ピンクパンサー (アニメ)

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ピンクパンサーPink Panther)は、アメリカアニメーション作品、または同作品に登場するキャラクターである。原作者はフレッツ・フレレングとデヴィッド H.ディパティエ。

概要[編集]

1964年公開の実写映画『ピンクの豹』およびそれを第1作目とした映画シリーズのオープニングアニメーションにて登場したキャラクターを主人公とした、いわばスピンオフ的な作品。1964年から1980年にかけてオリジナルの短編作品が124本(参照)作られた。現在でもカートゥーン ネットワークなどで放映されるなど、長期に渡る人気を保っている。

2010年5月には、最新作であるテレビアニメ『ピンクパンサー&パルズ』がアメリカで放送開始された。

キャラクター[編集]

ピンクパンサー
その名の通り、ピンクである。1964年4月11日生まれ(実写映画の公開日)。オスで、無口であるが喋る時もある。利口。足跡までピンクで、好きな色もピンクである。宝石泥棒であり、クルーゾー警部に追いかけられているが、逃げ切るのがオチである。オシャレで悪戯好き。1話完結のこのアニメでは、話によって様々な状況に置かれており初期はリトルマンを困らせて楽しんでいる役が多かったが、話数を追うに連れて、ピンクパンサー自身が事件に巻き込まれて行くケースが増えている。英語版の解説では、親しみを込めて「ピンク」と呼ばれている。(YouTubeオフィシャルチャンネルより)
クルーゾー警部
ピンクパンサーを捕まえようと追いかけている。しかし、殆ど取り逃がしている。冷静沈着ではあるが、何故か大惨事を起こす。
アードバーク & アント
声 - 小形満(アント)
アリクイ(アードバーク[1])とアリ(アント)によるコンビである。アードバークはアントをよく食いたがり、追いかけている。基本的に仲は悪いが、結束することも。アントの叔母としてアードバークに匹敵するほどの体長をもつジャイアントさん(声 - よのひかり)というアリが登場したこともある。彼らの登場するパートのみ台詞があり吹き替えで放送される。
リトルマン
上記の4人以外のキャラクターはだいたいリトルマンでモブキャラとして描かれている。鼻が高い。基本的には体が真っ白のリトルマンが登場する事が多い。
グリーンパンチマーク
ピンクパンサーの「ピンクパンチ」の看板に、本来ピンクのマークだが何故か緑色のマークになり、生命を持っている。ピンクパンサーはそれをピンクに染めたり、潰そうとしたがグリーンパンチマークの巨大な親らしきものにひどい目に合わされる。桃色の液体に入ったとたん、緑色の水に変えたり、白い紙を緑色に変化させたことから、体には物を緑色に変色させる作用があると推測される。
ナレーター
声 - 銀河万丈
ワーナー・ホーム・ビデオより発売されたVHS版にのみ収録されたナレーション。

日本での展開[編集]

日本の地上波では、短編は1972年にフジテレビで放送。[2] 。その後、1977年4月から同年9月にかけて、東京12チャンネル(現:テレビ東京)の平日19:23 - 19:30に放送(1本のみ、声優不明)、2000年代現在はカートゥーン・ネットワーク[3]にて樫井笙人による新吹替版が放送されている。その後1994年から1995年にかけて、93年制作のTVシリーズが同じくテレビ東京系にて毎週木曜18:00から放送されたことがある(30分番組)。吹き替えはピンクパンサーは石井康嗣が、クルーゾー警部は青野武がそれぞれ演じた。また元には存在しないナレーションが、山口勝平の声により追加されている。これはキャストロールでの表記でこそ「ナレーター」だが、視聴者に対する案内のみならず、軽妙な口調で作中のキャラクターの言動に茶々を入れたり、次回予告で登場キャラクターと掛け合いをするなど、自由奔放な役回りを担っている。またこの番組では「アードバーク(声:大塚明夫) & アント(声:平田広明)」がピンクパンサーと共演してたり、リトルマンに似ているが、色が白ではなく肌色で服を着ているキャラ(声:茶風林)が様々な役でピンクパンサーと共演したり、原作では登場しないオリジナルキャラとして、マッチョマンでアゴデカの男のエイブリィ・アゴ・ハリー(通称:アゴちゃん)(声:菅原正志) 。犬の犯罪組織のボス、ドックファーザー(声:玄田哲章) と子分のルーイ(声:藤原啓治) 、パグ(声:大川透)。ある南の島の主で魔力を持つ原住民のジャングルマン(声:江原正士)。アラスカに住むエスキモーのマクラック(声:桜井敏治)。オウムのピーちゃん(声:石森達幸)。フォンシュマーティー博士(声:坂東尚樹)。グラニーおばあちゃん(声:中澤やよい)。お転婆娘のセルマ(声:川田妙子)。魔法使いのドラおばさん(声:京田尚子) など様々なキャラクターが登場した。オープニングには『ピンク・パンサーのテーマ』、エンディングには日本のアーティストによる楽曲が用いられた。

  • エンディングテーマ - 「君らしく」(作詞:森川真澄美、作曲:吉村竜太、歌:Emu
  •  製作 ‐テレビ東京、東宝株式会社、東北新社

また前述の『〜おもしろオリンピック』も、東京12チャンネルの『マンガのくに』などで放送されている。

1990年には、ブリヂストンのテレビCMのキャラクターとして採用されている。

1995年山佐によりこの作品とのタイアップによるパチスロ、『ピンクパンサー』が製作、販売された。これは現在では多数作られているパチンコ・パチスロのタイアップ商品第1号である。[4]

誕生40周年を迎えた翌年の2005年には、安室奈美恵のアルバムQueen of Hip-Popの収録曲『WoWa』のPVにも出演した。ちなみに、コラボにより安室奈美恵に似せたといわれる女性版ピンクパンサーなるものが作られている。

このほか、ユニバーサルスタジオジャパンでは本作の関連グッズが販売されている。DVDの発売・販売でアニメ映画のピンクパンサーは20世紀フォックス ホームエンターテイメントでテレビアニメ(日本の地上波(テレビ東京)放送)のピンクパンサーではハピネット・ピクチャーズが発売・販売している。

放映リスト(短編アニメ)[編集]

  • ピンクパンサー篇
  1. ピンクに塗ろう (The Pink Phink)
  2. おやすみなさい(Pink Pajamas)
  3. 真夜中のデパート(We Give Pink Stamps)
  4. ダイヤル"P"を回せ(Dial "P" for Pink)
  5. ピンクの方舟(Sink Pink)
  6. 今宵あなたと(Pickled Pink)
  7. スパイを追え!(Pinkfinger)
  8. ショッキング・ピンク(Shocking Pink)
  9. ダイヤモンドは永遠なり(Pink Ice)
  10. 安眠妨害(The Pink Tail Fly)
  11. ピンク・アタック(Pink Panzer)
  12. おしゃべり体重計(An Ounce of Pink)
  13. ピンク・フィッシング(Reel Pink)
  14. 魔法のマント(Bully For Pink)
  15. ピンク・パンチ(Pink Punch)
  16. ピンクのマイカー(Pink Pistons)
  17. ビタミン・ピンク(Vitamin Pink)
  18. ピンク・コンサート(Pink, Plunk, Plink)
  19. カメラにニッコリ(Smile Pretty, Say Pink)
  20. チューチュー・トラブル(Pink-A-Boo)
  21. 魔法のランプ(Genie With The Light Pink Fur)
  22. スーパーピンク(Super Pink)
  23. いびきは迷惑(Rock-A-Bye Pinky)
  24. 春が来るまで(Pinknic)
  25. おばけホテル(Pink Panic)
  26. ピンク・フラワー(Pink Posies)
  27. クリーン・ピンク (Pink Of The Litter)
  28. スリムを目指せ(In The Pink)
  29. ピンク・パイロット(Jet Pink)
  30. 南の島のピンク・パンサー(Pink Paradise)
  31. いじわるな馬(Pinto Pink)
  32. ベビー・ピンク(Congratulations! It's Pink)
  33. ワーキング・ピンク
  34. マジック・ハウス
  35. 不思議なお話
  36. たこあげで大迷惑
  37. ピンクの恩返し
  38. サイケデリック・ピンク
  39. ビーチの出来事
  40. ピンク・スクーター
  41. G.Iピンク
  42. ラッキー・ピンク
  43. 拾った25セント玉
  44. スペース・ピンク
  45. ピンクの騎士
  46. ピンク・ホスピタル
  47. 石を運ぼう
  48. ピンク・ウォンテッド
  49. ピンク牧場の決闘
  50. 3つの願い
  51. ピンク・スフィンクス
  52. 大きな森の木の下で
  53. キケンなおつかい
  54. ピンク・ロビンフッド
  55. シンデレラ・ドリーム
  56. 害虫にご用心
  57. 横断歩道の渡り方
  58. おじゃまします
  59. 強力な目覚まし時計
  60. 覚まし時計
  61. トウモロコシ戦争
  62. 生き残るのは誰だ?
  63. ハエ退治
  64. ピンク・カフェ
  65. チューバの練習
  66. ピンク・アクシデント
  67. しつこいノミ
  68. ピンク・パンク
  69. 迷惑なレストラン
  70. なし(Pink-In)
  71. ボールを追いかけて
  72. 豪華客船の旅
  73. 森のヒーロー
  74. モナリザ・スマイル
  75. ピンクのゲレンデ
  76. おかしなお魚
  77. ゆっくり眠りたい
  78. おばけ屋敷へようこそ
  79. ピンクのぞうさん
  80. ピンクの森を大切に
  81. 飛べない小鳥
  82. ピンクが大流行
  83. ピンク・リベンジ
  84. ピンクのヒーロー
  85. マジックハット
  86. アラビアン・ピンク
  87. ただほど高いものはない
  88. ピンクの笛吹き
  89. ピンクの伝令
  90. 名探偵ピンク・パンサー
  91. ペットが欲しい
  92. ドクター・ヘルプ!
  93. カメラマンは大変
  94. ゲームに夢中
  95. トイ・パンサー
  96. ピンク・トランペット
  97. しつこい雨雲
  98. 勘違いダイエット
  99. ピンクU.F.O
  100. 二つの顔を持つ男
  101. ピンク・ダディ
  102. 不思議な豆の木
  103. ハエたたき
  104. ここ掘れピンク
  105. ピンク・サイコ
  106. なし(Yankee Doodle Pink)
  107. ピンク・スクープ
  108. なし(Pet Pink Pebbles)
  109. なし(The Pink Of Bagdad)
  110. トロピカル・クルーズ
  111. ダンシング・モンキー
  112. ピンクのシッポ
  113. ピンク・ベッドタイム
  114. スターピンク
  115. ピンク・モーニング
  116. 困ったアヒルの子
  117. ピンクの闘牛士
  118. ひもは続くよ どこまでも
  119. ピンク・チェーンソー
  120. マグネット・パワー
  121. スパークプラグ
  122. ドクター・ピンク
  123. ピンク・ランドリー
  124. スーパーへ行こう
  • アントアンドアードバーグ篇
  1. アント・アンド・アードバーグ(The Ant And The Aardvark)
  2. バイクで勝負(Hasty But Tasty)
  3. 大邸宅へお引越し(The Ant From Uncle)
  4. 負けてたまるか(I've Got Ants In My Plans)
  5. ハイテクなんで信じるな(Technology, Phooey)
  6. 人生って厳しい (Never Bug An Ant)
  7. 俺は犬じゃない!(Dune Bug)
  8. サメと対決(Isle Of Caprice)
  9. トラの恩返し(Scratch A Tiger)
  10. アリの缶詰 争奪戦(Odd Ant Out)
  11. どっちが賢い?(Ants In The Pantry)
  12. 珍種のアント(Science Friction)
  13. 森の仲間連盟(Mumbo Jumbo)
  14. 冬はこりごり(The Froze Nose Knows)
  15. ビタミン剤でパワーアップ(Don't Hustle An Ant With Muscle)
  16. アントを助けろ(Rough Brunch)
  17. 退院はいつ?(From Bed To Worse)

放映リスト(長編アニメ)[編集]

参照[編集]

  1. ^ 本作品では「アードバーク」という名前のアリクイと位置づけられているが、「アードバーク(英: aardvark)」とは本来ツチブタのことであり、アリクイ(英: anteater)とは異なる生物である。
  2. ^ 1972年1月3日(お正月特番)には月曜朝8時30分に放送され、同年5月15日にも金曜朝7時15分に放送、どちらとも2本立て・15分番組で放送されていた(朝日新聞縮刷版)。
  3. ^ アメリカでは2001年から放送している。ピンクパンサー offcial Web Site - ピンクパンサーの歴史
  4. ^ 初まとめ/初タイアップ - WIKIRE@HAZUSEパチスロ・パチンコ解析情報

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

東京12チャンネル 平日19:23 - 19:30枠
前番組 番組名 次番組
月-迷路でデート!
火-野生アニマル(再)
水-ドン・チャック物語(II)
※金曜19:30に移動
木-合身戦隊メカンダーロボ
※30分繰下げ
(以上19:00 - 19:30)
金-家族そろってノド自慢
(19:00 - 19:54)
※土曜19:00に移動
ピンクパンサー(第1期)
(1977年4月~9月)
テレビ東京系 木曜18:00枠
ピンクパンサー(第2期)
(1994年10月~1995年3月)