香櫨園駅

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香櫨園駅*
駅舎(南側)
駅舎(南側)
こうろえん - Koroen
HS-17 西宮 (1.1km)
(1.2km) 打出 HS-19
所在地 兵庫県西宮市松下町
駅番号 HS-18
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 17.8km(梅田起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
9,737人/日
-2010年-
開業年月日 1907年明治40年)4月1日
備考 * 2001年に香枦園駅から改称
ホーム

香櫨園駅(こうろえんえき)は、兵庫県西宮市松下町にある、阪神電気鉄道本線2001年までは「香園」と表記した。

当駅は近畿の駅百選に選ばれている(第4回選定)。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線のホームを有する高架駅である。分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は、1階に1か所のみあり、ホームは2階にある。駅舎やホームは、地上駅時代の駅舎をそのまま保存、活用してほしいという周辺住民の声に配慮し、明治時代を思わせるレトロな装飾がなされている。

ホームは夙川を跨ぐ構造である。川の真上の部分には上下ホームに扉で仕切られた、通称「お立ち台」があり、乗客は自由に出入りできる。北側の上りホームのお立ち台からは、夙川の堤防に植えられている桜並木を眺めることができる。この部分の屋根は、高架化前の旧駅の改札口上屋を模した形状となっている。

ホーム有効長は19m級の阪神車両6両編成に対応した120m。現行ダイヤでは神戸方面行きの優等列車は停車しないので、下りホームは4両編成分のみが使用されている。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 本線 下り 神戸(三宮)明石姫路方面

実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、公式サイトの構内図では上りホームが1番のりば、下りホームが2番のりばとされている。

香櫨園駅配線略図

梅田方面
香櫨園駅配線略図
三宮・元町方面
凡例
出典:[1]



利用状況[編集]

2010年度の1日の乗降客数は9,737人で、さくら夙川駅開業等の影響により減少し1万人を割り込んでいる。

1日の乗降客数の推移

  • 1991年:12,615人
  • 1992年:11,660人
  • 1993年:12,153人
  • 1994年:11,678人
  • 1995年:10,304人
  • 1996年:10,045人
  • 1997年:9,411人
  • 1998年:9,153人
  • 1999年:10,330人
  • 2000年:10,934人
  • 2001年:10,941人
  • 2002年:11,010人
  • 2003年:10,822人
  • 2004年:10,773人
  • 2005年:10,667人
  • 2006年:11,096人
  • 2007年:10,015人
  • 2008年:9,713人
  • 2009年:10,288人
  • 2010年:9,737人

駅周辺[編集]

北口

南口

バス路線[編集]

阪急バスに「阪神香櫨園」という名前のバス停が存在するが、駅からは東に離れている。2012年現在は土曜日に1本発着するのみ。

歴史[編集]

ここから苦楽園に至る区間で阪神電鉄傘下の摂津電気自動車によるトロリーバス敷設計画も立案されたが、それに対抗する形で阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)は甲陽線を建設した。結局、阪神の計画は頓挫した。

下り線が高架化されたときの駅名標は「香櫨園」の下にカッコ書きで「(枦)」と表記されており、将来の改称を先取りする形になっていた。上り線が高架化されたときの駅名標は「香櫨園」だけで、のちに下り線の駅名標からも「(枦)」が取り除かれた[2]

2006年10月28日のダイヤ改正で、区間特急の停車駅となった。ただし区間特急は平日朝ラッシュ時の梅田行きのみの運転のため、平日の朝ラッシュ時以降、および土休日に停車する優等列車は設定されていない。これに伴いそれまで停車していた準急は通過扱いとなった。この改正により梅田方面への所要時間は大幅に短縮された。その反面、区間特急の次の停車駅である甲子園駅以西の下り準急の運転は中止されたため、神戸方面へは昼間時は10分毎であるのに対して朝ラッシュ時は14分毎となっている。これは当駅の利用者の多くが大阪方面へ向かう通勤客であり、神戸方面行きの通勤需要および昼間時の利用が比較的少ないことが関係しているものとされる。このダイヤ改正により、香櫨園駅が区間特急以外の全ての優等列車が通過するのに対し、隣の西宮駅は区間特急以外の全ての優等列車が停車するという、全く逆の停車パターンとなった。

同日に、阪急電鉄では近接する夙川駅に特急を停車させるダイヤ改正が実施された。経営統合した阪急・阪神がともに、JR神戸線のさくら夙川駅の開業に向けた対策をとったことによるものである。

1908年に『鉄道唱歌』の作詞者である大和田建樹が阪神の依頼を受けて作成した『阪神電車唱歌』(全22番)では、以下のように香櫨園が歌われた。

9.廣田官幣大社をも 拝して立ちよる香櫨園 四季の眺めは備はりて 新たに開けし遊園地
10.ゆくて急がぬ旅人は 登りて見よや甲山 一目に集まる摂河泉(せっかせん) 山川さながら画(え)の如し

駅名の由来[編集]

香櫨園という駅名は、大阪の商人である香野蔵治と櫨山慶次郎によって、1907年に造作された遊園地「香櫨園」の最寄駅であったことから名付けられた。遊園地の詳細については「香櫨園遊園地」を参照。

このため、香櫨園というのは元々の地名ではないが、この香櫨園駅、西宮市立香櫨園小学校、私立香櫨園幼稚園などに残る。しかし、西宮七園を構成する高級邸宅街としてブランド性が高いため、マンション名などには盛んに用いられている。そのために1990年代以降はマンションが目立ち、かつてと比べると邸宅は減少しつつあるが、灘五郷の酒造家などの邸宅は今なお見ることができる。西宮市大谷記念美術館もその名の示すとおり、個人の邸宅とコレクションを基にする美術館である。

隣の駅[編集]

阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急・快速急行
通過
区間特急(梅田行きのみ運転)
今津駅 (HS-16) ← 香櫨園駅 (HS-18)打出駅 (HS-19)
普通
西宮駅 (HS-17) - 香櫨園駅 (HS-18) - (堀切信号場) - 打出駅 (HS-19)

脚注[編集]

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  1. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』 川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年ISBN 978-4-06-270017-7 28頁
  2. ^ 参照ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]