椿駅

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椿駅*
駅舎(2005年8月)
駅舎(2005年8月)
つばき - Tsubaki
紀伊日置 (6.1km)
(5.2km) 紀伊富田
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町椿330-4
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 267.3km(亀山起点)
新宮から87.1km
電報略号 ツハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
38人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1935年昭和10年)3月29日
備考 無人駅
* 1965年に紀伊椿駅から改称。

椿駅(つばきえき)は、和歌山県西牟婁郡白浜町椿にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の

椿温泉の玄関口ではあるが、その温泉街の中心部とはかなり離れており、ひっそりとした場所に位置する。しかし旧来より急行停車駅であったため、急行廃止の代償措置として現在も特急列車が1日1往復停車している(2011年3月11日までは1日2往復停車していた)。

歴史[編集]

構内(2005年10月6日)
1935年頃、終着駅時代の構内。駅名標に注目。写るC11形40号機は現在福知山駅前で保存。

この駅は1935年(昭和10年)3月国鉄紀勢西線の紀伊富田駅から当駅までの開通とともに、終着駅紀伊椿駅(きいつばきえき)として開業した。椿駅を最初から名乗れなかったのは、当時の五能線にすでに椿駅が存在していたからである。開業のわずか1年後の1936年(昭和11年)10月に、国鉄紀勢西線は当駅から周参見駅まで延伸となり、当駅は終着駅でなくなった。

その後当駅は1959年(昭和34年)、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受けて国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。

なお駅名は、五能線において1964年(昭和39年)10月1日に八森駅が東八森駅と改称され、同年11月1日に椿駅が八森駅に改称されたのを受け、1965年(昭和40年)3月1日椿駅へ改称となった。同じ日には白浜口駅が白浜駅に、紀伊湯浅駅が湯浅駅に、金岡駅が堺市駅に改称されている。現在の石勝線東追分駅もこの日の開業である。

年表[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム島式ホーム複合型の2面2線を有する、行違い可能な地上駅。かつては2面3線のホームであったが、現在は3番線の和歌山方のポイントと場内・出発信号機・架線が取り外され保線車両の材料線となっている。単式ホームから階段を下りたところに駅舎が置かれる。ホーム間の連絡は跨線橋による。1番線のホームは若干幅が狭い。

古くから駅舎は木造瓦葺で、内部の待合所には出札窓口が残る。駅舎の「椿駅」の看板にはツバキの花の絵がかかれており、駅舎の周りにもツバキの木が植えられている。また、待合所には山形県西置賜郡飯豊町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)米坂線羽前椿駅の写真が飾られている。

2003年11月1日から無人駅(現在は紀伊田辺駅管理)となっているため、駅員はいない。それまでは簡易委託駅であり、駅舎の中の出札口で切符を販売していた。

椿駅プラットホーム
ホーム 路線 行先 備考
1 きのくに線 白浜和歌山新大阪方面
2 きのくに線 串本紀伊勝浦新宮方面

上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。1番のりばは下り本線、2番のりばは上り本線。

駅周辺[編集]

この駅は、椿温泉で知られる椿集落の入口であるが、その中心部からはかなり離れている。海岸線沿いにある椿温泉からは当駅は内陸に位置するため、山中にひっそりと佇む駅といった風情である。椿地区の中心地にはバスなどの交通手段があるが、この駅の周辺には手つかずの山林が広がるのみで、駅はいたって寂しい場所にある。

駅前には朝来帰川(あさらぎがわ)が流れており、それに沿って椿の中心部たる朝来帰(あさらぎ)の集落まで、県道215号が伸びている。その道を駅からしばらく行くと、小規模な集落である朝来帰にたどりつく。そこから海岸線沿いの国道42号をさらにもう少し昇ると、ようやくホテルやリゾートマンション・釣具屋などがある椿温泉の温泉街にたどり付くことができる。

このように、駅から温泉まではかなり離れているため、駅前には旅行客が自由に使ってよい貸し自転車が置かれている。またこのため、観光客はホテルなどへの移動手段として、送迎バスを電話で呼んで駅まで来てもらうようになっている。

  • 白浜町立椿小学校
  • 白浜町役場椿出張所
  • 椿郵便局

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[2]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1998 78
1999 68
2000 58
2001 49
2002 33
2003 31
2004 28
2005 31
2006 31
2007 36
2008 37
2009 38
2010 40
2011 38
2012 38

隣の駅[編集]

※特急「くろしお」(当駅には一部のみ停車)の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

西日本旅客鉄道
きのくに線(紀勢本線)
紀伊日置駅 - 椿駅 - 紀伊富田駅

脚注[編集]

  1. ^ 日本国有鉄道公示S60.3.12公181
  2. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 椿駅(各駅情報) - 西日本旅客鉄道