エレクトロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Electro
様式的起源 Disco
Synthpop
Hip hop
Boogie
Funk
Electronic music
文化的起源 1980年代初頭のヨーロッパアメリカ合衆国 (ニューヨークデトロイト)及び日本
使用楽器 Synthesizer (keytar), drum machine, vocoder, sampler
流行時期 1982年から1985年の間
派生ジャンル Miami bass – Funk carioca – Freestyle – TechnoBreakbeat
サブジャンル
Electro hop
融合ジャンル
Ghettotech
関連項目
クラフトワーク
アフリカ・バンバータ
ローランド・TR-808
テンプレートを表示

エレクトロ: Electro; electro-funk もしくは electro-boogie の略称[1])とは、1982年から1985年の間に流行した電子音楽の1ジャンルである。楽器としてシンセサイザーのローランド・TR-808を使い、ヨーロッパの電子音楽とアメリカのファンクが融合して成立した。初期のブレイクダンスのBGMとして愛用され、後のさまざまなダンスミュージックへ影響を与えた。

また2000年代中盤以降の日本国内において、ロック色やニューウエーブ色が強い電子音を取り入れたダンスポップを「エレクトロ」と呼ぶメディアがあるが、本項目で扱う音楽ジャンルとは異なっている。

概要[編集]

ニューヨーク、ブロンクス出身のDJであったアフリカ・バンバータが、彼のDJプレイでもよく回していたクラフトワークの「ヨーロッパ特急」のメロディ、同「ナンバース」(『コンピューター・ワールド』に収録)のビートをサンプリングして旧友アーサー・ベーカーとともに作ったレコード、「プラネット・ロック」(1982年リリース)がその起源とされる。 ラップをフィーチャーしたこのレコードでラップをより広め、バンバータはそれらの功績から初期ヒップホップ界において三大DJの一人に数えられる。このエレクトロはヒップホップテクノ、双方の音楽に影響を与えた。 ドラムマシンのTR-808を使ったビートが特徴的であり、初期はエレクトロ・ファンクとも呼ばれていた。エレクトロは曲の基礎に、基本的にクラフトワークの「ナンバース」のビートを使うか、これをアレンジしたものを使っていたためほぼ似たり寄ったりの曲が多い。この音楽の流行は短命で終わり1985年を境にメジャーからのレコード発売は途絶えている。途中エレクトロの一部がマイアミにて発展し1990年代初頭にマイアミベースとして人気を博したこともあった。

以降もデトロイトオランダなどのアーティストにより、細々とではあるがエレクトロの作品は作られ続けている。それらはニュー・エレクトロなどと呼ばれる場合もあるが、基本的なスタイルは1980年代初期のそれと変わってはいない。

出典[編集]

  1. ^ Electro-Funk > WHAT DID IT ALL MEAN ?”. Greg Wilson on electrofunkroots.co.uk. 2009年12月23日閲覧。

外部リンク[編集]