レイメイズ

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レイメイズ
ジャンル ドットイートゲーム
対応機種 アーケード
開発元 タイトー海老名開発センター
発売元 タイトー
音楽 高木正彦
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(1.88メガバイト
稼働時期 日本 1988041988年4月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 4方向レバー
2ボタン
システム基板 Lシステム
CPU Z80 (@ 6 MHz)×2
サウンド Z80 (@ 4 MHz)
YM2610 (@ 8 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×224ピクセル
60.00Hz
パレット256色
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レイメイズ』 (RAIMAIS) は、タイトーから1988年にリリースされた、ドットイートタイプのアーケードゲームである。

概要[編集]

ブロックくずし』(1976年)をリメイクし、ヒット作となった同社の『アルカノイド』(1986年)に倣い、当時既に古典とされていた「ドットイートゲーム[1]を現代風にアレンジし、リメイクした作品が本作である。本作も前述の『アルカノイド』のように、多彩な敵キャラクターやパワーアップアイテムなどの、新たな付加要素・アイデアが導入されている。

ゲーム内容は、4方向レバーと2ボタン(アイテム、加速)で自機「オルガナイザー」を操作し、敵を避けながら迷路内に点在するエナジープレートを全て取って脱出する、というものである(全33ステージ)。ちなみに、本作のハードウェアはLシステムという、メインCPUとして8ビットCPUを搭載した「当時の水準でも、高性能と呼べる基板とは言い難い」ものを使用しているが、そうした基板の性能面でのマイナスを感じさせない、優れた内容に仕上がっている。ゲーム中のBGMはMar.ZUNTATA)が担当している。

ゲーム内容[編集]

アイテム[編集]

  • レーザー - 敵を破壊できるレーザーが発射できる。アイテムを取るごとに発射可能な弾数(画面に同時に表示出来る弾数)が増え、最大4連装となる。アイテム取得後に自機が破壊されても(残機があれば)効果は無くならないが、ステージをクリアすると効果は消滅する。ちなみに、ボタンは押しっぱなしで自動連射が可能。
  • スロー - 敵のスピードがダウンする。
  • ブレイク - 2つのドアがオープン。入れば次のステージ。
  • アーム - プレイヤーをバリアで包む。4段階まで。
  • クラッシュ - ドットを全て1段階消去。
  • プレイヤーエクステンド - 自機の残数が1機増加する。
  • アザールート - リバースラウンド(ボスが登場する)へ進める。
  • レインボー - 何が起こるかはランダム。

ミスの条件[編集]

  • 敵や敵の車にぶつかった。
  • 通れない電気の電線に当たる。
  • ルートにあるゲートに挟まった。
  • 敵の攻撃を受ける。

ストーリー[編集]

元暴走族の主人公・緑川理香が、さらわれた弟・緑川誠を助け出すため、オルガナイザーを駆って迷路に挑む。

他機種版[編集]

No. 発売日 対応機種 タイトル 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 日本 198809131988年9月13日
ディスクシステム 遊メイズ タイトー タイトー ディスクカード両面 TFD-UMZ - -
2 日本 200508252005年8月25日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 下巻 タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66092 - アーケード版の移植
3 ヨーロッパ 200603312006年3月31日
PS2:アメリカ合衆国 200705162007年5月16日
Win:アメリカ合衆国 200707282007年7月28日
PlayStation 2
Xbox
Windows
Taito Legends 2 タイトー ヨーロッパ Empire Interactive
アメリカ合衆国 Destineer
DVD-ROM PS2
ヨーロッパ SLES-53852
アメリカ合衆国 SLUS-21349
- アーケード版の移植、Xbox版は欧州のみの発売
4 日本 200609072006年9月7日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 下巻
TAITO BEST
タイトー タイトー DVD-ROM TCPS-10164 - 廉価版、アーケード版の移植
5 日本 200601052006年1月5日
ヨーロッパ 200610062006年10月6日
アメリカ合衆国 200705172007年5月17日
PlayStation Portable タイトーメモリーズ ポケット タイトー タイトー UMD 日本 ULJM-05076
ヨーロッパ ULES-00473
アメリカ合衆国 ULUS-10208
- アーケード版の移植
6 日本 200706282007年6月28日
PlayStation 2 タイトーメモリーズ 下巻
エターナルヒッツ
タイトー タイトー DVD-ROM SLPM-66776 - 廉価版、アーケード版の移植
ファミリーコンピュータ版
  • タイトルは『遊メイズ』(YOUMAIS)となっている。ディスクシステムにて発売。本作は完全移植ではなく、「レイメイズ」に登場する「ボスとの戦闘シーン」がカットされている等、ファミコンのハード性能に合わせてアレンジがなされている。
PlayStation 2版
PlayStation Portable版

開発[編集]

幻のシナリオボイス

基板本体のサウンドテスト機能では1つ(code=$49「これはテストバージョンだ」)を除いて音声を聴くことができないが、嗚呼栄光の甲子園などの同一のサウンド構成を持つ別タイトル基板にサウンドROMを移植することで、一連のシナリオボイスを試聴できる。中でも以下の3つはゲームシナリオのどんでんがえしとして用意されつつ未使用であると考えられているが、真相は不明である。

  • code=$60「こいつぁ驚いた、本当に此処まで来るとはな。最短コースでミスはゼロでだ」
  • code=$62「もう狂言はおしまいだ、姉貴には死んでもらうぜ」
  • code=$63「馬鹿だよ姉貴は、リタイアすればよかったんだよ…」

上記の未収録ボイスは、サウンドトラック『タイトーDJステーション -G.S.M. TAITO 5-』(1990年)にも収録されており、複雑な工程なしに聞くことが可能になっている[2]

スタッフ[編集]

アーケード版
  • 藤田朗、藤末一郎、石井岳、津森康男、海道賢仁、石川幸生、三方一哉、栗城源也、讃岐平、藤田允、高木正彦、八木下直人、荒川太郞、深見梨加、鎗田準次、藤原英裕、西村年幸、辻野浩司、見城こうじ
ファミリーコンピュータ版
  • チーフ・プログラマー:F.SHIMIZU
  • キャラクター・デザイナー:おぎゆうじ
  • サウンド・プログラマー:みずぐちいさお、KOSHI
  • バグ・チェッカー:N.SUZUKI、Y.KOMIYA
  • ゲーム・デザイナー:NONO YAMANA
  • プロデューサー:SHOTARO、P.M.D.C
  • スペシャル・サンクス:藤田朗

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
ファミ通 23/40点 (FC)[3]
ファミリーコンピュータMagazine 14.30/25点 (FC)[4]
ユーゲー 肯定的 (FC)[5]
ファミリーコンピュータ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)となっている[3]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.80 2.80 2.90 2.90 - 2.90 14.30
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「タイトーらしい退廃的な未来観に包まれた世界は、単なるドットイートを信じられないほどドラマチックに演出しており、単純な作品には終わっていない」、「『巨大昆虫メカ』が登場しない、最終面の『タイムギャル』が一瞬しかないなど、移植作としては不満もあるが、全体的には悪くない完成度だった」と評している[5]

関連項目[編集]

  • メガブラスト - 本作のキャラクターが、2面と8面の中ボスとして登場する。なお、グラフィックのスケールの対比は滅茶苦茶になっている。
  • サイバリオン - 一部のストーリー及びエンディング83~85で緑川姉弟やMr.モルトが登場する。

脚注[編集]

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  1. ^ 例:『ヘッドオン』(1979年セガ)や『パックマン』(1980年ナムコ)など。
  2. ^ 『タイトーDJステーション -G.S.M. TAITO 5-』トラック13のセリフ部
  3. ^ a b 遊メイズ まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年12月31日閲覧。
  4. ^ a b 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店1991年5月24日、 32頁。
  5. ^ a b 罰帝 (G-Trance)「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」、『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション2003年10月1日、 48頁、 ISBN 雑誌17630-10

外部リンク[編集]