那智駅

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那智駅
駅舎 左は那智駅交流センター(2005年8月)
駅舎 左は那智駅交流センター(2005年8月)
なち - Nachi
宇久井 (4.3km)
(0.9km) 紀伊天満
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜ノ宮382
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 193.0km(亀山起点)
新宮から12.8km
電報略号 ナチ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
68人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1912年大正元年)12月4日
備考 無人駅
駅前にある山口熊野頌徳碑(2005年8月)
丹敷浦 手前がホーム(2005年8月)

那智駅(なちえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜ノ宮にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。

かつては那智観光の玄関口であったが、現在その機能は紀伊勝浦駅に集約されているため、特急はすべて通過するが、1984年2月までは寝台特急「紀伊」・特急「南紀」(一部)が停車していた。また、近年でもまれに特急「くろしお」号が臨時停車することがある。[1][2]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する行違い可能な地上駅。1番のりば側に駅舎があり、ホーム間は地下道で結ばれている。駅の裏手、2番のりばのすぐ裏側は那智丹敷浦(那智海水浴場、別名「ブルービーチ那智」)であり、ホームからも砂浜を眺めることができる。

1936年(昭和11年)12月竣功の駅舎は熊野那智大社を模し、社殿風のデザインとなっている。駅舎そのものは無人駅であるためがらんどうであるが、1998年(平成10年)8月、この駅舎に那智勝浦町営の那智駅交流センターが増築された。那智駅交流センターは2階建てで、1階にはくつろぎ広場という、マッサージチェアや飲み物等の自動販売機の設置された休憩室および、地元の農産物を直売する産品販売所や特産品を取り扱う特産品売場などが、2階には町営温泉「丹敷の湯」(入浴料は大人600円、子供300円)がある。

前述した通り無人駅。駅舎内部に簡易な自動券売機が一台設置されており、近距離乗車券の購入が可能であったが、老朽化の為、2013年12月10日をもって撤去された。新宮駅が管理を行う。

那智駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1 きのくに線 新宮方面
2 きのくに線 紀伊勝浦紀伊田辺和歌山方面

上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

なお、駅前には「山口熊野頌徳碑」が建立されている。山口熊野(やまぐちゆや、1864年 - 1950年)は和歌山県議会議員を経て1898年(明治31年)に衆議院議員に当選、国会で紀勢本線の建設の提案を行い、1920年(大正9年)紀勢西線建設の決定にまでこぎつけた紀勢本線開通の功労者である。この碑はそれを記念するものであって、題字を世耕弘一が、碑文を郷土史家の田原慶吉が、書を古谷丈夫がそれぞれ担当し、1940年(昭和15年)8月6日に建立された。

駅周辺[編集]

那智観光の拠点で、熊野那智大社那智滝、那智山方面への道が駅前から那智川沿いに延びている。また、夏は駅裏手の丹敷浦への海水浴客でにぎわう。

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[3]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1998 143
1999 168
2000 115
2001 116
2002 110
2003 103
2004 100
2005 94
2006 88
2007 89
2008 82
2009 70
2010 73
2011 61
2012 68

歴史[編集]

改築間もない2代目駅舎(1937年)

その他[編集]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
きのくに線(紀勢本線)
宇久井駅 - 那智駅 - 紀伊天満駅

脚注[編集]

  1. ^ 電車を降りたらすぐ海 那智駅に特急が臨時停車 夏休みキャンペーン - 『南紀州新聞・熊野新聞』 2008年7月31日
  2. ^ 【復興特別企画】熊野古道 神秘ウォーク 特別版 - 『熊野那智世界遺産情報センター』 2012年4月14日
  3. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
  4. ^ 日本国有鉄道公示S60.3.12公181

関連項目[編集]

外部リンク[編集]