中心の「島」を道路が周回するロータリー状の交差点となっている場合が多い。中心の「島」部分は、オベリスク緑地等に利用されている場合もあり、凱旋門があるシャルル・ド・ゴール広場は世界的に有名である。5区の広場や交差点には、次のようなものがある。

船舶[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]


  1. ^ フランス語の 「5e 」 = 「cinquième 」 は、英語の「fifth 」 に相当する序数。「第5の」 「5番目の」を意味する。したがって、原語の「5e arrondissement 」を直訳すると「第5区」となる。
  2. ^ レジフランスLégifrance). “地方自治一般法典 (Code Général des Collectivités Territoriales (CGCT))” R2512-1条. 2008年6月26日閲覧.
  3. ^ セーヌ川の左岸にあたる。

参考文献[編集]

  • MICHELIN編、『Plan Atlas 56 – Paris du Nord au Sud – 』、ISBN 978-2-06-710591-1、MICHELIN、2007年 (仏語。パリ市内の詳細地図。)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]