スーパーマンIV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
スーパーマンIV/最強の敵
Superman IV: The Quest for Peace
監督 シドニー・J・フューリー
脚本 ローレンス・コナー
マーク・ローゼンタール
原案 クリストファー・リーヴ
ローレンス・コナー
マーク・ローゼンタール
原作 キャラクター創造
ジェリー・シーゲル
ジョー・シャスター
製作 メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
製作総指揮 マイケル・J・ケイガン
出演者 クリストファー・リーヴ
音楽 アレキサンダー・コーレッジ
ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲)
撮影 アーネスト・デイ
編集 ジョン・シャーリー
製作会社 キャノン・フィルムズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ワーナー・ブラザース
日本の旗 松竹富士
公開 アメリカ合衆国の旗 1987年7月24日
日本の旗 1987年12月5日
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $17,000,000[1]
興行収入 $15,681,020[1]
前作 スーパーマンIII/電子の要塞
次作 スーパーマン リターンズ
テンプレートを表示

スーパーマンIV/最強の敵』(Superman IV: The Quest for Peace)は、アメリカン・コミック作品『スーパーマン』を原作とするアメリカの映画作品。クリストファー・リーヴを主演とするシリーズの最終作。

ストーリー[編集]

生家の売却話、デイリー・プラネットの買収と、スーパーマンことクラーク・ケントを取り巻く環境は大きく変化していた。日常に忙殺される彼を尻目に米ソは核軍縮交渉を中断。世界は核戦争の危機に瀕することになる。そのさなか、スーパーマンによって捕らえられ服役中だったレックス・ルーサーが甥のレニーの協力により脱獄する。

一方のスーパーマンは国連総会に参加し世界各国を核廃絶へ方向付けていた。核兵器は全て太陽に廃棄されることが決定、誰もが世界が平和に近づいたと感じた。だが、スーパーマンを倒すために彼のクローンを作る計画を立てていたレックスは機を逃さなかった。核兵器にクローンの素を忍ばせ、太陽に打ち込ませたのだ。

レックスの目論見通り、太陽の力を得た最強の敵ニュークリアマンが誕生、スーパーマンに襲い掛かるのだった。

キャラクター[編集]

ニュークリアマン
演 - マーク・ピロー
ルーサーがスーパーマンを倒すべく生み出した超人。世界中の核ミサイルを太陽に廃棄するスーパーマンを利用し、彼の毛髪から培養した遺伝子をミサイルに乗せ、太陽に落とさせてそのエネルギーで誕生した。スーパーマンの10倍のパワー、超能力を持ち、伸びた爪からは太陽エネルギーがスパークし、スーパーマンの身体にさえ傷を負わせる。知能はあまり高くないうえ、最大の弱点は太陽エネルギーが得られなくなると(日陰、密室等)、途端に活動を停止すること。
レニー
演 - ジョン・クライヤー
ルーサーの甥。悪人の彼を尊敬している不良青年。逮捕され強制労働中のルーサーを脱走させる手助けをし、その後もルーサーの助手として働く。
デヴィッド・ウォーフィールド
演 - サム・ワナメイカー
デイリープラネットの新オーナー。それまではいかがわしいタブロイド誌を手掛けていた。儲け第一主義で、新聞が売れる為ならどんな過激で虚偽な記事内容でもいとわない方針。当然、今までの記者達には評判が悪い。
レイシー・ウォーフィールド
演 - マリエル・ヘミングウェイ
デヴィッドの娘。デヴィッドの独断でデイリープラネットの責任者に就く。当初は父親と同じく新聞が売れるならどんな手段でも採る娘だったが、クラークやスーパーマンと知り合って興味を持つに従い、徐々に気持ちの変化が出てくる。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
(括弧内は追加録音部分の代役)
スーパーマン / クラーク・ケント クリストファー・リーヴ 佐々木功
ロイス・レーン マーゴット・キダー 弥永和子
レックス・ルーサー ジーン・ハックマン 藤本譲
ペリー・ホワイト ジャッキー・クーパー 神山寛
ジミー・オルセン マーク・マクルーア 亀山助清
レニー ジョン・クライヤー 堀内賢雄
デヴィッド・ウォーフィールド サム・ワナメイカー 大木民夫
レイシー・ウォーフィールド マリエル・ヘミングウェイ 高畑淳子
野沢由香里
ニュークリアマン マーク・ピロー 若本規夫
島香裕
ララ スザンナ・ヨーク 沢田敏子
日本語版製作スタッフ - 演出:小山悟(追録部:佐藤敏夫)、翻訳:木原たけし、効果:リレーション、調整:小野敦志、プロデューサー:伊藤新三/三島良広、製作:東北新社/テレビ東京(ブロードメディア・スタジオ)製作協力:テレビハウス、解説:木村奈保子
その他声の出演:石森達幸稲葉実島香裕塚田正昭大塚明夫山寺宏一滝沢ロコ荒川太郎井上喜久子、岩坪理恵、大友大輔
WOWOWで放送された際にカット部分を追加録音したものが放送された。

スタッフ[編集]

作品解説[編集]

クリストファー・リーヴのストーリー原案への参加、および3作目では不在だったレックス・ルーサーの復活をセールスポイントとした。前作『スーパーマンIII/電子の要塞』の後、製作総指揮およびプロデューサーのアレクサンダーとイリヤ・サルキンド親子は権利をキャノン・フィルムズに売却。オリジナル・キャストやテーマ曲を引き継いだことから、サルキンド親子の名もシリーズ創始者としてクレジットされている。

予算は$17,000,000で、製作したイスラエル系独立プロダクションのキャノンはジャン=クロード・ヴァン・ダムチャック・ノリスシルヴェスター・スタローン主演作などの小・中規模アクションを得意としてきたスタジオである。

VFXも前3作はオプチカル処理による丁寧な合成がなされていたが、本作ではビデオ合成が採用されている[2]。上映時間も1時間半に短縮しコストを最小限に抑えている。

これまでジーン・ハックマン、クリストファー・リーヴの順にクレジットされていたが、本作のオープニングで初めて両者が逆転してクレジットされた。

スーパーマンが核廃棄の演説をするシーンは非常にカタルシス溢れるものになっており、ネットの反核の動画としても借用されていたりする。

映画はヒットせず、後の『スーパーマン リターンズ』においても、3作目と本作の存在はなかったことにされている。

脚注[編集]

  1. ^ a b Superman IV: The Quest for Peace”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年3月3日閲覧。
  2. ^ ラストカットのみ、前3作と同じカットを流用しているためクオリティの差は鑑賞時にも確認できる。

外部リンク[編集]