愛宕家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
愛宕家
家紋
笹竜胆
本姓 村上源氏中院庶流
家祖 愛宕通福
種別 公家羽林家
華族子爵
出身地 山城国
主な根拠地 山城国、東京府
著名な人物 愛宕通旭
凡例 / Category:日本の氏族

愛宕家(おたぎけ)は、村上源氏中院庶流公家である。家格羽林家江戸時代前期から中期の権大納言通福を祖とする。通福は英彦山座主権僧正有清の三男で権大納言中院通純猶子である。江戸時代の石高は130石[1]幕末明治維新では、通致通旭父子が、朝廷刷新の二二卿建議(廷臣二十二卿列参事件)に加わった[2][3]、維新後、通旭は軍防事務局親兵掛となる[4]。以後、参与職親兵掛、神祇官権判事、同判事を歴任した[4]。しかし、官吏減員に伴い免官される。通旭は、王政復古後の物価の騰貴、政府高官の洋風化などに反発し、外山光輔と提携して政権の刷新を画策するが[2][3]、同志の密告により明治4年3月14日1871年5月3日)東京で捕縛された[3]二卿事件)。同年12月3日に自刃を命ぜられ切腹した[2][3]華族令施行により、通致は子爵に叙せられた[5]

系譜[編集]

実線は実子、点線(縦)は養子。
中院通純
 
 
 
通福1
 
 
 
通晴2
 
 
 
通貫3[6]
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通文 通敬4[7]
 
 
 
通直5
 
 
 
通典6
 
 
 
通祐7
 
 
 
通致8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通旭[8] 通則9 通泰
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通経10 通英
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
通基11 通仲 通幸

脚注[編集]

  1. ^ 公卿類別譜(公家の歴史)愛宕
  2. ^ a b c 『明治維新人名辞典』246頁。
  3. ^ a b c d 『明治時代史大辞典 第一巻』422頁。
  4. ^ a b 『百官履歴 上巻』373-374頁。
  5. ^ 愛宕家(羽林家)
  6. ^ 清閑寺治房の子。
  7. ^ 中院道躬猶子、英彦山座主相有末子。
  8. ^ 久我建通の3男。

参考文献[編集]

  • 修史局編『百官履歴 上巻』日本史籍協会、1928年。
  • 日本歴史学会編『明治維新人名辞典』吉川弘文館、1981年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館、1996年。
  • 宮地正人・佐藤能丸・櫻井良樹編『明治時代史大辞典 第一巻』吉川弘文館、2011年。
  • 橋本政宣編『公家事典』吉川弘文館、2010年。
  • 近藤敏喬編『宮廷公家系図集覧』東京堂出版、1994年。

外部リンク[編集]