紀伊田原駅

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紀伊田原駅
駅舎(2005年8月)
駅舎(2005年8月)
きいたはら - Kii-Tahara
紀伊浦神 (4.9km)
(5.1km) 古座
所在地 和歌山県東牟婁郡串本町田原219
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 209.9km(亀山起点)
新宮から29.7km
電報略号 キハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
18人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1936年昭和11年)12月11日
備考 無人駅

紀伊田原駅(きいたはらえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町田原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。

駅構造[編集]

単式ホーム島式ホーム混合の2面3線を持ち、単式ホーム(1番のりば)に接して駅舎のある地上駅である。ホーム間の連絡は跨線橋による。

新宮駅管理の無人駅。開業当時からの駅舎が窓がふさがれながらも使用されている。トイレは、設置されている。

紀伊田原駅プラットホーム
ホーム 路線 行先 備考
1 きのくに線 串本紀伊田辺和歌山方面
2 きのくに線 紀伊勝浦新宮方面
3 きのくに線 紀伊勝浦・新宮方面 一部列車のみ
串本・紀伊田辺・和歌山方面 待避列車のみ

1番のりばが下り本線、2番のりばが上り本線、3番のりばが上下副本線である。

3番のりばは上下線双方向の入線・発車が可能。過去には朝の通勤・通学時間帯に新宮から送り込み回送され、当駅3番線で折り返し、紀伊田原始発の新宮行き普通が運転されていた事があった。なお、ダイヤ乱れ時には3番のりばで列車の折り返しが行われることがある。

近くには田原海水浴場と国民宿舎「あらふね」があり、過去には急行「きのくに」が海水浴客の便宜を図って、夏季に臨時停車していた時期があった。

過去には駅舎正面向かって左手に小型貨車2両程度の貨物ホームがあり、さらに3番線の西側にも貨車留置用の側線があった。貨物ホーム跡の上には現在信号機器室が設置されているが、ホームはそのまま残されており、現役当時を偲ばせている。また、ホーム跡に敷かれていた線路は保線用車両の留置用として使用されていたこともあったが、近年になって3番線西側の側線に敷かれていた線路共々剥がされた。尚、3番線西側の側線跡にはコンクリート製の車止めが現在でも残っている。

駅周辺[編集]

この周辺では熊野灘のぎりぎりまでに山が迫るという地形が広がっているがこの駅のある田原集落は田原川がその山を削った田原川河口のわずかばかりの平地に開けている。田原集落は古くからの漁港の集落であり、この駅は田原集落の西の端、あと少しで山という場所に位置していて海まではすこしだが離れている。田原の集落には駐在所や郵便局、小学校などがある。なおこのあたりのこのあたりの海岸では冬季の早朝に「田原の海霧」とよばれる現象が発生する。それは放射冷却により田原川上流にたまった霧が川を下りながらその量を増して行き暖かい海に出たところで濃くなって表出することによって生まれるもので海面に霧が張って海が白く見えるのである。駅周辺の集落は軽自動車一台程度しか通れないような狭い路地に古びた民家が密集している。

  • 串本町役場田原連絡所(国民宿舎あらふねに併設)
  • 串本警察署田原駐在所
  • 田原郵便局
  • 串本町立田原小学校
  • 木の葉神社
  • 田原海水浴場
  • 荒船キャンプランド
  • 森戸崎
  • 佐部温泉

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[1]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1998 80
1999 76
2000 62
2001 45
2002 40
2003 43
2004 42
2005 37
2006 28
2007 24
2008 23
2009 20
2010 23
2011 18
2012 18

歴史[編集]

この駅は1936年12月、国鉄紀勢中線の下里駅から串本駅までの開通と共に開業したが、その約4年後の1940年には江住駅から串本駅新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開業により紀伊木本駅から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされたため国鉄紀勢西線の駅となった。その後当駅は1959年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。

その他[編集]

  • 駅名の読みはきいたらとされているが地名の田原はたらと読むのが正しいとされている。附近を通っている国道42号のキロポストの表記は地名の正式な読みにしたがってTawara(たら)とされている。
  • 以前は国道42号から紀伊田原駅への案内表示があったのだが数年前に台風により吹き飛ばされた模様でそれ以来案内表示は設置されていない。
  • 過去には入り口に軒があり、その下に旧式表示(右横書き)で「驛原田伊紀」と書かれていた。これは開業当初からのものと思われる。JR化後、その表記の上に「JR紀伊田原駅」の駅名板が掲げられ、旧式表記は駅名板に隠れて見られなくなっていたが、軒が取り払われ駅名板を軒のあった場所より上方に移設した事により、再び「驛原田伊紀」の旧式表記が現れた姿となっている。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
きのくに線(紀勢本線)
紀伊浦神駅 - 紀伊田原駅 - 古座駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目[編集]

外部リンク[編集]