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スリー・リバーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スリー・リバーズ
Striking Distance
監督 ローディー・ヘリントン
脚本 ローディー・ヘリントン
マーティン・カプラン
製作 アーノン・ミルチャン
トニー・トモポロス
ハント・ロウリー
製作総指揮 スティーヴン・ルーサー
出演者 ブルース・ウィリス
音楽 ブラッド・フィーデル
撮影 マック・アールバーグ
編集 マーク・ヘルフリッチ
配給 コロンビア・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 1993年9月17日
日本の旗 1993年10月30日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 2411万ドル
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スリー・リバーズ』(原題: Striking Distance)は、1993年に公開されたアメリカ合衆国の映画。原題のStriking Distanceは、「すぐそば」「手の届く所」の意。邦題の「スリー・リバーズ」は、アレゲニー川モノンガヒラ川が合流してできるオハイオ川を指す。この合流地点一帯がピッツバーグのダウンタウンを形成しており、この映画の舞台となっている。

ストーリー

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1991年。ピッツバーグ市警察のトーマス・ハーディ刑事は、親類縁者も含めて代々続く警察官一家で、彼はそれを誇りにしていた。しかし、職務に対して勁烈無比な忠誠心を持つトーマスは私情を挟まずに、刑事であり従兄弟でもあるジミーの暴行事件で事実を認める証言をしたことで、相棒を裏切ったとして、警察内部で白眼視されていた。

ある日、警部の父親と共に、連続婦女殺害犯を追跡するが、追跡途中で車が横転しトーマスは重傷を負う。トーマスが気を失っている間に犯人はトーマスの父親を射殺して逃走する。すぐに容疑者が逮捕されるが、トーマスにはその人物が真犯人とはとうてい思えなかった。

二年後、殺人課からリバー・レスキューに転属となったトーマスは、モーターボートによる河川パトロールを任務とする一方で酒に溺れる日々を送っていた。レスキュー隊では、彼は他の仲間に溶け込まず、孤立していたが、新しくパートナーとなった女性ダイバーのジョー・クリスマンだけは、彼の頑なな心を開かせようとし、彼も徐々に彼女に親しみを見せるようになる。

再び二年前の連続婦女殺害事件と類似した事件が次々と発生する。しかも、被害者はすべてトーマスの元恋人だった。二年前に逮捕された犯人はやはり真犯人ではないと、トーマスは確信し、独自に捜査を進めていく。

登場人物

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トム・ハーディ
演 - ブルース・ウィリス
ピッツバーグ市警察の刑事。通称トミー。警察一家の5代目。ボートハウスで猫と暮らしている。
ジョー・クリスマン
演 - サラ・ジェシカ・パーカー
トミーの相棒。実は子持ちで離婚歴あり。大学生の頃に友人がレイプされて、調査したことで警察に入ろうとした。
ジミー・テディロ
演 - ロバート・パストレリ
トミーの従兄弟。刑事。母親は飛び降り自殺をした[1]。暴行事件を告発されたのをきっかけに母親同様に飛び降りる。「俺こそが最高の警官だ」が口癖。
ダニー・テディロ
演 - トム・サイズモア
ジミーの弟。ジミーが飛び降りた事件後にカリフォルニア州に異動になっていたが、二年後に帰郷する。兄の死でトム同様に荒れている。
ヴィンス・ハーディ
演 - ジョン・マホーニー
トミーの父。孫の顔を見たがっている。序盤の事件で殉職してしまう。
ダグラス・ケサー
演 - ロバート・グールド
小男。事件の容疑者として逮捕される。
チック・チケイニス
演 - ギャレス・ウィリアムズ
事件の目撃者。
ニック・テディロ
演 - デニス・ファリーナ
ジミーとダニーの父。ヴィンスの弟でトミーの叔父。イタリア系移民。
トニー・サッコ
演 - ティモシー・バスフィールド
トミーの相棒の一人。ダイバーの資格を持つ。口うるさい性格。
キム・リー
演 - ジョディ・ロング
トミーの同僚。終盤で死体となって発見される。
ヘレン・クレイマー
演 - ジュリアナ・マッカーシー
判事。ジミーの裁判に携わる。
シド
演 - ロスコー・オーマン
刑事。ジミーの親友で彼を死に追いやったトミーを憎んでいる。
エディ・アイラー
演 - ブライオン・ジェームズ
殺人課の刑事。シドの部下。

出演

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役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 フジテレビ テレビ朝日
トム・ハーディ ブルース・ウィリス 大塚明夫 村野武範 野沢那智
ジョー・クリスマン サラ・ジェシカ・パーカー 高島雅羅 相沢恵子 佐々木優子
ニック・テディロ デニス・ファリーナ 池田勝 青野武 田中信夫
ダニー・テディロ トム・サイズモア 金尾哲夫 江原正士 大塚芳忠
ジミー・テディロ ロバート・パストレリ 牛山茂 谷口節 牛山茂
エディ・アイラー ブライオン・ジェームズ 糸博 樋浦勉 小島敏彦
トニー・サッコ ティモシー・バスフィールド 小室正幸 荒川太朗 田原アルノ
ヴィンス・ハーディ ジョン・マホーニー 石森達幸 小林修 糸博
フレッド・ハーディ トム・アトキンス 田原アルノ 天田益男 佐久田修
ゲイリー・ハーディ マイケル・キャナバン 稲葉実 室園丈裕
キム・リー ジョディ・ロング 渡辺美佐 本間ゆかり 岡本章子
ペンデルマン マイク・ホッジ 藤本譲 仲野裕 大山高男
フランク・モリス州検察官 アンドレ・ブラウアー 中田和宏 田原アルノ 水内清光
シド ロスコー・オーマン 稲葉実 天田益男 成田剣
ダグラス・ケサー ロバート・グールド 峰恵研 水野龍司
チック・チケイニス ギャレス・ウィリアムズ 古田信幸 天田益男
ヘレン・クレイマー判事 ジュリアナ・マッカーシー 水原リン 紗ゆり
ニュースキャスター サリー・ウィッキン 一城みゆ希 藤生聖子
その他 叶木翔子
喜田あゆ美
辻親八
定岡小百合
真殿光昭
山本郁子
檀臣幸
喜多川拓郎
星野充昭
はやみけい
真山亜子
中博史
大川透
湯屋敦子
鈴木正和
青山穣
中田雅之
幸田夏穂
演出 伊達康将 松川陸 田島荘三
翻訳 岩佐幸子 徐賀世子 たかしまちせこ
調整 田中和成 高橋久義
担当 神部宗之
菊地由香
効果 VOX
プロデュース 吉岡美惠子
制作 東北新社 グロービジョン コスモプロモーション
初回放送 1997年3月1日
ゴールデン洋画劇場
1999年6月13日
日曜洋画劇場
21:02-22:54
再放送 2010年1月18日
2012年11月5日
2016年5月17日
2017年11月9日
2019年2月13日
午後のロードショー
地方ローカル
2007年8月29日
『午後のロードショー』

スタッフ

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脚注

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  1. ^ ちなみにニックが言うには死体は見つからなかった。

外部リンク

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