荒川太朗

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あらかわ たろう
荒川 太朗
プロフィール
本名 佐藤 康夫
(さとう やすお)[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本東京都[2]
死没地 日本の旗 日本・東京都文京区[1]
生年月日 (1956-11-04) 1956年11月4日
没年月日 (2012-11-15) 2012年11月15日(56歳没)
血液型 O型[3]
職業 声優俳優
配偶者 あり[1]
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重 170 cm / 63 kg
活動
活動期間 1970年代 - 2012年
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荒川 太朗(あらかわ たろう、1956年昭和31年)11月4日[2] - 2012年平成24年)11月15日[1])は、日本声優俳優。旧芸名は本名[1][5]の他、プロフェッサー佐藤[5]荒川 太郎(読み同じ)[2]東京都出身[2]

来歴[編集]

声優、俳優になる前はなぎら健壱に師事し、デビューしたての頃のフォークデュオのサスケと一緒に東京都内のライブハウスを回り、音楽活動をしていた[5]

その後は持ち前の美声とセンスを生かし、声優として数多くのアニメ、映画の吹き替え等で活躍していた[5]

フリー。演練集団ON LIMIT主宰[6]。かつては同人舎プロダクション[2]ぷろだくしょん★A組RME[7]に所属していた。

病気のため声優業を引退した村越伊知郎に代わり、1998年(平成10年)7月から『サザエさん』の波野ノリスケ役を引き継いだ。2000年(平成12年)6月に途中降板し、その後は松本保典に引き継がれた。

2012年(平成24年)11月15日、多臓器不全のため、東京都文京区の病院で死去。56歳没[1]

人物[編集]

主に洋画の吹き替えを中心に活躍した。

豊かなテノールで、男性的なキャラクターを多く演じていた[8]

特技はフォークソング[9]歌唱[4]

後任[編集]

荒川の降板および死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任 役名 概要作品 後任の初担当作品
松本保典 波野ノリスケ サザエさん 2000年7月放送分
屋良有作 いわおとこ それいけ!アンパンマン
広瀬正志 松千代先生 忍たま乱太郎 第21期[注 1]
板取政明 暗殺者 第21期
栗田圭 サイラー スターゲイト SG-1
中林俊史 ヴェガ コマンドー』テレビ朝日版 吹替の帝王版
櫻井トオル A・ラブ ウエスト・サイド物語』TBS新録版 WOWOW追加録音
落合福嗣 ブル 3丁目のタマ うちのタマ知りませんか? タマ&フレンズ〜タマとふしぎな石像〜[10][11]
長嶝高士 ランディ マペット放送局 マペットのホーンテッドマンション
星野充昭 リトル・ジョンソン ダイ・ハード』機内上映版 スターチャンネル追加録音

出演[編集]

映画[編集]

  • (アベックの男)

テレビドラマ[編集]

テレビアニメ[編集]

1977年
1979年
1982年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
  • マッハGoGoGo(ミゲル)
  • 名探偵コナン(1997年 - 2012年、前田聡、堂本純平、浦沢六助、鳥光行雄、ルドガー・ハイネン、池田周平)
1998年
1999年
2001年
2002年
2003年
2006年

劇場アニメ[編集]

1979年
1980年
  • がんばれ!! タブチくん!! 第2弾 激闘ペナントレース!!
1988年
1989年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
2011年

OVA[編集]

1988年
  • 神州魑魅変(家中の者A)
  • 六神合体ゴッドマーズ 十七歳の伝説
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
  • マーズ(「こんごう」副長、陸上幕僚長)
1997年
1998年

ゲーム[編集]

ドラマCD[編集]

吹き替え[編集]

担当俳優[編集]

スティーヴ・ブシェミ

映画[編集]

ドラマ[編集]

アニメ[編集]

人形劇[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 広瀬の病気療養に伴う長期休業後は柳沢栄治が引き継いだ。第31期第21話のEDのクレジットでは岡野浩介と誤表記されていたが、再放送で修正された。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f “ノリスケ演じた声優・荒川太朗氏死去”. 日刊スポーツ. (2012年11月18日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20121118-1048762.html 2014年6月12日閲覧。 
  2. ^ a b c d e 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、15頁。ISBN 4-87376-160-3 
  3. ^ 荒川 太朗”. アキバ総研. カカクコム. 2023年11月5日閲覧。
  4. ^ a b 『日本タレント名鑑(1999年版)』VIPタイムズ社、1999年、18頁。 
  5. ^ a b c d サスケ (2012年11月21日). “荒川太朗と志賀圭二郎”. サスケ(SASUKE)のブログ. FC2 . 2023年9月19日閲覧。
  6. ^ 菊川 臨”. RME. 2008年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月12日閲覧。
  7. ^ 荒川 太朗”. RME. 2007年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月12日閲覧。
  8. ^ 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、9頁。ISBN 4-19-720012-9 
  9. ^ 『日本タレント名鑑(1997年版)』VIPタイムズ社、1997年、17頁。 
  10. ^ 三丁目のタマ町内会の2019年2月22日のツイート2019年2月22日閲覧。
  11. ^ 猫だらけのオムニバス映画 ダヤンとタマと飛び猫と~3つの猫の物語~公開決定!”. タマ&フレンズ~うちのタマ知りませんか?~. ソニー・クリエイティブプロダクツ (2019年2月22日). 2019年2月25日閲覧。
  12. ^ 作品データベース ゼンダマン”. タツノコプロ. 2022年5月21日閲覧。
  13. ^ クレジット表記は「忍者」。
  14. ^ 平成イヌ物語バウ”. 日本アニメーション. 2016年5月17日閲覧。
  15. ^ AKIRA”. アニメイト. 2022年3月30日閲覧。
  16. ^ 平成イヌ物語バウ 劇場版”. 日本アニメーション. 2016年5月17日閲覧。
  17. ^ 劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段”. メディア芸術データベース. 2016年8月14日閲覧。

外部リンク[編集]