金色のガッシュ!!の登場人物

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金色のガッシュ!! > 金色のガッシュ!!の登場人物

金色のガッシュ!!の登場人物(こんじきのガッシュのとうじょうじんぶつ)とは、雷句誠漫画作品『金色のガッシュ!!』および同作を原作としたテレビアニメ『金色のガッシュベル!!』の登場人物の一覧である。

なお魔物が使用する呪文は、作中で「第〜の術」と明言されていない限り登場順に表記する。

主要人物(魔物と本の持ち主)

ガッシュペア

2人の主人公

ガッシュ・ベル
声 - 大谷育江(1話 - 140話)→吉田小南美(141話 - 最終話) / 摩味(サンデーCM劇場)
電撃系の術を使う魔物の少年。清麿と共に「やさしい王様」を目指す。
高嶺清麿(たかみね きよまろ)
声 - 櫻井孝宏 / 福山潤(サンデーCM劇場)
ガッシュの本(赤色)の持ち主。IQ190(アニメ版ではIQ180)という天才的な頭脳を持つ。

ティオペア

2人のヒロイン

ティオ
声 - 釘宮理恵
ガッシュの幼馴染みである勝気な魔物の少女。殆どの魔物が攻撃系の呪文が主体であるのに対し強力な盾や回復など、戦闘補助の術で主体という極めて稀な存在。
大海恵(おおうみ めぐみ)
声 - 前田愛
ティオの本(朱色)の持ち主。高校生で超人気アイドル歌手

キャンチョメペア

キャンチョメ
声 - 菊池正美
アヒルの嘴のような口をした魔物。変身や小型化など、主に敵を撹乱する術が多い。
パルコ・フォルゴレ
声 - 高橋広樹
キャンチョメの本(黄色)の持ち主。イタリア出身の世界的映画スター。自称絶世の美男子イタリアの英雄。女に目が無いスケベで、情けない顔になることも多いがその肝っ玉の強さは本物。

ウマゴンペア

ウマゴン
声 - こおろぎさとみ
仔馬の姿をした魔物。機動力に長けており仲間を乗せて移動したり、スピードを活かして相手を翻弄することも出来る。
カフカ・サンビーム
声 - 郷田ほづみ
ウマゴンの本(薄いオレンジ色)の持ち主。イギリスドイツ人で、自動車の走っていない国に自動車を普及させるという夢のため、日本の自動車メーカーに技術者として研修に来ている。

ブラゴペア

ブラゴ
声 - 小嶋一成
ガッシュのライバル。魔界ではかなり名の知られた強力なエリート魔物。重力を操る術を使う。
シェリー・ベルモンド
声 - 折笠富美子
ブラゴの本(黒色)の持ち主。フランスの名門「ベルモンド家」の令嬢。ゾフィスのパートナーにさせられた親友・ココを救うために魔物の戦いに身を投じた、岩のように強固な信念の持ち主。

王を決める戦いの準主要人物

ゼオンペア

ゼオン・ベル
声 - 高乃麗
ガッシュの宿敵。清麿と出会う前のガッシュを襲撃し記憶を奪った、ガッシュと瓜二つの容姿を持つ謎の魔物。呪文はガッシュと同じ「ザケル」などの電撃系で、彼と異なり全ての術で気絶せず掌から放つ。原作とアニメ版では内面の掘り下げ具合の事情により、性格に若干の違いが見られた。
デュフォー
声 - 緑川光
ゼオンの本(銀色)の持ち主。年端もいかない少年だが、寡黙で冷静沈着であり、まるで感情を見せない。極めて頭が良く、確実に相手を倒す天才的な戦闘センスを持つ。

ウォンレイペア

ウォンレイ
声 - 石田彰
ガッシュ達より年上の魔物。術と拳法を組み合わせて戦う。優しく穏やかな性格。「守る王」を目指す。
リィエン
声 - 池澤春菜
ウォンレイの本(薄い青紫)の持ち主。香港マフィアの首領の娘という境遇故にまともに男と付き合ったことが無かったが、ウォンレイと出会い相思相愛の仲となる。

ゾフィスペア

ゾフィス
声 - 藤田淑子
爆発系の術を使い、人の心を操ることが出来る能力も持つ魔物。仮の名をロードと名乗る。アニメ版ではチェリッシュの家族を襲撃しテッドに罪を被せた。
ココ
声 - 西村ちなみ
ゾフィスの本(濃い赤紫色)の本の持ち主。貧しいながらも心優しい女性で、シェリーの親友。ゾフィスへの協力を拒否したために邪悪な別人格を植え付けられてしまい、操られるままゾフィスと共に悪事の限りを尽くす。

コルルペア

コルル
声 - 桑島法子
カールさせたピンク色の髪を持つ魔物の少女。
心優しい性格で、戦いを望んでいなかったにも拘らず強制的に戦いに参加させられた。彼女の持つ術「ゼルク」は、発動すると別人格が生まれ普段とは正反対の凶暴な性格になってしまう[1]
ガッシュとはティオやウマゴン同様魔界学校の同級生であったが、彼の記憶が無いことを察し、知らぬふりをして平和に過ごそうとしていた。ガッシュと対峙した後、これ以上周囲に迷惑をかけてしまうことを防ぐため、自ら本を燃やしてくれるよう頼み、魔界へと帰っていった。ガッシュが「やさしい王様」を目指す切っ掛けとなるなど、彼の心に深く影響する重要人物であり、回想シーンで度々登場している。
後にクリア完全体との最終決戦において、ガッシュの金色の本の力で再登場。コルルの心を象徴するような「やさしい術」を持ってガッシュ達を守れることを心から喜ぶ姿を見せた。
人間換算年齢:6歳。好きな食べ物:魚、ホットケーキ牛乳。趣味:ティーナ(人形)遊び、しおりと遊ぶこと。
  • 呪文
1. ゼルク
凶暴な別人格が現れ、同時に両手に鋭い爪が生えた凶暴な姿に肉体強化される。サンデー掲載時は「バルク」という名称だった。
2. ゼルセン
両腕をロケットパンチの様に飛ばす。サンデー掲載時は「バルセン」という名称だった。
3. シン・ライフォジオ
自分を含む任意の対象を柔らかい光で包み込む「シン」の術の一つ。その光の中にいれば、水の中であろうと宇宙空間であろうと「生命」を守ってくれる。魔界で魂だけの存在になっていた時、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュの金色の本に現れた呪文。生まれ持った素質ではなく、コルル自身の優しく強い想いから生まれた。
4. ゼルルド
カードゲームオリジナル呪文。体に力を込め、攻撃を回避する。
5. ラージア・ゼルセン
ゲームオリジナル呪文。「ゼルセン」よりも腕を巨大にし、相手目掛けて飛ばす。
6. ジオ・ラ・ゼルド
ゲームオリジナル呪文。自分の周囲から巨大な爪が生え、近くの敵を一掃する。
7. ゼラルセン
カードゲームオリジナル呪文。爪を四方八方に飛ばして相手を攻撃する。
しおり
声 - 今井由香
コルルの本(ピンク色)の持ち主。黒髪のロングヘアが特徴の女子高生。コルルとは雨の日の学校帰りに出会った。
両親は仕事漬けで、家では寂しい日々を過ごしていたが、コルルとの出会いを切っ掛けに短い時間でも充実した生活を送っていた。もし身寄りがいなければそのままコルルを妹として引き取ろうとしたが、本の運命には逆らえず、結局コルルと別れることになった。
アニメ版では24話に再登場しており、母親と買い物に行ったりするなど、両親との蟠りが無くなった様子が伺える。コミックス32巻でティーナを見つめてたり、コミックス最終巻ではコルルからの手紙を読んで涙する彼女の後ろに、以前コルルに作ってあげた花の冠が飾られている描写が追加されている。

ロップスペア

ロップス
声 - かないみか
ガッシュの仲間でテントウムシのような姿をした小柄な魔物。
「かう〜」としか喋れない。梅干しなど酸っぱいものが苦手であり、ミカンは焼かないと食べないらしい。掌から発するロープを用いた術を主体とする。
ガッシュ達と戦って引き分けたが、後のオランダの地でゼオンに敗れ、アポロと別れの言葉を交わす間もなく魔界へ送還されてしまう。クリアとの最終決戦では、ガッシュの「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」に先陣切って力を与えていた。魔界での復活後はデモルト・コーラルQと土木作業で活躍している。
人間換算年齢:5歳。好きな食べ物:魚、鮭おにぎり、のりまき。趣味:旅、釣り、音楽鑑賞。
  • 呪文
1. リグロン
掌から2本のフック付きのロープを放ち、物を持ち上げたり投げたりする。
2. ディノ・リグノオン
ロップスの最大術。掌から放つ多数ので巨大な岩等を持ち上げて相手に攻撃する。
3. リグロセン
掌から多数の付きのロープを放ち攻撃する。
4. リグロオン
ゲームオリジナル呪文。刃のついた鎖を複数放つ。
アポロ・ジェネシス
声 - 関俊彦
ロップスの本(空色)の持ち主。マントを羽織った旅人の青年。ロップスとは旅の途中で出会った。 
いち早く危険などを察することが出来る天才的な勘の持ち主。加えて雨のように降ってきた岩の破片を難なくかわすなどの驚異的な身体能力を誇る。
アメリカの巨大財閥の御曹司で、当の本人は謙遜している故、限られた時間で自由を満喫するためにロップスと共に世界中を旅して回っていた。初めは王を決める戦いには興味がなかったが、「やさしい王様」になるという強い信念を持っているガッシュと清麿を見て、自分達も目指すことを決意する(アニメ版では「自由な王様」という具体的な名称での目標を掲げた)。ゼオンとの戦いでロップスを失った後は財閥の社長に就任し、清麿達に飛行機や船を提供するなど、スポンサーとして資金面から何かと協力している。なお、社長になった後は太陽が描かれたスーツやネクタイを身に着けている。
誕生日:12月20日。年齢:26歳。

パピプリオペア

レオパルドン・パピプリオ
声 - 山崎みちる
王子様のような格好をしたチビっ子魔物。幼稚でワガママ、臆病でその上セコいが努力家な一面も。様々な効果を持った液体を吐き出す術を使う。
ルーパー
声 - 桜井ちひろ
パピプリオの本(濃いターコイズブルー)の持ち主。ファウード編からはパピプリオを「パピー」と呼ぶ。過去に7歳の息子を心臓の病気で亡くしており、パピプリオを我が子のように可愛がっている。

アースペア

アース
声 - 梅津秀行
金色の鎧[2]と黄色いマントに身を包んだ大柄な騎士魔物。
エリーに従うように行動し、その命令には逆らわない。これはエリーと共に戦う時に決めた約束によるもので、「某(それがし)」という一人称や侍のような口調もその時から使い始めた(本来の一人称は「俺」)。「魔界の法を守る一族」であり、魔界が平和になるような法律を作るために王を目指す。
普段から武器として持つ「ヴァルセーレの剣」から主に剣を利用した術を使う。また、この剣は術とは別に触れた魔物の力を奪い蓄える能力がある。剣道のすり足を使い高速で移動する事が出来る他、魔物としての気配を消す技も習得しており、この技でザルチムのような魔物を察知する魔物を欺いたりもした。
ファウードに並ぶ脅威であると危険視していた「バオウ」を抹殺するためガッシュと戦うが、彼を助けるために現れたテッドに苦戦しこの時点での「バオウ」の力を見極めたことで一時退却。ファウード内部でカルディオと共に気配を消した所でガッシュ達と再戦するが、リオウに呪いをかけられたエリーの命を救い、ファウードを魔界に帰すために彼らに協力することになる。ファウードの主がゼオンに変わった後、カルディオと共に「ファウードを魔界に帰す装置」の死守に向かった。カルディオの決死の協力により心臓を打つ魔物を倒し、破損したファウードを魔界に帰す装置の修復作業を完成。ファウードを魔界へ送還させることに成功した。
残りの魔物が10体になった直後にゴームと戦うが、彼の術の前に敗れ、その術で襲われるエリーを助けつつも本を燃やされる。消えゆく中、一族を守れなかったことと自身が消滅することに絶望するも、エリーの一喝で希望を取り戻し彼女が今までパートナーでいてくれたことに感謝を抱きながら魔界へ帰った。
その後はクリア完全体との決戦でガッシュの金色の本を通して出現。クリア完全体の尻尾を切り飛ばすなどの活躍でガッシュを助けた。ガッシュの戴冠後は王の教育係としても活躍している模様(そのためガッシュを「王様」と呼び、敬語で接している)。
アニメ版では代々ファウードを封印した一族という設定で、人間界にファウードを持ち出したリオウの一族が許せず、リオウと戦い最初は圧倒する。その後、リオウに回復液で何度も回復され、反撃する力が尽きるが、リオウがかけた扉により体内魔物に苦戦するガッシュ達を見て、ガッシュに全てを託すつもりで扉の解除に向かう。リオウからの攻撃に耐えながらガッシュ達を足止めしていた扉を解除したが、それと引き替えにリオウの最大呪文を受けて本を燃やされ魔界に送還された。
  • 呪文
1. ソルド
ヴァルセーレの剣を強化し、相手を切り裂く[3]
2. ソルセン
ヴァルセーレの剣から剣閃と共に実体となった刃状のエネルギーを放つ。
3. ゴウ・ソルド
「ソルド」の強化版。
4. ジャン・ジ・ソルド
エネルギー状の巨大な剣を降らせて攻撃する。
5. ボルセン
自身の幻影を前方に飛ばす。フェイントや攻撃の回避などに使われる。
6. ウルソルト
ヴァルセーレの剣を振るスピードを上げる。移動にも使用している。
7. ジェルド・マ・ソルド
居合いの構えを取り、間合いに入った敵を瞬時に切り裂く。性質上「待ちの技」だが上記のすり足を使うことで相手に接近できる。
8. バルバロス・ソルドン
3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。術を放つ前に前口上があり、「我が封神の型をとりて、一心に彼奴の術を打ち破らん!!!」と叫び(前口上無しで術を使ったこともある)、巨大な腕に握られた剣(ヴァルセーレの剣と若干似た形)を出現させ横に斬り裂くように攻撃する。「〜オウ」系の術に対して最もその威力を発揮する性質を持つ。
9. ギャン・バギャム・ソルドン
3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つ。術を放つ前の前口上として「一打粉砕に怒渇の心力を込め、万物を叩き割る剛剣の刃を生み出さん!!!」と叫びながら、ヴァルセーレの剣を手刀で何度も打つ(前口上無しで術を使ったこともある)。巨大な腕の一方が柄を握りもう一方の手が拳の形で剣の上に添えられた片刃剣が出現し、上から前口上の通り叩き割るように攻撃する。術自体の攻撃力でいえばアースの最強呪文。
10. ゴディマ・ソルド
ヴァルセーレの剣に巨大な気を纏わせ、相手を切り裂く。
11. ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン
3つの奥の手」と呼ばれているアースの呪文の一つで最大術。術を放つ前に前口上があり、「ヴァルセーレの剣に吸い込みしよろず魔物の魔力を放ち、万物を砂塵へと変える千手剛剣とならん!!!」と叫び、今までヴァルセーレの剣で吸い取った魔物の力を一気に放出し、ヴァルセーレの剣から様々な形の剣を前口上の通り千本放ち攻撃する(その中には「バルバロス・ソルドン」や「ギャン・バギャム・ソルドン」の際に現れる剣も含まれている)。その威力は今までにどれだけ魔物の力を吸い取ったかに比例する。
12. シン・ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン
「ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
エリー
声 - 吉田小南美
アースの本(マゼンタ)の持ち主。彼を臣下のように従える少女で、一人称は「余(よ)」もしくは「俺」。本来の一人称は「私」であり普通の女の子の口調だったのだが、アースに頼まれてずっと男っぽい口調で話していた。アースとは夜中に病室で出会った[4]
その幼さに反して常に冷静で、状況判断に長ける。自分の命を犠牲にしようとしてまでファウード復活を食い止めようとした強固な信念の持ち主。元々は呼吸器系の難病に冒されており(ゴームとの対決直前までは影響は無かった)、生きる希望を失っていたが、自分にも出来ること(アースを王にすること)があると気付き、彼と共に戦う道を選んだ。ゴーム戦の後は病院に搬送され、ガッシュにアースの思いと彼を生き返らせて欲しいことを伝えた。

バリーペア

ヴィンセント・バリー
声 - 置鮎龍太郎
圧倒的な強さを誇るものの、目指すべき王の形を見つけられず、ただひたすら強さだけを追い求めていた魔物。ファウード編でガッシュ達を守り魔界へ帰った。
グスタフ
声 - 石塚運昇
バリーの本(コバルトブルー)の持ち主。彼に戦いの意味を見つけさせるため、ガッシュ達と戦わせる。

キッドペア・MJ12

キッド
声 - 岡村明美
おもちゃの人形のような姿をしたチビッ子魔物。ナゾナゾ博士に「ウ・ソ」と言われる度にかなりのショックを受けている。
ナゾナゾ博士
声 - 納谷六朗
キッドの本(グレー)の持ち主。自らを「何でも知ってる不思議な博士」と名乗り、それはやや誇張ではあったものの、魔物の戦いについては実際にかなりの事を把握していた。ガッシュ・清麿とティオ・恵に新しい呪文を読めるようにさせた。
MJ12(マジョスティック・トゥエルブ)
ナゾナゾ博士に従うアメリカの超能力者集団なのだが、実際にはほとんど役に立たず、何故ナゾナゾ博士に従っているのかも不明。

モチノキ第二中学校

生徒

スズメ / 水野鈴芽(みずの すずめ)
声 - 秋谷智子
清麿の初めての友達で、ガッシュが来る前から清麿の事を理解していた同級生。ショートヘアにカチューシャが特徴の少女。合唱部に所属。パンツの色は白。
親身に接したためか、清麿に好意を持っている。かなりの天然ボケだが、まっすぐで純粋な性格をしており、優しい心の持ち主。魔物の戦いについては何も知らないが、清麿が自分達とは何か違うことをやっているとは感じている。料理は全く駄目だが、何故か包丁捌きだけは得意でよく果物に顔の絵を描いている。訪れた病院内で何度も迷うなど、極度の方向音痴(アニメでは香港からイギリスに迷い清麿から呆れられている[5])。勉強は苦手で、難しい問題があったりすると清麿に答えを教えてもらっていた。また、石板編で清麿が長期不在の際は清麿のために全教科の授業の内容をノートに板書したが、国語と歴史は遠山の悪巧みで努力が水の泡になってしまうものの、それ以外の教科は(間違いは多少あったが)、どうにかスズメの努力が実った。恵の大ファンであるが、清麿の事になると恵をライバル視する[6]。清麿の恋愛関連による嫉妬から、魔王化することもあった。中学卒業後は清麿曰く「結構いい高校」に進学した。
原作ではイギリス編などのガッシュ達が遠出する話にはほとんど登場しなかったが、アニメでは若干出番が増えている。人気投票では順位が奮わなず嘆く描写があった(一度人気投票の表紙から外れた事もある)。なお作者のお気に入りのキャラであり、単行本の折り返しには彼女が主役の四コマが掲載されている回数が一番多い[7](サブエピソードの場合がほとんどだが全く別のツッコミ回もある)。なお、ここの四コマがアニメのエピソードに登場した回がある。
誕生日:5月5日。年齢:15歳。血液型:AB型。身長:156cm。趣味:絵、歌、昼寝。好きな食べ物:みかん、リンゴ。好きなタイプ:高嶺清麿。
金山剛(かねやま たけし)
声 - 高木渉
清麿のクラスメイト。当初は暴力的な不良だったが、改心したのか自然と気のいいキャラになり、いつの間にやら清麿の親友になる(他のクラスメイトとの関係も良好である模様)。ツチノコ探しが趣味。
清麿のせいでツチノコは実在すると信じ込んでしまい、ツチノコを求めて山で遭難し激ヤセしてしまったり、体力測定で岩島に負けて自分の人生に自信を無くしたり、背中を痛めてまで勝負に勝って手に入れた給食のケーキの権利がパティのせいで台無しになった(しかも他の給食のメニューを賭けた勝負には全て負けたため給食を食べることすら出来なかった)上にその後クラスで唯一パティに襲われるなど、結構な不幸キャラ。よく清麿をツチノコ探しに誘っている。アニメ版では前の席が嫌なのか先生に気易くしている場面があり、最後まで交渉し続けている。恵のファン。
山中浩(やまなか ひろし)
声 - 田中一成
清麿のクラスメイト。強盗の逮捕に貢献した清麿の活躍を一番に称え、彼と友達になった。
体育会系な野球部の投手であり、「野球部の強肩」と呼ばれる割には身体測定のハンドボール投げで清麿に10cm差で敗れたり(ただし50m走では同着1位)、スケートで上手く滑れず豪快に倒れたりしている。「炎が出て消える魔球」を目指している。ちなみに夏休み中の清麿との特訓では「ザケル」によってボールが燃えて消滅し、魔球が完成したことになっていた。だが作者のブログによると「そんな魔球はもちろん完成せず、中体連[8]は惨敗した……」となっている。恵のファン。
岩島守(いわしま まもる)
声 - 沼田祐介
清麿のクラスメイト。清麿の友達でかなりの変人。太めで小柄な体型。
不思議ミステリー研究部に入っている。かなりのUFOマニアで、夜な夜な謎の呪文「アーブダークショーン!!」(abduction=「誘拐」という意味)を叫んでUFOを呼び寄せようとした(実際にこの呪文でUFOが集まった)。UFOに乗ってそのままどこかに連れ去られるのが夢。一見運動が苦手に見えるが実はかなり俊敏(特に反復横飛びは残像を作るほど得意でクラスメイト全員を唖然とさせた)。UFOの運転手になるのが夢。恵のファン。
仲村マリ子(なかむら マリこ)
声 - 埴岡由紀子
清麿のクラスメイト。スズメの幼馴染みで、スズメと同じ合唱部に所属し、無二の親友でもある。スズメとは対照的に一応「しっかり者」だが、かなり強いボケ要素も持つ。料理は上手い。
金子(かねこ)
声 - 森訓久
清麿のクラスメイト。清麿に次いで成績優秀で学年ナンバー2の成績を持ち、清麿をライバル視している。かなり頭が大きく(髪型のせいもある)、回を重ねるごとに大きくなっている。
テストの点数での勝負は、70戦1勝34敗35引(この1勝は清麿が遠山に陥れられた時だけである)。また、ハイキングの時にも勉強していたが、ウマゴン&岩島組に踏まれ台なしになり最後まで落ち込んでいた。
鈴木(すずき)
声 - 中山りえ子
清麿のクラスメイト。顔が怖い。妖怪になりたいらしい。
岡田(おかだ)
声 - 飯田利信
清麿のクラスメイト。
阿部(あべ)
声 - 鳴海エリカ
清麿のクラスメイト。
石川(いしかわ)
声 - 中山りえ子
清麿のクラスメイト。
田井(たい)
声 - 小栗雄介
清麿のクラスメイト。清麿と釣りの約束をしていた。
野口(のぐち)
声 - 内藤玲
3年の時の清麿のクラスメイト。2年の時は清麿の隣のクラスに在籍していた。夏休み前には清麿とアサガオの種植えをする約束をしていたらしい。3年になって清麿と同じクラスになり喜んでいたが、あまり面識が無いのか思い出してもらってはいない。

教師・関係者

中田秀寿(なかた ひでとし)
声 - 山口健
清麿の担任で、担当教科は数学
昔はまともに学校に来ない清麿のことを不満に思っていたが、今では清麿の良き担任に。ワイフを溺愛しており、時には学校の教室の前まで連れてくることもある。3年の担当になった時は、受験や進路等の重要な時期に生徒と接することから、それまでの愉快なキャラから眼鏡を外し真面目な性格の第2形態・TM・リーとなる(体型や見た目などが変わる)。卒業式では元通りの人物になっている。
このTM・リーのエピソードは作者自身の想いが込められており、中学生時代に、自身の進路相談の際に漫画家という「特殊な道」への志願を当時の担任から真っ向に否定されたことに対するアンサーであるとしている。実際に作者は「13歳のハローワーク」に「漫画家」として寄稿するなど進路問題に対しかなり関心が高い。
ワイフ / 中田鯖江(なかた さばえ)
声 - 寺田はるひ
中田の妻。ガッシュ曰く「太っちょ」。
何故かどこにでも出没する奇妙な人物。自分の作るカレーには自信があるらしく、ファウード日本襲来の際にはカレーを皆に振舞っていた。ちなみに3サイズはB100・W100・H100。コミックスのおまけコマでは特殊な眼鏡をかけると美人な顔つきになる。
誕生日:4月28日。年齢:43歳。血液型:O型。身長:168cm。趣味:踊り、買い物。好きな食べ物:肉、ケーキ、桃。好きなタイプ:ブラッド・ピット
遠山(とおやま)
声 - 中多和宏
歴史の教師。自他共に人間が出来ていないと認めており、授業をよく欠席する清麿を目の敵にして無理難題を押し付ける。千年前の魔物の戦いから戻ってきた時点では清麿の心を読めるようになっていた。無茶苦茶な設問ばかりのテストを出すため、生徒からは顰蹙を買っている。清麿に赤点をつけたことがある。
洌才(れつさい)・モンモン
声 - 安達まり
国語の教師。思春期である生徒が悶々している姿を見るのが異常に好きな女性。本人は遠山が嫌いだが、悶々している姿を見るために手を組み、彼の味方となる(その時のテストは俳句の作成という無茶苦茶なものだった)。名前は『キテレツ大百科』とそのアニメ版のEDから由来しているらしく、それと一部同じ歌詞の歌を歌う。「悶々してる?」とテスト中に聞いてくる。
校長
声 - 塚田正昭
かなりの高齢らしいが、正確な年齢は不明。アニメでは、滅茶苦茶なテストを出した遠山を怒ったシーンがある。

高嶺家

高嶺 華(たかみね はな)
声 - 山崎和佳奈
清麿の母。料理上手なパート主婦。
多少の物事には動じないかなりのんびりとした性格だが、子供の教育に関しては結構厳しい。
高嶺 清太郎(たかみね せいたろう)
声 - 置鮎龍太郎
清麿の父。イギリスの大学の考古学教授で、清麿から王を決める戦いの事を聞いて以降は魔物のことについても研究している。
イギリスの森の中で倒れていたガッシュを助けた。華同様にかなりのんびりとした性格で、イギリスのホーバーグ・キャッスルで清麿と再会した際も、本人はバルトロに捕まっていたにも拘らず同じ牢屋にいた村の子供達に授業をしていたため、清麿の反感を買った。だが、ガッシュのおかげで自分を変えた清麿を認めており、その後も清麿への援助を行っている。

子供達

ナオミちゃん
声 - 溝脇しほみ
近所の公園に出没するモーレツ幼児。足こぎ式の真紅の愛車「ジュッテーム・ベーゼ号」を乗り回す。常に着ている服には「研」(アニメでは「な」)と書いてある。いつもむき歯であり、家族一同はそっくりである。
ガッシュの日常生活における天敵。ジュッテーム・ベーゼ号で追いかけ回したり、新しい遊び場を教えなかったりと、日常的にガッシュをいじめるが実はひそかな恋心があった[9]。切り立ったがけを一気に登る等、幼児や人間、一介の魔物にさえあるまじき不可思議な身体能力を持つ。
アニメでは学校にガッシュを連れてくる(がついてくる)清麿に対抗する金山に連れてこられたり、劇場版にてスズメと遊園地に行ったり、ティオと顔合わせをしたりと、ガッシュやその他の友達以外との交流もある。
GBAゲームでは使用キャラの一人となっており、何故か作者とのペアで魔物達を恐るべき強さで倒していた。また、赤い魔本のゲームでも登場しその強さは原作者自らかなり鍛えたガッシュで挑んでも、スコップ砂であっさりとガッシュを負かし「バオウ・ザケルガ」を放ってもそれをよけてしまうほど(そして作者はそのいずれにおいても完敗している)。
誕生日:10月30日。年齢:6歳。血液型:B型。身長:105cm。趣味:ドライブ、ガッシュいじめ。好きな食べ物:カレーライス、コーラ。好きなタイプ:ガッシュ。
ヒデアキ
声 - 乃木まこと
ナオミちゃんの友達。
コゴロウ
声 - 中山りえ子
ナオミちゃんの友達。
かずえ
声 - 塩味かをる
ナオミちゃんの友達。
よし子
声 - 城雅子
ナオミちゃんの友達。優しい性格で、ガッシュを「ちゃん」付けして呼び、彼のことを気にかけている。ナオミちゃんが崖から落ちそうになったガッシュを助けようとしていた事を密かに気付いていた。

バルカン・その他

バルカン300
清麿が5分で作ったガッシュの「友達」。菓子の箱と割り箸製の「ハイパーボディ」で、空気ミサイルを300発撃てる(という設定の)ロボット。
最初は糊付けもされていない状態だったため、ガッシュが清麿に泣きながら改造を懇願した。作中で3代目まで作られた[10]。ボディーカラーは水色、緑、オレンジ。このほか、キャンプ用バルカンと医者のバルカンなどもある(前者はガッシュ、後者は清麿が改造)。ガッシュの足止めのために高い場所に放置されたり、火炙りにされたりなど散々な目に遭わされることも多い。
魔界に持ち帰られたようで、ガッシュの机やベッドにはバルカンの姿が確認できる(しかし、のちに寝惚けたガッシュに踏み潰された)。
バルンルン
ティオ専用バルカン。ボディーカラーはピンク色で、メーターを示す部分はハートの形になっている。これも清麿の手作り。
バルカン(4代目)
映画『メカバルカンの来襲』に登場するロボット。製作者はDr.M2。#『メカバルカンの来襲』を参照。
トイバルカン
未来の清麿が作ったバルカン。リモコンで操作できる。
ロボガッシュ
単行本のカバー折り返し部分のオマケ漫画「ガッシュとスズメ」に登場するミニロボット。「高嶺君とガッシュ君がいないと寂しい」ということで、スズメが清磨に頼んで作ってもらった。
バルカンの系譜を汲んで割り箸の腕に筒状の体で製作されているが、自分の意思を持ち喋るなどバルカンよりも遥かに高性能である。しかし、スズメとの日々は苦難の連続で、ファウードが日本に攻め込んだ際には避難時にスズメに忘れ去られ、危うく破壊寸前まで追い込まれる。のちに、ゼオンによって記憶に関する力を取り戻したガッシュにスズメとの記憶を分け与えるが、ガッシュいわく「いい思い出がまったくない」とのこと。
ガッシュが作ったバルカン
踏み潰してしまった3代目バルカンの代わりとして、番外編でガッシュ自身が作ったバルカン。魔界には菓子の箱が存在しないため、木の実になっている。ガッシュとしてはかなり造形に不満があるようで、最終的に「お主はバルカンではない」と嘆いていた。
バルカン3000
GBAで展開されていた『友情のザケル』シリーズにて登場する、バルカン300そっくりなロボット。
ビーム、ロケットパンチ、誘導ミサイル、巨大衛星レーザーなど、相当数の武装を持つ。その性能は完全な戦闘ロボットであり、もはや菓子の箱で作ったというレベルではないハイスペックロボットになっている。魔物の子供相手にも対等か、それ以上に渡り合う性能を有していた。ナオミちゃん同様、こちらも作者とコンビを組んで戦っていた。
ティーナ
しおりがコルルの為に作った女の子の人形。コルルが魔界に帰った後、しおりが大切に所持している。

魔界

魔界の王
現在の魔界の王で、ガッシュとゼオンの父。千年前の王を決める戦いの優勝者であり、その過程で最強の術「バオウ・ザケルガ」を生み出した。
見上げるほどの巨体で、息子達と同じく目の下に線があり彼の場合は三本である。まだ幼いゼオンに対し詠唱無しで強力な雷を落としていたことから、彼単独でもまだ多少なり魔法が使えた模様。
作者のブログによればゴーレンを倒したのは彼とその仲間の魔物3体であるとのことから、息子と同じくパーティを組んで戦っていたということになる。かなりの高齢で「バオウ・ザケルガ」を抑えられなくなり、ゼオンは修羅の心を持つ故に「バオウ」を受け継げず、止むを得ず「バオウ」をガッシュに託し、彼を手放すことで涙ながらに「バオウ」を隠した。最終回の戴冠式では立派になった我が子の姿に涙していた。
魔界の王妃
ガッシュとゼオンの母で、魔界の王の妻。巨大な体を持つ夫とは違い、大きさは人間大。映画版との関連は不明。
ラジン
魔界の中将で、ゼオンの教育係。魔界の王ほどではないがかなりの巨体を持つ。まだ幼いゼオンのことを何かと気にかけていた。
ユノ
貧乏な家に住む老婆。ガッシュの養母に当たる。
幼く物心が付いたばかりだった頃のガッシュを容赦なく殴りつけて叱ったり、使用人のようにこき使うなど、彼が隠匿した王族の者と知りながらも児童虐待同然の仕打ちをしていた。更に口止めのためとはいえ本当の両親の存在を問うガッシュに対して「お前に両親はいない」と非情なことも言っていた。ガッシュが寝静まった時に魔界の王から召使を通じて養育費と口止め料を受け取っていた。
ガッシュが王となった際にかつてのガッシュへの仕打ちが全て発覚したようだが、ガッシュ自身は彼女に極刑を与えずに城の召使いとして雇っている。また、ゼオンは弟の記憶の片鱗を見たため、彼女に「牢獄暮らしでもおかしくない」と激しい怒りを見せ、徹底的にこき使うようにしていた。
ウマゴンパパ
ウマゴン(シュナイダー)の父。
ウマゴンが2歳の頃、猛毒の「マダラグメ蛇」に噛まれるが、ガッシュとウマゴンの協力により一命を取り留める。パレードで彼の背中に乗せていた魔物(頭にデモルトの角のようなものがある)とは深い信頼関係にある。
ウマゴンママ
ウマゴン(シュナイダー)の母。
当初は人型の魔物と仲良くしないウマゴンを心配していた。『どうぶつの国』にも登場している。
ムーム
「金色のガッシュ!! 外伝」に登場。ゴミ捨て場に住んでいる魔物。小柄で頭に魚の空き缶を乗せている。
姉と暮らしており、王様(ガッシュ)に向かって食べ物をくれるよう祈っていたが、願いが叶わず姉を喪ってしまう。それ以来ガッシュを恨んでおり、ジーザの頼みで彼の「王杖」を奪う。しかし、友達になったはずのジーザに裏切られ殺されそうになるがガッシュに助けられた。その後、ガッシュと和解し、彼の通う学校に来るようになった。
ジーザ
「金色のガッシュ!! 外伝」に登場。残忍な性格をした魔物。頭部と腰付近が毛皮で覆われた巨体で頭に2本の角、肩に突起物を生やしている。
自分が新たな王になる可能性を生み出すために、ムームを利用してガッシュから「王杖」を奪い彼を抹殺しようとした。ムームの家を壊し、最大呪文でガッシュとムームを葬ろうとするが、清麿の心の力を使った「バオウ・ザケルガ」により敗北する。
  • 呪文
1. ビドュロン
腕から複数の巨大な触手を出して攻撃する。
2. ビドュオセン
肩から尖った岩のようなものを複数発射する。
3. ネグロノ・ゾオウ・ビドュン
ジーザの最大呪文。両手から鋭い牙を持つ触手の怪物を出現させて攻撃する。

その他の人間

強盗
銀行でスズメや他の客、銀行員達を人質に取るがガッシュの「ザケル」でやられて逮捕される。アニメ版ではレイコム達に変わっているため、未登場。
秋山勇太(あきやま ゆうた)
声 - 雪野五月
清麿と同じ病室に入院していた少年。足の骨折で半年以上も前から入院し続けていた。それ故にひねくれた性格となっていたが、清麿とガッシュにより改心した。
木山つくし(きやま つくし)
声 - 浅川悠
モチノキ植物園の管理人である女性。不登校期によく植物園へ出向いていた清麿を陰ながら見守り続けていた。明るく勝気な性格で、ガッシュとも友達となる。
進一の母
声 - 高木早苗
故人。進一の小学校時代は病床にあり、気弱な進一に厳しくも優しく接していた。
馬場アンアン(ばば アンアン)
声 - 鈴木れい子
人間離れした巨体を持つ老婆。迫力ある風貌に対し、性格は至って温厚。息子・(ただし)の婚約者に会うため、モチノキ町にやってきた。
ヒロミ
声 - 永野愛
正の婚約者。派手でチャラチャラした容姿だが、根は良い人らしく無事アンアンに認められる。
プロフェッサー・ダルタニアン
声 - 玄田哲章
清太郎と同じ大学の教授。極度のヘビースモーカー
基本的に魚や森の妖精などの衣装を着ているが(アニメ版ではガッシュ達魔物や恵のコンサート服、ロボットの衣装も着用している)、本人は「コスプレが趣味ではない」と否定している。清麿のアホな夢にも登場している。
アニメオリジナルではナオミちゃんにいじめられるガッシュを助けたり、ガッシュ達と一緒に遊ぶなど、子供の面倒見が良い。また、大量の葉巻や自分専用の豪華客船を持っており、意外と金持ちである。
誕生日:12月2日。年齢:55歳。血液型:AB型。身長:180cm。趣味:コスプレ。好きな食べ物:マカジキ、ビスケット。好きなタイプ:ニコール・キッドマン
セッコロ
声 - 三田ゆう子
イギリス人の少年。両親をステングに監禁され途方に暮れていたが、ガッシュ達の活躍で再会する事が出来た。やたらと足が速く、この俊足は清麿の助けにもなった。ガッシュ達と出会った当初はボサボサの髪だったが、彼らの帰国時には髪を短くしており、人間時のエシュロスのような容姿となっていた(アニメでは髪はボサボサのまま)。
コック
声 - 松山鷹志
セッコロの両親同様、ステングに監禁され、古城で食事係をさせられていた。バルトロ(石像)に付いている花の場所を清麿達に教えた。
ジェムの家族
ジェムの母親と祖父。ヨポポを家族の一員として受け入れている。キクロプの襲撃を受けて負傷するが、のちに回復。最終話ではジェムと一緒にヨポポの写真を見て涙した。
シェリーの母
声 - 荘真由美
ベルモンド家の当主。
超絶なスパルタ教育の末、当時まだ幼い娘のシェリーを自殺未遂にまで追いやった。しかし作者によると、シェリーの才能が開花した現在は意外にも良好な親子関係を保っており、むしろ家庭内ではシェリーの方が強いとのこと。
声 - 北村弘一
シェリーの執事。シェリーの幼少時代からベルモンド家に仕えており、彼女の苦しみを誰よりも理解している。ブラゴが魔物であることや、王を決める戦いを知っている。実は元軍人という経歴の持ち主で、ボディガードも兼ねている。
ボス
声 - 上別府仁資
ゴルドーの持つシェミラ像を奪おうとした強盗団のボス。シェミラ像を奪うが、ガッシュやダニー達の活躍で阻止される。
アニメ版では警察に逮捕されそうになった時、隙を見てトレーラーに乗って逃走するが、ゴルドーの車に衝突し失敗に終わる(これが原因でダニーと別れることになる)。
マリル・カルノア
声 - 豊口めぐみ
即位したばかりのカルノア王国の女王。恵と瓜二つの容姿をしている。普段はおとなしいが、敵に対しては鋭い眼差しを見せる。
何度も執事のカラオムの前から逃げ出しており、これまで699回逃げたことがあるらしい。日本を訪問中に偶然出会った恵と服を取り替え、一時の買い物時間を楽しもうとした。反対派から命を狙われつつも孤軍奮闘していたが、ティオとの短い交流を経て味方の大切さをかみしめる。
カラオム
声 - 塚田正昭
マリルの執事。彼女の財布は彼が持っている。恵を取り押さえたりティオの話を聞かなかったため、彼女に2回も首を絞められた。
暗殺者
声 - 水内清光
マリルの命を狙う黒服の男。恵にマリルの居場所を吐かせるが、マリルの鋭い眼差しに恐れティオの「サイス」で倒される。
リィ・バクロン
声 - 筈見純
香港マフィアの首領で、リィエンの父。
今までリィエンの恋人となった男達はその素性を知った途端に恐れをなし、彼女の前から姿を消していた。一見恐ろしそうに見えるが、気前の良い面がある。魔物であるウォンレイとの仲を断じて認めず、彼を孤島の檻に閉じ込めた上でリィエンも一時日本へと引き離し、その間に国外追放させるつもりでいた。清麿達の助力によって強い決意を固めたウォンレイの心を悟り、二人を認め自由にさせた。
アニメオリジナルでは、リィエンにマフィアの首領を継がせようとしていた。
矢吹(やぶき)
声 - 森訓久
モチノキデパートで開催されているヒーローショーでカマキリジョーの着ぐるみの中に入っていた人物。TVのカマキリジョーと違い臆病な性格だったが、悪人である用心棒に立ち向かう強い精神を見せた。
店長
声 - 長島雄一
モチノキデパートの店長で、ニコニコスマイルの悪徳商人。洋ナシちゃんのぬいぐるみや万能ナイフの偽物を売りさばいていたが、用心棒を倒された後に本物と取り替えた。
用心棒
声 - 一条和矢
モチノキデパート店長のボディーガード。いかつい容姿だが、れっきとした人間。矢吹を圧倒するがワイフにカボチャ(アニメでは気絶した矢吹)を投げ飛ばされ、倒される。普段は迷子係を務めている。
ルシカ
声 - 川田妙子
キャンチョメが迷子になっている間に友達になった少女。キャンチョメのことを「兄ちゃん」と呼び慕う。
両親とはすでに死別しており、羊達が唯一の財産であり友達になっていた。キャンチョメがバーゴにやられそうになった時、一人でフリトに立ち向かった。
リリ
声 - 峰あつ子
両親が亡くなった後、ルシカの面倒を見ていた老婆。アニメでは実の祖母になっている。
サーカスの団長
声 - 大川透
スペインの地で迷子になってしまったキャンチョメを一時引き取り、ショーに出演させた。商売には厳しいが、キャンチョメがミスをしても客が喜んでいれば彼を褒めるなど根は温厚な人物。
ドロンマ / 泥馬小太郎(どろうま こたろう)
声 - 安原義人
キザな馬面男。名の知れた怪盗(積丹曰く「伝説のくそったれ怪盗」)で、ウマゴン(アニメではガッシュも一緒)を騙して大量の宝石類を盗み出し、ビッグダイヤ・スーパー1を手に入れるが警察に捕まる(後に脱走したのか、原作29巻で一コマのみ登場していた)。ウマゴンは彼をパートナーだと思っていたが別に何でもなかった。
積丹(シャコタン)
声 - 石井康嗣
ドロンマを追っている警部。ドロンマを包囲した際にスーパー1を自分達に渡しに来たウマゴンを褒めていた。
ジェフ
声 - 菊池こころ
雪山に住んでいる少年。地上げ屋から助けられた後、ブラゴから強さの必要性を教えられる。
アニメ版では両親を熊に殺されたという設定になっており、その後に登場する地上げ屋に立ち向かうという描写も追加されている。
ジェフの祖父
声 - 松岡文雄
職業はハンター。孫と共に住んでいる山小屋をタチの悪い地上げ屋に狙われていた。執拗に狙われた挙句、襲われたところをブラコに窮地を救われた。
リィエンの祖父
声 - 松岡文雄
中国に住むリィエンの祖父。心優しい性格の持ち主で、畑仕事をしている。ウォンレイを「婿殿」と呼んでおり、彼に「リィエンを幸せにしてくれ」と告げる。
リィエンの祖母
声 - 大橋世津
中国に住むリィエンの祖母。祖父と同様、優しい性格。
ジル
声 - 百々麻子
あくどい性格の女性。カイルの親の遺産を横領して私腹を肥やしていたが、勇気を身に付けたカイルの一言に圧倒される。以後は改心し、真面目に働くようになる。
セバスチャン
声 - 園部啓一
カイルの親の代からの執事。ジルに「仕事を奪う」と脅迫され、彼女の悪事を見過ごしていたが、カイルの勇気に触発され、彼を手助けしてゆく決心を固める。最終話ではカイルと共にレインからの手紙を読んでいる描写がある。
事務所の社長
恵が所属する芸能事務所「マリンスター」の女社長。着物を着ている。恵を温かく見守っている。
科学者
マッドサイエンティスト。数年前からデュフォーを部屋に閉じ込めた。

作中劇

カマキリジョー
声 - 小嶋一成
ガッシュの大好きなテレビ番組に登場するヒーロー。頭部が人間の顔をしている以外はその名の通りカマキリの体という、とてもヒーローとは思えぬ姿をしている。
洋ナシちゃん
声 - 松来未祐
カマキリジョー同様、正義の味方で魔法使い。その名の通り洋梨の姿をしたアニメキャラ。スズメは彼女のファン。
チュリプュア
声 - 不明
ティオの大好きなテレビ番組「ひとりでチュリプュア」の登場キャラ。その名の通りチューリップの姿をしたアニメキャラ。

邂逅編の魔物と本の持ち主

レイコムペア

レイコム
声 - くまいもとこ
属性の術を使う魔物の子で、ガッシュと清麿が原作で初めて戦った相手(アニメではハイド)。
そのまま自分が強くなれるという理由で、細川が悪に染まることを喜んでいた。そのため自分が道具として利用されていたり、細川に蹴られても全く動じない。
ガッシュの「ラシルド」で反射した自分の術(電撃が付加されたもの)が本に当たり魔界に帰っていった。なお、ガッシュがクリアに激怒しているシーンで初めて戦った敵であるためか彼の姿があった。同様の理由で、ほとんど全てのゲームに登場する。
人間換算年齢:8歳。好きな食べ物:魚、冷凍食品、ミントガム。趣味:悪いこと、ドライブ(助手席)。
  • 呪文
1. ギコル
口から氷を発射する。地中からの奇襲も可能。アニメでは銀行での発動時、至近距離から放ってガッシュを全身氷漬けにした。
2. フリズド
冷気を放ち、相手の足元を凍らせる。
3. ギシルド
ゲームオリジナル呪文。氷の盾を出して攻撃を防ぐ。
4. ラギコル・ファング
ゲームオリジナル呪文。氷の獣が相手に襲い掛かる。地中からの奇襲も可能。
5. ギコル・ガルゴ
ゲームオリジナル呪文。氷の棘柱が地中から襲う。
6. ガンズ・ギコル
ゲームオリジナル呪文。氷の弾を乱射する。
細川(ほそかわ)
声 - 山口健
レイコムの本()の持ち主。元は運送会社の従業員だったが、上司にタメ口を聞いたことでクビにされた。レイコムとは仕事の時に出会った。
レイコムを拾った時に本の力を見た所でそれを利用して、まず手始めにその上司を病院送りにし、以降宝石強盗などの悪事(本人曰く「貧乏への復讐」)を次々と働いていた。当時の清麿と同様魔物の戦いのことについて全く知らず自分の更なる欲望を叶えるためにガッシュを利用するべく彼らと対峙する。レイコムに対しても道具としてしか扱っておらず、彼を盾にしたり蹴り飛ばす等冷酷な扱いをしていた。なお(連載初期で設定が固まっていなかったためか)、休憩を挟まずに「ギコル」を10回、「フリズド」を2回唱えるという脅威の心の力を見せ付けた。
アニメ版では上記の悪事に加え、術の力で一般人から車を強奪し、その後に銀行強盗を行ったがガッシュと清麿に阻止されている。

ゴフレペア

ゴフレ
声 - 小野大輔、埴岡由紀子(子犬の時)
小犬のような姿の魔物。強化属性の術を使う。
可愛い犬のフリをしてガッシュに近づき彼の本を狙っていたが、偶然清麿の家を訪問していたブラゴに倒された。
人間換算年齢:7歳。好きな食べ物:魚、ドッグフード、。趣味:フリスビー遊び、可愛い子犬のマネ。
  • 呪文
1. ドルク
鉱物状の鎧で全身を覆い強化する。
2. ドルセン
「ドルク」によって複数になった尾から岩状の小石を放つ。威力はさほど高くない。
連次(れんじ)
声 - 御園行洋
ゴフレの本(薄茶)の持ち主。面白半分でゴフレの話に乗る。ブラゴの強さを目の当たりにし、恐れて本を置いて逃げるように立ち去って行った。

スギナペア

スギナ
声 - 御崎朱美
植物を操る術を使う魔物の子。無口で慎重。
モチノキ植物園に訪れていたガッシュ達と戦い、最終的に「ラシルド」で送還される。
人間換算年齢:7歳。好きな食べ物:魚、シイタケ、ミカン。趣味:ファミコン、ゲイラカイト。
  • 呪文
1. ジュロン
木の根を自由に操り敵を攻撃する。
2. ラージア・ジュガロ
スギナの最大攻撃呪文。巨大な花を呼び出し、そこから複数の大きな種子を発射する。
3. ジュガロ
ゲームオリジナル呪文。花の種を飛ばす。
4. バルジュロン
ゲームオリジナル呪文。木の戦士が盾となり相手の攻撃を防ぐ。
5. ディオジュガロ
ゲームオリジナル呪文。花粉を吹き飛ばして相手を攻撃する。
6. ガンズ・ジュガロ
ゲームオリジナル呪文。花の種や葉っぱを複数飛ばす。
春彦(はるひこ)
声 - 森久保祥太郎
スギナの本()の持ち主。ニット帽を被った青年。数を数える時はスペイン語を使う癖がある。
作中で術を出すためのエネルギー源である心の力について言及した最初の人物。勝手にモチノキ植物園を修行の場とし、成果を試すべく平気で植物園の客に襲いかかった。
以前、ガッシュ同様雷を操る魔物の子と戦った事があるらしく、弱点を理解していた。戦いの後にモチノキ植物園を訪れていることから、パートナーであったスギナを大切に思っていた模様。

フェインペア

フェイン
声 - 若本規夫
ピエロのような風貌(ガッシュ曰く「おかしな格好」)をした小柄な魔物。
普段はオネエ言葉で話すが、荒っぽく話す一面もある。自分が魔界の王になった暁には誰にも文句を言わせず、なおかつあらゆることを自分の思い通りにするという野望を持っていた。属性の術を使う。
廃ビルでガッシュ達と戦い、自身の「ウルク」のスピードで翻弄するが、「ジケルド」で体を巨大な鉄製の看板(アニメ版では貯水槽)に貼り付けられ倒される。
人間換算年齢:11歳。好きな食べ物:魚、どら焼き、ブドウ。趣味:弱いものいじめ、クネクネダンス。
  • 呪文
1. ウイガル
口から小さな竜巻を放つ。
2. ウルク
超高速移動をする。
3. ウイシル
ゲームオリジナル呪文。空気の壁で攻撃を防ぐ。
4. ギガノ・ウイガルガ
ゲームオリジナル呪文。竜巻を発生させて相手を攻撃する。
5. オル・ウイガル
ゲームオリジナル呪文。誘導する空気の働撃波を発射する。
6. ガルウルク
ゲームオリジナル呪文。超高速の回転体当たりを繰り出す。
清兵衛(せいべえ)
声 - 川田紳司
フェインの本(薄紫)の持ち主。フェインと共に四国からタクシーに乗ってモチノキ町にやってきた。
フェインの術で車ごと運転手を吹き飛ばし代金を踏み倒したり、ガッシュと清麿を見つけた時に街中で術を使い、周りごと吹っ飛ばす粗暴ぶりを見せている。

フリガロペア

フリガロ
声 - 上別府仁資
イエティに似た姿をした魔物。レイコム同様、氷属性の術を使う。
ドイツにてブラゴと対戦。ブラゴの左腕を切断する善戦ぶりを見せたが、結局送還された。なお、原作とアニメ版ではブラゴと戦う時期が異なる。それ故かブラゴの彼に対する評価も異なり、原作ではブラゴには強さ面で一定の評価をされていたが、アニメ版では弱者扱いされている。
人間換算年齢:13歳。好きな食べ物:魚、ハンバーグ、アイスクリーム。趣味:ウー雪男)のマネ。
  • 呪文
1. ラージア・フリズド
凍てつく冷気で周囲一帯を凍らせる。範囲は真夏の小さな町一つを白銀の世界に変えてしまう程。
2. スケイプ・ギシルド
氷でドーム状の盾を形成する。
3. ラギコル・ファング
口から氷ののような獣を放ち相手に襲い掛かる。地中からの奇襲も可能。ブラゴの左腕を切断した。
4. ガンズ・ギコル
アニメオリジナル呪文。口から氷の槍を放つ。
ゲルハルト
声 - 加藤将之
フリガロの本(薄水色)の持ち主。国籍はドイツ
原作では死角を取られるまでは冷静な表情をしながら戦っていたが、アニメ版ではブラゴの強さに終始動揺していた。

エシュロスペア

エシュロス
声 - 甲斐田ゆき
大地を操る術を使う魔物。普段は人間と見分けがつかないが、戦闘時は顔の半分が変色する。
魔界ではエリートだったらしく、そのためか王を決める戦いの早い段階から数多くの呪文を身につけていた[11]
弱い進一の心につけこんで利用するべく、彼と共にその出身地であるモチノキ町へと北海道からやって来た。だが勝利を目前にして進一の裏切りに遭い、清麿達に本を渡され魔界に帰っていった。
人間換算年齢:11歳。好きな食べ物:魚、フライドチキン。趣味:人をバカにすること、チェス
  • 呪文
1. グランダム
左右から土壁を出し、挟み撃ちにする事で押し潰す。
2. クレイシル
ドーム状の土壁で防御する。
3. グランバオ
自分の周りの地面を爆発させて攻撃する。
4. グランガルゴ
土の槍を地面から出す。
5. クレイド
粘土状になった土で相手を捕まえる。
6. グランセン
拳を地面に叩きつけて土の大砲を出し、弾丸として岩石を飛ばす。
7. グランクラッグ
地面を一気に隆起崩壊させて攻撃する。アニメ版では未使用。
8. グランバイソン
土から巨大な蛇を生み出して攻撃する。ガッシュの「ザケル」1発で爆発した(だが威力自体は上回っている様子)。
秋山進一(あきやま しんいち)
声 - 飛田展男
エシュロスの本(黄土色)の持ち主。魔物と間違えられるほどに怖く大柄な外見だが、実は母親思いで、大変優しい心の持ち主。
人に自分の意思を表示できない臆病な性格で、小学生の頃からイジメに遭い続けてきた過去を持つ。それをエシュロスに利用されかつて通っていた小学校を破壊しようとしたが、ガッシュ達との戦いを通じて臆病さを克服しエシュロスと決別した。その後は心身ともに強くなり、友達も出来た。

ロブノスペア

ロブノス
声 - 吉田小南美
アンドロイドのような姿をした魔物。
歌う事と弱い者いじめが好き。彫刻が得意で、それを利用して本物そっくりのスズメの彫刻を使い人質にしたと言い(実際は嘘で人質には取っていなかった)、ガッシュ達をおびき寄せた。昔からガッシュの事は知っていたらしく、現に彼を名前で呼んでいた。性格は良いとはいえないが、人質も実際には取らず、周りの人間にも害も及ぼす描写はないため邂逅編にて登場した他の敵対魔物たちと比べるとそこまであくどい魔物ではないと言える。属性の術を使う。
ガッシュと出会う前に一度ロップスと戦っており、相手にしてもらえず打倒ガッシュを決意し、彼を倒すためだけに遥々日本へ来た。後述の「レリ・ブルク」によって元の姿に戻ると「ザケル」を片手で消すという実力を発揮したが、激闘の末に頭部のエネルギーを「ザケル」の威力の倍増に利用され倒された。消え行く中ガッシュに似た魔物(ゼオン)を見たと言い残し、魔界に帰っていった。
人間換算年齢:6歳。好きな食べ物:魚、メンマピロシキ。趣味:弱い者いじめ、彫刻、歌。
  • 呪文
1. ビライツ
目から光線を撃つ。「レリ・ブルク」での分身時は威力は弱いが、壁などに当たると反射し、元の姿では頭部に集めたエネルギーを利用した強力な威力で放つ。
2. レリ・ブルク
2体に分裂したり、元の三つ目を有する巨体に戻る。なお分身時、他の術の威力は半減するが2体同時に発動できる。相手の術により拘束されていても、発動が可能な様子。
3. ビライ
ゲームオリジナル呪文。光のエネルギー弾を発射する。
4. ビレオルード
ゲームオリジナル呪文。光の輪で相手の攻撃を防ぐ。
5. ギガノ・ビレイド
ゲームオリジナル呪文。極太の光線を放つ。
6. ガンズ・ビライツ
ゲームオリジナル呪文。複数の「ビライツ」を乱射する。
7. ダイバラ・ビランガ
ゲームオリジナル呪文。巨大な妖精風のエネルギー体を形成し、その顔面からビームで攻撃する。
リュック
声 - 金尾哲夫
ロブノスの本(ターコイズブルー)の持ち主。二本の巻き髭が特徴の男。国籍はモンゴル。意地悪だが、臆病な性格。

マルスペア

マルス
声 - 竹内順子
カールさせた金髪を持つ魔物。
ティオの友人だったが王を決める戦いの中で性格が歪んでしまい、彼女を裏切り執拗に追い続けていた。属性の術を使い、ガッシュの「ザケル」を4発(内1発は心の力を溜めた強力なもの)受けても倒れないタフな体の持ち主。
決着をつけるべく、恵のコンサートでティオが一人になった所を襲ったが、偶然会場へ訪れていたガッシュと清麿に倒された。魔界で蘇った後はティオと仲直りしたらしいが、強くなった彼女に怯えている(作者のブログより)。
人間換算年齢:10歳。好きな食べ物:魚、コロッケ、チューリップ。趣味:リバーシ、数学。
  • 呪文
1. ガロン
手から何重にも連なるヌンチャク状の棘付き角型棍棒を放つ。
2. ガンズ・ガロン
両手から鉄球を多数発射する。
3. エイジャス・ガロン
手から放った鎖付きの鉄球を操る。地下からの奇襲も可能。
4. ギガノ・ガランズ
マルスの最大呪文。棘付きの巨大なドリルを放つ。
5. ガシルド
ゲームオリジナル呪文。鉄の壁で相手の攻撃を防ぐ。
6. ダライ・ガロン
ゲームオリジナル呪文。相手の頭上に巨大な鉄球を落とす。
レンブラント
声 - 中田雅之
マルスの本(濃いグレー)の持ち主。国籍はオランダ
饒舌なマルスに対し彼は呪文以外は殆ど無口だったが、マルスの悪行に協力していた所を見る限り、善人ではないのは確か。マルスの本が燃やされた後、逃走した。

バルトロペア

バルトロ
声 - 梁田清之
一見可愛らしい獣の姿をした魔物。首にはよだれかけを着けている。
人間の言葉を話せる。小さな体の割に凶暴な性格で力も強く、清麿(アニメではフォルゴレ)を瞬時KOした。ある花を介して、それを貼り付けた物体を操る術(操り属性)を使う。
古城ホーバーグ・キャッスルでの戦いで、自分の術を利用して巨大な石像を自身の姿に見せかけていたが、清麿に術の仕組みを見破られガッシュに敗れた。清麿が清太朗達を解放した直後に「ゼベルオン」でホーバーグ・キャッスルを崩壊させ、ステングと共に逃走したがゼオンによって魔界に帰される。
人間換算年齢:5歳。好きな食べ物:魚、パン、サボテンザリガニ。趣味:ボクシングガーデニング
  • 呪文
1. ゼベルオン
花を付けたものを自由自在に操る。
2. ゼベルセン
操った巨大な石像の胸元から、複数の黒い球体を発射する。本体のまま使用するとどうなるのかは不明。
ステング
声 - 矢尾一樹
バルトロの本(モスグリーン)の持ち主であるプロボクサー。鞭を武器に持つ。国籍はイギリス。バルトロとはボクシングの試合の時に出会った。
半年も前からホーバーグ・キャッスルを根城にして、バルトロの術で操った騎士の鎧達を使って何人もの人間を攫い奴隷にするなどの悪事を重ねていた。清太郎の誘拐については、ゼオンに唆されて行ったとのこと。

ヨポポペア

ヨポポ
声 - 江森浩子
羽の付いた緑色の帽子と腹部に音符が描かれた緑色の服が特徴の魔物。 
素直な性格で、すぐジェムや彼女の家族と仲良くなれた。見た目は小さいが丸太を軽々と持つほどの怪力を持つ。属性の術を使い、魔物を呼び寄せる力を持つ踊りが出来る。
大好きなジェムを守るべくキクロプに敢然と立ち向かい、相討ちとなった。基本的に「ヨポポイ」としか喋れないが、送還直前にはジェムに彼女の名前で呼びかけた。
クリア完全体との戦いではガッシュの金色の本を通して出現。クリア完全体に自分の踊りと同じ動きをさせ、ガッシュ達が一時退避する時間を作った。魔界で復活後はリーヤ・バルトロ・バランシャと仲良く踊っている様子が描かれた。
人間換算年齢:4歳。好きな食べ物:魚、サンドイッチ、クリームシチュー。嫌いな食べ物:じゃがいも。趣味:ダンス、かくれんぼ、お手伝い。
  • 呪文
1. ミケル
口から強力な音波を放つ。
2. ドレミケル
「ミケル」の強力版。
3. シン・ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ
周囲の魔物に自身と同じダンスを踊らせる「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
ジェム
声 - 寺田はるひ
ヨポポの本(若葉色)の持ち主である少女。おてんばで気持ちを素直に出せない性格。ヨポポとは自宅で出会った。
ヨポポを弟のように可愛がっていたが、ヨポポの本を目当てに襲ってきたキクロプに家族を傷つけられたため、互いに気まずい状態にいた。最後はヨポポと家族愛にも似た真の愛情を通わせた。コミックス最終巻の追加シーンでは、ヨポポから贈られた手紙を家族と共に読み涙する彼女の姿がある。
嫌いな食べ物:ニンジン。

キクロプペア

キクロプ
声 - 上別府仁資
強固な赤い殻を身に纏った巨体の魔物。
パートナーのイギリス紳士に一つ目の顔が気味悪がられるということで、両目を書いた紙を顔に貼りつけている。格闘属性の術を使う。
イギリス紳士と共に海岸でヨポポを襲い、彼の本に火を着けたが、ガッシュの「バオウ・ザケルガ」でその殻を砕かれ、まだ消えていなかったヨポポの最後の術で本を燃やされて魔界に送還された。
人間換算年齢:5歳。好きな食べ物:魚、ホタテ、イカ、寿司。趣味:ゴリラのマネ。
  • 呪文
1. アムルク
腕を巨大化させてパンチを放つ。
2. アムド・シザルグ
両腕を組み合わせて巨大な鋏に変化させる。
3. アムルセン
肘の先から先が鋭く尖った岩を砲弾のように発射する。
4. エムルロン
拳に炎を纏った状態から腕を伸ばし鞭のように操る。
イギリス紳士
声 - 二又一成
キクロプの本(濃い青紫)の持ち主。本名不明。やたらと首が長く、コルセットのようなもので覆っている。
イギリス紳士風の出で立ちで紳士のような口調をするが、性格は残虐でヨポポの本を狙ってジェムの家族を襲うという紳士的ではない行動を取った。本を燃やされた後はヨポポに怯えて逃げていった。最終巻の追加ページでキクロプから贈られた手紙を読んで泣いている辺り、彼との信頼関係はあった模様。

ポッケリオペア

ポッケリオ
声 - 飯田利信
樹木の姿をした魔物。スギナ同様、植物を操る術を使う。
ブラゴ達と持久戦を展開し、ジャングルを逃げ回るが、熱で動けなくなったシェリーを庇うブラゴを追い詰める。しかし立ち上がったシェリーの「アイアン・グラビレイ」によって敗れた。
人間換算年齢:9歳。好きな食べ物:魚、シシカバブー。趣味:砂遊び。
  • 呪文
1. ジュロン
スギナの術を参照。カードゲームでは登場していない。
2. バルジュロン
木の戦士を多数出現させる。
3. ジュルク
草木で自分の周囲を囲い身を隠す。
ベリコ
声 - 鶴岡聡
ポッケリオの本(焦茶色)の持ち主。国籍はブラジル。貧しさから逃れるため、本の力で金儲けをしていた。

ダニーペア

ダニー
声 - 山口勝平
剣山の様に高く逆立った銀髪(作者曰く「天然」)が特徴の長身の魔物。
腕っぷしが強く、気のいい性格。また、原作では自動車の運転もしていたが、運転資格年齢未満者という事情のためか、アニメでは港で会話をするまでのシーンへと状況変更されていた。格闘属性である自身への回復術しか持たない代わりに素早い動きと格闘技で戦う。
偶然知り合ったガッシュの兄貴分となったが、ゴルドーの所持する重要文化財・シェミラ像を守るために自分の本が燃えてしまうのを覚悟でガッシュに呪文を撃たせる。その行為により、それまで「若造(ボーイ)」としか呼んでもらえなかったゴルドーに一人前と認められ、満足したまま魔界へ帰った。
後のクリア戦では最初に金色の本を通して現れ、ガッシュのピンチを救った。魔界で復活した後はウォンレイ達と同じ学校に通っている。清麿のアホな夢の中でもひそかに再登場している。
人間換算年齢:15歳。好きな食べ物:魚、たい焼き、チョコミントアイス。趣味:格闘、ファミコン、ドライブ。
  • 呪文
1. ジオルク
自分の体を瞬時に再生・回復する。
ゴルドー
声 - 家弓家正
ダニーの本(紫)の持ち主。芸術を愛する資産家である小柄な老人。国籍はリビア。ダニーとは港で出会った模様。
最後まで仕事をやり終える“本物”の厳しさと誇りをダニーに教えた。また、彼がシェミラ像を守るまでは半人前として扱い「ダニーボーイ」と呼んでいたが、本当は実の息子のように大切に思っていた。本が燃えることを厭わず仕事を果たしたダニーを一人前と認め、別れ際には彼の傷ついた身体を「ジオルク」で再生し、初めて「ダニー」と呼んで見送った。

ゾボロンペア

ゾボロン
声 - 無し
イグアナのような姿をした魔物。胸のスペードマークが特徴。
喋れないのか無口で、ヒゲにリードで繋がれている(この行為はヒゲ曰く「常識」らしい)。爆発属性の術を使う。
パピプリオ達と行動し、彼らと最強コンビを名乗っていたが、ガッシュ達との遊園地の戦いで敗れて魔界へ帰った。
人間換算年齢:7歳。好きな食べ物:魚、虫。趣味:歩くこと。
  • 呪文
1. ドグラケル
巨大な紫色のエネルギー弾を口から発射する。速度は遅いが威力は絶大。
2. オル・ドグラケル
「ドグラケル」の強化版。速度と威力が上がっており、追尾能力もある。しかしそれでも避けられるスピード。
ヒゲ
声 - 石井康嗣           
ゾボロンの本(ブラウングレー)の持ち主。名前[12]の通り、顔一杯に濃い髭を蓄えている。国籍はイタリア。
パピプリオを術を防ぐための盾にするなど、酷い行為をした。遊園地では、100円を入れると動くパンダの乗り物に乗ってアイスクリームをなめていた。

ザバスペア

ザバス
声 - 葛城七穂
目元まで覆われたヘルメットを被り(ヘルメットの下は意外に美形)、背中には鎧代わりにもなる翼を持った魔物。フェイン同様、風属性の術を使う。
「ザケル」が通じず素早い空中殺法でガッシュを苦しめたが、檻から出たウォンレイに圧倒された挙句、最後は新たに発動したガッシュの「ザケルガ」で止めを刺される。 
人間換算年齢:12歳。好きな食べ物:魚、スパゲッティナポリタン。趣味:サイクリング。
  • 呪文
1. ガルウルク
翼に身を包み高速回転で相手に突進する。
2. オル・ウイガル
「ウイガル」の強化版。発動後もザバス自身が操作できる。
ガリオント
声 - 川島得愛
ザバスの本(ブルーグレー)の持ち主である青年。国籍はスイス
ザバスの感知能力を頼りに遥々海を越えてやって来た。ウォンレイが檻に閉じ込められているのをいいことにガッシュ達とまとめて始末しようとした。

バランシャペア

バランシャ
声 - 山口由里子
3本の尻尾を持つ紫色のの姿をした魔物。額のハートマークが特徴。
人間の言葉を話せる(口調から察すると女性の模様)。ゴフレ同様、強化属性の術を使い、遠方を見る能力と並の獣を超えた運動能力を持つ。
温泉旅行に来たガッシュ達に罠を張って苦しめるも、逆手に取られて敗れるがからくも逃げ出した。その後タイ南部の地で、ビョンコ率いる千年前の魔物達のグループに襲われ本を燃やされてしまった。
人間換算年齢:14歳。好きな食べ物:魚、フルーツ。趣味:走ること、キリンとたわむれること。
  • 呪文
1. ウォケル
口からリング状の衝撃波を放つ。
2. ドルク
ゴフレの術を参照。
3. ボルク
自分の残像を作る。主に囮用として使われる。
4. グ・リアルク
自身の姿を消し、周りの風景に同化させる。
5. ギガノ・ガドルク
バランシャの最大強化呪文。全身を強固な棘付きの鎧で覆う。
6. ウォケルガ
ゲームオリジナル呪文。「ウォケル」の強化版。
ガルザ
声 - 三宅健太
バランシャの本(メキシカンイエロー)の持ち主である色黒の男性。国籍はウガンダ
一流のハンターで、頭にシカやキリンの帽子を被っている。ハンティングの時は持っている木の実を鳴らして相手に動物と思わせる。
福引き賞品の温泉旅行をエサにガッシュ達をおびき寄せ、山中で得意のハンティング作戦に陥れた。千年前の魔物達との戦いに負けた後はバランシャそっくりのヌイグルミを大切にしている。

バーゴペア

バーゴ
声 - 園部啓一
ドラゴンのような姿の魔物。 
能天気で頭が弱く、キャンチョメの下手な変身(頭部が異常に長いフリト)を見抜けなかった。羊が大好物。炎の術を使う(基本的には息属性)。
ルシカから奪った羊を取り返しにきたキャンチョメ達を終始圧倒していたが、彼の新呪文「ディカポルク」によって出現した巨大なキャンチョメの幻影を見て混乱し、フォルゴレに本を燃やされて魔界に送還された。キャンチョメ達が単独で倒した唯一の魔物。
人間換算年齢:6歳。好きな食べ物:魚、羊、豚、鳥、何でも。趣味:食べること。
  • 呪文
1. フレイド
口から炎を放つ。
2. リン・フレイド
口から複数の炎の輪を放つ。キャンチョメはこれを潜って回避した(サーカスでの訓練の成果)。
3. バレイド
口に生えている複数の牙を飛ばす。
4. ギガノ・ビレイド
口から極太の光線を放つ。
フリト
声 - 諏訪部順一
バーゴの本(オレンジ)の持ち主である背広姿の小悪党。国籍はスペイン。
キャンチョメにズボンを脱がされそうになったり、バーゴに殴られたりするなど、酷い目に遭っている。

ドンポッチョペア

ドンポッチョ
声 - 飯島肇
緑色の肌の太った魔物。モヒカン頭が特徴。アニメ版のみ術を披露した(『まるかじりブック』によれば、音属性の術を使うらしい)。ロシアの地にてバリーの実力に圧倒され、命乞いをして逃げ出そうとしたが、そのまま倒された。
人間換算年齢:13歳。好きな食べ物:魚、肝油、チーズ。趣味:パンクロック、歯みがき、相撲。
  • 呪文
1. ギレイド
腰のベルトに並んだ突起物を発射する(DVD設定資料より)。
ゴーマン
声 - 鶴岡聡
ドンポッチョの本(パラキートグリーン)の持ち主。国籍はロシア

石版編の魔物と本の持ち主

パティペア

パティ
声 - 松井菜桜子
魔界にいた頃ガッシュに片思いしていた魔物の少女。ツインテールを変形させたような特徴的な髪型(後にショートヘア[13])を持つ。
普段は明るい性格だが、怒らせると怖い。ガッシュの柄入りのパンツを履く程彼にベタ惚れしている[14]が、手に入れたいもののためには手段を選ばないワガママな面があり、ガッシュが(記憶喪失故に)自分を覚えていなかった事に激昂し、襲って来た。デザートを700個も食べるほどの大食い(その前にも何か食べていた模様)。の術を使い、「ザケル」などの電気を吸収してしまう[15]
前述の相性からガッシュと清麿を追い詰めるも、「バオウ・ザケルガ」の前に敗北。その挙句、ビョンコの誘いを受けてゾフィスの悪事に荷担してしまう。後にレイラの涙やガッシュの説得によって自らの過ちに気付き、ビョンコと共にデモルトへと立ち向かう決心を固め、犯した過ちを何としてでも償うべく戦う。デモルトの不意打ちで本に火がつき消えゆく中、命を捨てる覚悟で「月の石」の破壊に成功した直後、デモルトの術で命を散らす寸前にガッシュとウマゴンに助けられ、悪事を働いてきた自分とビョンコを「友達」と認めてくれたガッシュに涙を流しながら魔界へ帰っていった。クリア完全体との戦いではビョンコと共にガッシュの金色の本を通して現れ、彼との連携でクリア完全体の動きを止めガッシュ達を一時退避させた。
後々、ガッシュが清麿と王の特権のことで会話をしている時に「パティとティオを抑える法律が必要」と発言していることから、ティオ同様ガッシュにとって恐怖の存在となっている模様。プライベートビーチを所持していることや着用している服がドレス調であること、その上親に頼み込んでガッシュと同じ学校の同じクラスに通えるようになったことから魔界では家が裕福と考えられる。
原作とアニメでは、服と髪の色に大幅に違いがある(原作では髪の色は銀色だが、アニメでは水色)。
人間換算年齢:7歳。好きな食べ物:魚、甘い物全部、するめいか。趣味:ガッシュを追いかけること、歌、妄想。
  • 呪文
1. アクル
手から強力な水流を放つ。
2. アシルド
渦を巻いた水の塊による盾。
3. アク・スプレイド
「アシルド」で吸収した攻撃を、水ごと相手へ返す。
4. オルダ・アクロン
多数の鞭状の水を自在に操って攻撃する。ただし自動追尾機能は無く、パティ自身が操る。
5. アクル・キロロ
両手から水の刃を連射する。
6. アクロウク
手足に水の爪を纏い攻撃する。
7. スオウ・ギアクル
パティの最大呪文。巨大な水竜を出現させて攻撃する。同じ竜でも「バオウ・ザケルガ」とは若干デザインが異なる。
8. アクルガ
「アクル」の強化版で、手から螺旋状の水流を放つ。
9. ガンズ・アクル
両手から多数の水弾を放つ。
10. シン・スオウ・ギアクル
「スオウ・ギアクル」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
ウルル
声 - 鳥海浩輔
パティの本(濃いオレンジ)の持ち主。長髪の青年。国籍はオーストラリア。パティとは家族を養う為に仕事を探している時に出会った。
基本的に敬語で話し、ワガママなパティに従いながらも、彼女が改心してくれることを願っていた。パティが自身の過ちに気づき、デモルトに立ち向かった際は、身を挺して彼女をサポートした。千年前の魔物との戦いの後、コックに就職した。後にパティを模したケーキを作っている描写もある。妹がいる。

ビョンコペア

ビョンコ
声 - 高戸靖広
カエルの姿をした魔物の子。語尾に「ゲロ」を付ける。
頭頂部にはクローバーがあり本来四葉だったが、アルヴィンがその内の一枚を抜いてしまい三つ葉になってしまっている[16]。このことが原因で大泣きして、そのおわびとしてアルヴィンからクッキーをもらい、四六時中クッキーを要求し「おやつは3時」とアルヴィンに宣告されて以来「四六時中3時であること」のPRのためか、手作りの紙製の時計(時間はもちろん3時で固定)を首から下げている。妄想上で「ギガノ・ゲロスト」という最大呪文を身につけていたつもりになっていた。
目の前の欲に心動かされパティよりも先にゾフィスの悪事に加担していた(魔物を封じた石版の大半、及び500人近くのパートナー候補は彼が集めた)が、レイラの苦悩する姿を見て過ちに気付き、ゾフィスを裏切る。デモルトの攻撃からパティとパートナー達を守り、いつの日かガッシュ達と仲良く遊べることを夢見ながら魔界へ帰って行った。最終話ではパティと共にガッシュと同じクラスに編入することになった。
人間換算年齢:7歳。好きな食べ物:魚、虫。趣味:オシャレ、何事もがんばること、こびへつらうこと。
  • 呪文
1. ギガロロ・ニュルルク
手足が長く巨大になり、攻撃や移動に用いる。
2. ラージア・ニュルセン
口から泡を放ち、滑りやすい足場を作る。
3. ギガノ・ニュシルド
ビョンコの最大防御呪文。ジェル状の大きな盾を出現させる。デモルトの「ディオエムル・ゼモルク」を多少防げる威力。
4. シン・ニュシルド
「ギガノ・ニュシルド」の強化版で「シン」の術の一つ。自由に形を決められる粘液を出す。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
アルヴィン
声 - 塚田正昭
ビョンコの本(もえぎ色)の持ち主。農夫の老人で、総入れ歯が無ければまともに喋れず呪文を唱えられない。国籍はマダガスカル
最初は王を決める戦いに協力するつもりはなかったが、ビョンコの純真な子供っぽさを見て、彼のために王を決める戦いに協力することを決める。しかし、ゾフィスの悪事に加担するビョンコの姿に憤りを覚え、「入れ歯を無くして呪文を唱えられない」と嘘をついていた。ガッシュ達に協力しようと改心したビョンコを見て、ついに入れ歯を取り出し参戦。ビョンコ送還の際には涙を流し、デモルト送還後にヴァイルに対して怒りを見せた。戦いの後も枕元にビョンコの四葉のクローバーの一片を置いている。

千年前の魔物

ファウード編の魔物と本の持ち主

コーラルQペア

コーラルQ
声 - 神代知衣
ファウード編でガッシュが最初に戦った魔物(アニメ版ではアース)。頭部と胴体が正方形の形をした小さなロボットのような姿をしており、頭の両側にある2つのアンテナと胸の「Q」の文字が特徴。口癖は「ピッポッパ」で、語尾によく「○○ピヨ」を付ける。清麿のことは「ピヨ麿」と呼ぶ。攻撃を受けると「ノォーーッ」という悲鳴を上げる。
デタラメと呼べる程に体を多彩な形態へと変形させる術を持ち、そのあまりにも滅茶苦茶な変形は一度清麿を大泣きさせた。変形は途中まではコーラルQの形が変わる程度だが、最後の段階で突然凄まじく形が変わる。ただし本人はことあるごとに自分を「ポンコツ」と自嘲的なことを言い、事実そのような描写もあった。アニメ版では「ロボルク」時、「変形体操」という曲を歌った[17]。体内に魔物の位置が分かる特殊なレーダーを持っており、ガッシュ達や他の魔物達を強い者と弱い者を区別して調べていた。
そのため、千年前の魔物の存在やそれを巡るデボロ遺跡での戦いもひそかに把握していたが、彼の計算上では勝てる確率が無かったため、ゾフィスの悪事を知りながらも見過ごしたまま、自分のためだけに訓練を重ね自身を強くしていた。また、その戦いに参戦したガッシュ達に罵声を発し、上記の理由でガッシュの怒りを買った。ガッシュと清麿を追いつめるも、「ザグルゼム」の可能性に気付いた清麿とガッシュの進化した「バオウ・ザケルガ」の前に敗れた。魔界に送還される前に「魔物の感じはするが魔物ではありえないもの」(ファウード)のことを清麿に伝えた。最終話では、ロップス・デモルトと共に開拓作業をしていた(何故かトラックのような姿に変形している)。
アニメ版では消えゆく中、パートナーのグラブに思いやりを見せていた。また、劇場版第2作のパンフレットのメカバルカンについての解説コーナーにも登場している。
  • 呪文
1. ロボルガ
頭からビームを放つ[18]
2. ロボルク
巨大なロボットに変形する。作中での扱いはただ大口を叩くだけの見かけ倒しで、「『ザケルガ』は効かない」と言いつつも実はかなり効いており、グラブに弱音を吐く始末だった。
3. ラ・ロボガルグ
巨大な盾を装着したロボットに変形して、直線的な放出系呪文を跳ね返す。「ザケル」「ザケルガ」対策。
4. ビーザム・ロボルガ
胸から分離型の2連ミサイルを発射する。1弾目で相手の盾呪文を粉砕して、2弾目で目標を攻撃する。「ラシルド」対策。
5. ムロム・ロボルク
ゴム製ロボットに変形し、磁力を無効化する。「ジケルド」対策。
6. ディゴウ・ロボルク
下半身に巨大なバイクを持つロボットに変形し、力とスピードの両方を上げる。「ラウザルク」対策。
7. ギガノ・ロボルガ
コーラルQの最強術。頭のアンテナから強力なエネルギーを放つ。グラブは「バオウ・ザケルガ」を出させる目的で放ったが、清麿は「ザグルゼム」+「ザケルガ」の連携で相殺した。アニメ版ではブラゴの「ディオガ・グラビドン」に匹敵するほどの威力という設定になっていた(しかし、これはグラブが言っていただけであり本当の威力は不明)。
8. ガンジルド・ロブロン
UFO型の下半身を持ったロボットに変形し、周囲に展開した無数の盾を操作して攻撃と防御を行う。盾を全部並べれば「バオウ・ザケルガ」(「ザグルゼム」による強化前)でも防げる。「バオウ・ザケルガ」対策。アニメ版においてはさらなる強敵との戦いのための術だったらしく、ガッシュ達が予想以上の強さを見せたことで使用したということになっている。
グラブ
声 - 陶山章央
コーラルQの本(ハバナローズ)の持ち主。IQ190の天才で、眼鏡を掛けた青年。コーラルQの術でガッシュを倒すべく、またそれに合った場所に誘い込むべく知恵を絞っていた。
アニメ版では、かつての清麿のように周囲から孤立している学生姿が描かれ、周囲の人々を「クズ」と見下すなど無愛想であったが、清麿達に敗れた後には彼らの影響からか周囲と打ち解ける姿も描かれた。

テッドペア

テッド
声 - 竹内順子 / 野島健児(サンデーCM版)
金髪をリーゼントヘアにした魔物の少年。魔界にいた頃から家族同然に育ったチェリッシュを探すために旅を続けていた。
「自分の事は自分でする」がモットー。幼いながらも性格はクールでハードボイルドだが、卵焼きが大好物という外見相応の一面もある。友達思いで、アース達に追い詰められたガッシュ達を助けた。魔界にいた頃は捨て子であり、ゴミ捨て場でチェリッシュと出会い、孤児達と共に育った。
使う術は肉体強化系のみで、いわばエンジンギアチェンジの如く一段階ずつ戦闘力を上げていくもの。加えてボクシングの様なパンチと素早いフットワークにより、相手を少しずつ追い詰める戦闘スタイルを取る。また、気迫とアクションを利用して残像を作り出すことも可能。
寝床を探していた所でガッシュと偶然知り合い、友達になる。アース戦からしばらく後にアポロと合流して、ファウード体内での戦いに途中参戦し、チェリッシュと再会すると同時にギャロンと戦う。ゼオンの雷の恐怖に怯えて戦いを強制させられていたチェリッシュを助けるために、自らの魔界送還と引き替えにギャロンの持つ「雷の結晶」を破壊してチェリッシュを救った。チェリッシュへの思いが強いあまり、男装していたニコルに対してヤキモチを焼いてしまう姿も見せた。
クリア完全体との決戦にはガッシュの金色の本を通して登場。チェリッシュとの連携攻撃でクリア完全体の「力の球」のある額まで駆け上がった。最終話ではチェリッシュ・レインと共に孤児達の家を作っていた。
アニメ版ではアース共々コーラルQより先に登場。原作と同じようにナゾナゾ博士とアポロと合流してファウードの内部に突入。リーヤとアリシエのピンチに登場し、トップギアでザルチムを撤退させる。その後、チェリッシュと再会し、彼に両親を殺された(真犯人はゾフィス)と思い込み心を閉ざした彼女の攻撃を受けながらも説得を続け、最終的に和解する。その直後に現れた心臓を打つ魔物にチェリッシュの本を燃やされるが、新呪文で心臓を打つ魔物を一撃で倒す。最後まで本を燃やされることなく出番を終えた。また、バリーと対決するオリジナルエピソードも作られている。
好きな食べ物:卵焼き
  • 呪文
1. ドラグナー・ナグル
始動用の強化呪文。以後の術を重ねていくごとに一段階ずつ力と素早さを上げていく。
2. セカン・ナグル
2番目の強化呪文。「ドラグナー・ナグル」後に心の力を溜めないと使えない。
3. サーズ・ナグル
3番目の強化呪文。「セカン・ナグル」後に心の力を溜めないと使えない。
4. フォルス・ナグル
4番目の強化呪文。「サーズ・ナグル」後に心の力を溜めないと使えない。
5. フィフス・ナグル
5番目の強化呪文でテッドが「トップギア」と呼ぶ呪文。「フォルス・ナグル」後に心の力を溜めないと使えない。強力だが、体への負担がかなり大きい。
6. ドラグノン・ディオナグル
最後の強化呪文でテッドが「ファイナル・ギア」と呼ぶ最大呪文。「フィフス・ナグル」後に心の力を溜めないと使えない。ファウードの力を得たギャロンを一瞬で打ち倒すほどのパワーとスピードを併せ持つが、使ったテッドが瀕死になるほど反動も大きい。
7. シン・ドラグナー・ナグル
「ドラグナー・ナグル」の強化版で「シン」の術の一つ。よって他の術も使わずに使用することが出来る。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
8. ターボ・ファズ・ナグル
アニメオリジナルの強化呪文。トップギア。ザルチムの最大呪文を一瞬にして消し去るほどの威力を誇る。
9. マキシマム・ナグル
アニメオリジナルの呪文。強化系ではなく、自身が巨大化したようなエネルギーが直接攻撃する呪文。心臓を打つ魔物を一撃で倒すほどの威力を持つが、使ったテッドを気を失ってしまうほど反動も大きい。
ジード
声 - 石井康嗣
テッドの本(サックスブルー)の持ち主である男性。テッドとは路地で出会った模様。
テッド同様、クールでハードボイルドのナイスミドル。大型バイクでテッドと共に旅を続けている。テッドに対して厳しく接していると同時に可愛がっている。
テッドが魔界に帰る際は、涙しながらも「オレとお前はもう山ほど語り合った」とチェリッシュに場を譲った。その後の戦いでは、ルーパーを拘束してパピプリオを無理矢理協力させガッシュ達を援護した。

カルディオペア

カルディオ
声 - うえだゆうじ
ウマゴン同様、馬に似た獣型の魔物で頭に2本の白いガゼルのような角が生えている。
「パルパルモーン」「パルゥ」としか発音できないが、サウザーとは完璧に意思疎通ができており、ウマゴンの言葉も理解できる。また作中では心情を現すモノローグとしての台詞はあり(その際の一人称は「俺」)、アニメではそれが多くなっている。術はウマゴンと同系統の肉体強化系だが、術の属性が氷である点が異なる。
北海道でウマゴンと対決し一度は追い詰めるも、ウマゴンの新呪文と凄まじい気迫に押されて痛み分けに終わる。以降ウマゴンのことをライバル視するようになる。その後ウマゴンの匂いを追ってファウード付近に到着し、アースと対決するがリオウの呪いにより弱ったエリーを放っておけずファウードに同行する。「ファウードを魔界に帰す装置」を巡ってガッシュ達とも戦いかけたがアースと同様、彼らの仲間になる。その後はファウードを魔界に帰す装置を守り通すため、アースと共に心臓を打つ魔物と対決する。絶体絶命の危機に陥るが、エリーを守るために捨て身の最大呪文で心臓を打つ魔物を倒し、魔界へと帰っていった。
アニメ版ではウマゴンと共にファンゴ・ジェデュンと対決する。最初はサウザーとサンビームの息が合わなかったことと自身の氷とウマゴンの炎による属性の相性の悪さに苦戦するも、最後はエリーの説得でサウザーがサンビームとの共闘を受け入れ、息の合ったコンビネーションを見せつけて勝利する。最後まで本を燃やされることなく出番を終えた。
  • 呪文
1. ギドルク
全身を鎧で覆い、強化する。移動速度も上がる。
2. ゴウ・ギドルク
「ギドルク」よりも更に強化する。
3. ディオギコル・ギドルク
全身に強力な冷気の鎧を纏い、攻撃や防御に利用する。ただし、ウマゴンの「ディオエムル・シュドルク」同様、力の制御ができなければパートナーにも危険が及ぶ危険な術。
4. ディオウ・ギゴリオ・ギドルク
カルディオの最大呪文。「ディオギコル・ギドルク」よりも更に全身を強化しより強大な冷気で攻撃する。しかし、カルディオ自身も命を落としかねないダメージを受けるほどの威力を持つ諸刃の剣の術。アニメ版では未使用。
サウザー
声 - 渡辺久美子
カルディオの本(ブルーウォッシュ)の持ち主である少年。国籍はモンゴル。カルディオとは故郷の村で出会った模様。
過去に一度戦ったコンビの魔物が卑怯な手を使ったため、仲間と組まないと戦えない魔物達を嫌っていたがエリーやサンビーム達との出会いで考えを改めるようになる。エリーに故郷の妹の姿を重ねている。

レインペア

レイン
声 - 三宅健太
魔界時代からガッシュの親友であった魔物。本来の水色の巨大な猛獣のような姿から人間の姿に変身できる能力を持つ。
かつて魔界では突然変異で生まれた巨体を理由に一族に忌み嫌われ、凶暴な荒くれ者になっていた。ある時誤って崖から転落し重傷を負っていた所をガッシュに救われ、どんな力の前にも臆せず立ち向かう彼の姿を見て改心し、それ以来無二の親友となった。
パートナーであり人間界における命の恩人でもあるカイルを気遣い、彼に隠れて呪文抜きで魔物を倒してきたにも拘らず、素の力が強いためか強力な呪文ばかり覚えていた。カイルを守るためにあえて戦いから降りることを決心。自分の本を燃やしてもらうため、そしてかつて自分が見たガッシュの「本当の強さ」をカイルにも伝えるためガッシュを呼び寄せた。ロデュウ達との戦いの中で、カイルを変えるためには、自分こそが彼に「本当の強さ」を見せなけらばならないと決意。呪文抜きでロデュウ相手に奮闘し、カイルが奮起した後はその強大な呪文で圧倒した。戦いが終わった後、ガッシュに本を燃やしてもらい、彼に「王になれ」と言い残し魔界に帰っていった。
その後はクリア完全体との決戦でガッシュの金色の本を通して出現。ウォンレイとの連携で見事にクリア完全体へダメージを与えている。最終回ではテッド・チェリッシュに力を貸しているようで、協力しながら一緒に暮らしている様子が描かれた。
  • 呪文
1. アボロディオ
両腕から十字に切り裂く強力な攻撃を放つ。周囲の地面を切り裂くほどの威力。
2. アーガス・アボロド
多数の巨大な牙が現れ、周囲を貝のように取り囲んで身を守る。
3. ガルバドス・アボロディオ
レインの最大術。幾つもの爪に包まれた魔獣(レインにやや似た顔)のようなエネルギー体を放ち敵や周辺の地面を削り取る。絶大な威力を誇り、ロデュウの「ディオガ・ラギュウル」を一方的に打ち破った。
4. シン・ガルバドス・アボロディオ
「ガルバドス・アボロディオ」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
カイル
声 - 菊池こころ
レインの本(マラカイトグリーン)の持ち主。外国のとある町に住む町長の息子。レインとは森で出会い、怪我をしていた彼を助けた。
とても臆病かつ気弱で、ジルから経済的虐待による酷い仕打ちを受け、親の遺産を横取りされたも同然の境遇にありながら文句も言えずにいた。ロデュウとの戦いでも怯えて戦えずにいたが、レインの「本気の姿」から勇気を得て、ガッシュ達を守るために立ち上がった。その後は自分の意思を毅然と示せるようになり、味方になってくれる者(セバスチャン)もできた。コミックス最終巻の追加シーンでセバスチャンと共にレインからの手紙を読み、喜んでいる様子が描かれている。

モモンペア

モモン
声 - 高橋直純
サルとウサギを足して2で割ったような顔を持つ魔物。月見団子が描かれた服とサスペンダーを着用している。嘘をつき続けると鼻の下がどんどん伸びていくという特徴がある。
非常にスケベな上に女性物の下着が大好きで、下着泥棒やスカートめくりや痴漢行為などを繰り返す[19]。それ故、度々ティオの逆鱗に触れてしまい、その結果ティオが最強(最凶)の攻撃術「チャージル・サイフォドン」を生み出す要因となった。ずっと戦いに怯え続けていたためファウードが出現してから殆ど言葉を発することは無かったが、エルの喝によって敵に立ち向かう勇気を得る。
危険回避系の術が主体であるが、逃げ回ることで相手の心の力を余分に減らす長所がある。ウサギの長い耳により高い聴力を持ち、魔物の位置や魔力を敏感に察知できるため、その力を清麿に買われてファウードへの道案内を任される。
ファウード内部のコントロールルームでの戦いでは、卓越した魔力に対する感覚と呪文を有効に生かしロデュウ・ジェデュンを後一歩の所まで追い詰めるも、足に怪我を負ったエルを救おうとしてチャンスを逃してしまい、ロデュウの術で本を燃やされる。最後に清麿とエルからねぎらいと賛辞を受け、嬉し涙を残して魔界へ帰った。最終話では人間界での宣言通り図書館で真面目に勉強しているようで、ロブノスやキッドと同じ学校に通っている。
アニメではキャンチョメと共にキースと対決、戦闘中にキャンチョメと友情が芽生え、自身が王になった暁にはキャンチョメを大臣にすると約束するが、何の大臣にするかは具体的に語らなかった[20]。キャンチョメと共にキースと戦い、追い詰められるもバリーの乱入によって戦いが中断。最後まで本を燃やされることなく出番を終えた。
  • 呪文
1. アムロン
腕をゴムのように長く伸ばす。「アムルク」と読まれることもあった。
2. アグラルク
地中を水中と同じように潜ることが出来る。
3. オラ・ノロジオ
両手から対象の時間の流れを遅くするビームを放つ。術に対しても有効。現実時間で約8秒間の効果を持つ。
4. ミンフェイ・ミミルグ
両耳を大きく伸ばし、ヘリコプターのローターのように回して空を飛ぶ。
5. ミミルオ・ミファノン
両耳からリング状の音波光線を放ち、敵の術をへし曲げる。特性上「オラ・ノロジオ」と違い、こちら側が動かずとも敵の術をほぼ無効化できる。清麿の復活を感じ取った勇気から発現した。
6. フェイ・ミウルク
足に力を込めて空中に飛び上がり、自在に跳ね回れる強化呪文。こちらも清麿の復活からの勇気で発現した。
エル・シーバス
声 - 三石琴乃
モモンの本(珊瑚色)の持ち主であるシスター[21]。髪型はウェーブがかかったロングヘア。口癖は「オヨヨ」。モモンとは修道院で出会っており、下着を盗もうとしていた彼を取り押さえていた[22]
王を決めるために戦うことは間違った行為だと考え、他の魔物に平和を呼びかけるべく世界中を旅していた。ところが実際は、モモンが魔物の居場所を察知する度に避けていたため一度も魔物の戦いを経験したことがなく、持っている術の効果も「アムロン」を除いて知らなかった(清麿曰くある意味一番怖い)。本来は争いを苦手とするが、ファウードは避け得ない災厄と悟り、芯の強さを見せる(自らの危険を顧みず、ロデュウ達に「オラ・ノロジオ」をかけるようモモンに諭したことからも見て取れる)。
サンビームに惚れたような描写があり(ファウードの小腸で彼に助けられたのが切っ掛け)、クリア討伐後は彼と共にアフリカで暮らしている模様。
アニメ版では原作以上にサンビームに対して積極的で、崖でサンビームに助けられて以来、仲が一気に深まった様子を見せた。また、キースに対し交響曲第9番の独唱パートをドイツ語で披露して圧倒する場面もあった。

リーヤペア

リーヤ
声 - 三石琴乃
頭にカブトムシのような角を生やし、全身が黄色い羊のような毛で覆われた小柄な魔物。
角で相手を突っつくのが友好の印。当初はガッシュを「甘ったれ」と呼んでいたが、彼の正しい判断を見て「やる奴」だと認識を改める。
パートナーであるアリシエが呪いをかけられていたが、ガッシュ達と共に行動する。ファウードの体内でウマゴンと共にファンゴ・ザルチムと対決。ゴデュファの力を得たファンゴに苦戦を強いられるがウマゴンとのコンビネーションで次第に追い詰め、最大呪文でファンゴを倒すがファンゴを盾にして生き残ったザルチムの最大呪文からアリシエを庇い、本に火が付きガッシュに後のことを託して魔界へ送還される。
アニメ版では、清麿と恵の心の力を温存させるために単身ギャロンと戦い、圧倒的な力を見せつけ勝利。直後に現れたザルチムと原作に近い形で戦い、連戦によるアリシエの心の力の消耗とファウードのサポートシステムの前に追い詰められるが、助っ人として参上したテッドに助けられ、無事生き残る。その後メインコントロールルームにてゼオンの攻撃からガッシュを庇って本に火が付き、原作と同じような形で魔界へと送還される。
  • 呪文
1. ガルバニオ
頭部の角を伸ばして攻撃する。
2. ガンズ・ニオセン
腹部から鋭利な弾丸をマシンガンのように連射する。
3. ゴウ・アムルク
腕を強化して攻撃する。
4. ラージア・シルニオ
リーヤ自身が巨大な盾に変化する。
5. シャオウ・ニオドルク
リーヤの最大術。リーヤ自身が巨大な獣の姿になり攻撃する。アニメでは獣の姿をしたエネルギーを放つ術に変更されている。
6. ガルドルク・ニオルク
自身の体を高速回転させ体当りをする。
7. バルド・ニオセン
腹部から4本の薬莢体を放ち、任意で中の散弾を放出させる。
8. ディゴウ・シルシオ
前方に巨大な盾を発生させる。最大の防御呪文。アニメ版では未使用。
9. ピック・ガルニオ
腕先をピック状に鋭く伸ばして攻撃する。
10. ゴウ・ニオドルク
体が巨大化する中級強化術。
11. ニドルク
体が岩石状の鎧で覆われる下級強化術。
アリシエ
声 - 関智一
リーヤの本(パラキートグリーン)の持ち主である渇色肌の青年。リーヤとは村の子供達を助けている時に出会った。
不毛の地に住む貧しい家族達を愛し、守り続けている強き信念を持つ。戦いの際にはリーヤと共に死をも恐れぬ「戦人(いくさびと)」となり、自ら前線に立ち魔物と渡り合う程の凄まじい気迫と戦闘力を見せつける。
リオウに呪いを掛けられていたが、彼には協力せず、ファウードを止めるためにガッシュ達と行動し彼らの案内役を担った。「ファウードに必要な力」として自身を迎えに来たザルチムとは浅からぬ因縁がある。ファウードの体内でザルチム・ファンゴと戦った際は、リーヤを失いながらも勝利し、送還されるザルチムに哀れむような言葉を掛けた。

リオウペア

リオウ
声 - 山本圭子
別名「ファウード編の仕掛け人」。ライオンのような風貌で、 ケンタウロスのような四本脚の魔物。全身に頑丈な黄金の鎧を身に纏っている。
額にはファウードを操る力を持つ「鍵たる石」を装着している。身体能力や体力が非常に高く、強化された「バオウ」をまともに喰らっても立っていられるほど。また、腹部には第二の口がありそこから術を放ったり、パートナーであるバニキスを体内に隠すことが出来る。他にも一族に伝わる呪術を使い、携えた[23]で対象者に一定期間で死に至る「呪い」をかける事が出来る(ただしこれは自分の命を削るリスクがある)。しかし、戦闘能力は飛び抜けて高いわけではなく、ザルチムや呪いをかけられてやむを得なく協力していた魔物以外は彼からファウードを横取りしようとしていた。また、ガッシュ戦では清麿の作戦にまんまと引っかかり、ゼオンには「弱い」と罵られている。
一族の期待を背負いファウードの力で王になるため、ザルチムを補佐的存在に置きその復活へと向けて暗躍を進めていた。ファウードの封印を解くにはその鍵を壊せるだけの強い力を持つ魔物の協力が多数必要であった。当初はファウードの強大な力を示唆することでそれを我が物にしようと狙う魔物たちを集めていたが、充分な数には至らなかったため、止むを得ず呪術を使うことを決意する。パートナーに呪いをかけることでウォンレイなどの協力しない魔物を無理矢理従わせ、遂にファウードを復活させることに成功した。
非常にプライドが高く、さらに一族の期待や今までの苦労があったためか、ありとあらゆる手を使い自分に逆らおうとする清麿を「自分をコケにした」として激しく憎悪している。日本を破壊しようとするファウードを止めようと体内に進入したガッシュと清麿を仲間達から孤立させて勝負を挑み、清麿を心肺停止にまで追い込んだ。ガッシュとの戦いの後、ファウードに侵入したゼオンと戦うが、彼の圧倒的な力の前に為す術もなく敗北し、額の鍵たる石を奪われて本を燃やされ魔界に送還される。クリア戦には他の全ての魔物達と同様に魂の状態で登場し、ガッシュに力を貸した。
アニメ版では、封印されたファウードを代々守ってきた一族という設定であった。そのためか、清麿がセットしたファウードを魔界に送還する装置や兵器の細工等を解除する程度の知識があった。ファウードの力を利用しアースを退け、その後駆けつけて来たガッシュ達を圧倒するが、途中で侵入してきたゼオンに原作とほぼ同じ形で倒された。
  • 呪文
1. ファノン
腹部の口から鋭い牙を持つ獣を象ったエネルギー弾を放つ。
2. ファノン・ドロン
腹部の口から獅子の頭部を象った巨大なエネルギー弾を放ち、自在に操作して敵を攻撃・捕獲する。アニメ版では未使用。
3. ガルファノン
腹部の口から高速回転する獣型のエネルギーを放つ。
4. ゴウファノン
腹部の口から角に包まれた姿のより大きな「ファノン」を放つ。
5. グルガ・ドルファノン
腹部の口からドリル状の牙を持つ獣を象ったエネルギー弾を放ち、強力な貫通力で敵を貫く。
6. アーガス・ファノン
巨大な獣の口の形をした盾を出現させ、自身を飲み込むようにして防御する。
7. バーガス・ファーロン
腹部の口から多数の細い牙を伸ばし、敵を刺し貫く。自在に操る事が可能。
8. ウイガル・ファノン
腹部の口から強力な重力を放ち、標的を押し潰す。アニメ版では未使用。
9. ファノン・リオウ・ディオウ
リオウの最大呪文。ケルベロスのような三つ首の巨大な獣を腹部の口から放ち攻撃する。頭の一つ一つが強化した「バオウ」と相殺する威力を持つ。
10. ギガノ・ファノン
腹部の口から巨大な獅子型のシルエットの攻撃を放つ。
11. ギルファドム・バルスルク
禁呪。リオウ自身が巨大化し10倍ほどにパワーが上がるが、理性を失うぐらいに凶暴化しパートナーを攻撃する恐れがある程の強力な術。バニキスはこの時のリオウを「狂戦士(バーサーカー)状態」と称している。なお、致命的なダメージを喰らうと元に戻る。アニメ版では「ギルファドム・バルスルク」verDとして使用された。
バニキス・ギーゴー
声 - 滝知史
リオウの本(ライムライト)の持ち主である長髪の男。サディスティックな性格であり、激怒したリオウに協力して清麿への攻撃を止めなかった。
ガッシュと戦うまではリオウの胴体にある口の中に隠れており、その状態で呪文を唱えていた。リオウが倒された後は、脱出の直前までゼオンによりファウードのコントロールルームの柱に閉じ込められており、自分達と戦った時より段違いにパワーアップしたガッシュを見て驚いていた。

ザルチムペア

ザルチム
声 - 堀川りょう
リオウに協力する魔物の一体。体中に多数の眼を持ち、黒紫色の服装とマスクで身を包んでいる。
常に冷静だが言葉づかいは粗暴。リオウ側に着いた他の魔物とは違いファウードの力には興味が無く、純粋にリオウの力になるために行動し、リオウの腹心的存在として彼からの信頼も厚い。笑い方は「ヒヒヒ」。
離れた地にいる魔物の気配やその位置の感知能力に長けている。術は自分の眼から放った光によって出来た影を実体化させて操り攻撃するもの。また、両手に付けた実験用三脚のような道具を変形させ、実体化したその道具の影を様々な武器の形にして操る。一方で眼の光が術の発生源のため、そこを遮蔽物で遮られると力が半減される。
ファウード復活のためにリーヤ達と戦い同行を強制したが、その際戦人と化したアリシエの気迫に恐怖を覚え、それ以来彼らに対して強い復讐心を持っている。その後ファンゴと共に再びリーヤ達と戦うが、ファウードの力によって邪悪化したファンゴに何度もアリシエ達との戦いを邪魔される。戦いの末、ファンゴを盾にしてリーヤの最大呪文を防ぎ、アリシエの行動に合わせて最大呪文を放つことでリーヤの本を燃やしたものの、自身もサンビームの手によって本を燃やされる。消えゆく最中、リオウからゼオンに主が変わった時からファウードの力はどうでも良くなったことを思い、さらにリオウに強い友情を感じていたことに気づき涙を流す。その後王を決める戦いに巻き込んでしまったことをラウシンに謝罪して魔界へと帰っていった。戦いが終わった後はキッドらと同じ学校に通っており、戦いの中では見せなかった笑顔を見せている。
アニメ版では、リィエンに変装してロデュウと共に清麿達を欺こうとするが失敗し、ロデュウを魔界に送還し正体を現した上でアリシエと対決。ファウードの力を最大限に活かし、最大呪文でリーヤ達を倒そうとするが、途中参戦してきたテッドに攻撃され(この時、123発のパンチを喰らったらしい)深手を負いながら一時撤退。その後、リーヤ・アリシエとの再戦を望むも、コントロールルームに現れたゼオンによって(戦闘シーンも描かれず)倒されるという呆気ない最後だった。アニメでもラウシンとの絆は強いようで「パートナーとの信頼と絆」という台詞を肯定していた(その際に「それは俺達のように実力が伴っている者こそが言える台詞」と言っている)。
  • 呪文
1. オルシド・シャロン
頭の眼から光を発し、それによって生まれた相手の足元の影で拘束する。
2. シドナ・ソルド
手の眼からの光で実体化した道具の影を巨大な剣の形にして攻撃する。
3. ジボルオウ・シードン
ザルチムの最大呪文。手の眼からの光で実体化した道具の影を巨大な死神のような形にして攻撃する。
4. シドナ・シルド
手の眼からの光で実体化した道具の影を盾の形にする。
5. ガンズ・シドセン
手の眼からの光で実体化した道具の影による無数の弾を連射する。
6. オルダ・シドナ
手の眼からの光で実体化した道具の影を多数の槍にして攻撃する。WEBサンデーの魔物図鑑では「矢印」と記されていた。アニメ版では未使用。
7. シドナ・ディップ
手の眼からの光で実体化した道具の影を短剣の形にして両手に生み出す。
8. シドナ・ディ・シザルク
手の眼からの光で実体化した道具の影を大型の鋏の形にして両手に3本ずつ生み出す。相手を捕らえる事も可能。
ラウシン・モー
声 - 石田彰→菊池正美
ザルチムの本(シダーグリーン)の持ち主であるスキンヘッドの男。ザルチムとは現金強盗をはじめとした悪事を働き逃亡する中で出会った。
ザルチムと共にファウードを復活させるために行動する。力づくでも同行しないアリシエに対し子供を人質に取るなど悪人ではあるが、ザルチムとの絆は本物である。コミックス最終巻の追加シーンでは、牢獄(おそらく刑務所)の中でザルチムから贈られた手紙を読んでいた。

ロデュウペア

ロデュウ
声 - 千葉進歩
ファウードの巨大な力を嗅ぎ付け、横取りを企んでリオウに協力する魔物。長髪長身と背中の翼が特徴。
「仲間を見捨てて逃げるアホを後ろから撃ち抜くのが一番楽しい」というサディストで、プライドが高く残酷だが完全な卑怯者ではない。より大きな力を発揮することを好み、戦いにおいても最初から最大呪文で圧倒するという力任せの戦法を取る。自分の意にそぐわない行動をチータが取る度に文句を言うが、彼女に公正かつ合理的なことを言われては素直に納得している。自身の翼で自由に飛行する事が出来、その翼を介して攻撃する術を使う。
パピプリオを部下に持ち、レインやウォンレイのような強力な力を持つ魔物を直接出向いて連れて来る役割を担っていた。「ゴデュファ」の契約を受けた後は翼が大きくなり、今まで以上に邪悪な性格に変わった。コントロールルームに現れ、ジェデュンと共にガッシュ達を足止めする最後の刺客として立ちはだかる。圧倒的な力でガッシュ達を追い詰めるが、昏睡状態から復活した清麿が現れパワーアップしたガッシュの力にまるで太刀打ちできず、柱に閉じ込められたティオ達を愚弄した結果、清麿の逆鱗に触れて拷問のような呪文の連発[24]を喰らい倒された[25]ある意味、作中屈指の不運キャラクター
その後は更にパワーアップして復活。ゼオンからガッシュ達を始末するように命じられるが、チータの言葉でゼオンに従わさせられていた事実に気づき、「ゴデュファ」の契約によるゼオンへの服従効果を振り切る。その反動で自らの身を傷つけながらも自身の誇りをかけて反逆し、ゼオンに意地を見せながら心を閉ざしたチータに強さを与えて散っていった(本はパピプリオに燃やしてもらった)。また、クリアに対してガッシュが激怒している時の回想に、最後まで敵だったはずの彼の姿があった。魔界ではバリーやキースと同じ学校であるが、その様子は相変わらず威圧感たっぷりであった。
アニメ版ではファウード体内での戦いに先行して登場し、ウォンレイと戦う。彼とリィエンの信念を打ち壊すと言い放ち、ファウードのサポートシステムを使う。最初は圧倒していたが二人の絆の力により逆転され、最終手段としてチータにファウードの力を注ぎ込ませてパワーアップした最大呪文で彼を倒したが、その反動で自身も深手を負う。その後三文芝居で偽のリィエン(ザルチム)を人質に取るが、それを看破されガッシュ達の猛攻を喰らう。それでも必死で立ち上がるが、チータに見放されたような発言をされた上にザルチムに本を切り裂かれ、消え行く中にリオウからの伝言で「自分達の仲間に雑魚はいらない」と悲惨なことを言われ魔界へ送還された。
  • 呪文
1. ディオガ・ラギュウル
ロデュウの最大呪文。翼から螺旋状の巨大な黒いエネルギー波を放つ。
2. ガンズ・ラギュウル
翼からエネルギー弾を乱射する。
3. ラギュウル・ロスド
翼を巨大な刃物に変えて攻撃する。
4. ギガノ・ラギュウル
「ラギュウル」の上位術で、翼から螺旋状の大きな黒いエネルギー波を放つ。
5. ギロン・ラギュウル
翼を変形させ、多数の槍状の攻撃を分散させて放つ。モモン曰く「中級の強さ」。
6. ガル・ラギュウガ
翼同士を絡みつけ、ドリル状にして攻撃する。
7. ラギュウガ
翼同士を絡みつけ、光線状の槍にして攻撃する。実は初登場時に放っている。
8. ディオ・バオール・ラギュウガ
翼をそれぞれ2本の巨大な光線状にし、相手を攻撃する。
9. ラギュウル
翼から螺旋状の黒いエネルギー波を放つ。
チータ
声 - 伊藤静
ロデュウの本(コーヒーブラウン)の持ち主。ピンク色のショートヘアで、顔の右半分に仮面を付けた少女。感情を殆ど外に出さず、原作とアニメでは性格が若干異なる。
卓越した戦闘センスを持ち、臨機応変な呪文選択で、ペース配分など全く考えずに術を要求するロデュウを上手くサポートする。ファウードの力に躊躇していたが「ロデュウが望むなら」として彼が「ゴデュファ」を唱えるのを止めなかった。
ロデュウと出会う前は、自分の顔の醜い傷跡により人々から迫害され[26]心を閉ざしながら生きていた。後ろ向きな考えを持つ彼女に前向きに強く生きてほしいと願ったロデュウに仮面[27]をプレゼントされる。仮面をつけるようになっても「今度は人が寄りつかなくなった」と前を向くことができなかったためロデュウに酷く嫌われていたが、「ゴデュファ」の契約を振り切ったロデュウの戦う姿と呼びかけにより強く生きていく事を誓う。ファウードの件が解決した後は笑顔を取り戻し、仮面を外して看護師をしている。
アニメ版では、ロデュウの指示により本人の同意の上にファウードの力を注ぎ込まれ、ウォンレイ達を倒した後ロデュウの三文芝居に付き合うことになる。しかし、らしくない行動を取った彼を非難し、パートナーとしての信頼関係が無い自分達はガッシュ達に絶対に勝てないと見放すような発言をする等、原作とは異なり彼との友情や絆はあまり見られなかった。

キースペア

キース
声 - 堀内賢雄 / 若本規夫(サンデーCM版)
ロデュウと同様、ファウードの横取りを企んでいた魔物。三日月型の頭部と自在に伸縮出来るスプリングのような腕を持つ小柄な体型。
子供ながら葉巻を好み、ベートーベンの交響曲第9番喜びの歌を妙な歌詞で歌ったり[28]、「一人拷問ゴッコ」なるものに興じたりと愉快な行動ぶりを見せる(言うなればビクトリームのようなキャラ)。「ブラボー」が口癖で、攻撃を受けると「オギャーン」という悲鳴を上げる。ステッキを所持し、光線系の術を使う。
魔界時代は西の地で「無敵の子」と言われていたらしく、王族や竜族以外の殆どの子供の魔物に勝てる自信があったが、転校してきたバリーに喧嘩を売って負けたことが切っ掛けで彼をライバル視しており、王になるまでの間に自身の手で倒すことを目的としていた。
人間界に着き、ベルンと会うまではボンの日本料理店で働いていた。ファウードに侵入してきたガッシュ達の前に現れ、ブザライとの連携で彼らを圧倒するが最終的に敗北[29]。ファウード復活後、「ゴデュファ」によって体(主に胴体)が長等身化した。そこから更にファウードの力を得たことで、最終的には頭に大きな角が生え、ナルトが分厚くなったような形状の胴体と術を発射するギザギザ状の形をした円盤を二つ浮かべた異形の姿へと変貌した。また、ファウードの力への陶酔心と忠誠心は見せたが、ファウードの力で邪悪になった他の魔物達と違い性格までは変化しなかった。ガッシュ達を助けに現れたバリーと念願の再戦を果たすが、圧倒的な力量差で敗れてしまう。ファウードの支配からは逃れることが出来ず、ガッシュ達を始末する最後の手段としてファウードの罠を作動させてしまい、自己嫌悪の念とバリーと最後に戦えた満足感を抱きつつ魔界へと帰った。魔界ではバリーやロデュウと同じ学校に通っているが、その2人(もとい、ツァオロンを加えての3人)の威圧感で非常に小さくなっており、あまりの威圧で冷や汗を垂らしていた。
アニメ版ではアース一行の前に現れキャンチョメ・モモンと戦い、更にその直後に侵入してきたバリーとも戦う。心の力が無くなるまではバリーと互角の勝負を繰り広げ、結局は敗北するが魔界へ送還されることなく出番を終えた。また魔界時代、バリーとのいも天の大食い勝負でキースが勝ったという因縁関係が描かれた(キース自身が勝手にライバルとして扱っていた)。
好きな食べ物:いも天。
  • 呪文
1. ガンズ・ギニス
無数の長四角型の光線を乱射する。
2. ギガノ・ギニス
全身から多数の状の光線を巨大な束にして放つ。最終形態時は二つの円盤からも光線が出た。
3. アム・ガルギニス
腕に光線エネルギーを纏わせ破壊力を増加する。最終形態時は二つの円盤も回転しながら相手に攻撃した。
4. ゴウ・ガルギニス
体を高速回転させながら突進する。
5. ディオガ・ギニスドン
キースの最大呪文。全身から無数の銛状の光線を「ギガノ・ギニス」よりも巨大な束にして放つ。最終形態時は二つの円盤からも光線が出た。また、作者によると最終形態時のこの術は通常時の3倍以上の威力を持つという。
6. ドルギニス
バリーの「ドルゾニス」と同様に、腕にドリル状の光線エネルギーを纏って攻撃する。
7. バーガス・ギニスガン
背中から乱反射する無数の光弾を放ち、四方八方から攻撃する。
8. キロン・ギニス
全身から出た光線を鞭状に操る。
ベルン
声 - 滝知史
キースの本(ハニースィート)の持ち主。赤い鼻が特徴の男[30]。キースとはボンの日本料理店で出会った。
映画監督で、初登場時には呪文を唱える代わりに「アクション!」と叫んだ事がある。好物はキースと同じくいも天であり、クリア討伐の際や最終回に登場していたが、相変わらずいも天を口にしていた。 

ブザライペア

ブザライ
声 - 佐々木大輔
リオウに協力していた魔物。巨体で、赤い鎧と白いマントに身を包んでいる。
武器でもある巨大な鎖鎌を利用した術を使用する。戦闘慣れしており高い実力を持っているが、アニメ版ではカーズ曰く「強いがキース程ではない」らしい。
キースとタッグを組んでガッシュとキャンチョメを迎え撃ち、彼との連携で追い詰めるが敗北。これにより、リオウがファウードの復活に集めた「必要な力」が現有メンバーでは足りなくなり、ファウードの復活のためにガッシュ達の協力を取り付ける必要が出てきた。
  • 呪文
1. ガズロン
鎖鎌を自在に操って攻撃する。
2. ガズシルド
鎖鎌が盾に変化する。
3. ウルジム・ガズン
鎖鎌を回転させて竜巻を発生させる。
4. ゴウ・ガズシルド
鎖鎌が強力な盾になる「ガズシルド」の強化版。
5. バルド・ガズロン
4つの鎖鎌で同時に攻撃する。なお、アニメ版では「ジケルド」により無力化された模様。
6. ラージア・ガズン
鎖鎌を叩き付けて広範囲にダメージを与える。
7. ギガノ・ガズロン
巨大な12枚の刃を回転させ、敵を押し潰す。
8. ゴウ・ガズルク
鎌を両腕に装備させ、鎧を変形させる肉体強化呪文。
9. ディオガ・ガズロン
ブザライの最大呪文。巨大な鎌で出来た独楽のような武器で相手を攻撃する。
カーズ
声 - 寺田はるひ
ブザライの本(グレイプ)の持ち主である短髪の女性。
ブザライが倒された後はファウードの体内にいた。アニメではテコンドーを体得している。

チェリッシュペア

チェリッシュ
声 - 永野愛
魔界時代、テッドと家族同然に過ごしてきた魔物の少女。帽子とウェーブのかかった長い金髪が特徴。宝石のような石を放つ術を使い、テッドからは「宝石のように輝いている女」と称されている。原作とアニメ版では性格や設定が全く異なる。
原作では、途上国に住む孤児達の母親代わりとなり(彼女自身も孤児であるため)、世間や大人達を恨んで荒んでしまった子供達の心に希望を与えていた。心優しく気丈であるが、パートナーであるニコルがリオウによって呪いを掛けられてしまったため、止むを得ずリオウに協力していた。
ゼオンがファウードの支配者となった後は、ザルチム同様「ゴデュファ」の契約を受けなかった。ゼオンへの絶対的服従を拒むも、「バルギルド・ザケルガ」の激痛によって激しい呪縛を与えられ、戦いを無理強いさせられてしまう。挙句の果てにはようやく再会したテッドにまで攻撃を強制させられるが、彼の願いを受けて、苦痛と恐怖に屈しない心を取り戻し、ガッシュ達にゼオンへと繋がる道を示す。「雷の結晶」による呪縛で心が砕ける寸前まで追い詰められるも、テッドの捨て身の行動によって呪縛から解放され、テッドが魔界へ帰る直前に彼にキスをした。そして彼の代わりにゼオンを倒すことを誓い、ゼオンとの戦いで絶体絶命となったガッシュ達の前に駆けつけ、ティオ・キャンチョメ・ウマゴンの解放を試みる。ゼオン相手に善戦するも、デュフォーの「答えを出す者」の能力により「グラード・マ・コファル」の弾丸軌道が読まれ、またゼオンへの恐怖が完全に消えていなかったことによりゼオンの「ジャウロ・ザケルガ」によって本を燃やされてしまう。しかし、テッドや魔界で世話をしていた子供達の幻に支えられて無事に3人を解放。ゼオンを哀れむような言葉を残して魔界へ送還された。最終話ではテッド・レインと共に孤児達の家を作っていた。
アニメ版ではテッドとの敵対理由が異なり、心を閉ざしやすい性格であったため両親の殺害犯をテッドだと思い込んでいた事による(真犯人はゾフィス)。テッドの説得により誤解を解き彼と和解するが、その直後に現れた心臓を打つ魔物に本を燃やされ魔界に送還される。
  • 呪文
1. コファル
小さな宝石を放つ。
2. ゴウ・コファル
大きな宝石を放つ。上位呪文の「ギガノ・コファル」と比べ弾速と宝石の硬度がやや高め。
3. ガレ・コファル
指先から一個ずつ小さな宝石を放つ。10発同時に放つことも5発ずつ二度に分けて放つことも可能。
4. ガンズ・ゴウ・コファルガ
「コファル」よりもやや大粒な宝石を乱射する。「ガレ・コファル」より範囲が広く、回避しづらい。
5. ギガノ・コファル
巨大な宝石を放つ。
6. ディオガ・コファルドン
チェリッシュの最大呪文。超巨大なダイヤモンドの様な宝石を放つ。
7. グラード・マ・コファル
スコープのついた巨大なライフル銃を出し、それを持って宝石の弾丸を撃つ。銃を構える術者の地点以外の離れた2箇所に鏡「射撃地点(ミラーサイト)」を設置し、そこから狙撃する事も可能。チェリッシュを守るテッドの姿によって目覚めた呪文。
8. シン・グラード・ガンズ・コファル
「グラード・マ・コファル」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュを助けたいと思った時に、ガッシュの金色の本に現れた呪文。
ニコル
声 - 相田さやか
チェリッシュの本(シャトルーズイエロー)の持ち主である女性。髪型は金髪のロングヘア。チェリッシュとは仕事の最中に出会い、旅の中で彼女と友人関係を築いてきた。
女の2人旅は何かと危険なためずっと男装していた。リオウに呪いをかけられ、止むを得ずファウード復活に協力することになった。鳥獣保護区でレンジャー(自然保護官)の仕事をしており、そのため銃の扱いに詳しい。ゼオン戦ではその狙撃の知識で、チェリッシュの「グラード・マ・コファル」をサポートした。

ファンゴペア

ファンゴ
声 - 吉田小南美
ファウード復活に関わった魔物の一体。「(フレイム)のファンゴ」と呼ばれ、その異名の通り炎の術を使う。術の基盤となる二つの円盤は「ゴデュファ」前は「アルセム・ガデュウドン」を使った時のみ確認され、「ゴデュファ」後は常時出現していた。
元は野心家だが真っ当な考えの持ち主であり、ロデュウやキース同様にリオウからファウードを奪うつもりだった。後に主がゼオンに変わった時に彼を倒すために「ゴデュファ」の契約を受け姿が変わり力は上がったが、ファウードやゼオンへの忠誠心を植え付けられてしまう。更には味方をわざと攻撃するなど、攻撃的で邪悪な性格へ豹変した。ファウードの力に溺れた挙句、味方であるはずのザルチムにリーヤの術を防ぐ盾代わりとされてしまう最後を迎えた。
アニメ版ではジェデュンと共にウマゴン・カルディオと対戦。彼らを苦戦させたが結局は敗れ、ジェデュン共々魔界に送還される。
彼の容姿のデザインは元々ガッシュのモチーフ候補であった(1巻参考おまけページ)。
  • 呪文
1. アルセム・ガデュウドン
ファンゴの最大呪文。円盤を高速回転させ超巨大な炎のビームを放射する。「ゴデュファ」後はさらに巨大化していた。
2. カービング・ガデュウ
円盤を回転させ炎のビームを放射する。
3. ウォル・ガデュン
円盤から炎の壁を放出する。
4. オルディ・ガデュウ
円盤から敵を追尾する炎弾を放つ。
5. リオル・ガデュウガ
円盤から直線の炎を放射する。本人曰く「中級呪文」らしい。
6. ロンド・ガデュウ
円盤を並べ、そこから炎の鞭を放つ。
7. ディオ・ガデュウガ
円盤から巨大な炎弾を放つ。
8. ガデュウセン
円盤を重ね合わせて炎弾を発射する。
アドラー
声 - 菊池正美
ファンゴの本(ゼラニウム)の持ち主。貴族風の男。アニメ版ではファウードによって世界が滅ぼされることに賛成の立場を取っている。

ギャロンペア

ギャロン
声 - 千葉進歩
ファウード復活に関わった魔物の一体。全身を甲冑に包み、両腕に刃を装備している。
元は弱い相手に強い呪文を使わない紳士的な性格だったらしいが、「ゴデュファ」によってファウードの力を得たことで姿が変わり性格も邪悪に豹変し、殆ど抵抗出来ない相手に強い術を使おうとしたりした。肉体強化の術を使う。
ゼオンから預かった「雷の結晶」でチェリッシュを強制的に戦わせていたが、テッドの捨て身の最大呪文によって雷の結晶を破壊され倒される。その後、ジードに本を燃やされ魔界に帰っていった。
アニメ版ではガッシュ一行の刺客として登場した。リーヤ達と戦うが、戦人と化した二人に殆ど太刀打ちできず、最大呪文を出す間もなく敗北する。
  • 呪文
1. エマリオン・バスカード
ギャロンの最大呪文。ディオガ級。肩の防具に体を隠した状態から巨大化して相手に突撃する。「ゴデュファ」後は完全に形状が変化し、さらに巨大化していた。なお、その時見えていた顔は「ディオ・マ・バスカルグ」同様禍々しくなっている。
2. アム・バスカルグ
腕を変形・強化する肉体強化呪文。封印を解く際に使用した最大術を除けば、アニメ版で唯一使用した原作の呪文。
3. レイ・バスカルグ
足を変形・強化する肉体強化呪文。
4. ギガム・バスカルグ
「アム・バスカルグ」の状態から腕を更に変形・強化する。
5. ディオ・マ・バスカルグ
ギャロン最強の肉体強化術。本来は使えば自身にダメージが及ぶ術だったが、「ゴデュファ」後にはそれが克服されており、体が巨大化して凶悪で禍々しい姿へと変わる。また、ジェットによると以前はこの様な姿になる術ではなかったらしい。
6. ギャン・バスカード
アニメ版の呪文。肩の防具を大きくし、体を隠し身を守りながら防具から無数の槍を放ち攻撃する。
7. アラム・バスカルグ
アニメ版の呪文。腕の刃を強化して真空の刃を放つ。
ハリー・ジェット
声 - 高橋広樹
ギャロンの本(チャコールグレイ)の持ち主。目の濃いクマが特徴の黒い長髪の男性。
強敵と戦う事を望み、相手の力量に合わせた呪文しか使いたがらない。また、ゼオンの事は気に入っているらしい(本人曰く「目が光っていてカッコイイから」)。テッドに敗れた後、リィエンの制裁を受けた。

ジェデュンペア

ジェデュン
声 - 石井康嗣
ファウード復活に関わった魔物の一体。爬虫類の特徴が強く出た容姿をした大柄な体型。戦闘中は腹部のカプセル内にパートナーのルンを入れて守っている。空中に浮遊する能力を持つ。
「ゴデュファ」によってファウードの力を得て姿が変貌する。コントロールルームで、ロデュウと共にガッシュ達を迎え撃つ最後の刺客として立ちはだかり、一度は一行を全滅寸前にまで追い詰めるが、意識不明から回復した清麿と共に戦線復帰したガッシュの「バオウ・クロウ・ディスグルグ」によって敗れた。ずっと「ヤンコ」の一語しか言葉を発していなかったが実は普通に話すことも出来、またその口調から性別は女であるらしいことを最後に明かし[31]、魔界へと帰っていった。
アニメ版ではファンゴと共に先行登場し、連携プレイが上手く出来ずにいたウマゴンとカルディオを苦しめる。腹部の牙でカプセルを隠すことまで可能なほどの防御力を誇り、自身のその強固さにかなりの自信を見せた。しかし、彼らの連携攻撃による炎と氷で腹部のカプセルを破壊され、ファンゴと共に敗北。原作とは異なり性別が男である他、普通に言葉を話している。
  • 呪文
1. バビオウ・グノービオ
ジェデュンの最大呪文。ルン曰くディオガ級。複数の巨大な蛇を出現させて攻撃する。「ゴデュファ」後はさらに大きくなり、鎧のようなものに包まれていた。
2. ギガノ・グノビオン
両手を合わせ、大きな蛇に変えて相手を攻撃する。
3. ガルバビオン
体を側面に高速回転させて相手に突っ込む。アニメ版では「ガルバビロン」と呼ばれていた。
4. バーガス・グノビオン
腕を多数の蛇に変え、四方八方から攻撃する。
5. ボビィ・グノビルグ
巨大化して空中から相手を押し潰す。
6. グノビオン
両腕を蛇に変え、相手を攻撃する。アニメ版では「ガノビロン」と呼ばれており、この術を出す際に「ガルバビオン」と読むシーンもあった。
7. ギガノ・グドルク
全身から多数の槍を突き出す。
8. ディマ・グノビオン
全身から複数の大きな蛇を生み出し、攻撃する。
エスカルロ・ルン
声 - 永野愛
ジェデュンの本(ライラックグレー)の持ち主である少女。ジェデュンの腹部のカプセルに入り、そこから呪文を唱える。性格は冷酷。ジェデュンとは町で出会い、無理矢理連れさられた。
ジェデュンが今までずっと「ヤンコ」以外の言葉を発しなかったため、名前すら他の魔物から聞いて知る有様であった。本当は彼女のことをもっと知りたいと願っていたのだが、最後に今まで喋らなかった理由を聞かされると「ああ、そう…」と納得(?)して別れた。アニメ版では「世界は一度滅ぶ位がちょうどいい」という考えの持ち主であった。

ホウガンペア

ホウガン
声 - 高橋広樹
ファウードの封印を解くべく、リオウよりアースの下へと迎えに送り出された魔物。同行を拒否したアースの返り討ちに遭って魔界へ送還される。
  • 呪文
1. エムル・アクス
アニメ版の呪文。持っているに炎を纏わせ、その炎を敵に放つ。
2. ギガノ・エムル・アクス
アニメ版の呪文。巨大な炎を斧に纏わせ、相手に斬りかかる。
ミリオン・スーツ
声 - 石井康嗣
ホウガンの本(アーバングレイ)の持ち主。アニメDVDの魔物図鑑にはハルクと表記されていた。

エルザドルペア

エルザドル
「竜族」における2体の神童の片割れで、大人でも手に負えないほどの強さを持つ魔物。
バリーと戦い、その圧倒的な力で彼を追い詰めたが、結局最後には敗れ自分を倒したバリーに賞賛の言葉を残して魔界へ帰った。同じく竜族の神童としてアシュロンがいる。彼同様、魔界の小人族の麦ビールを好む。
  • 呪文
1. ディガル・クロウ
腕の爪を強化し、相手を切り裂く。
2. アギオ・ディスグルグ
顎の歯の数を増やし、相手を噛み砕く。バリーの「ゴウ・ゾルシルド」を破り、彼の片方の角を折るほどの威力。
アビーラ・サビーラ
エルザドルの本(ティールグリーン)の持ち主。エルザドルの強さを信じていたらしく、バリーに倒された時はショックを受けていた。

ファウード

クリア・ノート編の魔物と本の持ち主

アシュロンペア

アシュロン
巨大な翼竜の姿をした魔物。大人の戦士でも手に負えないほどの強さを持つ2体の「竜族の神童」の片割れ。
性格は礼儀正しく勇ましい武人肌。しかし闘争を好むというわけではなく、王になった際には差別の無い皆が仲良く助け合い幸せに暮らせる魔界を作る王を目指していた。
凄まじい強度を持つ朱(ヒヒ)色の「竜の鱗(ドラゴンスケイル)」を全身に身に纏っている。激しい修業により同じ「神童」と呼ばれるエルザドルを遥かに凌ぐ極めて高い実力を誇り、その実力はクリアやブラゴにも認められている(クリア曰く、アースを圧倒したゴームですら敵わない程強い)。それを示す証拠の1つとして、登場回数の少ない究極形態である「シン」の術を複数披露している[32]その他にも本来の力を抑える事で人に似た姿を取る事も可能で、人の姿の状態でもガッシュ相手に互角に近い戦いをしている(この形態でも術は使える)。
かつて(ファウード編より前)「魔界を滅ぼそうとしている魔物」であるクリアと交戦し(この際にクリアの「ランズ・ラディス」で右胸に大きな傷を負った)、彼の目的と圧倒的な実力を知り、クリアを止めるために逃げ延び、修業を積み力を高めながら機会を伺っていた。ファウードの存在や活動や脅威、それを巡る戦いは知っていたものの、クリアを監視するためにギリギリまで静観していた。魔物の残り人数が10人になる直前に「バオウ」の使い手であるガッシュの下に現れ、彼の実力と善悪を見極めるために戦いを挑み、ガッシュが悪ではないことを知った後は後に彼の力も借りるためにクリアの存在を教えた。ブラゴを倒すためにフランスに現れたクリアの魔力を察知し、ガッシュと共に再び彼に戦いを挑むが、依然クリアとの実力差は大きく殆ど敵わなかった。しかし、ガッシュの魔物への思いに希望を感じ取り、クリアの攻撃からガッシュを庇った(この時に翼を失った)。ガッシュに願いを託した後、捨て身の一撃でクリアに大ダメージを与えて魔界へと帰っていった。彼が「シン・フェイウルク」でクリアに与えたダメージによる10ヶ月の期間がガッシュ達とブラゴの共闘を促すこととなる。
その後は、クリア完全体との決戦においてガッシュの金色の本を通して出現。クリアの下半身の巨大な球状の消滅弾を完全に粉砕し、アシュロンのことを覚えていたクリア完全体を驚愕させた。また、アシュロン自身も今のクリアを「力に支配された馬鹿」と罵っていた。魔界ではガッシュに新たな肉体を与えられたことで右胸の傷が消えており、エルザドルと一緒にビールを飲んでいた。
好きな食べ物:ビール[33]
  • 呪文
1. テオブロア
口から強大な波動を放つ。力を抑えた人の姿の時点でガッシュの「テオザケル」と同等の威力。
2. ディガル・クロウ
エルザドルの術を参照。また、アシュロンは術の力を全て腕に上乗せした状態で相手を殴りつけるといった使い方もしている。
3. シン・フェイウルク
アシュロンの最大術で「シン」の術の一つ。音速を遥かに超える高速移動を行う。しかし、現在のアシュロンにはその凄まじいパワーを完全にはコントロールしきれないため、短距離での小回りが利かず身体の負担も大きい。同じ強化系の「シン」の術としてウマゴンの「シン・シュドルク」があるが、移動に要した時間と距離を比較するとこちらの方が数段速い計算になる(ただし、アシュロンがこの術を制御し切れていないこととウマゴンの「シン・シュドルク」は接近戦での旋回性能など小回りが利くような描写があるため、一概にどちらが上とは言い切れない)。魔界送還直前にクリアに体当たりした時には頭の角を変形させ、それでクリアの腹部を貫いた。
4. ディオガ・ブロア
「テオブロア」よりも更に強大な波動を口から放つ。
5. テイル・ディスグルグ
尻尾の力を強化し、相手を攻撃する。任意で複数に分離させたり、元に戻すことも可能。
6. ガンズ・ブロア
口から多数の波動を放つ。
7. ディオガ・アムギルク
腕に巨大な刃物のようなものを付け強化する。
8. ディシルド・ドラゴルク
両腕を盾状に変化させる。クリアの「ランズ・ラディス」に対抗するための術で、それは防いだものの「ギール・ランズ・ラディス」で破壊されてしまった。
9. シン・ドラゴノス・ブロア
「ディオガ・ブロア」の強化版で「シン」の術の一つ。アシュロン曰く「真なる竜の吐息(ドラゴンブレス)」。魔界で魂だけの存在になったが、ガッシュの「自分達を助けたい」という思いを感じ取り、ガッシュの金色の本に憑依した時に現れた呪文。
リーン・ヴィズ
アシュロンの本(ヒヒ色(朱色))の持ち主。高く逆立った黒髪の青年。一人称は「あっし」。アシュロンとは裏路地のような場所で出会った。
アシュロンのことは「ダンナ」、清麿のことは「清麿の兄さん」と呼んでおり、基本的には後輩的な口調で話す。自分を「何もない奴」と言い、戦いのスリルによって生きている事を実感するためにアシュロンに協力していた。アシュロン送還後も清麿達と行動を共にする。また、アシュロンの出会いから察するに当時は不良だった様子。

ローゲペア

ローゲ・バイパー
フランスでブラゴが倒した魔物。彼が倒された事により生き残りの魔物が10人になった。
本の持ち主(仮称)
ローゲの本(ゴールデンコーン)の持ち主。

ゴームペア

ゴーム
カブトムシを人型にしたような姿の魔物[34]で、両手に口がある[35]
「ゴー」と「オー」しか喋れず、ミール曰く難しいことは理解しない。周囲の話を聞かない割に自らの意思は率直に表す、強大な力を前にすると怯えるなど、見た目から年齢は計りにくいが少なくとも精神は子供。王を決める戦いの最中、消さないでもらうことを見返りにクリアの仲間になることを約束している。クリアがゴームだけを残す約束をした理由は、ゴームの空間を操る力の有用性と物心ついた時から親などの家族も友人も居ない「独り」であったため。
空間を操る力を持ち、術以外にも元々持っている能力として空間に穴を開け長距離を一瞬で移動したり、異空間を作りそこに隠れることが出来る。使いようによっては開けた穴に捕まることも可能。また、5km以内の魔物の気配を察知する能力も持つ。
残りの魔物が10体となった直後にアースとエリーの前に現れ、その高い戦闘力で彼らを一方的に追い詰め倒した。クリアがアシュロンとの戦いで重傷を負った後は彼を異空間に隠し、10ヶ月を要する彼の治癒と進化を見守っていたが、7ヶ月目にストレスが限界に来てクリアを洞窟に隠した後に行動を開始。偶然ミラノに居たパピプリオを狙い彼を必死で庇うルーパーを一方的に痛めつけるが、彼を助けに来たキャンチョメに蹂躙され精神崩壊寸前まで追い込まれる。しかし、フォルゴレの説得によって正気に戻ったキャンチョメの優しさに触れたことで「独り」である事を嫌がるようになる。その後、魔界に送還されたキャンチョメも一緒に生き残らせてくれるようにクリアに頼むが、断られたことで彼と敵対する。右腕と下半身を失い瀕死になりながらもクリアとヴィノーをロッキー山脈に置き去りにし、ミールと共にガッシュの元に逃亡。彼に後のことを託して本を燃やしてもらい、送還された。なお、魔界で復活した後はボロボロになった肉体も元通りになり、人間界での約束通りキャンチョメやパピプリオと仲良くしている様子。
  • 呪文
1. バークレイド・ディオボロス
両腕から黒いエネルギー波を放ち、標的周辺の空間を標的もろとも捻じ曲げ潰し破壊する。この術でアースの「ギャン・バギャム・ソルドン」を正面から破った。
2. ウィー・ムー・ウォー・ジンガムル・ディオボロス
棘だらけの巨大な球状の黒いエネルギー弾を放つ。
3. ディオボロス・ザ・ランダミート
ゴームの最大呪文。出現した黒い箱から無数の丸や三角の黒いカビの塊を放ち、それらに触れた標的や術の空間を捻じ曲げて腐食・消滅させる。空間内の無数の丸や三角は操作が可能。この術で、アースの最大呪文「ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン」や「ヴァルセーレの剣」を一方的に破壊した。
4. ディオボロス
両腕から黒いエネルギーを放ち、敵を攻撃する。
5. ギガノ・ディオボロス
「ディオボロス」の強化版で、両腕から広範囲に黒いエネルギーを放つ。
6. ボージルド・ディオボロス
両腕から渦巻状の盾を出現させ、攻撃を防ぐ。パピプリオのディオガ級の術を防ぐ程の防御力。
ミール
ゴームの本(エボニー)の持ち主である女性。語尾に「ぴょん」をつけるなど、能天気かつ調子外れの口調が特徴だが性格は冷酷かつ残忍。ゴームとはとあるアジトで出会い無理矢理彼に連れさられた。
クリアの力を恐れながらも、クリア・ゴーム組のブレーンとしての役割を担う。クリアの治癒中はヴィノーの世話をしていた。キャンチョメ戦の後、クリア打倒宣言をしたゴームに対して「絶対に勝てない」「大きな悪(ワル)にからんだ時点で終わり」と、涙を流しながら厳しい言葉でゴームを止めようとしたが、最終的に彼に協力。クリアに敗北した後、ガッシュにゴームとキャンチョメの復活を頼み、受け入れられると「ありがとう」と告げて去っていった。
背中に古い傷跡のような物があり、クリアのような絶対的な力を持つ悪を恐れていることから、過去に何かしらの深いトラウマがある模様(実はカタギでない裏社会の関係者兼不良少女だったらしい)。

ガニーペア

ガニー・フェスト
アースの回想に登場した魔物。エリーのいない時にアースを襲い圧倒するが、彼女が唱えた「ソルド」の一撃で倒される。
  • 呪文
1. ガルク
身体を変形させ体当たりをする。
本の持ち主(仮称)
ガニーの本(スペクトルブルー)の本の持ち主。

クリアペア

クリア・ノート
本作の最終ボス。自らを魔物を滅ぼす存在としている。消滅の術を使う。
ヴィノー
クリアの本(透明)の持ち主である赤ん坊。

アニメオリジナルキャラクター

ハイドペア

ハイド
声 - 浦和めぐみ
風の術を使う魔物の少年。クールかつ真面目な性格で、上昇志向が強い。呪文無しで空中を飛行したり、瞬間移動をしたりと魔物の中でも秀でた能力を持つ。
ガッシュの事を知っているらしいが、どういう関係を築いていたかは不明。第1話でガッシュを倒すべく清麿達の前に現れるが、ガッシュの予想外の力に一時撤退する。第13話では、自分の力を欲のためだけに使い、まるで戦おうともしない泳太に愛想を尽かしかけていたが、ようやく目覚めた彼と新たな絆を築く。だがその後は、第14話の恵コンサートにおける観客姿を最後に泳太共々全く登場しておらず、結局送還されたかも分からなかった。しかし、原作のクリアとの最終決戦の場面で、ガッシュに力を貸すために集まった魔物の中や集合写真、魔界の学校に通う生徒達に彼の姿が見られる。学校ではパムーンと仲がいいようで、学年はガッシュより二つ上。後ろ姿だが、2007年のカレンダーの9月・10月のイラストに泳太と共に登場している。
名前の由来は、術と合わせて「ジキル博士とハイド氏」。
  • 呪文
1. ジキル
圧縮した風を放つ。
2. ジキルガ
貫通力を上げた「ジキル」の強化版。海外版では「ジキルド」の名で読まれる。
3. ウィルド
カードゲームオリジナル呪文。渦巻で相手の攻撃を防ぐ。
4. ウィルグ
ゲームオリジナル呪文。竜巻を発生させて相手を飲み込む。
5. ジキルレイ
ゲームオリジナル呪文。風の刃を大量に発生させて放つ。
6. ギガノ・ジキルガ
ゲームオリジナル呪文。巨大な風の鳥を出現させて攻撃する。海外版では「ギガノ・ジキルド」の名で読まれる。
窪塚泳太(くぼづか えいた)
声 - 神谷浩史
ハイドの本(スカイブルー)の持ち主。長髪で格好つけたがり屋の少年。すぐ女に目が向く軟派な性格で、スズメにも目を付けた。ハイドとは不良から暴行を受けていた所で出会った。
強くなるために魔本を手に取るが、ハイドの力で好き放題する内に自分自身が強いと錯覚するようになっていた。第13話でハイドと出会った頃の気持ちを思い出し、苦戦する彼を身を挺して守った。かつての清麿同様学校でいじめを受けていたようで、不登校中の不良となっていた。恵のファン。

ロップス編(第24・25話)

声 - 水谷優子
遠い国の子供。アポロに会うまでは、ロップスの面倒を見ていた。
声 - 渡辺久美子
姉にかわいがられるロップスを見て嫉妬していた。

魔鏡編(第31 - 35話)

ニャルラトペア

ニャルラト
声 - ゆきじ
可愛い子猫の姿をしている魔物。尻尾にリボンを付けている(これは出会った頃に詞音が付けたもの)。2本足で立ったり数を数えることが可能。
正体を隠すため、一般人には詞音のペットという事になっている。詞音を守るべく懸命に戦うも、「魔鏡」の力でパワーアップしたグリサにより本を燃やされてしまった。
  • 呪文
1. パペルト
一定時間強制で相手に自分と同じ動作をさせる。
2. ペルク
凶暴化して針鼠のような姿になり針(毛)を飛ばす。
3. キャドバン
強力な引っ掻き攻撃を乱発する。大木もバラバラに切り倒せる威力。
4. バイカル
体が肥大化して、落下した際の衝撃を和らげるクッションのようになる。また、この術の使用中は尾を伸ばして自在に操ることもできる。
響詞音(ひびき しおん)
声 - 豊嶋真千子
ニャルラトの本(濃いピンク)の持ち主である少女。制服が間に合わないまま私服姿で清麿のクラスに転入して来た挙句、清麿以外の男子全員を虜にした。半年前の交通事故で両親と死別した過去を持ち、ニャルラトとは一人きりになってしまった自分の下へまるで心を癒すかのような形で出会った。
今や唯一の家族となったニャルラトと別れたくない気持ちをグリサ達に利用され、騙されるままに「魔鏡」の欠片を集めていた。悲しくもニャルラトとの別れは避けられなかったが、ガッシュと清麿の言葉により自分が今までニャルラトに頼りきりだったことに気付く。戦いの後、新たな人生を歩むべく再び転校手続きを取り、どこかへと引越して行った。豆腐は「朝が絹ごしで夜が木綿」というこだわりを持つ。
誕生日:8月23日31日8月生まれのおとめ座)。血液型:B型?。身長:約145cm。好きな教科:音楽、体育。

ノリトー・ハッサミーペア

ノリトー・ハッサミー
声 - 増谷康紀
『魔鏡編』に登場。名前の通り、文房具のノリと鋏を組み合わせた姿をした魔物。
電撃系の術に対し、ガッシュの「ザケル」程度の電撃なら鋏を上に放り投げ、鉄という材質を利用し軌道を変えることが出来る。しかし、その性質を利用され「ジケルド」で敗北した。
  • 呪文
1. ヴォルク
魔物の姿に戻る。普段は普通のノリと鋏の状態で待機している。
2. ポレイドルク
カードゲームオリジナル呪文。ノリの塊を相手にぶつける。
3. シザルク
背負っている鋏を2つに分解した後剣にして、光る刃を飛ばす。刃が飛んでいった部分はしばらく空間が斬られている状態になる。
4. パペルク
術発動前に切った何枚もの人型の紙が常人と同じサイズの紙人形になり、相手を攻撃する。結構強いが紙なので簡単に燃やせる。
5. ガンズ・ポレイド
頭部から強力な接着剤を連射する。
6. ギガノ・シザルク
ノリトー・ハッサミーの最大呪文。鋏から出したビームを上に飛ばし、巨大な鋏の怪物を出現させる。
遠藤喜一郎(えんどう きいちろう)
声 - 乃村健次
ノリトー・ハッサミーの本(薄い灰色)の持ち主。ワイルドな風体の巨漢で、その姿に似合わず切り紙細工を得意とする。詞音達同様、グリサ達にそそのかされて清麿達を襲撃した。

グリサペア

グリサ
声 - 肝付兼太
『魔鏡編』に登場。炎の術を使うが、その威力はマッチ並の貧弱さでありせいぜい煙草に火を付ける位にしか役に立たない。
魔界における禁断の魔導具「魔鏡」を盗み出し、その力を借りて王になるべく画策。だが、人間界へと送られる最中魔鏡は3つに割れてしまい、そのまま人間界のどこかへと散らばってしまった。詞音とニャルラトに対し、魔鏡が王を決める戦いから解放される力を持つ代物だと偽り散った欠片を探す手助けをさせていた。目論み通り魔鏡を元の姿に戻すことに成功しついにその力で強大化するが、卑劣な手段に怒りを燃やしたガッシュと清麿に倒された。
  • 呪文
1. ファイガル
普通のグリサが唯一使える術で、指から小さな炎を出す。魔鏡を使うと掌からビーム状の大きな炎を出す。カードゲームでは「ブレズド」となっている。
2. リアプル
魔鏡使用後に使った術。普通のグリサを巨大化させ、パワーアップさせる。
3. ファイドルク
魔鏡使用後に使った術。「ファイガル」の強力版。
4. マグマ・ガラン
魔鏡使用後に使った術。マグマで地面を崩し、脱出不能のリングを造る。
5. マグマ・カスケード
魔鏡使用後に使った術。マグマの雨を降らせる。
6. ディノ・ファイガル
魔鏡使用後に使った術。掌から大きな炎の球を発射する。
7. ギガノ・ファイドルク
魔鏡使用後に使った術。グリサの最大呪文。体内のあちこちから炎を噴出させ、自身が炎の怪物となる。
ハカセ
声 - 亀山助清
グリサの本(小豆色)の持ち主。白衣を着た老人で、本名は房市一郎(ふさいち いちろう)。
元は学者で、学界では天才と呼ばれるほど有名だったが追放されてしまった。グリサと出会うことで学界への復讐を誓い、数々の発明品の力により彼の戦いをサポートしてきた。

静寂の三闘士(サイレント・ルーラー)(第57話)

ファウストペア

ファウスト
声 - 乃村健次
石版に封じ込められていた人型の千年前の魔物。当時からツヴァイ・トロワとチームを組み、「静寂の三闘士(サイレント・ルーラー)」と呼ばれ恐れられていた。ゾフィスの命を受け、サバンナにてブラゴを襲撃するが、まとめて敗れ去った。
  • 呪文
1. ガシルド
背中の刀を取り出し相手を斬りつける。
2. ゼルセン
コルルやキッドの術とは違い、エネルギー弾を撃つ。
3. アイアン・ビサイガ
ファウストの最大呪文。詳細は不明。
4. ラウド
ファウスト・ツヴァイ・トロワの三位一体で発動させる呪文。強力な超音波で、魔物とパートナーを引き離してしまい、魔物は一定時間音が聞こえなくなる。ブラゴとシェリーも最初は苦戦してしまった。
ナツオ・P・コスナー
声 - 佐藤晴男
ファウストの本(コバルトターコイズ)の持ち主。チンピラ風の男性。

ツヴァイペア

ツヴァイ
声 - 志村知幸
静寂の三闘士」の一体。のような容姿をしている。
  • 呪文
1. ガルク
体を回転させ、相手に突っ込む。
2. チェインセン
背中の棘をチェーンで伸ばして相手を攻撃する。地中からの攻撃も可能。
3. ダイダラ・チェインガ
ツヴァイの最大呪文。
4. ラウド
ファウストの術を参照。
ディビット・コール
声 - 新垣樽助
ツヴァイの本(薄いあずき色)の持ち主。英国風の紳士。

トロワペア

トロワ
声 - 志賀克也
静寂の三闘士」の一体。翼を持ち、飛行することが出来る。
  • 呪文
1. ビライツ
ロブノスの術を参照。
2. ガンズ・ビライツ
翼から「ビライツ」を複数発射する。
3. ギガノ・ビレイド
トロワの最大呪文。
4. ラウド
ファウストの術を参照。
オージー・ブライアント
声 - 平井啓二
トロワの本(マルスブラウン)の持ち主。黒人のヘビー級ボクサー。

異世界編(第93 - 98話)

マジロウペア

マジロウ
声 - 水田わさび
『異世界編』最初の第93話に登場。アルマジロのような姿をしている魔物。名である「マジロウ」としか喋ることが出来ない。
奈良県明日香村石舞台古墳でガッシュと出会い仲良くなる。ブラゴ達に出会うものの全く相手にされなかったが、ニコラウスの勝手な行動でブラゴに攻撃するも「ギガノ・レイス」で本を燃やされ魔界に帰っていった。
  • 呪文
1. サークドルク
棘の付いた甲殻に身を包み体を強化する。
2. ドルセン
口から青いエネルギーを放出する。
ニコラウス
声 - 環有希
マジロウの本(うぐいす色)の持ち主。バグパイプをこよなく愛する少年。
ブラゴ達と出会った時に彼から「ザコ」と言われた事で彼に攻撃を仕掛けてしまいマジロウを失う。マジロウが魔界に帰った後イタリアに渡り、物憂げな音色でイタリア国中を憂鬱にさせてフォルゴレを苦しめた(ちなみに原曲は第2期OPテーマ曲)。

マエストロ

マエストロ
声 - 加瀬康之
弥生時代の住民の様な服装と複数の勾玉が埋め込まれた鎧、黒いマントを身に纏った長身の魔物。腰に剣を差しており、磁力の術を使う。
王を決める戦いの参加者だったが、人間界へ送られる途中、魔界との狭間にある異世界に誤って落とされてしまう。そこは脱出不可能とされる魔界の流刑地[36]だった。
憎しみに駆られた彼は、クロガネを始めとする流刑囚魔物達を従え、魔界への復讐を企む。魔界への扉を開くため、その力を持つにふさわしいガッシュとブラゴを異世界に呼び寄せたが、二人の合体術「黒いバオウ・ザケルガ」(「バオウ・ザケルガ」+「バベルガ・グラビドン」)の前に破れ、ブラゴに本を燃やされ一人魔界へと送還された。コイルで威力を増幅させていたとはいえ、ガッシュとブラゴを同時に相手にして圧倒する程の実力を持ち、ガッシュには「お主の力なら王になれたかもしれない」と評されるほどだった。
ゲーム『金色のガッシュベル!! 友情タッグバトル2』では隠しキャラクターとして登場した。
  • 呪文
1. マグネシルド
勾玉を2つ合わせた様な形をしたドーム状の磁力のバリアで身を守る。なお、このバリアは自身のみならず離れた場所でも任意で作り出せる。
2. マグネルガ
拳から複数の扇形の磁力波を放つ。周囲のコイルを使い、自由に軌道を変えることも出来た。
3. マグネシルガ
手から磁力の光弾を連続発射して相手を攻撃する。
4. マグネドルク
磁力の力で身体能力を強化する。相手の物理攻撃を弾いたり、相手の体を拳に引き寄せて攻撃することも出来る。
5. ギガノ・マグネシルド
「マグネシルド」の上位術。強力な磁力のバリアで身を守る。
6. ギガノ・マグネルド
強大な磁力の塊を撃ち放つ。
7. アムゼルグ・マグネルガ
磁力のエネルギーで出来た巨大な拳を放出する。
8. マグネ・シド・デュランガ
マエストロの最大呪文。磁力のエネルギーを持ち、青白く光る巨大な武人を呼び出し相手を攻撃する。

流刑魔物

クロガネ
声 - 藤本たかひろ
マエストロの副官である巨漢。「ジケルド」の磁力をものともしない驚異的なパワーを誇り、鎧に仕込まれた武器を術に見立てて戦う(モドキの技)。部下を簡単に見捨てるなど、冷酷な性格。
  • モドキの技
1. リグロセンモドキ
ロップスの術に見立て、先端に矛の付いたロープを多数放って攻撃する。
2. ディノ・リグノオンモドキ
ロップスの術に見立て、複数の錨で巨大な岩等を持ち上げ、相手にぶつける。
  • 部下が使うモドキの技
1. グランバオモドキ
部下が持っている大砲から弾丸を発射する。
2. ガンズ・ガロンモドキ
棘の付いた鉄球をハンマー投げのようにして攻撃する。あるいは大砲から棘の付いた鉄球を発射する(清磨は2発目の発射の際に「ガンズ・ガロンモドキ2」と言った)。
3. ラージア・ゼルセンモドキ
キッドの術に見立て、鉄で出来た腕を持ち上げ投げつける。「ラウザルク」で強化したガッシュによって投げ返された。
4. ガンズ・ビライツモドキ
部下が持っている砲門から光線を発射する。
5. チャーグル・イミスドンモドキ
ビクトリームの術に見立て、部下がVの字に並び、強大なビームとして一気に放出する。
執事
声 - 園部啓一
マエストロの執事。
村長
声 - 宮澤正
異世界のとある村の村長。マエストロによる圧政に苦しむ。

劇場版オリジナルキャラクター

『101番目の魔物』

ゲーム『友情タッグバトル フルパワー』ではワイズマンとアカツキが、『魔界のブックマーク』ではワイズマンが登場している。

ワイズマンペア

ワイズマン
声 - 森川智之
魔界第七小学校始まって以来の天才」と呼ばれていた神童。「気」を操る力を持っており、他人の記憶や感情を奪ったり地面に術を当てることで地中のマグマを噴火させることが出来る。
天才故に危険な思想を持ち、人間と共に戦うことに反対していた。王を決める戦いの選考にもれてからは修行を続け、人間界における魔物の暴走鎮圧用として保管されていた「白い魔本」を黒騎士の館から盗み出して人間界へ赴く。白い魔本が持つ相手の呪文を吸い取る力を使ってガッシュ達を追い詰めるが、最後まで諦めようとしない彼らのまとまった思いで生まれた奇跡の合体呪文「バルド・フォルス」に敗れる。人間と魔物の心が合わさった力の強さを思い知ることで自らの過ちに気付き、魔界へ帰っていった。原作ではアシュロンの妄想の中にワイズマンらしき魔物がいた。
  • 呪文
1. ウノデスゾル
紫色の光線状の気を放つ。
2. ドスデルソル
相手を自動追尾する紫色の球状の気を放つ。
3. キルデスゾル
紫色の巨大な魔獣を放つ。
  • 白い本でガッシュ達から奪い取り使用した呪文
    詳細はそれぞれのリンク先を参照。
1. セウシル
2. サイフォジオ
3. ギガ・ラ・セウシル
4. ザケルガ
コトハ
声 - 矢島晶子
強気でおてんばだが、小鳥を愛でる優しい少女。占いが大好きで、恋に憧れる今時の中学生(学年は1〜2年)。
偶然ブリを追って湖を泳いできたガッシュと出会い友達になる。ワイズマンにより「白い魔本」の持ち主とさせられ、更にワイズマンの「気」を操る力で感情と記憶を失わされてしまうが、彼が倒されたことにより正気に戻る。
年齢:13歳。

アカツキペア

アカツキ
声 - サエキトモ
地面を操る術を持つ魔物。魔界でのガッシュを知っている魔物の一人。富士山麓で偶然遭遇したガッシュに襲いかかるが、返り討ちにされる。原作の終盤の集合写真にも登場している。
  • 呪文
1. グライツ
地面を尖らせた形で隆起させ攻撃する。
2. グラギロン
尖った土や石を相手の頭上に降らせて攻撃する。
3. グランシルド
ゲーム『友情タッグバトル フルパワー』で使用。地面を抉り出して相手の攻撃を防ぐ。
桜田(さくらだ)
声 - 遠近孝一
アカツキの本(若草色)の持ち主。チンピラ風の男性。
ガッシュ達に容赦なく襲いかかるが、アカツキを倒した彼らを恐れ逃走した。

その他(劇場版)

ガッシュの母
声 - 高山みなみ
声のみ登場。ガッシュには深い愛情を持って接していたが、王を決める戦いに選ばれたガッシュに「戦いが終わるまで自分の事は忘れるように」と言って送り出す気丈な一面もある。本編に登場した魔界の王妃であるかは不明。
琴乃(コトノ)
声 - 三石琴乃
コトハの母。優しく穏やかな性格で、ガッシュは彼女に母の面影を見る。ワイズマンの策略により倒れてしまうが、終盤で正気になる。
モップン
声 - 千葉繁
魔界第七小学校に住んでいるモップ姿の魔物。寄宿舎生活に馴染めず故郷の風車村に帰りたがっていたガッシュをよく慰めていた。ガッシュと清麿の学校脱出に手を貸す。
羽ペン
声 - 杉山佳寿子
魔界第七小学校の校長の愛用している羽ペン。語尾に「ハネ」を付ける。大きさを変えられる。モップンと共にガッシュたちに手を貸す。
校長先生
声 - 大塚周夫
魔界の長老。非常に巨大な体で、龍のような頭部を持つ。常に椅子に座ったままで移動する。
居眠りばかりしているので、「居眠り校長」と生徒からは呼ばれている。強大な魔力の持ち主であり、魔界の王と同じく人間界への門を開くことが出来る。その後、原作の最終回でガッシュの戴冠式の時にも登場している。
黒騎士
声 - 錦織健
魔界の治安を担っている最強の騎士。ケンタウロスのような四本脚を持ち、愛用の巨大な槍を魔界の王や校長以外の者では壊せないほどの頑丈な檻に変える術を使う。
無口で正義感が強いが、曲がったことが大嫌いなあまり、真っ直ぐにしか走れない猪突猛進ぶりを見せる。当初ガッシュ達を白い魔本を盗んだ犯人と疑うが、最後は彼らが人間界へ戻るための手助けをしてくれた。その後、原作の最終回でガッシュの戴冠式の時に集まった魔物の中に彼がいる。
フクロウ
声 - 西村朋紘
黒騎士の側近。無口な黒騎士の意思の代弁者でもある。

『メカバルカンの来襲』

Dr.M2(ドクター・エムツー)
声 - 千葉繁
未来の魔界におけるマッドサイエンティスト。独自に「魔科学」なる研究を進めていたが、魔界では認められないでいた。ある経緯で入手したトイバルカンの製作者が将来の清麿であることを突き止め、その頭脳に着目。タイムゲートを発明し、現代の人間界へとやって来て清麿を拉致する。魔科学に支配された魔界を築くためのパートナーになるよう清麿に迫る。
四代目バルカン
声 - 齋藤彩夏
Dr.M2が製作した無数のメカバルカンの一体。中に入れる・空を飛べる等の機能がついている。計画実行の邪魔にならないようにガッシュを引きつける遊び相手として派遣され、Dr.M2の側へ近付かせないための命令を受けていた。トイバルカンのプログラムが元となっている。

ゲーム版オリジナルキャラクター

『魔界のブックマーク』

ビブリオペア

ビブリオ
本をモンスターに変えたり、人間や魔物を漫画本に変える力を持つ魔物。『吉凶戦士オマモリ隊』に登場するノロイ隊を使ってガッシュ達を倒そうとする。ガッシュ達に立ち向かうがソーマに魔本を燃やされ魔界に送還された。
  • 呪文
1. アニムト
本を小さな「本のモンスター」に変える。
2. リガロ・アニムク
対象を漫画本に変える。なお、漫画本にされた人々(または魔物など)はブックカバーを取ると元に戻る。心の力の消耗が激しく、連続使用は困難。
3. ビルデ・アニムガ
本を「本のモンスター」に変える(自身の魔本も例外ではない)。
佐久間菜須香(さくま なすか)
ビブリオの本(ネズミ色)の持ち主。漫画家志望の大学生。大の漫画好きでゲーム中に出てきた漫画『吉凶戦士オマモリ隊』の大ファン。

ソーマペア

ソーマ
『魔界のブックマーク』のラスボスであり、骨を利用した術を使う魔物。巫女風の魔物・ココメロの正体。残酷な性格をしている。ビブリオの魔本を燃やし、ガッシュ達を苦しめるが、彼らの活躍により野望は打ち砕かれ、魔界に送還された。
  • 呪文
1. バルデス
地中から、棘型の岩を出現させ攻撃。
2. アムバルク
腕を骨で強化する。
3. バルシルド
骨で作り出した全方位の盾を出す。
4. バルク
ドリル型の骨で強化し突撃する。
5. バルセン
ドリル型の骨を落下させて攻撃する。
6. バルト・デストラーダ
巨大な髑髏を出現させ広範囲に攻撃する。
  • 「記録のしおり」を用いた呪文
    詳細はそれぞれのリンク先を参照。
1. ギガノ・ドルク
姿を変容・巨大化させ、強化する。
2. ザケル
3. ギガ・ラ・セウシル
4. ザケルガ
5. サイス
ティオと違い複数の刃を放つことができる。
6. ポルク
腕だけを刃物に変身させて攻撃する。
7. バオウ・ザケルガ
8. ディカポルク
国枝光博(くにえだ みつひろ)
ソーマの本(濃い赤)の持ち主。通称クニミツ。関西出身のミュージシャン。相当臆病な性格。

ノロイ隊

ビブリオの術で生み出された、本のモンスター達。実は伊熊虎虎作の漫画『吉凶占師オマモリ隊』に登場する敵役。漫画では、人間を呪いで支配し世界を征服するのが目的という設定になっている。

ギャルミ
水晶占いの使い手。占いで必ず「凶」を出し、その占い結果を「呪い」として占った相手を攻撃できる。実は菜須香が伊熊に送ったイラストが『吉凶占師オマモリ隊』に掲載されたもの。モデルは菜須香自身。
ベルーバ
凶殺四天王の一人。鐘のような外見をしており、ダンジョンを作る能力を持つ。
ジーリオ
凶殺四天王の一人。ガッシュ達に気を使うなど、根から悪人ではない。時を操る力を持つ。
マスネー
凶殺四天王の一人。ガッシュ達の幻覚を作る能力を持つ。
ネーロ
凶殺四天王の一人。残留思念を実体化する能力を持つ。腕の数珠を操って攻撃する。一度ガッシュ達に敗れるもネオネーロとして復活する。数十個の数珠の内、一つの赤い数珠がネオネーロの実体である。
バイオラ
吉凶占師の一人であり、凶殺四天王のボス。戦いに敗れた凶殺四天王を再生する力を持つ。
プロフォルート
吉凶占師の一人。男勝りな性格。とてつもない怪力の持ち主。
アカーシャ
吉凶占師の一人。光球を放って攻撃する。
ユーフォリア&スーフェリア
吉凶占師である姉妹。緑髪のポニーテールで左目に金の眼帯をしているのが姉のユーフォリア、赤髪のショートヘアで右目に銀の眼帯をしているのが妹のスーフェリア。ユーフォリアは魔術を、スーフェリアは体術を得意とする。
ボダイジュ
吉凶占師の一人であり、ノロイ隊のボス。骨のような形をした肩のパーツで攻撃する。
神殺星
星のような形をした怪物。『吉凶占師オマモリ隊』では、ボダイジュの力により凶殺四天王が合体して生まれるモンスターという設定になっている。そのためか凶殺四天王の技を使う。

その他(ゲーム版)

伊熊虎虎(いくま とらこ)
漫画『吉凶占師オマモリ隊』の作者。恵のファンらしい。モデルは作者である雷句誠

『うなれ!友情の電撃』シリーズ

雷句先生
声 - 金丸淳一
作者である雷句誠の自画像そのもの。バルカン3000やナオミちゃんと共にペアを組んで戦う。魔本を持たないのに何故か心の力を使うことが出来る。攻撃は「Gペンアタック!!」。後の『金色のガッシュベル!! ザ・カードバトル for GBA』『うなれ!友情の電撃 ドリームタッグトーナメント』にも登場。
バルカン3000
雷句先生のパートナーの1人。外見はガッシュが清麿に作ってもらったバルカン300にそっくりだが、自力で動くことが出来るばかりではなく、ミサイルドリルなどを出したり、フェニックスのような姿に変身することも出来る戦闘ロボットと化している。ゲーム中最強のキャラとの噂もある。『うなれ!友情の電撃 ドリームタッグトーナメント』では3体のバルカンが登場(数字はどれも300)。
ヒーローババーン
声 - 置鮎龍太郎
雷句誠の作品『哀愁戦士ヒーローババーン』の登場人物。雷句先生が戦いに勝つとどこからか現れて一緒に勝利を喜ぶ。

『ザ・カードバトル for GBA』

キレ麿
声 - ?
ガッシュにカードのやり方を教えた人物。カードに詳しいらしい。
マコマコ博士
声 - ?

脚注

  1. ^ 優しいコルルを魔物の王を決める戦いに参加させるために植えつけられたものではないかと推測されていたが、作者のブログにて、「ゼルク」で現われる人格は本当はコルルに眠る別の側面にして素質であり、外部から植え付けられたものではないことが明らかになった。
  2. ^ 鎧には時計が組み込まれている。
  3. ^ アースの回想に登場したが、アースがガニーに襲われた際にエリーが彼を助けるため初めて使用した術なので第一の術である。
  4. ^ アースは病室の窓の鍵を外から剣先で切断して侵入しようとしていたが、事情を知らない他人から見れば明らかに不審者であり、エリーはそれを見て泣いていた。
  5. ^ 英語が苦手なスズメが発着場所を取り違えて日本に向かう便と思って乗ったものが実際は日本からの出発便だった為。なお、香港-東京間と香港-ロンドン間の航空運賃は同額ではなく、前者と間違えて後者に搭乗した時は違約金として相当の差額を取られる事になる。この事も清麿の頭を痛める原因となる。
  6. ^ ちなみに恵に会った際に、清麿絡みでしてやられたことがある。
  7. ^ ここで主役を張る回数が二番目に多いのはティオであり、更にティオ絡みで恵が三番目に多い。
  8. ^ 現在は「インターミドル」とも称する。
  9. ^ 最終巻のおまけ漫画にて、ついにガッシュに告白したが勿論拒絶された。
  10. ^ 初代と2代目はどうやら破壊されたらしく、清麿の自宅の庭に埋葬されている。映画では初代は清麿がカレーに入れ、2代目はナオミちゃんが潰した設定になっている。
  11. ^ ガッシュ達と戦った際は8つの術を持っており、この時点では確かに多い方である。ちなみに、当時のガッシュの術の数は3つ。
  12. ^ 「ヒゲ」はあくまでニックネームで、本名ではない(これはパピプリオとルーパーの2人からはそう呼ばれていたためであり、『まるかじりブック』でもそう表記されている)。
  13. ^ 魔界に帰る直前に自ら犠牲になるために囮として自身の髪の毛を切ったため。作者によると傷ついた身体や切ってしまった髪の毛は肉体に戻る時に一緒に元の状態に戻すことができるのだが、パティはそれを望まなかったとのこと。
  14. ^ 魔界でのアプローチは、遠間で「おはよう」の旗を掲げてみたりと妙なものが多かったが、ガッシュに好物のブリを手渡すなど直接的な行動もしていた。
  15. ^ 逆に強力な炎を受けると蒸発してしまう欠点も持つ。
  16. ^ ビョンコ本人は最終的にこのクローバーが四葉であったことを忘れており、王を決める戦いの終結後、肉体を与えられた際には三つ葉のままであった。
  17. ^ 他の変形でも変形体操があるらしい。また、当の本人はこの体操をすることを楽しんでいる(台詞より)。
  18. ^ 原作では呪文と共に橋が崩れるシーンしかなく詳細は不明だが、トレーディングカードのイラストでは頭からビームを発射している。
  19. ^ パートナーのエルも例外ではないが、何故か恵だけはその対象にならなかった。
  20. ^ その時隠し持っていたティオのパンツをキャンチョメに渡しており、エルとフォルゴレが想像した王になったモモンの国のイメージはとてつもなくハレンチなイメージだった。
  21. ^ アニメ版では特定の宗教を連想させる服装は表現規制に引っかかるためそれらしい格好に留められており、その点は明確にされていない。
  22. ^ アニメでは旅先で出会っており、下着泥棒をして女性達に追われていたモモンに助けを求められる形になっている。
  23. ^ この杖はゼオンとの戦いで折られ、彼からも「杖術が素人」と言われた。
  24. ^ 「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ7発→清麿が息継ぎ→「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ8発→清麿がファウードの回復液で心の力を回復→「ザケル」「ザケルガ」の組み合わせ7発+止めの「テオザケル」。
  25. ^ 因みにチータは心の力と回復液がもうなくなったため、本を守ることを優先して逃亡していた。
  26. ^ ロデュウによると、昔は男と付き合っていたが酷いことを言われたらしい。
  27. ^ 不気味なデザインだが、本人はチータに似合っていると思っていたらしい。
  28. ^ 清麿には「ベートーベンをバカにするな」と幾度か攻撃を喰らっている。
  29. ^ ガッシュの「バオウ・ザケルガ」による一撃を受けてなお立っていられたが、ベルンの心の力が無くなったため、いも天が食べたいという理由をつけて撤退した。
  30. ^ この鼻は付け鼻らしく、いも天を食べると花が咲くシーンがあった。
  31. ^ ルンとの別れ間際まで喋らずにいたのはただ単に「恥ずかしかったから」という理由による。また、この時の雰囲気からジェデュンもキース同様ファウードの力を得ても性格は変わらなかった模様。
  32. ^ 作中で「シン」の術を複数使用している魔物はガッシュ、ブラゴ、クリアを含めた4体だけである。ただし、そのうちの1つはガッシュの金色の本によるもの。
  33. ^ コミックスの裏ではビールを飲みながら肉を焼いていた。一応彼も魔物の「子供」なのだが、竜族は子供でもアルコール摂取しても問題無く、法律規制も無いとのこと。
  34. ^ 作者は、自身のブログで『ウルトラマン』に登場するゼットンをイメージしてデザインしたと語っている。
  35. ^ コミックス裏では、手の穴からラーメンを吸い上げている様子が描かれている。
  36. ^ この流刑地では魔物は本さえあればパートナー無しでも術を発動できるため、マエストロは自由に術を使用できた。ガッシュ・ブラゴとの決戦場所では、周囲に強力なコイルが存在し、それを利用して自らの術の威力を高めていた。